JP4066976B2 - 車両用電源制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用電源制御装置に係り、特に、車両乗員の車両への乗車時又は車両からの降車時に所定の車載電気負荷への電力供給を開始又は停止するうえで好適な車両用電源制御装置に関する。
従来より、車両が停止する駐車中に電気負荷への電力供給を行う車両用電源制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この装置においては、車両駐車中における車載バッテリの残存容量が検出される。そして、その残存容量が所定値以下まで低下すると、車載バッテリから電力供給が行われていた電気負荷への電力供給が遮断される。このため、上記の装置によれば、車両の駐車中における車載バッテリのバッテリ上がりを防止することが可能となっている。
特開2003−226207号公報
ところで、一般に、車両に搭載されるラジオやCDプレーヤ,ナビゲーション装置などの電気負荷は、車両乗員によりイグニションスイッチが少なくともアクセサリオン状態に操作されない限り電源供給されない。しかし、車両乗員が車両へ乗車する際にはイグニションスイッチをオン操作する前においても、また、車両から降車する際にはイグニションスイッチをオフ操作した後においても、車両乗員が上記の如き各種の電気負荷の作動を希望することもある。
一方、車両が停止する駐車中は、車両盗難を防止するためのセキュリティシステムや、車載機と乗員の携帯する携帯機との無線通信による認証照合に基づいて施錠されている車両ドアを解錠させるためのシステムなどが作動して待機状態にあるため、車両において多くの暗電流が流れる。この点、このようなシステムが待機状態にある状況下で更にこのシステムとは別の電気負荷が電力供給されて作動することとなると、車載バッテリがバッテリ上がりを起こし易くなってしまう。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、車両動力が停止される車両乗員の車両への乗車時又は車両からの降車時に、車載バッテリのバッテリ上がりを生じさせない範囲で、所定の車載電気負荷の作動を確保することが可能な車両用電源制御装置を提供することを目的とする。
上記の目的は、車両乗員の車内への乗車を検出する乗車検出手段と、前記乗車検出手段により前記乗車が検出されたときに、所定の記憶媒体にデータとして記憶されている音声又は映像を車内に出力する出力装置への電力供給を開始して、該出力装置による出力を開始する出力再生手段と、車両動力の始動操作を検出する始動操作検出手段と、前記出力再生手段により前記出力装置による出力が開始された後、前記始動操作検出手段により前記始動操作が検出されたときに、該出力装置への電力供給を停止して、該出力装置による出力を停止する出力停止手段と、を備える車両用電源制御装置により達成される。
この態様の発明において、車両乗員の車内への乗車が検出されると、所定の記憶媒体にデータとして記憶されている音声又は映像を車内に出力する出力装置への電力供給が開始されて、その出力が開始される。またその後、車両動力の始動操作が検出されると、その出力装置への電力供給が停止されて、その出力が停止される。従って、本発明によれば、車両乗車時から車両動力の始動操作時まで出力装置を作動させて音声又は映像を車内に出力することが可能となっている。
また、上記の目的は、車両乗員の車内への乗車を検出する乗車検出手段と、前記乗車検出手段により前記乗車が検出されたときに、所定の記憶媒体にデータとして記憶されている音声又は映像を車内に出力する出力装置への電力供給を開始して、該出力装置による出力を開始する出力再生手段と、前記出力装置とは異なる別の装置に対する出力操作を検出する出力操作検出手段と、前記出力再生手段により前記出力装置による出力が開始された後、前記出力操作検出手段により前記出力操作が検出されたときに、該出力装置への電力供給を停止して、該出力装置による出力を停止する出力停止手段と、を備える車両用電源制御装置により達成される。
この態様の発明において、車両乗員の車内への乗車が検出されると、所定の記憶媒体にデータとして記憶されている音声又は映像を車内に出力する出力装置への電力供給が開始されて、その出力が開始される。またその後、この出力装置とは異なる別の装置に対する出力操作が検出されると、出力装置への電力供給が停止されて、その出力が停止される。従って、本発明によれば、車両乗車時から別の装置に対する出力操作時まで出力装置を作動させて音声又は映像を車内に出力することが可能となっている。
尚、上記した車両用電源制御装置において、前記乗車検出手段は、車両ドアの解錠後の開放操作を前記乗車として検出することとすればよい
更に、上記の目的は、車両動力の停止操作を検出する停止操作検出手段と、前記停止操作検出手段により前記停止操作が検出されたときに、所定の記憶媒体にデータとして記憶されている音声又は映像を車内に出力する出力装置への電力供給を開始して、該出力装置による出力を開始する出力再生手段と、車両乗員の車外への降車を検出する降車検出手段と、前記出力再生手段により前記出力装置による出力が開始された後、前記降車検出手段により前記降車が検出されたときに、該出力装置への電力供給を停止して、該出力装置による出力を停止する出力停止手段と、を備える車両用電源制御装置により達成される。
この態様の発明において、車両動力の停止操作が検出されると、所定の記憶媒体にデータとして記憶されている音声又は映像を車内に出力する出力装置への電力供給が開始されて、その出力が開始される。またその後、車両乗員の車外への降車が検出されると、その出力装置への電力供給が停止されて、その出力が停止される。従って、本発明によれば、車両動力の停止操作時から車両降車時まで出力装置を作動させて音声又は映像を車内に出力することが可能となっている。
尚、上記した車両用電源制御装置において、前記降車検出手段は、車両のイグニションオフ後における車両ドアの開放操作後の閉じ操作を前記降車として検出することとすればよい。
尚、上記した車両用電源制御装置において、前記所定の記憶媒体に記憶される音声又は映像は、車外から車載通信機を介してダウンロードされたものであることとしてもよい。
また、上記した車両用電源制御装置において、前記出力装置は、常時作動する電子制御ユニットにより電力供給が制御される一群の電気負荷からなることとすればよい。
また、上記した車両用電源制御装置において、車載バッテリの残存容量が所定値以下であるか否かを判別する残存容量判別手段と、前記出力再生手段により前記出力装置への電力供給が開始されるとき又は開始された後に、前記残存容量判別手段により前記残存容量が前記所定値以下であると判別される場合、前記出力装置への電力供給を禁止する電力供給禁止手段と、を備えることとすれば、バッテリ上がりを生じさせない範囲で車両乗車時から又は車両降車時まで出力装置を作動させて音声又は映像を車内に出力することができる。
本発明によれば、車両乗車時から始動操作又は別の装置に対する出力操作まで出力装置から音声又は映像を車内へ出力する機能を実現することができる。また、車両動力の停止操作時から車両降車時まで出力装置から音声又は映像を車内へ出力する機能を実現することができる。上記した機能をバッテリ上がりを生じさせない範囲で実現することができる。また、車外から車載通信機を介してダウンロードされた音声又は映像を車内へ出力することができる
図1は、本発明の一実施例である車両に搭載されるシステムの構成図を示す。また、図2は、本実施例のシステムの有する電源マネジメントシステムと電気負荷との関係を表す図を示す。本実施例のシステムは、車両用電源制御装置10を備えている。車両用電源制御装置10は、各種の電気負荷(電気機器)へ電源供給を行うタイミングなどを制御する制御回路12を備えている。制御回路12は、車両が不使用状態(すなわち、イグニションオフ状態)にあっても、車両に対する盗難行為を監視する状態にあっても、また、乗員の携帯する携帯機との無線通信による認証照合結果に基づいて車両ドアの解錠を行い得る状態にあっても、常時作動する電子制御ユニットである。
図1に示す如く、制御回路12には、イグニションスイッチ14に接続するIG検出回路16が接続されている。イグニションスイッチ14は、車両の使用状態として、オフ状態とアクセサリオン状態とイグニションオン状態とスタータオン状態との4段階の切替位置を有しており、車両乗員により切替操作可能である。IG検出回路16は、イグニションスイッチ14の状態を検出し、その情報を制御回路12に供給する。制御回路12は、IG検出回路16から供給される情報に基づいてイグニションスイッチ14の状態を検知する。
制御回路12には、また、ドア開閉スイッチ18及びドア施解錠検出回路20に接続する乗車・降車検出回路22が接続されている。ドア開閉スイッチ18は、車両に設けられた車両ドアごとに配設されたカーテシスイッチであり、車両ドアの開閉状態に応じた信号を乗車・降車検出回路22に対して出力する。また、ドア施解錠検出回路20は、車外において車両乗員の携帯する携帯機と車載機との無線通信による認証照合の結果に従って、車外において車両乗員の携帯する車両キーの遠隔的な施解錠操作に従って、或いは、車両ドアに設けられたドアキーシリンダに差し込まれた車両キーの機械的な施解錠操作に従って、車外においてすべての車両ドアが施錠されたか或いは何れかの車両ドアが解錠されたか否かを検出し、その情報を乗車・降車検出回路22に対して供給する。乗車・降車検出回路22は、ドア開閉スイッチ18からの信号に基づいて車両ドアの開閉状態を検出し、また、ドア施解錠検出回路20から供給される情報に基づいて車両ドアの施解錠状態を検出し、そして、これらの検出結果に基づいて車両の乗員が自車両へ乗車するか否か及び乗員が自車両から降車するか否かをそれぞれ検出する。
具体的には、乗車・降車検出回路22は、車両ドアが車外において施錠状態から解錠状態に切り替わった後に開放された場合には、車両乗員が自車両へ乗車すると判定し、また、車両ドアが一旦開放されてから閉じられた後に車外において解錠状態から施錠状態に切り替わった場合には、車両乗員が自車両から降車したと判定する。乗車・降車検出回路22の検出結果は、制御回路12に供給される。制御回路12は、乗車・降車検出回路22の検出結果に基づいて、車両乗員の車両への乗車及び車両からの降車を判定する。
制御回路12には、また、車載オーディオ機器24、及び、該車載オーディオ機器24と車載バッテリ26との間に介在する電源マネジメント回路28が接続されている。車載オーディオ機器24には、車両乗員の乗車時及び降車時に主に車内スピーカから再生出力するバックグランドミュージック(BGM)データを記憶するハードディスクやDVD,CDなどのBGM記憶装置30が接続されている。BGM記憶装置30は、制御回路12に接続されている。また、制御回路12には、BGM登録/変更装置32が接続されている。
BGM登録/変更装置32は、所定の情報センタと無線通信接続する通信機を有しており、車両乗員の操作に従ってその所定の情報センタから所望のBGMデータをダウンロードする。BGM登録/変更装置32は、車両乗員の操作に従って、情報センタからダウンロードしたBGMを用いてBGM記憶装置30にデータとして記憶されるBGMの曲目を登録し又は変更する装置であると共に、BGM記憶装置30に記憶されたBGMの再生を許可するか禁止するかを切り替える装置である。尚、BGM登録/変更装置32がBGM記憶装置30にデータとして記憶させるBGMは、情報センタからダウンロードしたものに限らず、車両乗員が車両に持ち込んだDVDやCD,MD,カセットテープなどから取り込んだものであってもよい。制御回路12は、BGM登録/変更装置32によるBGMの登録/変更指示に従って、BGM記憶装置30にデータとして記憶されるBGMの登録/変更を行う。
制御回路12は、後に詳述する如く適当なタイミングで、車載オーディオ機器24に車載バッテリ26から電源が供給され、かつ、その車載オーディオ機器24が起動されるように、電源マネジメント回路28に対して車載オーディオ機器24への電源供給を指示しまた車載オーディオ機器24に対して再生出力を指示する。車載オーディオ機器24は、車載バッテリ26から電源供給されかつ起動されると、車内スピーカからラジオやCD,BGMなどの音楽や音声を出力すると共に、場合によっては車内ディスプレイに映像を出力する。
図2に示す如く、本実施例のシステムにおいて、車両に搭載される電気負荷は、上記した車載オーディオ機器24のうちBGM記憶装置30からBGMを読み出して再生出力する部分及びその部分を作動させるのに必要な機器(BGM記憶装置30を作動させる機器を含む)の一群(グループA)と、車載オーディオ機器24のうちラジオやCD,MDを再生出力する部分及びその部分を作動させるのに必要な機器の一群(グループB)と、車載エンジンの電装機器(EFI)など及びそれらを作動させるのに必要な機器の一群(グループC)と、に区分けされている。グループAとグループBとグループCとは、互いに車載バッテリ26から電源供給されるタイミングの異なる電気負荷のグループであり、同一グループ内では車載バッテリ26から電源供給されるタイミングの一致する電気負荷のグループである。
尚、かかるA〜Cのグループ分け以外に、更に、車両に対する盗難行為の監視状態(具体的には、イグニションオフ状態ですべての車両が閉じられかつ施錠されている状態)において侵入センサなどを用いて盗難行為が検出された際にホーンやブザー,ランプなどのアラーム出力を行う警報機、情報センタや正規の車両乗員に盗難行為を通報する通信機、及び盗難行為を撮影するカメラなど、並びにそれらを作動させるのに必要な機器の一群(グループD)を設けることとしてもよい。
上記した制御回路12は、BGM記憶装置30に記憶されたBGMの再生が許可されている場合にのみ、適当なタイミングで、グループAの電気負荷に車載バッテリ26から電源が供給されかつそのグループAが起動されるように、電源マネジメント回路28に対してグループAへの電源供給を指示すると共にグループAに対して起動を指示する。また、グループAにおけるタイミングとは異なるタイミングで、グループBの電気負荷に車載バッテリ26から電源が供給されかつそのグループBが起動されるように、電源マネジメント回路28に対してグループBへの電源供給を指示すると共にグループBに対して起動を指示する。更に、グループA及びBにおけるタイミングとは異なるタイミングで、グループCの電気負荷に車載バッテリ26から電源が供給されかつそのグループCが起動されるように、電源マネジメント回路28に対してグループCへの電源供給を指示すると共にグループCに対して起動を指示する。
電源マネジメント回路28は、車載バッテリ26の端子間電圧や車載バッテリ26に流れる電流,バッテリ温度などのバッテリ状態に基づいて車載バッテリ26の残存容量を検知する機能を有し、また、その検知した車載バッテリ26の残存容量が所定値以下であるか否かを判定する機能を有している。尚、この所定値は、車載エンジンを停止状態から始動させるのに最低限必要な車載バッテリ26の残存容量である。電源マネジメント回路28は、制御回路12から車載バッテリ26から電気負荷への電源供給の指示を受けた場合、原則として、その電気負荷へ車載バッテリ26からの電源供給を行うが、その車載バッテリ26の残存容量が所定値以下であるときには、その電源供給を禁止する。
次に、図3乃至図6を参照して、本実施例の車両用電源制御装置10の動作について説明する。
図3は、車両乗員の車両に対する位置・動作と電気負荷の各グループA〜Cに対する電源供給との関係を表したタイムチャートの一例を示す。図4は、車載バッテリ26の容量低下が生じた場合のタイムチャートの一例を示す。また、図5は、車両に乗車する車両乗員の車両に対する位置・動作と車載オーディオ機器24のBGM再生部分に対する電源供給との関係を表したタイムチャートの一例を示す。図6は、車両から降車する車両乗員の車両に対する位置・動作と車載オーディオ機器24のBGM再生部分に対する電源供給との関係を表したタイムチャートの一例を示す。
本実施例のシステムにおいて、制御回路12は、車両乗員が車外から不使用状態(イグニションオフ状態)にある車両の車内へ入る場合、具体的には、乗車・降車検出回路22の検出結果に基づいて何れかの車両ドアが施錠状態から解錠状態に切り替わった後に開放されることにより車両乗員が車両に乗車すると判定した場合、電源マネジメント回路28に対して車載バッテリ26からグループAへ電源供給を行うように指示すると共に、車載オーディオ機器24に対してBGM記憶装置30に記憶されているBGMを再生出力するように指示する(図3及び図5参照)。この場合、車載オーディオ機器24は、車載バッテリ26から電源供給される状態となり、BGM記憶装置30からBGMの曲目を読み出してそのBGMの再生出力を開始する。
その後、制御回路12は、車両に乗車した車両乗員がイグニションスイッチ14をアクセサリオン操作した場合、具体的には、IG検出回路16の検出結果に基づいてイグニションスイッチ14がオフ状態からアクセサリオン状態へ切り替わったと判別した場合、電源マネジメント回路28に対してグループAへの電源供給を停止するように指示し、更に、電源マネジメント回路28に対して車載バッテリ26からグループBへ電源供給を行うように指示する(図3及び図5参照)。この場合、車載オーディオ機器24は、車載バッテリ26から電源供給される状態を維持するが、BGM記憶装置30に記憶されたBGMの再生出力を停止する一方で、ラジオやCDなどが車両乗員の操作によって作動可能状態にあるときにはその音楽や音声の出力を開始する。
そして更に、制御回路22は、イグニションスイッチ14がアクセサリオン状態にある状況下で、車両乗員がイグニションスイッチ14をイグニションオン操作した場合、具体的には、IG検出回路16の検出結果に基づいてイグニションスイッチ14がアクセサリオン状態からイグニションオン状態へ切り替わったと判別した場合、電源マネジメント回路28に対してグループBに加えてグループCへ電源供給を行うように指示すると共に、グループCに対して作動するように指示する(図3及び図5参照)。この場合、車載オーディオ機器24は、イグニションスイッチ14がアクセサリオン状態にある場合と同様に、車載バッテリ26から電源供給される状態となり、ラジオやCDなどが作動可能状態にあるときにはその音楽や音声を出力すると共に、車載エンジンの電装機器は、車載バッテリ26から電源供給される状態となり、エンジンを始動し得る状態となる。
次に、制御回路12は、イグニションスイッチ14がイグニションオン状態にある状況下で車両乗員がイグニションスイッチ14をイグニションオン状態からアクセサリオン状態へ切り替え操作した場合、具体的には、IG検出回路16の検出結果に基づいてイグニションスイッチ14がイグニションオン状態からアクセサリオン状態へ切り替わったと判別した場合、電源マネジメント回路28に対してグループCへの電源供給を停止するように指示する(図3参照)。この場合、車載エンジンの電装機器は、車載バッテリ26から電源供給されない状態となり、エンジン停止状態になると共に、車載オーディオ機器24は、ラジオやCDなどの音楽等を出力し得る状態になる。
その後、制御回路12は、イグニションスイッチ14がイグニションオン状態にある状況下で車両乗員がイグニションスイッチ14をオフ状態に切り替え操作した場合、具体的には、IG検出回路16の検出結果に基づいてイグニションスイッチ14がアクセサリオン状態からオフ状態へ切り替わったと判別した場合、電源マネジメント回路28に対してグループBへの電源供給を停止するように更に車載バッテリ26からグループAへ電源供給を行うように指示すると共に、グループAに対して作動するように指示する(図3及び図6参照)。この場合、車載オーディオ機器24は、ラジオやCDなどの音楽に代わって、車載バッテリ26から電源供給される状態でBGM記憶装置30に記憶されたBGMの再生出力を開始する。
そしてその後、制御回路12は、車両乗員が車外へ出た場合、具体的には、乗員・降車検出回路22の検出結果に基づいて何れかの車両ドアが開放されてから閉じられた後にすべての車両ドアが解錠状態から施錠状態に切り替わることにより車両乗員が車両から降車したと判定した場合、電源マネジメント回路28に対してグループAへの電源供給を停止するように指示する(図3及び図6参照)。この場合、車載オーディオ機器24は、車載バッテリ26から電源供給されない状態となり、BGM記憶装置30に記憶されたBGMの再生出力を停止する。
尚、電源マネジメント回路28は、上述の如く、制御回路12から車載バッテリ26から電気負荷へ電源供給を行うように指示を受けた場合、車載バッテリ26の残存容量が所定値を超えているときには、その電気負荷へ車載バッテリ26からの電源供給を行うが、その車載バッテリ26の残存容量が所定値以下であるときには、その電源供給を禁止する。例えば、図4に示す如く、車両乗員の車両への乗車時に制御回路12からグループA(具体的には、車載オーディオ機器24のBGM再生部分)への電源供給を行うように指示された場合、その時点では車載バッテリ26の残存容量が所定値を超えていたため、一旦は車載バッテリ26からグループAへ電源供給を行うが、その後、車載バッテリ26の残存容量が所定値以下に低下したときには、そのグループAへの電源供給を禁止する。そして、その後、制御回路12からグループC(具体的には、車載エンジンの電装機器)への電源供給を指示された場合には、車載バッテリ26からグループCへ電源供給を行い、車載エンジンの電装機器を車載バッテリ26から電源供給される状態にしてエンジン始動を可能とする。
このように、本実施例のシステムにおいては、イグニションスイッチ14のアクセサリオン状態及びイグニションオン状態において通常どおり、車載オーディオ機器24のラジオ等の出力部分や車載エンジンの電装機器を、車載バッテリ26からの電源供給により作動状態にすることができる。また、イグニションスイッチ14がアクセサリオン状態になる前、車両乗員の車両への乗車時には、車載オーディオ機器24のBGM再生部分を自動的に車載バッテリ26からの電源供給により作動状態にすることができる。更に、イグニションスイッチ14がオン状態からオフ状態に切り替わった後、車両乗員の車両からの降車時には、車載オーディオ機器24のBGM再生部分を自動的に車載バッテリ26からの電源供給により作動状態にすることができる。
すなわち、イグニションスイッチ14がオフ状態にありかつ車両ドアが施錠されている車両に対して車両乗員が車外で車両ドアを解錠して車両ドアを開放すると、その乗車直後から車両乗員がイグニションスイッチ14をオフ状態からアクセサリオン状態へ切り替える前においても、車載オーディオ機器24が自動的に電源供給されて、車内スピーカからBGM記憶装置30に記憶されたBGMが自動的に再生出力される。そして、そのBGMの再生出力は、車両乗員がイグニションスイッチ14をアクセサリ状態へ切り替えるまで継続される。
また、イグニションスイッチ14がオン状態にある車両に対して車両乗員がイグニションスイッチ14をオン状態からオフ状態へ切り替えると、その直後から車載オーディオ機器24が自動的に電源供給されて、車内スピーカからBGM記憶装置30に記憶されたBGMが自動的に再生出力される。そして、そのBGMの再生出力は、車両乗員が車両ドアを開放して閉じた後にすべての車両ドアを施錠する車両降車時まで継続される。
車両乗車時において車両乗員が車載オーディオ機器24による音楽や音声の出力を希望するとき、通常はイグニションスイッチ14がオン操作されるまでその出力を実現させることは不可能であるが、本実施例の如くBGMの自動的な再生が行われれば、イグニションスイッチ14がオン操作される前においてその出力を実現させることは可能であり、車載オーディオ機器24からBGMを再生するうえでイグニションスイッチ14をオン操作することは不要である。また、車両降車時において車両乗員が車載オーディオ機器24による音楽や音声の出力を希望するとき、通常はイグニションスイッチ14がオフ操作された後はその出力を実現させることは不可能であるが、本実施例の如くBGMの自動的な再生が行われれば、イグニションスイッチ14のオフ操作後においてその出力を実現させることは可能である。
このため、本実施例のシステムによれば、車両乗車時にはイグニションオン操作前においてBGMの再生出力によって車両に乗車する乗員を迎え入れる演出効果を実現することができ、また、車両降車時にはイグニションオフ操作後においてBGMの再生出力によって車両から降車する乗員を送り出す演出効果を実現することができ、これにより、車両乗降時における乗員に対する車両側からのもてなしによって車両を使用するうえでの快適性を付与することが可能となっている。
尚、車両乗車時に再生されるBGMの曲目と車両降車時に再生されるBGMの曲目とは、同一であってもよいし異なるものであってもよいが、両曲目を異なるものとすれば、車両乗員に対するもてなしの演出効果を更に効果的に発揮させることが可能となる。尚,この際、乗車時及び降車時それぞれのBGMの曲目の設定は、BGM登録/変更装置32への操作に従って行うこととすればよい。
また、一般に、車両に搭載される車両盗難を防止するためのセキュリティシステムや車載機と乗員の携帯する携帯機との無線通信による認証照合に基づいて施錠中の車両ドアを解錠させるためのいわゆるスマートエントリシステムなどは、イグニションオフ状態ですべての車両ドアが閉じられかつ施錠されている車両駐車中に作動して待機状態となるため、かかる車両駐車中は車両に多くの暗電流が流れる。
これに対して、本実施例において、車載オーディオ機器24によるBGM記憶装置30からのBGMの再生は、(1)車両乗車時から、具体的には、何れかの車両ドアが施錠状態から解錠状態に切り替わった後に開放された時から、イグニションスイッチ14がオン操作される時まで行われると共に、(2)イグニションスイッチ14がオフ操作された時から、車両降車時まで、具体的には、何れかの車両ドアが一旦開放されてから閉じられた後に解錠状態から施錠状態に切り替わる時まで行われる。
この点、本実施例において、車載オーディオ機器24によるBGMの再生は、上記のセキュリティシステムやスマートエントリシステムが待機状態にないタイミング、すなわち、車両の暗電流が増大しないタイミングで行われると共に、車両乗員がそのBGMを車内で聴くことのできるタイミングで行われる。このため、本実施例のシステムによれば、エンジンが停止される車両駐車時に、車両に搭載された電気負荷全体での単位時間当たりの消費電力が著しく過大になることはなく、また、BGM再生に起因して不必要に長い期間車載バッテリ26から電力を持ち出すことはなく、従って、車載バッテリ26のバッテリ上がりを抑制することが可能となっている。
また、本実施例においては、車両乗車時に車載オーディオ機器24のBGM再生部分への電源供給の条件が成立する場合或いは成立した後においても、車載バッテリ26の残存容量がエンジンを最低限始動できる程度にまで低下するときには、その車載オーディオ機器24への電源供給は行われず、BGMの再生出力は行われない。このため、エンジンの始動性を必要最小限だけ確保しつつ、車載オーディオ機器24によるBGM再生に起因した車載バッテリ26のバッテリ上がりを防止することが可能となっている。
従って、本実施例のシステムによれば、車載バッテリ26のバッテリ上がりを生じさせない範囲で、車両乗車時からイグニションオン操作時まで、及び、イグニションオフ操作時から車両降車時まで、車両乗員の操作によることなく自動的に車載オーディオ機器24によるBGM再生出力を確保することができる。これにより、車載バッテリ26が有効に作動する限りにおいて、車両乗車時イグニションオン操作前における車両乗員の迎え入れ演出、及び、車両降車時イグニションオフ操作後における車両乗員の送り出し演出を機能させることが可能となっている。
尚、上記の実施例においては、車載オーディオ機器24のBGM再生部分(グループA)が特許請求の範囲に記載した「所定の車載電気負荷」及び「出力装置」に、BGM記憶装置30が特許請求の範囲に記載した「所定の記憶媒体」に、それぞれ相当している。
また、制御回路12が、乗車・降車検出回路22の検出結果に基づいて車両乗員の車両への乗車を検出することにより特許請求の範囲に記載した「乗車検出手段」が、乗車・降車検出回路22の検出結果に基づいて車両乗員の車両からの降車を検出することにより特許請求の範囲に記載した「降車検出手段」が、IG検出回路16の検出結果に基づいてイグニションスイッチ14のアクセサリオン状態を検出することにより特許請求の範囲に記載した「始動操作検出手段」が、IG検出回路16の検出結果に基づいてイグニションスイッチ14のオフ状態を検出することにより特許請求の範囲に記載した「停止操作検出手段」が、車両乗車を検出した場合又はイグニションスイッチ14のオフ状態を検出した場合に電源マネジメント回路28に対して車載バッテリ26から車載オーディオ機器24のBGM再生部分への電源供給を行うように指示すると共に、車載オーディオ機器24に対してBGM記憶装置30に記憶されているBGMを再生出力するように指示することにより特許請求の範囲に記載した「出力再生手段」が、イグニションスイッチ14のアクセサリオン状態を検出した場合又は車両降車を検出した場合に電源マネジメント回路28に対して車載バッテリ26から車載オーディオ機器24のBGM再生部分への電源供給を停止するように指示することにより特許請求の範囲に記載した「出力停止手段」が、それぞれ実現されている。
更に、電源マネジメント回路28が、車載バッテリ26のバッテリ状態に基づいて検知した残存容量が車載エンジンを停止状態から始動させるのに最低限必要な所定値以下であるか否かを判別することにより特許請求の範囲に記載した「残存容量判別手段」が、制御回路12からの指示に従って、車両乗車時に車載バッテリ26から車載オーディオ機器24のBGM再生部分への電源供給を開始すること、及び、車両降車時に車載バッテリ26から車載オーディオ機器24のBGM再生部分への電源供給を停止することにより特許請求の範囲に記載した「電力供給制御手段」が、制御回路12からの指示にかかわらず、車載バッテリ26の残存容量が所定値以下である場合に車載バッテリ26から車載オーディオ機器24のBGM再生部分への電源供給を禁止することにより特許請求の範囲に記載した「電力供給禁止手段」が、それぞれ実現されている。
ところで、上記の実施例においては、車両ドアの開閉状態と施解錠状態とに基づいて、車両乗員の車両への乗車及び車両からの降車を判定することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、それらの判定を、着座センサなどを利用して車両シートに乗員が着座したか否か或いは離座したか否かに基づいて、また、バックルスイッチなどを利用してシートベルトが装着されたか否か或いはその装着が解除されたか否かに基づいて行うこととしてもよい。
また、上記の実施例においては、車両乗車時に車載オーディオ機器24からBGMの再生出力を開始するタイミングを、車両ドアが車外において施錠状態から解錠状態に切り替わった後に開放された時点とすることとしているが、車両乗車時にBGMを再生出力するタイミングはこれに限定されるものではなく、車両乗員が車外において車両に接近してから乗車しイグニションスイッチをアクセサリオン操作するまでであれば何れの時点であってもよい。例えば、車外において車両ドアが施錠状態から解錠された時点や、車外において車両乗員の携帯する携帯機と車載機との無線通信による認証照合の結果に基づいて車両ドアが施錠状態から解錠される場合には車両乗員が車両にある程度の距離まで接近した時点、車両乗員が車両に乗り込んだ後に車両シートに着座した時点、車両乗員が車両シートに着座した後にシートベルトを装着した時点などであってもよい。
また、上記の実施例においては、車両乗車時に車載オーディオ機器24から再生出力が開始されたBGMの再生出力を停止するタイミングを、イグニションスイッチ14がアクセサリオン状態となった時点とすることとしているが、車両乗車時にBGMの再生出力を停止するタイミングはこれに限定されるものではなく、車載オーディオ機器24からBGMの再生出力が開始された後であればよく、例えば、イグニションスイッチ14がイグニションオン状態となった時点や、車両乗員が車両に乗り込んだ後に車両シートに着座した時点、車両乗員が車両シートに着座した後にシートベルトを装着した時点、イグニションスイッチ14がアクセサリオン状態になった後に車載オーディオ機器24に対してラジオやCD等による音楽等の出力操作が行われた時点、BGMの再生出力開始後に所定時間が経過した時点などであってもよい。この際、車両乗車時におけるBGMの再生出力を、イグニションスイッチ14がアクセサリオン状態になった後に車載オーディオ機器24に対してラジオやCD等による音楽等の出力操作が行われた時点で停止する構成においては、制御回路12がその出力操作を検出することにより特許請求の範囲に記載した「出力操作検出手段」が実現されることとなる。
また、上記の実施例においては、車両降車時に車載オーディオ機器24から再生出力が開始されたBGMの再生出力を停止するタイミングを、何れかの車両ドアが開放されてから閉じられた後にすべての車両ドアが車外において解錠状態から施錠状態に切り替わった時点とすることとしているが、車両降車時にBGMの再生出力を停止するタイミングはこれに限定されるものではなく、車両乗員が車内においてイグニションスイッチをオフ操作してから降車し車両から遠ざかるまでであれば何れの時点であってもよい。例えば、車両乗員がイグニションオフ後にシートベルトの装着を解除した時点や、車両乗員がイグニションオフ後に車両シートから離座した時点、イグニションオフ後に車両ドアが開放されてから閉じられた時点、車外において車両乗員の携帯する携帯機と車載機との無線通信による認証照合の結果に基づいて車両ドアが解錠状態から施錠される場合にはその施錠後車両乗員が車両からある程度の距離を超えて離脱した時点などであってもよい。
また、上記の実施例においては、車両降車時に車載オーディオ機器24からBGMの再生出力を開始するタイミングを、イグニションスイッチ14がオフ状態となった時点とすることとしているが、車両降車時にBGMを再生出力するタイミングはこれに限定されるものではなく、車載オーディオ機器24からBGMの再生出力が停止される前であればよく、例えば、車両乗員がイグニションオフ後にシートベルトの装着を解除した時点や、車両乗員がイグニションオフ後に車両シートから離座した時点、車両ドアが開放された時点などであってもよい。
また、上記の実施例においては、車両乗車時又は車両降車時に、車載オーディオ機器24の所定部位に電源供給を行うと共に、その車載オーディオ機器24からBGM記憶装置30にデータが記憶されたBGMを再生出力するシステムを用いることとしているが、かかるタイミングで電源供給を行う機器はこれに限定されるものではなく、車内ディスプレイに所定の映像を表示し得るシステムや、車両乗車時に電子メールの内容を読み上げ又は車内ディスプレイに表示し得るシステム、車両乗車時に以降のスケジュールを読み上げ又は車内ディスプレイに表示し得るエージェントシステムに適用することも可能である。
更に、通常はイグニションスイッチ14がオフ状態からアクセサリオン状態へ移行した後に電源供給が開始される各種のシステムに対して前倒しして車両乗車時に電源供給を開始することとしてもよく、また、通常はイグニションスイッチ14がオン状態からオフ状態へ移行した後に電源供給が停止される各種のシステムに対して繰り下げて車両降車時に電源供給を停止することとしてもよい。
本発明の一実施例である車両に搭載されるシステムの構成図である。 本実施例のシステムの有する電源マネジメントシステムと電気負荷との関係を表す図である。 車両乗員の車両に対する位置・動作と電気負荷の各グループA〜Cに対する電源供給との関係を表したタイムチャートである。 車載バッテリの容量低下が生じた場合のタイムチャートである。 車両に乗車する車両乗員の車両に対する位置・動作と所定の車載電気負荷に対する電源供給との関係を表したタイムチャートである。 車両から降車する車両乗員の車両に対する位置・動作と所定の車載電気負荷に対する電源供給との関係を表したタイムチャートである。
符号の説明
10 車両用電源制御装置
12 制御回路
14 イグニションスイッチ
16 IG検出回路
18 ドア開閉スイッチ
20 ドア施解錠検出回路
22 乗員・降車検出回路
24 車載オーディオ機器
26 車載バッテリ
28 電源マネジメント回路
30 BGM記憶装置

Claims (8)

  1. 車両乗員の車内への乗車を検出する乗車検出手段と、
    前記乗車検出手段により前記乗車が検出されたときに、所定の記憶媒体にデータとして記憶されている音声又は映像を車内に出力する出力装置への電力供給を開始して、該出力装置による出力を開始する出力再生手段と、
    車両動力の始動操作を検出する始動操作検出手段と、
    前記出力再生手段により前記出力装置による出力が開始された後、前記始動操作検出手段により前記始動操作が検出されたときに、該出力装置への電力供給を停止して、該出力装置による出力を停止する出力停止手段と、
    を備えることを特徴とする車両用電源制御装置。
  2. 車両乗員の車内への乗車を検出する乗車検出手段と、
    前記乗車検出手段により前記乗車が検出されたときに、所定の記憶媒体にデータとして記憶されている音声又は映像を車内に出力する出力装置への電力供給を開始して、該出力装置による出力を開始する出力再生手段と、
    前記出力装置とは異なる別の装置に対する出力操作を検出する出力操作検出手段と、
    前記出力再生手段により前記出力装置による出力が開始された後、前記出力操作検出手段により前記出力操作が検出されたときに、該出力装置への電力供給を停止して、該出力装置による出力を停止する出力停止手段と、
    を備えることを特徴とする車両用電源制御装置。
  3. 前記乗車検出手段は、車両ドアの解錠後の開放操作を前記乗車として検出することを特徴とする請求項1又は2記載の車両用電源制御装置。
  4. 車両動力の停止操作を検出する停止操作検出手段と、
    前記停止操作検出手段により前記停止操作が検出されたときに、所定の記憶媒体にデータとして記憶されている音声又は映像を車内に出力する出力装置への電力供給を開始して、該出力装置による出力を開始する出力再生手段と、
    車両乗員の車外への降車を検出する降車検出手段と、
    前記出力再生手段により前記出力装置による出力が開始された後、前記降車検出手段により前記降車が検出されたときに、該出力装置への電力供給を停止して、該出力装置による出力を停止する出力停止手段と、
    を備えることを特徴とする車両用電源制御装置。
  5. 前記降車検出手段は、車両のイグニションオフ後における車両ドアの開放操作後の閉じ操作を前記降車として検出することを特徴とする請求項記載の車両用電源制御装置。
  6. 車載バッテリの残存容量が所定値以下であるか否かを判別する残存容量判別手段と、
    前記出力再生手段により前記出力装置への電力供給が開始されるとき又は開始された後に、前記残存容量判別手段により前記残存容量が前記所定値以下であると判別される場合、前記出力装置への電力供給を禁止する電力供給禁止手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項記載の車両用電源制御装置。
  7. 前記出力装置は、常時作動する電子制御ユニットにより電力供給が制御される一群の電気負荷からなることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項記載の車両用電源制御装置。
  8. 前記所定の記憶媒体に記憶される音声又は映像は、車外から車載通信機を介してダウンロードされたものであることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項記載の車両用電源制御装置。
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