JP3117651B2 - 車両監視装置 - Google Patents

車両監視装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、車両監視装置に関
するもので、より具体的には、正規の人以外の人が車室
内に侵入してきたことを検出する装置において、降車時
に自動的に監視モードがセットされ、また正規の人が乗
車してきた時には自動的に監視モードが解除されるよう
にした後置きタイプの監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の盗難防止等を図るための車両監視
装置としては、その車両監視装置を車室内の所定位置に
置いておき、自動車を駐車するに際し、その自動車の持
ち主(運転者)が手動操作によりスイッチをオンにした
状態で降車する。すると、監視システム(モード)が稼
働し、各種のセンサで車室内の状態を監視し、人が侵入
してきた場合にそれを検知し、所定の警報を出力するよ
うになっている。一方、正規の人が車室内に侵入する場
合には、予め車外からリモコン操作により監視装置のス
イッチをオフにして車室内の状態の監視モードを解除し
た後、乗車するようになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
従来の車両監視装置では、運転手等の正規の人が監視モ
ードの実行(セット)/解除(リリース)をマニュアル
操作により行わなければならず、その作業が煩雑とな
る。
【0004】しかも、降車時にセットし忘れると監視モ
ードが作動せず、車両監視装置を置いているにも拘ら
ず、車室内への他人の侵入を検出して警報出力すること
ができなくなる。一方、監視モードの解除をし忘れて車
室内に乗車した場合には、警報が発せられてしまう。そ
の場合に、通常は強制解除入力ができて警報を停止する
ことができるものの、警報が鳴ってしまうのはあまり気
持ちのよいものではなく、できるならば正規の運転者等
が乗車するために室内に乗車してきた場合には警報出力
されないようにしてほしいという要求がある。
【0005】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、上記した問題を解決
し、正規の人が乗車したり、降車したりする場合に、そ
の通常行われる行為を検知し、特別な行為を行うことな
く自動的に監視モードの解除(リリース)やセットを行
うことができ、セット及びまたは解除のし忘れを可及的
に抑制し、正常な監視処理を行うことができる車両監視
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明に係る車両監視装置では、車室内の状態を
検出する検出手段と、前記検出手段による検出信号に基
づいて侵入者の有無を判断する状態判定手段と、前記状
態判定手段の判定結果が侵入者ありの時に所定の警報を
出力する出力手段とを備えた車両監視装置を前提とす
る。
【0007】そして、振動センサと磁界センサを設け、
両センサの出力に基づいて正規の人の乗車を検出した場
合に前記警報を出力しないようにしたこの場合の具体
的な検出アルゴリズムとしては、前記振動センサの出力
に基づいてドアの開閉を検出後、一定時間内に磁界セン
サにより所定の磁力を検出した場合に前記正規の人の乗
車と判断するようにすることができる。
【0008】ここで、前記の検出手段と、振動センサ,
磁界センサは、その一部または全部が共通していてもよ
く、或いはそれぞれ別途のものでもよい。なお、実施の
形態では、検出手段は振動センサ7に対応し、一部が共
通することになる。また、このように検出手段は、実施
の形態では振動センサを用いているが、本発明はこれに
限ることはなく、焦電センサや赤外線センサなどによる
侵入者から発せられる熱を検知するものなど種々のもの
を用いることができる。但し、実施の形態のように振動
センサを用いると、部品の共通化が図れる点で好まし
い。
【0009】また、警報を出力しないとは、出力手段を
動作させないこと,状態判定手段による判定結果にかか
わらず侵入者の検出信号を出力しないこと及び状態判定
手段自体を動作させないこと等の他、各種の手法により
実現でき、本発明は結果として警報が出力されなけれ
ば、内部のどの段階で信号(動作)停止がされているか
は問わない。
【0010】係る構成にすると、振動センサにより車室
内への入室(乗車)を検出できる。すなわち、入室の際
にはドアを開閉するため比較的大きな振動(強振動)が
発生するため、係る振動を振動センサにより検出可能と
なる。また、正常な人が乗車してきた場合には、乗車後
にエンジンをかけるため、イグニッションスイッチのO
Nにともない電流が流れ、磁界が発生する。それを磁界
センサで検出できる。つまり、磁界センサの出力を監視
することにより、エンジンがONになったか否かを判断
できる。換言すると、ドアの開閉があった後で、エンジ
ンをかけない場合には、侵入者(正規の人でない)のお
それが高いといえる。このことを利用して、正規の人の
乗車を検出する。
【0011】請求項は、正規の人の乗車を検出し、自
動的に監視の停止(警報出力停止)を行うためのもので
あるが、請求項2,3は逆に降車することにより、自動
的にそれ以後実際の監視処理が実行されるようにしたも
のである。
【0012】すなわち、前提となる装置は上記したもの
と同様で、振動センサを設け、その振動センサの出力に
基づいて正規の人の降車を検出した場合に、前記警報の
出力を許容するようにしたり、或いは、振動センサと磁
界センサを設け、両センサの出力に基づいて正規の人の
降車を検出した場合に、前記警報の出力を許容するよう
にすることができる。
【0013】すなわち、降車する際には、ドアの開閉が
あるため、比較的大きな振動が発生する。その後は、車
室内には人が残らず、またエンジンもOFFになってい
るので、アイドリングなどに伴う微振動もない。よっ
て、振動の変化(有無等)の状態から降車を判断でき
る。これを利用したのが請求項2に記載の発明である。
また、エンジンがOFFになると、当然のことながら電
装関係に電流も流れず、それに伴う磁界も発生しない。
よって、強振動の後に振動がないと降車と判断できる。
これを利用したのが請求項3に記載の発明である。
【0014】なお、警報の出力を許容するとは、実施の
形態では監視モードの実行(セット)のことを意味し、
状態判定手段の動作を開始する(それ以前は停止してい
る)ようにしたが、本発明はこれに限ることはなく、請
求項と同様に、状態判定手段の出力を行う(それ以前
は、判定自体は行っていても検出信号は出力しない)よ
うにしたり、出力手段の動作を開始する(それ以前は、
状態判定手段からの浸入者ありの判定信号があっても出
力手段は動作しない)ようにしてもよい。そして、一般
に、消費電力が大きいのは出力手段であるため、その出
力手段のみの動作を停止するだけでも、好ましい。
【0015】そして、請求項1〜3に記載のいずれの装
置も、正規の人が、通常の乗車/降車する行為を行うだ
けで、それをセンサで検出し自動的に監視装置を稼働さ
せ、警報出力のON/OFF制御を行うことができ(従
来手動により行っていたスイッチのON/OFF処理が
不要となる)、スイッチの入れ忘れによる侵入者の検出
不能やスイッチの切り忘れによる誤警報がされるのを確
実に防止できる。
【0016】また、正規の人の乗車/降車の判断を振動
センサや磁界センサを用いて行っているので、自動車に
実装された各装置とは独立しており、自動車側に影響を
与えることがないばかりか、本装置の設置も単に車両の
所定位置に置くだけで済むので、簡単に行える。
【0017】一方、車両監視装置の駆動電源として
は、蓄電池(一次,二次)や、シガレットライター用の
ソケットを介して供給を受ける自動車のバッテリー等各
種のものを用いることができるが、少なくとも太陽電池
を備えて構成することができる(請求項5)。そのよう
にすると、自動車と分離独立した回路構成をとるととも
に、電池の容量切れに伴う動作不能(電池を交換すれば
よいが係る処理が煩雑)にならず装置の寿命も延びる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1,図2は、本発明に係る車両
監視装置の好適な実施の形態の一例を示している。図1
に示すように、本例では、後付の設置タイプで、筐体1
の天面にソーラーパネル2が設置されており、また、前
面には警告ランプ3a,スピーカー3bが設置されてい
る。さらに、筐体1の側面にはキー差込口5aが設けら
れている。そして、係る筐体を例えば自動車のダッシュ
ボードの上等に設置した状態で使用するようになる。
【0019】これにより、昼間はソーラーパネル2によ
る太陽光発電を利用して動作するようになっており、車
室内に侵入者が来たときに、警告ランプ3aを点灯させ
たり、スピーカー3bを介してブザー等の警告音を出力
するようになっている。また、キー差込口5aに解除キ
ーを挿入することにより、上記各種の警報が出力されな
いようになっている。
【0020】そして、上記の処理を行うための装置が、
筐体1内に実装されており、具体的には、図2に示すよ
うな回路が組み込まれている。すなわち、本例では、振
動センサ7の出力を状態判定部8に与え、そこにおいて
振動センサ7から出力される波形信号から所定の特徴量
を抽出し、車室内に侵入者がいるか否かの判断を行うよ
うになっている。抽出する特徴量としては、ピーク値の
大きさや、振動周波数や、しきい値を超えている時間・
回数などがある。そして、侵入者がいる場合には、警告
ランプ3aやスピーカー3b等の出力部3を動作させ、
所定の警報を出力し、侵入者に対する威嚇と、正規及び
または周囲の人への通報を行うようになっている。
【0021】さらに、状態判定部8は、キー入力部5か
ら与えられる強制リリース命令を取得可能としており、
係る強制リリース命令を受けた場合には、状態判定部8
の判定結果にかかわらず出力部3への判定結果の出力を
停止するようになっている。また、そのように出力を停
止するのではなく、状態判定部8における判定自体を行
わないようにしてももちろんよい。そして、キー入力部
5は、筐体の側面に設けられたキー差込口5aに所定の
解除キーを差し込むことにより強制リリース命令が発せ
られるようになっている。係る構成は、基本的には従来
の装置と同様である。
【0022】但し、状態判定部8で侵入者を検出して
も、すぐに警報出力を行うのではなく、一定時間経過後
(タイムラグをおいて)警報出力をするようにしてい
る。すなわち、本発明の要部となる正規の人の乗車と、
侵入者は、当初の振動センサの出力はほぼ同じ(厳密に
は侵入者の場合にはドアに鍵がかかっているため、それ
を解除する処理があるため、一致しない)であるので、
正規の人の乗車でないと確定されるまで、警報出力を停
止するようにしている。係る点では、従来のものと相違
する。
【0023】ここで本発明では、状態判定で使用した振
動センサ7に加えて、磁界センサ10をさらに設け、各
センサ7,10の出力を乗降車検出部11に送り、そこ
において正規の人が乗車/降車したのを検出するように
している。そして、正規の人が乗車してきたと検出した
場合には、状態判定部8に対して監視モードの解除(リ
リース)命令を送り、また降車を検出した場合には、状
態判定部8に対して監視モードの稼働(セット)命令を
送るようになっている。
【0024】乗降車検出部11は、具体的には振動セン
サ7の出力を受けるドア開閉検出部12と、磁界センサ
10の出力を受けるエンジンON検出部13と、両検出
部12,13の出力を受け、正規の人の乗降車があるか
否かを判断し所定の命令を出力する制御部14とを備え
て構成する。
【0025】そして、ドア開閉検出部12は、ドアの開
閉を検出し、開閉があった場合に検出信号を出力するも
のである。すなわち、ドアを開閉すると、特に閉めると
きに大きな振動が発生するため、振動センサ7の出力波
形のピークも大きくなる。そこで、しきい値処理をし、
比較的大きな振動があった場合に、検出信号を出力する
ようにしている。
【0026】また、エンジンON検出部13は、イグニ
ッションスイッチをONにしてエンジンがかかったこと
を検出するもので、具体的にはエンジンONに伴いイン
パネの周りに電流が流れるので、その電流に伴い発生す
る磁界の変化を磁界センサで検出するようになってい
る。つまり、駐車中は電装関係がOFFになっているた
め、電流も流れず磁界の変化もほとんどないため、磁界
センサ10の出力もない。一方、イグニッションスイッ
チがONになると、それに追従して大電流が流れるの
で、発生する磁力も大きくなる。よって、磁界センサ1
0の出力が大きくなるので、エンジンON検出部13で
はしきい値処理をし、磁界センサ10の出力が一定値以
上の時にエンジンONと判断し、検出信号を出力するよ
うになっている。
【0027】制御部14は、両センサ7,10からの与
えられる検出信号に基づいて図3(A),(B)に示す
ような判定フローに従い乗降車の有無を判断し、所定の
条件の時に監視モードのセット命令信号や、リリース命
令信号を出力するようになっている。
【0028】すなわち、一般に乗車する場合には、まず
ドアを開けて運転席に座った後にドアを閉め、その後、
イグニッションキーをオンにしてエンジンをかける。一
方、不正な侵入者の場合には、ドアを開けて車室内に侵
入し、内部を物色する。このとき、ドアを開けたままに
することが多く、また、仮にドアを閉めたとしても、エ
ンジンをかけることはない。そこで、同図(A)に示す
ように、ドアの開閉があった後、エンジンがONになっ
た場合には、正規の人が乗車してきたと判断し、リリー
ス命令を出力するようにしている。換言すれば、ドアの
開閉があっても、その後にエンジンがONにならないと
きには、正規の人の乗車とは判断せず、監視モードを解
除しない。
【0029】一方、運転後に運転者が降車する場合に
は、エンジンを切った(OFF)後、ドアを開閉し、車
から離れることになる。つまり、ドアを閉めたときには
すでにエンジンはOFFになっている。そこで、同図
(B)に示すように、ドアの開閉があった後にエンジン
がOFFの時には、降車したと判断し、一定時間経過後
(ディレイタイマー(制御部14に内蔵)作動)にセッ
ト信号を出力するようにしている。
【0030】なお、自動車の走行中にも、車両が揺れる
ために振動センサ7からは、所定の出力波形が出力され
る。しかし、通常走行に伴う振動の大きさよりも、ドア
の開閉に伴う振動の方が大きいので、ドア開閉検出部1
2におけるしきい値を適宜に設定することにより、走行
中は検出信号が出力されず、ドアを開閉したときのみ検
出信号を出力させるようにすることにより対応できる。
また、仮に段差部分を走行したり、何らかのノイズなど
により、振動センサ7の出力が大きくなり、ドア開閉検
出部12から検出信号が出力されるおそれがあるが、係
る場合でもエンジンはONになっているため、磁界セン
サ10がそれを検知するので、降車と誤判断されること
はない。
【0031】また、本例では、降車の判断を振動センサ
7と磁界センサ10の両方の出力信号に基づいて判断す
るようにしたが、振動センサ7のみに基づいて判断する
こともできる。すなわち、降車した場合には、すでにエ
ンジンはOFFになっているので、アイドリングに伴う
車両の微振動もなく、ドアを閉じて降りた後は、車両は
制止している。そこで、振動センサ7の出力波形から、
少なくとも大きな振動と小さな振動の2種類を弁別でき
るようにしておくことにより、大きな振動(ドアの開
閉)のあった後、一定時間振動がない場合には、降車と
判断してセット命令を出力するように構成することがで
きる。なお、係る場合に乗車時を考えると、大きな振動
(ドアの開閉)のあった後、運転席に座るなどの車室内
での移動に伴う小さな振動があるため、上記のような降
車の判断アルゴリズムでもって精度よく判定できる。な
お、ドアの開閉と、その他の原因に基づく車両の振動の
有無の判断は、上記したように振動の大きさに基づく単
純なしきい値制御に限ることなく、その他の特徴量抽出
により総合的に判断することもできる。係る構成にする
ことにより精度よく判定が行える。
【0032】図2に示すように、本例では、NiCd電
池等の二次電池16を備え、夜間等のソーラーパネル2
からの電力供給ができないときには、その二次電池16
から各部へ電力供給するようにしている。そして、どち
らの電力源から電力供給を行うかは、電源回路15によ
り制御される。また、電源回路15は、昼間の日照量が
多いときに、ソーラーパネル2にて発電された電力の一
部を二次電池16への充電に使用するようになってい
る。なお、充電による電池の長寿命化の機能がなくてよ
ければ、夜間用の補助電源として一次電池を用いるよう
にしてももちろんよい。
【0033】図4は、上記した装置の動作・作用の一例
を示している。同図に示すように、メインスイッチ4を
オンにし、監視装置を稼働させる(ST1)。するとま
ず強振動があるか否か、すなわち、ドア開閉検出部12
から検出信号があるか否かを判断する(ST2)。そし
て、強振動があった場合には、ステップ3に飛び、その
後一定時間経過しても振動がない場合には、降車と判断
し(ST3,ST4)、制御部14はセット命令信号を
出力する(ST5)。これにともない、状態判定部8
は、監視モードになり振動センサ7からの出力波形を取
得し、侵入者の有無を判定し、侵入者がきた時には所定
の警報出力を行う。なお、このステップ4における処理
は、「エンジンON検出部13からの検出信号がないか
?」という分岐判断処理に替えてもよく、無い場合には
ステップ5に飛び、ある場合にはステップ2に戻るよう
にしてもよい。
【0034】このようにセット命令を出力した後は、制
御部14は、正規の人が乗車してきたか否かの判定処理
に移る。つまりステップ6に飛び、強振動(ドア開閉)
があるか否かを判断し、ある場合にはステップ7に飛び
タイマー(制御部14に内蔵)を介し、一定時間(例え
ば30秒)経過する間に磁界センサでエンジンがONに
なったのを検出するか否か(エンジンON検出部13の
検出出力があるか否か)を監視する(ST7〜9)。そ
して、一定時間たっても検出されない場合には、乗車は
なかったと判断し、ステップ6に戻り強振動の有無の判
断処理を実行する。また、一定時間以内にエンジンON
を検出した場合には、ステップ8の分岐判断でステップ
10に飛び、状態判定部8に対してリリース命令を出力
し、セキュリティ(監視モード)を解除する。その後、
ステップ2に戻り、正規の人が降車したか否かの判定処
理に移る。
【0035】なお、ステップ5により監視モードが実行
された後は、ステップ10でそれが解除されるまでの間
は、制御部14ではステップ6〜9の処理を繰り返し行
うが、これと並列して状態判定部8が動作し、侵入を検
知した場合には、所定の警報出力を行うことになる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る車両監視装
置では、振動センサや磁界センサの出力に基づいて正規
の人が乗車したり、降車したりする場合に、その通常行
われる行為を検知し、特別な行為を行うことなく自動的
に監視モードの解除(リリース)やセットを行うことが
できる。その結果、セット及びまたは解除のし忘れを可
及的に抑制し、正常な監視処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両監視装置の一実施の形態を示
す外観図である。
【図2】その内部構造を示す図である。
【図3】制御部の機能を説明する図である。
【図4】制御部の機能を説明する図である。
【符号の説明】
2 ソーラーパネル(太陽電池) 3 出力部 7 振動センサ 8 状態判定部 10 磁界センサ 11 乗降車検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G08B 15/00 G08B 15/00 19/00 19/00 21/00 21/00 U (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 25/10 G08B 13/00 G08B 15/00 G08B 19/00 G08B 21/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の車室内の状態を検出する検出手
    段と、 前記検出手段による検出信号に基づいて侵入者の有無を
    判断する状態判定手段と、 前記状態判定手段の判定結果が侵入者ありの時に所定の
    警報を出力する出力手段とを備えた車両監視装置におい
    て、 振動センサと磁界センサを設け、前記振動センサの出力
    の振幅に基づいてドアの開閉を検出後、一定時間内に前
    記磁界センサにより所定の磁力を検出した場合に正規の
    人の乗車と判断し、前記警報を出力しないようにしたこ
    とを特徴とする車両監視装置。
  2. 【請求項2】 自動車の車室内の状態を検出する検出手
    段と、 前記検出手段による検出信号に基づいて侵入者の有無を
    判断する状態判定手段と、 前記状態判定手段の判定結果が侵入者ありの時に所定の
    警報を出力する出力手段とを備えた車両監視装置におい
    て、 振動センサを設け、前記振動センサの出力の振幅に基づ
    いてドアの開閉を検出後、一定時間内に車室内の移動に
    伴う振動を検知しない場合に正規の人の降車と判断し、
    それ以後、前記警報の出力を許容するようにしたことを
    特徴とする車両監視装置。
  3. 【請求項3】 自動車の車室内の状態を検出する検出手
    段と、 前記検出手段による検出信号に基づいて侵入者の有無を
    判断する状態判定手段と、 前記状態判定手段の判定結果が侵入者ありの時に所定の
    警報を出力する出力手段とを備えた車両監視装置におい
    て、 振動センサと磁界センサを設け、前記振動センサの出力
    の振幅に基づいてドアの開閉を検出後、一定時間内に前
    記磁界センサにより磁力を検出しない場合に正規の人の
    降車と判断し、それ以後、前記警報の出力を許容するよ
    うにしたことを特徴とする車両監視装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    両監視装置の駆動電源が、少なくとも太陽電池を備えた
    ものであることを特徴とする車両監視装置。
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