JP2005028998A - 盗難防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジン始動を指示するための遠隔操作が行われた場合に、警戒モードを適切にセットすることのできる盗難防止装置を提供すること。
【解決手段】ドアロック操作を受けると、時間T1(例えば、20〜30秒)経過してから警戒モードをセットする手段と、エンジン始動を指示するための遠隔操作を受けると、時間T1より短い時間T2(例えば、2秒)経過してから警戒モードをセットする手段とを装備する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は盗難防止装置に関し、より詳細には、車両盗難、車上荒しなどの事件を防止するための盗難防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両盗難、車上荒しなどの事件は発生件数、発生率とも増加の傾向にある。このため近年、車両盗難や車上荒しを防止するための盗難防止装置が種々提案されている(例えば、下記の特許文献1〜3)。
【0003】
図6は、従来の盗難防止装置を含んで構成される盗難防止システムの要部を概略的に示したブロック図である。図中1は遠隔操作によるドアロック制御機能を有した盗難防止装置を示しており、盗難防止装置1はマイコン2と、携帯用送信機21から送信されてくる信号を受信するためのアンテナ3及び受信手段4と、IDコードが記憶されたEEPROM5とを含んで構成されている。
【0004】
盗難防止装置1にはイグニッションキーがキーシリンダへ挿入されているか否かを検出するためのキー挿入検出手段6と、ドアの開閉状態を検出するためのドア開閉検出手段7と、トランクリッドの開閉状態を検出するためのトランク開閉検出手段8と、ドアのロック/アンロック状態を検出するためのドアロック検出手段9と、ドアをロック/アンロックさせるためのドアロックアクチュエータ10と、車両への侵入者を検出するための侵入者検出手段11と、警報音を発生させるための警報音発生手段12とが接続されている。なお、侵入者検出手段11としては、例えば、ガラスが割られたことを検出する振動センサや、車室内に侵入した人の動きを検出する超音波センサ、車両の傾斜を検出する傾斜センサ、バッテリー電圧の低下を検出するセンサなどが挙げられる。
【0005】
携帯用送信機21はマイコン(図示せず)と、盗難防止装置1に対して所定の信号を送信するためのアンテナ22及び送信手段(図示せず)と、IDコードが記憶されたEEPROM(図示せず)と、遠隔操作によりドアのロックを指示するための釦スイッチ23と、ドアのアンロックを指示するための釦スイッチ24とを含んで構成されている。
【0006】
携帯用送信機21のマイコンは釦スイッチ23が押下されると、IDコードとドアロックの指示コードとを含んで構成される信号をアンテナ22から外部へ送信し、他方、釦スイッチ24が押下されると、IDコードとドアアンロックの指示コードとを含んで構成される信号をアンテナ22から外部へ送信するようになっている。
【0007】
盗難防止装置1は使用者が携帯する携帯用送信機21からドアロックを指示する信号を受信すると、まずその信号が正規の信号であるか否か(すなわち、携帯用送信機21以外の別の送信機からの信号でないか否か)を判断し、正規の信号であると判断すると、ドアロックアクチュエータ10などを制御することによって全てのドアをロックして盗難を警戒するための警戒モードをセットするが、その際、警戒モードのセットが必要であると判断してから所定の遅延時間(例えば、20〜30秒)が経過し、その時点で全てのドア、トランクリッドが閉じており、なおかつ全てのドアがロックされている場合、警戒モードをセットするようになっている。なお、ドアのロック制御後、前記所定の時間を設けて警戒モードをセットするのは、携帯用送信機21を操作する使用者(運転者であることが殆ど)よりも遅れて、降車する同乗者がいる場合のことを想定しているからである。
【0008】
警戒モードがセットされると、不正行為の監視を開始し、不正行為を検出すると、警報音発生手段12などを制御することによって、警報音を発生させるようになっている。例えば、ドアやトランクリッドが開けられたことや、ガラスが割られたこと、車両が傾けられたこと、バッテリーが外されたこと(すなわち、バッテリー電圧の低下)を検出すると警報音を発生させるようになっている。
【0009】
また、盗難防止装置1はキー操作によるドアロックを指示する信号を受信した場合にも、上記と同様にドアロックアクチュエータ10などを制御することによって全てのドアをロックして警戒モードをセットするが、この場合にも前記所定の遅延時間が経過し、その時点で全てのドア、トランクリッドが閉じており、なおかつ全てのドアがロックされている場合、警戒モードをセットするようになっている。
【0010】
【特許文献1】
特開平10−44937号公報
【特許文献2】
実開平5−35518号公報
【特許文献3】
実開2002−79911号公報
【特許文献4】
特開平9−256932号公報
【特許文献5】
実開平9−329075号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近ではドアロックだけでなく、エンジン始動についても遠隔操作が実現されている(例えば、上記の特許文献3〜5)。遠隔操作によるエンジン始動が実現されると、暖機運転によって乗車前から車両環境を快適なものにしておくことができるといった優れた効果を有している。
【0012】
エンジン始動を指示するための遠隔操作が行われる場合というのは、使用者が車両から離れていることが多いため、使用者が遠隔操作によってエンジン始動を行う際に、誤ってアンロック操作を行ってしまった場合など、もし仮に警戒モードがセットされていない状態で、遠隔操作によってエンジンが始動されてしまうと車両盗難の被害に遭う危険性が非常に高くなる。従って、遠隔操作によってエンジンが始動される場合にも、警戒モードがセットされることが大切になる。
【0013】
しかしながら、従来の盗難防止装置では、遠隔操作によるエンジン始動の場合においても(すなわち、遠隔操作によるエンジン始動時、車両は多くの場合無人状態であり、車両からの乗員の降車はないにも拘らず)、携帯用送信機やキー操作によるドアロック後に警戒モードをセットする場合と同様に、同乗者の降車を考慮した遅延時間の経過後に警戒モードをセットする構成となっていた。
【0014】
また、車両のドアのアンロック後(すなわち、警戒モードの解除後)に、トランクリッドを開けて、トランクの荷物の出し入れを行いながら、エンジン始動の遠隔操作を行った場合などは、警戒モードがセットされないことがあった。また、エンジン始動をさせた場合には車両が振動したりするので、エンジン始動を指示するための遠隔操作を受けた場合にセットされる警戒モードでの警戒態勢(例えば、不正行為を検出する対象や、不正行為を検出する検出感度)を、ドアロック操作を受けた場合にセットされる警戒モードでの警戒態勢と同じにしてしまうと、盗難検知手段としての振動センサなどが反応してしまい、不都合を生じる虞がある。
【0015】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、エンジン始動を指示するための遠隔操作が行われた場合に、警戒モードを適切にセットしたり、また、警戒モードがセットされた場合の警戒態勢を適切なものにすることのできる盗難防止装置を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段及びその効果】
上記目的を達成するために本発明に係る盗難防止装置(1)は、使用者による所定の操作を受けると、警戒モードをセットするための第1の所定条件が成立しているか否かを判断する第1の判断手段と、該第1の判断手段により前記第1の所定条件が成立していると判断されると、警戒モードをセットする第1のセット手段とを備えた盗難防止装置において、エンジン始動を指示するための使用者による遠隔操作を受けると、警戒モードをセットするための第2の所定条件が成立しているか否かを判断する第2の判断手段と、該第2の判断手段により前記第2の所定条件が成立していると判断されると、警戒モードをセットする第2のセット手段とを備え、前記第1の所定条件と前記第2の所定条件とが異なっていることを特徴としている。
【0017】
上記盗難防止装置(1)によれば、前記所定の操作(例えば、ドアロックを指示するための遠隔操作や、ドアロックを指示するためのキー操作)が行われて、前記第1の所定条件(例えば、全てのドアが閉じていることや、トランクリッドが閉じていること、ドアロック操作から20〜30秒経過していること)が成立した場合に警戒モードがセットされるだけでなく、エンジン始動を指示するための遠隔操作が行われて、前記第2の所定条件が成立した場合にも警戒モードがセットされる。
【0018】
これにより、警戒モードがセットされていないときに、遠隔操作によってエンジン始動が行われたとしても、警戒モードがセットされることになるので、車両盗難の被害に遭う危険性を小さくすることができる。また、警戒モードをセットするための条件が、前記所定の操作(例えば、ドアロックを指示するための遠隔操作やキー操作)を受けた場合と、エンジン始動を指示するための遠隔操作を受けた場合とで異なっているので、例えば、トランクリッドを開けて、トランクの荷物の出し入れを行いながら、エンジン始動の遠隔操作を行った場合でも、警戒モードがセットされるようにすることが可能となり、エンジン始動を指示するための遠隔操作に適したかたちで警戒モードをセットすることができる。
【0019】
また、本発明に係る盗難防止装置(2)は、上記盗難防止装置(1)において、前記第1の所定条件に、前記所定の操作を受けた後、第1の所定時間が経過することが含まれ、前記第2の所定条件に、遠隔操作によるエンジン始動指令を受けた後、前記第2の所定時間が経過することが含まれ、前記第2の所定時間が前記第1の所定時間よりも短いことを特徴としている。
【0020】
「従来の技術」の項目で説明したように、従来の盗難防止装置では、ドアロックを指示するための遠隔操作やキー操作を受けた後、20〜30秒が経過してから警戒モードをセットするようになっている。これはドアロックを操作する使用者(運転者であることが殆ど)よりも遅れて、降車する同乗者がいる場合のことを想定しているからである。
【0021】
しかしながら、エンジン始動させる場合にはドアロックの場合と違って、使用者よりも遅れて降車する同乗者がいる場合のことを想定する必要がないため、20〜30秒の時間経過を設ける必要はない。むしろ使用者は車両から離れているため、遠隔操作を受けた後、20〜30秒の時間経過を設けると車両盗難の被害に遭う危険性が大きくなってしまう。
【0022】
上記盗難防止装置(2)によれば、前記第1の所定条件(例えば、ドアロック操作を受けた場合における警戒モードをセットするための条件)に、前記所定の操作を受けた後、前記第1の所定時間が経過すること(例えば、ドアロックを指示するための遠隔操作やキー操作後、20〜30秒経過すること)が含まれ、前記第2の所定条件に、遠隔操作によるエンジン始動指令を受けた後、前記第2の所定時間が経過することが含まれ、前記第2の所定時間が前記第1の所定時間よりも短く設定されている。
【0023】
すなわち、遠隔操作によるエンジン始動指令を受けた後、前記第1の所定時間ではなく、該第1の所定時間(例えば、20〜30秒)よりも短い前記第2の所定時間(例えば、2秒)が経過してから警戒モードがセットされる。これにより、車両盗難の被害に遭う危険性を小さくすることができる。
【0024】
なお、前記第2の所定時間については0秒とし、事実上経過時間を設けない構成としても良い。但し、エンジンが始動すると、それに起因して種々の現象(例えば、車両振動、車内空気流動、ノイズの発生)が生じ、それによって不正行為が行われていないにも拘らず、傾斜センサなどが誤検出し、警報音が発生してしまう虞があるため、数秒程度の経過時間を設けるのが望ましい。
【0025】
また、本発明に係る盗難防止装置(3)は、上記盗難防止装置(1)又は(2)において、前記第1の所定条件に、トランクリッドが閉じていることが含まれているのに対し、前記第2の所定条件に、トランクリッドが閉じていることが含まれていないことを特徴としている。
【0026】
「発明が解決しようとする課題」の項目でも説明したように、ドアロックを指示するための遠隔操作やキー操作というのは、基本的には車両から離れる場合に行われるものであり、その場合における警戒モードをセットするための条件には全てのドアが閉じていることはもちろんのこと、トランクリッドについても閉じていることが望ましい。
【0027】
これに対し、エンジン始動を指示するための遠隔操作というのは、基本的にはこれから乗車しようとする場合(すなわち、出発しようとする場合)に行われるものである。そのため、例えば、乗車はしないがトランクリッドを開けてトランクスペースへ荷物を積み込むなどの作業を行っている途中に、エンジン始動を指示するための遠隔操作が行われるといったことが考えられる。
しかしながら、警戒モードをセットするための条件にトランクリッドが閉じていることが含まれていると、上記のような場合、警戒モードがセットされないことになる。
【0028】
上記盗難防止装置(3)によれば、前記第1の所定条件(例えば、ドアロックを指示するための遠隔操作やキー操作を受けての警戒モードのセット条件)に、トランクリッドが閉じていることが含まれているが、前記第2の所定条件(すなわち、エンジン始動を指示するための遠隔操作を受けての警戒モードのセット条件)には、トランクリッドが閉じていることが含まれていない。
【0029】
従って、例えば、乗車はしないがトランクリッドを開けてトランクスペースへ荷物を積み込むなどの作業を行っている途中に、エンジン始動を指示するための遠隔操作を行ったとしても、警戒モードがセットされるので、車両盗難の防犯性を保持しつつ利便性の向上を図ることができる。
【0030】
また、本発明に係る盗難防止装置(4)は、使用者による所定の操作を受けると、警戒モードをセットするための第1の所定条件が成立しているか否かを判断する第1の判断手段と、該第1の判断手段により前記第1の所定条件が成立していると判断されると、警戒モードをセットする第1のセット手段とを備えた盗難防止装置において、エンジン始動を指示するための使用者による遠隔操作を受けると、警戒モードをセットするための第2の所定条件が成立しているか否かを判断する第2の判断手段と、該第2の判断手段により前記第2の所定条件が成立していると判断されると、警戒モードをセットする第2のセット手段とを備え、前記第1のセット手段によりセットされる警戒モードでの警戒態勢と、前記第2のセット手段によりセットされる警戒モードでの警戒態勢とが異なっていることを特徴としている。
【0031】
上記盗難防止装置(4)によれば、前記所定の操作(例えば、ドアロックを指示するための遠隔操作や、ドアロックを指示するためのキー操作)が行われて、前記第1の所定条件(例えば、全てのドアが閉じていることや、トランクリッドが閉じていること、ドアロック操作から20〜30秒経過していること)が成立した場合に警戒モードがセットされるだけでなく、エンジン始動を指示するための遠隔操作が行われて、前記第2の所定条件が成立した場合にも警戒モードがセットされる。
【0032】
これにより、警戒モードがセットされていないときに、遠隔操作によってエンジン始動が行われたとしても、警戒モードがセットされることになるので、車両盗難の被害に遭う危険性を小さくすることができる。また、警戒モードでの警戒態勢(例えば、不正行為を検出する対象や、不正行為を検出する検出感度)が、前記所定の操作(例えば、ドアロックを指示するための遠隔操作やキー操作)を受けてセットされる場合と、エンジン始動を指示するための遠隔操作を受けてセットされる場合とで異なっているので、例えば、エンジン始動によって振動センサが反応したとしても、盗難として検知しないようにすることが可能となるので、エンジン始動を指示するための遠隔操作を受けてセットされる警戒モードでの警戒態勢を適切なものとすることができる。
【0033】
また、本発明に係る盗難防止装置(5)は、上記盗難防止装置(4)において、前記第2のセット手段によりセットされる警戒モードでの不正行為を検出する対象が、前記第1のセット手段によりセットされる警戒モードでの不正行為を検出する対象よりも制限されていることを特徴としている。
【0034】
「従来の技術」の項目で説明したように、従来の盗難防止装置では、警戒モードをセットすると不正行為の監視を開始し、例えば、何者かによってドアやトランクリッドが開けられたことや、ガラスが割られたこと、車両が傾けられたこと、バッテリーが外されたことなどの不正行為を検出すると、警報音を発生させたりするようになっている。なお、バッテリーが外されたか否かについては、マイコン等へ供給される電圧の低下を監視すれば良い。
ところが、エンジンを始動させるとバッテリ電圧が低下するので、バッテリ電圧の低下を監視するようになっていると、不正行為でないにも拘らず警報音が発生してしまうこととなる。
【0035】
上記盗難防止装置(5)によれば、エンジン始動を指示するための遠隔操作を受けてセットされる警戒モードでの不正行為を検出する対象が、前記所定の操作(例えば、ドアロックを指示するための遠隔操作やキー操作)を受けてセットされる警戒モードでの不正行為を検出する対象よりも制限されている。これにより、不正行為でないにも拘らず警報音が発生してしまったりするのを防止することができる。
【0036】
また、本発明に係る盗難防止装置(6)は、上記盗難防止装置(5)において、前記第2のセット手段によりセットされる警戒モードでは、トランクリッドの開放が検出対象から外れていることを特徴としている。
【0037】
上記盗難防止装置(6)によれば、エンジン始動を指示するための遠隔操作を受けてセットされる警戒モードでは、トランクリッドを開けても不正行為と判定されないようにすることができる。これにより、遠隔操作によってエンジンを始動させた後であったとしても、トランクリッドを開けてトランクスペースへ荷物を積み込むなどの作業を行うことができる。
【0038】
エンジン始動を指示するための遠隔操作を受けてセットされる警戒モードで、トランクリッドの開放を不正行為の検出対象から外すこと(すなわち、アラーム条件に含めないようにすること)は、携帯用送信機やキー操作によるドアアンロックの指示を受けての警戒モードの解除時にセキュリティ性向上の観点からエンジンを合わせて停止させるシステムにおいて特に有効となる。
【0039】
このようなシステム(すなわち、警戒モードの解除時にエンジンを合わせて停止させるように構成されているシステム)において、ドアロックを指示するための遠隔操作やキー操作を受けてセットされる警戒モードでのアラーム条件と、エンジン始動を指示するための遠隔操作を受けてセットされる警戒モードでのアラーム条件とが同じであり、トランクリッドの開放がアラーム条件に含まれている場合、エンジン始動を指示するための遠隔操作を行った後、エンジンが始動している状態(すなわち警戒モードがセットされている状態)で、使用者がトランクリッドを開けようとすると警報が発生してしまう。
【0040】
そのため、トランクリッドを開けて、トランクの荷物の出し入れを行うには、一旦警戒モードを解除する操作を行う必要がある。警戒モードを解除すると、上記したシステムではエンジンが停止してしまうことになる。そのため、トランクの荷物の出し入れが終わった後、再度エンジン始動を指示するための遠隔操作を行わなければならず、操作が煩わしくなる。
【0041】
この点、上記盗難防止装置(6)では、エンジン始動を指示するための遠隔操作を受けてセットされる警戒モードでのアラーム条件からトランクリッドの開放が外されているので、エンジンを掛けたままトランクリッドを開けて、トランクの荷物の出し入れを行うことができる。
【0042】
また、本発明に係る盗難防止装置(7)は、上記盗難防止装置(4)〜(6)のいずれかにおいて、前記第2のセット手段によりセットされる警戒モードでの不正行為を検出する検出感度が、前記第1のセット手段によりセットされる警戒モードでの不正行為を検出する検出感度よりも低く設定されていることを特徴としている。
【0043】
上記したように、従来の盗難防止装置では、警戒モードをセットすると不正行為の監視を開始し、例えば、振動センサでガラスが割られたことや、傾斜センサで車両が傾けられたことなどの不正行為を検出するようになっているが、エンジンを始動させると、それに起因して生じる種々の現象(例えば、車両振動、車内空気流動、ノイズの発生)によって、不正行為が行われていないにも拘らず、これら振動センサや傾斜センサなどが誤検出し、警報音が発生してしまう虞がある。
【0044】
上記盗難防止装置(7)によれば、エンジン始動を指示するための遠隔操作を受けてセットされる警戒モードでの不正行為を検出する検出感度が、前記所定の操作(例えば、ドアロックを指示するための遠隔操作やキー操作)を受けてセットされる警戒モードでの不正行為を検出する検出感度よりも低く設定されている。これにより、不正行為でないにも拘らず警報音が発生してしまったりするのを防止することができる。
【0045】
また、本発明に係る盗難防止装置(8)は、上記盗難防止装置(4)〜(7)のいずれかにおいて、前記第2のセット手段による警戒モードがセットされている場合、第3の所定条件が成立しているか否かを判断する第3の判断手段と、該第3の判断手段により前記第3の所定条件が成立していると判断されると、警戒モードでの警戒態勢を、前記第1のセット手段によりセットされる警戒モードでの警戒態勢と同じに設定する警戒態勢設定手段とを備え、前記第3の所定条件に、エンジンが停止することが含まれていることを特徴としている。
【0046】
上記盗難防止装置(8)によれば、エンジン始動を指示するための遠隔操作を受けて警戒モードがセットされているときに、前記第3の所定条件(エンジンが停止することが含まれている)が成立すると、警戒モードでの警戒態勢が、前記所定の操作(例えば、ドアロックを指示するための遠隔操作やキー操作)を受けてセットされる警戒モードでの警戒態勢と同じに設定される。
【0047】
エンジンが停止すれば、エンジンが始動したことに起因する車両振動や、車内空気流動、ノイズの発生などによって生じる誤検出は解消されるため、不正行為を検出する対象に制限をかけたり、不正行為を検出する検出感度を低くする必要がなくなる。すなわち、必要が無くなった場合に不正行為を検出する対象の制限や、不正行為を検出する検出感度の低下が終了となるので、車両盗難の防犯性の向上を図ることができる。
【0048】
また、本発明に係る盗難防止装置(9)は、上記盗難防止装置(4)〜(8)のいずれかにおいて、前記第1の所定条件と前記第2の所定条件とが異なっていることを特徴としている。
【0049】
上記盗難防止装置(9)によれば、警戒モードをセットするための条件が、前記所定の操作(例えば、ドアロックを指示するための遠隔操作やキー操作)を受けた場合と、エンジン始動を指示するための遠隔操作を受けた場合とで異なっているので、例えば、トランクリッドを開けて、トランクの荷物の出し入れを行いながら、エンジン始動の遠隔操作を行った場合でも、警戒モードがセットされるようにすることが可能となり、エンジン始動を指示するための遠隔操作に適したかたちで警戒モードをセットすることができる。
【0050】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る盗難防止装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、実施の形態(1)に係る盗難防止装置を含んで構成される盗難防止システムの要部を概略的に示したブロック図である。但し、図6に示した盗難防止システムと同様の構成部分については同符号を付し、ここではその説明を省略する。
【0051】
使用者によりイグニッションキー31がキーシリンダ32へ挿入され、スタータ位置まで回動されると、キーシリンダ32からACC信号、IG信号、そしてスタータ信号がエンジン制御部33へ供給されるようになっている。エンジン制御部33はこれら信号を受信すると、エンジンを始動させるべくセルモータ34を起動させるようになっている。
【0052】
図中41は盗難防止装置を示しており、盗難防止装置41はマイコン42と、携帯用送信機51から送信されてくる信号を受信するためのアンテナ43及び受信手段44と、IDコードが記憶されたEEPROM45と、ACCリレー46と、IGリレー47と、STリレー48とを含んで構成されている。
【0053】
盗難防止装置41にはキー挿入検出手段6と、ドア開閉検出手段7と、トランク開閉検出手段8と、ドアロック検出手段9と、ドアロックアクチュエータ10と、侵入者検出手段11と、警報音発生手段12と、パーキングブレーキの作動を検出するためのパーキングブレーキ作動検出手段49と、セレクターレバーがどの位置にあるのかを検出するためのセレクターレバー位置検出手段50とが接続されており、盗難防止装置41ではイグニッションキー31がキーシリンダ32に差し込まれていることや、ドアの開閉状態、トランクリッドの開閉状態、ドアロックの状態、車両への侵入者の有無、パーキングブレーキが作動していること、セレクターレバーがパーキング位置にあることを認識することができるようになっている。なお、侵入者検出手段11としては、例えば、ガラスが割られたことを検出する振動センサや、車室内に侵入した人の動きを検出する超音波センサ、車両の傾斜を検出する傾斜センサ、バッテリー電圧の低下を検出するセンサなどが挙げられる。
【0054】
また、盗難防止装置41はドアロックアクチュエータ10を制御することによってドアをロックさせたり、アンロックさせることができ、また、警報音発生手段12を制御することによって警報音を発生させることができるようになっている。
【0055】
携帯用送信機51はマイコン(図示せず)と、盗難防止装置41に対して所定の信号を送信するためのアンテナ52及び送信手段(図示せず)と、IDコードが記憶されたEEPROM(図示せず)と、遠隔操作によりドアのロックを指示するための釦スイッチ53と、ドアのアンロックを指示するための釦スイッチ54と、オプション用としての釦スイッチ55とを含んで構成されている。
【0056】
携帯用送信機51のマイコンは、釦スイッチ53が単独で押下されると、IDコードとドアロックの指示コードとを含んで構成される信号をアンテナ52から外部へ送信し、他方、釦スイッチ54が単独で押下されると、IDコードとドアアンロックの指示コードとを含んで構成される信号をアンテナ52から外部へ送信するようになっている。
【0057】
また、携帯用送信機51のマイコンは、釦スイッチ53がオプション用としての釦スイッチ55と一緒に押下されると、IDコードとエンジン始動の指示コードとを含んで構成される信号をアンテナ52から外部へ送信し、他方、釦スイッチ54が釦スイッチ55と一緒に押下されると、IDコードとエンジン停止の指示コードとを含んで構成される信号をアンテナ52から外部へ送信するようになっている。
【0058】
盗難防止装置41は使用者が携帯する携帯用送信機51からドアロックを指示する信号を受信すると、まずその信号が正規の信号であるか否か(すなわち、携帯用送信機51以外の別の送信機からの信号でないか否か)を判断し、正規の信号であると判断すると、ドアロックアクチュエータ10を制御することによって全てのドアをロックさせ、その後所定の時間(例えば、20〜30秒)が経過し、その時点で全てのドア、トランクリッドが閉じており、なおかつ全てのドアがロックされている場合、盗難を警戒するための警戒モードをセットするようになっている。
【0059】
なお、ドアのロック制御後、前記所定の時間を設けて警戒モードをセットするのは、携帯用送信機51を操作する使用者(運転者であることが殆ど)よりも遅れて、降車する同乗者がいる場合のことを想定しているからである。また、ここでは正規のドアロック信号を受信すると、直ちにドアをロックさせるようになっているが、別の実施の形態では、所定の条件が成立してから(例えば、全てのドアが閉じているのを確認してから)、ドアをロックさせるようにしても良い。
【0060】
警戒モードがセットされると、不正行為の監視を開始し、不正行為を検出すると、警報音発生手段12を制御することによって、警報音を発生させるようになっている。例えば、ドアやトランクリッドが開けられたことや、ガラスが割られたこと、車両が傾けられたこと、バッテリーが外されたこと(すなわち、バッテリー電圧の低下)を検出すると警報音を発生させるようになっている。
【0061】
また、盗難防止装置41はキー操作によるドアロックを指示する信号を受信した場合にも、上記と同様にドアロックアクチュエータ10を制御することによって全てのドアをロックし、その後前記所定の時間が経過し、その時点で全てのドア、トランクリッドが閉じており、なおかつ全てのドアがロックされている場合、警戒モードをセットするようになっている。
【0062】
また、盗難防止装置41は携帯用送信機51からエンジン始動を指示する信号を受信すると、まずその信号が正規の信号であるか否かを判断し、正規の信号であると判断すると、次に遠隔始動条件(例えば、イグニッションキー31がキーシリンダ32へ差し込まれていないことや、ドアが閉じていること、パーキングブレーキが作動していること、セレクターレバーがパーキング位置にあること)が満たされているか否かを判断し、前記遠隔始動条件が満たされていると判断すると、ACCリレー46、IGリレー47、及びSTリレー48をオン状態にして、ACC信号、IG信号、及びスタータ信号をエンジン制御部33へ供給するようになっている。なお、ACCリレー46及びIGリレー47についてはエンジン停止までオン状態を維持し、STリレー48については数秒間程度(例えば、2〜3秒)オン状態とするようになっている。エンジン制御部33はこれら信号を受信すると、イグニッションキー31がキーシリンダ32へ挿入され、スタータ位置まで回動された場合と同様に、エンジンを始動させるべくセルモータ34を起動させるようになっている。
【0063】
また、盗難防止装置41はエンジンの始動後、前記遠隔始動条件が満たされたまま、所定の時間(例えば、10〜15分間)が経過すると、ACCリレー46及びIGリレー47をオフ状態にしてACC信号、IG信号のエンジン制御部33への供給を止めるようになっている。エンジン制御部33はこれら信号を受信しなくなると、エンジンを停止させるべくセルモータ34の駆動を停止させるようになっている。
【0064】
実施の形態(1)に係る盗難防止装置41におけるマイコン42の行う処理動作を図2〜図5に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、初期設定として警戒モードがセットされていることを示すフラグfと、遠隔操作によるエンジン始動によって警戒モードがセットされたことを示すフラグfと、エンジンが駆動中であることを示すフラグfとを0にする(ステップS1)。
【0065】
次にアンテナ43及び受信手段44を介して、信号の受信があったか否かを判断し(ステップS2)、信号の受信があったと判断すれば、次に受信した信号に含まれるIDコードがEEPROM45に記憶されているIDコードと一致するか否かを判断する(ステップS3)。
【0066】
受信した信号に含まれるIDコードがEEPROM45に記憶されているIDコードと一致する(すなわち、正規の使用者が携帯する携帯用送信機51から送信されてくる信号を受信した)と判断すれば、次に携帯用送信機51から送信されてきた信号にドアロックの指示コードが含まれているか否かを判断する(ステップS4)。一方、受信した信号に含まれるIDコードがEEPROM45に記憶されているIDコードと一致しないと判断した場合は、ステップS4〜S19の処理動作を行う必要がないので、そのままステップS51(図5)へ進む。
【0067】
ステップS4において、携帯用送信機51から送信されてきた信号にドアロックの指示コードが含まれていると判断すれば、次にドアロックアクチュエータ10を制御することによってドアをロックさせ(ステップS5)、タイマtを0にリセットしてスタートさせる(ステップS6)。
【0068】
次にタイマtが所定の時間t’(例えば、30秒)以上であるか否かを判断し(ステップS7)、タイマtが30秒以上である(すなわち、ドアロック指示を受けてから30秒経過した)と判断すれば、次にドア開閉検出手段7から得られる情報に基づいて、全てのドアが閉じているか否かを判断し(ステップS8)、全てのドアが閉じていると判断すれば、次にトランク開閉検出手段8から得られる情報に基づいて、トランクリッドが閉じているか否かを判断する(ステップS9)。
【0069】
ステップS9において、トランクリッドが閉じている(すなわち、ドアが全て閉じており、なおかつトランクリッドも閉じている)と判断すれば、次にフラグfを1とすることによって警戒モードをセットし(ステップS10)、その後ステップS51(図5)へ進む。一方、ステップS8において、開いているドアがあると判断したり、ステップS9において、トランクリッドは開いていると判断した場合は、警戒モードをセットする条件が成立していないと判定し、ステップS10を飛ばしてそのままステップS51へ進む。
【0070】
ステップS4において、携帯用送信機51から送信されてきた信号にドアロックの指示コードが含まれていないと判断すれば、次に携帯用送信機51から送信されてきた信号にドアアンロックの指示コードが含まれているか否かを判断し(ステップS11)、ドアアンロックの指示コードが含まれていると判断すれば、次にドアロックアクチュエータ10を制御することによってドアをアンロックさせ(ステップS12)、フラグfを0にすることによって警戒モードを解除する(ステップS13)。
【0071】
次に遠隔操作によるエンジン始動によって警戒モードがセットされたことを示すフラグfが1であるか否かを判断し(ステップS14)、フラグfが1であると判断すれば、次にフラグfを0に戻し(ステップS15)、その後ステップS51(図5へ進む)。一方、フラグfが1でないと判断すれば、そのままステップS51へ進む。なお、ここではドアアンロックの指示を受けた場合にエンジンを停止させるようにはなっていないが、別の実施の形態では、ドアアンロックの指示を受けた場合にもエンジンを停止させるようにしても良く、例えば、ステップS15でフラグfを0に戻した後、エンジンを停止させる処理を行うようにしても良い。
【0072】
また、ステップS11において、携帯用送信機51から送信されてきた信号にドアアンロックの指示コードが含まれていないと判断すれば、次に携帯用送信機51から送信されてきた信号にエンジン始動の指示コードが含まれているか否かを判断し(ステップS16)、エンジン始動の指示コードが含まれていると判断すれば、次にステップS17へ進んでエンジン始動に関する処理(図3参照)を行い、その後ステップS51(図5)へ進む。
【0073】
一方、ステップS16において、エンジン始動の指示コードが含まれていないと判断すれば、次に携帯用送信機51から送信されてきた信号にエンジン停止の指示コードが含まれているか否かを判断し(ステップS18)、エンジン停止の指示コードが含まれていると判断すれば、次にステップS19へ進んでエンジン停止に関する処理(図4参照)を行い、その後ステップS51(図5)へ進む。他方、エンジン停止の指示コードが含まれていないと判断すれば、そのままステップS51へ進む。
【0074】
また、ステップS2において、アンテナ43及び受信手段44を介して、信号の受信はなかったと判断すれば、次にイグニッションキー31によるロック操作が行われたか否かを判断し(ステップS20)、ロック操作が行われたと判断すれば、ステップS5へ進んで、ドアロックアクチュエータ10を制御することによってドアをロックさせる。
【0075】
一方、ロック操作は行われていないと判断すれば、次にイグニッションキー31によるアンロック操作が行われたか否かを判断し(ステップS21)、アンロック操作が行われたと判断すれば、ステップS12へ進んで、ドアロックアクチュエータ10を制御することによってドアをアンロックさせる。他方、アンロック操作は行われていないと判断すれば、そのままステップS51(図5)へ進む。
【0076】
図3に示したエンジン始動に関する処理では、まずフラグfが1であるか否かを判断し(ステップS31)、フラグfが1でない(すなわち、エンジンは駆動していない)と判断すれば、次にキー挿入検出手段6、ドア開閉検出手段7、パーキングブレーキ作動検出手段49、及びセレクターレバー位置検出手段50それぞれから得られる情報に基づいて、前記遠隔始動条件が成立しているか否かを判断する(ステップS32)。一方、フラグfが1である(すなわち、既にエンジンは駆動している)と判断した場合は、ステップS32〜S40の処理動作を行う必要がないので、そのままエンジン始動処理を終了する。
【0077】
ステップS32において、前記遠隔始動条件が成立していると判断すれば、次にドアロックアクチュエータ10を制御することによってドアをロックさせ(ステップS33)、次にセルモータ34を駆動させるために、ACCリレー46、IGリレー47、及びSTリレー48をオン状態にして、ACC信号、IG信号、及びスタータ信号をエンジン制御部33へ供給する(ステップS34)。一方、前記遠隔始動条件は成立していない(すなわち、遠隔操作によるエンジン始動を実現できる状態にない)と判断した場合は、そのままエンジン始動処理を終了する。
【0078】
次にタイマtと、エンジンが始動してからの経過時間を計測するためのタイマtを0にリセットしてスタートさせ(ステップS35)、エンジンが駆動していることを示すためのフラグfを1にし(ステップS36)、次にタイマtが所定の時間t”(例えば、2秒)であるか否かを判断する(ステップS37)。
【0079】
タイマtが2秒以上である(すなわち、エンジン始動指示を受けてから2秒経過した)と判断すれば、次にドア開閉検出手段7から得られる情報に基づいて、全てのドアが閉じているか否かを判断し(ステップS38)、全てのドアが閉じていると判断すれば、次にフラグfを1とすることによって警戒モードをセットすると共に(ステップS39)、フラグfを1にする(ステップS40)。一方、開いているドアがあると判断した場合は、警戒モードをセットする条件が成立していないと判定し、ステップS39、S40を飛ばしてそのままエンジン始動処理を終了する。
【0080】
図4に示したエンジン停止に関する処理では、まずフラグfが1であるか否かを判断し(ステップS41)、フラグfが1である(すなわち、エンジンが駆動している)と判断すれば、エンジンを停止させるためにACCリレー46及びIGリレー47をオフ状態にしてACC信号、IG信号のエンジン制御部33への供給を止め(ステップS42)、その後フラグfを0に戻す(ステップS43)。一方、フラグfは1でない(すなわち、エンジンは駆動していない)と判断した場合は、ステップS42、S43の処理動作を行う必要がないので、そのままエンジン停止処理を終了する。
【0081】
図5に示したステップS51では、まず警戒モードがセットされていることを示すフラグfが1であるか否かを判断し、フラグfが1である(すなわち、警戒モードがセットされている)と判断すれば、次にドア開閉検出手段7から得られる情報や、侵入者検出手段11(ここでは振動センサ、超音波センサ)から得られる情報に基づいて、開いているドアがあるか否か、ウィンドウガラスが割られているか否か、又は車室内に侵入した人の動きがあるか否かを判断する(ステップS52〜S54)。一方、フラグfは1でないと判断すれば、ステップS52〜S65までの処理動作を行う必要がないので、そのままステップS2(図2)へ戻る。
【0082】
ステップS52〜S54において、開いているドアがあったり、ウィンドウガラスが割られていたり、車室内へ侵入した人の動きがあると判断すれば、車両が盗難状態に陥っていると判定し、警報音発生手段12を制御することによって、警報音を発生させ(ステップS59)、その後ステップS2(図2)へ戻る。
【0083】
一方、開いているドアはない、ウィンドウガラスも割られていない、車室内へ侵入した人の動きもないと判断すれば、次にフラグfが1であるか否かを判断し(ステップS55)、フラグfが1でない(すなわち、エンジン始動によって警戒モードがセットされたのではなく、ドアロック操作によって警戒モードがセットされた)と判断すれば、次にトランク開閉検出手段8から得られる情報や、侵入者検出手段11(ここでは傾斜センサ、バッテリー電圧の低下を検出するセンサ)から得られる情報に基づいて、トランクリッドが開いているか否か、車両が傾いているか否か、又はバッテリー電圧が低下しているか否かを判断する(ステップS56〜S58)。
【0084】
そしてトランクリッドが開いていたり、車両が傾いていたり、バッテリー電圧が低下していると判断すれば、車両が盗難状態に陥っていると判定し、警報音発生手段12を制御することによって、警報音を発生させ(ステップS59)、その後ステップS2(図2)へ戻る。なお、車両が傾いているか否かについては、傾斜センサから得られる車両の角度θが所定の角度θ以上であるか否かを判断すれば良く、また、バッテリー電圧が低下しているか否かについては、マイコン42へ供給される電圧vが所定値v以下になっているか否かを判断すれば良い。一方、ステップS56〜S58において、トランクリッドは開いていない、車両も傾いていない、バッテリー電圧も低下していないと判断すれば、そのままステップS2へ戻る。
【0085】
ステップS55において、フラグfは1である(すなわち、エンジン始動によって警戒モードがセットされた)と判断すれば、トランクリッドの開放状態や車両の傾斜、バッテリー電圧の低下で車両が盗難状態に陥っているか否かの判定を行う必要がないので(すなわち、不正行為の検出対象が制限されているので)、ステップS60へ進む。
【0086】
ステップS60では、フラグfが1であるか否かを判断し、フラグfが1である(すなわち、エンジンが駆動している)と判断すれば、次にタイマtが所定の時間t’(例えば、10〜15分)以上であるか否かを判断し(ステップS61)、タイマtが10〜15分以上である(すなわち、遠隔操作によるエンジン始動を開始してから10〜15分間経過している)と判断すれば、エンジンを停止させるためにACCリレー46及びIGリレー47をオフ状態にしてACC信号、IG信号のエンジン制御部33への供給を止め(ステップS62)、その後フラグfを0に戻す(ステップS63)。
【0087】
次にトランク開閉検出手段8から得られる情報に基づいて、トランクリッドが閉じているか否かを判断し(ステップS64)、トランクリッドが閉じていると判断すれば、次にフラグfを0とすることによって、警戒モードの警戒態勢をドアロック操作によってセットされた場合と同じにし(ステップS65)、その後ステップS2(図2)へ戻る。
【0088】
一方、ステップS60において、フラグfは1でないと判断すれば、ステップS61〜S63を飛ばして、ステップS64へ進んで、トランクリッドの開閉状態に基づいて、警戒モードの警戒態勢を変更する(又は維持する)。また、ステップS61において、タイマtが10〜15分以上でないと判断すれば、エンジンを停止させる必要がないので、そのままステップS2(図2)へ戻る。
【0089】
上記実施の形態(1)に係る盗難防止装置によれば、ドアロックを指示するための遠隔操作や、ドアロックを指示するためのキー操作が行われて20〜30秒経過し、その時点で全てのドア、及びトランクリッドが閉じている場合に警戒モードがセットされるだけでなく、エンジン始動を指示するための遠隔操作が行われて2秒経過し、その時点で全てのドアが閉じている場合にも警戒モードが設定される(図2に示したステップS16、S17、図3参照)。これにより、警戒モードがセットされていないときに、遠隔操作によってエンジン始動が行われたとしても、警戒モードがセットされることになるので、車両盗難の被害に遭う危険性を小さくすることができる。
【0090】
また、遠隔操作によるエンジン始動の場合には、使用者よりも遅れて降車する同乗者がいる場合のことを想定する必要がないので、遠隔操作によるエンジン始動指令を受けた場合には、20〜30秒経過するのを待つのではなく、それより短い2秒経過してから警戒モードがセットされるようになっている(図3に示したステップS35〜S39参照)。これにより、車両盗難の被害に遭う危険性をより一層小さくすることができる。
【0091】
また、エンジン始動をするための遠隔操作の場合は、ドアロック操作の場合と違ってトランクリッドが開いていたとしても、警戒モードがセットされるようになっている。すなわち、警戒モードのセット条件にトランクリッドの閉鎖が含まれていない(図2に示したステップS8、S9、図3に示したステップS38参照)。従って、例えば、乗車はしないがトランクリッドを開けてトランクスペースへ荷物を積み込むなどの作業を行っている途中に、エンジン始動を指示するための遠隔操作を行ったとしても、警戒モードがセットされるので、車両盗難の防犯性を保持しつつ利便性の向上を図ることができる。
【0092】
また、上記実施の形態(1)に係る盗難防止装置によれば、エンジン始動を指示するための遠隔操作を受けてセットされる警戒モードでの不正行為を検出する対象が、ドアロックを指示するための遠隔操作やキー操作を受けてセットされる警戒モードでの不正行為を検出する対象よりも制限されている。
【0093】
例えば、ここではトランクリッドが開けられること(図5に示したステップS56参照)や、車両が傾けられること(ステップS57参照)、バッテリー電圧が低下すること(ステップS58参照)がドアロックを指示するための遠隔操作やキー操作を受けてセットされる警戒モードでの不正行為を検出する対象に含まれているが、他方、エンジン始動を指示するための遠隔操作を受けてセットされる警戒モードでの不正行為を検出する対象には含まれていない。
【0094】
エンジン始動の場合にはトランクリッドを開けてトランクスペースへ荷物を積み込むなどの作業が行われることが考えられ、また、エンジンが始動すると車両が揺れたり、バッテリー電圧が低下するので傾斜センサやバッテリー電圧の低下を検出するセンサなどが誤検出する虞がある。
【0095】
従って、上記したように、エンジン始動を指示するための遠隔操作を受けてセットされる警戒モードでの不正行為を検出する対象を制限することによって、不正行為が生じていないにも拘らず警報音が発生してしまうのを防止することができる。
【0096】
また、上記実施の形態(1)に係る盗難防止装置によれば、エンジン始動を指示するための遠隔操作を受けて警戒モードがセットされたが(この場合、フラグfが1となる)、その後エンジンが停止し、なおかつトランクリッドが閉じている場合には、警戒モードの警戒態勢がドアロックを指示するための遠隔操作やキー操作を受けてセットされる警戒モードでの警戒態勢と同じに設定される(図5に示したステップS60〜S65参照)。
【0097】
エンジンが停止すれば、エンジンが始動したことに起因する車両振動や、車内空気流動、ノイズの発生などによって生じる誤検出は解消されるため、不正行為を検出する対象に制限をかける必要がなくなる。従って、必要が無くなった場合に不正行為を検出する対象の制限が終了となるので、車両盗難の防犯性の向上をより一層図ることができる。
【0098】
なお、警戒モードの警戒態勢をドアロックを指示するための遠隔操作やキー操作を受けてセットされる警戒モードでの警戒態勢と同じに設定するための条件に、エンジン停止だけでなく、トランクリッドの閉鎖が含まれているのは、エンジン始動を指示するための遠隔操作を受けての警戒モードのセット条件にトランクリッドの閉鎖が含まれておらず、また、前記警戒モードでの不正行為の検出対象からトランクリッドの開閉が外れているからである。
【0099】
また、上記実施の形態(1)に係る盗難防止装置では、エンジン始動を指示するための遠隔操作を受けてセットされる警戒モードでの不正行為を検出する対象を制限することによって、センサなどが誤検出し、不正行為が生じていないにも拘らず警報音が発生してしまったりするのを防止しているが、別の実施の形態に係る盗難防止装置では、不正行為を検出する対象を制限するのではなく、エンジン始動を指示するための遠隔操作を受けてセットされる警戒モードでの不正行為を検出する検出感度を低くしても良い。
【0100】
例えば、ドアロックを指示するための遠隔操作やキー操作を受けてセットされる警戒モードでは、傾斜センサから得られる車両の角度θが所定の角度θ以上である場合や、マイコンへ供給される電圧vが所定値v以下になっている場合、車両が盗難状態に陥っていると判定し、他方、エンジン始動を指示するための遠隔操作を受けてセットされる警戒モードでは、車両の角度θが所定の角度θ(>θ)以上である場合や、マイコンへ供給される電圧vが所定値v(<v)以下である場合、車両が盗難状態に陥っていると判定するようにしても良い。また、不正行為を検出する対象の制限と、不正行為を検出する検出感度の低下とを両方採用しても良い。
【0101】
また、上記実施の形態(1)に係る盗難防止装置では、ドアロック制御機能、エンジン制御機能、及び盗難監視機能これら全ての機能を有した構成になっているが、別の実施の形態に係る盗難防止装置では、ドアロック制御機能やエンジン制御機能を有しない構成にし、ドアロック/アンロックや遠隔操作によるエンジン始動/停止が行われたことを示す信号を別の装置から取り込むことのできる構成にしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態(1)に係る盗難防止装置を含んで構成される盗難防止システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図2】実施の形態(1)に係る盗難防止装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
【図3】実施の形態(1)に係る盗難防止装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
【図4】実施の形態(1)に係る盗難防止装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
【図5】実施の形態(1)に係る盗難防止装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
【図6】従来の盗難防止装置を含んで構成される盗難防止システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【符号の説明】
41 盗難防止装置
42 マイコン
46 ACCリレー
47 IGリレー
48 STリレー

Claims (9)

  1. 使用者による所定の操作を受けると、警戒モードをセットするための第1の所定条件が成立しているか否かを判断する第1の判断手段と、該第1の判断手段により前記第1の所定条件が成立していると判断されると、警戒モードをセットする第1のセット手段とを備えた盗難防止装置において、
    エンジン始動を指示するための使用者による遠隔操作を受けると、警戒モードをセットするための第2の所定条件が成立しているか否かを判断する第2の判断手段と、
    該第2の判断手段により前記第2の所定条件が成立していると判断されると、警戒モードをセットする第2のセット手段とを備え、
    前記第1の所定条件と前記第2の所定条件とが異なっていることを特徴とする盗難防止装置。
  2. 前記第1の所定条件に、前記所定の操作を受けた後、第1の所定時間が経過することが含まれ、
    前記第2の所定条件に、遠隔操作によるエンジン始動指令を受けた後、前記第2の所定時間が経過することが含まれ、
    前記第2の所定時間が前記第1の所定時間よりも短いことを特徴とする請求項1記載の盗難防止装置。
  3. 前記第1の所定条件に、トランクリッドが閉じていることが含まれているのに対し、
    前記第2の所定条件に、トランクリッドが閉じていることが含まれていないことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の盗難防止装置。
  4. 使用者による所定の操作を受けると、警戒モードをセットするための第1の所定条件が成立しているか否かを判断する第1の判断手段と、該第1の判断手段により前記第1の所定条件が成立していると判断されると、警戒モードをセットする第1のセット手段とを備えた盗難防止装置において、
    エンジン始動を指示するための使用者による遠隔操作を受けると、警戒モードをセットするための第2の所定条件が成立しているか否かを判断する第2の判断手段と、
    該第2の判断手段により前記第2の所定条件が成立していると判断されると、警戒モードをセットする第2のセット手段とを備え、
    前記第1のセット手段によりセットされる警戒モードでの警戒態勢と、前記第2のセット手段によりセットされる警戒モードでの警戒態勢とが異なっていることを特徴とする盗難防止装置。
  5. 前記第2のセット手段によりセットされる警戒モードでの不正行為を検出する対象が、
    前記第1のセット手段によりセットされる警戒モードでの不正行為を検出する対象よりも制限されていることを特徴とする請求項4記載の盗難防止装置。
  6. 前記第2のセット手段によりセットされる警戒モードでは、トランクリッドの開放が検出対象から外れていることを特徴とする請求項5記載の盗難防止装置。
  7. 前記第2のセット手段によりセットされる警戒モードでの不正行為を検出する検出感度が、
    前記第1のセット手段によりセットされる警戒モードでの不正行為を検出する検出感度よりも低く設定されていることを特徴とする請求項4〜6のいずれかの項に記載の盗難防止装置。
  8. 前記第2のセット手段による警戒モードがセットされている場合、第3の所定条件が成立しているか否かを判断する第3の判断手段と、
    該第3の判断手段により前記第3の所定条件が成立していると判断されると、警戒モードでの警戒態勢を、前記第1のセット手段によりセットされる警戒モードでの警戒態勢と同じに設定する警戒態勢設定手段とを備え、
    前記第3の所定条件に、エンジンが停止することが含まれていることを特徴とする請求項4〜7のいずれかの項に記載の盗難防止装置。
  9. 前記第1の所定条件と前記第2の所定条件とが異なっていることを特徴とする請求項4〜8のいずれかの項に記載の盗難防止装置。
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