JP2018176897A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の周辺を撮影するカメラやガラス面の付着物の存在を、早期に乗員に報知することができる画像表示装置を提供する。【解決手段】制御装置による汚れ検出処理は、イグニッションスイッチのOFF状態において、携帯機側通信機が、車両側通信機と通信可能な検出範囲に進入したことが検出されたときに開始される。S1において、カメラが起動させられて、撮影画像を撮影する。S3において、S1の撮影画像に基づいてカメラのレンズに汚れが付着しているか否かが判断される。レンズに汚れが付着していると判断された場合は、S5において、汚れが付着していると判断されたカメラの撮影画像を表示するディスプレイに、報知画像が表示される。【選択図】図6

Description

本発明は、車両周辺の画像を、車室内に取り付けられたディスプレイに表示する画像表示装置に関するものである。
カメラによって撮影された車両周辺の撮影画像を、車室内に取り付けられたディスプレイに表示する画像表示装置が知られている。特許文献1には、カメラによって撮影された撮影画像の一部を切り出して、切り出された画像をディスプレイに表示させる画像表示装置が開示されている。
特許第5938703号公報
上記のような画像表示装置においては、カメラが車両の外側に取り付けられた場合、カメラのレンズに泥や雪等の付着物が付着し、撮影画像に付着物が映り込むことがある。また、カメラが車室内に取り付けられた場合は、カメラは車両のガラス越しに車両周辺を撮影するため、ガラスに付着した付着物が撮影画像に映り込むことがある。カメラやレンズに付着物が付着しているとき、乗員は、レンズやガラスに付着した付着物を拭き取る等の作業を行なう必要がある。従来、乗員は、車両を起動させて(例えば、イグニッションスイッチをオンにさせて)ディスプレイに表示されているカメラの撮影画像を見て、レンズやガラスに付着物があるか否かを判断していたが、乗員がレンズやガラスの付着物の存在を把握するまでに時間がかかることがあった。
本発明は、上記の課題を解決するために創案されたものであり、その目的は、早期に付着物の存在を乗員に報知することができる画像表示装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明においては、車両の周囲を撮影するカメラと、前記カメラによって撮影された撮影画像を表示するディスプレイと、前記カメラと前記ディスプレイとを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記車両に設けられた通信機と通信可能な携帯機が、前記通信機と通信可能な範囲に進入したことに起因して、前記カメラを起動させて前記撮影画像を撮影させ、起動させられた前記カメラによって撮影された前記撮影画像に基づいて前記カメラの視界を遮る付着物があるか否かを判断し、前記付着物があると判断された場合に、前記付着物に起因する報知画像を前記ディスプレイに表示させる画像表示装置が実現される。
上記のように構成したことにより、前記携帯機が前記通信機と通信可能な範囲に進入したことが検出されたことに起因して、前記カメラが起動される。起動された前記カメラの前記撮影画像に基づいて前記付着物の有無が判断され、前記付着物がある場合は、前記ディスプレイが起動されて前記報知画像が表示される。つまり、前記乗員が、前記車両を起動させることによって前記カメラおよび前記ディスプレイを起動させる前に、前記カメラと前記ディスプレイが起動される。そのため、前記車両を起動させる前に、前記付着物に起因した前記報知画像が前記ディスプレイに表示される。したがって、前記車両の乗員が、前記車両を起動させて、前記ディスプレイに表示された前記撮影画像を見て前記付着物の有無を判断する場合よりも早く、前記付着物の存在を前記乗員に報知することができる。
なお、前記車両を起動させる、とは、イグニッションスイッチをオンにさせることのように、前記車両をエンジンまたは前記車両駆動用のモータが起動し得る状態にすることをいう。
ここで、前記カメラの視界を遮る前記付着物とは、撮影画像に映り込むことにより、本来撮影画像に映るべき景色を映らなくさせたり、当該景色の視認性の悪化を引き起こすものをいう。また、前記付着物は、カメラのレンズやガラス面などに付着するものをいい、飛来して付着するものや、ガラス面を伝って付着するものであり、例えば、泥、雪、砂、虫、鳥の糞等である。
また、前記付着物に起因する報知画像とは、前記付着物が検出されたことを前記乗員に報知したり、前記付着物を除去するよう前記乗員に促す画像である。前記報知画像は、メッセージによって前記乗員に報知するものであっても良いし、図やマークによって前記乗員に報知するものであっても良い。また、前記報知画像は、前記付着物が映り込んだ前記撮影画像自体でも良い。
また、前記制御部は、前記カメラによって撮影された前記撮影画像に基づいて前記付着物としての前記カメラのレンズに付着した付着物があるか否かを判断し、前記レンズに付着した前記付着物があると判断された場合は、前記レンズに付着した前記付着物に起因した報知画像を前記ディスプレイに表示させるものとしても良い。
上記のように構成したことにより、前記乗員が前記ディスプレイに表示された前記撮影画像を確認する前に、前記カメラの前記レンズに付着した前記付着物の有無を判断し、報知画像を前記ディスプレイに表示させることができる。例えば、前記カメラが前記車両から降車しなければ前記レンズの前記付着物を拭き取ることができない位置に配置されているときに、前記車両の乗員が前記車両に乗車する前に前記報知画像を確認した場合は、前記乗員が前記車両に乗車することなく、前記カメラの前記付着物を拭き取ることができる。したがって、早期に前記レンズに付着した前記付着物の存在を前記乗員に報知することができる。
また、前記カメラは、車両のガラス越しに前記車両の周囲を撮影するものであり、前記制御部は、前記カメラによって撮影された前記撮影画像に基づいて前記付着物としての前記ガラスに付着した付着物があるか否かを判断し、前記ガラスに付着した前記付着物があると判断された場合は、前記付着物に起因した報知画像を前記ディスプレイに表示させるものとしても良い。
上記のように構成したことにより、前記乗員が前記ディスプレイに表示された前記撮影画像を確認する前に、前記ガラスに付着した前記付着物の有無を判断し、報知画像を前記ディスプレイに表示させることができる。例えば、前記ガラスに付着した付着物が前記車両から降車しなければ汚れを拭き取ることができない位置に付着しているときに、前記車両の乗員が前記車両に乗車する前に前記報知画像を確認した場合は、前記乗員が前記車両に乗車することなく、前記ガラスの前記付着物を拭き取ることができる。したがって、早期に前記ガラスに付着した前記付着物の存在を前記乗員に報知することができる。
また、前記画像表示装置は、前記ディスプレイおよび前記制御部に常時電力を供給可能に接続される電力源をさらに備え、前記制御部は、前記カメラに電力を供給可能に接続されるものとしても良い。
上記のように構成したことにより、前記ディスプレイおよび前記制御部は、前記電力源から電力が供給されることにより、常時起動可能とされている。また、前記カメラは、前記制御部から電力が供給されたときに起動される。したがって、前記車両の前記乗員によって前記車両が起動される前に、前記制御部は、前記カメラに電力を供給して前記撮影画像を撮影させ、前記撮影画像に基づいて前記付着物の有無を判断し、前記ディスプレイに前記報知画像を表示させることができる。
車両が起動されるよりも前に、付着物があることを判断し、乗員に報知することができる。
第1実施形態の画像表示装置の全体を示す模式図である。 第1実施形態の車両を前方から見た斜視図である。 第1実施形態の車両を後方から見た斜視図である。 第1実施形態の車両の室内から前方を見た図である。 図5Aは、カメラによって撮影された撮影画像を示す図である。図5Bは、報知画像が表示されたディスプレイを示す図である。図5Cは、カメラによって撮影された撮影画像を示す図である。 第1実施形態の制御装置が実行する汚れ検出処理を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、画像表示装置4の全体を示す模式図である。図2は、本発明の第1実施形態の画像表示装置4が搭載された車両2を前方から見た斜視図である。図3は、車両2を後方から見た斜視図である。図4は、車両2の車室内から前方を見た図である。図2および図3に示すように、車両2の進行方向を基準として前後方向を規定し、車両2の車幅方向を基準として左右方向を規定する。
図1に示すように、車両2は、画像表示装置4、スマートキー装置5、マルチメディアモニター6、イグニッションスイッチ7、およびバッテリ8を備える。画像表示装置4は、制御装置10、カメラ12a、12b、12c、12d、ディスプレイ14a、14b、後方画像表示装置16、および表示切替スイッチ18を備える。
制御装置10は、CPU、ROM、EEPROM等の不揮発性メモリ、RAM、各種IC、通信インターフェース等を備え、ROMに記録されたプログラムがCPUに実行されること等により、各種制御を行なう。制御装置10には、イグニッションスイッチ7、カメラ12a、12b、12c、12d、ディスプレイ14a、14b、14c、表示切替スイッチ18、後述のスマートキー制御装置52、および後述のマルチメディア制御装置60が通信可能に接続されている。
制御装置10は、複数のカメラ接続ライン20を介して、カメラ12a、12b、12c、12dにそれぞれ電力を供給し、カメラ12a、12b、12c、12dから撮影画像を取得している。制御装置10は、イグニッションスイッチ7がON状態とされたとき、または、スマートキー制御装置52の検出信号を受信したときに、カメラ接続ライン20を介してカメラ12a、12b、12cに電力を供給する。
制御装置10とディスプレイ14a、14b、14cは、ON/OFF制御ライン22および画像ライン24によって接続されている。ON/OFF制御ライン22は、制御装置10からディスプレイ14a、14b、14cの図示しない制御装置にON信号が出力されるときに用いられる。画像ライン24は、制御装置10からディスプレイ14a、14b、14cに画像が出力されるときに用いられる。制御装置10は、イグニッションスイッチ7がON状態とされたとき、または、スマートキー制御装置52の検出信号を受信したときに、ディスプレイ14a、14b、14cの制御装置にON信号を出力する。ディスプレイ14a、14b、14cの制御装置は、制御装置10からON信号を受信したことに基づいて、ディスプレイ14a、14b、14cをそれぞれ起動させる。
また、制御装置10には、電源ライン26、28を介してバッテリ8が接続されている。電源ライン26には、電源ラインスイッチ30が設けられている。電源ラインスイッチ30は、イグニッションスイッチ7のON状態において制御装置10とバッテリ8を接続し、イグニッションスイッチ7のOFF状態において制御装置10とバッテリ8の接続を遮断する。電源ライン28は、いわゆる常時電源線(+B線)であり、制御装置10とバッテリ8を常時接続している。制御装置10には、電源ライン28を介して、常時バッテリ8から電力が供給されている。すなわち、制御装置10は、イグニッションスイッチ7のOFF状態であっても起動している。
カメラ12a、12bは、図2に示すように、車両2の右側サイドミラーおよび左側サイドミラーにそれぞれ取り付けられ、車両2の右側方および左側方をそれぞれ撮影する。カメラ12cは、図3に示すように、車両2のバックドアに取り付けられ、車両2の後方を撮影する。カメラ12dは、図2に示すように、車両2の車室内の天井部に取り付けられ、車両2のフロントガラス越しに前方を撮影する。カメラ12a、12b、12c、12dは、CCD(Charge−Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の撮像素子を用いて、少なくとも可視光領域の画像を撮影する。
カメラ12a、12b、12c、12dは、制御装置10からカメラ接続ライン20を介して電力が供給されることにより起動され、撮影画像を撮影する。撮影された撮影画像は、カメラ接続ライン20を介して制御装置10に出力される。起動中のカメラ12a、12b、12c、12dは、制御装置10からの電力供給が停止されることにより、撮影を停止する。
ディスプレイ14aは、図4に示すように、運転席側のインストルメントパネルに取り付けられ、カメラ12aによって撮影された右側方の画像、または、制御装置10に記憶されている報知画像を表示する。ディスプレイ14bは、助手席側のインストルメントパネルに取り付けられ、カメラ12bによって撮影された左側方の画像または報知画像を表示する。
ディスプレイ14a、14bの制御装置は、図1に示すように、それぞれ電源ライン32を介して常時バッテリ8に接続され、制御装置10からの信号に基づいてディスプレイ14a、14bを起動させる。すなわち、イグニッションスイッチ7の状態に関わらず、制御装置10からON/OFF制御ライン22を介して出力されるON信号がディスプレイ14a、14bの制御装置に入力されることにより、ディスプレイ14a、14bが起動される。ディスプレイ14a、14bは、起動中、制御装置10から画像ライン24を介して出力された画像を表示する。起動中のディスプレイ14a、14bは、制御装置10からのON信号の出力が停止されることにより、画像の表示を停止する。
後方画像表示装置16は、図4に示すように、車室内の天井部に取り付けられ、運転席よりも前方、かつ運転席と助手席の間に配置されている。後方画像表示装置16は、ディスプレイ14c、鏡面34、およびフレーム36を備える。
ディスプレイ14cは、鏡面34よりも小さくなるように形成され、鏡面34の略中央に配置されている。ディスプレイ14cは、カメラ12cによって撮影された後方の画像または報知画像を表示する。
ディスプレイ14cの図示しない制御装置は、図1に示すように、電源ライン38、40を介してバッテリ8に接続されている。電源ライン38には、電源ラインスイッチ42が設けられている。電源ラインスイッチ42は、イグニッションスイッチ7のON状態においてディスプレイ14cとバッテリ8を接続し、イグニッションスイッチ7のOFF状態においてディスプレイ14cとバッテリ8の接続を遮断する。すなわち、イグニッションスイッチ7がON状態にされたとき、ディスプレイ14cに電源ライン38を介してバッテリ8が接続され、電力が供給される。
電源ライン40は、ディスプレイ14cとバッテリ8を常時接続している。ディスプレイ14cの制御装置には、電源ライン40を介して、常時バッテリ8から電力が供給され、制御装置10からの信号に基づいてディスプレイ14cを起動させる。すなわち、制御装置10からディスプレイ14cの制御装置にON信号が入力されたときは、イグニッションスイッチ7の状態に関わらず、ディスプレイ14cが起動される。
鏡面34は、図4に示すように、フレーム36と略同じ大きさに形成され、フレーム36にはめ込まれている。鏡面34は、車両2の後方を映すものであり、鏡面34の一部にはディスプレイ14cが形成されている。つまり、鏡面34は、ディスプレイ14cの表面に形成された鏡面部44aと、ディスプレイ14cの周囲の鏡面部44bとを含むものである。
ディスプレイ14cが作動していない状態においては、鏡面部44aおよび鏡面部44bが光学ミラーとして機能する(鏡面表示状態)。ディスプレイ14cが作動している状態においては、車両2の乗員がディスプレイ14cに表示された画像を目視できるようになる(ディスプレイ表示状態)。
表示切替スイッチ18は、図2に示すように、後方画像表示装置16と車両2の天井部との接続部分に設けられる。表示切替スイッチ18は、後方画像表示装置16の表示状態を、鏡面表示状態とディスプレイ表示状態とに切り替えるための信号を制御装置10に出力する。表示切替スイッチ18のON状態とOFF状態は、乗員によって、後方画像表示装置16のフレーム36の角度が変更されることにより切り替えられる。フレーム36は、乗員の操作により、後方画像表示装置16に設けられた回動機構によって回動させられる。
フレーム36が後方画像表示装置16に設けられた保持機構により鏡面34に車両2の天井が映る角度に保持されたときは、表示切替スイッチ18の接点が閉じて、表示切替スイッチ18はON状態となる。表示切替スイッチ18がON状態とされたとき、後方画像表示装置16の表示状態がディスプレイ表示状態に切り替えられる。
フレーム36の角度が、保持機構により鏡面34に車両2の後方の景色が映る角度に保持されたときは、表示切替スイッチ18の接点が開いて、表示切替スイッチ18はOFF状態となる。表示切替スイッチ18がOFF状態とされたとき、後方画像表示装置16の表示状態がディスプレイ表示状態から鏡面表示状態に切り替えられる。
スマートキー装置5は、車両側通信機50およびスマートキー制御装置52を備える。スマートキー装置5は、図1に示すように、電源ライン54を介して常時バッテリ8に接続されている。したがって、スマートキー装置5には常にバッテリ8から電力が供給されおり、スマートキー装置5は、イグニッションスイッチ7の状態に関わらず常に起動されている。
車両側通信機50は、図2および図3に示すように、車両2の左前ドア、右前ドア、左後ドア、右後ドアの近傍にそれぞれ設けられる。車両側通信機50は、乗員に携帯されるスマートキーに搭載された携帯機側通信機56と無線通信を行なう。車両側通信機50は、検出範囲において携帯機側通信機56と通信可能である。車両側通信機50は、予め設定された時間毎に電波を発信し、検出範囲内にスマートキーがある場合は、携帯機側通信機56と通信して取得した情報をスマートキー制御装置52に出力する。
スマートキー制御装置52には、車両側通信機50が接続されている。スマートキー制御装置52は、車両側通信機50から出力される携帯機側通信機56の情報と、予め記憶されている情報とを照合して、携帯機側通信機56が車両2に予め登録されている携帯機側通信機56であるか否かを判断する。これにより、車両2に予め登録されている携帯機側通信機56が検出範囲内にあることが検出される。スマートキー制御装置52は、イグニッションスイッチ7がOFF状態であっても、予め設定された時間毎に車両側通信機50に電波を発信させる。これにより、スマートキー制御装置52は、検出範囲の外側から内側に進入する携帯機側通信機56を検出することができる。
マルチメディアモニター6は、インターネット通信、DVDプレーヤー、ナビゲーションシステム、テレビ等の機能を有するものである。マルチメディアモニター6は、図1に示すように、電源ライン62を介してバッテリ8に接続されている。電源ライン62には、電源ラインスイッチ64が設けられている。電源ラインスイッチ64は、イグニッションスイッチ7のON状態においてマルチメディアモニター6とバッテリ8を接続し、イグニッションスイッチ7のOFF状態においてマルチメディアモニター6とバッテリ8の接続を遮断する。したがって、イグニッションスイッチ7のON状態において、マルチメディアモニター6に、電源ライン62を介してバッテリ8から電力が供給され、マルチメディアモニター6が起動される。また、イグニッションスイッチ7のOFF状態において、バッテリ8からマルチメディアモニター6への電力の供給が停止する。
マルチメディアモニター6は、マルチメディア制御装置60およびディスプレイ14dを備える。マルチメディア制御装置60には、制御装置10およびディスプレイ14dが通信可能に接続されている。マルチメディア制御装置60は、イグニッションスイッチ7のON状態において、ディスプレイ14dに画像や映像を表示させる。ディスプレイ14dは、テレビの映像やナビゲーションシステムの画像の他、カメラ12a、12b、12c、12dによって撮影された画像が表示可能に構成されている。
イグニッションスイッチ7は、ボタンが乗員に押されることにより、イグニッションスイッチの状態をON状態とOFF状態とに切り替えるものである。本実施形態において、イグニッションスイッチ7のON状態とは、いわゆるIG−ON状態(イグニッションスイッチON状態)およびACC−ON状態(アクセサリースイッチON状態)を含むものとする。なお、イグニッションスイッチ7がON状態であるときは、車両2を駆動するためのエンジンやモータがそれぞれ起動可能な状態とされている。また、別の言い方をすれば、イグニッションスイッチ7がON状態であるときは、車両2の状態が起動状態であるということができる。
イグニッションスイッチ7がON状態のとき、電源ラインスイッチ30、42、64が閉じ、制御装置10、ディスプレイ14c、マルチメディアモニター6の各々とバッテリ8とを接続する。このとき、制御装置10は、イグニッションスイッチ7のON状態を検出したことに呼応して、制御装置10からカメラ12a、12b、12c、12dに電力を供給する。また、制御装置10は、イグニッションスイッチ7のON状態を検出したことに呼応して、ディスプレイ14a、14b、14cにON/OFF制御ライン22を介してON信号を出力する。
イグニッションスイッチ7がOFF状態となったとき、電源ラインスイッチ30、42、64が、制御装置10、ディスプレイ14c、マルチメディアモニター6の各々とバッテリ8との接続を遮断する。スマートキー装置5によってスマートキーが検出されていない場合は、制御装置10からカメラ12a、12b、12c、12dへの電力供給が停止され、制御装置10からディスプレイ14a、14b、14cへのON信号の出力が停止される。
以下、制御装置10によって実行されるカメラ12a、12b、12cのレンズの汚れを検出する処理(汚れ検出処理)について説明する。図5Aは、カメラ12cのレンズに汚れが付着しているときの撮影画像を示す図である。図5Bは、図5Aの撮影画像が撮影されたときに、ディスプレイ14cに表示される報知画像を示す図である。図5Cは、カメラ12cのレンズの汚れが拭き取られた後の撮影画像を示す図である。
カメラ12a、12b、12cのそれぞれのレンズには、図5Aに示すように、カメラ12a、12b、12cの視界を遮る汚れ(付着物)が付着し、付着物が撮影画像に映り込むことがある。レンズの汚れは適切な運転の妨げになる恐れがあるため、レンズに汚れが付着しているか否かを判断し、汚れが付着している場合は除去する必要がある。
本実施形態においては、イグニッションスイッチ7のOFF状態において、制御装置10によって汚れ検出処理が実行される。
イグニッションスイッチ7のON状態においては、制御装置10からカメラ接続ライン20を介してカメラ12a、12b、12cに電力が供給され、撮影画像が撮影されている。また、ディスプレイ14a、14b、14cには、制御装置10からON/OFF制御ライン22を介してON信号が出力され、画像ライン24を介して撮影画像が出力されているため、撮影画像が表示されている。このとき、レンズの汚れの有無は、乗員が撮影画像を見ることにより判断できるため、制御装置10による汚れ検出処理は実行されない。
一方、イグニッションスイッチ7のOFF状態において、制御装置10およびスマートキー装置5は、電源ライン28および電源ライン54を介して常時バッテリ8に接続されているため、ON状態である。また、カメラ12a、12b、12cは、制御装置10からカメラ接続ライン20を介して電力が供給されていないためOFF状態である。ディスプレイ14a、14b、14cは、バッテリ8には接続されているが、制御装置10からON/OFF制御ライン22を介してON信号が出力されていないため、OFF状態である。
イグニッションスイッチ7のOFF状態において、スマートキー装置5が携帯機側通信機56を検出し、スマートキー制御装置52から制御装置10に検出信号が出力されたときに、制御装置10からカメラ接続ライン20を介してカメラ12a、12b、12cに電力が供給され、それぞれの撮影画像が撮影される。そのため、制御装置10は、撮影された撮影画像の輝度の変化等に基づいて、レンズに汚れが付着しているか否かを判断することができる。
例えば、図5Aに示す、カメラ12cの撮影画像70に基づいて、カメラ12cのレンズに汚れが付着していると判断された場合、制御装置10は、ディスプレイ14cにON信号を出力する。ディスプレイ14cにON信号が入力されると、ディスプレイ14cが起動される。制御装置10は、起動させたディスプレイ14cに、予め作成されて制御装置10に記憶されている報知画像72を出力する。報知画像72は、図5Bに示すように、黒地に白い文字でカメラ12cの汚れを報知し、拭き取りを促すメッセージが記載された画像である。
報知画像72の表示は、図5Cに示す、乗員により汚れが拭き取られた後の撮影画像74が撮影され、制御装置10によりレンズの汚れが無くなったと判断されるまで継続される。撮影画像74に基づいて、カメラ12cのレンズの汚れが無くなったと判断された場合は、乗員による確認のため、ディスプレイ14cに撮影画像74を所定期間表示させる。所定期間とは、カメラ12cの拭き取りを行なった乗員が、ディスプレイ14cを確認するために必要とされる時間であり、予め制御装置10に記憶されている。所定期間経過後、制御装置10は、ディスプレイ14cへのON信号出力および画像出力を停止し、カメラ12cへの電力供給を停止して、ディスプレイ14cおよびカメラ12cをOFF状態とする。
つぎに、制御装置10が実行する汚れ検出処理についてフローを用いて説明する。図6は、制御装置10が実行する汚れ検出処理を示すフローチャートである。図6のフローチャートによる処理は、イグニッションスイッチ7のOFF状態において、携帯機側通信機56が、車両側通信機50と通信可能な検出範囲に進入したことをスマートキー制御装置52が検出し、スマートキー制御装置52から制御装置10に検出信号が出力されたときに開始される。
ステップ1(以下、S1と略称する。他のステップも同様とする。)において、制御装置10は、カメラ12a、12b、12cに電力を供給し、撮影画像を撮影させる。
S3において、制御装置10は、カメラ12a、12b、12cの撮影画像を取得し、取得された撮影画像に基づいてカメラ12a、12b、12cのレンズに汚れが付着しているか否かを判断する。S3の判断は、S1で撮影された撮影画像を、画像解析を行なうことにより実行される。この画像解析においては、撮影画像において認識された撮影対象物と、予め記憶した複数の付着物とを比較し、撮影画像中の撮影対象物が付着物であるか否かを判断する。カメラ12a、12b、12cのいずれかのレンズに汚れが付着していると判断された場合はS5に進み、カメラ12a、12b、12cのレンズのいずれにも汚れが付着していないと判断された場合はS11に進む。
S5において、制御装置10は、汚れが付着していると判断されたカメラの撮影画像を表示するディスプレイにON信号を出力し、報知画像を出力する。
S7において、制御装置10は、汚れが付着していると判断されたカメラによって撮影された撮影画像を取得し、取得された撮影画像に基づいてカメラの汚れが無くなったか否かを判断する。カメラの汚れが無くなったと判断された場合はS9に進み、カメラの汚れがなくなっていないと判断された場合はS5に戻る。
S9において、制御装置10は、付着していた汚れが無くなったと判断されたカメラの撮影画像を取得し、取得した撮影画像を所定期間ディスプレイに出力する。
S11において、起動されたカメラへの電力供給および起動されたディスプレイへのON信号の出力が停止され、フローによる処理が終了する。
以上のように、本実施形態においては、携帯機側通信機56が検出範囲に進入したときに、カメラ12a、12b、12cの汚れの有無が判断される。そのため、乗員が車両2に乗車し、イグニッションスイッチ7をON状態にしてディスプレイ14a、14b、14cに表示された撮影画像を確認する前に、カメラ12a、12b、12cに汚れがある場合は、報知画像を表示させることができる。したがって、イグニッションスイッチ7のOFF状態において、カメラに汚れが付着していることを検出し、乗員に報知することができる。
また、乗員が車両2に乗車する前に報知画像を確認した場合、車両2に乗車する前に、汚れが付着しているカメラの汚れを拭き取ることができる。例えば、カメラ12cに汚れが付着している場合、乗員は、車両2に乗車することなく、車両後部まで移動してカメラ12cの汚れを拭き取ることができる。したがって、カメラに付着した汚れを早期に除去することができる。
本実施形態において、制御装置10は制御部の一例であり、車両側通信機50は車両に設けられた通信機の一例である。携帯機側通信機56は携帯機の一例であり、検出範囲は携帯機が通信機と通信可能な範囲の一例である。カメラ12a、12b、12cのレンズの汚れはカメラの視界を遮る付着物の一例であり、報知画像72は付着物に起因する報知画像の一例である。
なお、以上のように本発明の態様について説明したが、本発明の画像表示装置は、前述の態様に限られるものではなく、本発明の要旨から逸脱しない範囲において、種々の変更を行なうことが可能である。
第1実施形態においては、車両2に設けられた通信機および通信機と通信する携帯機として、スマートキー装置5を使用することとしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、通信機としてリモコンキー装置を使用し、携帯機としてリモコンキーを使用しても良い。リモコンキーは、乗員の操作により、リモコンキー装置のアンテナに電波を発信するものである。リモコンキーはドアロックを解錠する解錠信号と、ドアロックを施錠する施錠信号を発信する。リモコンキーを使用する場合は、乗員の操作により発信されたリモコンキーの解錠信号をアンテナが受信したときに、図6のS3以下と同様の処理を実行する。
また、第1実施形態においては、カメラの視界を遮る付着物として、カメラのレンズの汚れを検出するとしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、カメラの視界を遮る付着物として、フロントガラス越しに前方を撮影するカメラ12dの撮影範囲に位置するフロントガラスの汚れを検出してもよい。この場合、制御装置10は、第1実施形態と同様に、S1おいてカメラ12dを起動させ、S3においてカメラ12dによって撮影された撮影画像に画像処理を施し、フロントガラスに汚れが付着しているか否かを判断する。フロントガラスに汚れが付着していると判断された場合は、S5において、フロントガラスに汚れが付着していることを示す報知画像をディスプレイ14a、14b、14c、14dのうちの少なくとも1つのディスプレイに表示させる。
なお、上述の実施形態においては、汚れが検出されたカメラに対応するディスプレイに、当該カメラに汚れが付着していることに起因する画像が表示されていたが、本発明はこれに限られるものではない。すなわち、カメラ12a、12b、12c、12dのうちの1つに汚れが付着していると判断された場合は、ディスプレイ14a、14b、14c、14dのうちの少なくとも1つに、その旨を示す画像を表示しても良いのである。このように、画像をディスプレイ14a、14b、14c、14dのうちの少なくとも1つに表示する場合は、当該画像中に、汚れが付着していると判断されたカメラの位置を示す情報を表示することが望ましい。
また、第1実施形態において、付着物に起因する報知画像として、黒地に白色の文字で汚れの拭き取りを促すメッセージが記載された報知画像72をディスプレイに表示させるとしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、カメラに汚れがあること、または、汚れのあるカメラの位置等を示す図が記載された画像を、報知画像としてディスプレイに表示させることとしても良い。
2:車両 4:画像表示装置 5:スマートキー装置 6:マルチメディアモニター 7:イグニッションスイッチ 8:バッテリ 10:制御装置 12a、12b、12c、12d:カメラ 14a、14b、14c、14d:ディスプレイ 16:後方画像表示装置 18:表示切替スイッチ 20:カメラ接続ライン 22:ON/OFF制御ライン 24:画像ライン 26:電源ライン 28:電源ライン 30:電源ラインスイッチ 32:電源ライン 34:鏡面 36:フレーム 38:電源ライン 40:電源ライン 42:電源ラインスイッチ 44a、44b:鏡面部 50:車両側通信機 52:スマートキー制御装置 54:電源ライン 56:携帯機側通信機 60:マルチメディア制御装置 62:電源ライン 64:電源ラインスイッチ 70:撮影画像 72:報知画像 74:撮影画像

Claims (1)

  1. 車両の周囲を撮影するカメラと、
    前記カメラによって撮影された撮影画像を表示するディスプレイと、
    前記カメラと前記ディスプレイとを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記車両に設けられた通信機と通信可能な携帯機が、前記通信機と通信可能な範囲に進入したことに起因して、前記カメラを起動させて前記撮影画像を撮影させ、
    起動させられた前記カメラによって撮影された前記撮影画像に基づいて前記カメラの視界を遮る付着物があるか否かを判断し、
    前記付着物があると判断された場合に、前記付着物に起因する報知画像を前記ディスプレイに表示させる画像表示装置。
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