JP2007015663A - 車両用監視モニタシステム - Google Patents

車両用監視モニタシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2007015663A
JP2007015663A JP2005202114A JP2005202114A JP2007015663A JP 2007015663 A JP2007015663 A JP 2007015663A JP 2005202114 A JP2005202114 A JP 2005202114A JP 2005202114 A JP2005202114 A JP 2005202114A JP 2007015663 A JP2007015663 A JP 2007015663A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
face
driver
camera
vehicle
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005202114A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Ogami
健一 大上
Tomoki Nagao
朋喜 長尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2005202114A priority Critical patent/JP2007015663A/ja
Publication of JP2007015663A publication Critical patent/JP2007015663A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

【課題】 本発明は複数のカメラの画像を選択的に表示させる際の操作性を改善することを課題とする。
【解決手段】 車両用監視モニタシステム10は、運転者38の顔を撮像する運転者用カメラ22と、運転者用カメラ22により撮像された運転者38の顔向き検知データをナビゲーション用ECU14に供給する顔向き検知ECU36とを有する。ナビゲーション用ECU14は、顔向き検知ECU36により検知された運転者38の顔角度から周辺監視モードを設定する周辺監視モード設定手段60と、顔角度判定手段60により判定された運転者38の顔の角度に応じた撮像カメラを複数の撮像カメラの中から選択するカメラ選択手段62と、予め複数の特定領域を1台の撮像カメラ52で撮像するように設定されている場合に運転者の顔の角度に一致する特定領域の画像を拡大表示する拡大表示手段66とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は車両用監視モニタシステムに係り、特に車両の周辺を撮像する複数の撮像手段を運転者の意志に応じて切り替えて表示装置に表示させるよう構成された車両用監視モニタシステムに関する。
自動車のように運転者がハンドルを操作して運転する車両において、車両の周囲を監視するカメラからの画像を表示装置に表示して運転者の視覚的なアシストを行なう装置の開発が進められている。
例えば、夜間走行時に運転者の視覚的なアシストを行なう装置としてCCD(charge coupled device)イメージセンサを用いたCCDカメラと眼鏡型のディスプレイとを組み合わせたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、車両が交差点に進入する際に左右方向の確認をアシストする車両用監視モニタシステムとして、車両前端に左右方向の画像を同時に撮像するカメラを取り付け、この前端カメラからの左右方向画像を運転席の前に取り付けられた車内モニタに表示させるものもある(例えば、特許文献2参照)。
このような車両用監視モニタシステムでは、車両の速度が所定以下の低速になると、自動的にカメラからの画像を車内モニタに表示させるため、徐行しながら交差点に進入することで交差点の左右方向の状況を車内モニタで確認できる。
特開2003−11722号公報 特開平6−171425号公報
上記引用文献1に記載された眼鏡型の装置では、運転者の頭部に装着するため、運転者としては煩わしく、且つ視認方向の映像を一様に観察できるだけであった。
また、上記引用文献2に記載された装置では、車両の前端以外の箇所(例えば、車両後方、車両左右側面など)にもカメラを増設する場合に各カメラ毎のスイッチを設けることになり、運転者が複数のスイッチを選択してオン・オフ操作して車内モニタに表示させるため、画像の切替操作が面倒になるという問題が生じる。
そこで、本発明は運転者の顔の角度を検知して表示画面を切り替えることにより上記課題を解決した車両用監視モニタシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような手段を有する。
請求項1記載の発明は、車両内部に設けられた表示装置と、前記車両の周辺を撮像するように配置された複数の撮像カメラと、該複数の撮像カメラのうち選択された任意の撮像カメラにより撮像された画像を前記表示装置に表示する車両用監視モニタシステムにおいて、当該車両の運転者の顔を撮像する運転者用カメラと、前記運転者用カメラからの画像データに基づいて前記運転者の顔角度を検知する顔角度検知手段と、前記顔角度検知手段により検知された前記運転者の顔の角度に応じた撮像カメラを前記複数の撮像カメラの中から選択するカメラ選択手段と、該カメラ選択手段により選択された撮像カメラからの画像を前記表示装置に表示することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、予め複数の特定領域を1台の撮像カメラで撮像するように設定されている場合に前記顔角度検知手段に検知された前記運転者の顔の角度に一致する前記特定領域の画像を前記表示装置に拡大表示する拡大表示手段を有することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記顔角度検知手段が、前記運転者の顔を撮像する運転者用カメラからの画像から運転者の顔の輪郭データを抽出し、該顔輪郭データに基づいて顔角度を演算する顔角度演算手段を有することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記顔角度検知手段が、前記運転者の顔が正面を向いた状態を基準位置に設定し、該基準位置に対して前記運転者の顔の向き及び角度を検知することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記複数の撮像カメラが、少なくとも、前記車両の前面から左右方向を撮像する第1の撮像カメラと、前記車両の左右側面を撮像する第2の撮像カメラと、前記車両の後方を撮像する第3の撮像カメラとを含むことを特徴とする。
本発明によれば、角度検知手段により検知された運転者の顔の角度に応じた撮像カメラを複数の撮像カメラの中から選択し、選択された撮像カメラからの画像を表示装置に表示するため、運転者が顔の角度を変えるだけで表示装置に表示される画像をカメラ画像に切り替えることができ、例えば、運転中に他のカメラの画像を確認したときでも運転操作を妨げることがなく、複数の撮像カメラの中から運転者が希望するカメラの画像をスイッチ操作等の面倒な操作をせずに切り替えることが可能になる。
また、本発明によれば、予め複数の特定領域を1台の撮像カメラで撮像するように設定されている場合に顔角度検知手段に検知された運転者の顔の角度が予め設定された一の特定領域に一致するときは、その特定領域の画像を表示装置に拡大表示するため、例えば、運転者から死角になる場所に障害物がある場合でも顔角度によってその障害物がどのようなものかを容易に確認することが可能になる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明になる車両用監視モニタシステムの一実施例を示す構成図である。図2は車両を上から見た平面図である。図1及び図2に示されるように、車両用監視モニタシステム10は、自動車等の車両12に搭載されたナビゲーション用ECU(electronic control unit)14により制御されており、ナビゲーション用ECU14はGPSアンテナ(位置測定手段)16により複数の人口衛星(図示せず)からの電波を受信すると、受信した信号に基づいて現在位置を演算し、液晶ディスプレイ(表示装置)18に測定位置及びその周辺の地図を表示する。さらに、ナビゲーション用ECU14は、運転者の顔の向きを検知して後述する複数のカメラから一のカメラを選択することにより、液晶ディスプレイ18に表示されるカメラ画像を切り替える手段を有する。
また、車両用監視モニタシステム10は、運転者の顔画像データや顔角度−カメラ選択データベース及びその他のカーナビゲーション情報などが格納された記憶装置20と、運転者38の顔を撮像する運転者用カメラ22とを有する。運転者用カメラ22は、運転者38の顔を正面から撮像する位置に設けられており、ステアリングホイール24に取り付けられた運転者用カメラスイッチ34がオンに操作された場合に顔の画像データを逐次出力する。そして、ナビゲーション用ECU14は、運転者用カメラスイッチ34がオフに操作された場合には通常モードを設定し、運転者用カメラスイッチ34がオンに操作された場合には、後述するように運転者38の顔の向きに応じて表示画面を切り替える周辺監視モードを設定する。
運転者用カメラ22は、例えば、CCD撮像素子やC-MOS撮像素子を用いた車載用カメラからなり、例えば、運転者38の顔を正面下方から撮像できるステアリングホイール24のコラムカバー26の上部やメータハウジング内、あるいはインナミラー内やフロントガラスの上部などの正面上方に取り付けられている。尚、運転者用カメラ22の取付位置は、運転操作の妨げにならない位置であれば良いが、カメラ位置によって運転者の顔画像が変わるため、顔向き検知の演算処理はカメラ位置に応じた演算方法を用いることになる。また、上記記憶装置20としては、例えば、ハードディスク装置やDVD装置等が用いられる。
液晶ディスプレイ18は、運転席28と助手席30との両方からみることができるようにダッシュボード32上のほぼ中間位置に設けられている。また、液晶ディスプレイ18の画面は、タッチパネル式になっており、運転者または搭乗者が触れることにより各種入力操作(例えば、目的地の設定操作等)が行なえる。
また、運転者用カメラ22により撮像された運転者の顔画像は、顔向き検知ECU36に供給される。顔向き検知ECU36では、後述するように顔の輪郭形状及び顔中心線の位置に基づいて顔向き検知データを生成し、車両走行中の顔の向きに応じた顔輪郭データをナビゲーション用ECU14に供給する。
また、ナビゲーション用ECU14には、車速センサ40により検出された速度検出信号から車両速度を演算する車速演算部42から車両速度情報が入力される。そして、車速演算部42からの車両速度が所定速度以下(例えば、10km/h以下)の場合には、前端カメラ画像を液晶ディスプレイ18に表示するように表示画面を切り替える。
また、シフトレバーの操作位置を検出するシフトレバー検出スイッチ46が設けられており、例えば、シフトレバー検出スイッチ46によりシフトレバー位置がリバース位置に操作されたことが検出されると、ナビゲーション用ECU14は、後方カメラ画像を液晶ディスプレイ18に表示するように表示画面を切り替える。
車両12は、前端中央に前端カメラ50が取り付けられている。この前端カメラ50は、予め設定された複数の特定領域A〜Cを撮像するようにプリズム及びレンズからなる光学系を有しており、通常モードで車速センサ40により検出された車速が所定速度以下になると、特定領域A〜Cを同時に撮像して液晶ディスプレイ18に表示する。また、車両12の後部中央には、後方カメラ52が取り付けられている。後方カメラ52は、通常モードでシフトレバーがリバース位置(後退位置)に操作されたときにF領域を撮像して液晶ディスプレイ18に表示する。
さらに、車両12の左右のサイドミラー53,55には、運転者38から死角となる車両12の左右側面の領域D,Eを撮像するサイドカメラ54,56が設けられている。各カメラ50,52,54,56は、夫々CCD撮像素子やC-MOS撮像素子を用いたデジタルカメラからなり、後述するように顔向き検知ECU36から供給された顔向き検知データにより運転者38の顔角度を判定し、顔角度に応じたカメラ選択を行なうナビゲーション用ECU14のカメラ選択処理により液晶ディスプレイ18に表示するカメラ画像を切り替える。
ナビゲーション用ECU14は、顔向き検知ECU36により検知された運転者38の顔向き検知データから周辺監視モードを設定する周辺監視モード設定手段60と、周辺監視モード設定手段60により設定された場合に運転者38の顔の向きに応じた撮像カメラを複数の撮像カメラの中から選択するカメラ選択手段62と、予め複数の特定領域(図8(A)参照)を1台の撮像カメラ52で撮像するように設定されている場合に顔向き検知ECU36に検知された運転者の顔の向きが予め設定された一の特定領域の方向に一致するときは、運転者の顔の向きに一致する特定領域の画像を拡大表示する拡大表示手段66とを有する。
図3は車両用監視モニタシステム10の構成を示すブロック図である。図3に示されるように、ナビゲーション用ECU14には、上記GPSアンテナ16、液晶ディスプレイ18、記憶装置20、顔向き検知ECU36、車速演算部42、前端カメラ50、後方カメラ52の他にタッチパネル18a、TVチューナ56が接続されている。
顔向き検知ECU36は、ナビゲーション用ECU14と別体に設けられており、運転者用カメラ22からの映像信号に基づいて顔の向きを検知し、顔の向き(左右方向の角度)に応じた顔向き検知データをナビゲーション用ECU14に出力する。尚、ナビゲーション用ECU14が顔向き検知ECU36を兼ねるように一体な構成とすることも可能である。
図4は運転者38の顔画像の表示例を示す図であり、(A)は運転者が正面をみている状態の顔画像を示す図、(B)は運転者が液晶ディスプレイ18をみている状態の顔画像を示す図である。
図4(A)に示されるように、運転者38が正面を向いた状態で運転者用カメラ22により撮像された運転者38の顔画像は、縦寸法に対する横寸法の比が大きくなる。また、図4(B)に示されるように、運転者38が側方(斜め横方向)を向いた状態で運転者用カメラ22により撮像された運転者38の顔画像は、縦寸法に対する横寸法の比が小さくなる。
そのため、顔向き検知ECU36では、運転者用カメラ22により撮像された運転者38の顔画像から顔向きを検知することができる。本実施例の顔向きを検知方法としては、例えば、(1)顔輪郭を求め、顔輪郭に基づき顔横幅の変化を検出して顔向きを検知する方法、(2)運転者の顔を構成する顔パーツ(耳、目、鼻など)の左右対称性から顔中心の位置を検出して顔向きを求める方法、(3)顔輪郭と顔中心線の移動位置との横方向の比率から顔向き角度を演算する方法などがある。また、これ以外の顔向きを検知方法としては、顔輪郭及び顔パーツ(目、耳、鼻など)のパターンマッチングで顔向きを検知することも可能である。
以下、顔輪郭と顔中心線の移動位置との横方向の比率から顔向き角度を演算する方法により顔向き検知方法について具体例を挙げて説明する。
図5は運転者38の顔画像の輪郭を画像処理した表示例を示す図であり、(A)は運転者が正面をみている状態の顔輪郭画像を示す図、(B)は運転者が液晶ディスプレイ18をみている状態の顔輪郭画像を示す図である。
図5(A)に示されるように、運転者38が車両12の正面を向いた状態の顔輪郭38Aをエッジ処理により抽出し、顔輪郭38Aから顔の仮想中心線Oを求め、この仮想中心線Oの左右領域となる左顔半分の横幅aと右顔半分の横幅bとの顔向き比率a/bを求める。例えば、運転者が正面を向いている場合は、左右対称であるので顔向き比率がa/b≒1となる。
また、図5(B)に示されるように、運転者38が側方(斜め横方向)を向いた状態の顔輪郭38Bをエッジ処理により抽出し、顔輪郭38Aから顔の仮想中心線O’を求め、この仮想中心線Oの左右領域となる左顔半分の横幅a’と右顔半分の横幅b’との顔向き比率a/bを求める。例えば、運転者が側方を向いている場合は、左顔半分の横幅a’が大きくなり、右顔半分の横幅b’が小さくなるので顔向き比率がa’/b’≒0.3〜0.5となる。
従って、顔向き比率がa/bを演算することにより運転者の顔向き方向を検知することが可能になる。
ここで、ナビゲーション用ECU14が実行する顔角度制御処理について図6及び図7を参照して説明する。
ナビゲーション用ECU14は、図6に示すS11において、当該車両12の運転者用カメラスイッチ34がオンに操作された場合、S12に進み、顔向き検知ECU36から供給された顔向きデータ(例えば、顔輪郭データ及び顔向き比率などを含む)を運転者38が正面を向いたときの判定基準データとして記憶装置20に登録する。通常、運転者38が車両12に乗車してエンジン始動操作する際、運転席28の正面に配置されたメータを見て車両状態を確認している。このとき、運転者用カメラ22により撮像された運転者38の顔画像は、正面を向いた状態であるので、当該運転者の判定基準画像として登録される。
続いて、S13では、記憶装置20に記憶された顔角度−カメラ選択データベース(図示せず)を読み込む。続いて、S14に進み、顔向き検知ECU36から顔向きデータを取得する。
次の、S15では、現在の顔向き検知ECU36から取得した顔向きデータと前述したS12で取得した顔向きデータとを比較し、現在の運転者38が正面を向いているか否かを判定する。例えば、現在の顔向きデータと判定基準データとしての顔向きデータがほぼ一致した場合(顔向き比率がa/b≒1)は、運転者38の顔が正面をみているものと判定し、現在の顔向きデータと判定基準データとしての顔向きデータが一致しない場合(顔向き比率がa/b≒0.3〜0.5)は、運転者38の顔が側方(液晶ディスプレイ18方向)を向いていると判定する。
S16において、正面を向いたときの顔角度を基準角度(α=0)とした場合に、顔向き比率がa/bから検知された顔角度αが角度α1より小さいときは、S17に進み、通常モードを設定する。この通常モードとは、運転者38の顔検知を行なわず、運転者38の運転操作によって液晶ディスプレイ18に表示するカメラ画像を切り替えるモードである。
従って、S18において、シフトレバーがリバース位置に操作されたときは、S19に進み、後方カメラ54により撮像された後方の領域Fの画像を液晶ディスプレイ18に表示する。また、S18において、シフトレバーがリバース位置に操作されていないときは、S20に進み、車両12の車速が所定速度V以上(例えば、V=10km/h)か否かをチェックする。S20において、車両12の車速が所定速度V以下に減速された場合は、S21に進み、前端カメラ50により撮像された特定領域A〜Cの画像を液晶ディスプレイ18に表示する。
また、上記S20において、車両12の車速が所定速度以上である場合には、S22に進み、カーナビゲーション表示モードに移行する。これにより、液晶ディスプレイ18には、GPS情報に基づく現在位置とその周辺の地図情報が表示される。
上記S16において、顔角度αが角度α1より大きいときは、S23に進み、車両12の周辺をカメラにより監視する周辺監視モードに移行する(周辺監視モード設定手段60)。そして、S24において、上記S15の判定結果(顔向き比率から得られた顔向きデータに基づく判定処理)から顔角度αがα2>α>α1であるときは、顔角度−カメラ選択データベースとの照合によりS25に進み、前端カメラ50により撮像された前端カメラ50により撮像された領域A〜Cの画像を液晶ディスプレイ18に表示する(カメラ選択手段62)。
次のS26では、予め設定された表示時間tが経過したか否かをチェックしており、表示時間tが経過していないときは、S27に進み、運転者38の顔の向きを判定する。続いて、S28では、前端カメラ50により撮像された特定領域A〜Cの画像のうち運転者38の顔の角度に一致する特定領域の画像を電子ズーム処理により拡大して液晶ディスプレイ18に表示する(拡大表示手段66)。
例えば、図8(A)に示されるように、前端カメラ50により撮像された特定領域A〜Cのうち一の特定領域Aに障害物80が表示された場合に、運転者38が特定領域Aの方向に顔を向けると、S27において、運転者用カメラ22により撮像された運転者38の顔画像から特定領域Aに顔を向けたと判定する。これにより、液晶ディスプレイ18には、図8(B)に示されるように、特定領域Aを拡大した画像が表示される。
そのため、運転者38は、顔の向きを変えるだけで、障害物80を拡大表示させることができ、障害物80の存在だけでなく、障害物80がどのような物なのか、或いは子供なのか、あるいは犬や猫などの動物なのかを確認することが可能になる。よって、運転者38は、運転席28から見えにくい位置に何らかの障害物80が表示された場合には、スイッチ操作などの面倒な操作をせずに、顔の向きを少し変えるといったことで障害物80の拡大表示をみることができるので、運転操作を中断したりせずに死角領域の安全確認を行なえる。また、運転者38が特定領域Cの方に顔を向けた場合には、特定領域Cの拡大した画像が液晶ディスプレイ18に表示される。
また、上記S26において、表示時間tが経過したときは、前述したS14の処理に戻り、S14以降の処理を再度実行する。
また、上記S24において、顔角度αがα2>α>α1でないときは、S29に進み、顔角度αがα3>α>α2か否かをチェックする。このS29において、角度αがα3>α>α2であるときは、顔角度−カメラ選択データベースとの照合によりS30に進み、左側のサイドカメラ54により撮像された領域Dの画像を液晶ディスプレイ18に表示する(カメラ選択手段62)。これにより、運転者38は、車両12の左側面に障害物が存在しないことを確認することができる。
次のS31では、予め設定された表示時間tが経過したか否かをチェックしており、表示時間tが経過したときは、前述したS14の処理に戻り、S14以降の処理を再度実行する。
また、上記S29において、顔角度αがα3>α>α2でないときは、S32に進み、顔角度αがα4>α>α3か否かをチェックする。このS32において、角度αがα4>α>α3であるときは、顔角度−カメラ選択データベースとの照合によりS33に進み、右側のサイドカメラ56により撮像された領域Eの画像を液晶ディスプレイ18に表示する(カメラ選択手段62)。これにより、運転者38は、車両12の右側面に障害物が存在しないことを確認することができる。
次のS34では、予め設定された表示時間tが経過したか否かをチェックしており、表示時間tが経過したときは、前述したS14の処理に戻り、S14以降の処理を再度実行する。
また、上記S32において、顔角度αがα4>α>α3でないときは、S35に進み、顔角度αがα5>α>α4か否かをチェックする。このS35において、顔角度αがα5>α>α4であるときは、顔角度−カメラ選択データベースとの照合によりS36に進み、後方カメラ52により撮像された領域Fの画像を液晶ディスプレイ18に表示する(カメラ選択手段62)。これにより、運転者38は、車両12の後方に障害物が存在しないことを確認することができる。この領域Fの画像は、シフトレバーをリバース位置に操作しなくても顔角度αをα5>α>α4となるように顔角度を変更するだけなので、車両12が前進している場合でも後方確認することが可能になる。
次のS37では、予め設定された表示時間tが経過したか否かをチェックしており、表示時間tが経過したときは、前述したS14の処理に戻り、S14以降の処理を再度実行する。
また、上記S35において、顔角度αがα5>α>α4でないときは、S38に進み、顔角度αがα>α5か否かをチェックする。このS38において、角度αがα>α5であるときは、運転者38の顔の動きが大きすぎるので、カメラ選択を意識していないものと判断して前述したS14の処理に戻り、S14以降の処理を再度実行する。
また、S38において、角度αがα>α5でないときは、予め設定された顔角度−カメラ選択データベースの条件に該当しないため、S39に進み、運転者用カメラスイッチ34がオフに操作されたか否かをチェックする。
S39において、運転者用カメラスイッチ34がオンの場合には、前述したS14の処理に戻り、S14以降の処理を再度実行する。また、S39において、運転者用カメラスイッチ34がオフの場合には、運転者38が周辺監視モードを解除したものと判断して今回の処理を終了する。
このように、運転者38は、顔の角度を少しずつ変えるといった簡単な操作により複数のカメラ50,52,54,56から任意のカメラの画像選択して液晶ディスプレイ18に表示させることが可能になるため、カメラ台数がさらに増設された場合でも顔角度−カメラ選択データベースの設定条件を追加することにより容易に対応することが可能になる。
上記実施例では、車両12に前端カメラ50、後方カメラ52、サイドカメラ54、56を搭載した場合について説明したが、これに限らず、これ以外の場所にカメラを設けても良いし、あるいは5台以上のカメラを搭載した構成としても良いのは勿論である。
本発明になる車両用監視モニタシステムの一実施例を示す構成図である。 車両を上から見た平面図である。 車両用監視モニタシステム10の構成を示すブロック図である。 運転者38の顔画像の表示例を示す図であり、(A)は運転者が正面をみている状態の顔画像を示す図、(B)は運転者が液晶ディスプレイ18をみている状態の顔画像を示す図である。 運転者38の顔画像の輪郭を画像処理した表示例を示す図であり、(A)は運転者が正面をみている状態の顔輪郭画像を示す図、(B)は運転者が液晶ディスプレイ18をみている状態の顔輪郭画像を示す図である。 ナビゲーション用ECU14が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。 図6に示す処理に続いてナビゲーション用ECU14が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。 前端カメラにより撮像された領域A〜Cの画像の表示例と、領域A〜Cの画像の何れかを拡大表示した表示例を示す図である。
符号の説明
10 車両用監視モニタシステム
12 車両
14 ナビゲーション用ECU
18 液晶ディスプレイ
20 記憶装置
22 運転者用カメラ
28 運転席
36 顔向き検知ECU
50 前端カメラ
52 後方カメラ
53,55 サイドミラー
54,56 サイドカメラ
60 周辺監視モード設定手段
62 カメラ選択手段
66 拡大表示手段

Claims (5)

  1. 車両内部に設けられた表示装置と、前記車両の周辺を撮像するように配置された複数の撮像カメラと、該複数の撮像カメラのうち選択された任意の撮像カメラにより撮像された画像を前記表示装置に表示する車両用監視モニタシステムにおいて、
    当該車両の運転者の顔を撮像する運転者用カメラと、
    前記運転者用カメラからの画像データに基づいて前記運転者の顔角度を検知する顔角度検知手段と、
    前記顔角度検知手段により検知された前記運転者の顔の角度に応じた撮像カメラを前記複数の撮像カメラの中から選択するカメラ選択手段と、
    該カメラ選択手段により選択された撮像カメラからの画像を前記表示装置に表示することを特徴とする車両用監視モニタシステム。
  2. 予め複数の特定領域を1台の撮像カメラで撮像するように設定されている場合に前記顔角度検知手段に検知された前記運転者の顔の角度に一致する前記特定領域の画像を前記表示装置に拡大表示する拡大表示手段を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用監視モニタシステム。
  3. 前記顔角度検知手段は、前記運転者の顔を撮像する運転者用カメラからの画像から運転者の顔の輪郭データを抽出し、該顔輪郭データに基づいて顔角度を演算する顔角度演算手段を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用監視モニタシステム。
  4. 前記顔角度検知手段は、前記運転者の顔が正面を向いた状態を基準位置に設定し、該基準位置に対して前記運転者の顔の向き及び角度を検知することを特徴とする請求項1に記載の車両用監視モニタシステム。
  5. 前記複数の撮像カメラは、少なくとも、前記車両の前面から左右方向を撮像する第1の撮像カメラと、前記車両の左右側面を撮像する第2の撮像カメラと、前記車両の後方を撮像する第3の撮像カメラとを含むことを特徴とする請求項1に記載の車両用監視モニタシステム。
JP2005202114A 2005-07-11 2005-07-11 車両用監視モニタシステム Pending JP2007015663A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005202114A JP2007015663A (ja) 2005-07-11 2005-07-11 車両用監視モニタシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005202114A JP2007015663A (ja) 2005-07-11 2005-07-11 車両用監視モニタシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007015663A true JP2007015663A (ja) 2007-01-25

Family

ID=37753180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005202114A Pending JP2007015663A (ja) 2005-07-11 2005-07-11 車両用監視モニタシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007015663A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007058095A1 (ja) * 2005-11-17 2007-05-24 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha 車両周辺表示装置
EP3744568A1 (en) * 2019-05-29 2020-12-02 Ningbo Geely Automobile Research & Development Co. Ltd. A system and method for providing a desired view for a vehicle occupant
US11527081B2 (en) 2020-10-20 2022-12-13 Toyota Research Institute, Inc. Multiple in-cabin cameras and lighting sources for driver monitoring

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0883344A (ja) * 1994-09-14 1996-03-26 Mitsubishi Electric Corp 画像処理装置及び人物状態判定装置
JPH09163212A (ja) * 1995-12-08 1997-06-20 Sony Corp 撮像装置
JP2003281539A (ja) * 2002-03-25 2003-10-03 Oki Electric Ind Co Ltd 顔部品探索装置および顔部品探索方法
JP2004234367A (ja) * 2003-01-30 2004-08-19 Fujitsu Ltd 顔の向き検出装置、顔の向き検出方法及びコンピュータプログラム
JP2005136561A (ja) * 2003-10-29 2005-05-26 Denso Corp 車両周辺画像表示装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0883344A (ja) * 1994-09-14 1996-03-26 Mitsubishi Electric Corp 画像処理装置及び人物状態判定装置
JPH09163212A (ja) * 1995-12-08 1997-06-20 Sony Corp 撮像装置
JP2003281539A (ja) * 2002-03-25 2003-10-03 Oki Electric Ind Co Ltd 顔部品探索装置および顔部品探索方法
JP2004234367A (ja) * 2003-01-30 2004-08-19 Fujitsu Ltd 顔の向き検出装置、顔の向き検出方法及びコンピュータプログラム
JP2005136561A (ja) * 2003-10-29 2005-05-26 Denso Corp 車両周辺画像表示装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007058095A1 (ja) * 2005-11-17 2007-05-24 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha 車両周辺表示装置
JP2007142724A (ja) * 2005-11-17 2007-06-07 Aisin Seiki Co Ltd 車両周辺表示装置
US8115811B2 (en) 2005-11-17 2012-02-14 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Vehicle surrounding area display device
EP3744568A1 (en) * 2019-05-29 2020-12-02 Ningbo Geely Automobile Research & Development Co. Ltd. A system and method for providing a desired view for a vehicle occupant
CN113874778A (zh) * 2019-05-29 2021-12-31 宁波吉利汽车研究开发有限公司 用于为车辆乘员提供期望的画面的系统和方法
CN113874778B (zh) * 2019-05-29 2024-05-28 宁波吉利汽车研究开发有限公司 用于为车辆乘员提供期望的画面的系统和方法
US11527081B2 (en) 2020-10-20 2022-12-13 Toyota Research Institute, Inc. Multiple in-cabin cameras and lighting sources for driver monitoring
US11810372B2 (en) 2020-10-20 2023-11-07 Toyota Jidosha Kabushiki Multiple in-cabin cameras and lighting sources for driver monitoring

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5087051B2 (ja) 画像生成装置及び画像表示システム
US10166922B2 (en) On-vehicle image display device, on-vehicle image display method for vehicle, and on-vehicle image setting device
JP5099451B2 (ja) 車両周辺確認装置
KR102000929B1 (ko) 차량을 위한 미러 대체 시스템
US20080133122A1 (en) Multiple visual display device and vehicle-mounted navigation system
JP2005309812A (ja) 車両周辺表示制御装置
JP5329582B2 (ja) 車両用周辺監視装置
JP2005110202A (ja) カメラ装置及び車両周辺監視装置
JP2014229997A (ja) 車両用表示装置
JP2008279875A (ja) 駐車支援装置
JP2005186648A (ja) 車両用周囲視認装置および表示制御装置
JP7215228B2 (ja) 制御装置、制御方法、制御プログラム
JP2008018798A (ja) 表示制御装置、表示制御方法、表示制御プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体
KR20190018708A (ko) 디지털 백미러 제어 유닛 및 방법
JP5718080B2 (ja) 車両用周辺監視装置
JP4797849B2 (ja) 運転支援画像表示システム及び車載装置
JP2013109505A (ja) 周辺監視装置
JP2007069756A (ja) 車両用入力操作規制装置
JP7073991B2 (ja) 車両用周辺表示装置
JP2007025739A (ja) 車両用画像表示装置
JP2007015663A (ja) 車両用監視モニタシステム
JPH10181447A (ja) 車両周辺確認システム
JP4706362B2 (ja) 車両用ナビゲーションシステム
JP2006035995A (ja) 車両用表示装置
JP2008182591A (ja) 画像提供装置、車両、および画像提供方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080424

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110330

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110524