JP2016057819A - 車両用画像処理装置および車両用画像処理方法 - Google Patents

車両用画像処理装置および車両用画像処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】車両を道路端へ寄せる場合において、運転者が認識すべき車両周辺情報を適切に提供する。【解決手段】画像処理装置5は、自車両の周辺を連続して撮影する前方カメラ11、後方カメラ12、左側方カメラ13および右側方カメラ14から、カメラ11〜14が撮影した撮影画像(以下、車両周辺画像という)を取得する。また画像処理装置5は、自車両が走行している走行道路の端付近に存在する車道外側線と自車両との間の距離(以下、外側線距離という)を計測する。そして画像処理装置5は、取得した車両周辺画像を用い、計測した外側線距離に応じて、車両周辺画像の表示態様を変化させた表示画像を作成する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に設置された撮影装置により撮影された画像に対して処理を行う車両用画像処理装置および車両用画像処理方法に関する。
従来、車速が低く且つハザードが作動している場合に、車両を道路端へ寄せる可能性が高いと判断し、車両の前側方を撮影した画像を車室内の表示装置に表示させることにより運転者を支援する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2010−15436号公報
しかし、車両を道路端へ寄せる場合において車両の運転者が認識すべき車両周辺状況は車両の前側方だけとは限らない。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、車両を道路端へ寄せる場合において、運転者が認識すべき車両周辺情報を適切に提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた第1発明の車両用画像処理装置は、周辺画像取得手段と、距離計測手段と、第1画像作成手段とを備える。
周辺画像取得手段は、車両に設置されて車両の周辺を連続して撮影する撮影装置から、撮影装置が撮影した車両周辺画像を取得する。距離計測手段は、車両が走行している走行道路の端または走行道路の端付近に存在する白線と車両との間の距離である道路端距離を計測する。第1画像作成手段は、周辺画像取得手段が取得した車両周辺画像を用い、距離計測手段が計測した道路端距離に応じて、車両周辺画像の表示態様を変化させた第1表示用画像を作成する。
このように構成された第1発明の車両用画像処理装置は、道路端距離に応じて車両周辺画像の表示態様を変化させた第1表示用画像を作成するため、道路端距離に応じて表示態様が変化する車両周辺画像を車両の運転者に対して表示することが可能となる。これにより、第1発明の車両用画像処理装置は、車両の運転者が認識すべき車両周辺状況が道路端距離に応じて異なる場合であっても、車両の運転者が認識すべき車両周辺状況を示す情報を、道路端距離に応じて適切に車両の運転者へ提供することが可能となる。
上記目的を達成するためになされた第2発明の車両用画像処理方法は、周辺画像取得手順と、距離計測手順と、第1画像作成手順とを備える。
周辺画像取得手順は、車両に設置されて車両の周辺を連続して撮影する撮影装置から、撮影装置が撮影した車両周辺画像を取得する。距離計測手順は、車両が走行している走行道路の端または走行道路の端付近に存在する白線と車両との間の距離である道路端距離を計測する。第1画像作成手順は、周辺画像取得手順で取得した車両周辺画像を用い、距離計測手順で計測した道路端距離に応じて、車両周辺画像の表示態様を変化させた第1表示用画像を作成する。
このように構成された第2発明の車両用画像処理方法は、第1発明の車両用画像処理装置にて実行される方法であり、この方法を実行することで、第1発明の車両用画像処理装置と同様の効果を得ることができる。
車両用表示システム1の構成を示すブロック図である。 幅寄せ時表示処理を示すフローチャートである。 自車両と車道外側線との間の距離が長いときの状況を示す平面図と、隙間有時表示画像の構成を示す図である。 自車両と車道外側線との間の距離が短いときの状況を示す平面図と、隙間無時表示画像の構成を示す図である。 発進時表示処理を示すフローチャートである。 発進時表示画像の構成を示す図である。
以下に本発明の実施形態を図面とともに説明する。
本実施形態の車両用表示システム1は、車両に搭載され、図1に示すように、車載カメラ群2と、センサ群3と、スイッチ群4と、画像処理装置5と、表示装置6とを備える。
車載カメラ群2は、前方カメラ11、後方カメラ12、左側方カメラ13および右側方カメラ14から構成され、車両の周辺を連続して撮影する。前方カメラ11は、車両用表示システム1を搭載した車両(以下、自車両という)の前側に取り付けられており、自車両の前方の状況を撮影する。後方カメラ12は、自車両の後側に取り付けられており、自車両の後方の状況を撮影する。左側方カメラ13は、自車両の左側に取り付けられており、自車両の左側方の状況を撮影する。右側方カメラ14は、自車両の右側に取り付けられており、自車両の右側方の状況を撮影する。
センサ群3は、シフトレバー位置センサ21、車速センサ22、ドアロックセンサ23およびクリアランスソナー24から構成されている。
シフトレバー位置センサ21は、車両のシフトレバーの位置を検出し、その検出結果を示すシフト位置信号を出力する。車速センサ22は、車軸の回転に応じて所定角度毎にローレベルからハイレベルに変化する車速信号を出力する。ドアロックセンサ23は、ドアのロック/アンロック状態を検出し、その検出結果を示すドアロック信号を出力する。
クリアランスソナー24は、自車両の後側に取り付けられており、超音波を自車両の後方へ発信しその反射波を受信することにより物体の存在および位置を検出し、その検出結果を示すソナー信号を出力する。
スイッチ群4は、ハザードスイッチ31、方向指示器スイッチ32およびキーポジションスイッチ33から構成されている。
ハザードスイッチ31は、自車両のインストルメントパネル付近に設置される。そしてハザードスイッチ31は、ハザードランプを点滅させるための点滅指示操作がハザードスイッチ31に対して行われると、ハザードスイッチ31がオン状態であることを示すハザード信号を出力する。
方向指示器スイッチ32は、運転者によって操作される操作部として、自車両のステアリングホイールの取り付け軸の付近から伸びたレバーを備える。方向指示器スイッチ32は、レバーが基準位置から上側に操作されると、左側の方向指示器を作動させる状態となり、レバーが基準位置から下側に操作されると、右側の方向指示器を作動させる状態となる。そして方向指示器スイッチ32は、方向指示器スイッチ32の状態が、方向指示器を作動させない状態(以下、非作動状態という)と、左側の方向指示器を作動させる状態(以下、左側作動状態という)と、右側の方向指示器を作動させる状態(以下、右側作動状態という)との何れであるかを示す方向指示信号を出力する。

キーポジションスイッチ33は、車両のキーが挿入されるイグニッションキーシリンダに取り付けられている。イグニッションキーシリンダは、挿入された車両のキーを運転者が回転させることで、オフ(OFF)位置、アクセサリ(ACC)位置、イグニッション(IG)位置およびスタート(ST)位置の4つのキー位置のうちの何れか1つに切り替えられる。そしてキーポジションスイッチ33は、イグニッションキーシリンダにおけるキーの操作位置を示すキーポジション信号を出力する。
画像処理装置5は、カメラインタフェース(以下、カメラI/Fという)41と、車両インタフェース(以下、車両I/Fという)42と、表示インタフェース(以下、表示I/Fという)43と、記憶部44と、制御部45と、これらを結ぶバス46とを備える。
カメラI/F41は、前方カメラ11、後方カメラ12、左側方カメラ13および右側方カメラ14から撮影画像を入力するためのインタフェースである。 車両I/F42は、各種センサ21,22,23と各種スイッチ31,32,33から信号を入力するためのインタフェースである。

表示I/F43は、画像処理装置5により画像処理された画像データを表示装置6へ出力するためのインタフェースである。 記憶部44は、各種データを記憶するための記憶装置である。
制御部45は、CPU51、ROM52およびRAM53等からなるマイクロコンピュータを中心に構成されている。そして制御部45は、ROM52に記憶されているプログラムに基づく処理をCPU51が実行することにより、画像処理装置5を制御する。
表示装置6は、液晶ディスプレイ等の表示画面を有するカラー表示装置であり、画像処理装置5からの画像データの入力に応じて各種画像を表示画面に表示する。
このように構成された車両用表示システム1において、画像処理装置5は、後述する幅寄せ時表示処理および発進時表示処理を実行する。
まず、画像処理装置5の制御部45が実行する幅寄せ時表示処理の手順を説明する。この幅寄せ時表示処理は、画像処理装置5の動作中において予め設定された実行周期毎に繰り返し実行される処理である。
この幅寄せ時表示処理が実行されると、制御部45は、図2に示すように、まずS10にて、予め設定された表示終了条件が成立したか否かを判断する。本実施形態の表示終了条件は、自車両のエンジンが停止した後に自車両がキーロックされることである。具体的には、キーポジションスイッチ33からのキーポジション信号に基づきキー位置がオフ位置であり、且つ、ドアロックセンサ23からのドアロック信号に基づき全ドアがアンロック状態からロック状態へ遷移した場合に、表示終了条件が成立したと判断する。
ここで、表示終了条件が成立した場合には(S10:YES)、幅寄せ時表示処理を一旦終了する。一方、表示終了条件が成立していない場合には(S10:NO)、S20にて、カメラ11〜14から撮影画像を取得する。そしてS30にて、予め設定された幅寄せ判定条件が成立したか否かを判断する。本実施形態の幅寄せ判定条件は、ハザードスイッチ31がオン状態であり、且つ、自車両の走行速度が予め設定された幅寄せ判定速度(本実施形態では、例えば10km/h)以下であることである。
ここで、幅寄せ判定条件が成立していない場合には(S30:NO)、S40にて、幅寄せ指示フラグがセットされているか否かを判断する。ここで、幅寄せ指示フラグがセットされている場合には(S40:YES)、S50にて、自車両が停止しているか否かを判断する。そして、自車両が停止している場合には(S50:YES)、S120に移行する。一方、自車両が停止していない場合には(S50:YES)、S60にて、幅寄せ指示フラグをクリアし、S70に移行する。
またS40にて、幅寄せ指示フラグがクリアされている場合には(S40:NO)、S70に移行する。
そしてS70に移行すると、シフトレバー位置センサ21からのシフト位置信号に基づいて、自車両のシフト位置がD(ドライブ)であるか否かを判断する。ここで、シフト位置がDである場合には(S70:YES)、S80にて、前方カメラ11から取得した撮影画像を示す撮影画像データを表示装置6へ出力し、幅寄せ時表示処理を一旦終了する。これにより、車両前方を示す画像が表示装置6の表示画面に表示される。
一方、自車両のシフト位置がDでない場合には(S70:NO)、S90にて、自車両のシフト位置がR(リバース)であるか否かを判断する。ここで、シフト位置がRでない場合には(S90:NO)、自車両のシフト位置がP(パーキング)またはN(ニュートラル)であると判断し、幅寄せ時表示処理を一旦終了する。
一方、シフト位置がRである場合には(S90:YES)、S100にて、後方カメラ12から取得した撮影画像を示す撮影画像データを表示装置6へ出力し、幅寄せ時表示処理を一旦終了する。これにより、車両後方を示す画像が表示装置6の表示画面に表示される。
またS30にて、幅寄せ判定条件が成立した場合には(S30:YES)、S110にて、幅寄せ指示フラグをセットし、S120に移行する。
そしてS120に移行すると、左側方カメラ13および右側方カメラ14の撮影画像を用いて、周知の白線検出技術等に基づき、車道外側線を検出する。
次にS130にて、S120の処理で車道外側線を検出したか否かを判断する。ここで、車道外側線を検出していない場合には(S130:NO)、S70に移行し、上述の処理を行う。
一方、車道外側線を検出した場合には(S130:YES)、S140にて、左側方カメラ13または右側方カメラ14の撮影画像のうち車道外側線が写っている撮影画像を用いて、撮影画像内において車道外側線が写っている位置に基づいて、自車両と車道外側線との間の距離(以下、外側線距離という)を算出する。
そしてS150にて、S140で算出した外側線距離が予め設定された隙間無判定距離未満であるか否かを判断する。なお隙間無判定距離は、自車両が幅寄せをしている道路の端と自車両との間を人が通過できない距離となるように設定される。
ここで、外側線距離が隙間無判定距離以上である場合には(S150:NO)、S160にて、S140で算出した外側線距離が予め設定された後方表示判定距離未満であるか否かを判断する。なお後方表示判定距離は、隙間無判定距離より長くなるように設定される。
そして、外側線距離が後方表示判定距離以上である場合には(S160:NO)、S70に移行して、上述の処理を行う。一方、外側線距離が後方表示判定距離未満である場合には(S160:YES)、S170にて、隙間有時表示画像を作成する。
隙間有時表示画像は、図3(a)に示すように、自車両MCが幅寄せをしている道路RDの端REと自車両MCとの間を人が通過できる時に表示するための画像である。
そして隙間有時表示画像は、図3(b)に示すように、側方表示領域R1と後方表示領域R2が設定されている。側方表示領域R1は、左側方カメラ13が撮影した撮影画像(以下、左側方撮影画像ともいう)と、右側方カメラ14が撮影した撮影画像(以下、右側方撮影画像ともいう)のうち、S120の処理で車道外側線を検出した方の撮影画像を表示する領域である。
そしてS170では、左側方撮影画像と右側方撮影画像のうち、車道外側線が写っている撮影画像の中から、自車両の運転席より後ろ側を写している部分を抽出して、この抽出した部分の画像(以下、側方抽出画像ともいう)を側方表示領域R1に割り当てる。さらにS170では、後方カメラ12が撮影した撮影画像(以下、後方撮影画像ともいう)を後方表示領域R2に割り当てる。これにより、隙間有時表示画像の作成が完了する。
但しS170では、クリアランスソナー24が自車両の後方の物体を検出した場合には、クリアランスソナー24が検出した位置情報に基づき、側方表示領域R1内と後方表示領域R2内において検出物体が写っている位置を強調表示する位置指示画像(図3(b)の位置指示画像PT1,PT2を参照)を、側方抽出画像上と後方撮影画像上に重ねる。そして、位置指示画像が重ねられた状態の側方抽出画像と後方撮影画像をそれぞれ側方表示領域R1と後方表示領域R2に割り当てる。
そしてS170の処理が終了すると、図2に示すように、S180にて、S170で作成した隙間有時表示画像を示すデータを表示装置6へ出力し、幅寄せ時表示処理を一旦終了する。これにより、隙間有時表示画像が表示装置6の表示画面に表示される。
またS150にて、外側線距離が隙間無判定距離未満である場合には(S150:YES)、S190にて、隙間無時表示画像を作成する。
隙間無時表示画像は、図4(a)に示すように、自車両MCが幅寄せをしている道路RDの端REと自車両MCとの間を人が通過できない時に表示するための画像である。
そして隙間無時表示画像は、図4(b)に示すように、俯瞰表示領域R11と後方表示領域R12が設定されている。俯瞰表示領域R11は、自車両とその周囲全体を俯瞰したトップビュー画像を表示する領域である。
そしてS190では、カメラ11〜14が撮影した撮影画像を自車両の上方の視点から見た画像に変換して繋ぎ合わせることによりトップビュー画像を作成し、このトップビュー画像を俯瞰表示領域R11に割り当てる。さらにS190では、後方カメラ12が撮影した撮影画像(後方撮影画像)を後方表示領域R12に割り当てる。これにより、隙間無時表示画像の作成が完了する。
但しS190では、クリアランスソナー24が自車両の後方の物体を検出した場合には、クリアランスソナー24が検出した位置情報に基づき、後方表示領域R12内において検出物体が写っている位置を強調表示する位置指示画像を、後方撮影画像上に重ねる。そして、位置指示画像が重ねられた状態の後方撮影画像を後方表示領域R12に割り当てる。
そしてS190の処理が終了すると、図2に示すように、S200にて、S190で作成した隙間無時表示画像を示すデータを表示装置6へ出力し、幅寄せ時表示処理を一旦終了する。これにより、隙間無時表示画像が表示装置6の表示画面に表示される。
次に、画像処理装置5の制御部45が実行する発進時表示処理の手順を説明する。この発進時表示処理は、画像処理装置5の動作中において予め設定された実行周期毎に繰り返し実行される処理である。
この発進時表示処理が実行されると、制御部45は、図5に示すように、まずS210にて、幅寄せ指示フラグがセットされているか否かを判断する。ここで、幅寄せ指示フラグがクリアされている場合には(S210:NO)、発進時表示処理を一旦終了する。一方、幅寄せ指示フラグがセットされている場合には(S210:YES)、S220にて、カメラ11〜14から撮影画像を取得する。そしてS230にて、予め設定された発進時表示条件が成立したか否かを判断する。本実施形態の発進時表示条件は、方向指示器スイッチ32が左側作動状態または右側作動状態を示す方向指示信号を出力し、且つ、自車両の走行速度が予め設定された発進時表示判定速度(本実施形態では、例えば20km/h)以下であることである。
ここで、発進時表示条件が成立していない場合には(S230:NO)、S240にて、自車両の走行速度が発進時表示判定速度を超えているか否かを判断する。ここで、自車両の走行速度が発進時表示判定速度を超えている場合には(S240:YES)、S250にて、幅寄せ指示フラグをクリアし、発進時表示処理を一旦終了する。一方、自車両の走行速度が発進時表示判定速度未満である場合には(S240:NO)、発進時表示処理を一旦終了する。
またS230にて、発進時表示条件が成立している場合には(S230:YES)、S260にて、発進時表示画像を作成する。発進時表示画像は、図6に示すように、側方表示領域R21と後方表示領域R22が設定されている。側方表示領域R21は、左側方撮影画像と右側方撮影画像のうち、S90の処理で車道外側線を検出していない方の撮影画像を表示する領域である。
そしてS260では、左側方撮影画像と右側方撮影画像のうち、車道外側線が写っていない撮影画像の中から、自車両の運転席より後ろ側を写している部分を抽出して、この抽出した部分の画像を側方表示領域R21に割り当てる。さらにS260では、後方カメラ12が撮影した撮影画像(後方撮影画像)を後方表示領域R22に割り当てる。これにより、発進時表示画像の作成が完了する。
但しS260では、クリアランスソナー24が自車両の後方の物体を検出した場合には、クリアランスソナー24が検出した位置情報に基づき、側方表示領域R21内と後方表示領域R22内において検出物体が写っている位置を強調表示する位置指示画像を、側方抽出画像上と後方撮影画像上に重ねる。そして、位置指示画像が重ねられた状態の側方抽出画像と後方撮影画像をそれぞれ側方表示領域R21と後方表示領域R22に割り当てる。
そしてS260の処理が終了すると、図5に示すように、S270にて、S260で作成した発進時表示画像を示すデータを表示装置6へ出力し、発進時表示処理を一旦終了する。これにより、発進時表示画像が表示装置6の表示画面に表示される。
このように構成された画像処理装置5は、自車両の周辺を連続して撮影する前方カメラ11、後方カメラ12、左側方カメラ13および右側方カメラ14から、カメラ11〜14が撮影した撮影画像(以下、車両周辺画像という)を取得する(S20)。
また画像処理装置5は、自車両が走行している走行道路の端付近に存在する車道外側線と自車両との間の距離(外側線距離)を計測する(S140)。
そして画像処理装置5は、取得した車両周辺画像を用い、計測した外側線距離に応じて、車両周辺画像の表示態様を変化させた隙間有時表示画像および隙間無時表示画像を作成する(S150〜S170,S190)。
このように画像処理装置5は、外側線距離に応じて車両周辺画像の表示態様を変化させた隙間有時表示画像および隙間無時表示画像を作成するため、外側線距離に応じて表示態様が変化する車両周辺画像を自車両の運転者に対して表示することが可能となる。これにより画像処理装置5は、自車両の運転者が認識すべき車両周辺状況が外側線距離に応じて異なる場合であっても、自車両の運転者が認識すべき車両周辺状況を示す情報を、外側線距離に応じて適切に自車両の運転者へ提供することが可能となる。
また画像処理装置5は、計測した外側線距離に基づいて、走行道路の端と自車両との間を人が通過できるか否かを判断する(S150,S160)。そして画像処理装置5は、走行道路の端と自車両との間を人が通過できると判断した場合に(S150:NO,S160:YES)、車両周辺画像を用いて、走行道路の端と自車両との間に向かって接近する物体を自車両の運転者が確認することが可能となる表示態様として、自車両の左側方および右側方のうち走行道路の端に近い側の後方を撮影した画像を側方表示領域R1に含む隙間有時表示画像を作成する(S170)。
これにより画像処理装置5は、自車両が走行道路の端へ近付いている場合において、走行道路の端と自車両との間を通過しようとしている通行人を自車両の運転者に認識させることが可能となり、自車両と通行人との接触の発生を抑制することができる。
また画像処理装置5は、走行道路の端と自車両との間を人が通過できないと判断した場合に(S150:YES)、車両周辺画像を用いて、車両の運転者が走行道路の端を確認することが可能となる表示態様として、トップビュー画像を俯瞰表示領域R11に含む隙間無時表示画像を作成する(S190)。
これにより画像処理装置5は、自車両が走行道路の端へ近付いている場合において、走行道路の端と自車両との間の距離を自車両の運転者に認識させることが可能となる。このため、自車両の運転者は、走行道路の端と自車両との間隔が所望する長さになるように自車両を走行道路の端へ近付けることができる。
また画像処理装置5は、自車両の後方の状況を撮影する後方カメラ12が撮影した撮影画像(後方撮影画像)を後方表示領域R2,R12に含む隙間無時表示画像および隙間有時表示画像を作成する(S170,S190)。
これにより画像処理装置5は、自車両が走行道路の端へ近付いている場合において、自車両の後方から自車両へ接近する通行人を自車両の運転者に認識させることが可能となり、自車両と通行人との接触の発生を抑制することができる。
また画像処理装置5は、自車両が停止し且つ自車両の全ドアがロックされるまで、隙間無時表示画像および隙間有時表示画像の作成を継続する(S10,S170,S190)。
これにより画像処理装置5は、自車両が走行道路の端への幅寄せを完了するまでだけではなく、幅寄せを完了して自車両の運転者が自車両から降りて離れるまで、自車両へ接近する通行人を自車両の運転者に認識させることが可能となり、自車両と通行人との接触の発生を更に抑制することができる。
また画像処理装置5は、自車両が走行道路の端で停止したか否かを判断する(S210)。そして画像処理装置5は、自車両が走行道路の端で停止したと判断した場合において自車両が発進するときに、車両周辺画像を用いて、自車両の左側方および右側方のうち走行道路の端から遠い側の後方を撮影した画像を側方表示領域R21に含む発進時表示画像を作成する(S260)。
これにより画像処理装置5は、自車両が発進しようとしている場合において、自車両の左側および右側のうち自車両が発進しようとしている側を通過する通行人を自車両の運転者に認識させることが可能となり、自車両と通行人との接触の発生を抑制することができる。
以上説明した実施形態において、前方カメラ11、後方カメラ12、左側方カメラ13および右側方カメラ14は本発明における撮影装置、S20の処理は本発明における周辺画像取得手段および周辺画像取得手順、S140の処理は本発明における距離計測手段および距離計測手順、S150〜S170,S190の処理は本発明における第1画像作成手段および第1画像作成手順、隙間有時表示画像および隙間無時表示画像は本発明における第1表示用画像である。
また、S150,S160の処理は本発明における通過判断手段、S210の処理は本発明における道路端停止判断手段、S260の処理は本発明における第2画像作成手段、発進時表示画像は本発明における第2表示用画像である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
例えば上記実施形態では、自車両と車道外側線との間の距離(外側線距離)を算出することにより、道路の端と自車両との間を人が通過することができるか否かを判断するものを示した。しかし、人が通過することができるか否かを判断することができるのであれば、これに限定されるものではなく、例えば、自車両が幅寄せをしている道路の端と自車両との距離を算出することにより、人が通過することができるか否かを判断するようにしてもよい。
また上記実施形態では、自車両が幅寄せを行っている場合に隙間無時表示画像または隙間有時表示画像を表示するものを示したが、自車両が左折する場合に、隙間無時表示画像または隙間有時表示画像を表示するようにしてもよい。
また上記実施形態では、ハザードスイッチがオン状態であり、且つ、自車両の走行速度が例えば10km/h以下である場合に、自車両が幅寄せを行っていると判断するものを示したが、自車両が幅寄せを行っていると判断することができるのであれば、これに限定されるものではない。例えば、ハザードスイッチがオン状態であり、且つ、自車両が道路の一番左端のレーンを走行している場合に、自車両が幅寄せを行っていると判断するようにしてもよい。なお、自車両が道路の一番左端のレーンを走行しているか否かの判断は、例えば、自車両に搭載されているナビゲーション装置から自車両の位置情報を取得することにより可能である。
また上記実施形態では、クリアランスソナー24が自車両の後方の物体を検出した場合に、検出物体が写っている位置を強調表示する位置指示画像を表示するものを示した。しかし、車両の後方の物体を検出した場合に、後方物体を検出した旨を表示装置に表示したり、後方物体を検出した旨の音声を出力したりするようにしてもよい。
また、上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加または置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
5…画像処理装置、11…前方カメラ、12…後方カメラ、13…左側方カメラ、14…右側方カメラ、45…制御部

Claims (8)

  1. 車両に設置されて前記車両の周辺を連続して撮影する撮影装置(11,12,13,14)から、前記撮影装置が撮影した車両周辺画像を取得する周辺画像取得手段(S20)と、
    前記車両が走行している走行道路の端または前記走行道路の端付近に存在する白線と前記車両との間の距離である道路端距離を計測する距離計測手段(S140)と、
    前記周辺画像取得手段が取得した前記車両周辺画像を用い、前記距離計測手段が計測した前記道路端距離に応じて、前記車両周辺画像の表示態様を変化させた第1表示用画像を作成する第1画像作成手段(S150〜S170,S190)とを備える
    ことを特徴とする車両用画像処理装置(5)。
  2. 前記距離計測手段が計測した前記道路端距離に基づいて、前記走行道路の端と前記車両との間を人が通過できるか否かを判断する通過判断手段(S150,S160)を備え、
    前記第1画像作成手段は、前記走行道路の端と前記車両との間を人が通過できると前記通過判断手段が判断した場合に、前記車両周辺画像を用いて、前記走行道路の端と前記車両との間に向かって接近する物体を前記車両の運転者が確認することが可能となる前記表示態様の前記第1表示用画像を作成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用画像処理装置。
  3. 前記第1画像作成手段は、前記走行道路の端と前記車両との間に向かって接近する物体を確認することが可能となる前記表示態様として、前記車両の左側方および右側方のうち前記走行道路の端に近い側の後方を撮影した画像を含む前記第1表示用画像を作成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両用画像処理装置。
  4. 前記距離計測手段が計測した前記道路端距離に基づいて、前記走行道路の端と前記車両との間を人が通過できるか否かを判断する通過判断手段を備え、
    前記第1画像作成手段は、前記走行道路の端と前記車両との間を人が通過できないと前記通過判断手段が判断した場合に、前記車両周辺画像を用いて、前記車両の運転者が前記走行道路の端を確認することが可能となる前記表示態様の前記第1表示用画像を作成する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両用画像処理装置。
  5. 前記第1画像作成手段は、前記車両の後方を撮影した画像を含む前記表示態様の前記第1表示用画像を作成する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の車両用画像処理装置。
  6. 前記第1画像作成手段は、前記車両が停止し且つ前記車両のドアがロックされるまで、前記第1表示用画像の作成を継続する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の車両用画像処理装置。
  7. 前記車両が前記走行道路の端で停止したか否かを判断する道路端停止判断手段(S210)と、
    前記車両が前記走行道路の端で停止したと前記道路端停止判断手段が判断した場合において前記車両が発進するときに、前記車両周辺画像を用いて、前記車両の左側方および右側方のうち前記走行道路の端から遠い側において前記車両へ接近する物体を前記車両の運転者が確認することが可能となる第2表示用画像を作成する第2画像作成手段(S260)とを備える
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の車両用画像処理装置。
  8. 車両に設置されて前記車両の周辺を連続して撮影する撮影装置から、前記撮影装置が撮影した車両周辺画像を取得する周辺画像取得手順(S20)と、
    前記車両が走行している走行道路の端または前記走行道路の端付近に存在する白線と前記車両との間の距離である道路端距離を計測する距離計測手順(S140)と、
    前記周辺画像取得手順で取得した前記車両周辺画像を用い、前記距離計測手順で計測した前記道路端距離に応じて、前記車両周辺画像の表示態様を変化させた第1表示用画像を作成する第1画像作成手順(S150〜S170,S190)とを備える
    ことを特徴とする車両用画像処理方法。
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