JP2009079890A - 空調システム - Google Patents

空調システム Download PDF

Info

Publication number
JP2009079890A
JP2009079890A JP2008257776A JP2008257776A JP2009079890A JP 2009079890 A JP2009079890 A JP 2009079890A JP 2008257776 A JP2008257776 A JP 2008257776A JP 2008257776 A JP2008257776 A JP 2008257776A JP 2009079890 A JP2009079890 A JP 2009079890A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ventilation space
conditioning system
air
cold air
top surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008257776A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigetaka Nakanishi
重能 中西
Atsushi Yamanaka
敦 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IDC Frontier Inc
Original Assignee
SoftBank IDC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SoftBank IDC Corp filed Critical SoftBank IDC Corp
Priority to JP2008257776A priority Critical patent/JP2009079890A/ja
Publication of JP2009079890A publication Critical patent/JP2009079890A/ja
Priority to JP2009216026A priority patent/JP5048030B2/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K7/00Constructional details common to different types of electric apparatus
    • H05K7/20Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating
    • H05K7/20709Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating for server racks or cabinets; for data centers, e.g. 19-inch computer racks
    • H05K7/20718Forced ventilation of a gaseous coolant
    • H05K7/20745Forced ventilation of a gaseous coolant within rooms for removing heat from cabinets, e.g. by air conditioning device

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Ventilation (AREA)
  • Duct Arrangements (AREA)

Abstract

【課題】情報処理装置からの発熱を効率的に冷却できるサーバールームを簡易的に構築し、設備費の増大を抑える。
【解決手段】 情報処理機器50を収容する収容ラック100が複数配置されたサーバールーム1の空調システム10であって、少なくとも1つの収容ラック100とによって画成される通気空間43と、サーバールーム1の床面に形成され、通気空間43に連通し、冷気が供給される冷気供給部42と、通気空間43の上部開口を覆う天面部材200とを備え、天面部材200が可撓性のシート部材により形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、サーバー装置又は通信機器等の情報処理機器を収容する収容ラックが複数配置されたサーバールームの空調システムに関する。
データセンター等において、サーバーコンピュータ又は通信機器等の情報処理機器等を収納するサーバールームについては、サーバーコンピュータからの発熱対策が重要であり、その冷却のために専用の空調システムが設けられている。
ところで、従来の空調システムにおいて、空調機からの冷気の供給能力は、ラック又は情報処理機器に取り付けられたファンによる排気能力よりも大きく設定されている。これは、外気温の変化および情報処理機器の発熱量などの様々な条件の変化に対して、情報処理機器の冷却能力が不足することがないように冷気の供給能力が設定されているためである。したがって、上記のように、ラック、遮蔽板および壁体で囲まれる空間が外部と遮断された空調システムでは、すなわち上記ファンに対して排気能力を上回る過大な負荷がかかり、当該ファンの故障などの原因になる可能性がある。
このため、従来より、例えば特許文献1に開示されているような技術が提案されている。この特許文献1に開示された技術では、冷気をラック本体に導入し、導入された冷気の風圧を排気側に開放する風圧調整部とを備える機器収容ラックが開示されている。また、この特許文献1に開示された技術によれば、ラック本体における冷気が導入される側と情報処理機器を冷却した空気が排気される排気側とを遮断する冷気導入部を設けた場合でも、ラック本体又は情報処理機器に取り付けられたファンに対して排気能力を上回る過大な負荷がかかることがなく、当該ファンの故障を防ぐことができる。
特開2007−316989号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された技術では、ラック周辺の機密性を確保するために、重厚な密閉空間を構築するものであったことから、設備費が増大するという問題があった。
そこで、本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、情報処理装置からの発熱を効率的に冷却できるサーバールームを、簡易的に構築し、設備費の増大を抑えることのできる空調システムを提供することをその課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、情報処理機器を収容する収容ラックが複数配置されたサーバールームの空調システムであって、少なくとも1つの収容ラックとその他の壁面によって画成される通気空間と、サーバールームの床面に形成され、通気空間に連通し、冷気が供給される冷気供給部と、通気空間の上部開口を覆う天面部材とを備え、天面部材が可撓性のシート部材により形成されている。
このような本発明によれば、収容ラックやサーバールームの壁面などで通気空間を画成し、この通気空間内に冷気供給部を通じて冷気を供給することによって、収容ラック内の情報処理機器を冷却することができる。この通気空間の上部開口は、天面部材で覆われているので気密性が保持されるとともに、この天面部材は、可撓性を有するシート部材で形成するため、設備の軽量化を図ることができる。
上記発明において、天面部材は、収容ラック又は壁面の上部に係合されて張設され、天面部材は、係合された部分において通気空間内の気圧により外方へ開放される排気部を有し、排気部は、係合部分を覆うように設けられた可撓性のシート部材からなるフラップ部を有することが好ましい。この場合には、通気空間の気圧が高くなりすぎた場合に、排気部を通じて通気空間内の空気を外部に排気することができ、通気空間の気圧を一定に保つことができる。この排気部のフラップは、可撓性のシート部材により形成することができ、また天面部材を張設するための係合部を覆うという簡単な構成であるため、設備の複雑化を回避して設備の軽量化を図ることができる。
上記発明において、係合部は、収容ラックの上面外縁に沿って複数突設された柱状のボルト部と、ボルト部間に掛け渡された係止部と、天面部材と係止部とを緊結する緊結部とからなり、フラップ部は、緊結部側から係止部を覆い、係止部から垂下されることが好ましい。この場合には、天面部材を係合する手段と、排気部を構成する手段とを併合して簡易的に構築することができるため、設備の簡素化、軽量化をより促進することができる。
本発明は、情報処理機器を収容する収容ラックが複数配置され、収容ラックの上面近傍に天井が配置されたサーバールームの空調システムであって、少なくとも1つの収容ラックとその他の壁面によって画成される通気空間と、サーバールームの床面に形成され、通気空間に連通し、冷気が供給される冷気供給部と、天井面と収容ラックの上面外縁との間において、通気空間内の気圧により外方へ開放される排気部とを備え、排気部は、天井面と収容ラックの上面外縁との間に形成された開口部を覆うように、天井面から垂下される可撓性のシート部材からなるフラップ部を有することを特徴とする。
このような他の発明によれば、収容ラックやサーバールームの壁面などで通気空間を画成し、この通気空間内に冷気供給部を通じて冷気を供給することによって、収容ラック内の情報処理機器を冷却することができる。この通気空間の上部は、サーバールームの天井で覆われるとともに、天井面と収容ラックの上面外縁との間に形成された開口部は、可撓性のシート部材からなるフラップ部で覆われているため、気密性を確保することができる。また、フラップ部を設けることにより、通気空間の気圧が高くなりすぎた場合に、排気部を通じて通気空間内の空気を外部に排気することができ、通気空間の気圧を一定に保つことができる。この排気部のフラップは、可撓性のシート部材により形成することができ、また天井面から垂下するという簡単な構成であるため、設備の複雑化を回避して設備の軽量化を図ることができる。
上記発明において、通気空間の側面に開閉可能に設けられた開閉部をさらに備え、開閉部が可撓性の部材により形成されていることが好ましい。この場合には、開閉部により通気空間内の気圧を保持しつつ、通気空間への出入りを可能にするとともに、この開閉部は、可撓性を有するシート部材で形成するため、設備の軽量化を図ることができる。
このような本発明によれば、冷気が供給される通気空間の天面部材が、可撓性を有する軽量なシート部材で形成されているため、情報処理装置からの発熱を効率的に冷却できるサーバールームを簡易的に構築して、設備費の増大を抑えることができる。
(サーバールームの空調システムの構成)
本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、実施形態に係る空調システム10の外観を示す斜視図である。また、図3〜図5は、サーバールームの側面図、上面図及び正面図である。
空調システム10は、データセンター等のサーバールーム1内に構築され、このサーバールーム1は、壁、天井及び床によって6面を囲まれている。空調システム10は、図1に示すように、主として、収容ラック100と、天面部材200と、開閉部230とを有し、これらによって密閉された通気空間43が形成されている。通気空間43は、情報処理機器の管理担当者等の利用者の通路となり、利用者が通行又は収容ラック100の前で作業するのに十分な広さを有する。
図6に示すように、このサーバールーム1において、収容ラック100が設置されている床は二重床40となっており、この二重床40の間には通気経路41が形成され、床面に開口された冷気供給口42により通気経路41と通気空間43とが連通している。この冷気供給部42は、例えば格子状のステンレス板等が用いられるが、通気孔があり利用者の往来にも耐えうる強度があればこれに限定されない。
なお、二重床40の間の内部空間41には電気配線等が収容されることが多い。このような電気配線等から出火した場合に、その煙は冷気供給部42から排気部400内に流れ込む。このとき、煙はフラップ部305から排気されるので、排気部400がフラップ部305等の風圧調整部を備えていない場合と比べて、天井の煙感知器等により煙が感知されるまでの時間が短くなり、床下の火災をより早期に発見することができる。
収容ラック100は、床面に対して鉛直な一面に冷気導入口101を有し、本実施形態では、一対の収容ラック100,100が、この冷気導入口101を有する面が相互に対向するように2列に並んで配置されている。また、これら複数の収容ラック100,100は、冷気導入口101を有する側面の裏側に位置する側面に熱気排出口102を有する。すなわち、冷気導入口101と、熱気排出口102は、収納ラック100の表裏を通じて、その内部で連通しており、この連通した空間内に情報処理機器50が設置されるようになっている。そして、図6に示すように、収容ラック100には、それぞれ情報処理機器50が収容され、上記冷気導入口101を有する面が通気空間43に臨むようになっている。
複数の収容ラック100は、それぞれ内部で複数の段(本実施形態では5段)に分割されており、各段は、それぞれ通気空間43側に冷気導入口101を有し、冷気導入口101を有する側と情報処理機器50を挟んで反対側に熱気排出口102を有する。そして、収容ラック100の各段には、空冷ファン51を備えた情報処理機器50が収容されており、情報処理機器50は、各段の底板に固定されて支持される。ここで、空調システム10の運転時において、各段の情報処理機器50の空冷ファン51は、冷気導入口101の側から熱気排出口102の側に空気の流れを形成するように駆動される。
また、サーバールーム1内には、室内の空気を冷却し循環させる空調装置30が設置されている。この空調装置30は、上部に吸引口31を有し、下部が通気経路41に連通されている。そして、空調空気30は、吸引口31から吸引した空気を冷却する冷却手段を、その内部に備えており、冷却した空気を下部の排出口32から通気経路41に送出する。送出された冷気60は、冷気供給口42を通じて通気空間43内に供給される。詳述すると、室内の暖気をの吸気口31より吸引し、吸引した暖気を内部で冷却し、二重床40の間の内部空間41に冷気60を吹き出す。この吹き出した冷気60は、二重床40の間の内部空間41を通って通気空間43の床面に配された冷気供給部42の直下に達し、冷気供給部42を通って通気空間43の側に流れ込む。
通気空間43に流れ込んだ冷気60は、その流入圧および空冷ファン51の送風圧によって、収容ラック100の各段の冷気導入口101から収容ラック100の内部に導入される。このとき、通気空間43の上部および両端が天面部材200および開閉部230で覆われているので、収容ラック100の各段の冷気導入口101は、機器収容ラック20の外側(以下において「排気側」と称する)と隔てられる。したがって、通気空間43に流れ込む冷気60は、排気側に流出することなくその風圧を保ったまま収容ラック100の内部に導入される。
収容ラック100の各段の内部に導入された冷気60は、情報処理機器50を冷却して熱気70となり、空冷ファン51の送風圧によって熱気排出口102より排気側に排気される。排気側に排気された熱気70は、空調装置30の吸気口31より回収されて、空調装置30により冷却されて冷気60となって、吹出口32から二重床40の間の内部空間41に吹き出す。
天面部材200は、図2に拡大して示すように、通気空間43の上部開口43aを覆う部材であり、可撓性のシート部材により形成されている。詳述すると、天面部材200は、通気空間43の上方に配されて上記複数の収容ラック100の上面の外縁に係合部300によって固定される。また、この天面部材200の両側端部には、排気部400が形成され、この排気部400には、係合部300を覆うように設けられた可撓性のフラップ部305が設けられている。具体的に、このフラップ部305は、例えば樹脂又はゴム等で形成されたシート状の部材であり、係合部300で固定されている。
具体的に、この係合部300は、図7に示すように、収容ラック100の上面外縁100aに沿って複数突設された柱状のボルト部303と、ボルト部303間に掛け渡された係止部301と、天面部材200と係止部301とを緊結する緊結部302とからなり、フラップ部402は、緊結部302側から係止部301を覆い、係止部301から垂下されている。
上記フラップ部402は、通気空間43内に流れ込む冷気60の風圧が機器収容ラック20の排気側の気圧よりも所定値以上高い場合に開いて、通気空間43内の冷気60の一部を排気側に開放する。上記所定値は、通気空間43に流れ込む冷気60の流入圧および情報処理機器50に取り付けられた空冷ファン51の排気能力等を考慮し,フラップ部402の厚さおよび材質等を選択することで所望に設定することができる。これにより、空調システム10の機器収容ラック20は、排気部400内の冷気60による風圧の上昇を抑えて一定に保つことができるので、情報処理機器50に取り付けられた空冷ファン51に対して排気能力を上回る過大な負荷がかかることがなく、空冷ファン51の故障を防ぐことができる。
また、上記フラップ部305の開閉部330が風圧で撓まない程度の剛性を有する板状の部材であれば、排気部400内からの気圧又は風圧よりも排気側(排気部400の外側)の気圧又は風圧が高い場合にもフラップ部305は開かない。したがって、排気側からの熱気70がフラップ部305から排気部400内に流れ込むことがない。
また、図1から図3に示すように、フラップ部305は、収容ラック100の冷気導入口101よりも上側に設けられている。仮にフラップ部305が収容ラック100の冷気導入口101よりも下側に設けられた場合、通気空間43の床面に配された冷気供給部42から導入される冷気60が収容ラック100の冷気導入口101に達する前にフラップ部305から排気される可能性がある。これに対し、本実施形態では、通気空間43の床面に配された冷気供給部42から導入される冷気60が冷気導入口101から収容ラック100に導入されるのを妨げることがない。
さらに、天面部材200には、ファスナーが設けられ、天井に配設された照明器具や空調器具のメンテナンスなどのために、開閉が可能となっている。このファスナーは、図8に示すように、ファスナーの始端と終端(矢印で図示)とで天面部材200のつなぎ目が重なり合うように形成されている。なお、ファスナーの開閉は、通気空間43の延設方向へ縦断する方向の他、延設方向に垂直な方向に設け、天面部材200を複数に分割するようにしてもよい。
また、本実施形態では、通気空間43の側面に開閉可能に設けられた開閉部230を有しており、この開閉部230が可撓性のシート部材により形成されている。具体的に、開閉部230は、通気空間43の両端に配されて、上記複数の収容ラック100のそれぞれの列の両端に位置する収容ラック100の側面に固定される。上記利用者は、通気空間43に入るとき、又は通気空間43から出るときに、この開閉部230を開閉して出入りする。なお、開閉部230の開閉は、本実施形態では、アコーディオンカーテン形式とて手動としたが、開閉駆動手段を設けて自動としてもよく、また、開閉の形態もスライド式および回動式等いずれの形態でもよい。
(変更例)
なお、本実施形態では、対向配置された一対の収容ラック100,100の間に通気空間43を形成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図9に示すように、サーバールーム1の一壁面1aを利用して、この壁面1aと収容ラック100とにより通気空間43を形成するようにしてもよい。この場合には、排気部400は、収容ラック100側の片方のみ配設する。
(作用・効果)
このような本実施形態によれば、収容ラック100やサーバールーム1の壁面1aなどで通気空間43を画成し、この通気空間43内に冷気供給部42を通じて冷気を供給することによって、収容ラック100内の情報処理機器を冷却することができる。この通気空間43の上部開口は、天面部材で覆われているので気密性が保持されるとともに、この天面部材200は、可撓性を有するシート部材で形成するため、設備の軽量化を図ることができる。
また、本実施形態では、通気空間43の気圧が高くなりすぎた場合に、排気部400を通じて通気空間43内の空気を外部に排気することができ、通気空間43の気圧を一定に保つことができる。この排気部400のフラップ部503は、可撓性のシート部材により形成することができ、また天面部材を張設するための係合部300を覆うという簡単な構成であるため、設備の複雑化を回避して設備の軽量化を図ることができる。
さらに、本実施形態では、天面部材200を係合する手段と、排気部400を構成する手段とを併合して簡易的に構築することができるため、設備の簡素化、軽量化をより促進することができる。また、開閉部230により通気空間43内の気圧を保持しつつ、通気空間43への出入りを可能にするとともに、この開閉部230は、可撓性を有するシート部材で形成するため、設備の軽量化を図ることができる。
[第2実施形態]
次いで、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、サーバールーム1の天井面500が低く、若しくは収容ラック100が高く、収容ラック100の上面外縁100aから天井面500までの距離が短い場合を例に説明する。図10は、第2実施形態に係る空調システム10の外観を一部投資して示す斜視図である。なお、本実施形態において、上述した第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その機能等は特に言及しない限り同一であり、その説明は省略する。
本実施形態では、天井面500と収容ラック100の上面外縁100aとの間において、通気空間内の気圧により外方へ開放される排気部400が備えられ、この排気部400は、天井面500と収容ラック100の上面外縁100aとの間に形成された開口部502を覆うように、天井面から垂下される可撓性のシート部材からなるフラップ部503を有することを特徴とする。
(作用・効果)
このような第2実施形態によれば、収容ラック100やサーバールーム1の壁面1aなどで通気空間43を画成し、この通気空間43内に冷気供給部42を通じて冷気を供給することによって、収容ラック100内の情報処理機器を冷却することができる。この通気空間43の上部は、サーバールーム1の天井500で覆われるとともに、天井面500と収容ラック100の上面外縁100aとの間に形成された開口部502は、可撓性のシート部材からなるフラップ部503で覆われているため、気密性を確保することができる。また、フラップ部503を設けることにより、通気空間43の気圧が高くなりすぎた場合に、排気部503を通じて通気空間43内の空気を外部に排気することができ、通気空間43の気圧を一定に保つことができる。このフラップ部503は、可撓性のシート部材により形成することができ、また天井面500から垂下するという簡単な構成であるため、設備の複雑化を回避して設備の軽量化を図ることができる。
[変更例]
上述した各実施形態においては、以下のような変更を加えることができる。例えば、収容ラック100の前面、すなわち冷気導入口101が配設された面には、並んで配置された収容ラック100と100との間の隙間に遮蔽板102を取り付けるようにしてもよい。これにより、冷気が外部へ漏れるのを防止することができる。
また、上記前面において、情報処理機器50が載置されない棚には、ブランクパネル101aを嵌め込むようにしてもよい。このブランクパネル101aは、収容ラック100の前面両側に配置されたマウントレール101b,101bに固定される板部材である。このマウントレール101b,101bへの固定は、ブランクパネル101aの一端をネジ101eでマウントレール101aの取付孔101dに固定され、他端は、ブランクパネル101a側部から側方へ向けて突設された爪部101cを取付孔101dに引っ掛けることで簡便に取り外しができるようになっている。このようなブランクパネル101aによれば、情報処理機器50が載置されない棚を通じて冷気が外部へ漏れるのを防止でき、冷却効率を高めることができる。
第1実施形態に係る空調システム10の一部を透視した斜視図である。 第1実施形態に係る天面部材の斜視図である。 第1実施形態に係るサーバールームの側面図である。 第1実施形態に係るサーバールームの上面図である。 第1実施形態に係るサーバールームの正面図である。 第1実施形態に係る空調システムの動作を示す説明図である。 第1実施形態に係る排気部の構成を模式的に示す説明図である。 第1実施形態に係る天面部材の構成を模式的に示す説明図である。 第1実施形態の変更例に係るサーバールームの正面図である。 第2実施形態に係る空調システム10の一部を透視した斜視図である。 第2実施形態に係るサーバールームの正面図である。 変更例に係る収容ラックの正面図である。
符号の説明
1…サーバールーム
1a…壁面
10…空調システム
20…機器収容ラック
30…空調装置
31…吸気口
32…吹出口
40…二重床
40a…床面
41…内部空間
42…冷気供給部
43…通気空間
43a…上部開口
50…情報処理機器
51…空冷ファン
60…冷気
70…熱気
100…収容ラック
100a…上面外縁
101…冷気導入口
102…熱気排出口
200…天面部材
230…開閉部
300…係合部
301…係止部
302…緊結部
303…ボルト部
303a…係止部
305…フラップ部
330…開閉部
400…排気部
501…固定部
502…開口部
402,503…フラップ部
500…天井面

Claims (5)

  1. 情報処理機器を収容する収容ラックが複数配置されたサーバールームの空調システムであって、
    少なくとも1つの前記収容ラックとその他の壁面によって画成される通気空間と、
    前記サーバールームの床面に形成され、前記通気空間に連通し、冷気が供給される冷気供給部と、
    前記前記通気空間の上部開口を覆う天面部材と
    を備え、
    前記天面部材が可撓性のシート部材により形成されている
    ことを特徴とする空調システム。
  2. 前記天面部材は、前記収容ラック又は前記壁面の上部に係合されて張設され、
    前記天面部材は、前記係合された部分において前記通気空間内の気圧により外方へ開放される排気部を有し、
    前記排気部は、前記係合部分を覆うように設けられた可撓性のシート部材からなるフラップ部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の空調システム。
  3. 前記係合部は、
    前記収容ラックの上面外縁に沿って複数突設された柱状のボルト部と、
    前記ボルト部間に掛け渡された係止部と、
    前記天面部材と前記係止部とを緊結する緊結部と
    からなり、
    前記フラップ部は、前記緊結部側から前記係止部を覆い、該係止部から垂下されることを特徴とする請求項1に記載の空調システム。
  4. 情報処理機器を収容する収容ラックが複数配置され、該収容ラックの上面近傍に天井が配置されたサーバールームの空調システムであって、
    少なくとも1つの前記収容ラックとその他の壁面によって画成される通気空間と、
    前記サーバールームの床面に形成され、前記通気空間に連通し、冷気が供給される冷気供給部と、
    前記天井面と前記収容ラックの上面外縁との間において、前記通気空間内の気圧により外方へ開放される排気部と
    を備え、
    前記排気部は、前記天井面と前記収容ラックの上面外縁との間に形成された開口部を覆うように、該天井面から垂下される可撓性のシート部材からなるフラップ部を有する
    ことを特徴とする空調システム。
  5. 前記通気空間の側面に開閉可能に設けられた開閉部をさらに備え、該開閉部が可撓性のシート部材により形成されていることを特徴とする請求項1又は4に記載の空調システム。
JP2008257776A 2008-10-02 2008-10-02 空調システム Pending JP2009079890A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008257776A JP2009079890A (ja) 2008-10-02 2008-10-02 空調システム
JP2009216026A JP5048030B2 (ja) 2008-10-02 2009-09-17 空調システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008257776A JP2009079890A (ja) 2008-10-02 2008-10-02 空調システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009079890A true JP2009079890A (ja) 2009-04-16

Family

ID=40654766

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008257776A Pending JP2009079890A (ja) 2008-10-02 2008-10-02 空調システム
JP2009216026A Active JP5048030B2 (ja) 2008-10-02 2009-09-17 空調システム

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009216026A Active JP5048030B2 (ja) 2008-10-02 2009-09-17 空調システム

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP2009079890A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011027400A (ja) * 2009-07-03 2011-02-10 Nippon Steel Engineering Co Ltd 電算機室の空調システムおよび建物
JP2011059741A (ja) * 2009-09-04 2011-03-24 Fujitsu Ltd データセンター、冷却システムおよびit機器の冷却方法
JP2011081751A (ja) * 2009-10-09 2011-04-21 Yahoo Japan Corp ラックおよび情報処理機器収容設備
JP2011089686A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Ntt Facilities Inc 電算機室用空調システム
EP2336457A1 (fr) 2009-12-11 2011-06-22 Enia Architectes Bâtiment à salles informatiques superposées et procédé de climatisation de ce bâtiment
JP2012053747A (ja) * 2010-09-02 2012-03-15 Ntt Facilities Inc コンテナ型データセンター
JP2012063049A (ja) * 2010-09-14 2012-03-29 Takasago Thermal Eng Co Ltd データセンター用空調システム
JP2012524939A (ja) * 2009-04-21 2012-10-18 ヤフー! インコーポレイテッド サーバファーム冷却システムのための冷気列封入
WO2013030979A1 (ja) * 2011-08-31 2013-03-07 富士通株式会社 空調システム及び熱交換器
JP2015090950A (ja) * 2013-11-07 2015-05-11 日東工業株式会社 電気電子機器収納用キャビネット
JP2016001094A (ja) * 2014-06-12 2016-01-07 日比谷総合設備株式会社 サーバー室内の空調の効率化構造
WO2017081744A1 (ja) * 2015-11-10 2017-05-18 株式会社東芝 冷却システム

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5560107B2 (ja) * 2010-06-09 2014-07-23 株式会社Nttファシリティーズ ラック間遮蔽構造及び電算機室用空調システム
JP5596493B2 (ja) * 2010-10-22 2014-09-24 株式会社岡村製作所 サーバールーム内に設置される放熱ケージ
WO2012124712A1 (ja) * 2011-03-14 2012-09-20 富士電機株式会社 外気利用空調システム
US20130269385A1 (en) * 2011-03-14 2013-10-17 Fuji Electric Co., Ltd Air conditioning system for utilizing outside air and air conditioning device thereof
JP2013030027A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Toshiba Corp モジュールおよびモジュール型データセンタ
JP5739789B2 (ja) * 2011-11-17 2015-06-24 株式会社東芝 モジュール型データセンタ
JP5897319B2 (ja) * 2011-12-20 2016-03-30 株式会社竹中工務店 自立壁式の排気冷却ユニット及び電子機器冷却方法
CA2882390C (en) * 2012-09-04 2018-05-22 Amazon Technologies, Inc. Expandable data center with movable wall
JP2014052130A (ja) * 2012-09-06 2014-03-20 Ntt Facilities Inc 電算機室空調システム
JP5657153B1 (ja) * 2014-02-12 2015-01-21 ニッキャビ株式会社 発熱機器用ラックの空調機構
US9255417B2 (en) * 2014-03-12 2016-02-09 Panduit Corp. Independent aisle containment system
JP5913504B1 (ja) * 2014-09-24 2016-04-27 東芝Itサービス株式会社 コンテナ型データセンタ

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4922806A (en) * 1989-05-02 1990-05-08 Gpac, Inc. Doors for negative air pressure enclosure
JPH05231686A (ja) * 1992-02-25 1993-09-07 Aoki Corp パーソナルクリーンブース
JP3835615B2 (ja) * 2002-11-21 2006-10-18 株式会社Nttファシリティーズ 電算機室用空調システム
JP4209351B2 (ja) * 2004-03-15 2009-01-14 株式会社Nttファシリティーズ 回り込み防止装置および電算機室用空調システム
JP4873997B2 (ja) * 2006-05-26 2012-02-08 ヤフー株式会社 機器収容ラックおよび機器収容室用空調システム
JP2007321335A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 San E Protent Co Ltd クリーンルーム
JP5346514B2 (ja) * 2008-07-22 2013-11-20 株式会社Nttファシリティーズ 電算機室用空調システム

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012524939A (ja) * 2009-04-21 2012-10-18 ヤフー! インコーポレイテッド サーバファーム冷却システムのための冷気列封入
JP2011027400A (ja) * 2009-07-03 2011-02-10 Nippon Steel Engineering Co Ltd 電算機室の空調システムおよび建物
JP2011059741A (ja) * 2009-09-04 2011-03-24 Fujitsu Ltd データセンター、冷却システムおよびit機器の冷却方法
JP2011081751A (ja) * 2009-10-09 2011-04-21 Yahoo Japan Corp ラックおよび情報処理機器収容設備
JP2011089686A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Ntt Facilities Inc 電算機室用空調システム
EP2336457A1 (fr) 2009-12-11 2011-06-22 Enia Architectes Bâtiment à salles informatiques superposées et procédé de climatisation de ce bâtiment
JP2012053747A (ja) * 2010-09-02 2012-03-15 Ntt Facilities Inc コンテナ型データセンター
JP2012063049A (ja) * 2010-09-14 2012-03-29 Takasago Thermal Eng Co Ltd データセンター用空調システム
WO2013030979A1 (ja) * 2011-08-31 2013-03-07 富士通株式会社 空調システム及び熱交換器
JP2015090950A (ja) * 2013-11-07 2015-05-11 日東工業株式会社 電気電子機器収納用キャビネット
JP2016001094A (ja) * 2014-06-12 2016-01-07 日比谷総合設備株式会社 サーバー室内の空調の効率化構造
WO2017081744A1 (ja) * 2015-11-10 2017-05-18 株式会社東芝 冷却システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010107188A (ja) 2010-05-13
JP5048030B2 (ja) 2012-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009079890A (ja) 空調システム
JP4873997B2 (ja) 機器収容ラックおよび機器収容室用空調システム
JP5605982B2 (ja) 換気装置および空調換気システム
US20070113527A1 (en) Air conditioning system
EP2520869B1 (en) Ceiling-mounted air conditioner
JP6242429B2 (ja) 換気空調ユニット
JP5437463B1 (ja) サーバールームの天井構造、空調システム、係合手段及びサーバールームの空調方法
JP2005172309A (ja) 送風装置および室用空調システム
KR20180034981A (ko) 공기 조화기
JP6948515B2 (ja) 熱交換形換気装置
JP2004003869A (ja) 換気空調システム、及び、換気空調ユニット
KR100964362B1 (ko) 공기조화기
JP2508365B2 (ja) 冷暖房装置付エレベ―タかご
KR100566800B1 (ko) 공기조화기
KR20180034980A (ko) 공기 조화기
JP6035136B2 (ja) 建物
KR20090022640A (ko) 환기장치의 케이스
JP2004045029A (ja) 換気システム
JP7270411B2 (ja) 熱交換換気装置
JP2014178083A (ja) 換気装置及び換気システム
JP4425007B2 (ja) 換気ユニット
JP5836914B2 (ja) 熱交換換気装置
JP4544410B2 (ja) 空気調和機
JP2000055552A (ja) 浴室暖房乾燥機
JPH11325508A (ja) 空調システム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20090714