JP2014052130A - 電算機室空調システム - Google Patents

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憲司 酒井
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龍平 楯
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章 森光
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Abstract

【課題】機器の冷却を妨げることを防止し、設置が容易で低コストであり、他の設備のメンテナンス等を行う際に遮蔽体の取り外しと取り付けを容易に行える。
【解決手段】電算機室空調システム10は、通路の両側に設置したラック3の上に、アーチ型の遮蔽体ユニット12を設置して面ファスナーで連結する。遮蔽体ユニット12は、芯材14とシート15からなる遮蔽体13を複数接続して形成する。遮蔽体ユニット12は、一の遮蔽体13のシート15を、隣の遮蔽体の芯材14の下面に面ファスナーで分離可能に連結する。照明器具等のメンテナンスに際し、一の遮蔽体13のシート15を隣の遮蔽体13の芯材14から引き剥がして天井に通じる空間を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電算機室に配列したラックに収容したIT機器等の機器を冷却するための電算機室空調システムに関する。
OA機器や電子計算機や通信装置等の各種のIT機器は、高集約化して用いられ、しかも機器からの高温の排熱が集合して排出されるために高発熱化の傾向にある。これらの機器の運用温度は比較的低く設定されているため、高温の排気が吸い込まれた場合、システム停止や機器の故障などのトラブルを引き起こす可能性がある。
そのため、これらの機器は電算機室内に設置された多段のラックに収容され、二重床からの吹き出しによって効率良くラック内の機器に冷風を送り込むようにしたシステムを採用している。二重床吹き出し方式の電算機室の場合、多数のIT機器を搭載したラックは、大別して冷気を前面から給気して背面や上面へ排気している方式と、下面から給気して背面や上面へ排気する方式の2通りが採用されている。
特許文献1には、前面から給気する電算機室空調システムの一例が開示されており、この電算機室空調システムを図6により説明する。
図6は電算機室の室内の要部構成を示すもので、床1と図示しない壁と天井とで囲まれている。床1から上方に離間して二重床2が設けられ、その二重床2上に複数台のラック3,3,…が2列設置されている。これら2列のラック3に挟まれた二重床2上に通路4が配設されている。二重床2の下には内部空間5が設けられ、内部空間5に各ラック3の電気配線や後述する空気調和装置6の電気配線などが収容されている。
また、通路4の外側には、二重床2上に空気調和装置6が設置されている。空気調和装置6では、ラック3から排気された高温の空気を吸込口6aから吸い込んで冷却し、空気調和装置6内で冷却された空気を冷却用空気として底面に設けられた吹出口6bから内部空間5内に送り出す。
二重床2の一部は通路4に位置して孔あきパネル7が設けられており、空気調和装置6から内部空間5に供給された冷却用空気が孔あきパネル7を通して通路4上に給気される。そして、各ラック3は、筐体3aの前面全体に形成された給気面3bから冷却用空気を取り込み、IT機器を冷却して上部または背面に設けられたファン3cから上方または背面方向に高温となった空気を排気することになる。
このような構成を備えた空調システムでは、ラック3の運転時にファン3cを駆動するとともに空気調和装置6が運転され、空気調和装置6から送り出される冷却用空気が二重床2の内部空間5に供給される。内部空間5に供給された冷却用空気は、空気調和装置6の送風圧およびファン3cの吸入圧を受けて、床面の孔あきパネル7から通路4に流入し、ラック3前面の給気面3bから筐体3a内に送られる。ラック3の筐体3a内に送られた冷却用空気は筐体3a内の発熱機器を冷却し、熱交換によって高温となって上方または背面方向に放出される。この放出される空気は各ラック3の上方を通って空気調和装置6の吸込口6aに吸い込まれ、再び冷却用空気となって吹き出される。
そして、特許文献1に開示された電算機空調システムでは、例えば図7に示すようなアーチ状の遮蔽体8が通路4の上部に載置され、通路4の両側のラック3の上面にねじ等で設置されている。このアーチ状の遮蔽体8は、アーチ状の骨組み8aとこれをつなぐ梁状の骨組み8bとシート状の不燃材8cとで構成され、アーチ状の骨組み8aの両端部が両側のラック3の上面に固定されている。或いは、図8に示すように、アーチ状の遮蔽体9は、アーチ状の複数の骨組み9aが所定間隔で配列され、その上にシート状の不燃材9bが被着されて構成され、アーチの骨組9aの各両端部を両側のラック3の上面にねじ等で固定している。
このような遮蔽体8,9によって、ラック3の上方や背面から排気される高温の空気が前面3b側に回り込んでラック3の前面3bの上部から吸収されて温まってしまうことを防いだり、通路4内に供給される冷気と混合して冷気の温度が上昇し、ラック3の冷却効果が減少したりすることを防ぐようにしている。
特許第3835615号公報
しかしながら、上述した電算機室空調システムでは、配列された複数のラック3の高さや形状、そして重量等が異なると、ラック3が地震等で振動した際、一体形成された遮蔽体8,9の両端部をラック3の挙動に追従させるために多種多量の部材が必要になり、構造が複雑になる欠点がある。
また、通路4を遮蔽体8,9で覆った状態で、電算機室の天井に設置した照明器具や火災報知器等の他の設備のメンテナンスを行う場合、遮蔽体8,9を取り外さなければならなかった。また、遮蔽体を形成する複数のパネル材を取り外し可能とする場合もあるが、パネル材を1枚ずつ取り外すことは作業効率が悪く、また取り外し時にパネル材の落下等の危険性がある上に、取り外したパネル材の設置スペースの確保が面倒であった。
また、パネル材の落下による危険性を低減するために、布等の柔らかい材料を遮蔽体として使用することも考えられるが、外した布等がIT機器の吸気冷却の妨げになる可能性もあった。
また、遮蔽体として複数のパネル材を用いた場合、ラック3からの取り外しに時間がかかるため、空気調和装置6から通路4に供給された冷気の漏れが生じたり、IT機器に高温の排気が侵入したりするおそれもあり、場合によってはIT機器に高温障害を引き起こす可能性もあった。
本発明は、このような事情に鑑みて成されたものであり、機器の冷却を妨げることを防止でき、遮蔽体ユニットの設置が容易で低コストである上に、遮蔽体ユニットの取り外しと取り付けを容易に行える電算機室空調システムを提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、電算機室の他の設備のメンテナンス等を行う際に遮蔽体の取り外しと取り付けを容易に行える電算機室空調システムを提供することである。
本発明による電算機室空調システムは、通路の両側に設置されていて給気面から冷却用空気を給気して排気面から熱を帯びた空気を排気する機器収容用ラック群と、空気調和装置とを備え、空気調和装置から吹き出された冷却用空気が床下の内部空間を流通して床面に設けられた孔から床上に吹き出され、この冷却用空気が給気面を通してラック群に収容された機器を冷却した後、熱を帯びた空気としてラック群の排気面から排気されて空気調和装置に再び吸引される電算機室空調システムにおいて、通路を挟む両側のラック群の上面間にアーチ型の遮蔽体ユニットの両端部が載置され、該遮蔽体ユニットの両端部は面ファスナーによって分離可能にラック群の上面に連結されていることを特徴とする。
本発明によれば、遮蔽体ユニットによって通路の上部空間が遮蔽されているためにラック群の排気面から排気された高温の空気を給気面に供給される冷却用空気と分離でき、熱を帯びた高温の空気のショートサーキットを防止してラック上部や冷気の温度上昇を抑制できる。しかも、アーチ型の遮蔽体ユニットは面ファスナーによってラック群の上面に連結されるから遮蔽体ユニットの取り付けと取り外しが容易である。しかも、遮蔽体ユニットは、地震等の際にラックの挙動に追従して変形するため損傷しにくく、製造コストが低廉である上に、取り付け工事が容易で設置工事費を低減できる。
なお、遮蔽体ユニットを設置する通路に冷却用空気を供給する場合には、ラック群の冷却用空気の給気面は前面であり、熱を帯びた空気の排気面は上面または/及び背面であることが好ましく、遮蔽体ユニットを設置する排気側の通路に熱を帯びた空気を排気する場合には、ラック群の冷却用空気の給気面はラック群の前面または/及び上面であり、熱を帯びた空気の排気面は背面であることが好ましい。
また、遮蔽体ユニットは、複数のアーチ型の遮蔽体が面ファスナーによって分離可能に連結されて形成されていることが好ましい。
これによって、遮蔽体を組み合わせることで簡単且つ低廉に遮蔽体ユニットを製造できると共に、遮蔽体ユニットの外側に設置された照明器具や火災報知器等の他の設備のメンテナンス等を行う際、一部の遮蔽体を通路側から面ファスナーで引き剥がすことで容易に行える。
また、遮蔽体は、アーチ型の芯材と、この芯材より柔軟性の高いシートとで形成されていることが好ましい。
遮蔽体ユニットの一部を剥がして他の設備のメンテナンス等を行う際、通路側から遮蔽体のシートの部分の面ファスナーを引き剥がすことで、芯材の部分を遮蔽体ユニットに連結した状態で開口を形成できる。
また、遮蔽体ユニットは、一の遮蔽体の芯材の通路側の面に他の遮蔽体のシートが面ファスナーによって分離可能に連結されていることが好ましい。
遮蔽体ユニットの一部を剥がして他の設備のメンテナンス等を行う際、他の遮蔽体のシートを隣接する一の遮蔽体の芯材から面ファスナーの部分で通路側へ剥がすことで、形成された開口を通して遮蔽体ユニットの外側に設置した他の設備のメンテナンスができ、通路内からシートの引き剥がし作業や他の設備のメンテナンスを行える。面ファスナーで引き剥がされた他の遮蔽体のシートは吊り下げられた状態に保持されているため落下することがなく、設置スペースを確保する必要もない。そして、他の設備のメンテナンス終了後にシートを一の遮蔽体の芯材の面ファスナーに再度連結すれば元の状態に戻る。
また、遮蔽体ユニットは、複数の遮蔽体の連結方向における両端の遮蔽体にそれぞれ補強部材が設けられていてもよい。
複数の遮蔽体を一方向に連結してなる遮蔽体ユニットの両端の遮蔽体に補強材が設けられていて強度が高いため、遮蔽体ユニット全体を張架できて強度が高い。
また、補強部材は遮蔽体の芯材の延在方向に直交する方向に設けられていることが好ましい。
これによって遮蔽体ユニットは、連結された複数の遮蔽体を全長に亘ってアーチ型に保持できる。
本発明による電算機室空調システムによれば、両側のラック群の間の通路がアーチ型の遮蔽体ユニットで覆われているため、ラック群の排気面から排出された高温の空気が通路に供給される冷気と混ざったりラック群の前面から吸引されて機器の冷却を妨げたりするショートサーキットを防止できる。しかも、地震時等に両側のラックが個々に挙動したとしても遮蔽体ユニットは変形して容易に追従できる上に、遮蔽体ユニットはその両端部が面ファスナーでラック群の上面に連結されているから容易に着脱することができて、他の設備のメンテナンス等を簡単に行える。
本発明の実施形態による電算機室におけるラック群間の通路上に設置した遮蔽体ユニットとその分解図を示す要部斜視図である。 ラック群間の通路上に遮蔽体ユニットを設置した状態の要部斜視図である。 二つの遮蔽体の連結構造を示す図2のA−A線拡大断面図である。 図2に示す遮蔽体ユニットのラックとの連結部の構造を示す要部拡大図である。 図3に示す二つの遮蔽体の連結構造の変形例を示す断面図である。 従来の電算機室空調システムを示す要部斜視図である。 図5に示すラック群間の通路を覆うための遮蔽体を示す斜視図である。 図6とは異なる形状の遮蔽体を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態による電算機室空調システムについて添付図面に基づいて説明するが、本発明は下記の実施形態に限定されるものでないことはいうまでもない。なお、本実施形態において、図6に示す従来の電算機室空調システムにおける遮蔽体以外の部分、部材は同一構成であり、これら共通する部分、部材には図6に示すものと同一の符号を用いて説明する。
図1乃至図4に示す本発明の実施形態による電算機室空調システム10は、図6に示す電算機室において、対向して配列された一方の複数のラック3の列からなるラック群3Aと他方の複数のラック3の列からなるラック群3Bとの間に通路4が設けられており、この通路4を覆うように通路4の長手方向に延在するアーチ型の遮蔽体ユニット12が設置されている。
図1及び図2に示す遮蔽体ユニット12は、アーチ型で所定幅の単体からなる遮蔽体13が複数分離可能に連結されて構成されている。各遮蔽体13は、図1及び図3に示すように、アーチ型で帯状をなす芯材14と、一端が芯材14に巻かれると共に他端が芯材14から離れる方向に延びる例えば四角形状のシート15とで形成されている。
芯材14はアーチ型に湾曲した薄板状で、例えば中空のポリカーボネート板からなる軽量材であり、ラック3の地震等による変位に追従して変形可能な柔軟性を有している。シート15は芯材14よりも柔軟性が高く、一端が芯材14に巻かれることで所定幅のアーチ型に湾曲して形成され、例えば塩化ビニールシート等の材質で形成されている。なお、シート15は芯材14に巻回されて接着剤等で一体に固定されているが、シート15は必ずしも芯材14に巻かれている必要はなく、芯材14の表面または裏面に接着剤等で固定されていてもよい。本明細書では、芯材14はそれ自体だけでなく、シート15で巻かれたり重ねられたりした場合の構成を含む意味で用いるものとする。
そして、各遮蔽体13のアーチ型方向の両端部は内側に折り曲げられた折り曲げ部13aとされている。また、図3に示すように、各遮蔽体13は、一の遮蔽体13のシート15における芯材14とは反対側の端部13bと、隣接する他の遮蔽体13の芯材14とが、面ファスナー17によって分離可能に連結されている。しかも、連結部分は、芯材14の下側に両面テープ18を介して一方の面ファスナー17aが接着され、シート15の上側に両面テープ18を介して他方の面ファスナー17bが接着されている。
そのため、一の遮蔽体13の芯材14の下面に接着された一方の面ファスナー17aに、他の遮蔽体13のシート15の上面端部に接着された他方の面ファスナー17bが剥離可能に連結されている。そして、通路4の長さに応じて必要な枚数の遮蔽体13を面ファスナー17によって順次芯材14とシート15とで連結することで、図1に示す複数の遮蔽体13からなるアーチ型の遮蔽体ユニット12が形成されている。
また、複数の遮蔽体13を面ファスナー17で連結してなる遮蔽体ユニット12は、各遮蔽体13の折り曲げ部13aも互いに重ねられており、これらの重ねた折り曲げ部13aを遮蔽体ユニット12の両端部の折り曲げ面12Aとして示すものとする。遮蔽体ユニット12の折り曲げ面12Aは、図4に示すように、面ファスナー19によってラック群3A、3Bの上面に分離可能に連結されている。そのため、遮蔽体ユニット12の折り曲げ面12Aの裏面には両面テープ20を介して一方の面ファスナー19aが接着され、ラック群3A、3Bの上面には両面テープ20を介して他方の面ファスナー19bが接着されている。
なお、図1に示す遮蔽体ユニット12において、その長手方向の両端部に設けた遮蔽体13にはアーチ型のシート15の頂部に沿って梁状の補強材22を接着剤等で固定する。この補強材22は芯材14に連結されていることが好ましいが、連結されていなくてもよい。これによって遮蔽体ユニット15の両端部の遮蔽体13が補強されるため、遮蔽体ユニット15の全体の強度が向上する。
補強材22は芯材14と同一の材質で形成してもよい。
本実施形態による電算機室空調システム10は上述の構成を有しており、次に遮蔽体ユニット12の組み立て方法と、ラック群3A,3Bの上面への遮蔽体ユニット12の取付方法について説明する。
まず、補強材22を取り付けた1つの遮蔽体13のシート15の上面に固定された面ファスナー17bを他の遮蔽体13の芯材14の下面に連結された面ファスナー17aに連結する。そして、2番目の遮蔽体13のシート15の面ファスナー17bに3番目の遮蔽体13の芯材14の面ファスナー17aを連結し、こうして遮蔽体13を順次接続してゆく。そして、最後の遮蔽体13には補強材22を設けたものを面ファスナー17で連結する。
こうして得られた遮蔽体ユニット12はアーチ型に形成されており、その長手方向の両側の折り曲げ部12Aの裏面に両面テープ20を介して面ファスナー19aを連結する。また、通路4の両側のラック群3A,3Bの上面にも、同様に両面テープ20を被着して面ファスナー19bを連結する。そして、遮蔽体ユニット12の両側の面ファスナー19aをラック群3A,3Bの上面の面ファスナー19bに連結して取り付ける。
このようにして、電算機室空調システム10としてラック群3A,3B間の通路4上に遮蔽体ユニット12を容易に取り付けできる。遮蔽体ユニット12は軟質性の芯材と更に柔軟性の高いシート15からなる遮蔽体13を面ファスナー17で複数連結して構成されており、各遮蔽体13の芯材14と両端の遮蔽体13に設けた補強材22によって剛性を確保してラック群3A,3B間に取り付けられる。
次に、本実施形態による電算機室空調システム10の使用方法について図5を参照しながら図1に基づいて説明する。
本実施形態による空調システム10において、ラック3の運転時にファン3cと空気調和装置6が駆動され、空気調和装置6から送り出される冷却用空気は二重床2の内部空間5に供給される。内部空間5に供給された冷却用空気は、空気調和装置6の送風圧とファン3cの吸入圧を受けて床面の孔あきパネル7から通路4内に流入し、ラック3の前面の給気面3bから筐体3a内に送られる。筐体3a内に供給された冷却用空気は発熱したIT機器や他の発熱機器を冷却し、熱交換されて高温の空気となってラック3の上方または背面方向に排気される。
特に、通路4の上にはアーチ状の遮蔽体ユニット12が連結されているため、ラック3の上方や背面から排気される高温の空気が前面3b側に回り込むことを遮蔽体ユニット12によって阻止できる。ラック3の上方や背面から排気された高温の空気はラック3の前面3bの給気面3bから吸収されることはなく、通路4内に供給される冷気と混合して冷気の温度が上昇してラック3の冷却効果が減少することも防止できる。そのため、これら高温の空気はラック3の上方や背面から排気された後、空気調和装置6の吸込口6aから吸入され、再び冷却されて冷却用空気として吹き出される。
また、本実施形態による電算機室空調システム10において、地震等によってラック群3A,3Bが振動した場合、各ラック3の振動周期にずれがあったとしても、遮蔽体ユニット12はアーチ状である上に各遮蔽体13が面ファスナー17で互いに連結され、しかも軽量で柔軟性が高いために、各ラック3の振動に追従して容易に変形する。そのため、振動時に遮蔽体ユニット12が破損したり落下したりすることを抑制できる。
また、遮蔽体ユニット12はラック3とは面ファスナー19によって連結されているため、各ラック3の振動周期に大きなずれが生じたとしても、一部の面ファスナー19でラック3から分離したり、遮蔽体13同士が面ファスナー17で分離したりすることで振動による応力を吸収できる。
また、本実施形態による電算機室空調システム10を設置した場合における他の設備のメンテナンス方法について説明する。
電算機室には、遮蔽体ユニット12の上側、例えば天井に蛍光灯等の照明器具や火災報知器等の他の設備が設置されている。これら照明器具や火災報知器等の交換や点検等のメンテナンスを行う場合、図3に示すように、遮蔽体ユニット12における一の遮蔽体13のシート15が隣接する遮蔽体13の芯材14の下面に面ファスナー17で連結されているため、通路4上の作業員がシート15を芯材14から下方に引っ張ることで一方の面ファスナー17aと他方の面ファスナー17bを引き剥がすことができる。
この場合、剥がされた遮蔽体13のシート15は芯材14の部分で他の遮蔽体13に連結されているため、通路4内で下方に垂れた状態に保持される。そのため、垂れ下がった遮蔽体13のシート15は落下することがなく、また遮蔽体13を取り外して設置するスペースを確保する必要もない。
そして、シート15を剥がした空間を通して作業員が脚立等を用いて天井近くに立つことができるため、照明器具の交換や火災報知機の点検等を容易に行うことができる。交換や点検等のメンテナンス終了後に、剥がれたシート15の面ファスナー17bを隣の遮蔽体13の芯材14の面ファスナー17aに押し付けて連結すれば元の状態に戻る。
上述のように本実施形態による電算機室空調システム10によれば、遮蔽体ユニット12は、各遮蔽体13や面ファスナー17,19等を既製品の部材で構築することができるため、製造コストを低廉にすることができて、組み立てや製造の効率化を図ることができる。
また、遮蔽体ユニット12は複数の遮蔽体13を面ファスナー17で連結して構成し、ラック3との連結も面ファスナー19で行っているから、ラック3の上面にボルト穴を形成したりボルトで締結固定したりする必要がなく、組み立てや取り付けが簡単であり、取り付け工事の効率化と設置工事費を削減できる。
しかも、遮蔽体ユニット12は柔軟な合成樹脂の芯材14とシート15からなる遮蔽体13を面ファスナー17で連結してアーチ型に形成したから、地震等が発生して形状や重さの異なる複数のラック3が異なる周期で振動したとしても、各ラック3の振動に追従して変形可能であるから、損傷したり落下したりすることを抑制できる。
また、地震等による振動が過大な場合でも、遮蔽体13同士や遮蔽体ユニット12とラック3とが面ファスナー17、19で連結されているから、一部の面ファスナー17,19が剥離することで応力を吸収することができて遮蔽体ユニット12や各遮蔽体13自体の損傷を抑制できる。
更に、電算機室において遮蔽ユニット12の外側の他の設備として天井などに設置した照明器具や火災報知器等を交換したり点検したりするメンテナンスの場合、遮蔽体ユニット12を取り外す必要がなく、面ファスナー17で連結されている一部の遮蔽体13のシート15を、通路4内で隣の遮蔽体13の芯材14から下方に引き剥がして分離するだけで天井等に通じる開口を形成できる。そのため、従来の遮蔽体のように遮蔽体自体を取り外す必要もなく、また遮蔽体の取り外しの際に誤って落下したりすることもなく、取り外した遮蔽体の置き場所を確保する必要もない。そして、メンテナンス等が終了した後は、遮蔽体ユニット12における外されたシート15の面ファスナー17bを隣の遮蔽体13の芯材14の面ファスナー17aに連結すればよいので、着脱が極めて容易である。
また、遮蔽体ユニット12をラック3から取り外したり分解したりする際にも、面ファスナー19でラック3から剥離すればよいので容易である。
なお、本発明による電算機室空調システム10は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない限り適宜の変更や置換等を採用することができる。
例えば、遮蔽体13において、芯材14とシート15は同一材質で一体に形成されていてもよい。また、シート15は布等で形成されていてもよい。
なお、本発明では、天井の照明器具や火災報知器等の他の設備をメンテナンスする際、遮蔽体ユニット12の一部の遮蔽体13のシート15を下方または上方に引き剥がすことでメンテナンス可能であるが、遮蔽体ユニット12の取り付けと取り外しも面ファスナー19の着脱により容易に行える。
また、図5は遮蔽体ユニット12における遮蔽体13同士の連結構造の変形例を示す図3と同様な断面図である。
各遮蔽体13は、一の遮蔽体13のシート15における芯材14とは反対側の端部13bと、隣接する他の遮蔽体13の芯材14とが、面ファスナー17によって分離可能に連結されている。連結部分は、芯材14の上側に両面テープ18を介して一方の面ファスナー17aが接着され、シート15の端部13bを略U字状に湾曲させてその下側に両面テープ18を介して他方の面ファスナー17bが接着されている。なお、シート15の端部13bは湾曲させることなくその下面を芯材14の上面に面ファスナー17a、17bで連結してもよい。
この場合、通路4にいる作業員が遮蔽体13のシート15を上側に引き剥がすことで隣の遮蔽体13と分離して開口を形成できる。
本発明では遮蔽体13のシート15を隣の遮蔽体13の芯材14から、上と下のどちらに引き剥がしてもよく、作業員が通路4内で開閉作業できればよい。
また、上述の実施形態による電算機室空調システム10では、ラック群3A,3Bで挟まれた通路4を遮蔽体ユニット12で区画して冷却用空気を供給するようにしたが、この構成に代えて、第二実施形態による電算機室空調システム10として、二組のラック群の背面間の別の通路に高温となった空気を排気するようにしてもよい。そして、高温の空気が流動する別の通路を挟む両側のラック群の上面に本実施形態による遮蔽体ユニット12を設置することを特徴とする。
この場合、冷却用空気は、内部空間5を通して床面の孔あきパネル7から通路4内に流入し、ラック3の前面3bや上面から筐体3a内に送られる。筐体3a内に供給された冷却用空気は発熱したIT機器や他の発熱機器を冷却し、熱交換されて高温の空気となってラック3の背面方向の遮蔽体ユニット12で区画された別の通路に排気される。そして、この高温の空気は冷却用空気と混合することなく空気調和装置6の吸込口6aから吸入され、再び冷却されて冷却用空気として吹き出されることになる。
3 ラック
4 通路
3A、3B ラック群
10 電算機室空調システム
12 遮蔽体ユニット
12A 折り曲げ面
13 遮蔽体
13a 折り曲げ部
14 芯材
15 シート
17,17a、17b、19,19a、19b 面ファスナー
18、20 両面シート
22 補強材

Claims (6)

  1. 通路の両側に設置されていて給気面から冷却用空気を給気して排気面から熱を帯びた空気を排気する機器収容用ラック群と、空気調和装置とを備え、前記空気調和装置から吹き出された冷却用空気が床下の内部空間を流通して床面に設けられた孔から床上に吹き出され、この冷却用空気が前記給気面を通して前記ラック群に収容された機器を冷却した後、熱を帯びた空気として前記ラック群の排気面に排気されて前記空気調和装置に再び吸引される電算機室空調システムにおいて、
    冷却用空気または熱を帯びた空気が流通する前記通路を挟む両側のラック群の上面間にアーチ型の遮蔽体ユニットの両端部が載置され、該遮蔽体ユニットの両端部は面ファスナーによって分離可能に前記ラック群の上面に連結されていることを特徴とする電算機室空調システム。
  2. 前記遮蔽体ユニットは、複数のアーチ型の遮蔽体が面ファスナーによって分離可能に連結されて形成されている請求項1に記載された電算機室空調システム。
  3. 前記遮蔽体は、アーチ型の芯材と、該芯材より柔軟性の高いシートとで形成されている請求項2に記載された電算機室空調システム。
  4. 前記遮蔽体ユニットは、一の前記遮蔽体の芯材の前記通路側の面に他の遮蔽体のシートが面ファスナーによって分離可能に連結されている請求項3に記載された電算機室空調システム。
  5. 前記遮蔽体ユニットは、複数の遮蔽体の連結方向における両端の遮蔽体にそれぞれ補強部材が設けられている請求項1乃至4のいずれか1項に記載された電算機室空調システム。
  6. 前記補強部材は前記遮蔽体の芯材の延在方向に直交する方向に設けられている請求項5に記載された電算機室空調システム。
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