JP2010061446A - サーバークーラーシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】既存のサーバーラックとは独立して設置できるサーバークーラーシステムを提供する。
【解決手段】サーバーラック10の天井部19に対し上方に設置される循環ユニット50を有するサーバークーラーシステム30を提供する。循環ユニット50は、吸気を冷却して排気するための冷却ユニット60と、サーバーラック10の天井部19に対し上方で、天井部19に対し前方15に配置され、下向きに排気するための吹き出し口55と、サーバーラック10の天井部19に対し後方16に配置され、下側から吸気するための吸い込み口56とを備えている。サーバーラック10の前方15にエアーカーテン41を形成でき、サーバーラック10の後方16から熱風49を吸気できる。
【選択図】図1
【解決手段】サーバーラック10の天井部19に対し上方に設置される循環ユニット50を有するサーバークーラーシステム30を提供する。循環ユニット50は、吸気を冷却して排気するための冷却ユニット60と、サーバーラック10の天井部19に対し上方で、天井部19に対し前方15に配置され、下向きに排気するための吹き出し口55と、サーバーラック10の天井部19に対し後方16に配置され、下側から吸気するための吸い込み口56とを備えている。サーバーラック10の前方15にエアーカーテン41を形成でき、サーバーラック10の後方16から熱風49を吸気できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、ラック(キャビネット、収納庫)に搭載されたサーバーの動作環境を向上するシステムに関するものである。
特許文献1には、高性能、薄型化が進むサーバーシステムへの構造的な変更を伴わず、ラックキャビネットへ搭載したラックキャビネットシステムとして、冷却効果を高めることが記載されている。そのため、ラックマウントサーバーシステムを搭載した冷却機構付きラックキャビネットであって、ラック本体内部の空間を前面と背面に分離する分離ウォールと、ラック本体に搭載されて分離ウォールにより分離された一方側から吸気し、分離ウォールにより分離された他方側に冷却して排気する冷却装置と、ラック本体内部に騒音収集材とを設けたラックキャビネットが開示されている。
特許文献2には、汎用性のサーバーラックを効率よく冷却することが可能で、部屋の温度を上げずに冷却でき、エコ対策に寄与するサーバーラック用冷却装置を提供することが記載されている。そのため、サーバーラック内の前面上部に着脱自在なダウンフローユニットを設け、サーバーラックの側板の一枚と交換自在に設けられた交換パネルを設け、交換パネルを介してダウンフローユニットに冷気を供給するクーラーユニットを設け、該クーラーユニットを覆い室外排気用ダクトに連結してクーラーユニットの排熱を室外に排気せしめるクーラーカバーを設け、クーラーユニットからの冷気をダウンフローユニットでサーバーラックの下方に向けて強制的に吹き込むことが記載されている。
特開2008−171078号公報
特開2006−093388号公報
サーバーは、ブレード化や高密度実装化が進み、サーバーより出力される熱対策が追い付かず、サーバールームの熱トラブルが顕著になる傾向にある。サーバールームの新設、サーバールームの空調システムの刷新といった根本的な対策は種々の点で容易ではない。しかしながら、特許文献1のように、ラックキャビネットに冷却機構を取り付けるシステムは、既存のサーバーシステムに適用しようとするとラックキャビネットを交換する必要があり、コストだけの問題ではなく、既存のサーバーシステムを一時的に停止させる必要がある。
特許文献2のシステムは、既存のサーバーラックに装着して使用するものである。しかし、既存のサーバーラックに装着するために、サーバーラックのパネルを交換し、ダウンフローユニットをサーバーラックの内部に新たに装着しなくてはならない。さらに、サーバールームに、クーラーユニットを設置するためのスペースを新たに確保する必要がある。
このため、既存、新設を問わず、サーバーメーカなどが供給する市販の、あるいはスタンダードなサーバーラック(サーバーキャビネット)にほとんど影響を与えず、省スペースでサーバーの熱トラブルに対応できるサーバークーラーシステムが要望されている。
本発明の一態様は、サーバーラックの天井部、典型的には天板に対し上方に設置される循環ユニットを有するサーバークーラーシステムである。この循環ユニットは、吸気を冷却して排気するための冷却ユニットと、サーバーラックの天井部に対し上方で、天井部に対し前方に配置され、下向きに排気するための吹き出し口と、サーバーラックの天井部に対し後方に配置され、下側から吸気するための吸い込み口とを備えている。
この循環ユニットは、サーバーラックの天井部に対して上方、すなわち、サーバーラックの外側上方に設置される。したがって、サーバーラックに循環ユニットを取り付けてもよいが、典型的には、循環ユニットをサーバールームの天井から吊り下げたり、サーバーラックの周囲にスタンド(脚)を立てることにより、サーバーラックに対して独立して支持するためのサポートを設けることができる。このため、既存あるいは新設のサーバーラックに基本的には影響を与えずに設置でき、さらに、サーバーラックの上方のスペースを利用することにより設置スペースも省略できる。
循環ユニットは、サーバーラックの天井部に対して上方に設置されるので、サーバーラックの天井部に対し上方前方に吹き出し口を配置でき、下向きに排気することにより、サーバーラックの前面(外側)前方を中心にエアーカーテン的な流れを形成できる。循環ユニットの排気の温度は、サーバールームの空調システムにより供給される冷気の温度と同程度でも、多少上下してもよい。サーバーラックの前面前方にエアーカーテン的な流れを形成することにより、サーバーラックに収納される機器自らの排熱あるいは他の機器の排熱が、機器前方に回り込んで機器それぞれの冷却能力を阻害して熱トラブルに繋がることを防止できる。
さらに、サーバーラックの内部ではなく、サーバーラックの外側前方にエアーの流れを形成することにより、サーバーラックに収納される個々の機器の前面というよりは、サーバーラック全体の前方にエアーの流れを形成できる。このため、サーバーラックの上方に設置される機器だけではなく、サーバーラックの下方に設置される機器、たとえば、UPSも含めて排熱の影響を抑制できる。
サーバーラックの前方に形成されるエアーカーテン的な流れをサーバーラックに収納される機器が内部に持つファンの影響を考慮してサーバーラックの下方までより確実に形成するには、循環ユニットは、吹き出し口より、サーバーラックの前面に対して斜め前方に排気することが望ましい。たとえば、鉛直方向に対して、10−15度程度前方に排気することは有効である。
循環ユニットは、サーバーラックの天井部に対して上方に設置されるので、サーバーラックの天井部に対し後方に吸い込み口を配置でき、下側から吸気できる。したがって、サーバーラックに収納される機器からの排熱を、サーバーラックの外側後方を中心に回収でき、サーバーラックの内部に排熱が滞留することを抑制できる。
さらに、サーバーラックの後面の後方(外側)に連設された簡易ダクトを設けることが可能となり、この簡易ダクトの上部を循環ユニットの吸い込み口に接続できる。簡単なパーティションなどにより簡易ダクトを設けることにより、サーバーラックに収納される機器の排熱がサーバーラック内に滞留したり、前方に回り込んだりすることをさらに抑制できる。
循環ユニットの冷却ユニットはセパレートタイプであってもよく、その場合、循環ユニットの側には屋内ユニットのみが搭載されることが望ましい。また、吸気を冷却するためのエバポレータと、エバポレータを循環する冷媒を冷却するためのコンデンサとを含む一体型であってもよく、この場合は、コンデンサの排熱を上方(天井側)へ放出することにより、サーバールームの空調システムと協調した空調システムを形成できる。
図1に、サーバールームに設置されたサーバーラックと、サーバークーラーシステムとの一例の概略構成を示している。図2に、サーバーラックと、サーバークーラーシステムの外観を示している。サーバールーム1の床2には、サーバーラック10が設置されており、その上方および後方を囲うようにサーバークーラーシステム30が設置されている。それぞれのサーバーラック10は縦長の収納庫(キャビネット)であり、内部が多段に分かれており、サーバー11およびサーバー11に関連する機器を収納するようになっている。
この例では、サーバーラック10には、上の2段にブレードタイプのサーバー11とネットワークカード12が収納され、その下の段にディスクユニット13が収納され、最下段にUPS14が収納されている。サーバーラック10に収納される機器はこれらに限定されず、ルーターなどのネットワーク制御用の機器、光ディスクなどのディスクユニット以外のタイプのストレージ用の機器などが収納されることもある。
サーバーラック10の天井部19は典型的には天板で構成され閉鎖されているが、フレームで構成された開放型であっても、多孔性の部材により構成されていてもよい。サーバーラック10の前方15の面(前面17)は開放されているか、通気性の高い、典型的には網状の扉により覆われている。サーバーラック10の後方16の面(後面18)は開放されているか、開口率の高いパーティションによりカバーされている。サーバーラック10に収納された機器の後方のスペース18aは、サーバー11、ネットワークカード12などの機器同士を接続したり、それらの機器をネットワークに接続するための配線を敷設するスペースも兼ねている。サーバー11、ディスクユニット13、UPS14などのサーバーラック10に収納される機器は、それぞれの機器の内部を冷却するためのファン(不図示)を備えており、機器の前方15、すなわち、サーバーラック10の前面17から空気を機器内に導入し機器の後方、すなわち、サーバーラック10の後ろ側のスペース18aへ排気するようになっている。
サーバークーラーシステム30は、サーバーラック10の天井部(天板)19に対し上方、すなわち、天板19の外側上方に設置される循環ユニット50を有する。循環ユニット50は、吸気52を冷却して排気するための冷却ユニット60と、排気51を吹き出すための吹き出し口55と、吸気52を吸い込むための吸い込み口56とを有する。吹き出し口55は、サーバーラック10の天板19に対し上方で、天板19に対し前方15に配置され、排気51を下向きに吹き出すようにアレンジされている。吸い込み口56は、サーバーラック10の天板19に対し後方16に配置され、下側から吸気52を吸い込むようにアレンジされている。
冷却ユニット60は、循環ユニット50の前側に配置されたエバポレータ61と、エバポレータ61に向かい、循環ユニット50の前方へ空気を供給するためのファン62とを含む。ファン62により吸い込み口56から吸い込まれた空気(吸気)52は、エバポレータ61により冷却され、吹き出し口55から排気(冷気、冷風)51として吹き出される。冷却ユニット60は、さらに、エバポレータ61を循環する冷媒を圧縮するためのコンプレッサ63と、圧縮された冷媒を冷却するためのコンデンサ64と、コンデンサ64をサーバールーム内の空気68により冷却するためファン65とを含む。コンデンサ64の排熱69は循環ユニット50の上方、すなわち、サーバールーム1の天井3の側へ放出され、サーバールーム1の天井3に設置された空調システム5の負荷となり冷却される。
サーバークーラーシステム30は、さらに、サーバーラック10の後面18の後方(外側後方)16に連設された簡易ダクト35を含む。簡易ダクト35は、サーバーラック10の外側後方に、ダクトスペースを確保するように配置された後方パネル36と、サーバーラック10の側壁を延長するように配置されたサイドパネル37とにより構成される。簡易ダクト35の上部は、循環ユニット50の吸い込み口56に繋がっている。後方パネル36およびサイドパネル37は、循環ユニット50をサーバーラック10に対して独立して床2から支持するためのサポート部材としての機能も備えている。循環ユニット50をサーバーラック10と独立して床2から支持するためのフレームを設け、簡易ダクト35を構成するための後方パネル36およびサイドパネル37もその循環ユニット50のサポートとなるフレームにより支持する構造を採用してもよい。サイドパネル37は、サーバーラック10の後方の配線作業が簡単にできるようにドアとしての機能を備えていることが望ましい。
このサーバークーラーシステム30は、サーバーラック10の天井部19に対して上方(外側上方)に設置される循環ユニット50と、サーバーラック10の後方16に設置される簡易ダクト35とを含み、サーバーラック10の上方と後方とを覆った構成となっている。循環ユニット50および簡易ダクト35は、サーバーラック10に対して独立して床2から支持されており、既存のサーバーラック10に対しても、新設のサーバーラック10に対しても、循環ユニット50および簡易ダクト35は設置できる。そして、サーバーラック10の後方16からサーバーラック10に収納された機器の排熱により高温になった空気52を吸気でき、吸気した空気52の温度を下げて、サーバールーム1の所定の温度程度まで温度が下がった空気(冷気)51をサーバーラック10の前方15に排気できる。
すなわち、循環ユニット50は、サーバーラック10の天井部(天板)19に対して上方に設置されるので、サーバーラック10の天井部19に対し上方前方に吹き出し口55を配置できる。この循環ユニット50では、ハウジング59がサーバーラック10の前方まで突き出ており、ハウジング59の下側に、排気51を下側に向けて吹き出す口55が設けられる。サーバーラック10の上方の外側前方に上から下に向けて排気51が吹き出されることにより、サーバーラック10の外側前方15に、サーバーラック10の前面17に沿って上から下に流れるエアーカーテン41が形成される。したがって、サーバーラック10の前面17の外側(前方)15は、循環ユニット50からの排気51により形成されるエアーカーテン41により包まれる。
循環ユニット50の排気51の温度は、サーバールーム1の空調システム5により供給される冷気の温度と同程度でも、多少上下してもよい。サーバーラック10の前方15にエアーカーテン的な流れ41を形成することにより、サーバーラック10に収納される機器、たとえば、サーバー11、UPS14の排熱が、それら機器の前方に回り込んで機器それぞれの冷却能力を阻害して熱トラブルに繋がることを防止できる。すなわち、サーバー11、UPS14などのサーバーラック10に収納される機器は、一般的に、機器前面から空気を吸い込んで内部を冷却し後方へ排出する。このサーバーラック10に収納された機器は、循環ユニット50により冷却された排気51により、サーバーラック10の前方15に形成されたエアーカーテン41から主に空気を吸い込んで内部を冷却する。
さらに、サーバーラック10の外側前方15にエアーカーテン41を形成することにより、サーバーラック10に収納されるサーバー11などの個々の機器、サーバーラック10の内部の棚などの影響を受けずに、サーバーラック10の前方全体にエアーの流れ41を形成できる。このため、サーバーラック10の上方に設置される機器(たとえば、サーバー11)だけではなく、サーバーラック10の下方に設置される機器(たとえば、ディスクユニット13、UPS14)にも、循環ユニット50において冷却された排気51を供給でき、自己あるいは他の機器からの排熱の影響を抑制できる。
さらに、サーバーラック10の外側前方15に吹き出された空気51によりエアーカーテン41を形成するので、吹き出し口55の角度を変えたり、ダンパー、フィンなどの整流装置を設けることにより、サーバーラック10の前面17に対して斜め前方に排気することができる。たとえば、鉛直方向に対して、5−20度程度、さらに好ましくは10−15度程度前方に排気51を吹き出してエアーカーテン41を形成することにより、いっそう確実にサーバーラック10の下側まで届くエアーカーテン41を形成できる。このため、UPS14などのサーバーラック10の下側に設置される機器の熱トラブルを防止できる。
また、循環ユニット50は、サーバーラック10の天井部(天板)19に対して上方に設置されるので、サーバーラック10の天井部19に対し後方16に吸い込み口56を配置できる。この循環ユニット50では、ハウジング59がサーバーラック10の後方16に突き出ており、ハウジング59の下側に吸い込み口56が配置されている。したがって、サーバーラック10に収納されるサーバー11などの機器からの排熱により高温になった空気(熱風)49を、サーバーラック10の外側後方16、この例では、簡易ダクト35を通って回収できる。このため、サーバーラック10の内部に機器の排熱が滞留したり、機器の前方に回り込んで高温の空気が機器を循環するような熱トラブルを防止できる。簡単なパーティション36および37による簡易ダクト35を設けることにより、熱風49をサーバーラック10から積極的に排出でき、熱風49が前方に回り込んだりすることを抑制できる。
このように、このサーバークーラーシステム30は、サーバーラック10の後方外側から機器の発熱により高温になった空気を吸い込み、発熱分の熱量が循環ユニット50によりほぼ除去された空気51によりサーバーラック10の外側前方15を覆う。したがって、サーバーラック10に収納されたサーバー11などの機器のそれぞれが、ラック10の外から冷風を吸い込み、温風をラック10の外へ放出することができる。このため、サーバーラック10の内部の棚やパーティションなどのラック自身の構成に比較的影響を受けずに、サーバーラック10の上側のみならず下側に収納された機器の冷却を促進できる。
さらに、循環ユニット50をサーバーラック10の外側上方に配置するので、既設のサーバーラック10を加工せずにサーバークーラーシステム30を構築できる。また、サーバーラック10を加工する必要はなく、また、基本的にサーバーラック10との取り合いもないので、サーバーメーカあるいはラックメーカの標準品のラック10との組み合わせも容易であり、低コストでサーバークーラーシステム30を提供できる。
また、このサーバークーラーシステム30の循環ユニット50は、空気をサーバーラック10の後方16から吸って前方15へ排出し、サーバーラック10に収納されたサーバー11などの機器が発生した熱量を除去することに特化できる。このため、循環ユニット50としては、顕熱除去能力が高く、潜熱除去能力は低くてもよい。したがって、循環ユニット50は、顕熱除去専用タイプあるいは顕熱比の高い(高顕熱の)冷却ユニット60を有することが望ましい。
図3は、サーバークーラーシステム30の異なる例である。このサーバークーラーシステム30は、吊り下げ型のサポート71を有し、循環ユニット50を、サーバーラック10に対して所定の位置になるように、サーバールーム1の天井3から吊り下げている。このように、循環ユニット50をサーバールーム1の天井3から吊り下げることにより、サーバールーム1の床2を全く占有しないでサーバークーラーシステム30を設置することができる。
図4は、サーバークーラーシステム30のさらに異なる例である。このサーバークーラーシステム30は、スタンドアロン用のサポート73および75を有し、循環ユニット50を、サーバーラック10に対して所定の位置になるように、サーバールーム1の床2からサーバーラック10とは別に、独立して支持している。この例では、循環ユニット50を支持するために、専用のスタンドまたはフレームといったサポート73および75を組み立てて、サポート73および75に循環ユニット50を搭載するだけでサーバークーラーシステム30を構築できる。したがって、天井3を補強する必要もなく、既存のサーバーラック10に加工を加えることもなく、サーバークーラーシステム30を施工できる。なお、サーバーラック10の側に強度的な余裕があれば、循環ユニット50を支持する一部のサポート、たとえば、前方のサポート73をサーバーラック10に取り付けることも可能である。
図3および図4に示したサーバークーラーシステム30において、サーバーラック10の後方16に図1に示したような簡易ダクト、あるいはさらに簡易にビニールシートなどによりダクトを形成することも可能である。サーバーラック10に収納されたそれぞれ機器のファンにより、機器毎の熱風49はサーバーラック10の後方16へ排出されることが多い。熱風49はサーバーラック10の後方16を上方へ進み、循環ユニット50はサーバーラック10の後方上部に吸い込み口56を備えている。このため、効率よく各機器からの排熱により熱くなった空気52を吸い込んで回収できる。簡易ダクトを設けることにより、さらに各機器から排出される熱風49を回収しやすく、また、熱風49のまわりこみも防止しやすい。
循環ユニット50の冷却ユニット60はセパレートタイプであっても良い。コンプレッサ、コンデンサを屋外ユニットに設置し、循環ユニット50の冷却ユニット60としてはエバポレータを中心とする屋内ユニットだけを搭載することにより、循環ユニット50をいっそう軽量でコンパクトにすることができる。冷却ユニット60が一体型の場合は、コンデンサ64の排熱69をサーバールーム1の天井3へ放出することにより、サーバールーム1の空調システム5の能力を効率よく用い、サーバーラック10に収納されたサーバー11などの排熱を除去できる。
1 サーバールーム
10 サーバーラック、11 サーバー
30 サーバークーラーシステム
50 循環ユニット
10 サーバーラック、11 サーバー
30 サーバークーラーシステム
50 循環ユニット
Claims (5)
- サーバーラックの天井部に対し上方に設置される循環ユニットを有するサーバークーラーシステムであって、
前記循環ユニットは、吸気を冷却して排気するための冷却ユニットと、
前記サーバーラックの前記天井部に対し上方で、前記天井部に対し前方に配置され、下向きに排気するための吹き出し口と、
前記サーバーラックの前記天井部に対し後方に配置され、下側から吸気するための吸い込み口とを備えた、サーバークーラーシステム。 - 請求項1において、前記循環ユニットは、前記吹き出し口より、前記サーバーラックの前面に対して斜め前方に排気する、サーバークーラーシステム。
- 請求項1または2において、前記サーバーラックの後面の後方に連設された簡易ダクトであって、上部が前記循環ユニットの前記吸い込み口に接続された簡易ダクトをさらに有する、サーバークーラーシステム。
- 請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記循環ユニットを天井および/または床から前記サーバーラックに対して独立して支持するためのサポートをさらに有する、サーバークーラーシステム。
- 請求項1ないし4のいずれかにおいて、前記循環ユニットの冷却ユニットは、前記吸気を冷却するためのエバポレータと、前記エバポレータを循環する冷媒を冷却するためのコンデンサとを含み、前記コンデンサの排熱を上方へ放出する、サーバークーラーシステム。
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