JP2009019789A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノイズ対策用のシールド板やアース線を廃止し、また、これらの取り付けを省略してコストダウンを図ると共に、電装部と端子盤とを接続する配線部材の取り付けを簡略化し、また、ファンモータからのノイズを低減させた配線部材の配線構造を提供する。
【解決手段】本体1 前面に吸込口と、その上下に一対の吹出口83 ,84とを備え、本体1 内に、冷媒管を有する熱交換器85と、上下一対のクロスフローファンと、配線部材を接続する端子盤91と、クロスフローファンを駆動する一対のファンモータ94, 95と、電装部96とを備え、本体内の一側部に、端子盤91が配置され、他側部に、一対のファンモータ94, 95と電装部96とが配置されてなる空気調和機において、電装部96と端子盤91との間に配線される配線部材3 を熱交換器85の前面中央付近で左右方向に配置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和機、特に上下にファンモータを備えた床置型の室内機に係わり、より詳細には、室内機に内蔵されているモータから発生するノイズの影響を低減させた配線構造に関する。
従来、セパレート型の空気調和機に使用され、上下にファンモータを備えた床置型の室内機は、図9(A)の斜視図に示す構造であった。
この床置型の室内機70は、図9(A)で示すように、前後寸法が狭い薄型状に形成された本体の前面中央に、室内空気を吸入する吸込グリル72を設け、本体上部に上部吹出口83を、本体下部に下部吹出口84を夫々設けている。本体両側には、パネル73とパネル74が吸込グリル72を挟持するように設けられ、本体背面には、前面が開放された矩形状の背面パネル75が設けられている。また、上部吹出口83と吸込グリル72との間には、運転状態を表示する複数のLEDからなる表示部78が設けられている。
この室内機70は、図9(B)の分解斜視図で示すように、前面側から、多数の横桟から形成された平板状の吸込グリル72と、背面パネル75の前面両側に装着される縦長状に形成された左右一対のパネル73及びパネル74を設け、吸込グリル72の裏面に、枠体と同枠体内に張設された不織布とからなり、吸込グリル72から吸引された室内空気に含有される塵埃を除去するフィルタ80を着脱自在に設けている。
背面パネル75の前面側には、平行して並べられた多数のフィンと、同フィンに直交するように配設された蛇行状の伝熱管とからなり、吸込グリル72から吸込まれた空気と熱交換を行う熱交換器85が設けられており、また、その前面側には、複数の桟から形成され、フィルタ80を摺動自在に支持する前面パネル79が設けられている。また、背面パネル75には、メンテナンスの際、開閉を行えるブランケット81が設けられている。
なお、背面パネル75と熱交換器85や、図示しないファンモータやファン、電装部などの主要な部品が組み込まれ、かつ、吸込グリル72とパネル73及びパネル74、フィルタ80を除いた部分を本体71と呼称する。
図7はこの本体71を詳細に説明する構造図であり、図7(A)は正面図、図7(B)は側断面図である。
図7(A)に示すように、本体71の上下には、上部吹出口83と下部吹出口84とが設けられており、左上部には上部吹出口83と対応するクロスフローファン(図示せず)を回転させるファンモータ94が、また、左下部には下部吹出口84と対応するクロスフローファン(図示せず)を回転させるファンモータ95とがそれぞれ配置されている。
そして中央には熱交換器85が、また、右上には図示しない室外機からの電源線や通信線などの配線を中継接続する端子盤91が、それぞれ配置されている。
また、ファンモータ94とファンモータ95との間には、室内機70を制御する制御ユニット(図示せず)を内蔵した電装部96が配置されており、この電装部96からファンモータ94とファンモータ95へ制御線が配線されている。
一方、電装部96と端子盤91との間には、商用電源線や室外機との通信用の通信線などの配線部材3が配線されている。この配線部材3は電装部96から上部のファンモータ94の脇を通り、さらに、上部吹出口83の上側背面を上部吹出口83と平行に右方向に配線され、端子盤91へ接続される構成になっている。
なお、このように、上下にファンを備えた室内機では、冷房や暖房モードに対応して上のファン、または、下のファン、あるいは両方同時に回転し、図7(B)の矢印で示す空気流の方向に送風するようになっている。
ところで、ここで使用されるファンモータ94とファンモータ95とはDCブラスレスモータであり、電装部96内の制御ユニットからの指示に従ってモータ内の電流の相が切り換えられる。この時比較的高レベルの高調波が発生し、これが商用電源線などにノイズとして混入する。この対策を図8の要部説明図で説明する。
図8に示すように、ファンモータ94の内部には、図示しない回転子を回転させる磁力を発生する巻線94bと、この巻線94bを駆動するドライバ94dとが備えられている。そして、電装部96内の制御ユニットから、巻線94bの一端に電源が、ドライバ94dの入力には制御信号が、ドライバ94dのアース側には電源アースが、それぞれ接続されている。また、配線部材3とブラケット94cとの間にはシールド板104が配置され、このシールド板104は電気的に電源アースへ接続されている。
ドライバ94dが制御信号により駆動されると、これに対応して巻線94bの電源がオン/オフされる。この時、高調波が発生し、この高調波は、巻線94bとファンモータ94の筐体を形成する金属製のブラケット94cの間の容量性結合により、ブラケット94cへノイズとして伝搬する。そしてこのノイズは、ブラケット94cからさらに近辺、例えば、ファンモータ94の脇に配置されている配線部材3へ伝搬しようとするが、配線部材3とブラケット94cとの間に配置されたシールド板104の表面を流れる電流となって電源アースへ回収される。従って、配線部材3へ伝搬するノイズを低減させるようになっている。
このようなノイズを低減させる方法としては、配線部材3をファンモータから遠ざけることであるが、上下にファンモータを備えた床置型の室内機の構造上の制限により、このような方法を実現することが難しい。次にこの床置型の室内機の構造上の制限について、図5及び図6を用いて説明する。
図5に示す上下にファンモータを備えた床置型の室内機100は、基本的な構造が図7と同じである。この室内機100は、右側に、制御ユニット97を備えた電装部96を、また、その上下にファンモータ94、95をそれぞれ備えている。なお、それ以外は図7と同じ構造であるため、同じ部品については同じ番号を付与し、詳細な説明を省略する。
なお、制御ユニット97と各ファンモータ94、95とは、配線94aと配線95aとで、それぞれ接続されている。
図6に示す上下にファンモータを備えた床置型の室内機101は、右側に、制御ユニット97を備えた電装部96を、また、左側の上下にファンモータ94、95をそれぞれ備えている。なお、それ以外は図7と同じ構造であるため、同じ部品については同じ番号を付与し、詳細な説明を省略する。
なお、制御ユニット97と各ファンモータ94、95とは、配線94aと配線95aとで、それぞれ接続されている(例えば、特許文献1参照)。
図5と図6とを比較するとわかるように、このような上下にファンモータを備えた床置型の室内機は、電装部96を上下のファンモータの間に配置するか、もしくは、上下のファンモータの左右の反対側に配置するしか方法がない。このような構造において、さらに端子盤91の配置について考えてみる。
端子盤91は室外機へ供給する商用電源線や室内機と室外機との通信線を中継する部品である。また、電装部96へ供給する商用電源線や通信線からなる配線部材3の中継も行っている。さらに、端子盤91の近辺には室外機と接続される冷媒管の配管接続部92も配置されており、商用電源線と通信線と冷媒管とを1本の束にまとめ、効率よく室内機と室外機とを接続するようになっている。
従って、理想的な配置を考慮すれば、上下のファンモータ94、95と電装部96とはできるだけ近くに配置し、さらに、電装部96と端子盤91とはできるだけ近くに配置し、また、端子盤91と冷媒管の配管接続部92とはできるだけ近くに配置した方がよい。
つまり、これらは室内機の左右のどちら側かに集中しなければならない。
しかしながら、図5の構造においては、右側に空きスペースがなく、端子盤91と冷媒管の配管接続部92とは左側に配置せざるを得ず、右側の電装部96と左側の端子盤91とを、上部吹出口83を迂回して配線部材3を配線することになる。これは、図8で説明したようにファンモータ94の脇を配線部材3が通ることになり、前述したようにシールド板の取付やアース線の配線が必要になり、コストアップや作業工数の増加になっていた。
この場合、配線部材3の配線において上部吹出口83を迂回する構造でなく、室内機100の裏側、つまり、空気通路を形成する仕切板の背面側に配線する構造が考えられるが、このような構造はメンテナンス時に不具合が生じる。つまり、すでに設置済みの室内機をメンテナンスする場合、室内機の前方から作業できないため、大がかりな作業になってしまう問題がある。さらに、このような配線構造にしてもファンモータ94、95からのノイズが配線部材3に混入する場合があった。
一方、図6の構造においては、電装部96と端子盤91とは近くに配置でき、また、端子盤91と冷媒管の配管接続部92とは近くに配置可能であるが、ファンモータ94、95と電装部96とが左右に離れており、これらを接続する配線94aと配線95aとが長くなり、これらを上部吹出口83と下部吹出口84とを迂回させて取り付ける作業に手間がかかり、また、前述したファンモータ94、95からのノイズがこの配線94aと配線95aから放射されてしまうという問題があった。
実開昭62−173618号公報(第2−6頁、図1、図4)
本発明は以上述べた問題点を解決し、ノイズ対策用のシールド板やアース線を廃止し、また、これらの取り付けを省略してコストダウンを図ると共に、電装部と端子盤とを接続する配線部材の取り付けを簡略化し、また、ファンモータからのノイズを低減させた配線部材の配線構造を提供することを目的とする。
本発明は上述の課題を解決するため、本体前面に吸込口と、その上下に一対の吹出口とを備え、本体内に、冷媒管を有する熱交換器と、上下のクロスフローファンと、配線部材を接続する端子盤と、前記クロスフローファンを駆動するファンモータと、電装部とを備え、前記本体内の一側部に、前記端子盤が配置され、他側部に、前記ファンモータと前記電装部とが配置されてなる空気調和機において、
前記電装部と前記端子盤との間に配線される前記配線部材が、前記熱交換器の中央付近で左右方向に配置されてなる構造にする。
また、前記配線部材を内部に格納し、係止部を備えた配線保持部は、前記係止部を用いて前記熱交換器の冷媒管に係止されてなる構造にする。
さらに、前記熱交換器は大地にアースされる構造にする。
以上の手段を用いることにより、本発明による空気調和機によれば、
請求項1に係わる発明は、電装部と端子盤との間に配線される配線部材が、熱交換器の前面中央付近で左右方向に配置されるため、配線部材をノイズの発生源であるファンモータから遠ざけてノイズの混入を低減できる。
また、熱交換器の前面側に配線部材を配置する場合は、組み立ての作業性やメンテナンス性が向上する。一方、熱交換器の背面側に配線部材を配置する場合は、配線部材が空気通路内に位置するため、熱交換器の前面側に配置する場合に比較して、空気調和機本体の前後方向の厚みを薄くできる。
請求項2に係わる発明は、配線保持部に備えられた係止部を用いて熱交換器の冷媒管に係止するので、組み立てやメンテナンスが用意である。
請求項3に係わる発明は、熱交換器が大地にアースされる構造であるため、配線保持部内の配線部材に流れる電気信号の電位を安定させ、また、配線部材へ伝搬しようとするノイズを大地にアースすることにより、配線保持部へのノイズ伝搬を低減できる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は空気調和機の室内機の本体1を説明する構造図であり、図1(A)は正面図、図1(B)は側断面図である。なお、全体の外観や吸込グリル、フィルタなどについては、図9で説明した構造と同じであるため、説明と図示を省略する。
図1(A)及びに図1(B)示すように、本体1の上下には、上部吹出口83と下部吹出口84とが設けられており、左上部には上部吹出口83と対応するクロスフローファン(図示せず)を回転させるファンモータ94が、また、左下部には下部吹出口84と対応するクロスフローファン(図示せず)を回転させるファンモータ95とがそれぞれ配置されている。
そして中央には熱交換器85が、また、右上には図示しない室外機からの電源線や通信線などの配線を中継接続する端子盤91が、さらに、右下には、室外機と接続される冷媒管の配管接続部92がそれぞれ配置されている。なお、図示しないが、熱交換器85は空気調和機全体の機器アース、所謂大地アースに接続されており、空気調和機の安全性を向上させるようになっている。
また、ファンモータ94とファンモータ95との間には、室内機を制御する制御ユニット(図示せず)を内蔵した電装部96が配置されており、この電装部96からファンモータ94とファンモータ95へ制御線が配線されている。
一方、電装部96と端子盤91との間には、商用電源線や室外機との通信用の配線部材3が配線されている。この配線部材3は電装部96から熱交換器85の上下中央付近を横切って右方向に配線され、端子盤91へ接続される構成になっている。また、この配線部材3の熱交換器85と対応する部分は、左右に細長くて内部が中空であり、断面が三角形の保持部2で覆われており、熱交換器85の吸込み側表面に配線部材3を保持して固定する構造になっている。
このように、電装部96と端子盤91との間の配線部材3を熱交換器85の上下中央付近を横切って左右方向に配線する構造にすることにより、ファンモータ94とファンモータ95の脇を通らずに、これらから最も遠いエリアに配線部材3を配置でき、また、大地アースに接続されて電位的に安定している熱交換器85の表面に配線部材3を配置できるため、前述したようなファンモータ94とファンモータ95とから発生するノイズの配線部材3への混入を最小限に低減させることができる。なお、この実施例では、配線部材3を熱交換器85の前面側に配置しているが、これに限るものでなく、熱交換器85の背面側に配置してもよい。
このような構造において、熱交換器の前面側に配線部材を配置する場合は、組み立ての作業性やメンテナンス性が向上する。一方、熱交換器の背面側に配線部材を配置する場合は、配線部材が空気通路内に位置するため、熱交換器の前面側に配置する場合に比較して、空気調和機本体の前後方向の厚みを薄くできる効果がある。
図2は室内機の別の実施例を示す本体1’の側断面図である。図1(B)の本体1との違いは熱交換器85’の断面形状にある。図1(B)の構造では、平面状の熱交換器85の表面に保持部2を固定しているため、保持部2の厚みだけ本体1の前後方向の厚みが厚くなり、室内機が大きくなってしまう。これに対し、図2では熱交換器85’が上下中央付近で断面が逆くの字状に折曲されて本体の後方向に窪んだ構造になっており、保持部2を熱交換器85’に固定しても本体1の前後方向の厚みが厚くならない構造になっている。
本実施例では図1と図2とで熱交換器を1つのブロックとして説明しているが、これに限るものでなく、熱交換器を上下に別れた複数のブロックで構成し、上下のブロックの接合付近に保持部を係止するようにしてもよい。一般的な空気調和機の場合、熱交換が少なくてもよい時に上下いずれか一方の熱交換器のみを使用し、効率を高めるような構造になっている。このような構造の場合には、上下のブロックの接合付近の左右方向に熱交換用のフィンが無い空間ができる。そこで、この空間に保持部を埋め込むことで、室内機の前後方向の厚みを厚くすることなく保持部を設けることができる。
次に図3を用いて保持部2を熱交換器85に固定する構造を説明する。図3(A)は、保持部2の断面図である。図3(B)は保持部2を熱交換器85に固定した様子を示す要部断面図である。
図3(A)に示すように保持部2は、その断面が三角形で内部は空洞であり、また、柔軟な合成樹脂により形成されている。保持部2の断面に示す三角形の辺の内、1つの辺の一端には爪からなる係止部2bが設けられている。前述のようにこの保持部2は比較的柔らかいので、係止部2bを外して持ち上げ、この開いた隙間から配線部材3のケーブルを差し入れ、再び係止部を閉じることにより、配線部材3を保持部2の内部に格納することができる。なお、保持部2の断面は三角形であり、かつ、先端が室内機の前面側(吸込口)に向かっているため、保持部2による空気流の抵抗を最小限にすることができる。
一方、保持部2の長手方向の1つの外面には、鉤状の係止片2aが間隔を空けて複数立設されている。この係止片2aの先端部分は湾曲しており、この湾曲の内周面は熱交換器85に備えられている冷媒管85bの外周面と対応している。
ここで、熱交換器85について図3(B)に示す熱交換器の要部断面図を用いて説明する。熱交換器85は、アルミニュウムの細長い薄板からなるフィン85aを、間隔を空けて複数枚重ね合わせ、これらを貫くように複数の冷媒管85bが間隔を空けて設けられており、隣り合うフィン85aの間、及び上下の冷媒管85bの間には、それぞれ隙間が存在する。
従って、図3(B)に示すように、保持部2の係止片2aの先端を上下の冷媒管85bの間に差し入れ、下側の冷媒管85bに引っかけることにより、内部に配線部材3を格納した保持部2を熱交換器85の前面側に固定することができる。
図4は保持部の別の実施例を示すものであり、図4(A)は、保持部2の断面図である。図4(B)は保持部2を熱交換器85に固定した様子を示す要部断面図である。
この保持部2’の基本的構造は図3(A)と同じであるため、ここでは図3(A)と異なる係止バネ2’aについて説明する。
図3(A)の係止片2aと図4(A)の係止バネ2’aとは同じ目的であるが、その構造が異なる。係止バネ2’aは弾性体からなるワイヤ状のバネであり、略菱形に形成されている。そして、1つの角が保持部2’の長手方向の1つの外面に、間隔を空けて複数固定されている。
そして、前述した熱交換器85の前面から奥に向かって保持部2’の係止バネ2’aの先端を上下の冷媒管85bの間に差し入れ、上下の冷媒管85bに引っかけることにより、内部に配線部材3を格納した保持部2’を熱交換器85の前面側に固定することができる。
熱交換器85に装着する前の係止バネ2’aの菱形の上下寸法は、上下の冷媒管85bの間隔よりも大きく、また、係止バネ2’aが固定された保持部2’の面から、係止バネ2’aの菱形の最大上下寸法となる位置までの距離は、熱交換器85の前面側から最も遠い距離の冷媒管85bの中心位置までの距離よりも長くなっている。
従って、図4(B)に示すように、差し込まれた係止バネ2’aは上下の冷媒管85bによって変形されると共に、その弾性力により上下の冷媒管85bを押圧して保持部2’を熱交換器85の前面側に固定する構造になっている。
以上説明したように、配線保持部に備えられた係止部や係止バネを用いて熱交換器の冷媒管に係止するので、室内機の前方側や背面側から配線保持部を容易に着脱でき、組み立てやメンテナンスを容易に行うことができる。また、このような係止片2aや係止バネ2’aでなくても、配線保持部の左右の両端に係止部を設け、熱交換器の左右端や本体筐体内部に直接、ネジなどで係止する構造でもよい。
また、熱交換器が大地にアースされる構造であるため、配線保持部内の配線部材に流れる電気信号の電位を安定させ、また、配線部材へ伝搬しようとするノイズを大地にアースすることにより、配線保持部へのノイズ伝搬を低減できる。この結果、図8で説明したファンモータのシールド板が不必要になり、室内機のコストや作業性を改善できる。
なお、この実施例では配線部材として商用電源のコードや通信線を用いる場合を説明しているが、これに限るものでなく、例えば図6で説明したファンモータ94、95を駆動する配線94a,配線95aを保持部内に格納してもよい。この構造により2本の配線作業が1回で済むため、組み立ての作業性やメンテナンス性が向上し、また、大地アースに接続された熱交換器85の表面に配線94a,配線95aを配置できるため、前述したようなファンモータ94とファンモータ95とから発生するノイズの拡散を最小限にすることができる。
本発明による空気調和機の室内機本体の実施例を示す、(A)は正面図、(B)はその断面図である。 本発明による空気調和機の室内機本体の他の実施例を示す断面図である。 保持部の構造と取り付けを説明する説明図であり、(A)は、保持部の断面図であり、(B)は保持部を熱交換器に固定した様子を示す要部断面図である。 保持部の他の構造と取り付けを説明する説明図であり、(A)は、保持部の断面図であり、(B)は保持部を熱交換器に固定した様子を示す要部断面図である。 上下にファンモータを備えた床置型の室内機の従来構造を示す正面図である。 上下にファンモータを備えた床置型の室内機の他の従来構造を示す正面図である。 上下にファンモータを備えた床置型の室内機の別の従来構造を示す正面図である。 ファンモータから発生するノイズ対策を説明する説明図である。 上下にファンモータを備えた床置型の従来の室内機の構造を示す(A)は斜視図、(B)はその分解斜視図である。
符号の説明
1 本体
2 保持部
2a 係止片
2b 係止部
2’ 保持部
2’a 係止バネ
3 配線部材
70 室内機
71 本体
72 吸込グリル
73 パネル
74 パネル
75 背面パネル
78 表示部
79 前面パネル
80 フィルタ
81 ブランケット
83 上部吹出口
84 下部吹出口
85 熱交換器
85a フィン
85b 冷媒管
91 端子台
92 配管接続部
94 ファンモータ
94a 配線
94b 巻線
94c ブラケット
94d ドライバ
95 ファンモータ
95a 配線
96 電装部
97 制御ユニット
100 室内機
101 室内機
104 シールド板

Claims (3)

  1. 本体前面に吸込口と、その上下に一対の吹出口とを備え、本体内に、冷媒管を有する熱交換器と、上下にクロスフローファンと、配線部材を接続する端子盤と、前記クロスフローファンを駆動するファンモータと、電装部とを備え、前記本体内の一側部に、前記端子盤が配置され、他側部に、前記ファンモータと前記電装部とが配置されてなる空気調和機において、
    前記電装部と前記端子盤との間に配線される前記配線部材が、前記熱交換器の中央付近で左右方向に配置されてなることを特徴とする空気調和機。
  2. 前記配線部材を内部に格納し、係止部を備えた配線保持部は、前記係止部を用いて前記熱交換器の冷媒管に係止されてなることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 前記熱交換器は大地にアースされる構造であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気調和機。
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