JP2007321335A - クリーンルーム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 負圧に維持された工区に接続されて作業員が出入り可能なクリーンルーム1であって、収容空間Aを形成する為のフレーム2と、フレーム2に着脱可能に取付けられて収容空間Aに位置される箱状の膜体3とを具備し、前記膜体3は、密閉室16と開閉可能な出入口17が形成されて使用後には密閉状態を維持しつつ収縮されて廃棄される様にする。
【選択図】 図1
Description
(1) フレーム(フレーム枠)と、下方が開放された蚊帳状の膜体(ビニールシート)とから構成されたもの(特許文献1)。
(2) フレーム (枠部材)と、密閉室を形成する膜体(ビニールシート等のシート状物)と、これらの下方に配置された通気ダクトとから構成されたもの(特許文献2〜3)。
作業者は、膜体の出入口を開閉して密閉室を介して工区と外部との間を出入りし、その間に密閉室で私服と作業服との更衣や作業者及び作業服等の洗浄を行う。
クリーンルームは、負圧に維持された工区に接続されているので、出入口を開閉しても、工区及び密閉室の有害物質が外部に漏れる惧れがない。
クリーンルームは、工区に於ける有害物質の除去作業が完了すると、工区から外されると共に、膜体の出入口が閉じられられて膜体がフレームから離脱される事に依り分解される。離脱された膜体は、密閉状態を維持しつつ収縮されて廃棄される。
膜体は、密閉状態を維持しつつ収縮されて廃棄されるので、膜体内に残存した有害物質が外部に漏れる惧れがないと共に、嵩が低くなって廃棄処理が行い易くなる。
新規の膜体をフレームに取付けてクリーンルームにすると、別の工区で使用する事ができる。
(1) フレームと膜体とで構成し、とりわけ膜体をフレームに対して着脱可能にすると共に、使用後には密閉状態を維持しつつ収縮されて廃棄される様にしたので、膜体内に残存した有害物質を外部へ飛散させる事なく膜体を交換する事ができ、有害物質の衛生的な廃棄処理を簡単に行える。
図1は、本発明のクリーンルームを示す斜視図。図2は、図1のフレームのみを示す斜視図。図3は、図1の膜体のみを示す斜視図。図4は、入場時の状態を示す斜視図。図5は、退場時の状態を示す斜視図である。
有害物質を除去する作業現場は、図略しているが、ビニールシートや間仕切柱等に依って密閉された工区が形成され、ここには、排気ポンプが接続されると共に、作業者が出入りする為のクリーンルーム1が接続される。
排気ポンプは、有害物質を除去するフィルタを内蔵して居り、工区内の空気を吸引して負圧(低圧)に維持する事に依り工区内で発生した有害物質の外部への飛散を防止すると共に、工区内に於ける空気中の有害物質の濃度を低減する。
各主梁材6は、夫々二つの鋏型リンク8を連結体9に依り折畳可能に連結して構成されている。中間梁材7は、四つの鋏型リンク8の各一方が各主梁材6の中間部に前記連結体9に依り折畳可能に連結されていると共に、各他方同士が中央に集められて中央連結体10に依り折畳可能に連結されている。
支柱5は、天枠体4に連結される上位支柱13と、これにテレスコープ式に摺動可能に設けられた下位支柱14と、これの下部に着脱可能に設けられた座体15とを備えている。
各壁18,19,20,21,22は、三つの密閉室16が形成されるべく縫合等に依り接合されている。但し、底壁19と仕切壁22は、接合されていない。
着脱具25は、前後壁21と仕切壁22に形成された上突片23及び左右突片24と、三分割された天壁18の前後方向の中程に縫合等に依り付設された上突片23と、各上突片23に所定間隔毎に設けられた複数(三つ)の引掛体(フック)26と、各引掛体26に対応するフレーム2の連結体9と中央連結体10と可動体12に設けられて引掛体26が掛合される受体(アイボルト)27と、各左右突片24に所定間隔毎に設けられて対応する支柱5に連結する為の紐体28とを備えている。
クリーンルーム1は、図2に示す如く、所定の収容空間Aが形成される様にフレーム2が適宜の大きさにされると共に、図3に示す如く、膜体3が箱状に拡張されて収容空間Aに位置され、フレーム2に取付けられる事に依り図1の如く、組立てられる。この時、膜体3は、着脱具25の引掛体26を受体27に引掛ける事に依り吊下げられると共に、紐体28を支柱5に結束する事に依り連結される。組立てられたクリーンルーム1は、図略しているが、負圧に維持された工区に接続される。
つまり、作業者がクリーンルーム1を介して工区へ入場する場合は、図4に示す如く、更衣室で私服を脱いだ後、洗浄室から前室に進んでここで作業服を着用して工区へ進む。逆に、退場する場合は、図5に示す如く、前室で作業服に付着している有害物質を掃除機31に依り吸引除去すると共に、作業服を脱衣カゴ30に脱ぎ入れた後、洗浄室でエアシャワーユニット32に依り作業者に空気を吹き付けて手足や頭部等に付着している有害物質を除去し、更衣室で私服を着用して外部へ退出する。
クリーンルーム1は、工区に於ける有害物質の除去作業が完了すると、工区から外されると共に、膜体3の出入口17が閉じられられて膜体3がフレーム2から離脱される事に依り分解される。離脱された膜体3は、密閉状態を維持しつつ収縮されると共に、折畳まれて廃棄される。
膜体3は、密閉状態を維持しつつ収縮されて廃棄されるので、膜体3内に残存した有害物質が外部に漏れる惧れがないと共に、嵩が低くなって廃棄処理が行い易くなる。
新規の膜体3をフレーム2に取付けてクリーンルーム1にすると、別の工区で使用する事ができる。
フレーム2の天枠体4は、先の例では、鋏型リンク8を用いた主梁材6で構成したが、これに限らず、例えばテレスコープ式に伸縮可能な主梁材で構成しても良い。
膜体3の出入口17は、先の例では、略倒立T型であったが、これに限らず、例えば略C、U、I型等でも良い。
Claims (3)
- 負圧に維持された工区に接続されて作業員が出入り可能なクリーンルームであって、収容空間を形成する為のフレームと、フレームに着脱可能に取付けられて収容空間に位置される箱状の膜体とを具備し、前記膜体は、密閉室と開閉可能な出入口が形成されて使用後には密閉状態を維持しつつ収縮されて廃棄される事を特徴とするクリーンルーム。
- フレームは、枠状を呈してその大きさが拡縮可能な天枠体と、天枠体に高さ方向に伸縮可能に設けられた適数の支柱とを備えている請求項1に記載のクリーンルーム。
- 膜体は、複数の密閉室が形成されていると共に、各密閉室を順番に通過可能にする開閉可能な出入口が形成されている請求項1に記載のクリーンルーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006149129A JP2007321335A (ja) | 2006-05-30 | 2006-05-30 | クリーンルーム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006149129A JP2007321335A (ja) | 2006-05-30 | 2006-05-30 | クリーンルーム |
Publications (1)
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JP2007321335A true JP2007321335A (ja) | 2007-12-13 |
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ID=38854393
Family Applications (1)
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JP2006149129A Pending JP2007321335A (ja) | 2006-05-30 | 2006-05-30 | クリーンルーム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2007321335A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2009075192A1 (ja) | 2007-12-12 | 2009-06-18 | Nec Corporation | 電蝕防止構造及び導波管連結構造 |
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-
2006
- 2006-05-30 JP JP2006149129A patent/JP2007321335A/ja active Pending
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