JP6975826B1 - 診察ブース - Google Patents

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Abstract

【課題】診察人と被診察人との間に容易に仕切りシートを設けることができるとともに、グローブの取り換えが容易な診察ブースを提供する。【解決手段】診察ブースは、診察人が出入り可能な診察エリア11と、被診察人が出入り可能能な被診察エリア12とが内部に配置され、かつ少なくとも上面が解放された骨組ユニット10と、骨組ユニット10に、診察エリア11と被診察エリア12とを仕切るようにして取り付けられた透明な仕切りシート20と、骨組ユニット10に着脱可能に取り付けられ、診察エリア11から診察人の腕が挿入されるグローブ30とを備え、仕切りシート20に、グローブ30が被診察エリア12に延出するように挿通される挿通孔20aが設けられているので、診察人と被診察人との間に容易に仕切りシート20を設けることができるとともに、グローブ30の取り換えが容易となる。【選択図】図1

Description

本発明は、医療機関等に設置されることで、診察人が被診察人を安全に診察できる診察ブースに関する。
近年、エボラ、SARS、MERS、さらには新型コロナウイルスのような致死性のウイルスが大量発生している。
これらウイルスの拡散、蔓延を防止するためには、感染が疑わしい患者等に対してウイルス検査をすることが重要であるが、このウイルス検査を実施する際に、患者等の被診察人から医師等の診察人にウイルスが感染することがある。
この感染を防止するために、診察人と被診察人との間に透明な仕切り板を設けるとともに、この仕切り板にグローブを取り付け、このグローブに診察人が腕を通して、被診察人に対して、検体の採取や診察を行うことも一部で行われている。
グローブは、例えば、作業者が作業室の外部から作業を行うことができるアイソレータに取り付けられることがある(例えば特許文献1参照)。グローブはアイソレータの前面板に孔を設け、この孔にグローブ取付部材を取り付ける等により、アイソレータ内に延出させている。
特開2019−789号公報
ところで、ウイルス検査等において、感染を防止するために、診察人と被診察人との間に透明な樹脂製の仕切りシートを設けるとともに、この仕切りシートにグローブを取り付けることが考えられるが、患者がウイルスに感染していた場合、グローブがウイルスに汚染されるおそれがある。このため、一定期間ごと、あるいは検査の度にグローブを取り換える必要がある。この場合、仕切りシートにグローブ取付用のポートを設けるとともに、このポートにグローブを取り付ける必要がある。仕切りシートは柔軟性があり薄肉であるため、ポートの設置は困難であり、また、グローブの取り換えに手間がかかる。
また、仕切りシートを診察人と被診察人との間に設けるには、当該仕切りシートを天井から吊るしたり、専用の取付枠を設けたりする必要があり、仕切りシートの取付けに手間がかかる。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、診察人と被診察人との間に容易に仕切りシートを設けることができるとともに、グローブの取り換えが容易な診察ブースを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の診察ブースは、診察人が被診察人に対して診察をする際に使用される診察ブースであって、
前記診察人が出入り可能な診察エリアと、前記被診察人が出入り可能能な被診察エリアとが内部に配置され、かつ少なくとも上面が解放された骨組ユニットと、
前記骨組ユニットに、前記診察エリアと前記被診察エリアとを仕切るようにして取り付けられた透明な仕切りシートと、
前記骨組ユニットに着脱可能に取り付けられ、前記診察エリアから前記診察人の腕が挿入されるグローブとを備え、
前記仕切りシートに、前記グローブが前記被診察エリアに延出するように挿通される挿通孔が設けられていることを特徴とする。
ここで、診察とは、医師等の診察人が患者等に被診察人を診察すること以外に、例えば、医師や看護師等の検査人が、被検査人に検体採取等を行う検査も含む。
診察エリアと被診察エリアとを仕切るようにして取り付けられた透明な仕切りシートは、例えば、上端部(上縁部)が骨組ユニットの上部に取り付けられ、下端部(下縁部)は骨組ユニットが設置された床面に接していてもよいし、当該床面から所定高さだけ離間していてもよい。仕切りシートの下端部を床面から所定高さだけ離間させる場合、当該下端部を診察人および被診察人の腰のあたりに位置させればよい。
前記骨組ユニットは、その上面が解放されるが、側面や下面はシート等によって少なくとも一部を覆ってもよいし、覆わなくてもよい。
また、骨組ユニットは、複数の骨組材を組み立てることによって形成すればよい。このようにすれば、骨組材の本数、長さ、配置位置等を適宜選択することによって、骨組ユニットの形状、大きさを自由に決定できるとともに、骨組ユニットの強度を適切に設定できる。
本発明においては、骨組ユニットに、透明な仕切りシートが、診察エリアと被診察エリアとを仕切るようにして取り付けられるので、診察人と被診察人との間に容易に仕切りシートを設けることができる。
また、骨組ユニットにグローブが着脱可能に取り付けられるとともに、仕切りシートに、グローブが被診察エリアに延出するように挿通される挿通孔が設けられているので、グローブの取り換えが容易となる。
また、本発明の前記構成において、前記仕切りシートは前記骨組ユニットに着脱可能に取り付けられていてもよい。
このような構成によれば、仕切りシートが損傷したり汚れた場合に、当該仕切りシートを容易に取り換えることができる。
また、本発明の前記構成において、前記骨組ユニットは、前記仕切りシートの幅方向に沿って延びる取付フレームを備え、
前記取付フレームに前記グローブが着脱可能に取り付けられていてもよい。
このような構成によれば、仕切りシートの幅方向に沿って延びる取付フレームを備えているので、取付フレームの長手方向(仕切りシートの幅方向)の所望の位置にグローブを着脱可能に取り付けることができる。
また、本発明の前記構成において、前記骨組ユニットの側面の少なくとも一部が側面シートによって外部と仕切られていてもよい。
ここで、「骨組ユニットの側面の少なくとも一部」とは、例えば、骨組ユニットが直方体状に形成されている場合、4つの側面のうちの少なくとも一側面、または、一側面のうちの少なくとも一部を含むものとする。
このような構成によれば、骨組ユニットの側面の少なくとも一部が側面シートによって外部と仕切られているので、骨組ユニット内から外部へのウイルスを含んだ飛沫の飛散を抑制できる。
また、本発明の前記構成において、前記診察エリアに空気を吹き出す空気吹出装置と、前記被診察エリアから空気を吸引する空気吸引装置との少なくとも一方を備えていてよい。
ここで、空気吹出装置および空気吸引装置は、内部にHEPAフィルタ等の異物捕集用のフィルタを設けるのが好ましいが、フィルタは設けなくてもよい。
このような構成によれば、例えば空気吹出装置を備え、空気吸引装置を備えていない場合、診察エリアは外部および被診察エリアに対して陽圧となるので、空気吹出装置から吹き出された空気は、開放された少なくとも上面から外部に排出されるような気流を形成し、ウイルスを含んだ飛沫が被診察エリアから診察エリアに侵入するのを抑制できるとともに、ウイルスを含んだ飛沫が診察エリアに滞留するのを抑制できる。
また、空気吹出装置を備えておらず、空気吸引装置を備えている場合、被診察エリアは外部および診察エリアに対して陰圧となるので、開放された少なくとも上面から被診察エリアに空気が供給されるような気流を形成し、被診察エリアからウイルスを含んだ飛沫が外部および診察エリアに拡散するのを抑制できる。
さらに、空気吹出装置と空気吸引装置との双方を備えている場合、ウイルスを含んだ飛沫が被診察エリアから診察エリアに侵入したり、診察エリアへ滞留するのを抑制できるとともに、被診察エリアからウイルスを含んだ飛沫が外部および診察エリアに拡散するのを抑制できる。
また、本発明の前記構成において、前記空気吹出装置は、前記診察エリアの前記骨組ユニットのフレームに前記仕切りシートと対向して取り付けられ、
前記空気吸引装置は、前記被診察エリアの前記骨組ユニットのフレームに前記仕切りシートと対向して取り付けられていてもよい。
このような構成によれば、仕切りシートに対して、空気吹出装置および空気吸引装置を容易に位置決めして固定できるので、空気吹出装置および空気吸引装置が使用中に動いて位置ずれを起こすことがなく、このため上述した空気吹出装置および空気吸引装置によるウイルスを含んだ飛沫の滞留、侵入、拡散抑制効果を確実に得ることができる。
本発明によれば、診察人と被診察人との間に容易に仕切りシートを設けることができるとともに、グローブの取り換えが容易なる。
本発明の診察ブースを示すもので、側面図である。 同、平面図である。 同、図1におけるA−A線断面図である。 同、右側端面図である。 同、左側端面図である。 同、図1におけるB−B線断面図である。
以下、図面を参照して本発明に係る診察ブースの実施形態について説明する。
図1〜図5は、本実施形態に係る診察ブースを示すもので、図1は側面図、図2は平面図、図3は図1におけるA−A線断面図、図4は右側端面図、図5は左側端面図、図6は図1におけるB−B線断面図である。
診察ブースは、診察人が被診察人に対して診察や検査をする際に使用されブースであって、図1〜図6に示すように、骨組ユニット10と、仕切りシート20と、グローブ30とを備えている。
骨組ユニット10は、診察人が出入り可能な診察エリア11と、被診察人が出入り可能能な被診察エリア12とが内部に配置され、かつ少なくとも上面(天井部)が解放されたものであり、複数の骨組材10aを組み立てることによって略直方体状に形成されている。骨組材10aは、合成樹脂製またはアルミ等の金属製の円筒状または角筒状のパイプによって形成され、長さが異なる複数種類がある。骨組材10aどうしはジョイント部材10bによって接続されている。
ジョイント部材10bは複数種類あり、骨組ユニット10のコーナ部において3本の骨組材10aを互いに直角に接続するもの、骨組ユニット10の側面上部において4本の骨組材10aを互いに直角に接続するものがある。また、ジョイント部材10bは合成樹脂製またはアルミ等の金属製のものであり、骨組材10aの端部が挿入される継手パイプを有している。なお、ジョイント部材10bの形状等は上述したものに限ることなく、骨組材10aを接続する形態に応じて適宜形状等が設定される。
このような骨組材10aおよびジョイント部材10bを使用して骨組ユニット10を組み立てる場合、骨組ユニット10の上面側では、図2に示すように、複数の骨組材10aを平面視において矩形枠状に組み立てるとともに、この矩形枠の内側中央部に骨組材10aを骨組ユニット10の長手方向に延在する骨組材10aに対して直交させて組み立て、骨組材10aどうしをジョイント部材10bによって接続する。
また、骨組ユニット10の側面側では、図1に示すように、複数の骨組材10aを側面視において略コ字形に組み立てるとともに、このコ字形枠の内側に1本の骨組材10aを左右の骨組材10a,10aから等距離で離間させて立てた状態で組み立て、骨組材10aどうしをジョイント部材10bによって接続する。
また、骨組ユニット10の側端面側では、図4および図5に示すように、複数の骨組材10aを側端面視において略コ字形に組み立てるともに、骨組材10aどうしをジョイント部材10bによって接続する。
仕切りシート20は、例えば透明の長方形状の塩化ビニールシートによって形成されており、仕切りシート20の幅は骨組ユニット10の幅(平面視において骨組ユニット10の短手方向の長さ)とほぼ等しく、高さは骨組ユニット10の高さより若干短くなっている。仕切りシート20は、本実施形態では、上端部(上縁部)が骨組ユニットの上部に取り付けられ、下端部(下縁部)は骨組ユニットが設置された床面に接しているが、下端部は当該床面から所定高さだけ離間していてもよい。仕切りシートの下端部を床面から所定高さだけ離間させる場合、当該下端部を診察人および被診察人の腰のあたりに位置させればよい。
このような仕切りシート20は、骨組ユニット10に、診察エリア11と被診察エリア12とを仕切るようにして着脱可能に取り付けられている。
すなわち、図2および図3に示すように、骨組ユニット10の上面側において長手方向(図2において左右方向)中央部に位置する骨組材10aには、複数の吊部材21の上端部が骨組材10aの長手方向に所定間隔で取り付けられ、これら吊部材21の下端部には仕切りシート20の上縁部が取り付けられている。仕切りシート20の上縁部には、ハトメによって補強された複数の孔が仕切りシート20の幅方向に沿って所定間隔で設けられ、当該孔に吊部材21の下端部が挿通されることで、吊部材21の下端部に仕切りシート20の上縁部が取り付けられている。
吊部材21は、例えばS字状に形成されたSカンによって形成され、その上端部が前記骨組材10aに長手方向に沿ってスライド可能、かつ着脱可能に取り付けられている。また、吊部材21の下端部には仕切りシート20の上縁部が着脱可能に取り付けられている。したがって、仕切りシート20は、吊部材21の上端部を骨組材10aに着脱可能に取り付けるか、または、吊部材21の下端部に仕切りシート20の上縁部を着脱可能に取り付けるかによって、骨組ユニット10に着脱可能に取り付けられている。
なお、本実施形態では、吊部材21を骨組材10aにスライド可能に取り付けたが、固定的に取り付けてもよい。また、吊部材21を用いることなく、仕切りシート20の上縁部を骨組材10aにマジックテープ(登録商標)等の面ファスナーによって着脱可能に取り付けてもよい。
また、骨組ユニット10には、診察エリア11から診察人の腕が挿入されるグローブ30が着脱可能に取り付けられている。
すなわち、図3に示すように、骨組ユニット10は、仕切りシート20の幅方向(図3において左右方向)に延び、かつ上下に離間して配置された取付フレーム10d,10dを備えている。
取付フレーム10d,10dは骨組ユニット10の長手方向(図6において左右方向)の中央部に配置され、当該取付フレーム10d,10dの端部は、左右の骨組材10a,10aに固定されている。取付フレーム10d,10dは、骨組ユニット10の上下方向の中央部より上側寄りに配置され、診察エリア11および被診察エリア12に診察人および被診察人が椅子に座った際の肩の高さ、もしくはその近傍に位置している。
取付フレーム10d,10dには、グローブ取付用のポート31,31が左右に離間して取り付けられている。ポート31,31は、円環状に形成され、その内側にグローブ30,30が診察エリア11から挿通されている。そして、グローブ30,30の基端部側にある腕挿入用の開口部の周縁部がポート31,31に着脱可能に取り付けられている。
また、仕切りシート20には、円形状の挿通孔20a,20aが左右に離間して設けられ、当該挿通孔20a,20aに、グローブ30,30が被診察エリア12に延出するように挿通されている。挿通孔20a,20aの内周とグローブ30,30の基端部外周との間には、若干の隙間が設けられているが、隙間はなくてもよい。隙間があれば、グローブ30を挿通孔20aに容易に挿通できる一方、この隙間を空気が通過する虞があるが、後述するように、診察エリア11が被診察エリア12より陽圧となるので、被診察エリア12から診察エリア11への空気の侵入を防止できる。
また、骨組ユニット10の対向する両側面には側面シート35,35が着脱可能に取り付けられ、当該側面シート35,35によって、骨組ユニット10の内部が外部と仕切られている。なお、側面シート35,35は、後述するように、無くてもよいが、本実施形態のようにあってもよく、必要に応じて容易に取付け可能であればよい。
すなわちまず、図1および図2に示すように、骨組ユニット10の上面側の骨組材10aには、複数の吊部材21の上端部が骨組材10aの長手方向に所定間隔で取り付けられ、これら吊部材21の下端部には側面シート35の上縁部が取り付けられている。
吊部材21は、例えばS字状に形成されたSカンによって形成され、その上端部が前記骨組材10aに長手方向に沿ってスライド可能、かつ着脱可能に取り付けられている。また、吊部材21の下端部には側面シート35の上縁部が前記仕切りシート20と同様にして着脱可能に取り付けられている。したがって、側面シート35は、吊部材21の上端部を骨組材10aに着脱可能に取り付けるか、または、吊部材21の下端部に側面シート35の上縁部を着脱可能に取り付けるかによって、骨組ユニット10に着脱可能に取り付けられている。
なお、側面シート35の上縁部と上面側の骨組材10aとの間には所定の隙間が設けられ、この隙間に吊部材21の一部が露出している。また、側面シート35の下縁部は床面に接していてもよいし、床面との間に所定の隙間が設けられていてもよい。
また、図1に示すように、側面視における骨組ユニット10の上下方向に延在し、かつ左右に離間する外側の骨組材10a,10aには、マジックテープ(登録商標)等の面ファスナー25(図1にいて斜線のハッチングで示す。)が上下に延在するようにして設けられる一方、側面シート35の左右縁部には面ファスナーが設けられている。この面ファスナーを前記面ファスナー25に着脱可能に取り付けることによって、側面シート35の左右縁部が前記骨組材10a,10aに着脱自在に取り付けられている。
また、図6に示すように、側面シート35は、2つのシート35a,35bによって構成されている。シート35aは幅方向(図6において左右方向)の長さがシート35bより十分(例えば2倍以上)に長くなっており、シート35a,35bはその縁部において厚さ方向に重なっている。
診察エリア11においては、骨組ユニット10の一方の側面側がシート35aで覆われ、他方の側面側がシート35a,35bによって覆われている。したがって、他方の側面側では、シート35a,35bの重なり部分があり、この部分においてシート35a,35bを、上縁を固定した状態で捲るようにして引き離すか、または、シート35a,35bの縁部どうしを左右方向に引き離すことによって、側面シート35に出入口が形成され、当該出入口から診察人が診察エリア11に出入りできる。
一方、被診察エリア12においては、骨組ユニット10の他方の側面側がシート35aで覆われ、一方の側面側がシート35a,35bによって覆われている。したがって、一方の側面側では、シート35a,35bの重なり部分があり、この部分においてシート35a,35bを、上縁を固定した状態で捲るようにして引き離すか、または、シート35a,35bの縁部どうしを左右方向に引き離すことによって、側面シート35に出入口が形成され、当該出入口から被診察人が被診察エリア12に出入りできる。
このように、診察エリア11の出入口と、被診察エリア12の出入口とが骨組ユニット10の異なる側面側にそれぞれ設けられるので、診察人および被診察人は、互いに接触することなく、診察エリア11および被診察エリア12に出入りできる。
なお、本実施形態では、骨組ユニット10の両側面をそれぞれ側面シート35,35によって覆ったが、側面シート35,35は全く無くてもよいし、骨組ユニット10の側面の一部に設けられていれもよい。要は、側面シートは、骨組ユニット10の側面の少なくとも一部に設けられていればよい。
また、骨組ユニット10には、図1、図2および図6に示すように、診察エリア11に空気を吹き出す空気吹出装置40が設けられるとともに、被診察エリア12から空気を吸引する空気吸引装置41が設けられている。
空気吹出装置40および空気吸引装置41は自立型のクリーンパーティションによって構成されている。クリーンパーティションは内部が矩形のパネル状に形成されており、その下端部にはキャスタ付きの支持台43が設けられている。
空気吹出装置40は、診察エリア11の骨組ユニット10のフレーム(骨組材10a)に仕切りシート20と対向して取り付けられている。すなわち、図4に示すように、空気吹出装置40は、骨組ユニット10の厚さ(図4において左右方向の厚さ)と幅がほぼ等しくなっており、当該空気吹出装置40の幅方向の端部が、左右に対向する骨組材10a,10aに固定されている。また、空気吹出装置40の高さは、骨組ユニット10の高さより低くなっており、空気吹出装置40の上端と、骨組ユニット10の上面側の骨組材10aとの間には所定の間隔が設けられ、この間隔は解放されている。なお、この間隔をシートによって覆ってもよい。
空気吹出装置40は、内部が中空となっており、一方の面(図1において右面)が外部に面しており、他方の面(図1において左面)が診察エリア11に面している。
空気吹出装置40の外部に面している一方の面の下部には、空気を吸引する吸引口40aが設けられている。吸引口40aは円形状に形成され、当該吸引口40aには多数の小貫通孔を有する円形状の吸引板が嵌め込まれている。また、空気吹出装置40の診察エリア11に面している他方の面の上部には空気を吹き出す吹出口40bが設けられている。吹出口40bは矩形状に形成され、当該吹出口40bには多数の小貫通孔を有する矩形状の吹出板が嵌め込まれている。
また、空気吹出装置40は、内部に送風機40cとフィルタ40dとを備えている。送風機40cは、空気吹出装置40の内部の下部に、吸引口40aと対向して設けられており、モータとこのモータの回転軸に取り付けられた羽根とを備えている。モータには電気を供給するため電源コード40eが接続されている。モータによって羽根を回転させると、骨組ユニット10の外部の空気が吸引口40aから吸引されるので、空気吹出装置40の内部が陽圧となり、当該内部の空気が上方に流れ、吹出口40bから吹き出される。
フィルタ40dは、空気吹出装置40の内部に吹出口40bに対向して設けられている。このフィルタ40dは、不織布やメッシュ状の織布等で形成されたプレフィルタとHEPAフィルタ等で形成されたメインフィルタとを備えており、プレフィルタよりメインフィルタが吹出口40bに近くなるように配置されている。
そして、送風機40cによって、吸引口40aから吸引された外部の空気をフィルタ40dを通過させたうえで、吹出口40bから吹き出す。この際、空気に含まれていた比較的粒径の大きい塵等は主にプレフィルタによって捕捉されて除去され、菌やウイルス等の微細なものはメインフィルタによって捕捉されて除去される。
そして、吹出口40bから診察エリア11に吹き出された清浄な空気によって、診察エリア11は外部および被診察エリア12に対して陽圧となるので、空気吹出装置40から吹き出された空気は、骨組ユニット10の開放された上面から外部に排出されるような気流を形成し、ウイルスを含んだ飛沫が被診察エリア12から診察エリア11に侵入するのを抑制できるとともに、ウイルスを含んだ飛沫が診察エリア11に滞留するのを抑制できる。
なお、空気吹出装置40は、フィルタ40dを備えていなくてもよい。
空気吸引装置41は、被診察エリア12の骨組ユニット10のフレーム(骨組材10a)に仕切りシート20と対向して取り付けられている。すなわち、図5に示すように、空気吸引装置41は、骨組ユニット10の厚さ(図5において左右方向の厚さ)と幅がほぼ等しくなっており、当該空気吸引装置41の幅方向の端部が、左右に対向する骨組材10a,10aに固定されている。また、空気吸引装置41の高さは、骨組ユニット10の高さより低くなっており、空気吸引装置41の上端と、骨組ユニット10の上面側の骨組材10aとの間には所定の間隔が設けられ、この間隔は解放されている。なお、この間隔をシートによって覆ってもよい。
空気吸引装置41は、内部が中空となっており、一方の面(図1において左面)が外部に面しており、他方の面(図1において右面)が被診察エリア12に面している。
空気吸引装置41の被診察エリア12に面している他方の面の上部には、空気を吸引する吸引口41aが設けられている。吸引口41aは矩形状に形成され、当該吸引口41aには多数の小貫通孔を有する矩形状の吸引板が嵌め込まれている。また、空気吸引装置41の外部に面している一方の面の下部には空気を吹き出す吹出口41bが設けられている。吹出口41bは矩形状に形成され、当該吹出口41bには多数の小貫通孔を有する矩形状の吹出板が嵌め込まれている。
また、空気吸引装置41は、内部に送風機41cとフィルタ41dとを備えている。送風機41cは、空気吸引装置41の内部の下部に、吹出口40bと対向して設けられており、モータとこのモータの回転軸に取り付けられた羽根とを備えている。モータには電気を供給するため電源コード41eが接続されている。モータによって羽根を回転させると、空気吸引装置41の内部の空気が吹出口41bから吹き出されるので、当該内部が陰圧となり、被診察エリア12の空気が吸引口41aから吸引されて、下方に流れ吹出口41bから吹き出される。
フィルタ41dは、空気吸引装置41の内部に吸引口41aに対向して設けられている。このフィルタ41dは、不織布やメッシュ状の織布等で形成されたプレフィルタとHEPAフィルタ等で形成されたメインフィルタとを備えており、メインフィルタよりプレフィルタが吸引口41aに近くなるように配置されている。
そして、送風機41cによって、吸引口41aから吸い込まれた被診察エリア12の空気をフィルタ41dを通過させたうえで、吹出口41bから吹き出す。この際、空気に含まれていた比較的粒径の大きい塵等は主にプレフィルタによって捕捉されて除去され、菌やウイルス等の微細なものはメインフィルタによって捕捉されて除去される。
そして、吸引口41aから被診察エリア12の空気が吸い込まれることによって、被診察エリア12は外部および診察エリア11に対して陰圧となるので、骨組ユニット10の開放された上面から被診察エリア12に空気が供給されるような気流を形成し、被診察エリア12からウイルスを含んだ飛沫が外部および診察エリアに拡散するのを抑制できる。
なお、空気吸引装置41は、フィルタ40dを備えていなくてもよい。
以上のように本実施の形態によれば、骨組ユニット10に、透明な仕切りシート20が、診察エリア11と被診察エリア12とを仕切るようにして取り付けられるので、診察人と被診察人との間に容易に仕切りシート20を設けることができる。
また、骨組ユニット10にグローブ30が着脱可能に取り付けられるとともに、仕切りシート20に、グローブ30が被診察エリア12に延出するように挿通される挿通孔20aが設けられているので、グローブ30の取り換えが容易となる。
また、仕切りシート20は骨組ユニット10に着脱可能に取り付けられているので、仕切りシート20が損傷したり汚れた場合に、当該仕切りシート20を容易に取り換えることができる。
また、骨組ユニット10は、仕切りシート20の幅方向に沿って延びる取付フレーム10dを備え、当該取付フレーム10dに設けられたポート31にグローブ30が着脱可能に取り付けられているので、取付フレーム10dの長手方向(仕切りシート20の幅方向)の所望の位置にグローブ30を着脱可能に取り付けることができる。
さらに、骨組ユニット10の側面に側面シート35が設けられ、当該側面シート35によって骨組ユニット10の内部が外部と仕切られているので、骨組ユニット内から外部へのウイルスを含んだ飛沫の飛散を抑制できる。
また、骨組ユニット10に、診察エリア11に空気を吹き出す空気吹出装置40が設けられているので、空気吹出装置40から吹き出された空気は、骨組ユニット10の開放された上面から外部に排出されるような気流を形成し、ウイルスを含んだ飛沫が被診察エリアから診察エリアに侵入するのを抑制できるとともに、ウイルスを含んだ飛沫が診察エリアに滞留するのを抑制できる。
また、骨組ユニット10に、被診察エリア12から空気を吸引する空気吸引装置41が設けられているので、骨組ユニット10の開放された上面から被診察エリア12に空気が供給されるような気流を形成し、被診察エリア12からウイルスを含んだ飛沫が外部および診察エリア11に拡散するのを抑制できる。
さらに、空気吹出装置40は、診察エリア11の骨組ユニット10のフレーム(骨組材10a)に仕切りシート20と対向して取り付けられ、空気吸引装置41は、被診察エリア12の骨組ユニット10のフレーム(骨組材10a)に前記仕切りシートと対向して取り付けられているので、仕切りシート20に対して、空気吹出装置40および空気吸引装置41を容易に位置決めして固定できるので、空気吹出装置40および空気吸引装置41が使用中に動いて位置ずれを起こすことなく、このため上述した空気吹出装置40および空気吸引装置41によるウイルスを含んだ飛沫の滞留、侵入、拡散抑制効果を確実に得ることができる。
10 骨組ユニット
10a 骨組材
10d 取付フレーム
11 診察エリア
12 被診察エリア
20 仕切りシート
30 グローブ
35 側面シート
40 空気吹出装置
41 空気吸引装置

Claims (4)

  1. 診察人が被診察人に対して診察をする際に使用される診察ブースであって、
    前記診察人が出入り可能な診察エリアと、前記被診察人が出入り可能能な被診察エリアとが内部に配置され、かつ少なくとも上面が解放された骨組ユニットと、
    前記骨組ユニットに、前記診察エリアと前記被診察エリアとを仕切るようにして取り付けられた透明な仕切りシートと、
    前記骨組ユニットに着脱可能に取り付けられ、前記診察エリアから前記診察人の腕が挿入されるグローブとを備え、
    前記仕切りシートに、前記グローブが前記被診察エリアに延出するように挿通される挿通孔が設けられ
    前記骨組ユニットは、前記仕切りシートの幅方向に沿って延び、かつ上下に平行離間して設けられた2本の棒状の取付フレームを備え、
    2本の前記取付フレームの端部は、前記骨組ユニットの骨組材に固定され、
    2本の前記取付フレームにグローブ取付用の円環状の2つのポートが左右に離間して取り付けられ、
    前記ポートに前記グローブが着脱可能に取り付けられていることを特徴とする診察ブース。
  2. 前記仕切りシートは前記骨組ユニットに着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の診察ブース。
  3. 前記骨組ユニットの側面の少なくとも一部が側面シートによって外部と仕切られていることを特徴とする請求項1または2に記載の診察ブース。
  4. 前記診察エリアに空気を吹き出す矩形のパネル状の空気吹出装置と、前記被診察エリアから空気を吸引する矩形のパネル状の空気吸引装置との少なくとも一方を備え
    前記空気吹出装置の幅が、前記骨組ユニットの前記仕切りシートと対向する部位の幅とほぼ等しくなっており、
    前記空気吹出装置は、前記診察エリアの前記骨組ユニットの骨組材に前記仕切りシートと対向し、かつ前記空気吹出装置の幅方向の端部が固定されることで、取り付けられ、
    前記空気吸引装置の幅が、前記骨組ユニットの前記仕切りシートと対向する部位の幅とほぼ等しくなっており、
    前記空気吸引装置は、被診察エリアの前記骨組ユニットの骨組材に前記仕切りシートと対向し、かつ前記空気吸引装置の幅方向の端部が固定されることで、取り付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の診察ブース。
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