JP7121072B2 - 局所換気装置及び当該装置を用いた局所換気方法 - Google Patents

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Description

この発明は、工場や厨房、病室等の室内で発生する汚染気体や蒸気などのガス状物質或いは空気中に浮遊する粒状物質を局所的に排気又は換気可能な局所換気装置及び当該装置を用いた局所換気方法に関するものである。
一般的に使用されている吸込み口の吸い込みの特性は吸込み口からの距離の2乗に反比例して風速が小さくなるため、発生源からの距離が大きくなると吸い込み風速が極端に小さくなり、捕集効率が低下する。図9(a)に示すものは、従来の一般的に使用されている吸引のみの吸込み口であり、周囲にフランジが付いている。
この問題の改善策として、排気気流に指向性を持たせて捕集領域を拡張して捕集効率を向上させることができる捕集域拡張型換気システムREEXS(商標、Reinforced Exhaust System)に関する研究が行われているが、未だ実用化されていない。特許文献1及び2がこの方式の装置である。
この捕集域拡張型換気システムの吸込み口は、図9(b)に示すように、排気の吸込み口の周囲に設けたフランジの外周から噴流を出しながら汚染気体等を吸引、排気するもので、補助噴流付き吸込み口と呼ばれている。
この補助噴流付き排気装置の場合、フランジの外周から放射状に噴き出す噴流空気により吸込み口の前部の気体を誘引し吸込み口に巻き込む。それと同時に吸込み口中心軸上の吸い込み風速は増加し、吸い込み範囲が限定される(指向性がある)。
米国特許第4,043,257号公開公報 特開2011-122738号公報
上記特許文献1及び2のものは、フランジからの吹き出し噴流によって吸い込み口の直下の広い領域で鉛直上向きの気流を形成させて効率よく捕集するのが特徴である。これは吹き出し補助噴流の影響が小さい工場等の大空間では適している。しかしながら、前記噴流は介護空間等の小さい空間では作業者に衝突することで吸い込み口周囲の空気を乱し、擾乱となり、捕集精度が悪くなる可能性がある。
そこでこの発明は、上記の点に着目し、小空間や吹き出し噴流の影響があるような大空間のスペースがあっても捕集性状が良好となる高効率の局所換気装置及び当該装置を用いた局所換気方法を提供することを目的としたものである。
請求項1の発明は、排気対象域の域内気体を吸入させる吸込み口を形成させるとともに、前記吸込み口の近傍に補助気体を噴出させる補助気体吹き出し口を設けた局所換気装置において、天板の外縁から中空の外周側板を垂下し、当該外周側板の下端縁を前記天板の内側に曲げて内周折り返し側縁を設け、前記外周側板の内周面及びこれに続く内周折り返し側縁の内周面は一体に凹湾曲しており、当該内周折り返し側縁に対向した前記外周側板の内側に、当該外周側板の内周面に沿って一個又は複数個の吸込み口が設けられ、当該吸込み口から吸収した排気気体を前記外周側板の中空部に集めて装置外に排気する手段を外周側板の外側に設け、前記天板の中央部を貫通した補助気体供給管の下端部に設けた補助気体吹き出し口を前記天板の下面と前記内周折り返し側縁の上端縁との空間内に設け、当該補助気体吹き出し口は前記補助気体供給管の下端縁と当該下端縁と一定間隔をあけて対向した遮蔽板との間の外周に設けられ、前記外周側板の中空部に集めて装置外に排気する手段を作動した際排気対象域の域内気体は、前記内周折り返し側縁で囲まれた入口から入って前記天板の下面にぶつかり、天板中央部の補助気体吹き出し口から天板の下面の外周方向に吹き出された補助気体に誘導されて前記外周側板の内周面に沿って流れ、前記域内気体及び補助気体の一部は前記吸込み口から外周側板の中空部に吸引され、他の一部は内周折り返し側縁の内周面を通って上方に突出し、前記域内気体及び補助気体に巻き込まれて再度吸込み口に達し、当該吸込み口に吸引される構成とした、局所換気装置とした。
また、請求項の発明は、また、請求項3の発明は、前記天板及び外周側板は一体な中空形状であり、前記吸込み口から吸入された排気気体は、外周側板及び天板の中空部を通り、前記補助気体供給管の外周に設けた排気管を通って排気される構成とし、排気管内の排気気体を吸引する排気ファン及び前記補助気体供給管に補助気体を送る送風ファンを夫々装置の外部に設けた、請求項1に記載の局所換気装置とした。
また、請求項の発明は、前記天板は床面から自立した支持装置に支持され、かつ、前記天板は高さ調整自在及び水平、傾斜自在に支持されている、請求項1又は2いずれかに記載の局所換気装置とした。
また、請求項の発明は、請求項1~3のいずれかの局所換気装置を用いて、単位時間の補助気体の噴出量より吸込み口からの気体排気量を多くした、局所換気方法とした。
請求項1又は4の発明によれば、局所換気装置Aの下方の排気対象域の域内気体を、天板下の内周環状の吸込み口が吸引し、これと同時に補助噴流を天板下面の補助気体吹き出し口から噴出させる。これにより、前記域内気体を当該補助噴流によって誘引し、吸引されて前記域内の気体は外周側板の内周面を通り吸込み口に吸引され、換気される。
従って、局所換気装置Aの下方にあたる排気対象域が長く広がり、かつ、補助噴流を周囲に拡散させずに、排気対象気体を吸引し、効率の良い局所換気が可能である。これにより、排気対象域の近傍で作業する作業者に排気対象気体が接することなく排気対象気体を排気ができる。
また、局所換気装置Aの外周側板の内周面及びこれに続く内周折り返し側縁の内周面は一体に凹湾曲しているため、補助噴流及び排気気体は当該凹湾曲面に沿って一体となって移動しやすく、吸込み口に吸引され易い。
また、請求項の発明によれば、天板及び外周側板が一体な中空になっており、当該中空部が、補助気体供給管の外周に設けた排気管と繋がっているため、排気させやすいと同時に、装置全体が一体となった構成であり、装置の取り扱いに便利である。
また、請求項の発明によれば、局所換気装置Aの天板は床面から自立した支持装置に支持され、かつ、前記天板は高さ調整自在及び水平、傾斜自在に支持されているため、局所的な排気対象域に当該装置Aを設置しやすく、排気対象域外の空気を乱すことがない。
この発明の実施の形態例1の局所換気装置の概略構成図である。 この発明の実施の形態例1の局所換気装置の縦断面図である。 この発明の実施の形態例1の局所換気装置の平面図である。 この発明の実施の形態例1の局所換気装置の一部平面図である。 この発明の実施の形態例1の局所換気装置の要部断面図である。 この発明の実施の形態例1の局所換気装置の要部拡大断面図である。 この発明の実施の形態例1の局所換気装置の気体噴出部の詳細図であり、(a)図は平面図、(b)図は正面図、(c)図は斜視図である。 この発明の実施の形態例1の局所換気装置の使用状態を示す側面図である。 この発明の実施の形態例1の局所換気装置と従来のフランジ付き吸込み口及び補助噴流付き吸込み口の比較概念図である。 この発明の実施の形態例1の局所換気装置と従来のフランジ付き吸込み口及び補助噴流付き吸込み口の対象排気気体の等速度分布図である。 この発明の実施の形態例1の局所換気装置の一部拡大図である。 この発明の実施の形態例1の局所換気装置の解析モデルの介護空間を示す斜視図である。 従来の補助噴流付き吸込み口の介護空間における解析結果を示す図である。 この発明の実施の形態例1の局所換気装置の介護空間における解析結果を示す図である。
(実施の形態例1)
この発明の実施の形態例1の局所換気装置Aを図1~図8に基づいて説明する。
まず、この局所換気装置Aは、図2及び図3に示すように、中空円形の天板1が設けられ、当該天板1の外縁に沿って中空の外周側板2を垂下させ、さらに当該外周側板2の下端縁を前記天板1の内側に曲げて内周折り返し側縁3が設けられている。上記外周側板2及び内周折り返し側縁3の内周面は図2に示すように凹湾曲形状となっている。そして内周折り返し側縁3の上端縁3aは前記天板1の下面1aに対向しており、環状を成している。また、前記天板1及び外周側板2は一体に繋がった中空部4となっている。
そして、内周折り返し側縁3と対向する外周側板2の内周面に吸込み口5が設けられ、当該吸込み口5は、外周側板2の内周面に沿って複数個設けられ、ほぼ環状を形成している。この吸込み口5は外周側板2及び天板1の中空部4に通じている。
また、前記天板1の中央部には上方から円筒状の補助気体供給管6が貫通し、当該補助気体供給管6の下端は前記天板1の下面1aのすぐ下であって、前記内周折り返し側縁3の環状を成す上端縁3aの中心上方に位置している。また、前記天板1の上面1bの中央部は、前記補助気体供給管6の周囲が開口しており、当該開口部1cに大径の排気管7の下端が接続され、当該排気管7はクランク型に折れ曲がって上方に伸び、段部上面で前記補助気体供給管6を上方に導出させて、その上部を補助気体供給管6の横に並べ、上方に向いた開口部7aを有している。
前記補助気体供給管6の下端は、図7に示す、補助気体の吹き出し部材8が接続されている。当該吹き出し部材8は円形傾斜屋根8aの下に複数本の支柱8bを介して遮蔽板8cが設けられた構成であり、前記円形傾斜屋根8aと遮蔽板8cとの間の各支柱8bの脇が四方八方に開口した前記補助気体の吹き出し口9となっている。そして、当該吹き出し部材8の円形傾斜屋根8aに前記補助気体供給管6の下端が接続されている。従って、補助気体供給管6を通った補助気体は前記遮蔽板8cに当たって、吹き出し口9から放射状に噴き出す。
また、図8に示すように、前記補助気体供給管6の他端はフレキシブル管10を介して、送風ファン11に接続され、また、前記排気管7の開口部7aにはフレキシブル管12を介して排気ファン13が接続されている。また、局所換気装置Aはスタンド型の支持装置14の折り曲げ自在なアーム15の先端の把持環材16により支持され、天板1の角度を自由に変えられ、また、高さも調整自在となっている。また、前記送風ファン11及び排気ファン12は前記支持装置14の基板14aに載置されており、基板14aにキャスター等を設ければ、移動が容易となる。さらに、排気ファン12には、図示は省略したが、室外に端部が導出されたフレキシブル排気ダクトが接続される。
この局所換気装置Aは、前記排気ファン13を作動させると、天板1の下方の排気対象域の域内気体を吸込み口5が吸引し、これと同時に前記送風ファン11を作動させて補助気体を吹き出し口9から放射状に噴出させる。これにより排気対象域の域内気体は前記吸込み口5に吸引されて天板1の下面1aに当たり、外周側板2の内周面に放射状に広がってほぼ環状の吸込み口5に吸引され、また、当該補助気体は噴流となって前記外周側板2の内周面を通り、前記域内気体と共に吸込み口5に吸引され、残りは内周折り返し側縁3の内周面を通って上端縁3aから上方に突出し、前記域内気体及び補助気体に巻き込まれて再度吸込み口5に吸引される。これらが繰り返し行われ、前記排気管7、フレキシブル管12、前記フレキシブル排気ダクトを通って室外に排気され、排気対象域の気体が換気される。
また、この際、吸込み口5からの気体の吸込み量は吹き出し口9からの補助気体の吹き出し量より多いことが原則であり、吹き出し風量と吸込み風量の風量比については、噴流軸の距離に対して風量が比例して増加するので、この風量より大きくなるように吸込み風量(排気風量)を設定することが必要である。
以上のように、この局所換気装置Aでは補助気体の噴流は局所排気装置Aの周囲に漏れない。しかも、前記噴流により域内気体は吸込み口5に誘引されて吸込み口5の中心軸上の吸い込み風速は増加し、吸い込み範囲が限定され、効率の良い換気が可能である。
図9は、従来のフランジ付きの吸込み口(a)と、フランジの外周から噴流を吐出する補助噴流付き吸込み口(b)及び本発明の局所換気装置Aの構成の解析モデルを示す。
これらの各装置の吸込み風速の気流速度がどのようになっているかを数値計算により求めたのが図10に示す気流速度分布図である。(a)図にフランジ付き吸込み口(a)の気流速度分布を示すが、ジー・アール・ハント(G.R.Hunt)等が定義した補足風速である0.25m/sの位置は吸込み口から約200mmの位置となり、ジー・アール・ハント等の解析結果に近い結果となった。
また、(b)図は補助噴流付き排気口の気流速度分布を示す。フランジからの吹き出し噴流によってフランジの上部と下部で補足風速である0.25m/sの領域が形成されている。吸込み口直下では600mmの位置で0.25m/sとなり、ジー・アール・ハント等の解析結果に概ね対応した。(a)図のものと比較すると、補足風速の領域が3倍程大きくなっている。しかし、噴流が大きく、装置周辺の気流を乱している。
また、(c)図はこの発明の局所換気装置Aの気流速度分布を示す。これは、図11に示す噴流の吹き出し口9の吹き出し幅aが0.01m、内周折り返し側縁の折り返し高さが0.01mとした場合の気流速度分布である。補足風速0.25m/sの位置が約0.58mとなった。また、装置周辺の気流に関してもフランジからの吹き出し噴流が装置外に溢流することなく吸込み口5によって捕集される。
次にこの発明の局所換気装置Aを介護空間に設置した解析モデルについて説明する。
この解析モデルに前記図9の(b)図の局所換気装置及び図9の(c)図のこの発明の局所換気装置Aを個室・ユニットの介護空間に設置し、捕集性状を検討した。捕集性状は近藤靖史・荻田俊輔の提案する直接捕集率DCEに基づき検討した。前記提案は近藤靖史・荻田俊輔の「CFD解析による局所換気装置の直接捕集率(DCE)の算定」(日本建築学会環境論文集、Vol.69、No.584、PP41-46、2004年10月)に基づく。
Figure 0007121072000001

q:汚染物質発生量[m/s]
out:仮想境界から流出する風速[m/s]
out:仮想境界から流出する汚染物質濃度[m/m]
S:仮想境界の面積[m]
当該解析モデルでは、図12に示すように、介護者の脊椎角度が50°の高度前屈姿勢となる人体モデル(表面積:1.343m)を高さ0.48mのベッド脇に置く。居室の床面積は15.4m、天井高は2.5mとし、天井面に50m/hの換気扇とドアを設置する。局所換気装置はオムツ交換を想定して被介護者の腰の部分直上でベッドからの高さ0.575mの位置にセットした。また、臭いの発生は汚染物質(汚物臭)として、被介護者の腰の位置のベッド表面(1.0m×0.5m)から発生させた。
当該直接捕集率(DCE)の算定に際し、仮想境界面はベッド表面の汚染物質(汚物臭)の発生領域と局所換気装置の外径を結ぶように設定した。
そして、図9の(b)図の局所換気装置の汚染物質(汚物臭)の換気量で規準化した濃度1.0の等値面を図13の(a)図に示す。図13の(b)図に換気量で規準化した鉛直断面濃度分布、図13の(c)図には気流速度分布を示す。上記DCEの算出結果は37.9%となった。
また、図9の(c)図の局所換気装置(この発明の局所換気装置A)の換気量で規準化した濃度1.0の等値面を図14の(a)図に示す。図14の(b)図に換気量で規準化した鉛直断面濃度分布、図14の(c)図には気流速度分布を示す。上記DCEの算出結果は90.0%となった。
この発明の局所換気装置Aの直接捕集率は90.0%と良い結果となった。また、装置周辺気流に関してもフランジからの吹き出し噴流が装置外に溢流することなく、吸込み口によって捕集されており、汚染物質も装置の近傍になるにつれて効率よく捕集されている。また、本装置の場合は装置近傍の風速が速いため、エアコン等の空調擾乱による影響を受けにくい。
前記実施の形態例1では、天板1を円形形状にしたが、矩形でもよい。また、この発明の局所換気装置Aの天板1、外周側板2、内周折り返し側縁3及び吹込み部材8等を分解可能とし、各部材を分解して洗浄を容易にすることができる。また、捕集対象物質の周囲濃度を検知し、運転や風量を連動させる機能を付加することもできる。また、換気中における作業視野を確保するため、当該局所換気装置A内に照明を設けることもできる。
さらに、当該局所換気装置Aを介護の際に用いる場合、高齢者の体臭や口臭、尿臭、糞便臭を排気する際、当該局所換気装置Aに紫外線照射装置を付加し、紫外線照射によっての消臭機能を備えることもでき、また、介護対象者の温冷感対策として遠赤外線ヒータを内蔵させることもできる。さらには、介護対象者の便チェック等の画像撮影機能を具備することもできる。
なお、前記実施の形態例1では、天板1及び外周側板2は中空構造としたが、必ずしも中空形状でなくともよい。その場合、排気気体を集めて装置外に排気する排気ダクト等の排気手段を、吸い込み口5を有する外周側板2の外側に設けなければならない。
A 局所換気装置
1 天板 1a 下面
1b 上面 1c 開口部
2 外周側板 3 内周折り返し側縁
3a 上端縁 4 中空部
5 吸込み口 6 補助気体供給管
7 排気管 7a 開口部
8 吹き出し部材 8a 円形傾斜屋根
8b 支柱 8c 遮蔽板
9 吹き出し口 10 フレキシブル管
11 送風ファン 12 フレキシブル管
13 排気ファン 14 支持装置
14a 基板 15 アーム
16 把持環材

Claims (4)

  1. 排気対象域の域内気体を吸入させる吸込み口を形成させるとともに、前記吸込み口の近傍に補助気体を噴出させる補助気体吹き出し口を設けた局所換気装置において、
    天板の外縁から中空の外周側板を垂下し、当該外周側板の下端縁を前記天板の内側に曲げて内周折り返し側縁を設け、前記外周側板の内周面及びこれに続く内周折り返し側縁の内周面は一体に凹湾曲しており、当該内周折り返し側縁に対向した前記外周側板の内側に、当該外周側板の内周面に沿って一個又は複数個の吸込み口が設けられ、当該吸込み口から吸収した排気気体を前記外周側板の中空部に集めて装置外に排気する手段を外周側板の外側に設け、前記天板の中央部を貫通した補助気体供給管の下端部に設けた補助気体吹き出し口を前記天板の下面と前記内周折り返し側縁の上端縁との空間内に設け、当該補助気体吹き出し口は前記補助気体供給管の下端縁と当該下端縁と一定間隔をあけて対向した遮蔽板との間の外周に設けられ、前記外周側板の中空部に集めて装置外に排気する手段を作動した際排気対象域の域内気体は、前記内周折り返し側縁で囲まれた入口から入って前記天板の下面にぶつかり、天板中央部の補助気体吹き出し口から天板の下面の外周方向に吹き出された補助気体に誘導されて前記外周側板の内周面に沿って流れ、前記域内気体及び補助気体の一部は前記吸込み口から外周側板の中空部に吸引され、他の一部は内周折り返し側縁の内周面を通って上方に突出し、前記域内気体及び補助気体に巻き込まれて再度吸込み口に達し、当該吸込み口に吸引される構成としたことを特徴とする、局所換気装置。
  2. 前記天板及び外周側板は一体な中空形状であり、前記吸込み口から吸入された排気気体は、外周側板及び天板の中空部を通り、前記補助気体供給管の外周に設けた排気管を通って排気される構成とし、排気管内の排気気体を吸引する排気ファン及び前記補助気体供給管に補助気体を送る送風ファンを夫々装置の外部に設けたことを特徴とする、請求項1に記載の局所換気装置。
  3. 前記天板は床面から自立した支持装置に支持され、かつ、前記天板は高さ調整自在及び水平、傾斜自在に支持されていることを特徴とする、請求項1又は2のいずれかに記載の局所換気装置。
  4. 請求項1~3のいずれかの局所換気装置を用いて、単位時間の補助気体の噴出量より吸込み口からの気体排気量を多くしたことを特徴とする、局所換気方法。
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