JP2017110830A - 排気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動ファン装置により汚染空気を直接吸引して排気する従来の排気装置に比べて電動ファン装置に汚染空気中の埃や煙に含まれる油分等が付着するのを回避し、排気効率が低下するのを防止すると共に洗浄頻度を低減する排気装置を提供する。【解決手段】電動ファン手段の駆動に伴って空洞部(中空部)33内に導入された空気を、(狭小)間隙35を介して内体内の排気側(空洞部)29へ放出して空気流を形成することにより吸気側を負圧化して汚染空気を排気可能にする。【選択図】図4

Description

本発明は、微小粉塵や煙(油煙を含む)等や微小粉塵を含む空気(以下、汚染空気とする)を外気中へ排出する排気装置、詳しくは汚染空気を排出する送風装置のファンが汚れるのを回避しながら汚染空気を効率的に排気する排気装置及びこれを備えたレンジフード、ロースタ、部屋換気装置に関する。
汚染空気を外気へ排出する排気装置として、例えば特許文献1−3に示す各種排気装置が知られている。その内、特許文献1にあっては、排煙筒と連結し、適量な水を貯めると共に吸引力を利用し、水流を起こすように水切板を設けた水槽と、水槽に連結してフィルターを設けた排気管内に排煙を吸引するファンモーターを設けて排煙装置を構成している。
また、特許文献2にあっては、調理台に配設された電磁調理器の上部に配設したヒータの後方側に壁体を設け、壁体の裏面側に排気風路を形成するように送風機を設けて調理用排気装置を構成している。
更に、引用文献3にあっては、煙の吸引排出管と外気の強制給気管にそれぞれ接続する内,外二重構成のフードを焼肉テーブル上の空間に配設し、フード間の下端輪形間隙より強制給気する外気にて焼肉テーブル上を囲みながら焼肉に伴う煙を吸引排出するようにして焼肉テーブル排煙装置を構成している。
上記した特許文献1−3に示す排煙装置は、いずれも調理等に伴って発生する煙を送風機(ファン及びモータ)により直接吸引して排気する構造であるため、送風機(ファン及びモータ)が煙中に含まれる油分や燃焼物質がファンや電動モータの出力軸軸受に付着して回転数が低下することにより排煙効率が悪くなっていた。
このため、上記の排煙装置にあっては、排気効率を維持するために送風機(ファン及びモータ)のファンや軸受に付着した油分や燃焼物質を定期的に洗浄して除去する必要があり、手間がかかる問題を有している。
特開2006−292344号公報 特開2006−153329号公報 特開2001−235159号公報
解決しようとする問題点は、電動ファン装置により煙や微小粉塵を含む空気を直接吸引して排気する従来の排気装置にあっては電動ファン装置に汚染空気中の埃や煙に含まれる油分等が付着して排気効率が悪くなるため、付着した埃や油分を定期的に除去しなければならず、排気効率を維持するのに手間がかかる点にある。
請求項1は、吸気側端部が内側へ折り曲げられた後に排気側へ延出する整流部が形成された外体と、該外体内にて空洞部を設けて配置され、吸気側端部が上記整流部の内側に対して間隙を設けて位置すると共に排気側端部が外体の排気側端部に連結される内体と、外体に設けられ、内体との空洞部と連通する空気導入部と、上記空気導入部を介して上記空洞部内に空気を導入する電動ファン手段と、を備え、電動ファン手段の駆動に伴って上記空洞部内に導入された空気を、上記間隙を介して内体内の排気側へ放出して空気流を形成することにより吸気側を負圧化して汚染空気を排気可能にすることを最も主要な特徴とする。
請求項4は、食品を搬送する搬送手段と、搬送手段の上方に配置され、内蔵された赤外線ヒータにより搬送される食品の表面に焼き目を形成する炙り手段と、炙り手段に隣接配置される請求項1乃至3のいずれかに記載の排気装置と、を備え、炙り手段により搬送される食品の表面に焼き目を形成する際に発生する汚染空気を排気装置により排出可能にしたことを最も主要な特徴とする。
請求項6は、加熱調理器具の上方を覆うように配置されるレンジフードにおいて、該レンジフードの排気側には、請求項1乃至3のいずれかに記載の排気装置を設け、加熱調理器具の使用により発生する汚染空気を排出可能にしたことを最も主要な特徴とする。
請求項7は、本体の上面開口部に取付けられた焼き網上に載置された食材を本体に内蔵された加熱手段により加熱調理するロースタにおいて、加熱手段に応じた本体内に配置される複数の吸気管と、請求項3に記載の排気装置と、を備え、排気装置の吸気ダクトを各吸気管に接続し、焼き網上に載置された食材を加熱手段により焼く際に発生する汚染空気を、各吸気管を介して負圧形成された本体内に吸気して排気可能にしたことを最も主要な特徴とする。
請求項8は、建造物における部屋の天井及び壁体のいずれかに設けられた取付け孔に請求項1乃至3のいずれかに記載の排気装置を取り付け、部屋内の汚染空気を排出可能にしたことを最も主要な特徴とする。
本発明は、電動ファン装置により汚染空気を直接吸引して排気する従来の排気装置に比べて電動ファン装置に汚染空気中の埃や煙に含まれる油分等が付着するのを回避し、排気効率が低下するのを防止すると共に洗浄頻度を低減することができる。
実施例1に係る食品炙り装置の全体斜視図である。 図1のA−A線縦断面図である。 排煙手段の分解斜視図である。 図2のB−B線縦断面図である。食品に対する赤外線の照射状態を示す説明図である。 食品炙り装置による所品の炙り時に折る煙の発生状態を示す説明図である。 排煙手段による排煙作用を示す説明図である。 排煙装置を取り付けたレンジフードの概略を示す一部破断説明図である。 レンジフードの排煙作用を示す説明図である。 排煙装置を取り付けた焼き肉用ロースタの概略を示す一部破断説明図である。 焼き肉用ロースタの排煙作用を示す説明図である。 天井換気用の換気装置の概略を示す一部破断説明図である。 換気装置の換気作用を示す説明図である。
電動ファン手段の駆動に伴って上記空洞部内に導入された空気を、上記間隙を介して内体内の排気側へ放出して空気流を形成することにより吸気側を負圧化して排気可能にすることを最適の実施形態とする。
以下、本発明を食材の表面に焼き目を形成する食品炙り装置用に実施した実施例を示す図に従って説明する。
図1〜図4に示すように本願発明に係る食品炙り装置1は、食品2を搬送する搬送手段としての搬送ユニット3と、該搬送ユニット3の炙り領域上方に設けられる炙り手段5と、上記炙り手段5搬送方向下手側に配置される排気装置としての排煙手段7により構成される。
上記食品炙り装置1により焼き目が形成される食品2としては、例えば魚類(刺身を含む。)、肉類、パン類、菓子類等を含み、表面のみに焼き目が付けられて食に供されるものを対象とする。
上記搬送ユニット3は、本体9に対して着脱可能に取り付けられ、該搬送ユニット3のケース11には、搬送方向上手側または下手側にて搬送直交方向に軸線を有して回転可能に軸支される従動軸13と、上記従動軸13の反対側(搬送方向下手側または上手側)にて搬送直交方向に軸線を有し、かつ本体9側の軸端部が外側へ突出して回転可能に軸支される駆動軸15と、上記従動軸13及び駆動軸15と両者間のケース11に回転可能に軸支された支持ロール17に掛渡される無端状の搬送体19により構成される。
上記搬送体19としては、上記した炙り手段5からの熱が蓄熱するのを防止するため、ステンレス等の金属線材または耐熱プラスチック線材を搬送直交方向幅が少なくとも搬送される食品2の長手直交方向幅以上になるように編み込んで無端状に連結した網帯が適している。
上記搬送ユニット3は、本体9に装着された際に、本体9内に取り付けられた周波数制御可能な電動モータ(図示せず)の出力軸に対して駆動軸15の軸端部が連結可能で、該電動モータの駆動に伴って上記搬送体19を所望の搬送速度で搬送させる。
上記炙り手段5は、本体9における炙り領域に応じた箇所にて垂直方向(上下方向)へ位置調整可能に設けられ、上記搬送直交方向幅に一致する長さの半円筒型で、アルミニウム、鉄等の金属材からなる放熱カバー21と、該放熱カバー21内に設けられ、上記搬送直交方向幅に一致する長さの複数本(図示の例では、3本とする。)の赤外線ヒータ23と、上記放熱カバー21の開放端面に対して着脱可能に設けられ、赤外線の透過率が高いゼロ膨張結晶化ガラス(登録商標:ネオセラム)等の透過板25から構成される。
炙り手段5は、本体9に対して昇降可能に設けられる。炙り手段5の昇降機構としては、本体9に取付けられた上下ガイド9aに対し、炙り手段5が固定される昇降体9bを昇降可能に支持すると共に該昇降体9bにねじ止めされたストッパねじ(図示せず)を本体9に圧接させて昇降体9bを所望の高さに固定させる。
各赤外線ヒータ23は、上記搬送ユニット3の搬送直交方向に一致する軸線長さのガラス管内に平面状のカーボンフィラメント及び不活性ガスを封入し、電流が印加されると、食品2に対して不透過の近赤外線及び中波赤外線を出力する。
各赤外線ヒータ23は、ガラス管外周面の軸線周りに約半周分に亘って被覆された酸化アルミニウム、酸化マグネシウム等の金属酸化膜からなる反射膜(図示せず)により出力される赤外線を反対側(搬送体19側)へ集中照射させる。
また、各赤外線ヒータ23の内、搬送方向中央部に位置する赤外線ヒータ23は、その平面状のカーボンフィラメントが搬送ユニット3の搬送面に相対するように、また搬送方向上手側及び下手側にそれぞれ位置する赤外線ヒータ23は、搬送ユニット3における炙り領域の搬送面に対して中央部に位置する赤外線ヒータ23から出力される赤外線に重畳するように傾けて配置される。
搬送ユニット3の下方に応じた本体9の底面上には、内部に水が溜められるトレイ27が着脱可能に設けられ、溜められた水の蒸発により表面に焼き目が付けられる食品2の乾燥を抑制すると共に加熱された食品2から滴下する油脂を受ける。
上記炙り手段5の搬送方向下手側に応じた本体9には、排煙手段7がその吸気口と炙り手段5の下端面がほぼ一致するように取り付けられる。該排煙手段7の負圧発生部30は、は、搬送直交方向が上記炙り手段5の搬送直交方向幅にほぼ一致する長さで、搬送方向が適宜の幅からなり、内部に上下が開口した空洞部29を有する縦長方体形状からなる。
上記負圧発生部30において搬送方向へ適宜の幅をおいて相対する一対の中空側板31は、起立する外体としての外側板31aと、該外側板31aの上部を適宜の幅で内側へ折り返した頂面板31bと、該頂面板31bの内端を上記外側板31aの高さより若干短い幅で垂下させた内体としての内垂下板31cと、上記外側板31aの下端を上記頂面板31bより若干長い幅で内側へ折り返した底面板31dと、該底面板31dの内端を、上端部が上記内垂下板31cの下端より若干高くなるように折り返した整流板31eを有するように金属板を折り返して形成される。
各中空側板31は、外側板31aと内垂下板31cの間に空気が通過可能な中空部33が形成されると共に内垂下板31cの下端と底面板31d及び内垂下板31cの下部内面と整流板31eの間に狭小間隙35が形成される。
上記一対の中空側板31における搬送直交方向の後端面には、後面閉鎖板37が一対の中空側板31を搬送方向へ適宜の幅をおいて連結すると共に各中空側板31の後端面を閉鎖するように取り付けられる。
また、上記一対の中空側板31における搬送直交方向の前端面には、上記空気噴射口35を除いた中空部33に連通する開口部39aが設けられた前面閉鎖板39が一対の中空側板31を搬送方向へ適宜の幅をおいて連結するように取り付けられる。
そして該前面閉鎖板39の前面には、前面中央部に開口41aが設けられた取付けボックス41が取り付けられ、該取付けボックス41の前面には、電動ファン手段としての電動ファン装置43が開口41aを介して内部へ送風可能に取り付けられる。該電動ファン装置43は、搬送体19上に載置された食品2、従って煙発生源から離れた箇所に配置される。
次に、上記のように構成された炙り装置1に設けられる排煙手段7による排煙作用を説明するのに先立って食品炙り装置1の炙り作用を説明すると、先ず、焼き目を付けようとする食品2の高さ(厚さ)に応じて炙り手段5の取付け高さを、搬送体19上に載置された食品2の上面に対して赤外線が集中照射されるように調整する。
次に、電動モータの駆動に伴って搬送体19を走行し、炙り手段5に対して載置された食品2を通過させると、各赤外線ヒータ23から所定出力で照射される赤外線の食品2の表面に照射し、その熱エネルギーにより焼き目を付ける。
なお、各赤外線ヒータ23から出力される赤外線は、ガラス管に被覆された反射膜により図示する上方へ出力される赤外線を図示する下方向へ反射して食品2の表面に集中照射させることにより焼き目を効率的に付けることができる。
上記赤外線の照射により食品2の表面に焼き目を付ける際には、赤外線の熱により食品2が乾燥する恐れがある。本例にあっては、炙り領域の下方に配置されたトレイ27内に溜められて加熱された水からの水蒸発により食品2が過乾燥されるのを防止する。また、赤外線の照射により食品2の表面に焼き目を付ける際には、赤外線の熱により溶融して滴下する食品2の脂肪をトレイ27により受けて汚染を防止する。
そして搬送ユニット3における炙り領域の通過に伴って表面に焼き目が付けられた食品2が搬送ユニット3の搬出側へ搬送されると、電動モータの駆動を停止して搬送体19から表面に焼き目が付けられた食品2の取出しを可能にさせる。
次に、排煙手段7による排煙作用を説明すると、搬送される食品2の表面に対する赤外線の照射により焼き目が付けられる際に、食品2の脂肪やたんぱく質が焼けて油煙を含む汚染空気が発生し、透過板25や赤外線ヒータ23に付着することにより食品2への照射エネルギーを低下させる。(図5参照)
本例においては、汚染空気の発生源から離れた箇所に設けられた電動ファン装置43の駆動に伴って取付けボックス41内に流入した空気を各中空側板31における中空部33を通過させながら狭小間隙35を介して整流板31eにより上方へ向かうように整流して空洞部29内を高速で排気側へ向かうように噴射されると、空洞部29内の圧力が大気より高くなって空洞部29の下部が負圧形成され、空洞部29内に対して炙り手段5及び排煙手段7と搬送体19の間における汚染空気を流入可能にさせる。
これにより赤外線の照射により食品2の表面に焼き目が付けられる際に発生する油煙等の汚染空気は、透過板25や赤外線ヒータ23に付着することなく、上記空気流に乗って空洞部29内に吸い込まれた後に上端開口から大気中へ排出される。(図6参照)
その際、炙り手段5による赤外線の照射に対して焼き目が形成されて煙が発生するタイミングの間に若干のずれがあるため、排煙手段7を炙り手段5の搬送方向下手側に配置することにより発生する煙等の汚染空気を効率的に排煙させることができる。
本実施例にあっては、煙の排煙流路外に設けられた電動ファン装置43により形成される高い圧力の空気流により煙等の汚染空気の吸い込み口周縁を負圧化して排煙することができ、電動ファン装置43が煙に曝されて含まれた油脂等がファンや電動モータに付着して排煙効率が低下したりするのを防止することができる。
なお、食品炙り装置1の詳細については、本出願人が出願した特願2014−215006号を参照されたい。また、上記説明は、排煙手段7を本体9に固定する構成としたが、例えば炙り手段5側の中空側板31の外面に炙り手段5側へ延出するステーを設け、該ステーを炙り手段に掛け止めして取り付ける構成としてもよい。
実施例2は、本願発明の排気装置を調理台の上方に取付けられるレンジフード用として実施したもので、図7に示すように調理台に載置されるガスこん炉、電気こん炉、IHこん炉等の加熱調理器具(図示せず)の上方に応じた天井51または壁体には、該加熱調理器具の上方全体を覆う大きさのレンジフード53(図は天井面に固着した例を示す。)が固着される。
該レンジフード53の上面中央部には、適宜内径の取付け孔53aが形成され、該取付け孔53aには排気装置55の負圧発生部57が挿嵌固定される。る。該負圧発生部57は、取付け孔53aに一致する外径の外体としての外筒体59と該外筒体59の内周に対して適宜の間隙をおいて相対する内体としての内筒体61を一体化した構成からなる。
外筒体59の下端部には、適宜の幅で内側へ折り返された後に内筒体61の内面に沿って適宜の高さで起立する整流部59aが形成されると共に外筒体59の上部は、適宜の幅で内側へ折り返された後に内筒体61の上部外周面に固着される。
また、外筒体59の上部外周には、取付け孔59bが形成され、該取付け孔59bには、壁体63の外面に取付けられた電動ファン手段としての電動ファン装置65に接続された送風ダクト67が接続される。そして上記外筒体59と内筒体61の間に設けられる空隙69内には、電動ファン装置65の駆動に伴って外気が高い圧力になるように導入される。
上記内筒体61は、その下端が上記整流部59aに対して狭小間隙71を形成すると共に上部が外筒体59の上部から突出する高さに形成され、外筒体59から突出する部分は、排気ダクト73の接続口部61aに形成される。
上記排気ダクト73は、その一方端部が上記した接続口部61aに接続されると共にその他方端部が外壁63を通過して外部に突出するように配置される。
上記のように構成されたレンジフード53による排気作用を説明すると、図8に示すように排気装置55の負圧発生部57は、実施例1における排煙手段7の負圧発生部30と同様に電動ファン装置65の駆動に伴って外気が外筒体59と内筒体61の間隙69内に導入された後に、内筒体61の下端と整流部59aの狭小間隙71から内筒体61内の排気ダクト73側へ放出されると、円筒体61の排気側の圧力が高くなると共に吸入側に負圧が形成されてレンジフード53内の汚染空気を吸引可能にさせる。
これにより調理器具の使用に伴って発生する煙等の汚染空気は、負圧発生部57の内筒体61内に吸引されて導入された外気と共に排気ダクト73を通過して大気中へ排気される。
本実施例は、レンジフード53の排気経路中に電動ファン装置を設けることなく、屋外に設けられた電動ファン装置65により導入される外気により負圧を発生させて調理器具の使用により発生する煙等の汚染空気を排気することができ、従来のように排気経路中に設けられる電動ファン装置が汚れて排気能力が低下したり、洗浄頻度が高くなったりするのを防止することができる。
実施例3は、本願発明の排気装置を焼き肉ロースタ用に実施した例で、図9に示すように従来公知の焼き肉ロースタ81の本体83は、直方体形状で、上面に開口部83aが形成され、該開口部83aには、焼き網85が交換可能に取り付けられる。また、開口部83aの下方には、ガス、電気等の加熱部材87が設けられ、焼き網85上に乗せられた肉等の食材を焼く用途に使用される。
上記加熱部材87に応じた本体83内には、1本の吸気ダクト89が配置され、本体内に位置する吸気ダクト89の一方端部側には、複数本の吸気管91が分岐配管される。各吸気管91は、その上端部が焼き網85の下方に位置するように配置される。
上記吸気ダクト89は、焼き肉ロースタ81外の壁体93に至るように配管され、その他方端部は、上記壁体93の取付け孔に挿嵌された本願発明に係る排気装置95に接続される。該排気装置95の負圧発生部97は、上記した実施例1及び2の負圧発生部30,57と同様に排気ダクト89の内径に一致する外径の外体としての外筒体99と該外筒体99の内周に対して適宜の間隙101をおいて相対する内体としての内筒体103を一体化した構成からなる。
上記外筒体99は、図示する左端部が適宜の幅で内側へ折り返された後に内筒体103の内面に沿って適宜の高さで起立する整流部99aが形成されると共に外筒体99の図示する右端部は、適宜の幅で内側へ折り返された後に内筒体103の上部外周面に固着される。
また、外筒体99の図示する右端側外周には、取付け孔99bが形成され、該取付け孔99bには、壁体93の外側に取付けられた電動ファン装置105に接続された送風ダクト107が接続される。そして上記外筒体99と内筒体103の間に設けられる間隙101内には、電動ファン装置105の駆動に伴って外気が高い圧力になるように導入される。
上記内筒体103は、図示する左端が上記整流部99aに対して隙間109を形成すると共に図示する右端部が壁体93から外側へ突出して排気ダクト111が接続される接続口部103aに形成される。該排気ダクト111は、図示する右端部が図示しない集油手段を介して外部へ突出するように配置される。なお、図中の符号112は油受板である。
上記のように構成された焼き肉ロースタ用の排気装置95による排気作用を説明すると、図10に示すように排気装置95負圧発生部97は、電動ファン装置105の駆動に伴って外気が外筒体99と内筒体103の間隙101内に導入された後に、内筒体103の下端と整流部99aの間の狭小間隙109から内筒体103内の排気ダクト111側へ高速度で放出されると、内筒体103の域側の圧力が高くなることにより吸気側の吸気ダクト89内が負圧形成される。
これにより焼き肉ロースタ81により肉等の食材を焼く際に発生する煙等の汚染空気は、各吸気管91、吸気ダクト89を介して内筒体103内に吸引されて導入された外気と共に排気ダクト111を介して大気中へ排気される。
本実施例は、排気ダクト111の排気経路中に電動ファン装置を設けることなく、屋外に設けられた電動ファン装置105の駆動により導入される外気により負圧を発生させて焼き肉ロースタ81から発生する煙等の汚染空気を排気することができ、従来のように排気経路中に設けられる電動ファン装置が汚れて排気能力が低下したり、洗浄頻度が高くなったりするのを防止することができる。
実施例4は、本願発明を建造物における部屋の天井換気用の換気装置として実施した例で、図11に示すように建造物の天井121には、本願発明に係る換気装置123が取り付けられる取付け孔121aが形成される。該換気装置123の負圧発生部125は、上記した実施例1乃至3の負圧発生部30,57,97と同様に上記取付け孔121aの内径に一致する外径の外体としての外筒体127と該外筒体127の内周に対して適宜の間隙129をおいて相対する内体としての内筒体131を一体化した構成からなる。
上記外筒体127は、図示する下端部が適宜の幅で内側へ折り返された後に内筒体131の内面に沿って適宜の高さで起立する整流部127aが形成されると共に外筒体127の図示する上端部は、上記間隙129に応じた幅で折り返された後に内筒体131の上部外周面に気密状に固着される。
また、外筒体127の図示する上端部外周には、取付け孔127bが形成され、該取付け孔127bには、壁体133の外面に取付けられた電動ファン手段としての電動ファン装置135に接続された送風ダクト137が接続される。そして上記外筒体127と内筒体131の間に設けられる間隙129内には、電動ファン装置135の駆動に伴って外気が高い圧力で導入される。
上記内筒体131は、図示する下端が上記整流部127aに対して狭小間隙139を形成すると共に図示する上端部が天井121から上方へ突出して排気ダクト141が接続される接続口部131aに形成される。該排気ダクト141は、図示する右端部が壁体133を通過して外部へ突出するように配置される。
上記のように構成された天井換気用の換気装置123による換気作用を説明すると、図12に示すように換気装置123の負圧発生部125は、電動ファン装置135の駆動に伴って外気が外筒体127と内筒体131の間隙129内に導入された後に、内筒体131の下端と整流部127aの狭小間隙139を通過して内筒体131内の排気ダクト141側へ高速度で放出されると、内筒体131の排気側の圧力が高くなることにより吸気側に負圧が形成される。
これにより室内の汚染空気は、内筒体131内に吸引されて導入された外気と共に排気ダクト141を介して大気中へ排気して喚起する。
本実施例は、排気ダクト141の排気経路中に電動ファン装置を設けることなく、屋外に設けられた電動ファン装置135の駆動により導入される外気により負圧を発生させて室内の汚染空気を換気することができ、従来のように排気経路中に設けられる電動ファン装置に埃等が付着して喚起能力が低下したり、洗浄頻度が高くなったりするのを防止することができる。
なお、実施例4に係る換気装置123は、壁体換気用としても実施することができる。
本願発明に係る排気装置は、上記した実施例1乃至4に示す各種機器の他に、例えば特開2001-258762、特開平10-314048、特開平7-313381、特開平5-329060等に示す食品揚げ装置(フライヤー)に取り付け、飛散した油分を含む汚染空気を排気可能に構成しても実施できる。
1 食品炙り装置
2 食品
3 搬送ユニット
5 炙り手段
7 排煙手段
9 本体
9a 上下ガイド
9b 昇降体
11 ケース
13 従動軸
15 駆動軸
17 支持ロール
19 搬送体
21 放熱カバー
23 赤外線ヒータ
25 透過板
27 トレイ
29 空洞部
30 負圧発生部
31 一対の中空側板
31a 外体としての外側板
31b 頂面板
31c 内体としての内垂下板
31d 底面板
31e 整流板
33 中空部
35 狭小間隙
37 後面閉鎖板
39 前面閉鎖板
39a 開口部
41 取付けボックス
41a 開口
43 電動ファン手段としての電動ファン装置
51 天井
53 レンジフード
53a 取付け孔
55 排気装置
57 負圧発生部
59 外体としての外筒体
59a 整流部
59b 取付け孔
61 内体としての内筒体
61a 接続口部
63 外壁
65 電動ファン手段としての電動ファン装置
67 送風ダクト
69 空隙
71 狭小間隙
73 排気ダクト
81 焼き肉ロースタ
83 本体
83a 開口部
85 焼き網
87 加熱部材
89 吸気ダクト
91 吸気管
93 壁体
95 排気装置
97 負圧発生部
99 外体としての外筒体
99a 整流部
99b 取付け孔
101 間隙
103 内体としての内筒体
103a 接続口部
105 電動ファン手段としての電動ファン装置
107 送風ダクト
109 狭小間隙
111 排気ダクト
112 油受板
121 天井
121a 取付け孔
123 換気装置
125 負圧発生部
127 外体としての外筒体
127a 整流部
127b 取付け孔
129 間隙
131 内体としての内筒体
131a 接続口部
133 壁体
135 電動ファン手段としての電動ファン装置
137 送風ダクト
139 狭小間隙
141 排気ダクト

Claims (9)

  1. 吸気側端部が内側へ折り曲げられた後に排気側へ延出する整流部が形成された外体と、
    該外体内にて空洞部を設けて配置され、吸気側端部が上記整流部の内側に対して間隙を設けて位置すると共に排気側端部が外体の排気側端部に連結される内体と、
    外体に設けられ、内体との空洞部と連通する空気導入部と、
    上記空気導入部を介して上記空洞部内に空気を導入する電動ファン手段と、
    を備え、
    電動ファン手段の駆動に伴って上記空洞部内に導入された空気を、上記間隙を介して内体内の排気側へ放出して空気流を形成することにより吸気側を負圧化して汚染空気を排気可能にする排気装置。
  2. 請求項1において、
    空気導入部と電動ファン手段は、送風ダクトにより接続される排気装置。
  3. 請求項1及び2のいずれかにおいて、
    外体及び内体のいずれかの吸気側端部は、吸気ダクトに接続された排気装置。
  4. 食品を搬送する搬送手段と、
    搬送手段の上方に配置され、内蔵された赤外線ヒータにより搬送される食品の表面に焼き目を形成する炙り手段と、
    炙り手段に隣接配置される請求項1乃至3のいずれかに記載の排気装置と、
    を備え、
    炙り手段により搬送される食品の表面に焼き目を形成する際に発生する汚染空気を排気装置により排出可能にした炙り装置。
  5. 請求項4において、
    請求項1乃至3のいずれかに記載の排気装置は、炙り手段の反粗相方向下手側に配置した炙り装置。
  6. 加熱調理器具の上方を覆うように配置されるレンジフードにおいて、
    該レンジフードの排気側には、請求項1乃至3のいずれかに記載の排気装置を設け、
    加熱調理器具の使用により発生する汚染空気を排出可能にしたレンジフード。
  7. 本体の上面開口部に取付けられた焼き網上に載置された食材を本体に内蔵された加熱手段により加熱調理するロースタにおいて、
    加熱手段に応じた本体内に配置される複数の吸気管と、
    請求項3に記載の排気装置と、
    を備え、
    排気装置の吸気ダクトを各吸気管に接続し、焼き網上に載置された食材を加熱手段により焼く際に発生する汚染空気を、各吸気管を介して負圧形成された本体内に吸気して排気可能にしたロースタ。
  8. 建造物における部屋の天井及び壁体のいずれかに設けられた取付け孔に請求項1乃至3のいずれかに記載の排気装置を取り付け、
    部屋内の汚染空気を排出可能にした部屋換気装置。
  9. 請求項8において、
    請求項1乃至3のいずれかに記載の排気装置の電動ファン手段は、壁体外面に設けた部屋換気装置。
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