JP2930768B2 - 煙誘導型換気装置に用いる煙誘導器 - Google Patents

煙誘導型換気装置に用いる煙誘導器

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JP2930768B2 JP13131891A JP13131891A JP2930768B2 JP 2930768 B2 JP2930768 B2 JP 2930768B2 JP 13131891 A JP13131891 A JP 13131891A JP 13131891 A JP13131891 A JP 13131891A JP 2930768 B2 JP2930768 B2 JP 2930768B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、煙誘導型換気装置
用いる煙誘導器に関するものであり、特に煙、排気ガス
或は粉塵等、流動拡散性の空気汚染物質を効率よく換気
できるようにした煙誘導器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、主として強制的に給排気を為す換
気法が用いられている。之は図4に示す如く、室内1に
煙等の汚染物質2,2…が該汚染物質発生源3の近傍に
取り付けられたファン4,4…にて拡散され乍ら充満し
たとき、図5に示す如く、上部のルーフファン5を駆動
して室内1に充満している前記汚染物質2,2…を強制
的に排気し、この排気の負圧分を補うために外部より強
制的に給気している。尚、図5に於て6は汚染域Kと清
浄域Hとの境界線を示すのであるが、ルーフファン5を
駆動し、下部より給気しても汚染物質発生源3の近傍に
いる人間は該汚染物質2,2…にて汚染される。斯くの
如く、図4及び図5に示す従来の換気法は未だ効率の点
に於て問題が多いので、最近では、前記拡散した汚染物
質2,2…を集煙誘導して排気するために、図6乃至図
8に示す如く大型のフード7やダクト8を汚染物質発生
源3の直上近傍に設置して、該汚染物質発生源3から発
生する煙等の汚染物質2,2…を強制的に排気しようと
試みている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図4及び図5に示す換
気方法は、上述せる如く、極めて換気効率が悪く、又、
図6に示す換気法も、例えば図7に示す如く妨害気流P
が右側より流入してきたとき、該汚染物質発生源3の直
上の汚染熱気流Q,Q…は図7中左方へ容易に押し流さ
れ、折角清浄域Hに居た人間が該汚染物質2,2…にて
浸されることになる。更に、図8に示す換気法も汚染物
質発生源3より発生する煙や廃ガス等を、その上部のフ
ード7で集煙し、ダクト8から排出するものであるが、
この方法に於ても多くの汚染物質が周辺に拡散して作業
環境を著しく悪化させる。更に又、図6乃至図8に示す
換気法は汚染物質発生源3の直上近傍に前記大型のフー
ド7やダクト8を設置しているため、該大型のフード7
やダクト8が障害物となって自由空間が狭くなり作業遂
行上問題があった。
【0004】そこで、上記欠陥に鑑み、汚染物質発生源
近傍の自由空間を広くし、効率の良い換気を為すために
解決せらるべき技術的課題が生じてくるのであり、本発
明は該課題を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、汚染物質発生源の上
部所々に煙誘導器を配備し、該汚染物質発生源から発生
する煙等の汚染物質を前記煙誘導器にて誘引し乍ら集煙
せしめ、更に、該集煙した煙を排気口へ誘導せしめる
うに構成された煙誘導型換気装置に於て、上記煙誘導器
は、汚染物質の吸込口を有するフードと、該フードの上
部に軸流ファン並びに該軸ファンを介して汚染物質を吸
入するためのチャンバーとを備え、該チャンバー上部に
方向可変自在のノズルが複数個取り付けられ、予め設定
された別の煙誘導器又は排気口方向へ前記汚染物質を噴
流せしめるようにした煙誘導型換気装置に用いる煙誘導
を提供するものである。
【0006】
【作用】汚染物質発生源より発生して拡散しようとする
煙等は、該汚染物質発生源の直上に配備された煙誘導器
によってフードに設けた吸込口より強制的に誘引され
る。即ち、該煙誘導器の軸流ファンの駆動により、汚染
物質発生源直上の汚染熱気流は周辺に拡散することな
く、該煙誘導器方向へ誘導されて該煙誘導器のチャンバ
ー内に吸引される。更に、該チャンバーに吸引された煙
は、該チャンバーの上部に複数個設けた方向可変自在の
ノズルを一定方向へ延設することにより、該チャンバー
に流れ込んだ煙は各ノズルによって一定方向の気流とな
って噴気される。該ノズルより噴気された煙は噴気流と
なって、常に、一定の方向へ調整されて向かう。このと
き、前記煙誘導器にて誘引されていない他の汚染物質を
含む煙が途中において拡散しようとしても、前記噴気流
に巻き込まれて該噴気流の方向へ流れ、そして、次の煙
誘導器内へ誘引され、該煙誘導器より排気口に誘導され
て排気される。或は汚染物質発生源から発生した汚染気
流は直上の煙誘導器に吸引され乍ら直接に前記排気口に
誘導される。このようにして、汚染物質発生源から発生
する煙等は周辺に拡散することなく、一定方向の気流に
のって効率良く排気せられることになる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図3に従
って詳述する。図1は請求項1記載の発明の一実施例を
示す解説図であるが、同図に於て、10は煙等の汚染物
質発生源である。11は天井等に設置されている排気口
であり、排気ファン(図示せず)が設けられて室内の煙
等の汚染物質12,12…を排気する。又、該排気口1
1にはフード13が設けられており、更に、この排気口
11は任意の場所に設置されるものとする。
【0008】又、該汚染物質発生源10から発生する煙
等の汚染物質12,12…を前記排気口11に一定の気
流にのせて誘導するために、該汚染物質発生源10と該
排気口11との間に煙誘導器14,14…を配置する。
この煙誘導器14,14…は極めて小型であるため、そ
の設置は容易であり、且つ、その設置方法は特定せらる
べきではないが、取付け取外し自在とするを可とする。
【0009】次に、請求項2記載の発明の構成を図2及
び図3に従って説明し、そして、該請求項2記載の発明
の作用は前記図1に示す請求項1記載の発明の作用と関
連しているので同時に説明する。図2は煙誘導器14の
正面図であり、図3はその平面図である。同図に於て、
15はフードあり、必要に応じて取外しができるように
構成されるを可とする。又、該フード15はその下面を
開口して汚染物質12,12…の吸込口15aとする。
16は該フード15の上部に設けられた軸流ファンであ
り、該軸流ファン16の上部にチャンバー17を設け
る。更に、このチャンバー17には方向可変自在のノズ
ル18,18…を設ける。そこで、前記軸流ファン16
を駆動すれば、下部の汚染物質12,12…がフード1
5の吸込口15aより強力に吸引されてチャンバー17
に入り、そして、ノズル18,18…にて一定の方向へ
噴気されるように構成されている。
【0010】斯くの如く構成された煙誘導器14を図1
に示す如く、汚染物質発生源10の直上の所々に配置
し、そして、例えば図1の左端に配置された煙誘導器1
4のノズル18,18…の方向を、中央部に位置する煙
誘導器14の吸込口15a方向へ設定し、更に、該中央
部の煙誘導器14と右端部の煙誘導器14のノズル1
8,18…は任意の位置に設置された前記排気口11の
フード13方向へ設定しておく。然るときは、汚染物質
発生源10から発生する煙や廃ガス等の汚染物質12,
12…は、左端部に於ける該汚染熱気流Yは左端部直上
に設置された前記煙誘導器14にて吸引され、中央部の
前記煙誘導器14の方向へ噴気せられる。このとき、こ
の噴気流Wはこの下部の汚染物質発生源10から発生し
た汚染物質12,12…の汚染熱気流Y1 を巻き込み乍
ら中央部の煙誘導器14内に吸引される。而して、該中
央部の煙誘導器14はこの直下近傍に発生した汚染物質
12,12…の汚染熱気流Y2 も吸引し乍ら、排気口1
1方向へ噴気する。そして、この噴気流W1 は該排気口
11より排気せられる。又、右端部の煙誘導器14はこ
の直下近傍に発生した汚染物質12,12…の汚染熱気
流Y3 を吸引し、排気口11方向へ噴気し、この噴気流
2 は該排気口11より排気される。
【0011】尚、この発明は、この発明の精神を逸脱し
ない限り種々の改変を為す事ができ、そして、この発明
が該改変せられたものに及ぶことは当然である。
【0012】
【発明の効果】本発明の換気方法とこの方法に用いる煙
誘導器によって下記の如き効果を奏する。 煙誘導器
によって汚染熱気流を活発に制御できるので、妨害気流
によって集煙及び煙誘導効果が阻害されにくい。 煙
誘導器は小型に形成でき、且つ、ダクト等の送煙管等を
必要としないので、汚染物質発生源の直上近傍に設置で
き、高効率の集煙が可能となり、更に、広い自由空間形
成ができて作業性を向上せしめる。 煙誘導器は取外
しが可能であり、汚染物質の発生が無い場合に於ては該
煙誘導器を取外し、より自由な作業空間とすることもで
きる。 煙誘導器にて集煙して排気口へ誘導し、そし
て、誘導の方向は自由に設定できるので、排気口及びフ
ードは小型化が可能であり、且つ、任意の位置に設置で
きる。 煙誘導器による噴気流は拡散した汚染物質も
巻き込み乍ら誘導するので、集煙及び誘導効果は一層助
成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の実施例を示す解説図。
【図2】請求項2記載の発明の実施例を示す正面図。
【図3】図2の平面図。
【図4】従来型の解説図。
【図5】従来型の解説図。
【図6】従来型の解説図。
【図7】従来型の解説図。
【図8】従来型の解説図。
【符号の説明】
10 汚染物質発生源 11 排気口 12 汚染物質 14 煙誘導器 15 フード 15a 吸込口 16 軸流ファン 17 チャンバー 18 ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 7/06 101 F24F 7/007

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚染物質発生源の上部所々に煙誘導器を
    配備し、該汚染物質発生源から発生する煙等の汚染物質
    を前記煙誘導器にて誘引し乍ら集煙せしめ、更に、該集
    煙した煙を排気口へ誘導せしめるように構成された煙誘
    導型換気装置に於て、上記煙誘導器は、汚染物質の吸込
    口を有するフードと、該フードの上部に軸流ファン並び
    に該軸ファンを介して汚染物質を吸入するためのチャン
    バーとを備え、該チャンバー上部に方向可変自在のノズ
    ルが複数個取り付けられ、予め設定された別の煙誘導器
    又は排気口方向へ前記汚染物質を噴流せしめるようにし
    たことを特徴とする煙誘導型換気装置に用いる煙誘導
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