JP5437463B1 - サーバールームの天井構造、空調システム、係合手段及びサーバールームの空調方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】サーバールーム1の天井面500aの下方に、複数のレール部材210を配置し、天井面500aに通気空間45を画成する複数のパネル220と、通風口221とを配置させ、排気経路44aを画成するとともに、レール部材210に沿って移動可能に保持された治具240によって、レール部材210から収容ラック100にわたってカーテン250を吊下し、カーテン250によって排気経路44aを画成し、サーバールームの床面に形成された冷気供給部から、収容ラックを通じて排気経路44aに流入する冷気を供給するとともに、排気経路44aを通じて、通気空間45へ熱気を排出する。
【選択図】 図5
Description
特許文献1に開示されたような技術では、金属など硬質の板部材を用いてコールドアイルと、ホットアイルとを区画しているため、同じ大きさのサーバーラックが並んでいれば、ラックの上部に板部材を架け渡すことで、キャッピングしやすいが、サーバーラックの高さが異なると、1枚の板では施工できず、専用の板部材を用意する必要があった。また、サーバーの形状、設置レイアウトも物件によって様々であるため、変形できない板部材では、平面方向における配置にも柔軟に対応することができない。
上述したように、キャッピングするためには、施工業者に工事を発注して大掛かりな工事が必要であるため、設置コストが高いという問題もある。
キャッピングするための板部材は、変形することができないため、物理的スペースを多く必要となるとともに、重量が重いため、地震対策として耐震補強が必要となる。
コールドアイルとホットアイルとを区画する板部材のみでは、吸気風量、或いは排気風量を調整できない。ここで、例えば、風量の調整を、ファン等を用いて行うものもあるが、それにはコストが高くなるとともに、維持・管理が必要となるため保守性の問題も生じる。
上記のように、重量の重い板部材を用いると、一度、キャッピングしてしまうと移設するのが困難であるとともに、移設や増設するにはコストが掛かるため、運用者側にとっては、自由、且つ迅速に空調設備の変化に対応することができない。
サーバーラック内を完全に区画してしまうと、例えば、天井に設置された煙感知器に煙が届かず、煙感知器の警戒に支障がでる可能性がある。
なお、上記発明において、「他の壁面」とは、室内空間を仕切るための設備や建築構造材であって、収納ラック以外の壁状のものを示し、例えば、サーバールームの壁や柱の他、本発明の可撓性部材によるカーテンや、パーテーション、非常扉などが含まれる。
パネルの高さ位置から可撓性部材の取り付け位置に空間を設けることが可能であり、その高さが調節できるようになっていることが好ましい。
本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、実施形態に係るサーバールーム1の天井構造200の斜視図であり、図2は、実施形態に係る空調システム10の全体を示す上面図であり、図3は、その一部を透過して示す斜視図である。また、図4は、サーバールーム1の空調システム10の動作状態を模式的に示す側面図である。
そして、空調装置30は、吸気口31から吸引した空気を冷却する冷却手段を、その内部に備えており、冷却した空気を下部の吹出口32から通気経路41に送出する。送出された冷気70は、冷気供給部42を通じて一旦室内の給気空間43側に供給され、冷気導入口103を通じて、収容ラック100内に冷気70が供給される。
また、本実施形態では、ホットアイル側とコールドアイル側とを仕切るためにカーテン250を用いたが、例えば、図13に示すように、サーバールーム1内に未使用エリアがある場合、未使用エリアは空調が不要であることから、使用エリア1aと未使用エリア1bとを仕切るために本発明の天井構造を用いてもよい。すなわち、現在稼働している使用エリア1aと、将来の増設エリアとして利用予定の未使用エリア1bとを仕切るための簡易間仕切として本発明に係るカーテン250bを用い、未使用エリア1bにサーバー施設を増設するまでの間、使用エリア1aの空調のみを稼働させて、未使用エリア1bの空調を停止させて空調効率を上げることができる。
前述した治具240は、図7(a)及び(b)に示すように、略L字状に屈曲された基部242を有し、この基部242の上端側において、軌道213に挿通されて係合される引掛部241と、引掛部241から垂下されてカーテン250に接続される接続部245とが取り付けられている。
以上の構成を有する天井構造を備えた空調システムを動作させることによって、本発明の空調方法を実施することができる。
詳述すると、先ず、空調装置30が、吸気口31から吸引した空気を冷却し、冷却した空気を下部の吹出口32から通気経路41に送出する。送出された冷気70は、二重床40の間の通気経路41を通って、床面に配された冷気供給部42の直下に達し、冷気供給部42を通ってサーバールーム1の給気空間43内に流れ込む。この給気空間43内に流れ込んだ冷気70は、その流入圧及び空冷ファン51の送風圧によって、収容ラック100の各段の冷気導入口103から収容ラック100の内部に導入される。
以上述べたように、本実施形態によれば、サーバールーム1において、情報処理機器の増設や移設などに応じた自由度の高い空調環境の変更を、簡単な操作によって容易且つ迅速に行えるようにし、サーバールーム1の利便性・保守性を向上させつつ、維持・管理コストの低減を図ることができる。
具体的には、以下の通りである。
本実施形態では、ビニールカーテンなどの長さを容易に変更できる可撓性部材を用いるため、高さの異なるサーバーラックに対しても、簡単にホットアイル及びコールドの分離を簡単に行うことができる。また、複数のレール部材210を相互に連結してグリッド天井を構築できるため、図11に示すように、グリッド天井のどこにでも任意の位置に、アイルを分離するためのカーテン250を取り付けることができる。すなわち、このグリッド天井には、カーテン250を吊り下げる治具240を取り付けて、自由にスライドさせることにより、移動が簡単にできる。また、治具240は、必要なときに、必要なところに追加することができ、収容ラックが設置された部分のみ、その都度簡単に可撓性部材を取り付けることができる。
本実施形態に係る天井構造を構成する主な各要素は、可撓性部材としてのカーテン250と、係合手段としての治具240とすることができ、設備費を非常に安価とすることができる。また、これらの要素の取り付けも非常に簡単であるため、特別な工事を発注する必要がなく、特別な熟練や特殊な器具を有しない者でも対応可能であるため、工事費を低廉化させることができる。
本実施形態では、天井面から吊下したレール部材によりグリッド天井を構築できることから、例えば、天井裏に特殊な装置を設置する必要がない。また、カーテン250は、ビニール等を用いることができることから、設備全体の軽量化を実現することができ、従来のボードやアクリルパネルと比較しても軽くて安全である。特に、設備全体が軽量であるため、特別な耐震補強を要することなく、標準的な耐震補強で対応することができる。
本実施形態では、レール部材210に、吸気ガラリを取り付けることにより、そこからホットアイルの暖かい空気を吸い込み、空調装置30へ戻すことができ、グリッド天井の裏全体を空調チャンバーとして利用することができる。さらに、グリッド天井のガラリ222は、どこでも簡単に増設することが可能であり、ホットアイルの熱が100%空調機に戻るように吸気量を自由に調節することができる。さらに、本実施形態では、グリッド天井のガラリ222は、開口率を調整できる羽根が付いており、ガラリ単体でも、吸気量を調節することができる。
本実施形態に係る治具240は、誰でも簡単で、安全に取り付け、取り外しが可能であり、購入コストが安価であるため、材料手配も容易であり、空調環境の変化に、タイムリーに対応が可能である。なお、本実施形態では、治具240には、プラスティックのクリップが取り付けられており、カーテン250を単純に挟むだけで、取り付けが可能である。また、カーテン250の加工(穴開けなど)は不要であるため、どのような材質のものであっても取り付けが可能である。さらに、本実施形態では、カーテン250は、透明であるため、照明の光を透すことができ、照明の増設も不要となる。
なお、図5のように、パネル220の高さ位置からカーテン取り付け位置には空間を設けることが可能であり、その高さを調節できる。このように、天井(パネルの高さ位置)とカーテン250との間に空間を設けることにより、天井面に設置されている煙探知機を有効に機能させられる。
10…空調システム
30…空調装置
31…吸気口
32…吹出口
40…二重床
41…通気経路
42…冷気供給部
43…給気空間
44…排気空間
44a…排気経路
45…通気空間
50…情報処理機器
51…空冷ファン
60…熱気
70…冷気
100…収容ラック
100a…収容ラック群
101…熱気排出口
103…冷気導入口
200…天井構造
210…レール部材
211,211…フランジ部
212…固定部
213…軌道
214…接合部
220…パネル
221…通風口
222…ガラリ
230,230…開閉部
240…治具
241…引掛部
241a…頭部
241b…ボルト
241c…突出部
241d…ストッパー
241e…頭部
242…基部
243…ナット
244…連結部材
245…接続部
250,250a,250b…カーテン
500…天井
500a…天井面
Claims (6)
- 情報処理機器を収容する収容ラックが複数配置されたサーバールームの天井構造であって、
前記サーバールームの天井面の下方に、前記天井面に平行な平面内に配置される複数のレール部材と、
前記複数のレール部材に支持されて前記平面上に配置され、前記天井面と前記平面との間に通気空間を画成する複数のパネルと、
前記レール部材に支持されて前記平面上に配置され、前記通気空間を前記サーバールームの室内側に開口させる通風口と、
前記レール部材に沿って移動可能に保持された係合手段と、
前記係合手段によって、前記レール部材から前記収容ラックにわたって吊下される可撓性部材と
から構成され、
前記レール部材は、
前記平面内において所定間隔を持って、前記レール部材の長手方向に沿って延設される一対のフランジ部と、
前記一対のフランジ部を前記天井面から所定距離をおいて固定する固定部材と
から構成され、
前記係合手段は、前記一対のフランジ部間に形成された軌道に挿通されて係合される引掛部と、
前記引掛部から、基部を介して垂下されて前記可撓性部材に接続される接続部と
から構成され、
前記引掛部は、
前記基部を貫通するボルトと、
前記ボルトを締めることにより、前記基部側に引き寄せられて、前記基部とによって前記フランジ部を挟み込む頭部と
を備え、
前記複数のレール部材は、端部を突当てるようにして相互に接続されて格子状をなし、
前記頭部は、前記軌道の幅よりも大きい径をなし、且つ前記レール部材を相互に接続した接合部において前記軌道が交差して形成される形状に合致した略十字型となっており、
前記接合部において前記軌道が交差して形成された形状と前記頭部の略十字型とを合致させて、前記頭部を前記軌道に挿通させ、前記レール部材に沿って移動させることにより、前記係合手段が前記一対のフランジ部間に保持されて係合される
ことを特徴とするサーバールームの天井構造。 - 前記ボルトは、ナットによって前記基部の下方から締め付けられるようになっているとともに、前記ボルトの下端には、前記ナットの内径よりも大きい径を有する円板状のストッパーが形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のサーバールームの天井構造。 - 前記接続部材は、前記可撓性部材を挟持する挟持部材を有し、
前記パネルの高さ位置から前記可撓性部材の取り付け位置に空間を設けることが可能であり、その高さが調節できるようになっている
ことを特徴とする請求項1に記載のサーバールームの天井構造。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載された天井構造を有する前記サーバールームの空調システムであって、
少なくとも1つの前記収容ラックとその他の壁面によって画成される排気空間と、
前記サーバールームの床面に形成され、前記収容ラックを通じて前記排気空間に連通し、冷気が供給される冷気供給部と
を備え、
前記排気空間、及び前記可撓性部材により画成された排気経路を通じて、前記通気空間へ熱気を排出する
ことを特徴とする空調システム。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載されたサーバールームの天井構造において、前記サーバールームの天井面に平行な平面内に配置される複数のレール部材に沿って移動可能に保持された係合手段であって、
前記レール部材の長手方向に沿って延設される一対のフランジ部間に形成された軌道に挿通されて係合される引掛部と、
前記引掛部から、基部を介して垂下されて前記可撓性部材に接続される接続部と
から構成され、
前記引掛部は、前記軌道の幅よりも大きい径をなし、且つ前記レール部材端部を相互に接続した接合部において前記軌道が接続されて形成された形状に合致した形状を有し、
前記引掛部は、
前記基部を貫通するボルトと、
前記ボルトを締めることにより、前記基部側に引き寄せられて、前記基部とによって前記フランジ部を挟み込む頭部と
を備え、
前記複数のレール部材は、端部を突当てるようにして相互に接続されて格子状をなし、
前記頭部は、前記軌道の幅よりも大きい径をなし、且つ前記レール部材を相互に接続した接合部において前記軌道が交差して形成される形状に合致した略十字型となっており、前記接合部において前記軌道が交差して形成された形状と前記頭部の略十字型とを合致させて、前記頭部を前記軌道に挿通させ、前記レール部材に沿って移動させることにより、前記一対のフランジ部間に保持されて係合される
ことを特徴とする係合手段。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載されたサーバールームの天井構造を用いて、情報処理機器を収容する収容ラックが複数配置されたサーバールームの空調方法であって、
前記サーバールームの天井面の下方に、前記天井面に平行な平面内に、複数のレール部材を配置し、前記複数のレール部材によって、前記天井面と前記平面との間に通気空間を画成する複数のパネルと、前記通気空間を前記サーバールームの室内側に開口させる通風口とを前記平面上に配置させ、
少なくとも1つの前記収容ラックとその他の壁面によって排気空間を画成するとともに、前記レール部材に沿って移動可能に保持された係合手段によって、前記レール部材から前記収容ラックにわたって可撓性部材を吊下し、前記可撓性部材によって排気経路を画成し、
前記サーバールームの床面に形成された冷気供給部から、前記収容ラックを通じて前記排気空間に流入する冷気を供給するとともに、前記排気空間及び前記排気経路を通じて、前記通気空間へ熱気を排出する
ことを特徴とするサーバールームの空調方法。
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