JP2009078896A - シート後処理装置、及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

シート後処理装置、及びこれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ジャム発生後のシートを、排出トレイとは別のシート回収部材に回収することにより、排出トレイ上で、ジャム発生前と後のシートが混載されることを防止する。
【解決手段】切り替え部材18を受入位置Cに配置して、搬送されてくるシートPを処理トレイ上に搬入し整合してシート束とし、ステイプル処理後に排出する。検知センサSEがシートPの後端を検知した後、所定時間が経過しても検知センサSCがシートPの後端を検知しないとき、検知センサSCからのジャム信号に基づき、制御手段20は、切り替え部材18を回収位置Dに切り換えて、後続のシートPをシート回収部材17に回収させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば、複写機,プリンタ等の画像形成装置において画像形成されて、順次に処理トレイ上に積層されたシートを、シート束として所定の処理を施した後、排出トレイ上に排出するシート後処理装置、及びこれを備えた画像形成装置に関する。
複写機,プリンタ,ファクシミリ等の画像形成装置によって画像が形成されたシートに対し、ステイプル等の後処理を行い、その後、排出トレイ上に排出するシート後処理装置が知られている。
例えば、特許文献1のシート後処理装置においては、画像形成後のシートを、切り替え手段を切り替えることにより、第1のシート搬送路を介して第1の排出トレイ上に排出し、また、第2のシート搬送路を介して第2の排出トレイ上に排出することができる。このため、第1のシート搬送路と第2のシート搬送路とのうちのいずれか一方にシートの搬送不良が発生した場合に、切り替え手段を切り替えて、搬送不良のない他方のシート搬送路でシートを搬送し、他方の排出トレイ上にシートを排出するようにしている。これにより、ジャム発生前に一方の排出トレイ上に積載されたシートと、ジャム発生後に他方の排出トレイ上に排出されたシートとを容易に判別することができる。また、ジャム処理すべきシートが途中のシート搬送路に残ることなく1箇所に排出されるため、ジャム処理のためにシート搬送路を開放する必要がなくなり、ジャム処理の簡便化を図ることができる。
特開平9−24482号公報
しかしながら、上述の特許文献1では、ジャム発生前に、すでに第1の排出トレイと第2の排出トレイとの双方にシートが排出されている場合、ジャム発生後のシートをいずれの排出トレイ上に排出した場合であっても、既に排出されているジャム発生前のシートの上にジャム発生後のシートが積載されることになる。つまり、同じ排出トレイ上で、ジャム発生前のシートと、ジャム発生後のシートとが混載されることになり、これらの判別がつかなくなるおそれがある。
そこで、本発明は、ジャム発生後のシートを、ジャム発生前のシートとは別の箇所に回収することで、ジャム処理時にシート搬送路を開放する必要がなく、ジャム処理の簡便化を図るとともに、ジャム発生前のシートとジャム発生後のシートとを明確に判別することができるシート後処理装置、及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る発明は、シート搬送路に沿って上流側から搬送されてくるシートに所定の処理を施して、下流側に排出するシート後処理装置に関する。この発明に係るシート後処理装置は、上流側から順次に搬入されてくる複数枚のシートを、シート搬送方向先端側が下方に位置するように傾斜状態で積載する処理トレイと、前記処理トレイ上に搬入されたシートを整合する整合手段と、前記整合手段によって整合された複数枚のシートからなるシート束に前記所定の処理を施す処理手段と、前記処理手段によって前記所定の処理が施されたシート束を下流側に向けて排出する排出手段と、前記排出手段によって排出されたシート束を積載する排出トレイと、前記処理トレイ近傍に配置されて、シートを回収するシート回収部材と、前記処理トレイのシート受入部近傍に配置されて、上流側から順次に搬入されてくるシートを、前記処理トレイに導く受入位置と、前記シート回収部材に導く回収位置とに切り替え可能な切り替え部材と、前記処理トレイに搬入されるシート又は前記処理トレイから搬出されるシート束のジャムを検知してジャム信号を発生させるジャム検知手段と、前記ジャム検知手段のジャム信号に基づいて、前記切り替え部材を前記回収位置に配置することで、ジャム発生後の後続のシートを前記シート回収部材に回収させる制御手段とを、備える、ことを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係るシート後処理装置において、前記ジャム検知手段は、シート搬送方向に沿っての前記処理トレイの前記シート受入部よりも上流側に配置されて通過するシートの後端を検知する第1の検知センサと、前記第1の検知センサよりも下流側で、前記シート受入部近傍に配置されて、前記第1の検知センサをシートの後端が通過してから所定時間経過しても前記シートの後端を検知しないときにジャム信号を発生する第2の検知センサと、を有する、ことを特徴としている。
請求項3に係る発明は、請求項1に係るシート後処理装置において、前記ジャム検知手段は、前記処理トレイの前記シート受入部近傍に配置されて、シートの先端及び後端を検知するとともに、前記シートの先端が通過してから所定時間経過しても前記シートの後端の通過を検知しないときにジャム信号を発生する第3の検知センサを有する、ことを特徴としている。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に係るシート後処理装置において、前記ジャム検知手段は、前記処理トレイの前記シート受入部近傍に配置されて、前記排出手段によるシート束の搬送方向下流端の通過を検知するとともに、前記排出手段による前記シート束の排出動作が開始されてから所定時間経過しても前記シート束の前記搬送方向下流端を検知しないときにジャム信号を発生する第4の検知センサを有する、ことを特徴としている。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に係るシート後処理装置において、前記シート回収部材は、上端に、上方に向かって開口されたシート進入部を有し、下端に、回収後のシートの先端が当接される先端支持部を有する、ことを特徴としている。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に係るシート後処理装置において、前記処理トレイ、前記整合手段、前記処理手段、前記排出手段、前記切り替え部材を有する後処理ユニットと、前記後処理ユニットを横方向に引き出し可能に支持する後処理装置本体と、を備え、前記シート回収部材は、前記後処理ユニットに対して一体的に取り付けられるとともに、前記後処理装置本体に対する前記後処理ユニットの引き出しに伴って前記後処理装置本体の外部に引き出される、ことを特徴としている。
請求項7に係る発明は、請求項6に係るシート後処理装置において、前記制御手段は、前記ジャム信号に基づいて、前記後処理ユニットの駆動を停止するとともに、ジャム発生後の後続のシートを前記シート回収部材に回収するための搬送手段を継続して駆動する、ことを特徴としている。
請求項8に係る発明は、請求項1乃至7のいずれか1項に係るシート後処理装置において、前記整合手段は、前記処理トレイ上に搬入されたシートの先端を規制する先端規制部材と、前記処理トレイ上に搬入されたシートの後端を規制する後端規制部材と、を有し、前記切り替え部材は、前記受入位置に配置されることで、前記処理トレイ上に搬入し前記先端規制部材によって先端が規制されたシートに対し、前記受入位置から前記回収位置に切り替えられることで、シートの後端側を前記処理トレイに向けて押圧して前記後端規制部材の規制範囲内に移動させる後端押圧部材を兼ねる、ことを特徴としている。
請求項9に係る発明は、請求項2,請求項4乃至8のいずれか1項に係るシート後処理装置において、前記第2の検知センサが前記切り替え部材に搭載されている、ことを特徴としている。
請求項10に係る発明は、シートに画像を形成する画像形成部と、所定のタイミングで前記画像形成部にシートを供給するレジスト部材と、前記画像形成部によって画像が形成されたシートに所定の処置を施すシート後処理部と、を備えた画像形成装置に関する。この発明に係る画像形成装置は、前記シート後処理部に、請求項1乃至9のいずれか1項に記載のシート後処理装置が配設されている、ことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、シート搬送路に沿って上流側から搬送されてくるシートを、切り替え部材を受入位置に切り替えることで処理トレイ上に導き、整合手段によってシート束として整合し、処理手段によって所定の処理を施した後、排出手段によって排出トレイに排出することができる。ところで、処理トレイに搬入されるシート又は処理トレイから搬出されるシート束にジャムが発生した場合、ジャム発生後の後続のシートを処理トレイに搬入するとジャムの状態がさらに悪化するおそれがある。このような場合、従来は、後続のシートは、排出トレイに排出していた。ところが、排出トレイには、処理が正常に終了したジャム発生前のシートやシート束が排出されるため、処理が正常に終了していないジャム発生後のシートをこの上に排出すると、ジャム発生前後のシートを判別できなくなる。そこで、本発明では、処理トレイに搬入されるシート又は処理トレイから搬出されるシート束にジャムが発生したことをジェム検知手段によって検知し、そのジャム信号に基づいて、制御手段が切り替え部材を、回収位置に配置して、後続のシートをシート回収部材に回収するようにした。これにより、ジャム発生前後のシートを明確に判別することができる。
請求項2の発明によれば、ジャム検知手段は、上流側の第1の検知センサと下流側のシート受入部近傍の第2の検知センサとを有していて、第1の検知センサをシートの後端が通過してから所定時間経過しても第2の検知センサがシートの後端を検知しないときに、処理トレイ上に搬入されるシートにジャムが発生したとしてジャム信号を発生する。第1の検知センサ、第2の検知センサのいずれもがシートの後端を検知するので、シートサイズ(シートの搬送方向長さ)にかかわらず、所定時間を一定にすることができるため制御が容易である。
請求項3の発明によれば、ジャム検知手段は、処理トレイのシート受入部近傍に第3の検知センサを有していて、この第3の検知センサをシートの先端が通過してから所定時間経過しても後端を検知しないときに、処理トレイ上に搬入されるシートにジャムが発生したとしてジャム信号を発生する。シートサイズ(シートの搬送方向長さ)に応じて、所定時間を適宜に変更する必要はあるが、センサが1個ですむのでその分構成を簡略化することができる。
請求項4の発明によれば、ジャム検知手段は、処理トレイのシート受入部近傍に第4の検知センサを有していて、排出手段によるシート束の排出動作が開始されてから所定時間経過しても、第4の検知センサがシート束の搬送方向下流端を検知しないときに、処理トレイから搬出されるシート束にジャムが発生したとしてジャム信号を発生する。
請求項5の発明によれば、シート回収部材は、上端にシート進入部を有し、下端に、回収後のシートの先端が当接される先端支持部を有しているので、シート回収部材に進入したシートは、特に搬送手段を設けることなく、シート回収部材に回収される。
請求項6の発明によれば、処理トレイにおいてジャムが発生した場合、後処理装置本体から後処理ユニットを横方向に引き出してジャムシート(紙詰まりを発生させたシート)を除去することができる。このとき同時に、シート回収部材も後処理ユニットと同時に後処理装置本体の外部に引き出されるので、シート回収部材に回収されたジャム発生後の後続のシートも簡単に除去することができる。
請求項7の発明によれば、制御手段は、ジャム信号に基づいて、後処理装置の駆動を停止するので、ジャムの状態がそれ以上悪化することはない。また、ジャム発生後の後続のシートをシート回収部材に回収するための搬送手段は、継続して駆動するので、後続のシートを順次、シート回収部材に回収することができる。すなわち、ジャム信号に基づいて、駆動手段を停止させた場合には、シート搬送路に後続のシートが停留してしまい、これを除去するために、シート搬送路を開放する等の作業が必要になるが、このようなシートの除去作業が不要となる。
請求項8の発明によれば、シートが正常に処理トレイ上に順次に搬入される場合(処理トレイ上でジャムが発生していない場合)には、切り替え部材は、受入位置に切り替えられたときにシートを処理トレイ上に導くことができ、回収位置に切り替えられたときに、先端規制部材によって先端が規制されたシートの後端側を押圧して後端規制部材の規制範囲内に移動させることができる。つまり、切り替え部材は、正常にシートが処理トレイ上に順次に搬入される場合には、後端押圧部材を兼ねることができる。これにより、別個に後端押圧部材を設ける必要がないので、その分、構成を簡略化することができる。なお、正常な状態を基準に考えれば、後端押圧部材(切り替え部材と同じ)が、シートを処理トレイに導く受入位置と、シートの後端側を押圧する押圧位置(回収位置)とに切り替えることができるということもできる。そして、ジャムが発生した場合には、押圧位置(回収位置)に配置されて、後続のシートをシート回収部材に回収するものである。
請求項9の発明によれば、第2の検知センサが切り替え部材に搭載されているので、別個に第2の検知センサを取り付けるためのスペースや支持するための構成を設ける必要がなく、その分、スペースを節約し、構成を簡略化することができる。
請求項10の発明によれば、上述のシート後処理装置の作用効果を、画像形成装置として、奏することができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づき詳述する。なお、各図面において、同じ符号を付した部材等は、同じ構成のものであり、これらについての重複説明は適宜省略するものとする。また、各図面においては、説明に不要な部材等は適宜、図示を省略している。
<実施形態1>
図1〜図6を参照して、本発明に係るシート後処理装置1及びこれを備えた画像形成装置50について説明する。なお、以下の説明では、図1,図2,図3の上方に矢印で示す上下左右前後を、シート後処理装置1,画像形成装置50,及びシート回収部材17等の上下左右前後として説明を行う。
図1〜図6のうち、図1は、シート後処理装置1の内部の構造を正面側(前側)から見た図である。ここで、正面側とは、図1,図2中の上下方向及び左右方向に対して直交する方向(紙面に垂直な方向)のうち、手前側をいう。図2は、画像形成装置50の構成を正面側から見て模式的に示す図である。図3は、シート回収部材17を前側左斜め上方から見た斜視図である。図4は、シート後処理装置1の動作を説明する模式図である。図5は、シート後処理装置1の動作を説明するフローチャートである。図6は、ジャム制御時のシート後処理装置1の動作を説明するフローチャートである。
図1に示すように、シート後処理装置1は、画像形成装置50の左側面50aに隣接するように配設されていて、ほぼ直方体状(箱状)の後処理装置本体10を有している。この後処理装置本体10の上部には、メインの搬送パス(シート搬送路)11とこれから分岐された4つの搬送パス、すなわち第1〜第4の搬送パスP1〜P4が配設されている。メインの搬送パス11は、画像形成装置50側の排出ローラ対R1の近傍(シート搬送方向に沿っての上流側)から左方(シート搬送方向に沿っての下流側)に向かって、大径のリザーブローラR5と小径のローラR6との間のニップNまで延びるように形成されている。メインの搬送パス11には、上流側から順に、搬送ローラ対R2、カール取りローラ対R3,R4が配設されている。第1の搬送パスP1は、メインの搬送パス11の下流端に連結されてニップNからそのまま左方に延びて排出ローラ対R7に至る。第2の搬送パスP2は、ニップNからリザーブローラR6に沿って上方に延び、後処理装置本体10の上端近傍で左方に湾曲して排出ローラ対R8に至る。第3の搬送パスP3は、第2の搬送パスP2から分岐して、リザーブローラR5のほぼ3/4周に沿うように形成されてニップNの上流側でメインの搬送パス11に合流する。第4の搬送パスP4は、ニップNよりも上流側において、メインの搬送パス11から分岐して下方に延び、搬入ローラ対R9に至る。なお、この分岐点の上流側に、メインの搬送パス11と第3の搬送パスP3との合流点がある。また、各分岐点には、シートPの進行方向を切り替えるフラッパF1〜F3が配設されている。すなわち、メインの搬送パス11と第4の搬送パスP1との分岐点には、第1のフラッパF1が、また、第1の搬送パスP1と第2の搬送パスP2との分岐点には、第2のフラッパF2が、また、第2の搬送パスP2と第3の搬送パスP3との分岐点には、第3のフラッパF3がそれぞれ配設されていて、シートPの搬送方向を切り替えるようになっている。
画像形成装置50から排出ローラ対R1によって、メインの搬送パス11に供給されたシートPは、上述の第1〜第3のフラッパF1〜F3の切り替えの組み合わせにより、第1の搬送パスP1を通って排出ローラ対R7によりメインの排出トレイ16に排出される場合と、第2の搬送パスP2を通って排出ローラR8によりサブの排出トレイ31に排出される場合と、第3の搬送パスP3を通ってリザーブローラR5に巻き付けられた後、第4の搬送パスP4を通って処理トレイ12等に導かれる場合と、メインの搬送パス11から直接、第4の搬送パスをP4を通って処理トレイ12等に導かれる場合とがある。なお、処理トレイ12上に導かれたシートPは、後述するように所定の処理が施された後、シート束として、上述の排出ローラ対R7によってメインの排出トレイ16に排出される。また、図1に示す例では、メインの搬送パス11における搬送ローラ対R2の下流側には、メインの搬送パス11を挟んで上側には、シートPに孔を開ける穿孔機(パンチ)21が配設され、下側には、穿孔機21によって孔明けされた際のパンチ屑を回収するための回収容器22が配設されている。
図1に示すように、リザーブローラR5の下方には、後処理ユニット32が配設されている。後処理ユニット32は、処理トレイ12、整合手段19、処理手段14、排出手段29、切り替え部材18等を有している。なお、図1では、後処理ユニット32の、上述の回収容器22側の境界を符号32aで示している。
このうち処理トレイ12は、処理対象となる最大サイズのシートPよりも大きい板状に形成されていて、一方の端部側(搬入ローラ対R9近傍のシート受入部12A側)が高く、他方の端部側(処理トレイ12に搬入された後のシートPの先端側)が低くなるように、急勾配(45度以上の傾き)で傾斜して配置されている。処理トレイ12の上面(図1中のほぼ右側の面)は、搬送されてくるシートが積載されるシート積載面12aとなる。処理トレイ12には、後述の先端規制部材15及び後端規制部材30が、シート積載面12aから突出した状態でほぼ下方から上方へ向かって、又はこの逆に上方から下方に向かって移動できるように、スリット(不図示)が形成されている。処理トレイ12のうち、後述する切り替え部材18に対応する近傍がシート受入部12A(図4参照)となる。このシート受入部12Aは、処理トレイ12上にシートPが積載される際には、シートPの先端がはじめて通過する箇所であり、処理トレイ12上にシートPが積載された後には、シートPの後端部近傍が位置する箇所である。
整合手段19は、先端規制部材15と、後端規制部材30と、側端規制部材13とを有している。図4に示すように、先端規制部材15は、下流側に向いたフック15aを有していて、第1束排出ベルト23の表面に固定されている。第1束排出ベルト23は、処理トレイ12の中央よりも少し上から下端側にかけて配置されていて、図1に示すモータ(ステップモータ)24及びその回転方向を変換する変換機構25等によって正逆方向に回転される。この第1束排出ベルト23の正逆回転に伴って、上述の先端規制部材15が、処理トレイ12のシート積載面12aから突出された状態で、シート積載面12aに沿ってほぼ上下方向に移動することができるようになっている。この先端規制部材15は、シートPがシート積載面12aに上に積載される際、モータ24の回転方向及び回転数が制御されることにより、シートサイズ(搬送方向長さ)に応じて適宜な位置に配置されて、シートPの先端位置を規制する。ここで、適宜な位置とは、この先端規制部材15によってシートPの先端位置を規制したときにそのシートの後端位置が、後述する切り替え部材18によって押圧することができる位置に配置される位置のことをいう。また、先端規制部材15は、シートPの先端に当接された状態で、第1搬送ベルト23を図4中の矢印R23方向に回転させることで、シートP(又はシート束)を斜め上方に押し上げることができる。つまり、先端規制部材15は、処理トレイ12上からシートP又はシート束を排出する際には、排出手段29としても作用する。
後端規制部材30は、図4に示すように、上流側と下流側とをそれぞれ向いた2つのフック30a,30bを有していて、第2束排出ベルト26の表面に固定されている。第2束排出ベルト26は、処理トレイ12の中央よりも少し上から上端側にかけて配置されていて、図1に示すモータ(ステップモータ)27及びその回転方向を変換する変換機構28等によって正逆方向に回転される。この第2束排出ベルト26の正逆回転に伴って、上述の後端規制部材30が、処理トレイ12のシート積載面12aから突出された状態で、シート積載面12aに沿ってほぼ上下方向に移動することができるようになっている。この後端規制部材30は、シートPがシート積載面12a上に積載される際、モータ27の回転方向及び回転数が制御されることにより、シートサイズ(搬送方向長さ)に応じて、上述の先端規制部材15に対応した位置に配置される。つまり、先端規制部材15によって先端位置が規制されたシートPの後端に対応する後端規制位置A(図4の実線参照)に配置される。後端規制位置Aに配置された後端規制部材30は、後述する切り替え部材18が回収位置D(図4の二点鎖線参照)に配置されてシートPの後端側をシート積載面12aに向けて押圧したときに、シートPの後端が上流側を向いたフック30aの下に入り込むようになっている。つまり、シートPの後端がカールしている場合であっても、シートPの後端は、切り替え部材18によってフック30aの下に押し込まれるので、次のシートPが支障なく処理トレイ12上に導かれる。なお、後端規制部材30は、第2束排出ベルト26が矢印R26方向に1周分回転するのに伴って、同方向に、退避位置B(図4の二点鎖線参照)を通過して完全に1周分回転することができる。
側端規制部材13は、シート積載面12a上に前後方向移動自在に配置されていて、処理トレイ12上にシートPが搬入されてくるごとに、シートPの左右の側端縁に当接して、シートPの通紙幅方向に位置を整合するものである。
処理手段14として、図1に示す例では、ステイプラが配設されている。処理手段14は、上述の整合手段によって、処理トレイ12上でシート搬送方向及び通紙幅方向の位置が整合されたシート束に対して、ステイプル処理を行う。
排出手段29は、上述の先端規制部材15、第1束排出ベルト23、第2束排出ベルト26、排出ローラ対R7等によって構成されていて、ステイプル処理後のシート束をメインの排出トレイ16上に排出する。ステイプル処理後、モータ24,27が回転されて、第1束排出ベルト23、第2束排出ベルト27が図4中の矢印R23,R26方向に回転される。これにより、シート束は、その上流端側が先端規制部材15によって押し上げられ、また、シート束の下流端近傍の後端規制部材30は、後端規制位置Aから退避位置Bに退避される。シート束は、さらに先端規制部材15によって押し上げられ、下流端側が排出ローラ対R7に受け渡される。シート束は、その後、排出ローラ対R7によって挟持搬送され、メインの排出トレイ16上に排出される。
切り替え部材18は、図4に示すように、搬入ローラ対R9のすぐ下流側のシート受入部12A近傍に配設されている。切り替え部材18は、下端側に揺動中心18aを有していて、実線で示すほぼ直立姿勢の受入位置Cと、二点鎖線で示す傾斜状態の回収位置Dとに揺動可能である。切り替え部材18は、受入位置Cに配置された状態における左側の面が第1ガイド面18cとなり、右側の面が第2ガイド面18dとなっている。切り替え部材18は、受入位置Cに配置されたときは、第4の搬送パスP4を介して搬送されてくるシートPを第1ガイド面18cでガイドして、処理トレイ12上に導く。一方、切り替え部材18は、回収位置Dに配置されたときには、上述のように、シートPの後端を後端規制部材30のフック30aの下に押し入れる。また、切り替え部材18は、後述するように処理トレイ12上でジャムが発生した場合には、回収位置Dに配置されて、ジャム発生後の後続のシートP(ジャムが発生した時点で、搬入ローラ対R9よりも上流側に位置するシートPであり、1枚の場合も、2枚以上の場合もある。)を第2ガイド面18dでガイドして、後述のシート回収部材17に導くようになっている。
なお、切り替え部材18は、後述する第2の検知センサSCからのジャム信号に基づいて、制御手段20によって所定のタイミングで切り替えられる。
上述の処理トレイ12、整合手段19、処理手段14、切り替え部材18は、後処理ユニット32を構成している。そして、この後処理ユニット32は、後処理装置本体10に、例えば前後方向に向けて配設されたガイド部材(不図示)にガイドされた状態で、手前側(横方向)に引き出すことができるように構成されている。後処理装置本体10の前扉(不図示)を開放して、後処理ユニット32を引き出すことにより、後処理ユニット32全体を露出させることができ、これにより、例えば、処理トレイ12上でジャムしたシートPの除去が容易に行える。
本発明においては、処理トレイ12の近傍にシート回収部材17が配設されている。図1に示すように、シート回収部材17は、上述の後処理ユニット32と、穿孔機21のパンチ屑を回収する回収容器22との間に配設されている。シート回収部材17は、図3,図4に示すように、ほぼ板状で箱形の回収部材本体17aと、その開口部に設けられたシート進入部17bとによって構成されている。回収部材本体17aは、ほぼ上下方向の長さW1及び前後方向の幅W2が、シート後処理装置1によって処理される最大サイズのシートの搬送方向長さ及び通紙幅よりも大きく設定されている。また、回収部材本体17aの厚さW3は、シート回収部材17によって回収されるシートPの枚数及び厚さ等を考慮して、厚手のシートPを10枚程度回収できる程度に設定されている。回収部材本体17aは、図4に示すように、処理トレイ12に対してほぼ平行な回収面17cを有しており、また、下端には回収されるシートPの先端が当接される先端支持部17dを有している。
シート進入部17bは、回収部材本体17aの開口部を拡開するように構成されている。シート進入部17bには、上述の回収面17cに連続するガイド面17eが設けられている。ガイド面17eは、前後方向に長い長方形状に形成されていて、先端側となる上端縁に対し、基端側となる下端縁が下方に位置するように傾斜されている。つまり、上端縁を通る水平面H(斜線部分)を考えたときに、ガイド面17eの下端縁が水平面Hよりも下方に位置するようになっている。これにより、上流側から搬送されてきたシートPは、切り替え部材18が回収位置Dに配置されることにより、この切り替え部材18の第2ガイド面18dに沿って案内され、さらにガイド面17eによってガイドされ、回収面17cに倣って下降して、回収部材本体17a内に回収される。このため、シート回収部材17は、特にシートを搬送するための手段は不要であり、搬入ローラ対R9によって円滑に回収される。シート回収部材17は、例えば、フック等の係止部(不図示)を有していて、この係止部により、上述の後処理ユニット32に対して、着脱容易に一体的に係止されている。したがって、後処理ユニット32を、後処理装置本体10の前扉を開放して後処理装置本体10から引き出すと、これと同時にシート回収部材17も引き出すことができ、後述のようにしてシート回収部材17に回収したシートPを簡単に取り出すことができる。
つづいて、図2を参照して、シート後処理部として上述のシート後処理装置1を備えた画像形成装置50について説明する。画像形成装置50は、図2に示すように、画像形成装置本体51の内側に、感光ドラム52等を有する画像形成部53と、この画像形成部53に所定のタイミングでシートPを供給するレジストローラ対(レジスト部材)54と、を備えている。画像形成装置本体51の下部には、複数枚のシートPを積載状態で収納した給紙カセット55が配設されていて、シートPは、ここから給紙ローラ56によって給紙され、さらに給送ローラ57、リタードローラ58によって重送が防止されて1枚だけ下流側に搬送される。下流側に搬送されたシートPは、停止中のレジストローラ対54のニップに先端を当接させて斜行が矯正された後、一時停止される。
一方、画像形成部53においては、感光ドラム52は矢印R52方向に所定のプロセススピードで回転駆動される。感光ドラム52表面は、帯電器60により所定の電位・極性に帯電された後、露光装置61によって画像情報に基づく露光を受けて露光部分の電荷が除去されて静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置62によってトナーが付着されてトナー像として現像される。この静電潜像は、感光ドラム52の回転に伴って、転写ローラ63との間の転写ニップ部Tに搬送される。このタイミングに合わせて上述のレジストローラ対54からシートPが転写ニップ部Tに供給される。シートPは、転写ローラ63によって表面にトナー像が転写された後、定着装置65によって表面にトナー像が定着される。なお、トナー像転写後の感光ドラム52は、表面に残ったトナー(転写残トナー)がクリーニング装置64によって除去され、次の画像形成に供される。トナー像定着後のシートPは、後処理が不要な場合には、フラッパ66が図2中の二点鎖線で示す位置に切り替えられることで、排出ローラ67により、排出トレイ68上に排出される。一方、後処理が選択されている場合には、フラッパ66が実線で示す位置に切り替えられて、排出ローラ対R1により、シート後処理装置1に供給されるようになっている。
図1に示すシート後処理装置1において、各搬送パスには、シートPを検知するための検知センサSA〜SEが配設され、制御手段20に接続されている。メインの搬送パス11の搬送ローラ対R2のすぐ上流側には、検知センサ(第1の検知センサ)SAが配置され、第2の搬送パスP2のフラッパF2のすぐ下流側には検知センサSBが配置され、切り替え部材18には、検知センサ(第2の検知センサ)SCが搭載され、第1の搬送パスP1における排出ローラ対R7近傍には検知センサSDが配置され、処理トレイ12におけるシート受入部12Aには検知センサ(第4の検知センサ)SEが配置されている。本実施形態では、これら検知センサSA〜SEは、シートP又はシート束の先端又は後端を検知するものである。
これら検知センサSA〜SEのうち、検知センサSAは、画像形成装置50から供給されたシートPをはじめに検知するセンサであり、シート後処理装置1においては、搬送されてくるシートPの後端をこの検知センサSAが検知したときが計時や制御の基準となる。例えば、シートPの搬送先として、メインの排出トレイ16、サブの排出トレイ31、処理トレイ12のいずれかが選択された際に、この検知センサSAがシートPの後端を検知したときの時間を基準として、所定時間が経過しても各検知センサSD、SB、SCをシートPの後端が通過しない場合に、それぞれジャムが発生したものとする。ここで所定時間とは、検知センサSAから各センサSD、SB、SCまでの距離と、シートPの搬送速度とから求められる時間に、検知誤差等を考慮した余裕時間をプラスした時間をいうものとする。また、検知センサSEについては、モータ24の回転が開始されて先端規制部材15が移動を開始した時間を基準として、所定時間が経過しても検知センサSEがシートPの後端を検知しない場合に、シート束の搬出時にジャムが発生したものとしている。
本実施形態1では、シートPが処理トレイ12に搬入される際に発生するジャムをジャム検知手段としての検知センサ(第1の検知センサ)SA及び検知センサ(第2の検知センサ)SCによって検知し、検知センサSCが発生するジャム信号に基づいて、制御手段20が切り替え部材18を回収位置Dに切り替えて、ジャム発生後の後続のシートPをシート回収部材17に回収するようにしている。以下これについて、詳述する。なお、以下では、上述の画像形成装置50において画像の形成が終了したシートPが、画像形成装置50側の排出ローラR1によって、シート後処理装置1に供給された時点から説明するものとする。また、シート後処理装置1によって行う後処理が、ステイプル処理である場合を例に説明する。
画像形成に際し、画像形成装置50のスタートキーがONされると(ステップS1:以下単に「S1」のように略記する。)、搬入モータがONされ(S2)、搬送モータがONされる(S3)、さらに制御手段20内のタイマがリセットされる(S4)。ここで、搬入モータとは、画像形成装置50側においてシートPを搬送するローラを回転させるためのモータをいい、搬送ローラとは、シート後処理装置1のメインの搬送パス11、第1〜第4の搬送パスP1〜P4に沿ってシートPを搬送するローラを回転させるためのモータをいう。
画像形成装置50の画像形成部53で画像が形成されたシートPが、排出ローラR1によってシート後処理装置1に供給される。検知センサSAは、シートの先端が通過するとONされ、後端が通過することによりOFFされる(S5)。このOFFのタイミングを基準として、タイマに時間=X,時間=Yがセットされる(S6)。タイマにセットした時間=Xが経過したら(S7のYES)、切り替え部材18を正転させて(S8)、回収位置D(押圧位置:図4参照)に配置する。ここで、時間=Xとは、検知センサSAによってシートPの後端を検知し、搬入モータのパルスをカウントして、シートPの先端が処理トレイ12の所定の位置(例えば、ストッパ近傍)に搬送されるタイミングに設定されている。さらに、時間=Yが経過したら(S9のYES)、ジャム検知を行う(S10)。ここで、時間=Yとは、切り替え部材18を受入位置C(図4参照)に戻すタイミングであり、検知センサSAによってシートPの後端を検知し、搬入モータのパルスをカウントしてシートPの先端が所定の位置(例えば、処理トレイ12の先端規制部材15に当接された位置)に搬送されたタイミングが設定されている。時間=Yが経過した時点で、シートPが正常に処理トレイ12上に搬入されて積載された場合には、検知センサSCがオフとなるはずである。したがって、時間=Yが経過しても検知センサSCがOFFにならない場合に、検知センサSCは、ジャム信号を発生する。このジャム信号に基づいて、制御手段20がジャム制御を行う(S15)。なお、ジャムが発生した場合の制御は後述する。ステップS10でジャムが検知されなかった場合(S10のNO)、切り替え部材18を逆転して受入位置に配置する(S11)。そして、シートPがそのシート束の最終のシート(n枚のシート束を構成する場合のn枚目のシート)でない場合には(S12のNO)、ステップS4に戻って、上述のステップS4〜S12を繰り返す。ステップS12において、シート束が最終の場合(S12のYES)、上述の整合手段19によって、処理トレイ12上のシートの搬送方向及び通紙幅方向の整合を行う。その後、後処理としてのステイプル処理が行われる(S13)。なお、ステイプル処理中には、画像形成装置50から搬送されてくるシートPは、処理トレイ12に搬入することができないので、上述のリザーバローラR5に巻き付ける。本実施形態では、例えば、A4サイズの縦通しのシートPは、n枚のシートPによってシート束が形成された直後のシート(n+1枚目のシート)とこれに後続する2枚目のシートPをリザーブローラR5に巻き付け、3枚目のシートPが搬入される際に同時に処理トレイ12上に搬入される。このとき、処理トレイ12上のシート束は、既にメインの排出トレイ16上に排出され、先端規制部材15は、既に所定の位置に配置されていて、シートPの受け入れ準備が完了している。ステイプル処理後、第1束排出ベルト23を回転させて、先端規制部材15によってシート束の上流側端部を押し上げて、処理トレイ12に沿ってシート束を移動させる。さらにシート束は、処理トレイ12の途中で、後端規制部材30に受け渡されて、第2束排出ベルト26の矢印R26方向の回転によって後端規制部材30が同方向に回転することにより、押し上げられて、さらに、排出ローラ対R7によって挟持搬送されて、メインの排出トレイ16上に排出される(S14)。
以上は、処理トレイ12においてジャムが発生しないで、正常に処理トレイ12にシートPが搬入され、整合された後、後処理が行われた場合の流れである。つづいて、処理トレイ12に対するシートPの搬入時にジャムが発生した場合について説明する。
図5に示すフローチャートのステップS9において、時間=Yが経過しても、検知センサSCがOFFにならない場合、ジャムが発生したものとして(S10のYES)、検知センサSCがジャム信号を発生させる。このジャム信号を受けて、制御手段20により、ジャム制御(S15)が行われる。切り替え部材18は、ジャムが発生しない場合には受入位置Cに切り替えられたが、ジャム処理を行う場合には、回収位置Dに切り替えられ、その位置を保持する保持される(S21)。この状態では、搬入モータ及び搬送モータがONされているので、ジャム発生後の後続のシート(ジャム発生時点で、既に給紙されて、シート後処理装置1を含む画像形成装置50内のいずれかに存在する、回収対象となるシート)は、回収位置Dに配置された切り替え部材18の第2ガイド面18dにガイドされて、シート回収部材17に導かれる。導かれたシートPは、図4に示すシート回収部材17のシート進入部17bのガイド面17eに沿って搬送され、回収面17cに沿って下降し、先端を先端支持部17dに当接させることで停止して、回収部材本体17aに回収される。さらに次のシートPも同様にして回収部材本体17aに回収される(S22)。同様の動作は、後続のシートが最終になるまで繰り返され(S23のNO)、シートPが最終になったら(ステップS23のYES)、搬入モータ及び搬送モータがOFFされ(S24,S25)、画像形成装置50本体の操作部(不図示)に後続のシートPをシート回収部材17に回収する回収作業が終了した旨のメッセージが表示される(S26)。ユーザは、この表示を見て、後処理装置本体10の前扉を開放して、後処理ユニット32とともにシート回収部材17を手前側に引き出し、処理トレイ12上のジャム紙を除去するとともに、シート回収部材17に回収されたシートPを取り出す。これにより、ジャム処理及び回収処理を終了する。なお、以上では、ジャムが発生した際に、シート後処理装置1内にある後続のシートPをシート回収部材17に回収する場合を説明したが、これに加え、画像形成装置50のレジストローラ対54を除く、これよりも下流側に位置するシートPを同様に、シート回収部材17で回収することも可能である。画像形成装置50側のシートPは、排出トレイ68上に排出することもできるが、この場合には、後続のシートPが、画像形成装置50側では排出トレイ68上に排出され、シート後処理装置1側ではシート回収部材17に回収されるというように、2箇所に分かれてしまって、回収の作業が繁雑になるので、すべての後続のシートPをシート回収部材17に回収するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態によると、処理トレイ12に搬入するシートにジャムが発生したしたときに、ジャム発生後の後続のシートPを専用のシート回収部材17に回収することができるので、ジャム発生後の後続のシートをメインの排出トレイ16やサブの排出トレイ31に排出する場合と異なり、これらの排出トレイ16,31上にジャム発生前のシートPやシート束が既に排出されている場合に、これらのシートP上やシート束上に、ジャム発生後の後続のシートPが混載されることを防止することができる。つまり、ジャム発生前と後のシートPが異なる箇所に排出(回収)されるので、ジャム発生前後のシートPを明確に判別することができる。また、ジャム発生時にメインの搬送パス11等にあった後続のシートPが、シート回収部材17に回収されるので、これらの後続のシートPがメインの搬送パス11に滞留する場合と異なり、搬送パス11を開放してこれらの後続のシートPを除去する必要がないので、ジャム処理が容易となる。
上述では、処理トレイ12に搬入される際のシートPのジャムを、第1の検知センサとしての検知センサSAと第2の検知センサとしての検知センサSCとによって検知するようにしたが、これに代えて、第3の検知センサ、1個で検知することも可能である。例えば、第3の検知センサを上述の第2の検知センサに代えて同じ位置に配置する。この第3の検知センサは、処理トレイ12に搬入されるシートPの先端及び後端を検知するように構成されている。第3の検知センサは、シートPの先端を検知してから、所定時間内にシートPの後端を検知しない場合には、ジャムが発生したものとして、ジャム信号を発生刺せる。このジャム信号に基づき、制御手段20は、上述と同様の制御を行う。第3の検知センサを使用する場合、検知センサの数を減らして構成を簡略化することができる。ただし、所定時間は、シートPの搬送方向長さ(先端から後端までの距離)とシートの搬送速度とに基づいて設定されるので、あらかじめ、シートPの搬送方向長さを知っておく必要がある。
<実施形態2>
上述の実施形態1では、シートPが処理トレイ12に搬入される際にジャムが発生した場合の、後続のシートPの回収の制御について説明したが、本実施形態2では、後処理後のシート束が処理トレイ12から搬出される際にジャムが発生した場合の、シートの回収の制御について説明する。つまり、図5のフローチャートのステップS14の排出処理において、ジャムが発生した場合である。
後処理が終了したシート束は、排出手段29によって排出処理が行われる(図5のS13)。ここで、排出処理は、排出手段29を構成する上述の第1束排出ベルト23、これに固定された先端規制部材15、第2束排出ベルト26、これに固定された後端規制部材30、排出ローラ対R7等によって行われる。
シート束は、後処理が終了した状態においては、処理トライ12に対するシート搬入時のシートPの先端側、つまりシート束の排出時における上流端側が、先端規制部材15に当接されている。排出処理が開始されると、まず、モータ24(図1参照)が回転して、第1束排出ベルト23が矢印R23方向に回転され、先端規制部材15が同方向に回転される。これにより、先端規制部材15に当接されているシート束の上流端が押し上げられ、シート束全体が処理トレイ12に沿って搬送される。制御手段20は、このときのモータ24の回転が開始される時間を基準として、タイマに所定時間=Zをセットする。所定時間=Zは、上述と同様に、シート束の搬送が開始される直前の先端規制部材15と、検知センサSEとの距離、及びシート束の搬送速度に基づいて設定されるものである。シート束は、先端規制部材15によって上流端側が押し上げられ、その後、下流端側が排出ローラR7によって挟持搬送されて、メインの排出トレイ16上に排出される。ここで、制御手段20のタイマが計時を開始してから、所定時間=Zが経過しても、シート束の上流側端部が、検知センサ(第4の検知センサ)SEを通過しないときは、検知センサSEは、ジャム信号を発生する。制御手段20は、ジャム信号により、モータ24,27を停止させてシート束の搬送を止めるとともに、切り替え部材18を回収位置Dに切り換える。このとき、実施形態1と同様、搬入ローラ及び搬送モータは駆動したままの状態を維持する。これにより、後続のシート束を、切り替え部材18の第2ガイド面18dでガイドして、シート回収部材17に回収することができる。また、上述のように、ジャム発生時にモータ24,27を停止させるので、処理トレイ12上で発生したシート束のジャムがそれ以上悪化することはない。
本実施形態によると、処理トレイ12から排出手段29によって搬出されるシート束にジャムが発生した場合に、ジャム発生後のシートPをシート回収部材17に回収することができる。
なお、本実施形態2においては、シート束の後端を検知する第4の検知センサとして、図4に示す検知センサSEに代えて、切り替え部材18に搭載された検知センサSCを使用することも可能である。ただし、この場合には、シート束の搬出時には、切り替え部材18は、回収位置Dに配置するものとする。
以上では、本発明を、シート後処理装置に適用して、処理トレイ上に搬入されるシート又は処理トレイ上から搬出されるシート束にジャムが発生した場合、後続のシートをシート回収部材に回収する場合を例に説明したが、本発明は、これに限定されず、通常の排出トレイに排出することができないシートを途中で回収する場合にも広く適用することができる。
シート後処理装置の内部の構造を正面側(前側)から見た図である。 画像形成装置の構成を正面側から見て模式的に示す図である。 シート回収部材を前側左斜め上方から見た斜視図である。 シート後処理装置の動作を説明する模式図である。 シート後処理装置の動作を説明するフローチャートである。 ジャム制御時のシート後処理装置の動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1……シート後処理装置(シート後処理部)、10……後処理装置本体、11……メインの搬送パス(シート搬送路)、12……処理トレイ、12A……シート受入部、14……処理手段、15……先端規制部材、16……排出トレイ、17……シート回収部材、17b……シート進入部、17d……先端支持部、18……切り替え部材(後端押圧部材)、19……整合手段、20……制御手段、29……排出手段、30……後端規制部材、32……後処理ユニット、50……画像形成装置、53……画像形成部、54……レジストローラ対(レジスト部材)、A……後端規制位置、B……退避位置、C……受入位置、D……回収位置、P……シート、R2,R3,R9……ローラ対(搬送手段)、SA……検知センサ(第1の検知センサ:ジャム検知手段)、SC……検知センサ(第2の検知センサ:ジャム検知手段)、SE……検知センサ(第4の検知センサ:ジャム検知手段)、

Claims (10)

  1. シート搬送路に沿って上流側から搬送されてくるシートに所定の処理を施して、下流側に排出するシート後処理装置において、
    上流側から順次に搬入されてくる複数枚のシートを、シート搬送方向先端側が下方に位置するように傾斜状態で積載する処理トレイと、
    前記処理トレイ上に搬入されたシートを整合する整合手段と、
    前記整合手段によって整合された複数枚のシートからなるシート束に前記所定の処理を施す処理手段と、
    前記処理手段によって前記所定の処理が施されたシート束を下流側に向けて排出する排出手段と、
    前記排出手段によって排出されたシート束を積載する排出トレイと、
    前記処理トレイ近傍に配置されて、シートを回収するシート回収部材と、
    前記処理トレイのシート受入部近傍に配置されて、上流側から順次に搬入されてくるシートを、前記処理トレイに導く受入位置と、前記シート回収部材に導く回収位置とに切り替え可能な切り替え部材と、
    前記処理トレイに搬入されるシート又は前記処理トレイから搬出されるシート束のジャムを検知してジャム信号を発生させるジャム検知手段と、
    前記ジャム検知手段のジャム信号に基づいて、前記切り替え部材を前記回収位置に配置することで、ジャム発生後の後続のシートを前記シート回収部材に回収させる制御手段とを、備える、
    ことを特徴とするシート後処理装置。
  2. 前記ジャム検知手段は、シート搬送方向に沿っての前記処理トレイの前記シート受入部よりも上流側に配置されて通過するシートの後端を検知する第1の検知センサと、
    前記第1の検知センサよりも下流側で、前記シート受入部近傍に配置されて、前記第1の検知センサをシートの後端が通過してから所定時間経過しても前記シートの後端を検知しないときにジャム信号を発生する第2の検知センサと、を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート後処理装置。
  3. 前記ジャム検知手段は、前記処理トレイの前記シート受入部近傍に配置されて、シートの先端及び後端を検知するとともに、前記シートの先端が通過してから所定時間経過しても前記シートの後端の通過を検知しないときにジャム信号を発生する第3の検知センサを有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート後処理装置。
  4. 前記ジャム検知手段は、前記処理トレイの前記シート受入部近傍に配置されて、前記排出手段によるシート束の搬送方向下流端の通過を検知するとともに、前記排出手段による前記シート束の排出動作が開始されてから所定時間経過しても前記シート束の前記搬送方向下流端を検知しないときにジャム信号を発生する第4の検知センサを有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート後処理装置。
  5. 前記シート回収部材は、上端に、上方に向かって開口されたシート進入部を有し、下端に、回収後のシートの先端が当接される先端支持部を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート後処理装置。
  6. 前記処理トレイ、前記整合手段、前記処理手段、前記排出手段、前記切り替え部材を有する後処理ユニットと、
    前記後処理ユニットを横方向に引き出し可能に支持する後処理装置本体と、を備え、
    前記シート回収部材は、前記後処理ユニットに対して一体的に取り付けられるとともに、前記後処理装置本体に対する前記後処理ユニットの引き出しに伴って前記後処理装置本体の外部に引き出される、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート後処理装置。
  7. 前記制御手段は、前記ジャム信号に基づいて、前記後処理ユニットの駆動を停止するとともに、ジャム発生後の後続のシートを前記シート回収部材に回収するための搬送手段を継続して駆動する、
    ことを特徴とする請求項6に記載のシート後処理装置。
  8. 前記整合手段は、前記処理トレイ上に搬入されたシートの先端を規制する先端規制部材と、前記処理トレイ上に搬入されたシートの後端を規制する後端規制部材と、を有し、
    前記切り替え部材は、前記受入位置に配置されることで、前記処理トレイ上に搬入し前記先端規制部材によって先端が規制されたシートに対し、前記受入位置から前記回収位置に切り替えられることで、シートの後端側を前記処理トレイに向けて押圧して前記後端規制部材の規制範囲内に移動させる後端押圧部材を兼ねる、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート後処理装置。
  9. 前記第2の検知センサが前記切り替え部材に搭載されている、
    ことを特徴とする請求項2,請求項4乃至8のいずれか1項に記載のシート後処理装置。
  10. シートに画像を形成する画像形成部と、所定のタイミングで前記画像形成部にシートを供給するレジスト部材と、前記画像形成部によって画像が形成されたシートに所定の処置を施すシート後処理部と、を備えた画像形成装置において、
    前記シート後処理部に、請求項1乃至9のいずれか1項に記載のシート後処理装置が配設されている、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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