JP2007261702A - シート処理装置と画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】針綴じ動作を再度行っているとき、後続シートが送り込まれてきたとき、針綴じ動作を停止して、後続シートにジャムが生じないようにする。
【解決手段】フィニッシャ119は、順次送り込まれてきたシートをステイプラ818によって針綴じするようになっている。フィニッシャは、ステイプラ818にシートが送り込まれてくるのを検知する搬送パスセンサ833と、ステイプラがシートを針綴じしたか否かを検知する綴じ針検知センサ836と、を備えている。フィニッシャは、ステイプラが、綴じ針検知センサがシートを針綴じしていないことを検知したとき、所定回数に達するまでの間に、綴じ針検知センサがシートを検知したとき、針綴じ動作の継続を停止するようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、シートを針綴じするとき、針綴じが正常に行われないとき、装置を停止させることなく、あるいは停止時間を短くして針綴じ動作(ステープル動作)を継続するシート処理装置と、このシート処理装置を備えた画像形成装置とに関するものである。
従来、シートに画像を形成する複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの複合機器などの画像形成装置は、装置本体にシート処理装置を有していることがある。シート処理装置には、ステイプラでシートを綴じるシート綴じ装置がある。
このシート綴じ装置には、シートを正常に綴じることができなかった場合、ステープル動作を再度行うようになっている(特許文献1)。すなわち、りトライ動作を行うようになっている。
特開平01−146673号公報
しかし、従来のシート処理装置は、ステープル動作を再度行っているとき、次に送り込まれてくる後続シートをステープル動作に巻き込んで、後続シートにジャムを生じさせる問題があった。このような場合、従来のシート処理装置は、ジャムシートを取り除くのに時間を要して、稼動率が悪かった。
また、稼動率の悪いシート処理装置を装置本体に備えた画像形成装置も稼働率が悪かった。
本発明は、針綴じ動作を再度行っているとき、後続シートが送り込まれてきたとき、針綴じ動作を停止して、後続シートにジャムが生じないようにし、その後続シートを取り除くことが容易であるシート処理装置を提供することにある。
本発明は、稼動率を高めたシート処理装置を備えて、稼動率を高めた画像形成装置を提供することにある。
本発明のシート処理装置は、順次送り込まれてきたシートを綴じ手段によって針綴じするようになっており、前記綴じ手段に前記シートが送り込まれてくるのを検知するシート検知手段と、前記綴じ手段が前記シートを針綴じしたか否かを検知する綴じ検知手段と、を備え、前記綴じ手段が、前記綴じ検知手段が前記シートを針綴じしていないことを検知したとき、前記シートを針綴じするまで針綴じ動作を所定回数継続し、かつ前記所定回数に達するまでの間に、前記シート検知手段が前記シートを検知したとき、前記針綴じ動作の継続を停止する、ことを特徴としている。
本発明のシート処理装置は、検知手段がシートを針綴じしていないことを検知したとき、現在綴じようとしているシートに対して所定回数、針綴じ動作を継続する。その間に、針綴じしたときには、現在綴じようとしているシートに対する針綴じ動作を停止する。また、所定回数、針綴じ動作を継続している最中に、後続シートが送り込まれてきたとき、現在綴じようとしているシートに対する針綴じ動作の継続を停止して、後続シートにジャムが生じないようにする。
従って、本発明のシート処理装置は、後続シートにジャムが生じることがなく、そのジャムシートを取り除くことが容易で、稼動率を高めることができる。
(画像形成装置)
本実施形態の画像形成装置は、例えば、記録方式として電子写真方式を採用した複写機である。画像形成装置には、記録方式として電子写真方式、インクジェット方式等がある。具体的には、複写機、ファクシミリ、プリンタ、及びこれらの複合機等がある。したがって、本発明の画像形成装置は、複写機に限定されるものではない。
図1は、本発明の画像形成装置である例えば複写機のシート搬送方向に沿った断面図である。
複写機100は、装置本体101と、フィニッシャ119とで構成されている。装置本体101の上部には、原稿搬送装置102が装備されている。原稿搬送装置102は、必ずしも必要ではない。
原稿Dは、ユーザによって原稿載置部103に載置されて、給送部104により1枚ずつ順次分離されてレジストローラ対105に供給される。続いて、原稿Dは、レジストローラ対105によって一旦停止され、ループを形成させられて斜行が矯正される。その後、原稿Dは、導入パス106を通り、読取位置107を通過することで、原稿表面に形成されている画像が読み取られる。読取位置107を通過した原稿Dは、排出パス108を通過して、排出トレイ109上に排出される。
また、原稿の表裏両面を読み取る場合には、まず、上記のようにして原稿Dが読取位置107を通過することで、原稿の一方の画像面が読み取られる。その後、原稿Dは、排出パス108を通り、反転ローラ対110によってスイッチバック搬送されて、表裏反転された状態で、再度レジストローラ対105に送られる。そして、原稿Dは、一方の面の画像を読み取ったときと同様にして、レジストローラ対105で斜行が矯正されて、導入パス106を通り、読取位置107で他方の画像面が読み取られる。その後、原稿Dは、排出パス108を通り、排出トレイ109へ排出される。
読取位置107を通過する原稿には照明系111から光が照射される。この原稿から反射した反射光は、ミラー112によって光学素子113(CCDあるいは他の素子)に導かれ、画像データに変換される。そして、この画像データに基づいてレーザ光を感光体ドラム114に照射することにより、画像形成手段である例えば感光体ドラム114上に潜像が形成される。この感光体ドラム114に形成された潜像は、不図示のトナー供給装置から供給されたトナーによって現像されてトナー像となる。
また、このトナー像形成動作に伴ってカセット115に積載された紙あるいはプラスチックフィルム等のシートPが、記録信号に応じてカセット115から送り出されて、感光体ドラム114と転写器116との間に進入する。シートは、感光体ドラム114と転写器116との間に進入する前に、斜行している場合、レジストローラ対150によって真っ直ぐに矯正される。
そして、転写器116によって感光体ドラム114上のトナー像がシートに転写される。このトナー像が転写されたシートは、定着器117を通過する間に加熱、加圧されてトナー像が定着される。
なお、シートの両面に画像を形成する場合は、定着器117によって片面にトナー像が定着されたシートが、定着器117の下流側に設けられた両面パス118を通る途中において、スイッチバック搬送されて表裏反転される。シートは、感光体ドラム114と転写器116との間に送り込まれ、裏面にもトナー像が転写される。その後、シートは、定着器117で裏面のトナー像が定着されて、排出ローラ対120によってフィニッシャ119に送り込まれる。
(シート処理装置)
本実施形態のシート処理装置である例えばフィニッシャを説明する。図2は、シート搬送方向に沿った本発明の実施形態におけるフィニッシャの断面図である。本実施形態のフィニッシャ119は、シートに画像を形成する複写機、ファクシミリ、プリンタ、及びこれらの複合機器等の画像形成装置の装置本体に接続されるか、或は組み込まれるかして使用される。本実施形態では、フィニッシャは、複写機の装置本体に接続されているが、これに限定されるものではない。
フィニッシャ119は、装置本体101から排出されたシートを順に取り込み、整合して一つの束に束ねる処理、束ねたシート束をステイプラで綴じるステープル処理、ソート処理、ノンソート処理、製本処理などの各シート処理を行うようになっている。フィニッシャ119は、折り曲げ手段である例えば折り装置400、シート処理部500等が設けられている。
ここで、シート処理部500は同図に示すように、複写機100の装置本体101から搬送されたシートを内部に導くための入口ローラ対502と、入口ローラ対502の下流に設けられたフラッパ551とを備えている。フラッパ551は、シートをノンソート及びソートモードの際にはソートパス552と、折りモードの際には製本パス553とに選択的に案内する上下動自在な案内部材である。
そして、フラッパ551によりソートパス552に導かれたシートは、ノンソートの場合、正逆転する排紙搬送ローラ対560の正転により上部スタックトレイ18a、下部スタックトレイ18bに排出される。なお、装置本体101とフィニッシャ119との間には、搬送されてきたシートの後端付近に穿孔するパンチユニット(図示せず)を取り付けられるようになっている。
また、ソートモードの場合、フラッパ551によりソートパス552に導かれたシートは、排紙搬送ローラ対560によって所定量を正転動作後、逆転により処理トレイ630に積載される。処理トレイ630に束状に積載されたシートは、必要に応じて整合処理、ステイプラ601によるステープル処理等が施された後、排紙搬送ローラ対560により、自走昇降可能なスタックトレイ18a、18bに排出される。
製本パス553の下流側には、綴じ手段である例えば2つのステイプラ818(図面では重なって1つに見えている)が設けられている。
一方、折り装置400は、突出し部材825と、シート束を折りローラ対826等を備えている。折りローラ対826に対向して突出し部材825が配設されている。折りローラ対826と、突出し部材825との間に収納ガイド820が上下方向に向いて設けられている。収納ガイド820の下部には、昇降する位置決め部材823が設けられている。
製本パス553からのシートは、順次、収納ガイド820に収納されて、昇降可能な位置決め部材823に先端(下端)が受け止められて束状になる。その後、位置決め部材823が上昇してシート束の綴じ位置をステイプラ818に対向させる。ステイプラ818は、シート束の綴じ位置を針綴じする。
そして、位置決め部材823が下降して、シート束の綴じられた部分を、折りローラ対826のニップと突出し部材825との間に位置させる。その後、突出し部材825が、収納ガイド820に収納されたシート束に向けて突出して、シート束を折りローラ対826のニップに押し込む。シート束は、折りローラ対826によって折り畳まれながら搬送されて、サドル排出トレイ832に排出される。
したがって、シート束は、冊子状に折られて、順次、サドル排出トレイ832に積載される。
上下の2つのスタックトレイ18a,18bは、フィニッシャ本体119A(図2参照)にそれぞれ昇降自在に取り付けられている。スタックトレイ18a,18bは、内部にピニオンギヤ225a,225bと、このピニオンギヤ225a,225bを回転させるスタッカモータ209a,209bとを備えている。スタックトレイ18a,18bは、支柱37の一部に形成された不図示のラックにピニオンギヤ225a,225bが噛合して回転することによって、昇降するようになっている。
フィニッシャ119は、位置決め部材823に搬送されたシート束に異なるサイズのシートが存在していたり、あるいはジャムが発生したりしたとき、製本処理を中断して、シート束をサドル排出トレイ832に自動的に排出できない場合がある。このような場合、ユーザが、フィニッシャ119のフロントドア(不図示)を開けて、さらに、開閉可能な開閉扉303を開けて、シート束を製本パス553から取り除く必要がある。開閉扉303は、支点302を中心に右回りに(点線の位置に)開けることができる。開閉扉303を開けると、シート束が突出しており、ユーザは、シート束を手で掴んで取り出すことができる。
図3は、フィニッシャ119の制御ブロック図である。CPU900は、格納されているROM901からデータを読み出し、RAM902に一時格納しながらシート処理装置制御や演算を行うようになっている。CPU900は、各センサや本体通信部、サドル通信部、パンチャ通信部などの入力情報を基にして、各モータ、ソレノイド、クラッチを制御するようになっている。
CPU900の入力側には、信号を受け入れる各種センサが接続されている。センサには、入口パスセンサ、搬送パスセンサ833、上部トレイ待避センサ、下部トレイ下限センサ、紙面検知センサ、下部紙面検知センサ、上部トレイ紙検知センサ、下部トレイ紙検知センサ、綴じ針検知センサ836がある。さらに、センサには、各種HP(ホームポジション)検知センサ、ステープル干渉センサ、上部トレイ下限センサ、上部カバーセンサ、前カバーセンサ、下部トレイ下限前センサ、負荷測定部831、開閉扉開閉検知センサ835などがある。
シート検知手段である例えば搬送パスセンサ833は、製本パス553を通過するシートを検知するようになっている。綴じ検知手段である例えば綴じ針検知センサ836は、ステイプラ818がシート束を綴じた針を検知するようになっている。負荷測定部831は、ステイプラ818のステープラモータ830が作動したときの負荷電流を測定するようになっている。開閉扉開閉検知センサ835は、開閉扉303の開閉を検知するセンサである。
CPU900の出力側には、不図示のドライバを介して出力させる制御信号によって作動する各駆動部が接続されている。駆動部としては、入口搬送モータ、束だしモータ、揺動モータ、前整合モータ、奥整合モータ、後端アシストモータ、上部トレイモータ209a、下部トレイモータ209b、ギアチェンジモータ、ステープラモータ830、ステープラシフトモータがある。さらに、駆動部としては、入口ローラ離間SL、バッファローラ離間SL、第一排紙ローラ離間SL、バッファ紙押さえSL、束下クラッチ、シャッタクラッチ等がある。CPU900には、表示部834が接続されている。
ステープラモータ830は、ステイプラ818に針綴じ動作(ステープル動作)をさせるようになっている。表示部834は、フィニッシャ119の動作状態を表示したり、逆にフィニッシャ119を動作させる種々の情報をユーザが入力したりすることができるようになっている。
CPU900は、駆動制御部、演算部、タイミング制御部でもある。駆動制御部は、上部スタックトレイ18aの上面、又はトレイ18aに積載されたシートもしくはシート束の上面が、排紙搬送ローラ対560の下方に位置するようにし、下部スタックトレイ18bをトレイ18aと接触させないように下降させるようになっている。演算部は、複写機の装置本体からのシート情報に基づいて上部、下部スタックトレイ18a,18bの積載量を予測した結果から、上記駆動制御部により上部、下部スタックトレイ18a,18bを昇降させる時間を演算するようになっている。タイミング制御部は、演算部の演算結果に基づくシートの排出口からの排出が可能なタイミングから複写機装置本体からのシートを受け取り可能なタイミングを求める。そして、そのタイミングよりも装置本体からシートを排出するタイミングが同時か遅くなるようにするようにしている。
次に、フィニッシャ119による製本処理動作を、図1、図2の構成図、図3の制御ブロック図、及び図4乃至図7のフローチャートに基づいて説明する。製本処理動作には、図4乃至図7の各図に示すように4種類ある。これらのフローチャートに示す製本処理動作は、図3のCPU900により予めROM901に格納されたプログラムに従って実行される。
図4に示す製本処理動作を説明する。
まず、CPU900は、装置本体101から中綴じ製本指定された場合(S1)、搬送されたシートを収納ガイド820に収納する(S2)ようにする。また、CPU900は、中綴じ製本指定がない場合、上部スタックトレイ18aに排出して動作を終了する(S3)ように各部を制御する。
2つのステイプラ818は、収納ガイド820に収納されたシート束を、後続シートの進入を阻害しない任意のタイミングで綴じる(ステープルする)(S4)。ここでステープル動作実行時に、ステープラモータ830の負荷電流を負荷測定部831で測定する。その測定した負荷電流値が所定の値を上回っていた場合、CPU900は、針綴じが実行できたと判断して、ステープル動作が正常に実行されていたかどうかを、綴じ針検知センサ836の検知動作に基づいて判断する。
このとき、綴じ針検知センサ836が綴じ針を検知できたときには、CPU900は、ステープル動作が正常に行われたものと判断して、ステープル動作を終了する(S6)。
CPU900は、正常にステープル動作が行えなかった場合、次に搬送されてくる後続シートがあるか否かのチェックを行う(S7)。このチェックは、搬送パスセンサ833が後続シートを検知したか否かによって判断する。後続シートが無い、若しくは後続シートが折り装置400まで搬送されていない場合、CPU900は、所定回数(m回)を上限としてステイプラ818にステープル動作を再度行わせる(S8)。すなわち、CPU900は、ステープル動作のリトライをステイプラ818に行わせる。CPU900は、ステープル動作がm回以下の場合にはステープル動作回数aをインクリメントして(S9)再度ステープルの動作に移行する。
次に、後続シートが搬送パスセンサ833によって検知された場合や、上限回数mのステープル動作においても、針綴じされなかった場合には、CPU900は、ジャムとみなして、ステープル動作を緊急停止する(S10)。緊急停止は、表示部834に表示される。
以上説明したように、フィニッシャ119は、ステープル動作を再度行っているとき、後続シートが送り込まれてくると、ステープル動作を停止して、後続シートにジャムが生じないようにしている。この結果、フィニッシャ119は、後続シートを容易に取り除くことができて、速やかに再起動することができる。よって、フィニッシャ119の稼動率が高くなる。
図5に示す製本処理動作を説明する。
まず、CPU900は、装置本体101から搬送され、中綴じ製本指定された場合(S11)、シートを収納ガイド820に収納する(S12)。CPU900は、中綴じ製本指定がない場合、上部スタックトレイ18aに排出して動作を終了する(S13)ように各部を制御する。
2つのステイプラ818は、収納ガイド820に収納されたシート束を、装置本体101からのステープル指定信号とステープル再動作を許可する信号を受信することにより(S14)、後続シートの進入を阻害しない任意のタイミングで綴じる(ステープルする)(S15)。ここでステープル動作実行時に、ステープラモータ830の負荷電流を負荷測定部831で測定する。その測定した負荷電流値が所定の値を上回っていた場合、CPU900は、針綴じが実行できたと判断して、ステープル動作が正常に実行されていたかどうかを、綴じ針検知センサ836の検知動作に基づいて判断する(S16)。検知動作は、綴じ針検知センサ836がシート束を綴じた針を検知したか否かによって判断される。
このとき、綴じ針検知センサ836が綴じ針を検知できたときには、CPU900は、ステープル動作が正常に行われたものと判断して、ステープル動作を終了する(S17)。
CPU900は、正常にステープル動作が行えなかった場合、次に搬送されてくる後続シートがあるか否かのチェックを行う(S18)。このチェックは、搬送パスセンサ833が後続シートを検知したか否かによって判断する。後続シートが無い、若しくは後続シートが折り装置400まで搬送されていない場合、CPU900は、所定回数(m回)を上限としてステイプラ818にステープル動作を再度行わせる(S19)。すなわち、CPU900は、ステープル動作のリトライをステイプラ818に行わせる。CPU900は、ステープル動作がm回以下の場合にはステープル動作回数aをインクリメントして(S20)再度ステープルの動作に移行する。
次に、後続シートが搬送パスセンサ833によって検知された場合や、上限回数mのステープル動作においても、針綴じされなかった場合には、CPU900は、ジャムとみなして、ステープル動作を緊急停止する(S21)。緊急停止は、表示部834に表示される。
以上説明した製本処理動作において、ステイプラ818に針を補充するとき、針を交換するとき、ジャム針を除去するときなどの針メンテナンス処理は、開閉扉303を開いて行う。このとき、開閉扉303の開閉は、針補充検知手段である例えば開閉扉開閉検知センサ835によって検知される。このような針メンテナンス処理は、一連のステープル動作を途中で中断して行う場合があり、その針メンテナンス処理後に、中断していたステープル動作を継続できる場合がある。
そこで、針メンテナンス処理後にステープル動作を継続するには、継続することができる情報をCPU900が得ていなければならない。このため、図5の製本処理においては、CPU900が、処理S14でステープル再動作を許可する信号を得ており、この信号と、開閉扉開閉検知センサ835からの開閉扉303を閉めたことの信号とに基づいて、処理S17以降の処理を行っている。
すなわち、フィニッシャ119は、針メンテナンス処理後、中断していたステープル動作を継続することができて、ステープル動作を最初から行う必要がなく、稼動効率を高めることができる。
図6に示す製本処理動作を説明する。
図6の処理S1乃至S9は、図4の処理S1乃至S9と同一な処理であり、図5の処理S11乃至S20の処理とほぼ同様である。CPU900は、処理S1乃至S9において、正常な針打ちが行えなかった場合(S31)、次に搬送されてくる後続シートがあるか否かのチェックを搬送パスセンサ833で行う(S32)。CPU900は、後続シートが無い場合、若しくは後続シートがステイプラ818まで搬送されていない場合には、折りローラ対826を回転させつつ(S33)、突出し部材825に突き動作をさせる(S34)。シート束が折り装置400によって、サドル排出トレイ832に排出された場合(S35)、アラーム情報を通知して動作を終了する(S36)。
シート束がサドル排出トレイ832に排出されなかった場合、CPU900は、所定回数(n回)を上限として突き動作を再度行い、強制的にシート束の排出動作を行う。
CPU900は、突き動作がn回以下の場合(S37)、突き動作回数bをインクリメントして(S38)、突き動作を継続する。
CPU900は、後続シートがあり、その後続シートが搬送パスセンサ833によって検知された場合や、所定回数のn回、突き動作を行っても、シート束がサドル排出トレイに正常に排出できない場合には、ジャムとして本動作を緊急停止する(S39)。緊急停止は、表示部834に表示される。
以上説明したように、フィニッシャ119は、ステープル動作を所定回数のm回行っても、シート束を針綴じできなかった場合、折り装置400の突き動作によって、未綴じのシート束をユーザによって取り除くことなく、自動的に排出することができる。よって、フィニッシャ119は、速やかに再起動することができて、稼働率が向上する。
図7に示す製本処理動作を説明する。
まず、CPU900は、装置本体101から搬送され、中綴じ製本指定がない場合、上部スタックトレイ18aに排出して動作を終了する(S42)ように各部を制御する。CPU900は、中綴じ製本指定された場合(S41)、シートを収納ガイド820に収納する(S43)。
このとき、収納ガイド820に収納されたシートの枚数を、RAM902に格納する(S44)。
その後、CPU900は、図4の処理S4乃至S9と同様な処理を行い、正常に針打ちが行えなかった場合(S46)、次に、搬送されてくる後続シートがあるか否かのチェックを行う(S47)。このチェックは、搬送パスセンサ833が後続シートを検知したか否かによって判断する。後続シートが無い、若しくは後続シートが折り装置400まで搬送されていない場合、CPU900は、RAM902上に格納されている、収納ガイド820に収納されたシートの枚数を参照し、そのシート束の枚数に応じて突き動作回数nを決定する(S48)。CPU900は、シート束を折る折りローラ対826を回転させつつ(S49)、折りローラ対826のニップに対向する突出し部材825により突き動作を実行する(S50)。
シート束がサドル排出トレイ832に排出された場合(S51)、アラーム情報を通知して動作を終了する(S52)。
シート束がサドル排出トレイ832に排出されなかった場合、CPU900は、動作回数nを上限として突き動作の再実行を行い、強制的にシート束の排出動作を行う。
CPU900は、突き動作回数がn回以下の場合(S53)、突き動作回数bをインクリメントして(S54)、突き動作を継続する。
CPU900は、後続シートがあり、その後続シートが搬送パスセンサ833によって検知された場合や、上限動作回数のn回、突き動作を行っても、シート束がサドル排出トレイに正常に排出できない場合には、ジャムとして本動作を緊急停止する(S55)。緊急停止は、表示部834に表示される。
以上説明したように、フィニッシャ119は、ステープル動作を所定回数のm回行っても、シート束を針綴じできなかった場合、折り装置400の突き動作によって、未綴じのシート束をユーザによって取り除くことなく、自動的に排出することができる。よって、フィニッシャ119は、速やかに再起動することができて、稼働率が向上する。
また、フィニッシャ119は、処理S50の処理において、シート束の枚数に応じて突き動作回数nを決定するようになっている。これは、ステープル処理(綴じ処理)をされていないシート束は、折りローラ対826で排出するとき、折りローラ対826に接触した折り曲げられた外側のシートのみ搬送されて、折り曲げられた内側のシートは、その場に残ることがある。これを防止するため、シート束のシート枚数分だけ、折りローラ対826と、突出し部材825とを作動させるようになっている。
なお、以上の図6、図7の処理において、通常の中綴じ製本動作の説明のみ例に挙げて述べてきたが、本発明はこれに限らず、針補給または針ジャム回復時における専用の特殊動作中にも適用することが出来るものである。
また、綴じ手段(ステイプラ818)が、綴じ検知手段(綴じ針検知センサ836)がシートを針綴じしていないことを検知したとき、シートを針綴じするまで針綴じ動作を所定回数継続し、かつ所定回数に達するまでの間に、シート検知手段(搬送パスセンサ833)がシートを検知したとき、針綴じ動作の継続を停止するのは、制御手段としての例えばCPU900の制御によるものである。
本発明の実施形態としての画像形成装置である例えば複写機のシート搬送方向に沿った断面図である。 本発明の実施形態としてのシート処理装置である例えばフィニッシャのシート搬送方向に沿った断面図である。 図2のフィニッシャの制御ブロック図である。 図2のフィニッシャのステープル動作を説明するフローチャートである。 図2のフィニッシャの他のステープル動作を説明するフローチャートである。 図2のフィニッシャの他のステープル動作を説明するフローチャートである。 図2のフィニッシャの他のステープル動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
100 複写機(画像形成装置)
101 複写機(画像形成装置)の装置本体
114 感光体ドラム(画像形成手段)
119 フィニッシャ(シート処理装置)
303 開閉扉
400 折り装置(折り曲げ手段)
818 ステイプラ(綴じ手段)
833 搬送パスセンサ(シート検知手段)
835 開閉扉開閉検知センサ(針補充検知手段)
836 綴じ針検知センサ(綴じ検知手段)

Claims (4)

  1. 順次送り込まれてきたシートを綴じ手段によって針綴じするシート処理装置において、
    前記綴じ手段に前記シートが送り込まれてくるのを検知するシート検知手段と、
    前記綴じ手段が前記シートを針綴じしたか否かを検知する綴じ検知手段と、を備え、
    前記綴じ手段が、前記綴じ検知手段が前記シートを針綴じしていないことを検知したとき、前記シートを針綴じするまで針綴じ動作を所定回数継続し、かつ前記所定回数に達するまでの間に、前記シート検知手段が前記シートを検知したとき、前記針綴じ動作の継続を停止する、
    ことを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記針の交換や補充が終了したことを検知する針補充検知手段を備え、
    前記綴じ手段が、前記針補充検知手段が前記針の交換や補充が終了したことを検知したとき、前記シートを針綴じするまで針綴じ動作を所定回数継続し、かつ前記所定回数に達するまでの間に、前記シート検知手段が前記シートを検知したとき、前記針綴じ動作の継続を停止する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
  3. 前記綴じ手段が針綴じした前記シートを折り曲げて排出する折り曲げ手段を備え、
    前記折り曲げ手段が、前記綴じ手段が前記針綴じ動作を所定回数行っても前記シートを針綴じしなかったとき、該シートを針綴じされていない状態で折り曲げて排出する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート処理装置。
  4. シートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段で画像形成されたシートを綴じるシート処理装置と、を備え、
    前記シート処理装置が請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート処理装置であることを特徴とする画像形成装置。
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