JP2013056758A - 後処理装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の後処理装置は、複数枚の用紙を束ねて用紙束を形成するコンパイルトレイ31と、コンパイルトレイ31により形成された用紙束にステープル針を貫通させるとともにステープル針の端部を折り曲げて用紙束を綴じるステープラ80と、用紙束におけるステープル針によって綴じられた部分に折りを施す折り機構35と、ステープラ80よりも用紙束搬送方向下流側でありかつ折り機構35よりも用紙束搬送方向上流側に配置され、ステープラ80により用紙束に用いられたステープル針を検知する第1の針検知センサ921とを有する。
【選択図】図3
Description
請求項2記載の発明は、前記綴じ針検知部は、前記用紙束に対して前記折り手段によって折られた際に当該用紙束の内側となる面側に配置されていることを特徴とする請求項1記載の後処理装置である。
請求項3記載の発明は、前記綴じ針検知部は、前記用紙束に対して前記綴じ手段により折り曲げられて配置される前記綴じ針の前記端部が配置される側に配置されることを特徴とする請求項1または2記載の後処理装置である。
請求項4記載の発明は、前記綴じ針検知部は、前記用紙束に対して前記用紙束形成部に1番目に供給された用紙側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の後処理装置である。
請求項5記載の発明は、前記折り手段により折られた前記用紙束に用いられた前記綴じ針を検知する他の綴じ針検知部を、当該折り手段よりも用紙束搬送方向下流側にさらに有することを特徴とする請求項1記載の後処理装置である。
請求項6記載の発明は、前記綴じ針検知部が前記綴じ針を検知しないとき前記用紙束が綴じられていないことを報知する報知手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の後処理装置である。
請求項8記載の発明は、前記第1の綴じ針検知部は、前記折り手段よりも用紙束搬送方向上流側に設けられることを特徴とする請求項7記載の後処理装置である。
請求項9記載の発明は、前記第2の綴じ針検知部は、前記折り手段よりも用紙束搬送方向下流側に設けられることを特徴とする請求項7記載の後処理装置である。
請求項10記載の発明は、用紙に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により画像が形成された複数枚の用紙を束ねて用紙束を形成する用紙束形成部と、前記用紙束形成部により形成された前記用紙束に綴じ針を貫通させるとともに当該綴じ針の端部を折り曲げて当該用紙束を綴じる綴じ手段と、前記用紙束における前記綴じ針によって綴じられた部分に折りを施す折り手段と、前記綴じ手段よりも用紙束搬送方向下流側でありかつ前記折り手段よりも用紙束搬送方向上流側に配置され、当該綴じ手段により前記用紙束に用いられた前記綴じ針を検知する綴じ針検知部とを有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項2記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、用紙束の内側に位置する綴じ針の状態をより良好に検知することができる。
請求項3記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、綴じ針の端部の状態を検知することができる。
請求項4記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、用紙束と接触しない位置でかつ綴じ針に対してより近接した位置に綴じ針検知部を配置することができる。
請求項5記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、折り手段により折られた用紙束の綴じ不良をより良好に検知することができる。
請求項6記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、ユーザに綴じ不良が発生したことを確実に報知することができる。
請求項8記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、用紙束の内側に配置される綴じ針の状態をより良好に検知することができる。
請求項9記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、折り手段により折られた用紙束における綴じ針の状態を検知することができる。
請求項10記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、綴じ針によって綴じられた部分に折りを施される用紙束において、綴じ処理の不良をより良好に検知することができる。
<画像形成システム100の説明>
図1は本実施の形態が適用される画像形成システム100の全体構成を示した図である。図1に示す画像形成システム100は、例えば電子写真方式によってカラー画像を形成するプリンタや複写機等の画像形成装置1と、画像形成装置1によって画像が形成された記録材(用紙)Sに対して後処理を施す後処理装置2とを備えている。
画像形成装置1は、各色画像データに基づき画像を形成する画像形成部10と、原稿から画像を読み取って読取画像データを生成する画像読取部11と、画像形成部10に用紙Sを供給する用紙供給部12と、ユーザからの操作入力を受け付けるとともに画像形成システム100の異常をユーザに通知するユーザ・インターフェイス13と、画像形成システム100全体の動作を制御する主制御部14とを備えている。
図2は、後処理装置2の機能を説明する図である。後処理装置2には、フィニッシャユニット5に、用紙Sに対して2穴や4穴等の穴あけ(パンチ)を施すパンチ機能部70と、用紙Sを必要枚数だけ集積させて用紙束B(図4参照)を生成し、用紙束Bの端部にステープル綴じ(端綴じ)を実行する端綴じ機能部40と、用紙Sを必要枚数だけ集積させて用紙束Bを生成し、用紙束Bの中央部分を綴じ処理(中綴じ処理)して小冊子(ブックレット)に製本する中綴じ製本機能部30とを備えている。また、折りユニット4に、用紙Sに対して内三折り(C折り)や外三折り(Z折り)等の折りを施す折り機能部50を備えている。さらには、インターポーザ6やトランスポートユニット3に、用紙束Bの表紙に用いられる厚紙や窓空き用紙等の合紙を供給する合紙供給機能部90を備えている。
次に、フィニッシャユニット5に設けられた中綴じ製本機能部30について説明する。 図3は、本実施の形態の中綴じ製本機能部30の構成を説明する図である。図3に示したように、用紙束Bを小冊子に製本する中綴じ製本機能部30は、画像形成後の用紙Sを予め定められた枚数だけ集積させるコンパイルトレイ31と、コンパイルトレイ31に用紙Sを一枚ずつ搬入する搬入ロール39と、コンパイルトレイ31上に突出する位置決めストッパに用紙束B(図4参照)を載せてコンパイルトレイ31に沿って移動し、用紙束Bの中綴じ位置及び折り位置を決定するエンドガイド32とを備えている。さらに、コンパイルトレイ31上に集積される用紙S(図1参照)をエンドガイド32に向けて揃えるための用紙揃えパドル33と、コンパイルトレイ31上に集積される用紙Sを幅方向に揃える用紙幅揃え部材34とを備えている。
なお、図3では、コンパイルトレイ31の収容面における用紙Sが搬入される際の上流側方向をy方向、収容面内での用紙Sが搬入される方向と直交する方向(用紙Sの幅方向)をx方向、コンパイルトレイ31の収容面と直交する方向をz方向とする。以下に示す図においても、同様とする。
次に、中綴じ製本機能部30の動作について説明する。ここで、図4は、用紙束Bの状態を示す図である。図5は、用紙束Bに折り処理が施される状態を示す図である。
図3に示すように、フィニッシャユニット5は、小冊子の作成に際して、折りユニット4の排出ロール46を介して出力される画像形成(印刷)済の用紙Sを用紙搬入口71にて受け入れ、用紙搬入口71の付近に設けられた入口ロール41を通過させた後、パンチ機能部70において必要に応じてパンチ(穴あけ)処理を施す。そして、パンチ機能部70を通過した用紙Sは第1ゲート42によって中綴じ製本機能部30、または上部用紙収容トレイ49や端綴じ機能部40に振り分けられる。
搬入ロール39はコンパイルトレイ31に用紙Sが集積されるように、搬送されてくる用紙Sを順にコンパイルトレイ31上に積載していく。例えば、5枚、10枚、15枚等といった画像形成装置1の主制御部14(図1参照)にて設定された枚数が、このコンパイルトレイ31に集積される。このとき、エンドガイド32は、例えばエンドガイド32に載せられた用紙Sにおける搬送方向中央部が、ステープラ80による綴じ位置となるよう用紙Sのサイズに合わせて移動し、停止している。さらにその際には、用紙揃えパドル33は、エンドガイド32に向けて回転し、集積される用紙Sをエンドガイド32に押し当てて、用紙揃えを補助している。また、用紙幅揃え部材34は、用紙Sが一枚ずつ搬送されてくる毎にコンパイルトレイ31上に集積される用紙Sの幅方向にスライド移動して、集積された用紙Sに対し幅方向から用紙揃えを行っている。
そして、エンドガイド32が、コンパイルトレイ31の収容面における用紙Sの上流側方向(y方向)に移動することによって、綴じ処理が施された用紙束Bを移動させる。そして、用紙束Bの綴じ処理が施された部分(搬送方向中央部)が折り機構35と対向する位置に到達すると、折り機構35と折りロール36とによる折り処理が施される。
その後、折りロール36による折り処理が完了した用紙束Bは、搬送ロール部材37および搬出ロール部材38によって冊子トレイ45(図3参照)に積載される。
次に、ステープラ80について説明する。図6は、本実施の形態のステープラ80の構成を示した図である。より詳細には、図6(a)は、図3のVI方向から見たステープラ80周辺の概略構成図であり、図6(b−1)乃至図6(b−3)は、ステープラ80の動作を示す図である。
ここで、ステープラ本体80aは、図示しないステープラモータの駆動を受け、ステープラ受け部80bに対して進退可能に設けられている。また、ステープラ受け部80bは、ステープラ本体80a側から供給され用紙束Bを貫通したステープル針51の端部511、512を受け、この端部511、512を折曲げるよう構成される。
次に、ステープラ80の動作について説明をする。
まず、コンパイルトレイ31に用紙Sが搬送されてくる際には、ステープラ本体80aはステープラ受け部80bから離間して配置される。
そして、コンパイルトレイ31上に用紙束Bが集積されると、ステープラ本体80aがステープル針51を一つずつ供給しながら、図示しないステープラモータの駆動を受け用紙束Bに接近する。
次に、針検知センサ92(第1の針検知センサ921、第2の針検知センサ922、第3の針検知センサ923、第4の針検知センサ924)について説明する。ここで、図7は、本実施の形態の第1の針検知センサ921の構成を説明する図である。図8は、用紙束Bの厚みと第2の針検知センサ922の配置を説明する図である。図9は、用紙束Bの厚み方向におけるステープル針51の配置を説明する図である。より詳細には、図9(a)及び(b)は、折り部分Rとステープル針51との関係を説明する図であり、図9(c)は、第2の針検知センサ922の検知領域Dzを説明する図である。
また、針検知センサ92はそれぞれ用紙処理制御部7と電気的に接続されており、この針検知センサ92は金属の存在を検知すると用紙処理制御部7へ信号を送る。
また、第4の針検知センサ924は、搬出ロール部材38の搬送方向下流側であって、折り部分Rが形成された用紙束Bに配置されているステープル針51が通過する領域に向けて設けられている。なお、第4の針検知センサ924は、冊子トレイ45上に向けて配置され、冊子トレイ45上に積載されている用紙束Bにおけるステープル針51を検知するように構成されてもよい。
したがって、図9(c)に示すように、第2の針検知センサ922の検知領域Dzが、用紙束Bの厚み方向全体をその領域内に含むように設定される。第3の針検知センサ923及び第4の針検知センサ924においても、同様に用紙束Bの厚み方向全体を領域内に含むようそれぞれの検知領域Dzが設定される。
次に、針検知センサ92(第1の針検知センサ921、第2の針検知センサ922、第3の針検知センサ923、第4の針検知センサ924)の動作について説明をする。ここで、図10は、ステープル針51の綴じ不良を示す図である。
一方、用紙処理制御部7が特定の時間に針検知センサ92から信号を受けない場合には、用紙処理制御部7は用紙束Bにステープル針51が配置されていないと判断し、ステープラ80によってステープル針51が配置されていないことを、例えば報知手段の一例であるユーザ・インターフェイス13に表示してユーザに報知する。
この特定時間に、画像形成システム100(図1参照)の手前側と奥側とに2つ設けられている第1の針検知センサ921のいずれからも用紙処理制御部7が信号を受けない場合、あるいは第1の針検知センサ921の一方のみから信号を受ける場合には、用紙処理制御部7は用紙束Bにステープル針51が配置されていないと判断する。
さらに説明をすると、第1の針検知センサ921は、用紙束Bに折り処理が施された後には外部からは視認し難い部分となる、折り部分Rの内側におけるステープル針51の配置を、用紙束Bに折り処理が施される前に検知するよう配置されている。
また、複数箇所に針検知センサ92が配置されることにより、ステープラ80の異常等により用紙束Bへの固定が不十分に配置されたステープル針51が、用紙束Bの搬送中に外れた場合も、外れた箇所よりも用紙束Bの搬送方向下流側の針検知センサ92が検知し得る。例えば、固定が不十分であったステープル針51が折り機構35及び折りロール36による折り動作に伴い用紙束Bから外れた場合であっても、折り機構35及び折りロール36よりも用紙束Bの搬送方向下流側に設けられている第2の針検知センサ922、第3の針検知センサ923、及び第4の針検知センサ924が検知し得る。
次に、針検知センサ92の変形例について説明をする。ここで、図11は、第1の針検知センサ921の変形例を示す図である。より詳細には、図11(a)は、第1の変形例における第1の針検知センサ921を示す図であり、図11(b)は、第2の変形例における第1の針検知センサ921を示す図であり、図11(c)は、第2の変形例における綴じ不良のステープル針51を示す図である。
第1端部センサ9211の検知領域Dzを、正常に配置されたステープル針51の端部511が通過する幅(図中X方向の長さ)であって、かつ用紙束Bよりも第1端部センサ9211側の領域とする。第2端部センサ9212の検知領域Dzを、正常に配置されたステープル針51の端部512が通過する幅(図中X方向の長さ)であって、かつ用紙束Bよりも第2端部センサ9212側の領域を検知領域Dzとする。そして、用紙処理制御部7は、第1端部センサ9211及び第2端部センサ9212のそれぞれから信号を受ける。
ここで、例えば図11(c)に示すように、ステープル針51の基部510が折り曲げられて配置された場合には、正常に綴じ処理が施された場合(図11(c)において2点鎖線で示されたステープル針51参照)と比較して、用紙束Bに配置されたステープル針51が第1の針検知センサ921の検知領域Dzに到達する時期が変化する。
Claims (10)
- 複数枚の用紙を束ねて用紙束を形成する用紙束形成部と、
前記用紙束形成部により形成された前記用紙束に綴じ針を貫通させるとともに当該綴じ針の端部を折り曲げて当該用紙束を綴じる綴じ手段と、
前記用紙束における前記綴じ針によって綴じられた部分に折りを施す折り手段と、
前記綴じ手段よりも用紙束搬送方向下流側でありかつ前記折り手段よりも用紙束搬送方向上流側に配置され、当該綴じ手段により前記用紙束に用いられた前記綴じ針を検知する綴じ針検知部と
を有することを特徴とする後処理装置。 - 前記綴じ針検知部は、前記用紙束に対して前記折り手段によって折られた際に当該用紙束の内側となる面側に配置されていることを特徴とする請求項1記載の後処理装置。
- 前記綴じ針検知部は、前記用紙束に対して前記綴じ手段により折り曲げられて配置される前記綴じ針の前記端部が配置される側に配置されることを特徴とする請求項1または2記載の後処理装置。
- 前記綴じ針検知部は、前記用紙束に対して前記用紙束形成部に1番目に供給された用紙側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の後処理装置。
- 前記折り手段により折られた前記用紙束に用いられた前記綴じ針を検知する他の綴じ針検知部を、当該折り手段よりも用紙束搬送方向下流側にさらに有することを特徴とする請求項1記載の後処理装置。
- 前記綴じ針検知部が前記綴じ針を検知しないとき前記用紙束が綴じられていないことを報知する報知手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の後処理装置。
- 複数枚の用紙を束ねて用紙束を形成する用紙束形成部と、
前記用紙束形成部により形成された前記用紙束に綴じ針を貫通させるとともに当該綴じ針の端部を折り曲げて当該用紙束を綴じる綴じ手段と、
前記用紙束における前記綴じ針によって綴じられた部分に折りを施す折り手段と、
前記用紙束に対して前記折り手段によって折られた際に当該用紙束の内側となる面側に配置され、前記綴じ手段により前記用紙束に用いられた前記綴じ針を検知する第1の綴じ針検知部と、
前記用紙束に対して前記折り手段によって折られた際に当該用紙束の外側となる面側に配置され、前記綴じ手段により前記用紙束に用いられた前記綴じ針を検知する第2の綴じ針検知部と
を有することを特徴とする後処理装置。 - 前記第1の綴じ針検知部は、前記折り手段よりも用紙束搬送方向上流側に設けられることを特徴とする請求項7記載の後処理装置。
- 前記第2の綴じ針検知部は、前記折り手段よりも用紙束搬送方向下流側に設けられることを特徴とする請求項7記載の後処理装置。
- 用紙に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部により画像が形成された複数枚の用紙を束ねて用紙束を形成する用紙束形成部と、
前記用紙束形成部により形成された前記用紙束に綴じ針を貫通させるとともに当該綴じ針の端部を折り曲げて当該用紙束を綴じる綴じ手段と、
前記用紙束における前記綴じ針によって綴じられた部分に折りを施す折り手段と、
前記綴じ手段よりも用紙束搬送方向下流側でありかつ前記折り手段よりも用紙束搬送方向上流側に配置され、当該綴じ手段により前記用紙束に用いられた前記綴じ針を検知する綴じ針検知部と
を有することを特徴とする画像形成装置。
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