JP2013056758A - 後処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、綴じ針によって綴じられた部分に折りを施される用紙束において、綴じ処理の不良をより良好に検知する。
【解決手段】本発明の後処理装置は、複数枚の用紙を束ねて用紙束を形成するコンパイルトレイ31と、コンパイルトレイ31により形成された用紙束にステープル針を貫通させるとともにステープル針の端部を折り曲げて用紙束を綴じるステープラ80と、用紙束におけるステープル針によって綴じられた部分に折りを施す折り機構35と、ステープラ80よりも用紙束搬送方向下流側でありかつ折り機構35よりも用紙束搬送方向上流側に配置され、ステープラ80により用紙束に用いられたステープル針を検知する第1の針検知センサ921とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、後処理装置及び画像形成装置に関する。
シート後処理装置として、画像形成装置から排紙され集積されたシート束に所定形状の針を貫通させ、この針の端部を折り曲げてシート束を綴止め処理するステープラにおいて、針をシート束に押圧させる押圧板と、シート束に対してこの押圧部とは反対側に設けられてシート束を貫通した針の端部に衝合してこの端部を折り曲げるとともに針先圧を受けて押圧板の押圧方向に所定位置まで移動する折り曲げ可動部材と、この折り曲げ可動部材の移動に追従する可動片と、この可動片の移動量を光学的に検知する検知部とを有して綴止め処理の良否を判定する判定手段とを設けるものが存在する(特許文献1参照)。
また、シート束綴じ装置として、針によってシート束を綴じるシート束綴じ手段と、シート束綴じ手段がシート束を綴じたか否かを検知するシート束綴じ検知手段と、シート束綴じ手段によってシート束が綴じられていないことがシート束綴じ検知手段によって検知されたとき、シート束が綴じられていないことを報知する報知手段とを備えているものが存在する(特許文献2参照)。
特開平4−344293号公報 特開2002−60122号公報
本発明は、綴じ針によって綴じられた部分に折りを施される用紙束において、綴じ処理の不良をより良好に検知する。
請求項1記載の発明は、複数枚の用紙を束ねて用紙束を形成する用紙束形成部と、前記用紙束形成部により形成された前記用紙束に綴じ針を貫通させるとともに当該綴じ針の端部を折り曲げて当該用紙束を綴じる綴じ手段と、前記用紙束における前記綴じ針によって綴じられた部分に折りを施す折り手段と、前記綴じ手段よりも用紙束搬送方向下流側でありかつ前記折り手段よりも用紙束搬送方向上流側に配置され、当該綴じ手段により前記用紙束に用いられた前記綴じ針を検知する綴じ針検知部とを有することを特徴とする後処理装置である。
請求項2記載の発明は、前記綴じ針検知部は、前記用紙束に対して前記折り手段によって折られた際に当該用紙束の内側となる面側に配置されていることを特徴とする請求項1記載の後処理装置である。
請求項3記載の発明は、前記綴じ針検知部は、前記用紙束に対して前記綴じ手段により折り曲げられて配置される前記綴じ針の前記端部が配置される側に配置されることを特徴とする請求項1または2記載の後処理装置である。
請求項4記載の発明は、前記綴じ針検知部は、前記用紙束に対して前記用紙束形成部に1番目に供給された用紙側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の後処理装置である。
請求項5記載の発明は、前記折り手段により折られた前記用紙束に用いられた前記綴じ針を検知する他の綴じ針検知部を、当該折り手段よりも用紙束搬送方向下流側にさらに有することを特徴とする請求項1記載の後処理装置である。
請求項6記載の発明は、前記綴じ針検知部が前記綴じ針を検知しないとき前記用紙束が綴じられていないことを報知する報知手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の後処理装置である。
請求項7記載の発明は、複数枚の用紙を束ねて用紙束を形成する用紙束形成部と、前記用紙束形成部により形成された前記用紙束に綴じ針を貫通させるとともに当該綴じ針の端部を折り曲げて当該用紙束を綴じる綴じ手段と、前記用紙束における前記綴じ針によって綴じられた部分に折りを施す折り手段と、前記用紙束に対して前記折り手段によって折られた際に当該用紙束の内側となる面側に配置され、前記綴じ手段により前記用紙束に用いられた前記綴じ針を検知する第1の綴じ針検知部と、前記用紙束に対して前記折り手段によって折られた際に当該用紙束の外側となる面側に配置され、前記綴じ手段により前記用紙束に用いられた前記綴じ針を検知する第2の綴じ針検知部とを有することを特徴とする後処理装置である。
請求項8記載の発明は、前記第1の綴じ針検知部は、前記折り手段よりも用紙束搬送方向上流側に設けられることを特徴とする請求項7記載の後処理装置である。
請求項9記載の発明は、前記第2の綴じ針検知部は、前記折り手段よりも用紙束搬送方向下流側に設けられることを特徴とする請求項7記載の後処理装置である。
請求項10記載の発明は、用紙に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により画像が形成された複数枚の用紙を束ねて用紙束を形成する用紙束形成部と、前記用紙束形成部により形成された前記用紙束に綴じ針を貫通させるとともに当該綴じ針の端部を折り曲げて当該用紙束を綴じる綴じ手段と、前記用紙束における前記綴じ針によって綴じられた部分に折りを施す折り手段と、前記綴じ手段よりも用紙束搬送方向下流側でありかつ前記折り手段よりも用紙束搬送方向上流側に配置され、当該綴じ手段により前記用紙束に用いられた前記綴じ針を検知する綴じ針検知部とを有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項1記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、綴じ針によって綴じられた部分に折りを施される用紙束において、綴じ処理の不良をより良好に検知することができる。
請求項2記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、用紙束の内側に位置する綴じ針の状態をより良好に検知することができる。
請求項3記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、綴じ針の端部の状態を検知することができる。
請求項4記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、用紙束と接触しない位置でかつ綴じ針に対してより近接した位置に綴じ針検知部を配置することができる。
請求項5記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、折り手段により折られた用紙束の綴じ不良をより良好に検知することができる。
請求項6記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、ユーザに綴じ不良が発生したことを確実に報知することができる。
請求項7記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、綴じ針によって綴じられた部分に折りを施される用紙束において、綴じ処理の不良をより良好に検知することができる。
請求項8記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、用紙束の内側に配置される綴じ針の状態をより良好に検知することができる。
請求項9記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、折り手段により折られた用紙束における綴じ針の状態を検知することができる。
請求項10記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、綴じ針によって綴じられた部分に折りを施される用紙束において、綴じ処理の不良をより良好に検知することができる。
本実施の形態が適用される画像形成システムの全体構成を示した図である。 後処理装置の機能を説明する図である。 本実施の形態の中綴じ製本機能部の構成を説明する図である。 用紙束の状態を示す図である。 用紙束に折り処理が施される状態を示す図である。 本実施の形態のステープラの構成を示した図である。 本実施の形態の第1の針検知センサの構成を説明する図である。 用紙束の厚みと第2の針検知センサの配置を説明する図である。 用紙束の厚み方向におけるステープル針の配置を説明する図である。 ステープル針の綴じ不良を示す図である。 第1の針検知センサの変形例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<画像形成システム100の説明>
図1は本実施の形態が適用される画像形成システム100の全体構成を示した図である。図1に示す画像形成システム100は、例えば電子写真方式によってカラー画像を形成するプリンタや複写機等の画像形成装置1と、画像形成装置1によって画像が形成された記録材(用紙)Sに対して後処理を施す後処理装置2とを備えている。
画像形成装置1は、各色画像データに基づき画像を形成する画像形成部10と、原稿から画像を読み取って読取画像データを生成する画像読取部11と、画像形成部10に用紙Sを供給する用紙供給部12と、ユーザからの操作入力を受け付けるとともに画像形成システム100の異常をユーザに通知するユーザ・インターフェイス13と、画像形成システム100全体の動作を制御する主制御部14とを備えている。
後処理装置2は、画像形成装置1から画像形成された用紙Sを受け入れて搬送するトランスポートユニット3と、トランスポートユニット3から搬入された用紙Sに対して折り処理を施す折りユニット4と、折りユニット4を通過した用紙Sに対して最終処理を施すフィニッシャユニット5とを備えている。さらに、冊子の表紙等を構成するための合紙を供給するインターポーザ6と、後処理装置2の各機能部を制御する用紙処理制御部7とを備えている。なお、図1の後処理装置2では、用紙処理制御部7が後処理装置2内に設けられた構成を示したが、用紙処理制御部7を画像形成装置1内に設けてもよい。また、画像形成装置1にて画像形成システム100全体の動作を制御する主制御部14が用紙処理制御部7の制御機能を兼ね備えた構成としてもよい。
<後処理装置2の説明>
図2は、後処理装置2の機能を説明する図である。後処理装置2には、フィニッシャユニット5に、用紙Sに対して2穴や4穴等の穴あけ(パンチ)を施すパンチ機能部70と、用紙Sを必要枚数だけ集積させて用紙束B(図4参照)を生成し、用紙束Bの端部にステープル綴じ(端綴じ)を実行する端綴じ機能部40と、用紙Sを必要枚数だけ集積させて用紙束Bを生成し、用紙束Bの中央部分を綴じ処理(中綴じ処理)して小冊子(ブックレット)に製本する中綴じ製本機能部30とを備えている。また、折りユニット4に、用紙Sに対して内三折り(C折り)や外三折り(Z折り)等の折りを施す折り機能部50を備えている。さらには、インターポーザ6やトランスポートユニット3に、用紙束Bの表紙に用いられる厚紙や窓空き用紙等の合紙を供給する合紙供給機能部90を備えている。
<中綴じ製本機能部30の説明>
次に、フィニッシャユニット5に設けられた中綴じ製本機能部30について説明する。 図3は、本実施の形態の中綴じ製本機能部30の構成を説明する図である。図3に示したように、用紙束Bを小冊子に製本する中綴じ製本機能部30は、画像形成後の用紙Sを予め定められた枚数だけ集積させるコンパイルトレイ31と、コンパイルトレイ31に用紙Sを一枚ずつ搬入する搬入ロール39と、コンパイルトレイ31上に突出する位置決めストッパに用紙束B(図4参照)を載せてコンパイルトレイ31に沿って移動し、用紙束Bの中綴じ位置及び折り位置を決定するエンドガイド32とを備えている。さらに、コンパイルトレイ31上に集積される用紙S(図1参照)をエンドガイド32に向けて揃えるための用紙揃えパドル33と、コンパイルトレイ31上に集積される用紙Sを幅方向に揃える用紙幅揃え部材34とを備えている。
また、中綴じ製本機能部30は、コンパイルトレイ31上に集積された用紙束Bに対し、金属製のステープラ用つづり針51(ステープル針、綴じ針、後述)を貫通させながら綴じ処理を施すステープラ(綴じ手段)80と、綴じ処理が施された用紙束Bに対しコンパイルトレイ(用紙束形成部)31の裏面側から収容面側(z方向)に向けて突出するように移動する折りナイフ35aを有する折り機構(折り手段)35と、折りナイフ35aによって折りが開始された用紙束Bを挟み込む一対のロールからなる折りロール36とを備えている。さらに、折りロール36の下流側には、折り機構35及び折りロール36により折り処理されて製本化された用紙束Bを搬送する搬送ロール部材37と、製本化された用紙束Bを積載する冊子トレイ45と、用紙束Bを冊子トレイ45へと搬出する搬出ロール部材38とを備えている。
さらに、中綴じ製本機能部30は、綴じ針検知部の一例であり、用紙束Bに配置されたステープル針51を検知する針検知センサ92(第1の針検知センサ921、第2の針検知センサ922、第3の針検知センサ923、第4の針検知センサ924)を備えている(後述)。
なお、図3では、コンパイルトレイ31の収容面における用紙Sが搬入される際の上流側方向をy方向、収容面内での用紙Sが搬入される方向と直交する方向(用紙Sの幅方向)をx方向、コンパイルトレイ31の収容面と直交する方向をz方向とする。以下に示す図においても、同様とする。
<中綴じ製本機能部30の動作についての説明>
次に、中綴じ製本機能部30の動作について説明する。ここで、図4は、用紙束Bの状態を示す図である。図5は、用紙束Bに折り処理が施される状態を示す図である。
図3に示すように、フィニッシャユニット5は、小冊子の作成に際して、折りユニット4の排出ロール46を介して出力される画像形成(印刷)済の用紙Sを用紙搬入口71にて受け入れ、用紙搬入口71の付近に設けられた入口ロール41を通過させた後、パンチ機能部70において必要に応じてパンチ(穴あけ)処理を施す。そして、パンチ機能部70を通過した用紙Sは第1ゲート42によって中綴じ製本機能部30、または上部用紙収容トレイ49や端綴じ機能部40に振り分けられる。
画像形成済の用紙Sを外部に排紙するか、または端綴じ冊子を作成する場合には、用紙処理制御部7からの制御信号に基づき、第1ゲート42において用紙Sが上方に向けられ、搬送ロール43によってさらに上方に搬送されて、上部用紙収容トレイ49や端綴じ機能部40に送られる。一方、中綴じされた小冊子を作成する場合には、用紙処理制御部7からの制御信号に基づき、第1ゲート42において用紙Sが下方に向けられ、搬送ロール44を経て搬入ロール39に送られる。
搬入ロール39はコンパイルトレイ31に用紙Sが集積されるように、搬送されてくる用紙Sを順にコンパイルトレイ31上に積載していく。例えば、5枚、10枚、15枚等といった画像形成装置1の主制御部14(図1参照)にて設定された枚数が、このコンパイルトレイ31に集積される。このとき、エンドガイド32は、例えばエンドガイド32に載せられた用紙Sにおける搬送方向中央部が、ステープラ80による綴じ位置となるよう用紙Sのサイズに合わせて移動し、停止している。さらにその際には、用紙揃えパドル33は、エンドガイド32に向けて回転し、集積される用紙Sをエンドガイド32に押し当てて、用紙揃えを補助している。また、用紙幅揃え部材34は、用紙Sが一枚ずつ搬送されてくる毎にコンパイルトレイ31上に集積される用紙Sの幅方向にスライド移動して、集積された用紙Sに対し幅方向から用紙揃えを行っている。
そして、コンパイルトレイ31に予め定められた枚数の用紙Sが集積された用紙束Bが形成された後、ステープラ80によって綴じ処理が施される(後述)。なお、図4(a)に示すように、ステープラ80によって綴じ処理が施された用紙束Bは、搬送方向(y方向)中央部をステープル針51によって綴じられている状態である。
そして、エンドガイド32が、コンパイルトレイ31の収容面における用紙Sの上流側方向(y方向)に移動することによって、綴じ処理が施された用紙束Bを移動させる。そして、用紙束Bの綴じ処理が施された部分(搬送方向中央部)が折り機構35と対向する位置に到達すると、折り機構35と折りロール36とによる折り処理が施される。
具体的には、図5に示すように、折りナイフ35aがコンパイルトレイ31の裏面側から収容面側(z方向)に向かう向きで押し出される。折りナイフ35aはコンパイルトレイ31の収容面に直交する方向の上側(z方向)に向けられ、折りナイフ35aの先端が用紙束Bに接する。そして、折りナイフ35aの先端はさらに上方向(z方向)に押し出され、用紙束Bは持ち上げられて、折りロール36に挟み込まれることにより折り処理が施される。なお、図4(b)に示すように、折り機構35と折りロール36とにより折り処理が施された用紙束Bは、ステープル針51によって綴じ処理が施された部分が折られている状態である。
その後、折りロール36による折り処理が完了した用紙束Bは、搬送ロール部材37および搬出ロール部材38によって冊子トレイ45(図3参照)に積載される。
ここで、折り機構35は、用紙束Bが充分に折りロール36に入り込む位置まで折りナイフ35aを移動するように構成されるとともに、コンパイルトレイ31への用紙集積段階や、ステープラ80による中綴じ段階、また、中綴じ後の用紙搬送段階では、その先端がコンパイルトレイ31の裏面方向(−y方向)に退避しており、コンパイルトレイ31の表面(収容面)に現れることのないように構成されている。
また、用紙束Bにおいて、折り機構35及び折りロール36によって折り処理が施された部分を折り部分Rとする(図4(b)参照)。さらに、図示の例においては、図4(b)に示すように、折り処理が施された用紙束Bにおける折り部分Rであって、折り部分Rの内側面に、ステープル針51の端部511、512が配置される。一方、用紙束Bにおける折り部分Rの外側面には、ステープル針51の端部511及び端部512に挟まれた部分である基部510が配置される。
<ステープラ80の説明>
次に、ステープラ80について説明する。図6は、本実施の形態のステープラ80の構成を示した図である。より詳細には、図6(a)は、図3のVI方向から見たステープラ80周辺の概略構成図であり、図6(b−1)乃至図6(b−3)は、ステープラ80の動作を示す図である。
図6(a)に示す例においては、用紙束Bにおける2箇所に綴じ処理を施すべく、画像形成システム100(図1参照)の手前側と奥側とに2つのステープラ80が設けられている。図示の例において2つのステープラ80は、それぞれ用紙束Bの搬送方向における同じ位置に同様の構造で構成されている。
ステープラ80は、コンパイルトレイ31上に集積された用紙束Bに対してコンパイルトレイ31とは反対側に配置され、用紙束Bに対してステープル針51を一つずつ供給するステープラ本体80aを有する。また、ステープラ80は、コンパイルトレイ31上に集積された用紙束Bに対してコンパイルトレイ31側であってかつ用紙束Bを挟んでステープラ本体80aと対向する位置に配置され、ステープラ本体80aから供給されるステープル針51を受けるステープラ受け部80bを有する。
ここで、ステープラ本体80aは、図示しないステープラモータの駆動を受け、ステープラ受け部80bに対して進退可能に設けられている。また、ステープラ受け部80bは、ステープラ本体80a側から供給され用紙束Bを貫通したステープル針51の端部511、512を受け、この端部511、512を折曲げるよう構成される。
<ステープラ80の動作の説明>
次に、ステープラ80の動作について説明をする。
まず、コンパイルトレイ31に用紙Sが搬送されてくる際には、ステープラ本体80aはステープラ受け部80bから離間して配置される。
そして、コンパイルトレイ31上に用紙束Bが集積されると、ステープラ本体80aがステープル針51を一つずつ供給しながら、図示しないステープラモータの駆動を受け用紙束Bに接近する。
図6(b−1)に示すように、ステープラ本体80aがステープル針51の基部510を押圧しながら用紙束Bに接近することにより、ステープル針51の端部511、512は用紙束Bを貫通する。そして、図6(b−2)に示すように、ステープラ本体80aとステープラ受け部80bとがさらに接近する(図6(b−2)矢印参照)ことにより、ステープル針51の端部511、512は、ステープラ本体80a及びステープラ受け部80bから力を受け折り曲げられる。このことにより用紙束Bに綴じ処理が施される。そして、図6(b−3)に示すように、図示しないステープラモータが逆回転することによりステープラ本体80aがステープラ受け部80bから離れる(図6(b−3)矢印参照)。
<針検知センサ92の説明>
次に、針検知センサ92(第1の針検知センサ921、第2の針検知センサ922、第3の針検知センサ923、第4の針検知センサ924)について説明する。ここで、図7は、本実施の形態の第1の針検知センサ921の構成を説明する図である。図8は、用紙束Bの厚みと第2の針検知センサ922の配置を説明する図である。図9は、用紙束Bの厚み方向におけるステープル針51の配置を説明する図である。より詳細には、図9(a)及び(b)は、折り部分Rとステープル針51との関係を説明する図であり、図9(c)は、第2の針検知センサ922の検知領域Dzを説明する図である。
まず、本実施の形態における針検知センサ92として用いるセンサとしては、公知のものを使用できる。針検知センサ92として、例えば地磁気により着磁された金属片による磁界の変化を検出することによって金属の存在を検出する磁界センサを用いることができる。
また、針検知センサ92はそれぞれ用紙処理制御部7と電気的に接続されており、この針検知センサ92は金属の存在を検知すると用紙処理制御部7へ信号を送る。
図3に示すように、第1の針検知センサ(第1の綴じ針検知部)921は、用紙束Bが搬送される方向(y方向)におけるステープラ80と折り機構35との間に設けられる。ここで、上述のように、ステープラ80は、画像形成システム100(図1参照)の手前側と奥側とに2つ設けられている。よって、図7に示すように、第1の針検知センサ921は、手前側と奥側とに設けられたステープラ80のそれぞれによって配置されたステープル針51を検知するよう、画像形成システム100(図1参照)の手前側と奥側とに2つ設けられている。なお、他の金属探知センサ(第2の針検知センサ922、第3の針検知センサ923、第4の針検知センサ924)もそれぞれ画像形成システム100(図1参照)の手前側と奥側とに2つ設けられている。
また、図7に示すように、第1の針検知センサ921は、ステープル針51を直接検知するよう、ステープラ80によって綴じ処理が施され搬送される用紙束Bに対するコンパイルトレイ31側から、用紙束Bに向けて設けられている。さらに説明すると、第1の針検知センサ921は、用紙束Bに配置されたステープル針51が通過する領域に向けて設けられている。図示の例においては、第1の針検知センサ921は、折り曲げられたステープル針51の端部511、512が通過する領域に向けて設けられている。
さて、上述のように第1用紙S1(図6参照)は用紙束Bを構成する用紙Sのうちコンパイルトレイ31上に最初に供給され、コンパイルトレイ31と接して配置される。ここで、用紙束Bを構成する用紙Sの枚数が変化すると、用紙束Bの厚さは変化する。そのため、仮に用紙束Bに対して、用紙束Bにおける第1用紙S1が配置されている側とは反対側に第1の針検知センサ921を設けた場合、用紙束Bの厚さが変わると、第1の針検知センサ921がステープル針51を検出する際の第1の針検知センサ921とステープル針51との間の距離が変わってしまう。
一方、用紙束Bを構成する用紙Sの枚数が用紙束Bごとに変化した場合であっても、コンパイルトレイ31と接して配置される第1用紙S1(図6参照)の位置は変化しない。したがって、上述のように第1の針検知センサ921をコンパイルトレイ31側に設けることにより、用紙束Bの厚さに関わらず、第1の針検知センサ921がステープル針51を検出する際の第1の針検知センサ921とステープル針51との間の距離は変わらない。そして、第1の針検知センサ921をステープル針51が通過する位置に対してより近づけて配置し得る。このことにより、例えば、第1の針検知センサ921がステープル針51を検知する精度を向上させ得る。
また、ステープル針51の端部511、512は第1用紙S1上に配置されることから、用紙束Bを構成する用紙Sの枚数が変化した場合であっても、ステープル針51の端部511、512が通過する位置は変化しない。したがって、上述のように、搬送される用紙束Bに対してコンパイルトレイ31側に固定して設けられている第1の針検知センサ921と、ステープル針51が通過する領域との距離は、用紙束Bの枚数が増減した際にも変化しない。このことにより、コンパイルトレイ31側に設けられている第1の針検知センサ921は、安定してステープル針51の検知を行い得る。
さて、図7に示す例においては、第1の針検知センサ921の金属を検知する領域である検知領域Dzは、ステープル針51が通過する領域であって、用紙束Bよりも針検知センサ92側に存在する金属を検知するように設定される。さらに説明をすると、第1の針検知センサ921の検知領域Dzをステープル針51の端部511、512が通過する領域、すなわち正常に配置されたステープル針51が通過する幅(図中X方向の長さ)であって、かつ用紙束Bよりも第1の針検知センサ921側に存在する領域とする。例えば、第1の針検知センサ921の検知領域Dzを、第1の針検知センサ921の先端からの検出距離が1mmであり直径が5mmの領域とする。
また、図5に示すように、第2の針検知センサ(第2の綴じ針検知部)922は、用紙束Bが搬送される方向(z方向)における折りロール36と搬送ロール部材37との間に設けられている。第2の針検知センサ922は、折り機構35及び折りロール36によって形成される用紙束Bの折り部分Rに配置されているステープル針51が通過する領域に向けて設けられている。
さて、図3に示すように、第3の針検知センサ923は、搬送ロール部材37と搬出ロール部材38との間であって、折り部分Rが形成された用紙束Bに配置されているステープル針51が通過する領域に向けて設けられている。
また、第4の針検知センサ924は、搬出ロール部材38の搬送方向下流側であって、折り部分Rが形成された用紙束Bに配置されているステープル針51が通過する領域に向けて設けられている。なお、第4の針検知センサ924は、冊子トレイ45上に向けて配置され、冊子トレイ45上に積載されている用紙束Bにおけるステープル針51を検知するように構成されてもよい。
ここで、第2の針検知センサ922、第3の針検知センサ923、及び第4の針検知センサ924は、折り部分Rが形成された用紙束Bに配置されているステープル針51を検知する。図8に示すように、例えば用紙束Bを構成する用紙Sの枚数及び種類に応じて、用紙束Bの高さが変化する。したがって、第2の針検知センサ922は、中綴じ製本機能部30によって作成される用紙束(小冊子)Bのうち、最も厚みが厚い用紙束Bが通過した際に、用紙束Bと接触しない位置に設けられる。第3の針検知センサ923及び第4の針検知センサ924も同様に用紙束Bと接触しないよう配置される。
また、図9に示すように、用紙束Bに配置されるステープル針51の位置のばらつきと、用紙束Bに形成される折り部分Rの位置のばらつきとの関係により、用紙束Bの厚み方向においてステープル針51の配置が変化し得る。すなわち、ステープル針51が、用紙束Bの表面側(図中上側)に配置される場合(図9(a)参照)や、用紙束Bの裏面側(図中下側)に配置される場合(図9(b)参照)があり得る。
したがって、図9(c)に示すように、第2の針検知センサ922の検知領域Dzが、用紙束Bの厚み方向全体をその領域内に含むように設定される。第3の針検知センサ923及び第4の針検知センサ924においても、同様に用紙束Bの厚み方向全体を領域内に含むようそれぞれの検知領域Dzが設定される。
<針検知センサ92の動作の説明>
次に、針検知センサ92(第1の針検知センサ921、第2の針検知センサ922、第3の針検知センサ923、第4の針検知センサ924)の動作について説明をする。ここで、図10は、ステープル針51の綴じ不良を示す図である。
上述のように、針検知センサ92は金属を検知すると用紙処理制御部7へ信号を送る。用紙処理制御部7が特定の時間に針検知センサ92からの信号を受ける場合には、用紙処理制御部7は用紙束Bにステープル針51が配置されていると判断し、用紙束Bの搬送等を継続する。
一方、用紙処理制御部7が特定の時間に針検知センサ92から信号を受けない場合には、用紙処理制御部7は用紙束Bにステープル針51が配置されていないと判断し、ステープラ80によってステープル針51が配置されていないことを、例えば報知手段の一例であるユーザ・インターフェイス13に表示してユーザに報知する。
さらに、用紙処理制御部7は、画像形成システム100を停止させ、後処理装置2の動作を停止させ、検知の結果、ステープル針51が配置されていないと判断した用紙束B以降の用紙Sに対する画像形成や用紙Sの搬送を停止させる。なお、検知の結果ステープル針51が配置されていないと判断した用紙束Bは、ユーザが取り出す作業を容易とするよう冊子トレイ45へと搬送される。そして、ユーザによってステープラ80の異常が解消された後には、例えばユーザ・インターフェイス13がユーザからの指示を受けて、用紙処理制御部7は、後処理装置2の動作を再開させる。
ここで、上述の特定の時間とは、各針検知センサ92がそれぞれある時点を基準時として、この基準時から用紙束Bに正常に設けられたステープル針51がその針検知センサ92の検知領域を正常に通過するのに要する時間が経過するときの時間である。なお、各針検知センサ92は、各々異なる位置に配置されるので、基準時または特定の時間あるいはその両方が、針検知センサ92ごとに個別に設定される。
例として第1の針検知センサ921を用いて説明をする。また、この例においてはステープラ80が用紙束Bに対して綴じ処理を開始する時間を基準時とする。この基準時から、用紙束Bに配置されたステープル針51が第1の針検知センサ921を通過するまでに要する時間が経過するときを特定時間とする。なお、用紙束Bの搬送速度のばらつきなどに基づき、特定時間に予め定めた期間の幅を持たせる。
この特定時間に、画像形成システム100(図1参照)の手前側と奥側とに2つ設けられている第1の針検知センサ921のいずれからも用紙処理制御部7が信号を受けない場合、あるいは第1の針検知センサ921の一方のみから信号を受ける場合には、用紙処理制御部7は用紙束Bにステープル針51が配置されていないと判断する。
ここで、第1の針検知センサ921は、上述のようにステープラ80と折り機構35との間に設けられている(図3参照)。したがって、第1の針検知センサ921は、折りたたまれていない用紙束B、すなわち折り部分Rが形成される前の状態である用紙束B(図4(a)参照)に配置されたステープル針51を検知する。また、搬送される用紙束Bに対して、用紙束Bに折り処理が施された際に折り部分Rの内側となる側において、ステープル針51を検知する。
さらに説明をすると、第1の針検知センサ921は、用紙束Bに折り処理が施された後には外部からは視認し難い部分となる、折り部分Rの内側におけるステープル針51の配置を、用紙束Bに折り処理が施される前に検知するよう配置されている。
一方、図3に示すように、第2の針検知センサ922、第3の針検知センサ923、及び第4の針検知センサ924は、折り機構35に対して搬送方向下流側に設けられている。したがって、第2の針検知センサ922、第3の針検知センサ923、及び第4の針検知センサ924は、折りたたまれた用紙束B、すなわち折り部分Rが形成された状態である用紙束B(図4(b)参照)に配置されたステープル針51を検知する。また、折り処理が施された用紙束Bの外側からステープル針51を検知する。なお、第1の針検知センサ921、第2の針検知センサ922、第3の針検知センサ923、及び第4の針検知センサ924が用紙束Bの両面側からそれぞれステープル針51を検知することにより、ステープル針51の状態をより確実に検知できる。
さて、第1の針検知センサ921は、コンパイルトレイ31に沿って綴じ処理が施された用紙束Bが搬送される方向(y方向)において、ステープラ80の下流側であってステープラ80に近接する位置に配置される。このことにより、ステープル針51の有無を早期に検知し得る。ステープル針51の有無を早期に検知することにより、画像形成システム100を早期に停止させ、さらに綴じ不良の用紙束Bが形成されることを抑制する。したがって、画像形成システム100によって形成される用紙束Bの不良率が悪化することが回避できる。
ここで、用紙束Bの搬送方向に沿って、複数箇所に針検知センサ92が配置されることにより、仮に一部の針検知センサ92が誤作動した場合であっても確実にステープル針51が配置されていないことを検知することができる。
また、複数箇所に針検知センサ92が配置されることにより、ステープラ80の異常等により用紙束Bへの固定が不十分に配置されたステープル針51が、用紙束Bの搬送中に外れた場合も、外れた箇所よりも用紙束Bの搬送方向下流側の針検知センサ92が検知し得る。例えば、固定が不十分であったステープル針51が折り機構35及び折りロール36による折り動作に伴い用紙束Bから外れた場合であっても、折り機構35及び折りロール36よりも用紙束Bの搬送方向下流側に設けられている第2の針検知センサ922、第3の針検知センサ923、及び第4の針検知センサ924が検知し得る。
さて、上述のように第1の針検知センサ921の検知領域Dzは、ステープル針51の端部511、512が通過する領域とする。このことにより、第1の針検知センサ921は、ステープル針51が用紙束Bに配置はされているものの、ステープル針51による用紙束Bの綴じが不良(異常)である場合に、ユーザ・インターフェイス13に表示してユーザに通知し得る。
例えば、図10に示すように、ステープル針51が用紙束Bに配置はされているものの、ステープル針51の端部511、512が開いた状態で折り曲げられている場合、このステープル針51が第1の針検知センサ921を通過する際に、第1の針検知センサ921はステープル針51の端部511、512を検知しない。したがって、用紙処理制御部7は、特定の時間に第1の針検知センサ921からの信号を受けないことから、ユーザ・インターフェイス13に異常であることを表示してユーザに通知し得る。
<変形例>
次に、針検知センサ92の変形例について説明をする。ここで、図11は、第1の針検知センサ921の変形例を示す図である。より詳細には、図11(a)は、第1の変形例における第1の針検知センサ921を示す図であり、図11(b)は、第2の変形例における第1の針検知センサ921を示す図であり、図11(c)は、第2の変形例における綴じ不良のステープル針51を示す図である。
まず、図11(a)に示すように、第1の針検知センサ921を、ステープル針51の端部511、512が通過する領域それぞれに、第1端部センサ9211と第2端部センサ9212とを設ける構成であってもよい。
第1端部センサ9211の検知領域Dzを、正常に配置されたステープル針51の端部511が通過する幅(図中X方向の長さ)であって、かつ用紙束Bよりも第1端部センサ9211側の領域とする。第2端部センサ9212の検知領域Dzを、正常に配置されたステープル針51の端部512が通過する幅(図中X方向の長さ)であって、かつ用紙束Bよりも第2端部センサ9212側の領域を検知領域Dzとする。そして、用紙処理制御部7は、第1端部センサ9211及び第2端部センサ9212のそれぞれから信号を受ける。
この構成により、例えば、ステープル針51の端部511、512のいずれか一方が開いた状態を異常として検知し得る。さらに説明をすると、搬送されてくる用紙束Bに配置されたステープル針51の端部511、512のいずれか一方が開いた状態である場合、第1端部センサ9211及び第2端部センサ9212のいずれか一方がステープル針51の端部511、512を検知しない。そして、用紙処理制御部7は、特定の時間に第1端部センサ9211及び第2端部センサ9212の一方からの信号を受けないことから、ユーザ・インターフェイス13に異常であることを表示してユーザに通知される。
さて、上述の形態においては、第1の針検知センサ921は、搬送される用紙束Bに対してコンパイルトレイ31側に設けられる構成として説明をしたが、これに限定されない。例えば、第1の針検知センサ921を、搬送される用紙束Bに対してコンパイルトレイ31側とは反対側に配置してもよい。図11(b)に示すように、この構成においては、第1の針検知センサ921は、用紙束Bに対して、用紙束Bに配置されたステープル針51の基部510側に配置される。
さらに説明をすると、この第1の針検知センサ921の検知領域Dzを、正常に綴じ処理が施されたステープル針51の基部510が通過する幅(図中X方向の長さ)以下であって、かつ用紙束Bよりもセンサ側に存在する領域とする。
ここで、例えば図11(c)に示すように、ステープル針51の基部510が折り曲げられて配置された場合には、正常に綴じ処理が施された場合(図11(c)において2点鎖線で示されたステープル針51参照)と比較して、用紙束Bに配置されたステープル針51が第1の針検知センサ921の検知領域Dzに到達する時期が変化する。
図示の例においては、用紙束Bに配置されたステープル針51が第1の針検知センサ921の検知領域Dzに到達する時間が早くなる。したがって、用紙処理制御部7が第1の針検知センサ921から特定の時間に信号を受けないことから、用紙処理制御部7はステープル針51の綴じ不良が発生していることを検知する。用紙処理制御部7が綴じ不良が発生していると検知した場合には、用紙処理制御部7はステープル針51の綴じ不良が発生していることをユーザ・インターフェイス13に表示してユーザに通知する。
さらに説明をすると、第1の針検知センサ921を、搬送される用紙束Bに対してコンパイルトレイ31側と、搬送される用紙束Bに対してコンパイルトレイ31側とは反対側とにそれぞれ配置してもよい。用紙束Bの両面側からそれぞれステープル針51を検知することにより、ステープル針51の状態をより確実に検知できる。
1…画像形成装置、2…後処理装置、3…トランスポートユニット、4…折りユニット、5…フィニッシャユニット、6…インターポーザ、7…用紙処理制御部、10…画像形成部、14…主制御部、30…中綴じ製本機能部、31…コンパイルトレイ、32…エンドガイド、35…折り機構、36…折りロール、51…ステープル針、80…ステープラ、92…針検知センサ、100…画像形成システム

Claims (10)

  1. 複数枚の用紙を束ねて用紙束を形成する用紙束形成部と、
    前記用紙束形成部により形成された前記用紙束に綴じ針を貫通させるとともに当該綴じ針の端部を折り曲げて当該用紙束を綴じる綴じ手段と、
    前記用紙束における前記綴じ針によって綴じられた部分に折りを施す折り手段と、
    前記綴じ手段よりも用紙束搬送方向下流側でありかつ前記折り手段よりも用紙束搬送方向上流側に配置され、当該綴じ手段により前記用紙束に用いられた前記綴じ針を検知する綴じ針検知部と
    を有することを特徴とする後処理装置。
  2. 前記綴じ針検知部は、前記用紙束に対して前記折り手段によって折られた際に当該用紙束の内側となる面側に配置されていることを特徴とする請求項1記載の後処理装置。
  3. 前記綴じ針検知部は、前記用紙束に対して前記綴じ手段により折り曲げられて配置される前記綴じ針の前記端部が配置される側に配置されることを特徴とする請求項1または2記載の後処理装置。
  4. 前記綴じ針検知部は、前記用紙束に対して前記用紙束形成部に1番目に供給された用紙側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の後処理装置。
  5. 前記折り手段により折られた前記用紙束に用いられた前記綴じ針を検知する他の綴じ針検知部を、当該折り手段よりも用紙束搬送方向下流側にさらに有することを特徴とする請求項1記載の後処理装置。
  6. 前記綴じ針検知部が前記綴じ針を検知しないとき前記用紙束が綴じられていないことを報知する報知手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の後処理装置。
  7. 複数枚の用紙を束ねて用紙束を形成する用紙束形成部と、
    前記用紙束形成部により形成された前記用紙束に綴じ針を貫通させるとともに当該綴じ針の端部を折り曲げて当該用紙束を綴じる綴じ手段と、
    前記用紙束における前記綴じ針によって綴じられた部分に折りを施す折り手段と、
    前記用紙束に対して前記折り手段によって折られた際に当該用紙束の内側となる面側に配置され、前記綴じ手段により前記用紙束に用いられた前記綴じ針を検知する第1の綴じ針検知部と、
    前記用紙束に対して前記折り手段によって折られた際に当該用紙束の外側となる面側に配置され、前記綴じ手段により前記用紙束に用いられた前記綴じ針を検知する第2の綴じ針検知部と
    を有することを特徴とする後処理装置。
  8. 前記第1の綴じ針検知部は、前記折り手段よりも用紙束搬送方向上流側に設けられることを特徴とする請求項7記載の後処理装置。
  9. 前記第2の綴じ針検知部は、前記折り手段よりも用紙束搬送方向下流側に設けられることを特徴とする請求項7記載の後処理装置。
  10. 用紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により画像が形成された複数枚の用紙を束ねて用紙束を形成する用紙束形成部と、
    前記用紙束形成部により形成された前記用紙束に綴じ針を貫通させるとともに当該綴じ針の端部を折り曲げて当該用紙束を綴じる綴じ手段と、
    前記用紙束における前記綴じ針によって綴じられた部分に折りを施す折り手段と、
    前記綴じ手段よりも用紙束搬送方向下流側でありかつ前記折り手段よりも用紙束搬送方向上流側に配置され、当該綴じ手段により前記用紙束に用いられた前記綴じ針を検知する綴じ針検知部と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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