JP2009078545A - 綴じ具、ファイル - Google Patents

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Abstract

【課題】綴じ桿の開放を行う際の操作の簡便化を図る。
【解決手段】押下操作を受けて綴じ桿3を開放状態にするアンロック位置から綴じ桿3を閉止状態にするロック位置へと変位する第一の操作部41と、ロック位置に到達した第一の操作部41をロック位置に保定する保定機構43と、押下操作を受けて保定機構による第一の操作部41の保定を解除する第二の操作部42とを具備する綴じ具1を構成した。
【選択図】図6

Description

本発明は、複数枚の紙葉類を綴じ込むためのファイル用綴じ具に関する。
紙葉類を綴じるためのファイルは種々存在する。例えば、下記特許文献には、相対回動する一対の綴じ桿要素が紙葉類を綴じ止める環状体を形作る態様のファイルが開示されている。このファイルには操作レバーが設けられており、操作レバーを引き上げることで閉止していた綴じ桿が開放し、操作レバーを押し下げることで開放していた綴じ桿が閉止する仕組みになっている。
より詳しく述べると、綴じ桿は、ベースに立脚した固定の綴じ桿要素と、ベースに回動可能に支持させた可動の綴じ桿要素とを備えてなり、両綴じ桿要素の先端部同士を開閉するものである。可動の綴じ桿要素は、固定の綴じ桿要素から離間する方向に弾性付勢されている。可動の綴じ桿要素の基端部には、綴じ桿要素の回動軸心と交差する方向に突出したクランク軸が介在する。他方、操作レバーは、側面視略L字型をなし、一端が軸支されて揺動するものである。操作レバーの直角部分には、ローラが取り付いている。ローラは、可動の綴じ桿要素のクランク軸を押圧して綴じ桿を閉止状態に導くために機能する。
操作レバーが押し下げられると、その操作力によりローラを介してクランク軸が押圧され、付勢力に抗して可動の綴じ桿要素が固定の綴じ桿要素に連接する。このとき、操作レバーの回動軸とローラとを結ぶ線分がクランク軸に対して略直交し、トグル作用が営まれて綴じ桿の閉止状態が維持される。
特開2006−181846号公報 国際公開WO2005/035265号パンフレット
綴じ桿の開放を行う際、上記例のファイルでは、操作レバーをしっかりと把持して力を込めて引き上げる必要があった。上述のトグル作用により、操作レバーのローラと綴じ桿要素のクランク軸との間には強い摩擦が生じるので、両者の係合を解消するために大きな操作力を加えなくてはならないからである。
また、操作レバーを引き上げようとして、ファイル全体が持ち上がってしまうといったことも起こり得る。その場合、一方の手で操作レバーを把持しつつもう一方の手でファイルの表紙等を押さえておく、即ち両手を使って操作せざるを得ない。
以上の問題に初めて着目してなされた本発明は、綴じ具の使い勝手の向上、特に綴じ桿の開放を行う際の操作の簡便化を図ることを所期の目的としている。
本発明に係る綴じ具は、紙葉類を綴じ止めるための開閉可能な綴じ桿と、押下操作を受けて前記綴じ桿を開放状態にするアンロック位置から綴じ桿を閉止状態にするロック位置へと変位し所定の保定機構を介してロック位置に保定され、かつロック位置にあるときに押下操作を受けて保定機構によるロック位置への保定を解除する操作体とを具備してなる。このようなものであれば、綴じ桿の閉止/開放の各々を、指一本での押下操作によって行うことが可能となる。とりわけ、上肢に障碍を持つ者等は、操作体を手指で摘み持ち上げるような操作が難しいケースがあるが、本発明に係る綴じ具は押下操作のみを以て綴じ桿の閉止/開放を行うことができ、さらに押下操作は手指以外の身体部位を使って行うこともできるため、ユニバーサルデザインとしての効用も高い。また、操作体を引き上げる操作に伴ってファイル全体が持ち上がってしまう不具合も避けられる。
より具体的には、紙葉類を綴じ止めるための開閉可能な綴じ桿と、押下操作を受けて前記綴じ桿を開放状態にするアンロック位置から綴じ桿を閉止状態にするロック位置へと変位する第一の操作部と、前記ロック位置に到達した前記第一の操作部をロック位置に保定する保定機構と、押下操作を受けて前記保定機構による前記第一の操作部の保定を解除する第二の操作部とを具備するものとする。
前記第一の操作部は、前記ロック位置から前記アンロック位置に向かう方向に弾性付勢されていることが望ましい。
前記綴じ桿が、第一の綴じ桿要素と、第一の綴じ桿要素に対し相対的に回動する第二の綴じ桿要素とを備え、両綴じ桿要素の先端部同士を開閉するものであり、前記第二の綴じ桿要素の基端部から回動軸心と交差する方向に突出した被押圧部が設けられる一方、前記第一の操作部が、基端側を中心に先端側が上下に回動するものであり、その基端側と先端側との間に前記被押圧部を上方から押圧する下向面を有した押圧部が設けられているならば、従前のファイルの如くトグル作用を利用するものにはならず、綴じ桿の開放を行う際に大きな操作力を加える必要がなくなる。また、操作体を大きく回動操作せずに済む。
第一の操作部と第二の操作部とが互いに離れ離れに位置していると、ユーザが綴じ具の使用方法に迷う懸念がある。前記保定機構が、前記綴じ桿の足場となるベースに前記第一の操作部を係留するためのラッチを有し、前記ラッチ及び前記第二の操作部が前記第一の操作部に可動に支持され、かつ前記ラッチが係合するラッチ受けが前記ベースに設けられているならば、第二の操作部の位置を第一の操作部に無理なく近接させることができる。
前記第一の操作部の先端側に手指を掛けることのできる指掛領域が設定され、前記第一の操作部の指掛領域から基端側に偏倚した部位に、前記第二の操作部における手指を掛けることのできる指掛領域が設定されているならば、第一の操作部の回動操作に有利な先端近傍に第一の操作部の指掛領域を配置でき、並びに、第二の操作部の指掛領域を第一の操作部の指掛領域に自然な形で隣接させることができる。
前記ラッチと前記第二の操作部とが一体の部材として構成されているならば、機構の単純化に奏効する。
前記ラッチと、ラッチを前記ラッチ受けに係合させる方向に弾性付勢する弾性体とが一体の部材として構成されており、前記第二の操作部が受ける操作力により前記ラッチが前記弾性体の付勢力に抗して前記ラッチ受けから離反するものとすれば、部品点数を削減できる。
前記第一の操作部が下方に開口した中空状をなし、その内に前記第二の操作部が収容されるとともに、第一の操作部の下方に前記ラッチが突出しているものとすれば、操作部全体としてコンパクト化する。また、第二の操作部、ラッチ等の比較的小形の部品を露骨に表出させずに済み、美観が高まる。
前記第一の操作部に上方に開口した窓が設けられ、その窓から前記第二の操作部における手指を掛けることのできる指掛領域が露出しているならば、第二の操作部の押下操作がし易くなる。
前記押圧部が前記第一の操作部に一体成形されているならば、部品点数及び組立工数の削減に奏効する。
前記ベースから起立する起立部に開口が形成され、前記第一の操作部に、前記起立部の開口内に挿入されその縁部に沿って上下動する突起が一体成形されているならば、起立部と突起との係わり合いを通じて第一の操作部のベースに対するがたつきを抑制することができる。
前記第一の操作部が板金材をプレス加工等してなる金属成形品であれば、低コストで作製できる上、その剛性も適切に確保できる。また、綴じ桿やベースは通常金属製であり、第一の操作部をも金属製とすることで綴じ具全体の統一感を具現できる。
本発明によれば、綴じ桿の開放を行う際の操作の簡便化が図られ、綴じ具の使い勝手が向上する。
本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。説明の簡明化のため、ここでは操作レバー4、4xの回転中心側を前方、操作部41、41x側を後方と定義する。図1及び図2に、本実施形態の綴じ具1を採用したファイルを示す。このファイルは、表紙体5の内面に複数枚の紙葉類を綴じ込むための綴じ具1を取り付けてなる。
表紙体5は、裏表紙51と、裏表紙51の側縁にヒンジを介して連なる背表紙52と、背表紙52の側縁にヒンジを介して連なる表表紙53とを有する、例えば樹脂成形品である。図示例では、綴じ具1を、該表紙体5の裏表紙51の内面、背表紙52の傍らに取り付けている。
綴じ具1は、図3ないし図8に示すように、表紙体5に接合するベース2と、ベース2から立ち上がり紙葉類を綴じ止める環状体を形作る開閉可能な綴じ桿3と、綴じ桿3の開閉動作を惹起するべく操作される操作体たる操作レバー4とを主要な構成要素とする。
ベース2は、例えば板金材をプレス加工等してなるもので、その左側縁近傍には前後方向に延伸した筒部21、22を有している。筒部21、22は複数存在し、それらが互いに前後方向に離間している。ベース2の幅方向の中間部位には、操作レバー4を支持するための切り起こし片23、24、25を設けてある。前端側における左右一対の切り起こし片23、24は、操作レバー4を回動可能に支持するための軸受の役割を担う。これら切り起こし片23、24には、幅方向に沿って支軸415を挿通する軸受孔231、241を穿っている。中央の切り起こし片25は、操作レバー4の一定以上の上動を規制するストッパの役割を担う。中央の切り起こし片25の高さは、前端側の切り起こし片23、24よりも高い。この切り起こし片25の上方部位には、右側方に突出する突起251を形成している。中央の切り起こし片の左隣には、左上方から圧縮されて弾性力を発揮するばね26を装着している。ばね26は、例えば金属製の薄板ばねである。加えて、中央の切り起こし片25から後方に下がった箇所に、前向きに突き出した鉤状をなすラッチ受け27を起立させている。
綴じ桿3は、第一の綴じ桿要素31、32と、第一の綴じ桿要素31、32に対し相対的に回動する第二の綴じ桿要素33、34とを備え、両綴じ桿要素31、32、33、34の先端部同士を開閉し得るものである。本実施形態では、前後に一対の綴じ桿3を配している。第一、第二の綴じ桿要素31、32、33、34はそれぞれ、例えば金属棒またはパイプを曲げ加工してなる。
第一の綴じ桿要素31、32は、基端部即ち下端部がベース2に固着した不動のもので、概ね直線的に伸長し、先端付近で左方にやや湾曲している。第一の綴じ桿要素31、32の先端形状は、他の部位よりも細径となっている。前側の第一の綴じ桿要素31はベース2の右前の隅角部に立脚し、後側の第一の綴じ桿要素32はベース2の右後の隅角部に立脚する。
第二の綴じ桿要素33、34は、基端部即ち下端部から途中まで直線的に伸長し、そこから右方に大きく湾曲してアーチ形状をなす。第二の綴じ桿要素33、34の先端面は、第一の綴じ桿要素31、32の先端の細径部分を収容し得るように凹んでいる。第二の綴じ桿要素33、34は、基端で前後方向に屈曲して回動軸331、341を形成している。前後の第二の綴じ桿要素33、34の回動軸331、341の終端は、その軸心と交差する右側方に突き出したクランク状をなしており、両者はこのクランク軸35を介して連続している。つまり、第二の綴じ桿要素33、34は一体をなしている。第二の綴じ桿要素33、34は、前後の回動軸331、341を前後の筒部21、22にそれぞれ収容することによって、ベース2に回動可能に支持させる。クランク軸35は、前後の筒部21、22の間に位置し、上記ばね26に左上方から覆い被さる。クランク軸35は、操作レバー4によって上方から押圧される被押圧部となる。
操作レバー4は、綴じ桿3を開放状態にするアンロック位置と綴じ桿3を閉止状態にするロック位置との間で変位する第一の操作部41と、ロック位置に到達した第一の操作部41をロック位置に保定する保定機構と、第一の操作部41に付帯し保定機構による第一の操作部41の保定を解除する第二の操作部42とを備える。
第一の操作部41は、操作レバー4の外殻を構成する例えば樹脂成形品であり、下方に開口した中空状をなす。第一の操作部41は、基端側即ち前端側を中心として、先端側即ち後端側が上下に回動する。詳述すると、第一の操作部41の前端部は幅方向に膨張しており、その内にベース2の前端側の左右一対の切り起こし片23、24を収容することができる。第一の操作部41の前端部の側壁には、上下方向に若干拡張した軸孔413、414を穿ち設けており、この軸孔413、414及び切り起こし片23、24の軸受孔231、241に挿通した支軸415によって第一の操作部41をベース2に軸支させる。このとき、ベース2の中央の切り起こし片25も、第一の操作部41の内に収容される。第一の操作部41における、中央の切り起こし片25に臨む右側壁には、上下方向に延伸したスロット416が存在する。中央の切り起こし片25から突出した突起251は、このスロット416に差し入り、スロット416の下縁と係合することを通じて第一の操作部41の一定以上の上動を阻む。中央の切り起こし片25に臨む左側壁は左側方向に大きく厚みを増し、その下向面でクランク軸35及びばね26を押圧する押圧部417として機能する。また、スロット416及び押圧部417から後方に下がった箇所の側壁の上壁近傍に、下記のラッチ43及び第二の操作部42を回動可能に支持するための軸受孔418、419を穿っている。その上で、第一の操作部41の後端近傍の上壁面を、ユーザが手指を掛けて押下操作することのできる指掛領域411に設定している。この指掛領域411から前方に偏倚した部位には、上壁を上下方向に貫通する窓412を形成しておく。
本実施形態において、保定機構はラッチ43によって第一の操作部41をベース2に係留するものである。ラッチ43と第二の操作部42とは一体の部材であり、その部材を第一の操作部41内に収容して、第一の操作部41に可動に支持させている。ラッチ43及び第二の操作部42は、例えば樹脂成形品の幅狭な板状体である。ラッチ43は、下方に伸長し、その下端部で後向きに突き出した爪431を有している。爪431の後縁は、側面視略楕円弧状をなす。ラッチ43の上端近傍における左右の側面からは、ピン432、433を突出させている。しかして、第一の操作部41の側壁に穿設した軸受孔418、419にこれらピン432、433を挿入することで、第一の操作部41にラッチ43を回動可能に支持させる。ラッチ43の前側、ピン432、433と爪431との中間の高さ位置からは、上下厚が薄く上向きにやや湾曲した板ばね様の弾性体434が前上方に向けて伸長している。弾性体434の前端部は、第一の操作部41の上壁に当接する。
第二の操作部42は、ラッチ43の後側に接合し、そこから後方に延伸している。第二の操作部42の後端近傍の上面は上方に膨出し、第一の操作部41の窓412から突出して露出している。この露出部分が、ユーザが手指を掛けて押下操作することのできる指掛領域421となる。第二の操作部42の指掛領域421は、ちょうど第一の操作部41の指掛領域411の前方に隣接する。
以降、本実施形態の綴じ具1の使用時の動作を述べる。操作レバー4、換言すれば第一の操作部41が図2及び図8に示すアンロック位置に浮上しているとき、綴じ桿3は開放状態となる。即ち、ばね26の付勢力によってクランク軸35が図4中鎖線で示しているように左上方に押し上げられ、第二の綴じ桿要素33、34が回動軸331、341周りに左方に回動して、第二の綴じ桿要素33、34の先端部が第一の綴じ桿要素31、32の先端部から離間する。
ユーザが指掛領域411に手指を掛けて第一の操作部41を押下操作すると、操作レバー4全体が支軸415を中心として下方に回動し、図1、図4及び図6に示すロック位置に至る。第一の操作部41がロック位置に降下しているとき、綴じ桿3は閉止状態となる。即ち、第一の操作部41がロック位置に向かい変位する過程で、その押圧部417の下向面がクランク軸35を押圧し、ばね26を圧縮しながらクランク軸35を右下方に下降させる。これにより、第二の綴じ桿要素33、34が回動軸331、341周りに右方に回動し、最終的に第二の綴じ桿要素33、34の先端部が第一の綴じ桿要素31、32の先端部に接合する。
そして、第一の操作部41がロック位置に到達したとき、図6に示しているように保定機構のラッチ43の爪431がベース2のラッチ受け27に係合して、第一の操作部41をロック位置に保定する。第一の操作部41がロック位置に近づくと、爪431の後縁がラッチ受け27の前縁に当接する。そこからさらに第一の操作部41が降下すると、爪431がラッチ受け27によって前方に押され、爪431がラッチ受け27から逃げるようにラッチ43及び第二の操作部42が第一の操作部41内でピン432、433回りに(図7中、時計回りに)回動する。同時に、前端部を第一の操作部41の上壁に当接させている弾性体434が、突っ張るように弾性変形して弾性力を蓄える。第一の操作部41がロック位置まで完全に降下すれば、爪431の後縁がラッチ受け27の前縁から離れ、爪431を前方に押していた力が失われるので、弾性体434の付勢力でラッチ43及び第二の操作部42がピン432、433回りに(図6中、反時計回りに)逆回動して元位置に復帰する。結果、爪431がラッチ受け27に下方から係合する。
第一の操作部41がロック位置にある状況下で、ユーザが指掛領域421に手指を掛けて第二の操作部42を押下操作すると、弾性体434の付勢力に抗してラッチ43及び第二の操作部42が第一の操作部41内でピン432、433回りに(図7中、時計回りに)回動し、爪431が前方に変位してラッチ受け27から離反する。既に述べた通り、ばね26は圧縮を受けており、クランク軸35を左上方に押し上げる弾性力を蓄えている。このことは、第一の操作部41が、押圧部417及びクランク軸35を介して、ロック位置からアンロック位置に向かう上方向に弾性付勢されているということを意味する。従って、ラッチ43とラッチ受け27との係合による保定が解除された時点で、速やかに操作レバー4が上方に回動してアンロック位置に至るとともに、第二の綴じ桿要素33、34が左方に回動して綴じ桿3が開放状態となる。
本実施形態によれば、紙葉類を綴じ止めるための開閉可能な綴じ桿3と、押下操作を受けて前記綴じ桿3を開放状態にするアンロック位置から綴じ桿3を閉止状態にするロック位置へと変位し保定機構を介してロック位置に保定され、かつロック位置にあるときに押下操作を受けて保定機構によるロック位置への保定を解除する操作体4とを具備する綴じ具1を構成したため、綴じ桿3の閉止/開放の各々を、指一本での押下操作によって行うことが可能となる。また、操作体4を引き上げる操作に伴ってファイル全体が持ち上がってしまう不具合も避けられる。
紙葉類を綴じ止めるための開閉可能な綴じ桿3と、押下操作を受けて前記綴じ桿3を開放状態にするアンロック位置から綴じ桿3を閉止状態にするロック位置へと変位する第一の操作部41と、前記ロック位置に到達した前記第一の操作部41をロック位置に保定する保定機構と、押下操作を受けて前記保定機構による前記第一の操作部41の保定を解除する第二の操作部42とを具備する綴じ具1を構成したため、ユーザが直感的に操作を行うことができる。
前記第一の操作部41が、前記ロック位置から前記アンロック位置に向かう方向に弾性付勢されているため、第二の操作部42を押下するワンタッチ操作で速やかに綴じ桿3を開放状態とすることができる。
前記綴じ桿3が、第一の綴じ桿要素31、32と、第一の綴じ桿要素31、32に対し相対的に回動する第二の綴じ桿要素33、34とを備え、両綴じ桿要素31、32、33、34の先端部同士を開閉するものであり、前記第二の綴じ桿要素33、34の基端部から回動軸331、341の軸心と交差する方向に突出した被押圧部315が設けられる一方、前記第一の操作部41が、基端側を中心に先端側が上下に回動するものであり、その基端側と先端側との間に前記被押圧部315を上方から押圧する下向面を有した押圧部417が設けられているため、従前のファイルの如くトグル作用を利用するものにはならず、綴じ桿3の開放を行う際に大きな操作力を加える必要がない。
前記保定機構が、前記綴じ桿3の足場となるベース2に前記第一の操作部41を係留するためのラッチ43を有し、前記ラッチ43及び前記第二の操作部42が前記第一の操作部41に可動に支持され、かつ前記ラッチ43が係合するラッチ受け27が前記ベース2に設けられているならば、第二の操作部42の位置を第一の操作部41に無理なく近接させることができ、ユーザが綴じ具1の使用方法に迷う懸念がない。
前記第一の操作部41の先端側に手指を掛けることのできる指掛領域411が設定され、前記第一の操作部41の指掛領域411から基端側に偏倚した部位に、前記第二の操作部42における手指を掛けることのできる指掛領域421が設定されているため、第一の操作部41の回動操作に有利な先端近傍に第一の操作部41の指掛領域411を配置でき、並びに、第二の操作部42の指掛領域411を第一の操作部41の指掛領域411に自然な形で隣接させることができる。
前記ラッチ43と前記第二の操作部42とが一体の部材として構成されているため、機構の単純化に奏効する。
前記ラッチ43と、ラッチ43を前記ラッチ受け27に係合させる方向に弾性付勢する弾性体434とが一体の部材として構成されており、前記第二の操作部42が受ける操作力により前記ラッチ43が前記弾性体434の付勢力に抗して前記ラッチ受け27から離反するものとしており、部品点数を削減できる。
前記第一の操作部41が下方に開口した中空状をなし、その内に前記第二の操作部42が収容されるとともに、第一の操作部41の下方に前記ラッチ43が突出しているものとしたため、操作体4全体としてコンパクト化する。また、第二の操作部42、ラッチ43等の比較的小形の部品を露骨に表出させずに済み、美観が高まる。
前記第一の操作部41に上方に開口した窓412が設けられ、その窓412から前記第二の操作部42における手指を掛けることのできる指掛領域421が露出しているため、第二の操作部42の押下操作がし易い。
前記押圧部417が前記第一の操作部41に一体成形されているため、部品点数及び組立工数の削減に奏効する。
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。例えば、第一の操作部と第二の操作部とを一体成形品とすることができ、第一の操作部とラッチとを一体成形することもできる。これらの一体成形を図った変形例を、図9ないし図14に示す。
図9及び図10に示す例では、第二の操作部42の前縁部を第一の操作部41の窓412に樹脂ヒンジを介して連接しているとともに、ラッチ43の下縁部に弾性体434を連続させている。図10に示す部材の成形後、綴じ具1を組み立てるに際しては、図9に示しているようにラッチ43と弾性体434との連続部分から弾性体434を前上方に曲げ、その先端部を第一の操作部41の上壁近傍に形成したリブ401に掛け止める。
図11及び図12に示す例では、第二の操作部42の前縁部を第一の操作部41の後端に樹脂ヒンジを介して連接しているとともに、ラッチ43の後縁部から弾性体434を前上方に延出させている。図12に示す部材の成形後、綴じ具1を組み立てるに際しては、図11に示しているように弾性体434の先端部から側方に突出したピン402を第一の操作部41の側壁に形成した係止孔403に係止する。本例では、第一の操作部41の指掛領域411が前方、第二の操作部42の指掛領域421が後方にあって、両者の前後関係が逆転している。
図13及び図14に示す例では、第二の操作部42及びラッチ43の回動方向が上記実施形態とは異なっている。即ち、上記実施形態では押下操作を受けた第二の操作部42及びラッチ43が幅方向に伸びる軸周りに回動するが、本例では前後方向に伸びる軸周りに回動する。本例では、第二の操作部42の内側縁部(左側縁部)を第一の操作部41に樹脂ヒンジを介して連接している。ラッチ43の爪431は、ラッチ43の下端部において、外側方(右側方)に突き出している。弾性体434は、爪431の突出方向とは反対の方向に湾出しており、その上端部を第一の操作部41に設けたフック404に係止するようにしている。ラッチ43が左右に回動する都合上、ベース2に設けるべきラッチ受け27も側方を向くものとする。
上述のファイル用綴じ具では、操作レバーが樹脂成形品、ベースが金属成形品であった。従って、操作レバーがベースに対し着脱可能となっていれば、リサイクルまたは廃棄に際して材質毎に部材を分別するのに好都合となる。操作体を着脱可能とする態様を、図17及び図18に示す。
本例にあって、ベース6は、その左側縁近傍には前後方向に延伸した筒部61、62を有し、幅方向の中間部位には操作レバー7を回動可能に支持するための軸部63及び起立部64を設けてある。ベース6の前端側における軸部63は、後ろ向きに突き出した鉤状をなすように起立し、その後端縁を略細円筒状に曲げて幅方向に伸びる支軸としている。ベース6中央の起立部64は、操作レバー7の一定以上の上動を規制するストッパになるとともに、操作レバー7のベース6からの離脱を阻止する脱抜防止手段の要素の一つでもある。起立部64には、幅方向に貫通し上下方向に延伸したスロット65を穿設する。スロット65の一部、中間からやや上方に偏倚した箇所には、他の箇所と比して溝幅が拡張した拡張孔651を形成しておく。起立部64の左隣には、左上方から圧縮されて弾性力を発揮するばね66を装着する。加えて、起立部64から後方に下がった箇所に、操作レバー7を保定するためのラッチ受け67を設けている。
操作レバー7は、レバー本体である第一の操作部71と、第一の操作部71に対して脱着し得る脱着部74と、ロック位置に到達した第一の操作部71をロック位置に保定する保定機構と、第一の操作部71に付帯し保定機構による第一の操作部71の保定を解除する第二の操作部72とを備える。第一の操作部71は、下方に開口した中空状をなし、基端側即ち前端側を中心として、先端側即ち後端側が上下に回動する。詳述すると、第一の操作部71の前端部には、前方に開口する側面視凹溝状の軸受部711を形成しており、ベース6に設けている軸部63をその軸心と直交する方向即ち前方から軸受部711内に挿入し、軸受部711にくわえ込ませることにより、第一の操作部71を軸支させる。そして、脱着部74を介して、第一の操作部71の中間部をベース6の起立部64に取着している。
脱着部74は、ベース6の起立部64の側面に沿って摺動する部材であり、操作レバー7のベース6からの離脱を阻止する脱抜防止手段の要素の一つとなる。脱着部74の左側面の下端近傍には、左側方に突出した押圧部741が存在する。押圧部741の下向面は略部分円筒状をなす。押圧部741の前後には、押圧部741よりも小形の凸部742、743を設けている。脱着部74の右側面の下端近傍には、右側方に突出した突起75が存在する。突起75は、右側方に進出する基部751と基部751の先端部位において前後方向に拡張する拡張部752とが下面視略L字型をなすものである。基部751の前後幅は、ベース6の起立部64に穿ったスロット65の前後幅に略等しいかそれよりも若干小さい。拡張部752の前後幅は、スロット65の前後幅を上回り、拡張孔651の前後幅に略等しいかそれよりも若干小さい。この突起75を、起立部64の拡張孔651を入口として左側方からスロット65に挿入し、脱着部74の右側面を起立部64の左側面に添接させる。突起75の基部751は上下に延伸しているスロット65に案内され、これにより脱着部74はスロット65の延伸範囲内でベース6に対して上下動し得る。脱着部74の上縁は右側方に幾分張り出して庇のようになっており、脱着部74が最下位置に至ったときに起立部64の上縁に当接ないし近接する。また、脱着部74の上端面には、側面視楔型をなす切り欠き744を形成している。
第一の操作部71の中間部の左側壁には、脱着部74の押圧部741を挿通して左側方に露出させることのできる露出口713と、各凸部742、743を係合させることのできる複数の凹部714、715とを形成している。また、上壁からは、脱着部74の上端面の切り欠き744に係合させることのできる突片716を突き出させている。これらを利用して、脱着部74を第一の操作部71に装着することができる。このとき、起立部64及び脱着部74の大半部分が、第一の操作部71の内に収容される。
脱着部74を第一の操作部71に装着すると、突起75の後縁とスロット65の後縁との係合により第一の操作部71の後方への変位が禁じられるため、第一の操作部71の軸受部711からベース6の軸部63が脱抜することがなくなる。つまり、操作レバー7のベース6からの離脱が阻止される。ベース6に取着した操作レバー7の前端側及び後端側は、第二の綴じ桿要素33、34の被押圧部であるクランク軸35を前後に跨ぎ(即ち、前端側がクランク軸35よりも奥方に位置し、後端側がクランク軸35よりも手前方に位置する)、その中間(厳密には、操作レバー7の前後方向の中央からやや前方寄り)にある押圧部741は、クランク軸35の直上に位置づけられる。
保定機構は、ラッチ73によって第一の操作部71をベース6に係留するものである。ラッチ73と第二の操作部72とは一体の部材であり、その部材を第一の操作部71内に収容して、第一の操作部71に可動に支持させている。ラッチ73及び第二の操作部72は、例えば樹脂成形品の幅狭な板状体である。ラッチ73は、下方に伸長し、その下端部で後向きに突き出した爪731を有している。ラッチ73の上端近傍における左右の側面からは、ピン732、733を突出させている。
第一の操作部71の左右の側壁、押圧部741の露出口713から後方に下がった箇所の上壁近傍には、軸受孔717を穿設しており、これら軸受孔717にピン732、733を挿入することにより、ラッチ73及び第二の操作部72を第一の操作部71に回動可能に支持させている。ラッチ73の前側、ピン732、733と爪731との中間の高さ位置からは、上下厚が薄く上向きにやや湾曲した板ばね様の弾性体734が前上方に向けて伸長している。弾性体734の前端部は、第一の操作部71の上壁に当接する。第二の操作部72は、ラッチ73の後側に接合し、そこから後方に延伸している。第二の操作部72の後端近傍の上面は上方に膨出し、第一の操作部71の上壁に穿設している窓712から突出する。
図17ないし図18に示した変形例では、前記ベース6と前記操作レバー7とのうち一方に操作レバー7の回動中心となる軸部63が設けられ、他方に前記軸部63をその軸心と直交する方向から挿入してくわえ込む軸受部711が設けられており、前記軸部63の前記軸受部711からの脱抜を防止する脱抜防止手段を介して前記ベース6に前記操作レバー7を取着しているため、脱抜防止手段の除却により簡便に操作レバー7をベース6から取り外すことができる。前記脱抜防止手段は、前記ベース6から起立する起立部64と、前記操作レバー7に対し脱着し得る脱着部74とを要素とし、前記起立部64と前記脱着部74とのうち一方に上下方向に拡張するスロット65が設けられ、他方に前記スロット65内に収容されてこのスロット65に案内される突起75が設けられているものである。
また、上記実施形態では、保定機構及び第二の操作部を第一の操作部に可動に支持させるようにしていたが、これとは逆に、綴じ具のベースに保定機構及び/または第二の操作部を可動に設ける構成としてもよい。要するに、ベース側にラッチを設け、第一の操作部側にラッチ受けを設けてもよい。その場合、ラッチを駆動操作するための第二の操作部をベース側に配することができる。
さらに、操作体ないし第一の操作部をロック位置に保定する保定機構の態様は、ラッチには限定されない。図15及び図16に示す例では、既知のノック式ボールペン等と同様のラチェットを実装した伸縮装置6を、保定機構として操作体4とベース2との間に介設している。伸縮装置の下端部とベース2とは、ヒンジを介して枢着している。図16に示すアンロック位置にある操作体4を押下操作すると、操作体4を介して押下操作力を受けた伸縮装置6が内蔵しているスプリングの弾性付勢力に抗して収縮し、操作体4が図15に示すロック位置に降下する。このとき、伸縮装置6は、ラチェットの働きによって収縮状態を維持し、操作体4をロック位置に保定する。操作体4がロック位置にある段階で、操作体4が再度押下されると、伸縮装置6が一旦さらに収縮し、それに伴いラチェットが駆動されて収縮状態を解除し、内蔵しているスプリングの弾性付勢力により伸長して、操作体4を図15に示すアンロック位置に浮上させる。本例の操作体4では、綴じ桿を閉止する第一の操作部と保定を解除する第二の操作部との区分が存在しない。本例では、伸縮装置6を操作体4の後端部近傍に配しているが、これを操作体4の中間部近傍に配するようにしても構わない。
図19ないし図24に示している綴じ具1xは、第一の操作部41xを金属成形品とした点に特色を有する。以下、本例の綴じ具1xについて説明する。
綴じ具1xは、表紙体5に接合するベース2xと、ベース2xから立ち上がり紙葉類を綴じ止める環状体を形作る綴じ桿3xと、綴じ桿3xの開閉動作を惹起するべく操作される操作体たる操作レバー4xとを主要な構成要素とする。
ベース2xは、例えば板金材をプレス加工等してなり、その左側縁近傍には前後方向に延伸した筒部21x、22xを有する。筒部21x、22xは、互いに前後方向に離間している。ベース2xの幅方向の中間部位には、操作レバー4xを回動可能に支持するための軸部23x及び起立部24xを設けてある。
ベース2xの前端側にある軸部23xは、後ろ向きに突き出した鉤状をなすように起立し、その後端縁を略細円筒状に曲げて幅方向に伸びる支軸としている。ベース2x中央にある起立部24xは、操作レバー4xの一定以上の上動を規制するストッパになるとともに、操作レバー4xのベース2xに対する幅方向のがたつきを抑制するために働く。起立部24xには、幅方向に貫通した開口25xを穿っている。開口25xの前縁25x1は、側面視軸部23xの支軸を中心とした部分円弧状をなす。
図21、22に示すように、起立部24xの左隣には、左上方から圧縮されて弾性力を発揮するばね26xを装着する。ばね26xは、例えば金属製の薄板ばねである。
起立部24xから後方即ち軸部23xの反対側に下がった箇所には、操作レバー4xを保定するためのラッチ受け27xを設けている。ラッチ受け27xは、前向きに突き出した鉤状をなすように起立している。
綴じ桿3xは、第一の綴じ桿要素31x、32xと、第一の綴じ桿要素31x、32xに対し相対的に回動する第二の綴じ桿要素33x、34xとを備え、両綴じ桿要素31x、32x、33x、34xの先端部同士を開閉し得るものである。第一、第二の綴じ桿要素31x、32x、33x、34xはそれぞれ、例えば金属棒またはパイプを曲げ加工してなる。
綴じ桿要素31x、32x、33x、34xの構成は、先に述べた実施形態における綴じ桿3の要素31、32、33、34と同様である。即ち、ベース2xに固定した第一の綴じ桿要素31x、32xに対して回動する第二の綴じ桿要素33x、34xの基端に、前後方向に屈曲した回動軸331x、341xを形成するとともに、両回動軸331x、341xの終端同士をクランク軸35xを介して繋いでいる。回動軸331x、341xは、ベース2xに設けた筒部21x、22xにそれぞれ収容する。クランク軸35xは、前後の筒部21x、22xの間に位置し、上記ばね26xの上方に覆い被さる。このクランク軸35xは、操作レバー4xによって上方から押圧される被押圧部となる。
操作レバー4xは、綴じ桿3xを開放状態にするアンロック位置と綴じ桿3xを閉止状態にするロック位置との間で変位する第一の操作部、換言すればレバー本体41xと、ロック位置に到達した第一の操作部41xをロック位置に保定する保定機構と、第一の操作部41xに付帯し保定機構による第一の操作部41xの保定を解除する第二の操作部42xとを備える。
第一の操作部41は、板金材をプレス加工等してなる金属成形品である。第一の操作部41xは、左右の側壁及び上壁を有して下方に開口した中空状をなし、操作レバー4xの外郭を構成する。尤も、図示例では、右側壁の一部、前後方向の中間部を含む領域を切り欠いてある。第一の操作部41xは、前端側を中心として後端側が上下に回動する。
第一の操作部41xの前端部は幅方向に拡張しており、その前端部の両側壁に前方に開口する側面視凹穴状の軸受部413x、414xを形成している。この軸受部413x、414x内にベース2xの軸部23xを前方から挿入し、しかる後軸受部413x、414x上辺の板金を下方に湾曲ないし屈曲させて軸受部413x、414x前方の開口を閉じれば、第一の操作部41xひいては操作レバー4xを軸部23x回りに回動可能に支持させることができる。
第一の操作部41xの前後方向の中間部における左側の垂直壁410xには、折曲加工部415xを設けている。折曲加工部415xは、図21に示すように、垂直壁410xの下端から一旦右方に屈曲し、その右端部415x1で再度左方に屈曲して垂直壁410xよりも左に延び出した形状をなす。操作レバー4xの前端側及び後端側は、第二の綴じ桿要素33x、34xの被押圧部であるクランク軸35xを前後に跨ぎ(即ち、前端側がクランク軸35xよりも奥方に位置し、後端側がクランク軸35xよりも手前方に位置する)、その中間(厳密には、操作レバー4xの前後方向の中央からやや前方寄り)にある折曲加工部415xは、クランク軸35xの直上に位置する。この折曲加工部415xの下向面が、クランク軸35x及びばね26xを押圧する押圧部として機能する。因みに、折曲加工部415xの左端部415x2は、若干下方に湾曲している。
加えて、折曲加工部415xの右端部415x1付近の上向面の一部を切り起こして、突起416xを形成している。突起416xは、図21に示すように、折曲加工部415xの右端部415x1よりも若干右方に突き出し、その右側端で上方に屈折して起立している。さらに、図22ないし図24に示すように、突起416xの右側端において、前縁の少なくとも一部416x1を前方に延び出させている。突起416xは、ベース2x中央の起立部24xに穿った開口25xに左方から差し入り、第一の操作部41xの回動に伴って開口25xの前縁25x1に沿って上下動する。この突起416xが開口25xの上縁に当たることにより、第一の操作部41xの一定以上の上動を阻む。また、折曲加工部415xの右端部415x1と突起416xの右側端の前縁部分416x1とが起立部24x(の開口25xの周縁部)を左右から挟むようにして対向していることから、これら折曲加工部415x及び突起416xと起立部24xとの係わり合いを通じて第一の操作部41xのベース2xに対する幅方向のがたつきが抑制される。
折曲加工部415xから後方に下がった箇所の側壁の上壁近傍には、下記のラッチ43x及び第二の操作部42xを回動可能に支持するための軸受孔417x、418xを穿っている。その上で、第一の操作部41xの後端近傍の上壁面を、ユーザが手指を掛けて押下操作することのできる指掛領域411xに設定している。この指掛領域411xから前方に偏倚した部位には、上壁を上下方向に貫通する窓412xを形成しておく。
保定機構は、先に述べた実施形態と同様、ラッチ43xによって第一の操作部41xをベース2xに係留するものである。ラッチ43xと第二の操作部42xとは一体の部材であり、その部材を第一の操作部41x内に収容して、第一の操作部41xに可動に支持させている。ラッチ43x及び第二の操作部42xは、例えば樹脂成形品の幅狭な板状体である。
ラッチ43xは、下方に伸長し、その下端部で後向きに突き出した爪431xを有する。ラッチ43xの上端近傍における左右の側面からは、ピン432x、433xを突出させている。これらピン432x、433xを、第一の操作部41xの左右の側壁に穿った軸受孔417x、418xに挿入することにより、ラッチ43x及び第二の操作部42xを第一の操作部41xに回動可能に支持させることができる。
ラッチ43xの前側、ピン432x、433xと爪431xとの中間の高さ位置からは、上下厚の薄い板ばね様の弾性体434xが前上方に向けて伸長している。弾性体434xの前端部は、第一の操作部41xの上壁に接する。
第二の操作部42xは、ラッチ43xの後側に接合し、そこから後方xに延伸している。第二の操作部42xの後端近傍の上面は上方に膨出し、第一の操作部41xの上壁に開設した窓412xから突き出して露出する。この露出部分が、ユーザが手指を掛けて押下操作することのできる指掛領域421xとなる。第二の操作部42xの指掛領域421xは、ちょうど第一の操作部41xの指掛領域411xの前方に隣接する。
綴じ具1xの使用時の動作を述べる。第一の操作部41xが図23に示すアンロック位置に浮上しているとき、綴じ桿3xは開放状態となる。即ち、ばね26xの付勢力によってクランク軸35xが図21中実線で示しているように左上方に押し上げられ、第二の綴じ桿要素33x、34xが回動軸331x、341x周りに左方に回動して、第二の綴じ桿要素33x、34xの先端部が第一の綴じ桿要素31x、32xの先端部から離間する。その際、下方に湾曲している折曲加工部415xの左端部415x2がクランク軸35xに掛かり、クランク軸35x及び第二の綴じ桿要素33x、34xのそれ以上の左行を抑止する。
ユーザが指掛領域411xに手指を掛けて第一の操作部41xを押下操作すると、操作レバー4x全体が軸部23xを中心として下方に回動する。第一の操作部41xがロック位置に向かい変位する過程で、折曲加工部415xの下向面がクランク軸35を押圧し、ばね26xを圧縮しながらクランク軸35xを右下方に下降させる。さすれば、図21中鎖線で示しているように第二の綴じ桿要素33x、34xが回動軸331x、341x周りに右方に回動し、最終的に第二の綴じ桿要素33x、34xの先端部が第一の綴じ桿要素31x、32xの先端部に接合する。
そして、第一の操作部41xがロック位置に近づくにつれ、爪431xの後縁がラッチ受け27xの前縁に当接する。そこからさらに第一の操作部41xが降下すると、爪431xがラッチ受け27xによって前方に押され、爪431xがラッチ受け27xから逃げるようにラッチ43x及び第二の操作部42xが第一の操作部41x内でピン432x、433x回りに回動する。同時に、前端部を第一の操作部41xの上壁に当接させている弾性体434xが、突っ張るように弾性変形して弾性力を蓄える。第一の操作部41xが完全に降下すれば、爪431xの後縁がラッチ受け27xの前縁から離れ、爪431xを前方に押していた力が失われるので、弾性体434xの付勢力でラッチ43x及び第二の操作部42xがピン432x、433x回りに逆回動して元位置に復帰する。結果、図24に示しているように、保定機構のラッチ43xの爪431xがベース2xのラッチ受け27xに係合し、第一の操作部41xをロック位置に保定する。これにより、折曲加工部415xがクランク軸35x及び第二の綴じ桿要素33x、34xを拘束して綴じ桿3xを閉止状態に維持する。
第一の操作部41xが図24に示すロック位置にある状況下で、ユーザが指掛領域421に手指を掛けて第二の操作部42xを押下操作すると、弾性体434xの付勢力に抗してラッチ43x及び第二の操作部42xが第一の操作部41x内でピン432x、433x回りに回動し、爪431xが前方に変位してラッチ受け27xから離反する。既に述べた通り、ばね26xは圧縮を受けており、クランク軸35xを左上方に押し上げる弾性力を蓄えている。つまるところ、第一の操作部41xは、折曲加工部415x及びクランク軸35xを介して、ロック位置からアンロック位置に向かう上方向に弾性付勢されている。従って、ラッチ43xとラッチ受け27xとの係合による保定が解除された時点で、速やかに操作レバー4xが上方に回動して図23に示すアンロック位置に至るとともに、折曲加工部415xによる拘束から解放されたクランク軸35x及び第二の綴じ桿要素33x、34xが左方に回動して綴じ桿3xが開放状態となる。
図19ないし図24に示した例によれば、紙葉類を綴じ止めるための開閉可能な綴じ桿3xと、押下操作を受けて前記綴じ桿3xを開放状態にするアンロック位置から綴じ桿3xを閉止状態にするロック位置へと変位し保定機構を介してロック位置に保定され、かつロック位置にあるときに押下操作を受けて保定機構によるロック位置への保定を解除する操作体4xとを具備する綴じ具1xを構成したため、綴じ桿3xの閉止/開放の各々を、指一本での押下操作によって行うことが可能となる。また、操作体4xを引き上げる操作に伴ってファイル全体が持ち上がってしまう不具合も避けられる。
紙葉類を綴じ止めるための開閉可能な綴じ桿3xと、押下操作を受けて前記綴じ桿3xを開放状態にするアンロック位置から綴じ桿3xを閉止状態にするロック位置へと変位する第一の操作部41xと、前記ロック位置に到達した前記第一の操作部41xをロック位置に保定する保定機構と、押下操作を受けて前記保定機構による前記第一の操作部41xの保定を解除する第二の操作部42xとを具備する綴じ具1xを構成したため、ユーザが直感的に操作を行うことができる。
前記第一の操作部41xが、前記ロック位置から前記アンロック位置に向かう方向に弾性付勢されているため、第二の操作部42xを押下するワンタッチ操作で速やかに綴じ桿3xを開放状態とすることができる。
前記綴じ桿3xが、第一の綴じ桿要素31x、32xと、第一の綴じ桿要素31x、32xに対し相対的に回動する第二の綴じ桿要素33x、34xとを備え、両綴じ桿要素31x、32x、33x、34xの先端部同士を開閉するものであり、前記第二の綴じ桿要素33x、34xの基端部から回動軸331x、341xの軸心と交差する方向に突出した被押圧部315xが設けられる一方、前記第一の操作部41xが、基端側を中心に先端側が上下に回動するものであり、その基端側と先端側との間に前記被押圧部315xを上方から押圧する下向面を有した押圧部415xが設けられているため、従前のファイルの如くトグル作用を利用するものにはならず、綴じ桿3xの開放を行う際に大きな操作力を加える必要がない。
前記保定機構が、前記綴じ桿3xの足場となるベース2xに前記第一の操作部41xを係留するためのラッチ43xを有し、前記ラッチ43x及び前記第二の操作部42xが前記第一の操作部41xに可動に支持され、かつ前記ラッチ43xが係合するラッチ受け27xが前記ベース2xに設けられているならば、第二の操作部42xの位置を第一の操作部41xに無理なく近接させることができ、ユーザが綴じ具1xの使用方法に迷う懸念がない。
前記第一の操作部41xの先端側に手指を掛けることのできる指掛領域411xが設定され、前記第一の操作部41xの指掛領域411xから基端側に偏倚した部位に、前記第二の操作部42xにおける手指を掛けることのできる指掛領域421xが設定されているため、第一の操作部41xの回動操作に有利な先端近傍に第一の操作部41xの指掛領域411xを配置でき、並びに、第二の操作部42xの指掛領域411xを第一の操作部41xの指掛領域411xに自然な形で隣接させることができる。
前記ラッチ43xと前記第二の操作部42xとが一体の部材として構成されているため、機構の単純化に奏効する。
前記ラッチ43xと、ラッチ43xを前記ラッチ受け27xに係合させる方向に弾性付勢する弾性体434xとが一体の部材として構成されており、前記第二の操作部42xが受ける操作力により前記ラッチ43xが前記弾性体434xの付勢力に抗して前記ラッチ受け27xから離反するものとしており、部品点数を削減できる。
前記第一の操作部41xが下方に開口した中空状をなし、その内に前記第二の操作部42xが収容されるとともに、第一の操作部41xの下方に前記ラッチ43xが突出しているものとしたため、操作体4x全体としてコンパクト化する。また、第二の操作部42x、ラッチ43x等の比較的小形の部品を露骨に表出させずに済み、美観が高まる。
前記第一の操作部41xに上方に開口した窓412xが設けられ、その窓412xから前記第二の操作部42xにおける手指を掛けることのできる指掛領域421xが露出しているため、第二の操作部42xの押下操作がし易い。
前記押圧部415xを前記第一の操作部41xに一体成形したため、部品点数及び組立工数の削減に奏効する。
前記ベース2xから起立する起立部24xに開口25xが形成され、前記第一の操作部41xに、前記起立部24xの開口25x内に挿入されその縁部に沿って上下動する突起416xが一体成形されているため、起立部24xと突起416xとの係わり合いを通じて第一の操作部41xのベース2xに対するがたつきを抑制することができる。
前記第一の操作部41xは板金材をプレス加工等してなる金属成形品であるので、低コストで作製できる上、その剛性も適切に確保できる。また、綴じ桿3xやベース2xは金属製であり、第一の操作部41xを金属製とすることで綴じ具1x全体の統一感をも具現できる。
その他各部の具体的構成は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本実施形態の綴じ具を採用したファイルを示す要部斜視図。 同ファイルの要部斜視図。 本実施形態の綴じ具を示す分解斜視図。 同綴じ具の正断面図。 同綴じ具の平面図。 同綴じ具の側断面図。 同綴じ具の側断面図。 同綴じ具の側断面図。 本発明の変形例の一を示す要部側面図。 同変形例を示す要部側断面図。 本発明の変形例の一を示す要部側面図。 同変形例を示す要部側断面図。 本発明の変形例の一を示す要部斜視図。 同変形例を示す要部正断面図。 本発明の変形例の一を示す要部側面図。 同変形例を示す要部側面図。 本発明の変形例の一を示す分解斜視図。 同変形例を示す側断面図。 本発明の変形例の一の綴じ具を採用したファイルを示す要部斜視図。 同変形例を示す分解斜視図。 同変形例を示す正断面図。 同変形例を示す平面図。 同変形例を示す側面図。 同変形例を示す側面図。
符号の説明
1、1x…綴じ具
3、3x…綴じ桿
35、35x…被押圧部
4、7、4x…操作体(操作レバー)
41、71、41x…第一の操作部
417、741、415x…押圧部
42、72、42x…第二の操作部
43、73、43x…保定機構のラッチ

Claims (14)

  1. 紙葉類を綴じ止めるための開閉可能な綴じ桿と、
    押下操作を受けて前記綴じ桿を開放状態にするアンロック位置から綴じ桿を閉止状態にするロック位置へと変位し所定の保定機構を介してロック位置に保定され、かつロック位置にあるときに押下操作を受けて保定機構によるロック位置への保定を解除する操作体と
    を具備する綴じ具。
  2. 前記操作体は、押下操作を受けて前記綴じ桿を開放状態にするアンロック位置から綴じ桿を閉止状態にするロック位置へと変位する第一の操作部と、押下操作を受けて前記保定機構による前記第一の操作部の保定を解除する第二の操作部とを備える請求項1記載の綴じ具。
  3. 前記第一の操作部が前記ロック位置から前記アンロック位置に向かう方向に弾性付勢されている請求項2記載の綴じ具。
  4. 前記綴じ桿は、第一の綴じ桿要素と、第一の綴じ桿要素に対し相対的に回動する第二の綴じ桿要素とを備え、両綴じ桿要素の先端部同士を開閉するものであり、前記第二の綴じ桿要素の基端部から回動軸心と交差する方向に突出した被押圧部が設けられる一方、
    前記第一の操作部は、基端側を中心に先端側が上下に回動するものであり、その基端側と先端側との間に前記被押圧部を上方から押圧する下向面を有した押圧部が設けられている請求項3記載の綴じ具。
  5. 前記保定機構は、前記綴じ桿の足場となるベースに前記第一の操作部を係留するためのラッチを有し、
    前記ラッチ及び前記第二の操作部が前記第一の操作部に可動に支持され、かつ前記ラッチが係合するラッチ受けが前記ベースに設けられている請求項2、3または4記載の綴じ具。
  6. 前記第一の操作部の先端側に手指を掛けることのできる指掛領域が設定され、
    前記第一の操作部の指掛領域から基端側に偏倚した部位に、前記第二の操作部における手指を掛けることのできる指掛領域が設定されている請求項5記載の綴じ具。
  7. 前記ラッチと前記第二の操作部とが一体の部材として構成されている請求項5または6記載の綴じ具。
  8. 前記ラッチと、ラッチを前記ラッチ受けに係合させる方向に弾性付勢する弾性体とが一体の部材として構成されており、
    前記第二の操作部が受ける操作力により前記ラッチが前記弾性体の付勢力に抗して前記ラッチ受けから離反する請求項7記載の綴じ具。
  9. 前記第一の操作部が下方に開口した中空状をなし、その内に前記第二の操作部が収容されるとともに、第一の操作部の下方に前記ラッチが突出している請求項5、6、7または8記載の綴じ具。
  10. 前記第一の操作部に上方に開口した窓が設けられ、その窓から前記第二の操作部における手指を掛けることのできる指掛領域が露出している請求項9記載の綴じ具。
  11. 前記押圧部が前記第一の操作部に一体成形されている請求項4記載の綴じ具。
  12. 前記綴じ桿の足場となるベースから起立する起立部に開口が形成され、
    前記第一の操作部に、前記起立部の開口内に挿入されその縁部に沿って上下動する突起が一体成形されている請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11記載の綴じ具。
  13. 前記第一の操作部が板金材を加工してなる金属成形品である請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12記載の綴じ具。
  14. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12または13記載の綴じ具を用いてなるものであって、
    表表紙、背表紙及び裏表紙を連ねてなる表紙体の内面に前記綴じ具が取り付けられたファイル。
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