JP2009067428A - 多面体状の箱及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】底面12及び天面13並びに前後左右の側面14〜17から成る6面体状の
箱体10から箱を構成する。底面12及び天面13は長方形状の平面からなり、直線状の折線20によって側面14〜17と接している。前後左右の側面14〜17はいずれも波目が水平方向に延びる波状曲面からなり、波形状の折線21を介して接している。前後の側面14,15は線対称な花瓶状の図形からなり、上半部が山部、下半部が谷部となる波状曲面となっている。左右の側面16,17は線対称な上下逆向きの花瓶状の図形からなり、上半部が山部、下半部が谷部となる波状曲面となっている。
【選択図】図1
Description
しかし、曲面状の部分は、少しの衝撃で凹んだり歪んだりし易い。特に、宣伝・広告用ディスプレイとして用いられる大型の箱は、商品パッケージとして用いられる小型の箱に比べると凹んだり歪んだりし易い。
前記側面のうちの少なくとも一面は波状曲面から構成され、
前記波状曲面からなる側面の裏面には、平板と波板からなる片面段ボール製の補強材が、その波板の波目が前記波状曲面の波目と同方向に延びるように貼付されていることを特徴とする。
ここで、「波状」とは、一方向の曲率がゼロであり、それと直交する方向にのみ正及び負の曲率を有する曲面をいう。曲率がゼロとなる方向を「波目」と呼ぶ。
2n個の側面及び接着片を連設してなる長方形部と、前記長方形部の各側面を構成する部分の上下辺部に連設され底面及び天面を構成する複数の小片部とからなるカートンブランクを形成し、
前記カートンブランクの長方形部の各側面を構成する部分の裏面に、平板とその一方の面に接着された波板からなり各側面よりもやや小さい片面段ボール製の補強材を、その波板の波目が前記波状曲面の波目と同方向に延びるように貼付し、
前記カートンブランクを前記補強材の周縁部で折り曲げ、
前記接着片を接着すると共に前記小片部の一部を重ね合わせて箱体を製造することを特徴とする。
図1〜図6は本発明の第1の実施形態を示している。図1及び図2に示すように、本実施形態に係る多面体状の箱は、底面12及び天面13並びに前後左右の側面14〜17から成る6面体状の箱体10から構成されている。底面12及び天面13は長方形状の平面からなり、直線状の折線20によって側面14〜17と接している。前後左右の側面14〜17はいずれも波目が水平方向に延びる波状曲面からなり、波形状の折線21を介して接している。図2に示すように、前後の側面14,15は左右に線対称な花瓶状の図形からなり、上半部が山部、下半部が谷部となる波状曲面となっている。左右の側面16,17は左右に線対称な上下逆向きの花瓶状の図形からなり、上半部が山部、下半部が谷部となる波状曲面となっている。
補強材30は、平板D1と波板D2を貼り合わせてなる片面段ボールD(図6参照)を打ち抜いて形成されたものである。各補強材30は、その波板の波目が各側面14〜17の波目と同じ方向となるように、平板側において各側面構成部に貼付されている。
図6に示すように、片面段ボールDは、波目が延びる方向P1には折れ曲がり難く、波目と直交する方向P2には柔軟に湾曲する。従って、各側面14〜17の裏面に補強材30を貼付することにより、波状曲面の滑らかさを損なうことなく各側面14〜17の強度を向上させることができる。しかも、補強材30を平板側で各側面14〜17の裏面に貼付したため、補強材30の波目が側面14〜17の外面に浮き出ることがない。このため、補強材30を貼付したことにより各側面14〜17の滑らかさが損なわれることがない。
また、本実施形態では筒状のカートンブランク24を折りたためるように折線22を設けたが、シート状のカートンブランク24から直接、箱体10を形成する場合は、折線22は不要である。
一方のシート状のカートンブランク41は、接着片27,左側面16の一部を構成する左側面構成部45a,前側面構成部46,右側面構成部47と、その上下に連接された小片部28から構成されている。他方のシート状のカートンブランク42は、接着片27と、右側面17の一部を構成する右側面構成部47a、後側面構成部48、左側面構成部45と、その上下に連接された小片部28から構成されている。
補強材は、波板側において各側面の裏面に貼付しても良い。この場合は、補強材の波目が各側面の外面に浮き出ることが考えられるが、この場合は新たな模様を側面に付与することができるという効果を有する。
箱体の材料には、紙製シートの他、合成樹脂製シートを用いることができる。
本発明は6面体以外の多面体にも適用できる。また、底面及び天面と2n個(nは2以上の整数)の側面を有する多面体の場合、各側面の両側の折線を線対称な形状にすることにより、全ての側面を波状曲面にすることができる。
また、本発明は宣伝・広告用ディスプレイの他、商品パッケージとしての箱にも適用可能である。
12…底面
13…天面
14〜17…側面
20,22…折線
24,41〜43…カートンブランク
26…長方形部
27…接着片
28…小片部
30…補強材
D…片面段ボール
D1…平板
D2…波板
Claims (4)
- 少なくとも底面と側面を有する箱体からなる多面体状の箱において、
前記側面のうちの少なくとも一面は波状曲面から構成され、
前記波状曲面からなる側面の裏面には、平板と波板からなる片面段ボール製の補強材が、その波板の波目が前記波状曲面の波目と同方向に延びるように貼付されていることを特徴とする多面体状の箱。 - 前記箱体は可撓性を有するシート状部材からなるカートンブランクを折り曲げて成形され、
前記波状曲面からなる側面の裏面には、当該側面よりもやや小さい補強材が貼付されていることを特徴とする請求項1に記載の多面体状の箱。 - 前記箱体は2n個(nは2以上の整数)の側面を有し、
前記側面の全てが、底面と平行な方向に延びる波目の波状曲面から構成されていることを特徴とする請求項2に記載の多面体状の箱。 - 底面及び天面並びに2n個(nは2以上の整数)の波状曲面からなる側面を有し、カートンブランクを折り曲げることにより形成される多面体状の箱の製造方法において、
2n個の側面及び接着片を連設してなる長方形部と、前記長方形部の各側面を構成する部分の上下辺部に連設された底面及び天面を構成する複数の小片部とからなるカートンブランクを形成し、
前記カートンブランクの長方形部の各側面を構成する部分の裏面に、平板と波板からなり各側面よりもやや小さい片面段ボール製の補強材を、その波板の波目が前記波状曲面の波目と同方向に延びるように貼付し、
前記カートンブランクを前記補強材の周縁部で折り曲げ、
前記接着片を接着すると共に前記小片部の一部を重ね合わせることにより底面及び天面を形成することを特徴とする多面体状の箱の製造方法。
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JP2007236522A JP5026203B2 (ja) | 2007-09-12 | 2007-09-12 | 多面体状の箱及びその製造方法 |
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JP2005008192A (ja) * | 2003-06-18 | 2005-01-13 | Toppan Printing Co Ltd | 曲面を有する包装箱 |
-
2007
- 2007-09-12 JP JP2007236522A patent/JP5026203B2/ja active Active
Patent Citations (4)
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JP2019006420A (ja) * | 2017-06-21 | 2019-01-17 | 高桑美術印刷株式会社 | 紙製ブランク |
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