JPH0611184Y2 - 段ボール - Google Patents

段ボール

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JPH0611184Y2
JPH0611184Y2 JP1988058861U JP5886188U JPH0611184Y2 JP H0611184 Y2 JPH0611184 Y2 JP H0611184Y2 JP 1988058861 U JP1988058861 U JP 1988058861U JP 5886188 U JP5886188 U JP 5886188U JP H0611184 Y2 JPH0611184 Y2 JP H0611184Y2
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JP
Japan
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hemispherical
corrugated board
cushioning member
liner
hemispherical convex
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JP1988058861U
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JPH01163118U (ja
Inventor
悦三 佐光
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悦三 佐光
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  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、従来形状の波形中芯を使用することなく、任
意の紙質材で形成された段ボールであって、任意梱包箱
や緩衝体等の包装用品に供して著効な段ボールに関する
ものである。
[従来の技術] 従来、段ボールは第5図に示す如きものであって、段ボ
ール3は、波状に起伏してなる中芯33の両側に、ライ
ナー31,32を接着して形成した両面段ボールがあ
り、これは段ボール3を用途に応じて折曲加工する際
に、中芯33の波状起伏に平行な折目線は容易に形成さ
れるが、その他の方向での折目線は前記波状起伏を横切
るため形成されにくかった。
また、ライナー31,32のいずれかを使用しない片面
段ボールにおいても折曲方向や、緩衝方向が中芯の波状
方向に限定される等の不具合を有している。
[考案が解決しようとする課題] そこで本考案は、上記欠点をなくすべく任意紙質の板材
を用いて、緩衝部材に凸部を散在させるのであるが、こ
の凸部を円筒状等平面部を備えた形状にして突成させる
と、突成加工の際に紙質板材のために切れてしまうの
で、種々の研究の結果、半球状にして成功しえて、これ
を緩衝部材に突成して段ボール状に形成して、これの折
曲加工に際して折目線をいかなる方向にも容易に設定で
き、かつ、より高い弾力性を備えて緩衝部材に著効で、
多目的に使用可能で、任意の用途に適宜に使用しうる段
ボールの開発を目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] すなわち本考案は、上記目的を達成するためになされた
ものであって、任意紙質の板材でなる緩衝部材の一方の
面側に多数の凸部を散在し、かつ、任意紙質の板材でな
るライナーで該半球状凸部の頂点間を連ねて接着してな
る段ボールである。
また、前記緩衝部材に突成した半球状凸部の頂点間と、
該半球状凸部の反対側面の両側へ、前記ライナーを接着
した段ボールである。
さらに、前記緩衝部材の両方の面側に多数の半球状凸部
をそれぞれ散在し、該両側面へそれぞれ突成させた半球
状凸部の頂点間を連ねて前記ライナーを接着した段ボー
ルである。
[作用] 上記手段により構成される本考案は、任意紙質の板材で
なる緩衝部材に半球状の凸部を突成させるので、加工に
際切れることなく容易確実に加工しえて、信頼性の高い
加工ができ、また、緩衝部材の一方の面に散在するよう
に設けられた半球状凸部が段ボールに弾力性を与え、前
記半球状凸部の頂点を連ねるように接着された任意紙質
の板材でなるライナーが、段ボールの外装を形成し、ま
た、前記半球状凸部が散在するため、あらゆる方向に容
易に折曲することができるので、段ボールの折曲加工の
折目線をいかなる方向にも設定できる。
また、緩衝部材の一方の面側にのみ半球状凸部を設けた
これの両面にライナーを接着すると、前記と同様に弾力
性を備え、かつ、前記に比しもう一方のライナーでする
と段ボールの外装をより強固に形成可能である。
さらに、緩衝部材の両面に半球状凸部を散在するように
設け、ライナーを該緩衝部材の両面側に前記凸部の頂点
を連ねるように接着すると、段ボールの弾力性を一層良
くすることができる。
[実施例] 以下、引き続き本考案段ボールの要旨をさらに明確にす
るため、図面を利用して一実施例を説明する。
第1図及び第2図は第一実施例をに示したもので、段ボ
ール1はライナー11,12及び緩衝部材13からな
る。ライナー11,12は段ボール1の外装材であり、
クラフトライナー、ジュートライナー等がある。緩衝部
材13は薄手の板紙製でなっていて、ライナー11,1
2の内側に配設しうべくなっており、段ボール1に弾力
性をもたせるためのものである。
そして、緩衝部材13の一方の面13aには多数の半球
状凸部13cが散在するように設けられ、この半球状凸
部13cの頂点を連ねるように前記ライナー11が接着
剤により接着されている。
また、緩衝部材13の他方の面13bにもライナー12
が接着剤で接着されている。
以上の構成により、緩衝部材13の半球状凸部13cが
クッション材になるので段ボール1に弾力性をもたせる
ことができる。また、半球状凸部13cの数や相互の間
隔等は任意でよい。
また、半球状凸部13cが散在されているので、該半球
状凸部13c間がライナー11、12であり、かつ、紙
質板状でなるので、緩衝部材13を任意の方向に容易に
折曲することができるため、段ボール1の折曲加工に際
し、任意の方向に折目線を設定して容易に折り曲げるこ
とができる。
なお、前記ライナー12は必ずしも必要ではないが、こ
れを用いると段ボール1の外装を強くできるので、必要
に応じて適宜に使用する。
次に第3図及び第4図に従って第二実施例を説明する。
段ボール2はライナー21,22及び緩衝部材23から
なり、その材質は前記第一実施例と同様であるが、緩衝
部材23の一方の面23aには半球状凸部23cが散在
するように設けられ、他方の面23bには半球状凸部2
3dが同様に散在するように設けられている。そして、
ライナー21が半球状凸部23cの頂点を連ねるように
接着剤で接着され、一方ライナー22が半球状凸部23
dの頂点を連ねるように接着剤で接着されている。
以上の構成により、第二実施例ではライナー21,22
間にクッション材として半球状凸部23c,23dを積
層してなっているので、第二実施例の段ボール2は前記
第一実施例に比しより弾力性が優れたものとなり、ま
た、第二実施例においても第一実施例と同様に段ボール
2を任意の方向に折曲加工が可能となる。
なお、前記実施例では凸部を半球状にのみ形成した場合
について説明したが、これを半球状に近い任意形状で形
成し、かつ、任意個数で任意に配設してもよく、また、
材質も任意で、さらには炭素繊維紙等の機能紙等任意の
紙繊維材で形成してもよい等、前記した本考案の目的、
作用及び後記する考案の効果が達成される範囲におい
て、それぞれ任意に定められてよく、これらの変更はい
ずれも本考案の要旨を何ら変更するものでないことは申
すまでもない。
[考案の効果] 以上、詳細に説明したように本考案は、任意紙質材でな
る緩衝部材に半球状の凸部を多数散在させて段ボールを
形成しているので、段ボールを任意の方向の折目線によ
り容易に折曲加工できるとともに、段ボールにより大な
る弾力性を備えたものとなって、任意の緩衝部材やその
他の用途に使用可能として多目的に使用が可能となる。
さらに、前記半球状の凸部としたので、紙質材で容易か
つ、切れることなく突成しえて、また、該半球状凸部を
介してライナーを点状に接着して積層状構造に形成した
ので、段ボール全体の弾力性を一層良くできる。このよ
うに、折曲加工及び弾力性を改善することにより、段ボ
ールの梱包材としての用途を広げることができる。ま
た、そのために段ボールのコストが高くなることもない
等本考案は実用上まことに優れた考案である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案段ボールの一実施例を示したもので、第1
図は第一実施例の一部を切り欠いて示す正面図、第2図
は第1図のA−A線断面図、第3図は第二実施例の一部
を切り欠いて示した正面図、第4図は第3図のB−B線
断面図、第5図は従来例の断面図である。 1,2……段ボール 11,12,21,22 ……ライナー 13,23……緩衝部材 13a,23a……一方の面 13b,23b……他方の面 13c,23c,23d ……凸部。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】任意紙質の板材でなる緩衝部材の一方の面
    側に多数の半球状凸部を散在し、かつ、任意紙質の板材
    でなるライナーで該半球状凸部の頂点間を連ねて接着し
    てなることを特徴とする段ボール。
  2. 【請求項2】前記緩衝部材に突成した半球状凸部の頂点
    間と、該半球状凸部の反対側面との両側面へ、前記ライ
    ナーを接着してなることを特徴とする請求項1記載の段
    ボール。
  3. 【請求項3】前記緩衝部材の両方の側面に多数の半球状
    凸部をそれぞれ散在し、該両側面側へそれぞれ突成させ
    た半球状凸部の頂点間を連ねて前記ライナーを接着して
    なることを特徴とする請求項1記載の段ボール。
JP1988058861U 1988-04-30 1988-04-30 段ボール Expired - Lifetime JPH0611184Y2 (ja)

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JPH01163118U JPH01163118U (ja) 1989-11-14
JPH0611184Y2 true JPH0611184Y2 (ja) 1994-03-23

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ID=31284658

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010201794A (ja) * 2009-03-03 2010-09-16 Aiki Kogyo Kk エンボス中芯を有する段ボール紙、その製造方法および製造装置
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