JPH0617529Y2 - ハニカム構造体 - Google Patents

ハニカム構造体

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JPH0617529Y2
JPH0617529Y2 JP457689U JP457689U JPH0617529Y2 JP H0617529 Y2 JPH0617529 Y2 JP H0617529Y2 JP 457689 U JP457689 U JP 457689U JP 457689 U JP457689 U JP 457689U JP H0617529 Y2 JPH0617529 Y2 JP H0617529Y2
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JP
Japan
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substrate
base plate
honeycomb structure
wall surface
honeycomb
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JP457689U
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JPH0297026U (ja
Inventor
尊信 加藤
Original Assignee
ナゴヤ芯材工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、板材を積層して適宜間隔で結合することによ
り、一連の二重構造の壁面とこれを連結する壁面を形成
して、斜め方向に曲げ強度を持ち、かつ、展張時に外部
より応力を付与しなければ縮むことなくハニカム形態を
保持するハニカム構造体に関する。
[従来の技術] 元来ハニカムは各種部材の芯材に用い、軽量化と狂い防
止等のため、さらには、緩衝材等に供されるべく、板
紙、プラスチックス、アルミニウム及び鋼の薄板等各種
材料で、かつ、板材や型成形されたものがある。
従来、これらのうち板材を結合して成形するハニカム構
造には、一枚状の板材を複数所定間隔とし、これらの間
を短かい板材でそれぞれを折曲舌片等で結合して、方形
状に区画されたものや、両端に平板状連結部を備えて多
角形に形成し、該連結部分で結合してなるもの、波形状
に形成した板材をその波形同志の接合部で結合するも
の、さらには、ジグザグに折曲した板材の接合部を結合
してなるものがあるも、何れも結合部は部分的に線、点
状に二重となるが、他は一重と混在したものとなって均
一の板厚形態とならず、よって、構造上斜め方向に曲げ
強度を持ちえず、また、強度的に比較的低いものとな
り、さらに、展張時に収縮し易いものとなり、取り扱い
にくいものとなっている。
[考案が解決しようとする課題] そこで本考案は、従来技術の欠点をなくすべくなされた
ものであって、任意材質でなる板材へ等間隔にけい線、
折れ線等シートを折れ易くした折線を設け、これを適宜
間隔でずらして積層状に結合することによって、二重構
造の壁面と、これを連結する一枚の壁面とで形成し、よ
って、斜め方向に曲げ強度を持ち、さらに、展張時に外
部より応力を付与しなければ縮むことがなくて、きわめ
て取り扱い易いハニカム構造体を提供するのを目的とす
るものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案に係るハニカムは、
平板材でなる素板に等間隔で折線を設け、該素板の一対
がその各折線を各中間に配設し、かつ、該間隔の一つ置
きに該間隔の略半分を折線に沿い結合して基板部を形成
し、さらに、該基板部を順次一つ置きに一間隔ずらして
積層状とし、かつ、各隣接基板部の未結合素板それぞれ
を二重壁面とすべく結合して形成されたものである。
[作用] 上記の如く構成されたハニカム構造体においては、平板
材の素板へ等間隔で折線を設け、この折線を中間に位置
せしめ、この間隔の一つ置きに該間隔の略半分を任意の
結合手段で結合して基板部を順次一つ置きに、一間隔を
ずらして積層状とし、これらの基板部の未結合素板を二
重壁面とすべく結合してなるので、一つの壁面を二重壁
面を平行状に設け、これらと交差状に連結する一枚の壁
面とで一体に結合して、方形状に区画されたハニカムを
形成することによって斜め方向に曲げ強度を備えたもの
となり、さらに、展張時に外部より応力を付与しなけれ
ば、その形態を維持するものとなって、取り扱い易いも
のとなり、各種芯材、緩衝材等に効果を奏するハニカム
構造体となる。
[実施例] 以下引き続き、本考案ハニカム構造体の要旨をさらに明
確にするため、図面を利用して一実施例を説明する。
先ず第1図、第2図に示す如く、クラフト紙等のシート
状部材、プラスチックス、アルミニウムや鋼等の金属板
でなる任意の大きさの方形状平板の上素板1a〔第1図
に示したもの〕と、下素板1b〔第2図に示したもの〕
の各々に、同一の等間隔Lでけい線、折れ線等の折線11
が設けてある。
ついで、これらを第3図に示す如く下素板1b表面上へ
等間隔Lの一つ置き毎の折線11に沿い、1/2L分の結合
部12bへ糊等の接着剤で接着したり、溶着等する結合手
段12を施し、ついで上素板1aを該下素板1bに対しけ
い線等の折線が1/2Lずれた状態に配設し、該上素板1
aの裏面側の結合部12aと下素板1bの表面側の結合部
12bとを結合して、一つの基板Sが形成される。
さらに、前記基板Sを第4図に示す如く、第一層の基板
S1に対し、第二層の基板S2を前記等間隔L分ここで
は左方向へずらして積層状に配設し、かつ、基板S1と
基板S2との未結合の素板部を、前記適宜の結合手段に
よって結合する。
またさらに、第三層の基板S3を前記基板S1の位置へ
配設し、ついで、第四層の基板S4を前記基板S2の位
置へ配設して、一つ置きに前記の如く等間隔L分をずら
して順次前記第一層、第二層の基板S1、S2と同様に
未結合の基板部分を接着等結合手段で結合する。
このように、任意数の基板Sを順次積層状に配設し、こ
れを接着すると、該二重に重ねて順次積層状に接着した
部分が連続した壁面とし、かつ、平行状に配設されて、
一連の平行状の壁面、すなわち二枚重ねの壁面W1と、
さらに、該壁面W1の群とを交差すべく、前記等間隔L
分の一重壁面W2を平行状に形成し、これを展張すると
第5図に示す如きハニカムHの構造となる。
なお、帯状に形成したい場合は、前記上素板1a、下素
板1bでなる基板Sを任意高さの帯状に順次切断し、こ
れを第4図に示す如く積層状としてもよく、また、前記
実施例では、基板Sを形成するのに、上素板1aを下素
板1bに対しけい線等の折線が1/2Lずれた状態を、前
記第1図、第2図の状態で結合する状態を説明したが、
これを下素板1bに対し上素板1aを反転させて端縁を
左右逆にして結合してもよく、かつ、高さ、等間隔の長
さ、積層数は任意でよく、さらに、結合手段、折線等も
前記実施例に限定されず任意でよく、また、材質も板材
であれば特に限定するものではない等、本考案ハニカム
は前記した本考案の目的、作用及び後記する考案の効果
が達成される範囲内において、それぞれ任意に定められ
てよく、これらの変更はいずれも本考案の要旨を何ら変
更するものでないことは申すまでもない。
[考案の効果] 以上、詳細に説明したように本考案は、任意材質の平板
材でなる素板へ等間隔で任意の折線を設け、該素板の一
対を各折線が各中間に配設しうべくなし、かつ、該間隔
の一つ置きにこの間隔の略半分を折線に沿って任意結合
手段で結合して基板部が形成される。
さらに、該基板部の任意数を順次一つ置きに、一間隔ず
らして積層状とし、各隣接基板の未結合基板それぞれを
一連の二重壁面とすべく結合したので、二枚重ねの二重
壁面と、一枚の壁面とが交差状となって、強度の大なる
ものとなり、さらに、これを展張した際外部より応力を
付与しなければ縮むことがなく、きわめて取り扱い易い
等の独特の効果を奏するハニカムとなり、実用上まこと
に優れた考案である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案ハニカムの一実施例を示したもので、第1
図は素板の要部を示す平面図、第2図は素板の要部を示
す平面図、第3図は基板部の要部を示す正面図、第4図
は基板部を積層した状態を示す正面図、第5図は展張形
態の要部を示す正面図である。 1a……上素板 1b……下素板 11……折線 12……結合手段 S……基板部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】平板材でなる素板に等間隔で折線を設け、
    該素板の一対がその各折線を各中間に配設し、かつ、該
    間隔の一つ置きに該間隔の略半分を折線に沿い結合して
    基板部を形成し、さらに、該基板部を順次一つ置きに一
    間隔ずらして積層状とし、かつ、各隣接基板部の未結合
    素板それぞれを二重壁面とすべく結合して形成されてな
    ることを特徴とするハニカム構造体。
JP457689U 1989-01-19 1989-01-19 ハニカム構造体 Expired - Lifetime JPH0617529Y2 (ja)

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JP457689U JPH0617529Y2 (ja) 1989-01-19 1989-01-19 ハニカム構造体

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JP457689U JPH0617529Y2 (ja) 1989-01-19 1989-01-19 ハニカム構造体

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Publication Number Publication Date
JPH0297026U JPH0297026U (ja) 1990-08-02
JPH0617529Y2 true JPH0617529Y2 (ja) 1994-05-11

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ID=31207213

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US6592963B1 (en) * 2000-06-16 2003-07-15 E. I. Du Pont De Nemours And Company Honeycomb structure

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JPH0297026U (ja) 1990-08-02

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