JP3349543B2 - 仕切体とその製造方法 - Google Patents

仕切体とその製造方法

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JP3349543B2
JP3349543B2 JP08324493A JP8324493A JP3349543B2 JP 3349543 B2 JP3349543 B2 JP 3349543B2 JP 08324493 A JP08324493 A JP 08324493A JP 8324493 A JP8324493 A JP 8324493A JP 3349543 B2 JP3349543 B2 JP 3349543B2
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康夫 青木
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イワキパックス株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、包装箱等の内部を複数
に区画するために用いられる仕切体とその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、特公昭60−10935号公報に
見られるような仕切体とその製造方法が知られている。
【0003】この種の仕切体300は、図10(a)に
示すように、シート状の上中下の各台紙301,30
2,303と、それらの間に設けられたシート状の各上
下の仕切板304a,305a,304b,305bと
が積層されて偏平な状態で製造され、図15(b)及び
(c)に示すように、各上下の仕切板304a,305
a,304b,305bに設けられた各破断可能線30
6を破断しながら立ち上がらせて形成されるものであ
る。前記各台紙301,302,303のうち、上台紙
301及び下台紙303は、夫々側壁板315,316
が連設されている。
【0004】そして、このような仕切体300を製造す
る方法は、先ず、各台紙301,302,303及び各
上下の仕切板304a,305a,304b,305b
を長尺状に供給しつつ、各上下の仕切板304a,30
5a,304b,305bの長手方向に平行に破断可能
線306及び折目線307を形成する。続いて、下台紙
303の上面に下仕切板305aを重ねて所定の接着部
308で接着し、該下仕切板305aの上側に該下仕切
板305aと共に仕切部314を形成する上仕切板30
4aを、該下仕切板305aからその幅方向の一方に向
かって位置をずらして重ねて所定の接着部309で接着
し、該上仕切板304aの上側に中台紙302を重ねて
所定の接着部310で接着する。そして更に、中台紙3
02の上面に他の下仕切板305bを重ねて所定の接着
部311で接着し、該他の下仕切板305bの上側に該
他の下仕切板305bと共に仕切部314を形成する他
の上仕切板304bを、該他の下仕切板305bからそ
の幅方向の一方に向かって位置をずらして重ねて所定の
接着部312で接着し、該他の上仕切板304bの上側
に上台紙301を重ねて所定の接着部113で接着す
る。以上によって、各台紙301,302,303と、
各上下の仕切板304a,305a,304b,305
bとは互いに積層されて偏平な状態に形成される。ま
た、前記各台紙301,302,303及び各上下の仕
切板304a,305a,304b,305bに並列し
て多くの各台紙及び各上下の仕切板を供給することによ
って、更に多数の台紙及び上下の仕切板を積層すること
ができ、それによって複数列の仕切部314を形成する
ことも可能となっている。
【0005】その後、積層された状態の板材を任意の長
さに幅方向に切断して、各上下の仕切板304a,30
5a,304b,305bに設けられた各破断可能線3
06を破断しながら立ち上がらせて仕切体300を形成
する。
【0006】しかし、前記仕切体300は、特に、多数
列の仕切部314を形成するために、多数の各上下の仕
切板304a,305a,304b,305bを積層し
た際には、各上下の仕切板304a,305a,304
b,305bの積層枚数に比例して、上台紙301及び
下台紙303の夫々の側壁板315,316を長大に設
けなければならず、従って、偏平状態の仕切体300の
左右方向の幅寸法tも長大となる不都合がある。
【0007】また、前記のような仕切体300の製造方
法によると、多数列の仕切部314を形成するために
は、仕切部314の列数に対応して前記上台紙301及
び下台紙303の夫々の側壁板315,316を設定し
なければならず、例えば、仕切部314の列数を変更す
るにあたって、上台紙301及び下台紙303の寸法t
を変更しなければならない不都合がある。しかも、それ
を製造するための装置を寸法tに対応させる必要があ
り、装置が膨大となる不都合があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】かかる不都合を解消し
て、本発明は、基板及び上台紙の左右方向の寸法を変更
することなく容易に多数の仕切りを形成することができ
る仕切体とその製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の仕切体は、矩形状の下台紙と、該下台紙
の左右側に折目線を介して連設された一対の側壁板と、
両側壁板の夫々の先端に折目線を介して連設された一対
の第1接着片とによって構成される基板と、複数の仕切
板と、複数の第2接着片とが折目線を介して左右方向に
交互に連設され、各第2接着片のうち左右端部に位置す
る一対の第2接着片を除く第2接着片を左右方向に分断
可能とする複数の破断可能線が形成された矩形状の仕切
板形成部材と、前記基板の下台紙と同一形状の上台紙と
によって構成され、前記基板の上面に、前記仕切板形成
部材の右端部に位置する第2接着片の下面を接着し、破
断可能線が形成された第2接着片の該破断可能線の左側
下面を接着すると共に、前記基板の左側に設けられた一
方の第1接着片を折目線を介して前記側壁板の上面に、
また、該基板の右側に設けられた側壁板を折目線を介し
て他方の第1接着片と一体に前記下台紙の上面に夫々折
返して、前記基板と前記仕切板形成部材とから成る仕切
体形成ユニットを形成し、前記上台紙の下面を、前記仕
切体形成ユニットの基板の折返された両第1接着片の上
面に接着すると共に該仕切板形成部材の左端部に位置す
る第2接着片の上面及び破断可能線が形成された第2接
着片の該破断可能線の右側上面に接着して設け、前記各
破断可能線を破断しつつ前記仕切板形成部材の仕切板を
夫々各台紙に対して起立させて形成されることを特徴と
する。
【0010】本発明の仕切体においては、前記仕切体形
成ユニットを複数積み重ねて設け、最上部に位置する仕
切体形成ユニットの上部に前記上台紙を設けて成り、上
下に隣合う仕切体形成ユニット同士は、上方の仕切体形
成ユニットの基板の下台紙の下面を、下方の仕切体形成
ユニットの前記基板の折返された両第1接着片の上面に
接着すると共に該仕切板形成部材の左端部に位置する第
2接着片の上面及び破断可能線が形成された第2接着片
の該破断可能線の右側上面に接着して形成されることを
特徴とする。
【0011】更に、前記各仕切体形成ユニットは、上下
に隣合う仕切体形成ユニット同士が互いに水平に180
°回転した形状となるように交互に積み重ねて設けられ
ていることが好ましい。
【0012】また、本発明の仕切体の製造方法は、矩形
状の下台紙と、該下台紙の左右側に折目線を介して連設
された一対の側壁板と、両側壁板の夫々の先端に折目線
を介して連設された一対の第1接着片とによって構成さ
れる基板の左側に設けられた第1接着片を折目線を介し
て前記側壁板の上面に、また、該基板の右側に設けられ
た側壁板を折目線を介して第1接着片と一体に前記下台
紙の上面に夫々折返す工程と、複数の仕切板と複数の第
2接着片とが折目線を介して左右方向に交互に連設さ
れ、各第2接着片のうち左右端部に位置する一対の第2
接着片を除く第2接着片を左右方向に分断可能とする複
数の破断可能線が形成されてなる矩形状の仕切板形成部
材の左右側のうち少なくとも一方の端縁を、前記基板の
折返された一方の第1接着片の先端縁に突き当てると共
に、該基板の上面に、前記仕切板形成部材の右端部に位
置する第2接着片の下面及び破断可能線が形成された第
2接着片の該破断可能線の左側下面を接着して、前記基
板と前記仕切板形成部材とから成る仕切体形成ユニット
を形成する工程と、前記基板の下台紙と同一形状の上台
紙を、前記仕切体形成ユニットの基板の折返された両第
1接着片の上面に接着すると共に該仕切板形成部材の左
端部に位置する第2接着片の上面及び破断可能線が形成
された第2接着片の該破断可能線の右側上面に接着する
工程と、前記各破断可能線を破断しつつ前記仕切板形成
部材の仕切板を夫々各台紙に対して起立させる工程とを
備えることを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明の仕切体は、前記仕切板形成部材の各第
2接着片に前記破断可能線が形成されており、各第2接
着片は該破断可能線を介して一方の下面が前記基板の下
台紙の上面に接着され、他方の上面が前記上台紙の下面
に接着されているので、該仕切体が偏平状態のときに下
台紙と上台紙とを互いに上下方向に離反させることによ
って、各破断可能線が破断されると共に左右に分断され
た各第2接着片と仕切板との境界の折目線が折れ曲がり
仕切板が起立する。
【0014】また、本発明の仕切体は、前記基板と前記
仕切板形成部材とによって仕切体形成ユニットが形成さ
れており、該仕切体形成ユニットを複数積み重ねること
によって複数列の仕切板が形成される。
【0015】更に、複数積み重ねた仕切体形成ユニット
は、上下に隣合う仕切体形成ユニット同士が互いに水平
に180°回転した形状となるように交互に積み重ねら
れているこにより、仕切体形成ユニットの数量に左右さ
れることなく偏平状態のときの左右方向の幅寸法が一定
となる。
【0016】また、本発明の仕切体の製造方法は、先
ず、前記基板と前記仕切板形成部材とによって仕切体形
成ユニットを形成し、その後、前記上台紙を該仕切体形
成ユニット上に設けることによって仕切体を形成する。
前記仕切体形成ユニットを形成する工程においては、仕
切板形成部材の左右側のうち少なくとも一方の端縁を、
前記基板の折返された一方の第1接着片の先端縁に突き
当てる。即ち、仕切板形成部材の左側端縁を基板の左側
の第1接着片の先端縁に、或いは、仕切板形成部材の右
側端縁を基板の右側の第1接着片の先端縁に突き当て
る。これによって、基板上に接着する際の仕切板形成部
材の位置決めを容易とする。
【0017】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0018】本発明によって製造される仕切体は、例え
ば、包装箱等に挿着してその内部を複数に区画するため
に使用されるものである。
【0019】先ず、本発明の第1の実施例を説明する。
【0020】第1の実施例の仕切体1は、図1に示すよ
うに、平板状の下台紙2と、該下台紙2と平行に設けら
れた上台紙3と、下台紙2と上台紙3との間を複数の横
長の長方形状に区画する複数の仕切板4,5,6とによ
って構成される。前記下台紙2は、図1、図2(a)及
び(b)に示すように、一対の側壁板7,8及び一対の
第1接着片9,10と共に基板11の一部を形成してい
る。各側壁板7,8は、下台紙2の左右方向の両端に折
目線a,bを介して連設されており、各第1接着片9,
10は、夫々側壁板7,8の先端に折目線c,dを介し
て連設されている。また、該基板11の下台紙2と前記
上台紙3とは同形状に形成されている。前記仕切板4,
5,6は、後述するように、偏平状態の仕切板形成部材
12によって形成される。
【0021】該仕切板形成部材12は、図2(a)に示
すように、前記仕切板4,5,6と、第2接着片13,
14,15,16とが折目線e,f,g,h,i,jを
介して左右方向に交互に連設されて形成されており、中
央部に位置する一対の第2接着片14,15には、夫々
の第2接着片14,15を左右方向に分断可能とする破
断可能線17,18が形成されている。
【0022】即ち、前記仕切体1は、以上のような基板
11と仕切板形成部材12とによって仕切体形成ユニッ
ト19が形成されており、図2(b)に示すように、該
仕切体形成ユニット19上に上台紙3が設けられたこと
によって構成されている。
【0023】次に、第1の実施例における仕切体1の製
造方法を説明する。
【0024】先ず、図2(a)に示すように、前記基板
11の左端部に位置する第1接着片9を折目線cを介し
て側壁板7の上方に折返し、また、該基板11の右端部
に位置する側壁板8を折目線bを介してその先端に連設
された第1接着片10と共に下台紙2の上方に折返す。
次いで、前記基板11の下台紙2の上面に仕切板形成部
材12を接着する。
【0025】両者の接着に先立って、基板11の左端部
に位置する折返された第1接着片9の端縁xと、仕切板
形成部材12の左側端縁yとを突き当てることによっ
て、基板11上への仕切板形成部材12の接着位置を確
実に位置決めする。なお、本実施例においては、仕切板
形成部材12の左端部に位置する第2接着片13の長さ
寸法に基板11の左端部に位置する第1接着片9の長さ
寸法を加えると図1に示す仕切板4による長方形の1区
画の長さ寸法zに相当するように第2接着片13が形成
されているので、該第2接着片13の先端縁である仕切
板形成部材12の左側端縁yを基板11の左端部に位置
する第1接着片9の端縁xに突き当てるが、例えば、図
示しないが、仕切板形成部材12の右端部に位置する第
2接着片16の長さ寸法に基板11の右端部に位置する
側壁板8及び第1接着片10の長さ寸法を加えると1区
画の長さ寸法zに相当するように第2接着片16を形成
した場合には、基板11の右端部の第1接着片10の端
縁x0と、仕切板形成部材12の右側端縁y0とを突き当て
て位置決めしてもよく、更に、第2接着片13及び第1
接着片9の寸法と、側壁板8乃至第1接着片10の寸法
とを共に1区画の長さ寸法zに相当するように形成すれ
ば、第1接着片9の端縁xが仕切板形成部材12の左側
端縁yに突き当たり、同時に第1接着片10の端縁x0
仕切板形成部材12の右側端縁y0に突き当たって位置決
めが一層容易となる。また、例えば、図示しないが、前
記両端縁x,y同士、或いは、x0,y0同士が既に当接さ
れた状態に相当するように、第1接着片9と第2接着片
13とを一体に形成し、或いは、第1接着片10と側壁
板8とを一体に形成しておいてもよいことは勿論であ
る。即ち、第1接着片9と第2接着片13とを一体に形
成した場合には、基板11と仕切形成部材12とが一体
に形成され、折目線cを介して折り曲げるだけで下台紙
2上の定位置に仕切形成部材12が重合する。また、第
1接着片10と側壁板8とを一体に形成した場合には、
第1接着片10と側壁板8との境界に破断可能線を設け
ることによって、該破断可能線を介して基板11と仕切
形成部材12とが一体に形成され、折目線bを介して折
り曲げるだけで下台紙2上の定位置に仕切形成部材12
が重合する。これにより、下台紙2上での仕切形成部材
12の位置決めを極めて容易とすることが可能となる。
【0026】そして、該仕切板形成部材12を下台紙2
に接着するとき、図2(a)に示すように、該仕切板形
成部材12の右端部に位置する第2接着片16の下面及
び中央部に位置する一対の第2接着片14,15の前記
破断可能線17,18の左側の下面に接着材20を設け
て接着する。これによって、前記仕切体形成ユニット1
9が形成される。
【0027】そして、図2(b)に示すように、該仕切
体形成ユニット19上に前記上台紙3を接着する。この
とき、仕切体形成ユニット19と上台紙3との間に接着
材21を設けるが、該接着材21は、前記基板11の左
端部に位置する折返された第1接着片9の上面、該基板
11の右端部に位置する側壁板8と共に折返された第1
接着片10の上面、前記仕切板形成部材12の左端部に
位置する第2接着片13の上面及び中央部に位置する一
対の第2接着片14,15の前記破断可能線17,18
の右側の上面に夫々設ける。
【0028】そして、図3に示すように、前記各破断可
能線17,18を破断しつつ下台紙2と上台紙3とを互
いに上下方向に離反させ、各第2接着片13,14,1
5,16と仕切板4,5,6との境界の折目線e,f,
g,h,i,jが上下に互い違いに折れ曲がって仕切板
4,5,6を起立させる。以上によって、図1に示すよ
うに、横一列に区画する仕切体1が形成される。
【0029】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
【0030】第2の実施例の仕切体22は、図4に示す
ように、縦横方向に複数に区画するように形成されてお
り、前記第1の実施例において説明した仕切体形成ユニ
ット19が複数列に積み重ねて設けられているものであ
る。従って、仕切体形成ユニット19は、前記第1の実
施例において説明した構成と同様に形成されているもの
である。
【0031】該仕切体22の製造方法を説明すれば、先
ず、前記第1の実施例において説明したようにして仕切
体形成ユニット19を複数形成する。
【0032】次いで、それらの各仕切体形成ユニット1
9を上下方向に積み重ねる。仕切体形成ユニット19
は、前述したように、その基板11に下台紙2を備えて
いるので、複数の仕切体形成ユニット19を上下方向に
積み重ねる場合にも、例えば、別部材として下台紙を介
在させる必要がない。従って、仕切体形成ユニット19
を適宜所望する列数に対応する数量だけ上下方向に積み
重ねるだけで、図4に示すような仕切体22を容易に形
成することができる。
【0033】そして、図5に示すように、各仕切体形成
ユニット19を上下方向に積み重ねたとき、上下に隣合
う仕切体形成ユニット19同士を接着するが、そのと
き、下方の仕切体形成ユニット19の前記基板11の折
返された両第1接着片9,10の上面と、前記仕切板形
成部材12の中央部の第2接着片14,15のうち各破
断可能線17,18の右側上面とに接着材21を設け
て、該接着材21を介して上方の仕切体形成ユニット1
9の基板11の下台紙2の下面を接着する。
【0034】次いで、各仕切体形成ユニット19のう
ち、最上に位置する仕切体形成ユニット19上に前記上
台紙3を接着する。このとき、該仕切体形成ユニット1
9と上台紙3との間には、前記第1の実施例において説
明した通り、前記基板11の左端部に位置する折返され
た第1接着片9の上面、該基板11の右端部に位置する
側壁板8と共に折返された第1接着片10の上面、前記
仕切板形成部材12の左端部に位置する第2接着片13
の上面及び中央部に位置する一対の第2接着片14,1
5の前記破断可能線17,18の右側の上面に接着材2
1を設けて接着する。
【0035】その後、図6に示すように、前記各破断可
能線17,18を破断しつつ下台紙2と上台紙3とを互
いに上下方向に離反させ、各第2接着片13,14,1
5,16と仕切板4,5,6との境界の折目線e,f,
g,h,i,jが上下に互い違いに折れ曲がって仕切板
4,5,6を起立させる。以上によって、図4に示すよ
うに、複数列に区画する仕切体22を形成することがで
きる。
【0036】また、以上のように、縦横複数列に区画す
る仕切体22を形成する場合にも、仕切体形成ユニット
19を複数積み重ねるだけで形成することができるの
で、基板11の形状及び寸法を変更する必要がなく、所
望する列数に対応する数量の仕切体形成ユニット19を
上下に積み重ねるだけでよい。
【0037】次に、本発明の第3の実施例を説明する。
【0038】第3の実施例の仕切体23は、図7に示す
ように、上下に隣合う仕切体形成ユニット19同士が互
いに水平に180°回転した形状となるように交互に積
み重ねて設けられているものである。なお、仕切体形成
ユニット19は、第1の実施例及び第2の実施例におい
て説明したものと同様の構成を有するものである。
【0039】即ち、該仕切体23を製造するにあたって
は、図8に示すように、複数の仕切体形成ユニット19
を上下方向に積み重ねるとき、上下に互いに隣合う仕切
体形成ユニット19のうち上方の仕切体形成ユニット1
9を下方の仕切体形成ユニット19に対して水平に18
0°回転させて積み重ねればよい。
【0040】これによって、複数に積層された状態の各
仕切体形成ユニット19は、左右方向の幅寸法vを一定
として積み重ねていくことができる。
【0041】次いで、第2の実施例において説明したと
同様にして、各仕切体形成ユニット19のうち、最上に
位置する仕切体形成ユニット19上に前記上台紙3を接
着する。その後、図9に示すように、前記各破断可能線
17,18を破断しつつ各下台紙2及び上台紙3を互い
に上下方向に離反させ、各第2接着片13,14,1
5,16と仕切板4,5,6との境界の折目線e,f,
g,h,i,jが上下に互い違いに折れ曲がって仕切板
4,5,6を起立させる。以上によって、図4に示すよ
うに、複数列に区画する仕切体23を形成することがで
きる。
【0042】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、本発明
の仕切体は、前記仕切板形成部材の各第2接着片に形成
されている前記破断可能線により、該仕切体が偏平状態
のときに下台紙と上台紙とを互いに上下方向に離反させ
ることによって、各破断可能線が破断されると共に左右
に分断された各第2接着片と仕切板との境界の折目線が
折れ曲がり仕切板を容易に形成することができる。
【0043】また、前記基板と前記仕切板形成部材とに
よって仕切体形成ユニットが形成されており、該仕切体
形成ユニットを複数積み重ねることによって複数列の仕
切板を容易に形成することができる。
【0044】更に、複数積み重ねた仕切体形成ユニット
は、上下に隣合う仕切体形成ユニット同士が互いに水平
に180°回転した形状となるように交互に積み重ねら
れているこにより、仕切体形成ユニットの数量に影響さ
れることなく偏平状態のときの左右方向の幅寸法を一定
に形成することができる。
【0045】本発明の仕切体の製造方法においては、仕
切板形成部材の左右側のうち一方の端縁を、前記基板の
折返された一方の第1接着片の先端縁に突き当てること
によって、基板上に接着する際の仕切板形成部材の位置
決めを容易に行うことができる。
【0046】従って、本発明によれば、基板及び上台紙
の左右方向の寸法を変更することなく容易に多数の仕切
りを形成することができる仕切体とその製造方法を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の仕切体を示す平面図。
【図2】図1の仕切体の製造工程を示す説明図。
【図3】図1の仕切体の偏平状態からの形成状態を示す
説明図。
【図4】第2の実施例の仕切体を示す平面図。
【図5】図4の仕切体の製造工程を示す説明図。
【図6】図4の仕切体の偏平状態からの形成状態を示す
説明図。
【図7】第3の実施例の仕切体を示す平面図。
【図8】図7の仕切体の製造工程を示す説明図。
【図9】図7の仕切体の偏平状態からの形成状態を示す
説明図。
【図10】従来の仕切体を示す説明図。
【符号の説明】
1,22,23…仕切体、2…下台紙、3…上台紙、
4,5,6…仕切板、7,8…側壁板、9,10…第1
接着片、11…基板、12…仕切板形成部材、14,1
5…第2接着片、17,18…破断可能線、19…仕切
体形成ユニット。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】矩形状の下台紙と、該下台紙の左右側に折
    目線を介して連設された一対の側壁板と、両側壁板の夫
    々の先端に折目線を介して連設された一対の第1接着片
    とによって構成される基板と、 複数の仕切板と、複数の第2接着片とが折目線を介して
    左右方向に交互に連設され、各第2接着片のうち左右端
    部に位置する一対の第2接着片を除く第2接着片を左右
    方向に分断可能とする複数の破断可能線が形成された矩
    形状の仕切板形成部材と、 前記基板の下台紙と同一形状の上台紙とによって構成さ
    れ、 前記基板の上面に、前記仕切板形成部材の右端部に位置
    する第2接着片の下面を接着し、破断可能線が形成され
    た第2接着片の該破断可能線の左側下面を接着すると共
    に、前記基板の左側に設けられた一方の第1接着片を折
    目線を介して前記側壁板の上面に、また、該基板の右側
    に設けられた側壁板を折目線を介して他方の第1接着片
    と一体に前記下台紙の上面に夫々折返して、前記基板と
    前記仕切板形成部材とから成る仕切体形成ユニットを形
    成し、 前記上台紙の下面を、前記仕切体形成ユニットの基板の
    折返された両第1接着片の上面に接着すると共に該仕切
    板形成部材の左端部に位置する第2接着片の上面及び破
    断可能線が形成された第2接着片の該破断可能線の右側
    上面に接着して設け、 前記各破断可能線を破断しつつ前記仕切板形成部材の仕
    切板を夫々各台紙に対して起立させて形成されることを
    特徴とする仕切体。
  2. 【請求項2】前記仕切体形成ユニットを複数積み重ねて
    設け、最上部に位置する仕切体形成ユニットの上部に前
    記上台紙を設けて成り、 上下に隣合う仕切体形成ユニット同士は、上方の仕切体
    形成ユニットの基板の下台紙の下面を、下方の仕切体形
    成ユニットの前記基板の折返された両第1接着片の上面
    に接着すると共に該仕切板形成部材の左端部に位置する
    第2接着片の上面及び破断可能線が形成された第2接着
    片の該破断可能線の右側上面に接着して形成されること
    を特徴とする請求項1記載の仕切体。
  3. 【請求項3】前記各仕切体形成ユニットは、上下に隣合
    う仕切体形成ユニット同士が互いに水平に180°回転
    した形状となるように交互に積み重ねて設けられている
    ことを特徴とする請求項2記載の仕切体。
  4. 【請求項4】矩形状の下台紙と、該下台紙の左右側に折
    目線を介して連設された一対の側壁板と、両側壁板の夫
    々の先端に折目線を介して連設された一対の第1接着片
    とによって構成される基板の左側に設けられた第1接着
    片を折目線を介して前記側壁板の上面に、また、該基板
    の右側に設けられた側壁板を折目線を介して第1接着片
    と一体に前記下台紙の上面に夫々折返す工程と、 複数の仕切板と複数の第2接着片とが折目線を介して左
    右方向に交互に連設され、各第2接着片のうち左右端部
    に位置する一対の第2接着片を除く第2接着片を左右方
    向に分断可能とする複数の破断可能線が形成されてなる
    矩形状の仕切板形成部材の左右側のうち少なくとも一方
    の端縁を、前記基板の折返された一方の第1接着片の先
    端縁に突き当てると共に、該基板の上面に、前記仕切板
    形成部材の右端部に位置する第2接着片の下面及び破断
    可能線が形成された第2接着片の該破断可能線の左側下
    面を接着して、前記基板と前記仕切板形成部材とから成
    る仕切体形成ユニットを形成する工程と、 前記基板の下台紙と同一形状の上台紙を、前記仕切体形
    成ユニットの基板の折返された両第1接着片の上面に接
    着すると共に該仕切板形成部材の左端部に位置する第2
    接着片の上面及び破断可能線が形成された第2接着片の
    該破断可能線の右側上面に接着する工程と、 前記各破断可能線を破断しつつ前記仕切板形成部材の仕
    切板を夫々各台紙に対して起立させる工程とを備えるこ
    とを特徴とする仕切体の製造方法。
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