JP3125110B2 - 疑似木凾 - Google Patents

疑似木凾

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JP3125110B2
JP3125110B2 JP04035013A JP3501392A JP3125110B2 JP 3125110 B2 JP3125110 B2 JP 3125110B2 JP 04035013 A JP04035013 A JP 04035013A JP 3501392 A JP3501392 A JP 3501392A JP 3125110 B2 JP3125110 B2 JP 3125110B2
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精介 岡本
良次 中村
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、厚紙の表面に木目模様
の意匠を付与してなる木材状板材を側板用いた疑似木
凾に関する。
【0002】
【従来の技術】和菓子等を収納する凾の素材としては、
従来、内容物の保護や高級感の付与等の観点から木材を
用いるのが一般的であった。しかし、木材の使用はエコ
ロジー等の観点で好ましくないということから、最近、
表面に木目模様を施した厚紙によって木材に似せた板材
(木材状板材)を得るようにし、こうして得られた板材
によって疑似木凾を作製する試みがなされている。従
来、この種の木材状板材は、短冊状に切断した厚紙の両
面に木目模様が印刷された化粧薄紙を貼着するようにす
るか、あるいは、幅広の厚紙の両面に木目模様が印刷さ
れた化粧薄紙を貼着した後、これを短冊状に切断して作
製するのが普通であって、その工程の多くの部分が手作
業により行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のような木材状板材によって疑似木凾を作製したので
は、化粧薄紙の接着された面については木目模様が得ら
れるが、側面や端面については厚紙の素材が直接表面に
露出するため、今一つ高級感のある意匠を得ることがで
きないという問題があった。
【0004】また、側面や端面にも木目模様を付与する
ことは、一個一個手作業によって作製すれば可能である
が、それでは著しくコスト高となってしまう。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、表面に露出する部分の全てが木目模様を呈す
る疑似木凾を、安価に得ることができるようにすること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る疑似木凾
は、4枚の側板と、矩形状の底板とからなり、底板の各
側縁部上面に各側板が接合され、かつ、一方の互いに対
向する2枚の側板の端面が、隣接する他方の互いに対向
する2枚の側板の内壁側の端縁部に接合されてなる接合
構造の凾であって、側板として、木目模様の印刷を施し
た化粧薄紙を片面に貼着してなる厚紙製短冊状片の化粧
薄紙側と反対面の略中央部に長手方向に沿って断面略W
字状の溝を切削形成するとともに、短冊状片のW字状溝
側の面に接着剤を塗布し、その塗布面を内側にして短冊
状片を前記W字状溝の部分で折り曲げて互いに対向する
面同士を貼り合わせてなる木材状板材を用い、前記他方
の互いに対向する2枚の側板として使用する木材状板材
は両端面に木目模様の印刷を施したものとすることを特
徴としている。
【0007】
【作用】本発明においては、凾の側板として、木目模様
の印刷を施した化粧薄紙を片面に貼着してなる厚紙製短
冊状片の略中央部をW字状溝の部分で折り曲げて互いに
対向する面同士を貼り合わせてなる木材状板材が用いら
れ、しかも、凾に成形したときに表面に露出する木材状
板材の端面に木目模様の印刷が施されているため、表面
に露出する部分の全てに木目模様の意匠を付与すること
ができ、高級感のある疑似木凾を安価に得ることができ
る。
【0008】
【実施例】以下、実施例を図面に基づいて説明する。
【0009】図1は本発明の一実施例に係る疑似木凾の
斜視図、図2は同実施例に係る木材状板材の原紙の積層
構成図、図3は同実施例に係る木材状板材を製造途中の
状態で示す斜視図、図4は同実施例に係る木材状板材の
部分斜視図である。
【0010】この実施例において、疑似木凾1は、和菓
子用の折凾に用いられるものであって、図1に示すよう
に、裏面に木目模様の絵柄印刷が施された長方形状の紙
製底板2と、該底板2の各側縁部の上面にそれぞれ接合
され互いに対向する2枚の長側板3a,3bと、同じく
互いに対向する2枚の短側板4a,4bからなるととも
に、各短側板4a,4bの端面が、それぞれ、隣接する
長側板3a,3bの内壁側の端縁部に接合されるよう構
成されている。
【0011】上記長側板3a,3bおよび短側板4a,
4bは、木材状板材によって形成されたものである。こ
の木材状板材の製造に際しては、素材として、図2に示
すような積層構造の枚葉の原紙5が用いられる。この原
紙5は、コートボール紙6を芯紙として、その片面に接
着剤層7を介して化粧薄紙8を貼り合わせてなるもので
ある。ここで、上記化粧薄紙8は、透明または半透明の
表面紙9の上面に木目模様を表す絵柄インキ層10を形
成し、そのインキ層10の上にポリエチレン層11を介
してクラフト紙等の白色紙12を積層することにより形
成されている。
【0012】上記枚葉の原紙5は、まず、短冊状に切断
され、図3に示すように、その化粧薄紙8側と反対面の
略中央部に長手方向に沿ってW字状溝13が彫刻され、
それによって短冊状片14が成形される。ここで、W字
状溝13は、コートボール紙6のみを切削することによ
り形成され、また、このW字状溝13の互いに隣接する
斜面同士のなす角度はすべて直角とされる。
【0013】次いで、上記短冊状片14は、表面(W字
状溝13側の面)に糊が塗布された後、その塗布面を内
側にしてW字状溝13の部分で二つ折りに折り曲げら
れ、互いに対向する面同士が貼り合わせられる。
【0014】次に、こうして得られた貼り合わせ材は、
その折り曲げ部側と反対側の長手方向縁部であるコート
ボール紙6の露出した部分が切り落とされて所定の幅寸
法に揃えられ、その後、所定長さに切断されて、木材状
板材とされる。ここで、長側板3a,3bとして使用さ
れる板材の両端面には、図4(a)に示すように、木目
模様の絵柄15の印刷が施され、それによって、最終製
品の凾に成形された段階でコートボール紙6が外側に露
出しないようにされている。なお、端面の木目模様印刷
に関しては、凾の最終形態により少なくとも外部に露出
する端面について印刷すればよいのであり、また、疑似
木凾の形状は側板がすべて同じ長さの正方形状であって
もよいのは勿論である。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、表面に露出する部分のすべてに木目模様の意匠が付
与された高級感のある疑似木凾が、安価に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る疑似木凾の斜視図
【図2】上記実施例に係る木材状板材の原紙の積層構成
【図3】上記実施例に係る木材状板材を製造途中の状態
で示す斜視図
【図4】上記実施例に係る木材状板材の部分斜視図
【符号の説明】
1 疑似木凾 2 底板 3a,3b 長側板 4a,4b 短側板 6 コートボール紙 8 化粧薄紙 10 インキ層 13 W字状溝 14 短冊状片 15 絵柄
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−122011(JP,U) 実開 平1−61022(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 5/62 B65D 6/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4枚の側板と、矩形状の底板とからな
    り、底板の各側縁部上面に各側板が接合され、かつ、一
    方の互いに対向する2枚の側板の端面が、隣接する他方
    の互いに対向する2枚の側板の内壁側の端縁部に接合さ
    れてなる接合構造の凾であって、 前記側板として、木目模様の印刷を施した化粧薄紙を片
    面に貼着してなる厚紙製短冊状片の化粧薄紙側と反対面
    の略中央部に長手方向に沿って断面略W字状の溝を切削
    形成するとともに、前記短冊状片のW字状溝側の面に接
    着剤を塗布し、その塗布面を内側にして前記短冊状片を
    前記W字状溝の部分で折り曲げて互いに対向する面同士
    を貼り合わせてなる木材状板材を用い、前記他方の互いに対向する2枚の側板として使用する木
    材状板材は両端面に木目模様の印刷を施したものとする
    ことを特徴とする疑似木凾。
JP04035013A 1992-02-21 1992-02-21 疑似木凾 Expired - Fee Related JP3125110B2 (ja)

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