JPH09187875A - 剛性シートの折構造体 - Google Patents

剛性シートの折構造体

Info

Publication number
JPH09187875A
JPH09187875A JP8019326A JP1932696A JPH09187875A JP H09187875 A JPH09187875 A JP H09187875A JP 8019326 A JP8019326 A JP 8019326A JP 1932696 A JP1932696 A JP 1932696A JP H09187875 A JPH09187875 A JP H09187875A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
folds
rigid sheet
cuts
continuous
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8019326A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyasu Osada
宏泰 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Box KK
Original Assignee
Box KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Box KK filed Critical Box KK
Priority to JP8019326A priority Critical patent/JPH09187875A/ja
Publication of JPH09187875A publication Critical patent/JPH09187875A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pallets (AREA)
  • Making Paper Articles (AREA)
  • Cartons (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造的に位置ずれが決して生じなく、剛性シ
ートの重なりを切断する必要がなく、しかも、所定箇所
の接着が容易であるために量産に適し、しかも、限界な
く広いハニカム構造またはそれに類似する構造が得られ
る剛性シートの折構造体を提供する。 【解決手段】 剛性シートを山折りと谷折りとによりジ
グザグ状に反転して折り曲げるとともに、各山折りと谷
折りとには、それぞれ断続的に切ることにより、折目と
しての反転連続部とそれよりも長い完全切込みとを交互
に形成し、且つ、山折りと谷折りとの相互の間におい
て、反転連続部と完全切込みとを横並び位置が異なるよ
うに交互に配列し、各反転連続部両側内面を二つ合せに
接着してあって、切込部両面壁を離反してその間に空間
が開かれるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、板紙、段ボール、樹
脂シート、金属シート、金属構造体シート等の曲がりに
抗する材質の剛性シートにより、ハニカム構造、または
それに類似するような構造に組み立てた折構造体に関す
る。具体的には、パレット、テーブルやドア等のパネル
体の補強材、ダンネージ等に利用して有効な剛性シート
の折構造体に関する。。
【0002】
【従来の技術】従来、剛性シートによりハニカム構造に
組み立てる場合には、所定箇所に折目を入れた短冊状な
いし帯状の剛性シートを重ね合わせて所定箇所を接着す
ることにより得られる。しかし、量産するためには、所
定箇所に折目を入れた多数枚の広い剛性シートを重ね合
わせて所定箇所を接着し、それから、接着された剛性シ
ートの重ねが幾つにも切断される。そして、この場合に
は、各切断片が開かれてハニカム構造となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような剛性シー
トの折構造体の製造について、短冊状の剛性シートを重
ねる場合には、その重ね合わせにずれが生じ、剛性シー
トどうしの位置がずれた不良品が発生しやすい。また、
量産のために広い剛性シートを重ねる場合には、端の部
分においては同様の問題が生じる他、多数枚の重なりで
あると、切断が困難となるために、広いハニカム構造体
を得ることに限界がある。
【0004】さらに、いずれの場合も接着が非常に困難
であり、それに手数が掛かるばかりでなく、広い剛性シ
ートを重ねるときには、接着が不完全となりやすい。ま
た、接着が不完全となると、安定した組立て状態が保持
されないことになる。
【0005】この発明は、上記のような実情に鑑みて、
構造的に位置ずれが決して生じなく、剛性シートの重な
りを切断する必要がなく、しかも、所定箇所の接着が容
易であるために量産に適し、しかも、限界なく広いハニ
カム構造またはそれに類似する構造が得られる剛性シー
トの折構造体を提供することを目的とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、剛性シートを山折りと谷折りとによ
りジグザグ状に反転して折り曲げるとともに、各山折り
と谷折りとには、それぞれ断続的に切ることにより、折
目としての反転連続部とそれよりも長い完全切込みとを
交互に形成し、且つ、山折りと谷折りとの相互の間にお
いて、反転連続部と完全切込みとを横並び位置が異なる
ように交互に配列し、各反転連続部両側内面を二つ合せ
に接着してあって、切込部両面壁を離反してその間に空
間が開かれるように構成したことを特徴とするものであ
る。
【0007】離反して開かれた空間が六角形となるよう
に構成することによりハニカム構造体とすることもあ
る。また、上下少なくとも一面おいて、空間部を有する
箇所の中央部に沿って溝状に連続して切欠きを設けるこ
ともある。
【0008】さらに、剛性シートが段ボールであって、
山折りと谷折りとにおける反転連続部の形成について、
不完全切込みにより内側のライナーを残してあることが
好ましい。
【0009】
【作 用】剛性シートの折構造体を上記のように構成し
たから、山折りや谷折りの折目、切込み等はプレス加工
により、また、接着剤の糊付けは輪転機により、という
ように簡単に能率的にその作業をなし得る。また、折込
みが帯状の重なりとなるので、広い重なりの場合とは違
って、接着のための圧縮も確実になし得る。
【0010】接着後においてその重ねを開くことによ
り、ハニカム構造またはそれに類似する構造となるが、
反転連続部においてその内側両面壁が連続しているの
で、構造的なずれが生じることは決してない。また、そ
の部分における強力な結合状態が得られる。
【0011】
【実施例】次に、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0012】図1ないし図4は、一実施例を示したもの
で、その剛性シートの折構造体Pは、図1に示すような
六角形の空間1が配列されるハニカム構造であって、剛
性シートとしての一枚の段ボールSによりそれが組み立
てられる。なお、板紙や樹脂シート等によってもほゞ同
様に加工して組み立てることができる。次に、その加工
および組立ての手順について構造を説明する。
【0013】段ボールSには、まず、図3に示すよう
に、中芯の波進行方向に交差して言わばジグザグ状に折
り曲げ得るようにするもので、それには、図2に示す如
く、縦方向の山折り3と谷折り4とを等間隔において交
互に形成する。また、ハニカムの空間1の六角形の一辺
の長さの間隔により、横方向の折目7,7,・・が形成
される。
【0014】山折り3と谷折り4の形成については、折
り曲げやすいように、不完全切込みにより、折り曲げの
内角側にライナー9を残す。それから、各山折り3と谷
折り4には、それぞれ左右を断つ完全切込み6,6,・
・を断続的に形成する。
【0015】完全切込み6の断続的な配列については、
前記の折目7,7,・・の配列に従う(図2参照)。
【0016】つまり、ハニカム六角形の一辺の長さに反
転連続部5を形成し、三辺の長さにおいて完全切込み6
を形成する。そして、山折り3と谷折り4とにおいて、
反転連続部5と完全切込み6とを交互とする。そのた
め、(山折り3の)反転連続部5が横(谷折り4)の完
全切込み6の中間部に位置している。
【0017】次に、反転連続部5の両面壁11,11に
は接着剤13を塗布し(図3)、次に、完全に重なるよ
うに折り畳み、加圧してその部分を接着する。それか
ら、横に全体的に拡張すると、図4に示すように、反転
連続部5における両面壁11,11が離反しないで結合
した状態において、完全切込み6の部分の両側内面1
2,12が開拡することによって(図4)、空間1が広
がるので、図1のようなハニカム構造となる。
【0018】接着剤には、例えば、酢酸ビニール系、ホ
ットメルト系、デンプン系等が使用されるが、反転連続
部5の両面壁11,11の結合がライナー9によっても
保持されるために、粘着剤を使用しても構造の安定性が
得られるし、同様の意味からワイヤー止めも可能であ
る。また、このような簡易な結合の仕方であると、ユー
ザーにおける組立てにも適する。
【0019】図5ないし図8は、フォークリフトによる
荷役用パレットの心材または本体Tの組立てについて実
施したもので、そのパレット本体Tは、前後両端の端桁
部材17,17の間に、この発明による数個の折構造体
P,P,・・を挾んで組み立てられる。なお、この場合
の素材にも段ボールが使用される。そして、このパレッ
ト本体Tの上面に荷受板が取り付けられるが、その下に
フォークを差し込み得るように、上面には左右一対にお
いて切欠き21,21,・・が形成されている。なお、
このような切欠き21,21が設けてあると、幅方向の
一部のサイズが変わらない利点がある。
【0020】端桁部材17,17は、段ボールをジグザ
グ状に折り曲げて接着して固めたものであるので、桁と
しての強度を充分に保有している。
【0021】また、この場合の折構造体Pは、基本的に
は前記実施例と類似し、一枚の段ボールを山折り3と谷
折り4とにより折り曲げるもので、これについては、両
側壁23,23とその間の一対の内壁24,24となる
ように折り曲げられる(図7参照)。そして、接着部分
に反転連続部5が形成される。
【0022】これについては、両内壁24を切欠き2
1,21の箇所およびそれに続く両側部分で側壁23に
接着し、両内壁24,24どうしは、両端部と中間部で
接着した。そして、中間においては切込み25により左
右に分断した。従って、両側壁23,23の間を開く
と、両内壁24,24が部分的に結合して展開し空間1
が開かれ、ハニカム類似構造となる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、簡単且つ能率的に組立て作業をなし得るために、量
産に適することはもちろん、重ねて切断する必要がない
ので、広いハニカム構造またはそれに類似する構造を得
ることができる。また、反転連続部においてその内側両
面壁が連続しているので、構造的なずれが生じることは
決してなく、製造上において品質が安定するだけでな
く、その部分における強力な結合状態が得られるため
に、安定して圧縮強度が保持される等の優れた効果があ
る。特に、剛性シートが段ボールであるときには、その
素材自体の圧縮強度との相乗効果により、従来にない抜
群の圧縮強度が得られる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】剛性シートの折構造体のハニカム構造を示す斜
視図である。
【図2】同構造を得るための加工状態を示す剛性シート
の平面図である。
【図3】同構造を得るための組立て手順を説明するため
折曲げ状態を図2のA−A線矢視において示す拡大断面
図である。
【図4】接着後の組立て状態を図2のB−B線矢視にお
いて示す拡大断面図である。
【図5】他の実施例による折構造体を使用した荷役用パ
レットの本体の斜視図である。
【図6】同折構造体の平面図である。
【図7】同折構造体の閉じた状態の平面図である。
【図8】図6のC−C線矢視の拡大断面図である。
【符号の説明】
P 剛性シートの折構造体 S 剛性シートとしての段ボール 1 空間 3 山折り 4 谷折り 5 反転連続部 6 完全切込み 9 ライナー 11 反転連続部両面壁 12 切込部両側内面 21 切欠き

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剛性シートを山折りと谷折りとによりジ
    グザグ状に反転して折り曲げるとともに、各山折りと谷
    折りとには、それぞれ断続的に切ることにより、折目と
    しての反転連続部とそれよりも長い完全切込みとを交互
    に形成し、且つ、山折りと谷折りとの相互の間におい
    て、反転連続部と完全切込みとを横並び位置が異なるよ
    うに交互に配列し、各反転連続部両側内面を二つ合せに
    接着してあって、切込部両面壁を離反してその間に空間
    が開かれるように構成したことを特徴とする剛性シート
    の折構造体。
  2. 【請求項2】 離反して開かれた空間が六角形となるよ
    うに構成することによりハニカム構造体としたことを特
    徴とする請求項1記載の剛性シートの折構造体。
  3. 【請求項3】 上下少なくとも一面に、空間部を有する
    箇所の中央部に沿って溝状に連続して切欠きを設けたこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の剛性シートの折
    構造体。
  4. 【請求項4】 剛性シートが段ボールであって、山折り
    と谷折りとにおける反転連続部の形成について、不完全
    切込みにより内側のライナーを残してあることを特徴と
    する請求項1,2または3記載の剛性シートの折構造
    体。
JP8019326A 1996-01-09 1996-01-09 剛性シートの折構造体 Pending JPH09187875A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8019326A JPH09187875A (ja) 1996-01-09 1996-01-09 剛性シートの折構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8019326A JPH09187875A (ja) 1996-01-09 1996-01-09 剛性シートの折構造体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09187875A true JPH09187875A (ja) 1997-07-22

Family

ID=11996293

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8019326A Pending JPH09187875A (ja) 1996-01-09 1996-01-09 剛性シートの折構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09187875A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006137227A1 (ja) * 2005-06-24 2006-12-28 Nihon Matai Co., Ltd. 紙製ダンネージ
WO2012094748A1 (en) * 2011-01-13 2012-07-19 Alain Duron Method and apparatus for fabricating fiberboard honeycomb structures
CN104129103A (zh) * 2014-07-31 2014-11-05 成都天智轻量化科技有限公司 蜂窝模块制备装置
WO2018146502A1 (en) * 2017-02-13 2018-08-16 Kerek Csaba Imre Pallet
EP3831592A1 (de) 2019-12-06 2021-06-09 Technische Universität Dresden Verfahren zur herstellung einer zellstruktur, zellstruktur und verwendung

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006137227A1 (ja) * 2005-06-24 2006-12-28 Nihon Matai Co., Ltd. 紙製ダンネージ
WO2012094748A1 (en) * 2011-01-13 2012-07-19 Alain Duron Method and apparatus for fabricating fiberboard honeycomb structures
CN104129103A (zh) * 2014-07-31 2014-11-05 成都天智轻量化科技有限公司 蜂窝模块制备装置
CN104129103B (zh) * 2014-07-31 2017-02-15 成都天智轻量化科技有限公司 蜂窝模块制备装置
WO2018146502A1 (en) * 2017-02-13 2018-08-16 Kerek Csaba Imre Pallet
CN110719877A (zh) * 2017-02-13 2020-01-21 查巴·伊姆雷·克雷克 托盘
US10926917B2 (en) 2017-02-13 2021-02-23 Csaba Imre Kerék Pallet
EP3831592A1 (de) 2019-12-06 2021-06-09 Technische Universität Dresden Verfahren zur herstellung einer zellstruktur, zellstruktur und verwendung

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7537632B2 (en) Panel filter with frame
US7210614B2 (en) Gift box container
EP2185431B1 (en) Multilayered carton
JPH09187875A (ja) 剛性シートの折構造体
JP4253223B2 (ja) 包装用箱
US11472595B1 (en) Display container
JPH08252879A (ja) 段ボールの折り目構造及び積層体形成用の段ボール
JP3238109U (ja) 仕切部材およびブランク
JP3318700B2 (ja) 多重段ボールシート
JP4035295B2 (ja) 紙製折込み箱の一次組立品
JP3873725B2 (ja) 蓋付き箱体およびその組み立て方法
JP7118301B1 (ja) 箱用シートセット
JP3235008U (ja) 箱用シート
JPH0312658Y2 (ja)
JP3008209U (ja) パレットの桁材
JP3073302U (ja) コーナーパッド
JP3096921U (ja) 表皮を有する紙状板材の組立構造
JP6574509B1 (ja) 組立式収納箱及びブランクセット
JP2004083038A (ja) 段ボール箱
JP2003137334A (ja) 枠固定パッド
JP3084037U (ja) 板状易損品の梱包構造
JPH0311142Y2 (ja)
JP2004306978A (ja) 表皮を有する紙状板材の組立構造
JPH0441055Y2 (ja)
JPH10297677A (ja) 包装用緩衝材の仕口状部構造