JP6574509B1 - 組立式収納箱及びブランクセット - Google Patents

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Abstract

【課題】組立てが簡単で、強度と軽量化を両立させることができる組立式収納箱の提供。【解決手段】第1及び第2ブランクとから組み立てられ、上面開口Oを有する組立式収納箱1であって、第1ブランク100の第1底面部110と第2ブランク200の第2底面部210とが互いに接合されて底面を構成し、一対の第1側面部121,122の上縁部分と、一対の第1側面部121,122と重なった二対の重ね部231〜234の上縁部分と、二対の重ね部231〜234と重なった一対の第1折返し部131,132とが互いに接合されて第1開口縁部31,32を構成し、一対の第2側面部221,222の上縁部分と、一対の第2側面部221,222と重なった二対の帯部の部分141a〜144aと、二対の帯部の部分141a〜144aと重なった一対の第2折返し部241,242とが互いに接合されて第2開口縁部33,34を構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、組立式収納箱及びブランクセットに係り、より詳細には、二枚のブランクを組み合わせて組み立てられた組立式収納箱、及びその組立式収納箱を組み立てるためのブランクセットに関する。
現在、繰り返し使用される通い箱やコンテナとして、上面開口を有する様々な収納箱が使用されている。例えば、USメール(U.S. mail)とも呼ばれる米国郵便庁(United States Postal Service)の郵便局では、一枚のプラスチック段ボールを折り曲げて形成され、上面開口の周囲に金属棒のフレームを嵌め込んだ通い箱が、郵便物の仕分けや運搬に使用されている。
また、特許文献1には、プラスチック段ボール製のパネルをコーナー部材及び枠部材で固定した通い箱が記載されている。
特開2004−189280号公報
しかし、上面開口の周囲に金属棒のフレームを嵌め込んだ通い箱は、通い箱をプラスチック段ボールだけで形成した場合と比較して、フレームを必要とする分、コストが上昇するだけでなく、通い箱の重量が増加してしまうという問題点があった。
これに対し、特許文献1に記載の通い箱は、コーナー部材及び枠部材を脂肪族芳香族ポリエステルで形成しているため、金属製のフレームを使用する場合と比較して、通い箱を軽量化することができる。
しかし、特許文献1に記載の通い箱であっても、コーナー部材及び枠部材を必要とするため、プラスチック段ボール製のパネルだけで通い箱を形成した場合と比較して、通い箱の重量が増加している。このため、特許文献1に記載の通い箱においても、更なる軽量化の余地があった。
また、このような通い箱を出荷するにあたっては、通い箱自体が嵩張るため、通い箱の積載効率が悪く、輸送コストの増大を招くおそれがあった。
そこで、通い箱を展開したブランクの形態で出荷すれば、ブランクを重ねた状態で輸送することができるため、積載効率を向上させて輸送コストの低減を図れることが期待される。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、組立てが簡単で、強度と軽量化を両立させることができる組立式収納箱、及び、その組立式収納箱を組み立てるためのブランクセットの提供を目的とする。
上記目的を達成するため本発明の組立式収納箱は、第1ブランクと第2ブランクとから組み立てられ、上面開口を有する組立式収納箱であって、
前記第1ブランクの四角形の第1底面部と、前記第1底面部の上面に重ねられた、前記第2ブランクの四角形の第2底面部と、前記第1底面部の対向する二辺にそれぞれ連設されて上方に立ち上がった一対の第1側面部と、前記第2底面部の対向する二辺にそれぞれ連設されて上方に立ち上がった一対の第2側面部と、前記一対の第2側面部の各々において、両脇に位置する対向する二辺にそれぞれ連設され、前記一対の第1側面部の対応する外面にそれぞれ重ねられて接合された二対の重ね部と、前記一対の第1側面部の各々の第1上辺に連設され、前記二対の重ね部各々の上縁部分に重なるように外側に折り返された一対の第1折返し部と、前記一対の第1折返し部のそれぞれから前記一対の第2側面部側に延びて前記一対の第2側面の上縁部分にそれぞれ重なるように折り曲げられた二対の帯部と、前記一対の第2側面部の各々の第2上辺に連設され、前記二対の帯部の外側に重なるように外側に折り返された一対の第2折返し部と、を備え、
前記第1底面部と前記第2底面部とが互いに接合されて底面を構成し、前記一対の第1側面部の上縁部分と、前記一対の第1側面部の上縁部分と重なった前記二対の重ね部の上縁部分と、前記二対の重ね部と重なった前記一対の第1折返し部とが互いに接合されて第1開口縁部を構成し、前記一対の第2側面部の上縁部分と、前記一対の第2側面部の上縁部分と重なった前記二対の帯部の部分と、前記二対の帯部の部分と重なった前記一対の第2折返し部とが互いに接合されて第2開口縁部を構成することを特徴としている。
また、本発明のブランクセットは、第1ブランクと、前記第1ブランクとともに組立式収納箱を構成するための第2ブランクとを備えたブランクセットであって、
前記第1ブランクは、四角形の第1底面部と、前記第1底面部の対向する二辺にそれぞれ折曲げ可能に連設された一対の第1側面部と、前記一対の第1側面部の各々の、前記第1底面部と反対側の第1上辺にそれぞれ折り曲げ可能に連設された一対の第1折返し部と、前記一対の第1折返し部の各々において、前記第1上辺と平行な方向に延在する前記第1折り返し部の両端それぞれから延びる二対の帯部と、を備え、
前記第2ブランクは、前記第1底面部に重ねるための四角形の第2底面部と、前記第2底面部の対向する二辺にそれぞれ折り曲げ可能に連設された一対の第2側面部と、前記一対の第2側面部の各々において、前記第2底面部と連接する辺を挟んで位置する対向する二辺にそれぞれ折り曲げ可能に連設された二対の重ね部と、前記一対の第2側面部の各々の、前記第2底面部と反対側の第2上辺にそれぞれ折り曲げ可能に連設された一対の第2折返し部と、を備えることを特徴としている。
本発明の組立式収納箱によれば、組立てが簡単で、強度と軽量化を両立させることができる組立式収納箱、及び、その組立式収納箱を組み立てるためのブランクセットを提供することができる。
また、箱を組立式のものとすることにより、ブランクの形態で出荷することが可能となる。その結果、ブランクを重ねた状態で輸送することができるため、輸送コストを低減することができる。
本発明の実施形態に係る組立式収納箱を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るブランクセットを構成する第1ブランクのの平面図である。 本発明の実施形態に係るブランクセットを構成する第2ブランクの平面図である。 本発明の実施形態に係る組立式収納箱を形成するブランクセットを構成する中空板材を示す要部斜視図であり、(a)は、三層構造の気泡ボードを示し、(b)は、端部(縁部)を封止材で封止した気泡ボードを示す。 図2に示したブランクセットから組み立て式箱を組み立てる工程を説明する斜視図である。 図5に続く工程を示す斜視図である。 図6に続く工程を示す斜視図である。 図7に続く工程を示す斜視図である。 図8に続く工程を示す斜視図である。 (a)は、図1に示した組立式収納箱の側面図であり、(b)は、(a)のI−I線に沿った第1sの断面図である。 (a)は、図1に示した組立式収納箱の側面図であり、(b)は、(a)のII−II線に沿った第2開口縁部の断面図である。 図1に示した組立式収納箱の上面図である。 (a)は、二つ折にした第1ブランクの平面図であり、(b)は、二つ折にした第2ブランクの平面図である。 重ねたブランクセットの平面図である。 本発明の実施形態に係る組立式収納箱を形成するブランクに形成された折り線の一例を示す説明図であり、切り込み(ハーフカット)加工が施されたブランクの要部平面図である。 (a)は、図15のA−A線に沿った断面図であり、(b)は、図15のB−B線に沿った断面図である。 (a)は、図16(a)に示す部位を折り曲げた状態を示す断面図であり、(b)は、図16(b)に示す部位を折り曲げた状態を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る組立式収納箱を形成するブランクに形成された折り線の一例を示す説明図であり、(a)〜(c)は、V字加工が施された要部断面図である。
以下、本発明に係る組立式収納箱の実施形態について、図面を参照して説明する。
[組立式収納箱の概要]
図1に、本発明の実施形態に係る組立式収納箱1の斜視図を示す。同図に示すように、本実施形態の組立式収納箱1は、上面開口Oを有する箱であって、四角形の底面10と、その底面10の四方から立ち上がって収納空間を構成する側面21,22,23,24とを有する。上面開口Oは、互いに対向する一対の第1開口縁部31,32と、第1開口縁部31,32の延在する方向に実質的に直交する方向に延在し、互いに対向する一対の第2開口縁部33,34とで画成されている。また、本実施形態の組立式収納箱1は、側面21,22,23,24が外側に傾斜して、底面10から上面開口Oに向かって徐々に拡大する形状を有している。
そして、後述するように、組立式収納箱の底面10は二重に構成され、第1開口縁部31,32及び第2開口縁部33,34はそれぞれ三重に構成され、かつ、第1開口縁部31,32と第2開口縁部33,34との間のコーナーは二重に構成されている。このため、組立式収納箱は、上面開口Oの周囲を金属棒のフレームや枠部材等で補強しなくとも十分な強度を発揮することができるとともに、軽量化を図ることができる。
また、組立式収納箱は、図2に示す第1ブランク100と、図3に示す第2ブランク200とから簡単に組み立てることができる。
[ブランクセット]
図2及び図3に、本発明の実施形態に係るブランクセットの平面図を示す。ブランクセットは、図2に示す第1ブランク100と図3に示す第2ブランク200との2枚のブランク(展開シート)から構成されている。
図2に示すように、第1ブランク100は、長方形の第1底面部110と、第1底面部110の対向する二辺110a,110bにそれぞれ折曲げ可能に連設された一対の第1側面部121,122と、一対の第1側面部121,122の各々の、第1底面部110と反対側の第1上辺121a、122aにそれぞれ折り曲げ可能に連設された一対の第1折返し部131,132と、一対の第1折返し部131,132のそれぞれから、第1底面部110に向かう方向に対して両側に延びる帯部141,142,143,144とを備えている。
さらに、第1上辺121a,122aの各々には、二列の折曲げ線で挟まれた第1開口補強リブ部161,162が設けられている。
なお、図2に示す第1ブランク100には、リベット接合のための穴が各所に形成されている。
本実施形態では、一対の第1側面部121,122は、第1上辺121a、122aが第1底面部110の二辺110a,110bよりも長い台形形状をそれぞれ有している。
第1折返し部131,132の幅(第1上辺121a,122aと直交する方向の長さ)は、把持しやすい幅であることが好ましい。
本実施形態では、帯部141,142,143,144は、組立式収納箱1を組み立て立てたときの第1側面部121,122の垂直方向からの傾斜に合わせて、第1上辺121a,122aの延長方向よりも、第1底面部110に向う方向と反対方向へ傾斜して延びている。
また、帯部141,142,143,144の、図3に示す第2折返し部部241,242と重なる部分141a,142a,143a,144aの幅は、第2折返し部部241,242の幅(図3の第2上辺221a,222aと直交する方向の長さ)と実質的に等しいことが好ましい。
また、第1ブランク100の一対の第1側面部121,122に、把持用開口Hが形成されている。
さらに、一対の第1折返し部131,132の、第1底面部110と反対側の辺には、それぞれ折り曲げ可能に連設された把持片151,152が更に設けられている。
なお、把持片151,152は省略することもできる。
また、図3に示すように、第2ブランク200は、第1底面部110に重ねるための四角形の第2底面部210と、第2底面部210の対向する二辺210a,210bにそれぞれ折り曲げ可能に連設された一対の第2側面部221,222と、一対の第2側面部221,222の各々において、第2底面部210に向かう方向に対して両側に位置する対向する二辺221b,221c,222b,222cにそれぞれ折り曲げ可能に連設された二対の重ね部231,232,233,234と、一対の第2側面部221,222の各々の、第2底面部210と反対側の第2上辺221a,222aにそれぞれ折り曲げ可能に連設された一対の第2折返し部241,242とを備える。
さらに、本実施形態では、第2上辺221a,222aの各々には、二列の折曲げ線で挟まれた第2開口補強リブ部261,262が設けられている。
なお、図3に示す第2ブランク200にも、リベット接合のための穴が各所に形成されている。
本実施形態では、一対の第2側面部221,222は、第2上辺221a,222aが第2底面部210a,210bよりも長い台形形状をそれぞれ有している。
また、二対の重ね部231,232,233,234の、組立式収納箱1を組み立てたときに第1ブランク100の把持用開口Hと重なる位置には、切欠き(又は開口)H1が形成されている。
[ブランクの材料]
次に、ブランクセットを構成する第1及び第2ブランク100,200の材料を説明する。本実施形態の第1及び第2ブランク100,200は、合成樹脂製の中空板で構成されている。中空板は、中空構造をなすための立体加工が施されたコア材の表裏両面に平板状の外装材を積層してなる合成樹脂製の中空板材から構成されている。
このような中空板材としては、一般に、気泡ボード、プラスチック段ボールと称されるものが知られている。特に、気泡ボードは、プラスチック段ボールと比較して、縦横方向に強度差がないため、どの方向にも加工することができるとともに、集中荷重にも強いため、突起物が当たっても割れにくいという長所がある。さらに、気泡ボードは、独立した多数の気泡内に空気が封入されているため、プラスチック段ボールと比較して断熱性に優れている。
このため、本実施形態では、中空板として、図4(a)に示す三層構造の気泡ボード300を採用している。
図4(a)に示すように、三層構造の気泡ボード300は、中空状に膨出する多数の突起303が成形されたコア材としてのキャップシート302と、突起303内に空気を封入して気泡を形成する一方の外装材としてのバックシート301と、突起303の頂面側に積層された他方の外装材としてのライナーシート304とを備えている。
このような気泡ボード300は、例えば、不図示の多数のキャビティ孔が設けられた成形ロールの外周面に、シート状に連続して繰り出される溶融樹脂を接触させて中空状に膨出する多数の突起303を真空成形することによってキャップシート302を形成しつつ、このキャップシート302を、突起303の開口側に供給されたバックシート301と、突起303の頂面側に供給されたライナーシート304とで挟み込み、これらを熱融着により積層一体化して製造することができる。さらに、気泡ボード300を所定の形状に切り出すことによって、第1ブランク100及び第2ブランク300が製造される。
なお、気泡ボード300のバックシート301、キャップシート302、ライナーシート304それぞれの厚みは、気泡ボード300に要求される強度、剛性などを考慮して適宜調整することができる。通常は、例えば100μm〜1.5mm程度とすることができる。
また、図4(b)に示すように、気泡ボード300を構成する中空板材は、端面が封止されることが好ましい。端面封止にあたっては、所定の形状に切り出された気泡ボード300の端面に、帯状の封止材305を熱融着などによって取り付けることで、中空板の開口した端面を封止することができる。
端面を封止することにより、気泡ボード300の内部への異物の侵入を防止できる。さらに、突起303間の空間にも空気を封入することによって、更なる断熱性の向上を図ることもできる。
また、繰り返し使用される通い箱やコンテナとして使用される組立式収納箱1を構成する中空板材は、非通水性又は通水性の低い材質で形成されることが好ましい。
例えば、気泡ボード300の合成樹脂樹脂材料としては、ポリプロピレン,ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン等のポリスチレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ナイロン等のポリアミド系樹脂を挙げることができる。
ただし、気泡ボード300の材料はこれらに限定されるものではなく、他の合成樹脂材料を用いることもできる。
[組立式収納箱]
次に、図5〜図9を参照し、図2及び図に示したブランクセット100,200から組立式収納箱1を組み立てながら、組立式収納箱1の構成を説明する。
なお、図5〜図9では、ブランクの各部を接合するリベット、及び、図2に示した第1罫線111,第2罫線211,リベット穴の図示を省略する。
また、図面の理解を容易にするため、図5〜図7では、第1ブランク100の部分にハッチングを付している。
まず、図5に示すように、第1ブランク100の四角形の第1底面部110の上面に、第2ブランク200の四角形の第2底面部210を重ねる。
これにより、第1底面部110と第2底面部210とによって、組立式収納箱1の底面10が二重に構成され、底面10の強度が高められる。
第1底面部110と第2底面部210とは、四隅をリベットで接合されることが好ましい。
次に、図6に示すように、第1底面部110の対向する二辺110a、110bを折り曲げて、第1底面部110に連設された一対の第1側面部121及び122を上方に立ち上げる。
次に、図7に示すように、第2底面部210の対向する二辺210a,210bを折り曲げて、第2底面部210に連設された一対の第2側面部221,222を上方に立ち上げる。
続いて、同図に示すように、一対の第2側面部221,222の各々において、両脇に位置する対向する二辺221b、221c、222b、222cを折り曲げて、一対の第2側面部221,222の各々に連設された二対の重ね部231,232,233,234を、一対の第1側面部121,122の対応する外面にそれぞれ重ねてリベットで接合する。
なお、第1側面部121の外面に重ねられる重ね部231,233は、互いの端面のすくなくとも上縁部が当接するすることが好ましい。また、第1側面部122の外面に重ねられる重ね部232,234も、互いの端面の少なくとも上縁部が当接することが好ましい。
また、重ね部231,233は互いに対称であってもよいし、対称でなくともよい。また、重ね部232,234も互いに対称であってもよいし、対称でなくともよい。
次に、図8に示すように、一対の第1側面部121,122の各々の第1上辺121a,122aを外方へ折り返して、第1上辺121a.122aの各々に連設された一対の第1折返し部131,132を、二対の重ね部231,232,233,234各々の上縁部分に重ねるてリベットで接合する。
次に、図9に示すように、一対の第1折返し部131,132のそれぞれから両側に延びる二対の帯部141,142,143,144の部分141a,142a,143a,144aを帯部の基部141b,142b,143b,144bでそれぞれ折り曲げて、一対の第2側面部221,222の上縁部分にそれぞれ重ねる。
なお、折り曲げられた帯部の部分141a,143aは、互いの先端どうしが当接することが好ましい。また、折り曲げられた帯部の部分142a,144aも、互いの先端どうしが当接することが好ましい。
また、帯部141,143は互いに対称であってもよいし、対称でなくともよい。また、帯部142,144も互いに対称であってもよいし、対称でなくともよい。
続いて、一対の第2側面部221,222の各々の第2上辺221a,222aに連設された一対の第2折返し部241,242を二対の帯部141,142,143,144に重なるように外側に折り返して接合する。
このようにして、図1に示した組立式収納箱1が組み立てられる。
図1に示した組立式収納箱1の底面10は、上述したように、第1ブランク100の第1底面部110と第2ブランク200の第2底面部210とから構成されている。また、側面21の主要部は、第1ブランク100の第1側面部121と、第2ブランク200の重ね部231,233とから構成されている。また、側面22の主要部は、第1ブランク100の第1側面部122と、第2ブランク200の重ね部232,234とから構成されている。また、側面23の主要部は、第2ブランク200の第2側面部221から構成され、側面24の主要部は、第2ブランク200の第2側面部222から構成されている。
次に、図10を参照して、組立式収納箱1の第1開口縁部31の構造を説明する。
図10(a)は、組立式収納箱1を第1側面部121側から見た側面図を示し、図10(b)は、図10(a)の線I−Iに沿った第1開口縁部31の断面図を示す。図10(a)及び図10(b)に示すように、第1開口縁部31は、第1側面部121の上縁部分と、第1側面部121と重なった重ね部231、233の上縁部分と、重ね部231、233と重なった第1折返し部131とが互いに接合されて構成されている。
また、組立式収納箱1の反対側の第1側面部122側の第1開口縁部32も、図10(a)及び図10(b)に示した第1開口縁部31と同様の構造を有する。すなわち、第1開口縁部32は、第1側面部122の上縁部分と、第1側面部122と重なった重ね部232、234の上縁部分と、重ね部232及び234と重なった第1折返し部132とが互いに接合されて構成されている。
続いて、図11を参照して、組立式収納箱1の第2開口縁部33の構造を説明する。
図11(a)は、組立式収納箱1をの第2側面部221側から見た側面図であり、図11(b)は、図11(a)のII−II線に沿った第2開口縁部33の断面図である。図11(a)及び図11(b)に示すように、第2開口縁部33は、第2側面部221の上縁部分と、第2側面部221と重なった帯部141,143の部分と、帯部141,143の部分141a、143aと重なった第2折返し部241とが互いに接合されて構成されている。
また、組立式収納箱1の反対側の第2側面部222側の第2開口縁部34も、図11(a)及び図11(b)に示した第2開口縁部33と同様の構造を有する。すなわち、第2開口縁部34は、第2側面部222の上縁部分と、第2側面部222と重なった帯部142,144の部分と、帯部142,144の部分142a、144aと重なった第2折返し部242とが互いに接合されて構成されている。
図12に、組立式収納箱1の上面図を示す。同図に示すように、組立式収納箱1の上面開口Oは、第1開口縁部31,32及び第2開口縁部33,34によって画成されている。上述したように、第1開口縁部31,32及び第2開口縁部33,34はそれぞれ三重に強化されている。
これにより、組立式収納箱1は、図12中に矢印で示す上面開口Oを拡張又は縮小させる方向の変形、換言すれば、側面21,22、23,24に実質的に垂直な方向の変形に対して高い抵抗性を有する。
そのうえ、本実施形態では、第1開口縁部31,32の上面には、第1開口補強リブ部161,162の細長い平面が形成され、第2開口縁部33,34の上面には、第2開口補強リブ部261,262の細長い平面が形成されている。その結果、これら平面と平行な方向への変形がより良く防止される。
さらに、第1開口縁部31,32と第2開口縁部33,34との間のコーナーは二重に構成され、強化されている。具体的には、第1開口縁部31と第2開口縁部33との間のコーナーは、第2側面部221の側辺221bと、帯部141の基部141bとで二重に強化されている。また、第1開口縁部31と第2開口縁部34との間のコーナーは、第2側面部222の側辺222bと、帯部142の基部142bとで二重に強化されている。また、第1開口縁部32と第2開口縁部33との間のコーナーは、第2側面部221の側辺221cと、帯部143の基部143bとで二重に強化されている。また、第1開口縁部32と第2開口縁部34との間のコーナーは、第2側面部222の側辺222cと、帯部144の基部144bとで二重に強化されている。
このように、組立式収納箱1において、上面開口Oの周囲が、その構造そのものによって強化されているため、上面開口Oの周囲を金属棒のフレームや枠部材等で補強しなくとも十分な強度を発揮することができる。その結果、強度と軽量化を両立させることができるとともにコストの低減を図ることができる。
[ブランクセットの輸送形態]
次に、図13及び図14を参照して、ブランクセットの輸送形態を説明する。
組立式収納箱を展開したブランクの形態で出荷すれば、ブランクを重ねた状態で輸送することができるため、積載効率を向上させて輸送コストの低減を図ることができる。
さらに、以下に説明するように、第1及び第2ブランク100,200をそれぞれ二つ折にすれば、ブランクセットのコンパクト化を図ることができる。
図2に示すように、第1ブランク100の第1底面部110の中央に、一対の第1側面部121,122がそれぞれ連設された二辺110a、110bと平行に延在する第1罫線111が設けられている。
第1ブランク100は、この第1罫線111で二つ折りにすることにより、面積が半分になる。さらに、図13(a)に示すように、第1ブランク100の帯部141〜144をそれぞれ基部141b〜144bで折り返すことにより、第1ブランク100の一層のコンパクト化を図ることができる。
また、図3に示すように、第2ブランク200の第2底面部210の中央部に、一対の第2側面部221,222がそれぞれ連設された二辺210a,210bと平行に延在する、互いに平行な二列の第2罫線211が設けられている。二列の第2罫線211の間隔は、第1ブランクを二つ折にした厚さよりも広くしてある。
そして、図13(b)に示すように、第2ブランク200は、この第2罫線211で二つ折にすることにより、面積が半分になる。
そして、ブランクセットの出荷にあたっては、図14に示すように、二つ折にした第2ブランク200の間に、二つ折にした第1ブランク100を挟むことが好ましい。
なお、図14では、図面の理解を容易にするため、第1ブランク100にハッチングを付している。
このように、二つ折にした一方のブランクの間に、二つ折にした他方のブランクを挟むことによって、ブランクセット100,200をよりコンパクト化することができ、積載効率を一層向上させ、輸送コストの一層の低減を図ることができる。
なお、二つ折にした第1ブランク100の間に、二つ折にした第2ブランク200を挟んでもよい。その場合には、第1ブランク100の第1底面部110の第1罫線111を、二つ折にした第2ブランク200の厚さよりも広い間隔を空けて二列設けるとよい。
[折曲げ線加工]
第1及び第2ブランク100,200を構成する気泡ボード300には、所定部分を折り曲げ易くする折曲げ線加工を施すことが好ましい。
(ハーフカット加工)
気泡ボード300の折曲げ線加工の一例として、気泡ボード300の所定箇所に切り込み(ハーフカット)を形成するハーフカット加工が挙げられる。
例えば、図2(a)に示した第1ブランク100の第1罫線111、及び図2(b)に示した第2ブランク200の第2罫線211は、ハーフカット加工により形成されることが好ましい。
ただし、第1罫線111及び第2罫線211は、組立式収納箱1を組み立てた状態で、第1底面部110及び第2底面部210の上面側となる面から切れ込みを入れる。これにより、第1底面部110及び第2底面部210が、下面側に折れ曲がることが回避される。
図15に、図4に示した気泡ボード300をバックシート301側から見た拡大図を示す。さらに、図16(a)に、図15のA−A線に沿った断面図を示し、図16(b)に、図15のB−B線に沿った断面図を示す。
図15中の折曲げ線400は、例えば、図16に示すように、気泡ボード300のバックシート301側に切り込み401を入れることによって形成される。
図15のA−A線に沿った、突起303がない部位では、図16(a)に示すように、キャップシート302とバックシート301との融着部を切断するように切り込み401が形成される。
これに対し、図15のB−B線に沿った、突起303がある部位では、図16(b)に示すように、バックシート301と突起303の側壁部とを切断するように切り込み401が形成される。
そして、図17に示すように、気泡ボード300は、折曲げ線400において、切り込み401を入れたバックシート301側が山折りとなるように、容易に折り曲げられる。
図17(a)に、図16(a)に示した部位を折曲げ線400で折り曲げた断面図を示し、図17(b)に、図16(b)に示した部位を折曲げ線400で折り曲げた断面図を示す。
図17(a)に示すように、突起303がない部位では、折曲げ線400でライナーシート304のみが屈曲する。これに対し、図17(b)に示すように、突起303がある部位では、折曲げ線400でライナーシート304に突起303の頂面が融着された部分が屈曲する。
なお、切り込み(ハーフカット)加工においては、気泡ボード300のバックシート301側、ライナーシート304側のいずれの側に切り込みを入れてもよい。
特に図示しないが、気泡ボード300のライナーシート304側から切り込み401を入れて折曲げ線400を形成する場合、図15のA−A線に沿った、突起303がない部位では、ライナーシート304を切断するように切り込み401を入れ、キャップシート302とバックシート301との融着部が屈曲して折曲げ線400を形成することになる。
一方、図15のB−B線に沿った、突起303がある部位では、ライナーシート304に突起303の頂面が融着された部分と突起303の側壁部とを切断するように切り込み401を入れ、バックシート301が屈曲して折曲げ線400を形成することになる。
いずれにしても、折曲げ線400には、図16(a)に示すようにライナーシート304のみからなる部分と、図16(b)に示すようにライナーシート304に突起303の頂面が融着されて二重構造となっている部分とが交互に配置されることになる。その結果、折曲げ線400は、ライナーシート304に突起303の頂面が融着された二重構造となっている部分によって、その曲げ易さを損なうことなく部分的に補強されている。
このように、ハーフカット加工を施した折曲げ線400に沿って、所定の形状・大きさに形成されたブランクを所望の方向に折り曲げ可能に構成することができる。
なお、曲げ易さを損なうことなく折曲げ線400の強度を更に高めるために、例えば、ポリエチレン系樹脂フィルムなどのような柔軟なフィルム材を気泡ボード300に積層することもできる。
このとき、バックシート301側に切り込み401を入れて折曲げ線400を形成する場合、ライナーシート304側の面、すなわち、切り込み401を入れる側とは反対側の面に、必要に応じて接着剤を介するなどして当該フィルム材を積層することができる。
(V字加工)
気泡ボード300の折曲げ線加工の他の一例として、気泡ボード300の所定箇所に、図18に示すようなV字形状の凹部であるV字加工部402を形成するV字加工が挙げられる。
例えば、図2(a)に示した第1ブランク100の辺110a,110b、第1上辺121a,122a、把持片151,152の連設部分、及び図2(b)に示した第2ブランク200の辺210a,210b、第2上辺221a,222a,223a,224a、辺221b、221c,222b,222c,223b,223c,224b,224cには、V字加工が施されることが好ましい。
図18(a)は、図16(a)に対応する部位の気泡ボード300(パネル)の断面図である。同図に示すように、折曲げ線400として、図16に示した切り込み401に代えて、V字加工部402が形成されている。V字加工部402は、気泡ボード300のパネルを谷折りにする側に形成される。
図18(a)に示すV字加工部402は、気泡ボード300に加熱鏝を当てるなどして、折曲げ線400の部分を断面V字状に溶融して形成される。これにより、図18(b)に示すように、気泡ボード300は、V字加工部402が形成され側に、キャップシート302側が谷折りになるように、容易に折り曲げられる。
溶融加工して形成されたV字加工部402では、気泡ボード300の一部が線状に押し潰された状態となっており、V字加工部402で囲まれた範囲には空気が封入される。その結果、所定範囲を囲むようにV字加工部402を形成した場合には、図4(b)に示した封止材305を気泡ボード300の端面に取り付けなくとも、当該範囲に空気が封入される。その結果、気泡ボード300(パネル)の断熱性を向上させることができる。
さらに、端面と折り部の両方を熱で潰すことにより、通水しない気泡ボード300とすることができる。
また、このようなV字加工部402を形成することによって、気泡ボード300が折り曲げられるとV字加工部402の端面同士が当接し、気泡ボード300がV字の角度に応じた所定角度に折り曲げられた状態が実質的に保持される。例えば、図18(a)に示すように、約90度のV字角度で形成されたV字加工部402を形成することによって、図18(b)に示すように、折り曲げられた気泡ボード300は、約90度の間隔をもって離間した状態が保持される。
また、このようなV字加工部402を二列設けることにより、図18(c)に示すように、気泡ボード300を互いに重ね合わせた状態に折り返すことができる。
例えば、図2(a)に示した第1ブランク100の第1上辺121a、122a、図2(b)に示した第2ブランク200の第2上辺には、V字加工部402が2列形成されることが好ましい。
以上、本発明の組立式収納箱について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明の組立式収納箱は、前述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能である。
上述した実施形態では、本発明に係る組立式収納箱を形成するブランクを構成する材料として、合成樹脂製の中空板材、特に、コア材として多数のキャップを有するキャップシートを備えた気泡ボードを例にとって説明したが、本発明の組立式収納箱を形成するのブランクの材料は、気泡ボードに限られず、その他の中空板材,中空パネル等を使用することができる。例えば、気泡ボードに代えて、コア材がハニカム構造により形成された中空板材、コア材が段ボール状に形成されたプラスチック段ボールを使用することもできる。
また、紙製の段ボールや厚紙等を用いることもできる。
また、上述した実施形態では、中空板材のコア材となるキャップシートを一層のみ備えた三層構造の気泡ボードの例を説明したが、キャップシートは複数層備えるようにすることもできる。例えば、二層のキャップシートを積層してコア材とすることもできる。その場合、各キャップシートは、突起頂面側同士を対向させて配置することが好ましい。このようにすると、二層のキャップシートの突起を、バックシート及びライナーシートによってそれぞれ封止・密封することができ、二層のキャップシートの突起をそれぞれ気泡として機能させることができるようになる。
また、バックシート及びライナーシートからなる外装材についても、それぞれ複数層設けることも可能である。また、外装材を金属板により形成したり、外装材の表面に樹脂層等を積層して外装材をコーティングすることもできる。
なお、上述した実施形態では、側面21,22,23,24が外側に傾斜して、底面10から上面開口Oに向かって徐々に拡大する形状を有する組立式収納箱1の例を説明したが、側面21,22,23,24は、底面10に対して垂直に立ち上がっていてもよい。
その場合、第1側面部121,122、及び第2側面部211,222は、それぞれ長方形を有するのがよく、さらに、帯部141,142,143,144も、第1上辺121a,122a、第2情報221a,222aの延長方向に延びるのがよい。。
また、上述した実施形態では、組立式収納箱の組み立てに当たり、ブランクの各部をスナップ式リベットで接合した例を説明したが、接合方法は、スナップ式リベットに限定されず、例えば、熱溶着、超音波溶着、又は接着剤による接着によって接合してもよい。
また、接合箇所の位置及び数も任意好適に設定することができる。
本発明は、合成樹脂製の中空板材や、段ボールなどの板状部材で形成される、例えば引越し用の箱や繰り返し使用される通い箱などに使用される包装箱として好適に利用可能である。
1 組立式収納箱
10 底面
21,22,23,24 側面
31,32 第1開口縁部
33,34 第2開口縁部
100 第1ブランク
110 第1底面部
110a、110b 第1底面部の対向する二辺
121,122 第1側面部
121a、122a 第1上辺
131,132 第1折返し部
141,142、143、144 帯部
151,152 把持片
161,162 第1開口補強リブ部
163,164 第2開口補強リブ部
200 第2ブランク
210 第2底面部
210a、210b 第2底面部の対向する二辺
221,222 第2側面部
221a,222a 第2上辺
221b,221c,222b,222c 第2側面部の対向する二辺
231,232,233,234 重ね部
241,242 第2折返し部
300 気泡ボード
301 バックシート
302 キャップシート
303 突起
304 ライナーシート
305 封止材
400 折曲げ線
401 切り込み
402 V字加工部
H 把持用開口
H1 切欠き
O 上面開口

Claims (7)

  1. 第1ブランクと第2ブランクとから組み立てられ、上面開口を有する組立式収納箱であって、
    前記第1ブランクの四角形の第1底面部と、
    前記第1底面部の上面に重ねられた、前記第2ブランクの四角形の第2底面部と、
    前記第1底面部の対向する二辺にそれぞれ連設されて上方に立ち上がった一対の第1側面部と、
    前記第2底面部の対向する二辺にそれぞれ連設されて上方に立ち上がった一対の第2側面部と、
    前記一対の第2側面部の各々において、両脇に位置する対向する二辺にそれぞれ連設され、前記一対の第1側面部の対応する外面にそれぞれ重ねられて接合された二対の重ね部と、
    前記一対の第1側面部の各々の第1上辺に連設され、前記二対の重ね部各々の上縁部分に重なるように外側に折り返された一対の第1折返し部と、
    前記一対の第1折返し部のそれぞれから前記一対の第2側面部側に延びて前記一対の第2側面の上縁部分にそれぞれ重なるように折り曲げられた二対の帯部と、
    前記一対の第2側面部の各々の第2上辺に連設され、前記二対の帯部の外側に重なるように外側に折り返された一対の第2折返し部と、
    を備え、
    前記第1底面部と前記第2底面部とが互いに接合されて底面を構成し、
    前記一対の第1側面部の上縁部分と、前記一対の第1側面部と重なった前記二対の重ね部の上縁部分と、前記二対の重ね部と重なった前記一対の第1折返し部とが互いに接合されて第1開口縁部を構成し、
    前記一対の第2側面部の上縁部分と、前記一対の第2側面部と重なった前記二対の帯部の部分と、前記二対の帯部の部分と重なった前記一対の第2折返し部とが互いに接合されて第2開口縁部を構成する
    ことを特徴とする、組立式収納箱。
  2. 前記一対の第1側面部の各々の前記第1上辺、及び前記一対の第2側面部の各々の前記第2上辺に、それぞれ二列の折曲げ線で挟まれた開口補強リブ部を備える
    ことを特徴とする、請求項1記載の組立式収納箱。
  3. 前記第1及び第2ブランクは、合成樹脂製の中空板からなる
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の組立式収納箱。
  4. 第1ブランクと、前記第1ブランクとともに組立式収納箱を構成する第2ブランクとを備えたブランクセットであって、
    前記第1ブランクは、
    四角形の第1底面部と、
    前記第1底面部の対向する二辺にそれぞれ折曲げ可能に連設された一対の第1側面部と、
    前記一対の第1側面部の各々の、前記第1底面部と反対側の第1上辺にそれぞれ折り曲げ可能に連設された一対の第1折返し部と、
    前記一対の第1折返し部の各々において、前記第1上辺と平行な方向に延在する前記第1折り返し部の両端それぞれから延びる二対の帯部と、
    を備え、
    前記第2ブランクは、
    前記第1底面部に重ねるための四角形の第2底面部と、
    前記第2底面部の対向する二辺にそれぞれ折り曲げ可能に連設された一対の第2側面部と、
    前記一対の第2側面部の各々において、前記第2底面部と連接する辺を挟んで位置する対向する二辺にそれぞれ折り曲げ可能に連設された二対の重ね部と、
    前記一対の第2側面部の各々の、前記第2底面部と反対側の第2上辺にそれぞれ折り曲げ可能に連設された一対の第2折返し部と、
    を備える
    ことを特徴とする、ブランクセット。
  5. 前記第1上辺及び前記第2上辺の各々に、二列の折曲げ線で挟まれた開口補強リブ部を備える
    ことを特徴とする、請求項4記載のブランクセット。
  6. 前記第1ブランクを二つ折にするために、前記第1ブランクの前記第1底面部の中央に、前記一対の第1側面部がそれぞれ連設された二辺と平行に延在する第1罫線を有し、
    前記第2ブランクを二つ折にするために、前記第2ブランクの前記第2底面部の中央部に、前記一対の第2側面部がそれぞれ連設された二辺と平行に延在する第2罫線を有し、
    前記第1罫線及び前記第2罫線の一方が、互いに平行な二列の罫線を有し、
    前記二列の折り返し線の間隔が、前記他方の折り返し線を有するブランクを二つ折にした厚さよりも広い
    ことを特徴とする、請求項4〜5のいずれか一項に記載のブランクセット。
  7. 前記第1及び第2ブランクは、合成樹脂製の中空板からなる
    ことを特徴とする、請求項4〜6のいずれか一項に記載のブランクセット。
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