JP2004083038A - 段ボール箱 - Google Patents

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JP2004083038A
JP2004083038A JP2002243954A JP2002243954A JP2004083038A JP 2004083038 A JP2004083038 A JP 2004083038A JP 2002243954 A JP2002243954 A JP 2002243954A JP 2002243954 A JP2002243954 A JP 2002243954A JP 2004083038 A JP2004083038 A JP 2004083038A
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side wall
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folding
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cardboard box
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JP2002243954A
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Masayoshi Otani
大谷 昌義
Toshihiko Honjo
本荘 寿彦
Tatsuo Sasazaki
笹崎 達夫
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Rengo Co Ltd
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Rengo Co Ltd
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Abstract

【課題】ブランクの折曲精度を向上させ、不良品の発生を防止する。
【解決手段】周壁をなす4面の側壁1,2のうち、1面の側壁1は隣接する側壁2から延びる部分を接合して形成し、その一方から延出した仕切板3の先端を対向する側壁1に接合した仕切付き段ボール箱において、前記接合時に折り重ねられる側壁1,2の稜部に、その折曲の基準罫線Vに対して傾斜する多数の補助罫線Sを入れ、この補助罫線Sを、側壁1,2の上部では基準罫線Vにかけて下方へ、下部では基準罫線Vにかけて上方へ傾斜させる。補助罫線Sが弱め線となって、折曲応力が基準罫線Vに集中し、ブランクが所定の位置で正確に折れ曲がり、補助罫線Sの方向により、段積み時の座屈も防止される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、順次連設した各面の側壁を折り重ねて接合し、扁平な状態から組み立てて使用する段ボール箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、図10に示すように、周壁をなす4面の側壁1,2のうち、1面の側壁1は隣接する側壁2から延びる部分をフラップ5と共に接合して形成し、その一方から延出した仕切板3の先端の継代4を対向する側壁1に接合して内部を区画し、フラップ5,6を重ねて封緘する段ボール箱が使用されている。
【0003】
この段ボール箱では、側壁1,2の下部裏面に全周に亘ってカットテープ7が貼り付けられ、このカットテープ7に沿って側壁1,2を切断し、その上方部分を除去すると、段ボール箱の下部がトレーとなって、商品を露出させた状態で陳列することができる。
【0004】
上記段ボール箱は、図11に示すような一方向に長い段ボールブランクから成り、このブランクを、中間の側壁1とその一方に隣接する側壁2の外側の罫線Vに沿って折り重ね、分割された側壁1及びフラップ5の外側部と継代4とに塗布した接着剤により、図12に示すように接合した扁平な折畳状態で出荷される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のようなブランクから仕切り付き段ボール箱を精度よく製造するには、ブランクを罫線Vに沿って正確に折り曲げる必要があるが、罫線Vの位置が段ボールの中芯の段頂間中央に対して偏っていると、罫線Vの左右で折曲抵抗に差が生じ、所定の位置でブランクが折れ曲がらないことがある。
【0006】
そして、ブランクの折曲が不正確であれば、図13に示すように、側壁1同士や継代4と側壁1の接合される位置がずれて、組み立てやトレーへの変形に支障を来たすことがあり、このような不良品が多数発生すると、資源が無駄になるほか、その選別作業が煩雑になるという問題が生じる。
【0007】
そこで、この発明は、ブランクの折曲精度を向上させ、不良品の発生を防止することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明は、順次連設した各面の側壁を折り重ねて接合し、これを組み立てて周壁を形成する段ボール箱において、前記接合時に折り重ねられる側壁の稜部に、その折曲の基準線に対して傾斜する多数の弱め線を入れ、この弱め線を、側壁の上部では折曲の基準線にかけて下方へ、下部では折曲の基準線にかけて上方へ傾斜させたのである。
【0009】
このような弱め線を入れると、折曲の基準線に折曲応力が集中するので、ブランクが所定の位置で正確に折れ曲がり、接合精度が向上して、不良品の発生が防止されるほか、使用状態での段積み時における座屈も防止される。
【0010】
また、前記接合時に折り重ねられる側壁の稜部に、折曲基準線上の直線部と、これに対して傾斜する鉤部とから成る切目が断続したジッパを入れ、折曲基準線を挟んで鉤部の反対側に、折曲基準線に対して傾斜する弱め線を入れると、ジッパ沿いに側壁を切り開いて開口陳列を可能としつつ、折曲精度を向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
まず、この発明の第1実施形態に係る段ボール箱を図1に示す。
【0012】
この段ボール箱の基本構成は、図10に示す従来のものと同様、周壁をなす4面の側壁1,2のうち、1面の側壁1を、隣接する側壁2から延びる部分をフラップ5と共に接合して形成し、その一方から延出した仕切板3の先端の継代4を対向する側壁1に接合して内部を区画し、フラップ5,6を重ねて封緘するものとされ、側壁1,2の下部裏面にはカットテープ7が貼り付けられている。
【0013】
上記段ボール箱は、図2に示すような段ボールブランクから成り、このブランクを、中間の側壁1とその一方に隣接する側壁2の外側の基準罫線Vに沿って折り重ね、分割された側壁1及びフラップ5の外側部と継代4とに塗布した接着剤により、図3に示すように接合した扁平な折畳状態で出荷される。
【0014】
ここで、上記ブランクでは、箱の内面側となる面において、接合時に折り重ねられる側壁1,2の稜部両側に、基準罫線Vに対して傾斜する多数の補助罫線Sが入れられている。
【0015】
ところで、段積み時には、箱のコーナーから胴部側にかけて斜めに座屈線が入って外観が損なわれることがあり、補助罫線Sの傾斜方向と座屈線が入りやすい方向とが一致していると、座屈を誘発する原因となる恐れがある。
【0016】
このため、上記ブランクでは、補助罫線Sを、座屈線の入りやすい方向とは逆になるように、側壁1,2の上半部では基準罫線Vにかけて下方へ、下半部では基準罫線Vにかけて上方へ傾斜させている。また、補助罫線Sを、基準罫線Vに対し千鳥状に配して分散させ、圧縮強度の低下を防止している。
【0017】
上記のような補助罫線Sを入れると、補助罫線Sが弱め線となって、基準罫線Vと補助罫線Sの交差部に折曲応力が集中するので、図3に示すように、ブランクが基準罫線Vに沿って所定の位置で正確に折れ曲がり、精度の高い段ボール箱を形成することができる。
【0018】
また、図4に示すように、基準罫線V及び補助罫線Sを、多数の切欠部を有する刃で押圧し、断続する罫線として入れると、押圧力が高まって、基準罫線V及び補助罫線Sが鮮明に入り、折曲精度を向上させることができる。
【0019】
なお、基準罫線V及び補助罫線Sは、押罫だけでなく、罫線と切目とが交互に断続するリード罫としたり、箱の内面側から段ボールの厚さの半分程度を切断した半切罫としてもよい。
【0020】
また、上記実施形態では、仕切付き段ボール箱を例示したが、この発明に係る折曲部の構成は、仕切板のない通常の溝切り形段ボール箱にも適用することができる。
【0021】
次に、この発明の第2実施形態に係る段ボール箱を図5に示す。
【0022】
この段ボール箱の基本構成は、周壁をなす4面の側壁1,2のうち、1面の側壁2を、隣接する側壁1から延びる部分をフラップ6と共に接合して形成し、その一方から延出した仕切板3の先端の継代4を対向する側壁2に接合して内部を区画し、フラップ5,6を重ねて封緘するものとなっている。
【0023】
また、側壁1,2の下部裏面にはカットテープ7が貼り付けられ、側壁1,2の稜部には、鉤形の切目が断続するジッパK,Lが入れられている。そして、このカットテープ7及びジッパK,Lに沿って側壁1を切断すると、図6に示すように、側面が開口し、収納した商品を露出させて陳列することができる。
【0024】
上記段ボール箱は、図7に示すような段ボールブランクから成り、このブランクを、ジッパKが形成された罫線に沿って折り重ね、分割された側壁2及びフラップ6の外側部と継代4とに塗布した接着剤により、図8に示すように接合した扁平な折畳状態で出荷される。
【0025】
ここで、ジッパK,Lの切目は、折曲基準線上の直線部Rと、これに対して傾斜した鉤部Tとから成り、強度保持のため押罫のみとされた角部を除いて、カットテープ7の上方に設けられている。
【0026】
また、折曲基準線を挟んでジッパK,Lの鉤部Tの反対側及びジッパKを有する稜部のカットテープ7の下方には、箱の内面側となる面において、折曲基準線に対して傾斜する多数の補助罫線Sが入れられている。補助罫線Sは押罫とされている。
【0027】
このように、接合時に折り重ねられる側壁1,2の稜部にジッパK及び補助罫線Sを入れると、鉤部T及び補助罫線Sが弱め線となって、折曲基準線に折曲応力が集中するので、図8に示すように、ブランクが折曲基準線に沿って所定の位置で正確に折れ曲がり、精度の高い段ボール箱を形成することができる。
【0028】
また、補助罫線Sに代えて、ジッパK,Lの切目を、図9に示すように、直線部Rから両側に鉤部Tが延びるY字形としても、同様の効果を得られる。
【0029】
なお、ジッパK,Lの切目は、段ボールの表裏に貫通する全切とするのが通常であるが、箱の内面側から段ボールの厚さの半分程度を切断した半切としてもよく、直線部Rのみを全切とし、鉤部Tを半切としてもよい。
【0030】
【発明の効果】
以上のように、この発明に係る段ボール箱では、折曲基準線に対して傾斜した多数の弱め線により、折曲応力が折曲基準線に集中するので、ブランクが所定の位置で正確に折れ曲がり、不良品の発生が防止され、弱め線の傾斜方向により、使用状態での段積み時における座屈も防止される。
【0031】
また、折曲基準線上に直線部が位置するジッパを入れ、その鉤部の反対側に弱め線を入れると、ジッパ沿いに側壁を切り開いて開口陳列を可能としつつ、折曲精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る仕切り付き段ボール箱の第1実施形態を示す斜視図
【図2】同上の段ボール箱のブランクを示す図
【図3】同上の折り重ね状態を示す図
【図4】同上の罫線の他例を示す図
【図5】この発明に係る仕切り付き段ボール箱の第2実施形態を示す斜視図
【図6】同上の開口状態を示す斜視図
【図7】同上の段ボール箱のブランクを示す図
【図8】同上の折り重ね状態を示す図
【図9】同上のジッパの他例を示す図
【図10】従来の仕切り付き段ボール箱の斜視図
【図11】同上の段ボール箱のブランクを示す図
【図12】同上の折り重ね状態を示す図
【図13】同上の不良品を示す図
【符号の説明】
1,2 側壁
3 仕切板
4 継代
5,6 フラップ
7 カットテープ
V 基準罫線
S 補助罫線
K,L ジッパ
R 直線部
T 鉤部

Claims (2)

  1. 順次連設した各面の側壁を折り重ねて接合し、これを組み立てて周壁を形成する段ボール箱において、前記接合時に折り重ねられる側壁の稜部に、その折曲の基準線に対して傾斜する多数の弱め線を入れ、この弱め線を、側壁の上部では折曲基準線にかけて下方へ、下部では折曲基準線にかけて上方へ傾斜させたことを特徴とする段ボール箱。
  2. 順次連設した各面の側壁を折り重ねて接合し、これを組み立てて周壁を形成する段ボール箱において、前記接合時に折り重ねられる側壁の稜部に、折曲基準線上の直線部と、これに対して傾斜する鉤部とから成る切目が断続したジッパを入れ、折曲基準線を挟んで鉤部の反対側に、折曲基準線に対して傾斜する弱め線を入れたことを特徴とする段ボール箱。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008133013A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Crown Package Co Ltd 紙製箱
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