JP4253223B2 - 包装用箱 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、段ボール板等のブランクを折り曲げて作る箱状の包装用箱に関し、特にブランクを縦に平行な4本の折れ線で同じ方向に順次折り曲げ、その両端縁を接合して四角筒状の胴部を形成し、この胴部の上辺から延設した上フラップを内側に折り曲げて箱の上面を閉じる形式の包装用箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来最も一般的な包装容器の一つとして、段ボール板等のブランクを折り曲げて作る箱状の包装用箱がある。例えば、対向する一対の側面を構成する側パネルと、箱の対向する一対の端面を構成する端パネルとが折線を介して交互に連なり、最も端の側パネルと端パネルの側辺が互いに接合され、四角筒状の胴部が形成される。さらに、側パネルと端パネルの下辺の折線から底外フラップと底内フラップがそれぞれ延設されており、底内フラップを箱の内側に折り曲げた後、その外側に底外フラップを折り曲げて重ねて箱の底面が閉じられる。また、側パネルと端パネルの上辺の折線から上外フラップと上内フラップがそれぞれ延設されており、上内フラップを箱の内側に折り曲げた後、その外側に上外フラップを折り曲げて重ねて箱の上面が閉じられる。
【0003】
このような包装用箱では、底内フラップと底外フラップ、或いは上内フラップと上外フラップの折線の高さが同じものが一般的である。しかし、このように内側に折り込まれるフラップと外側に折り重ねられるフラップの折線が同じ高さの場合、外側に折り重ねられるフラップが内側に折り込まれるフラップによる押し上げられ、箱体の固定前の上面や底面が開いてしまう。特に、厚みのある段ボール板を使用したものでは、その問題が顕著である。
【0004】
そこで、例えば箱体の上面側を例にとると、上外フラップの折線を上内フラップの折線より段ボール板の厚さ程度高くした箱が使用されている。このような箱体では、箱体の内側に折り曲げられたときの上外フラップの下面の高さが、先に箱体の内側に折り曲げられた上内フラップの上面とほぼ等しくなるため、上内フラップによる上外フラップの押し上げが起こらない。そのため、箱体として組み立てたときに体裁が良く、封緘したときの気密性も高くなる。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】
底内フラップと底外フラップの折線や上内フラップと上外フラップの折線の高さが同じ一般的な箱体では、箱体を圧縮する方向の荷重に対して、内フラップと外フラップをそれぞれ介して端パネルと側パネルが同時に荷重を受ける。これに対し、前記のように内フラップと外フラップの折線の高さを違わせた場合、前記のような荷重に対しては、最初に外側に折り重ねられた外フラップを介して側パネルのみが荷重を受け、側パネルが座屈した後に、内側に折り込まれた内フラップを介して端パネルが荷重を受けることになる。このため、後者の箱体は全体として箱体を圧縮する方向の荷重に対して弱く、一般の箱の1/2程度の耐荷重性し発揮できない。そのため、許容される積み重ね段数が限られる。
【0006】
本発明は、前述したように、箱体の底面や上面で内側に折り込まれる内フラップの折線と外側に折り重ねられる外フラップの折線の高さを違わせた包装用箱の耐圧縮荷重が低い課題に鑑み、そのような包装用箱であっも、内フラップの折線と外フラップの折線の高さが同じ一般的な包装用箱と同等の耐圧縮荷重性を得ることを可能としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明では、前記の目的を達成するため、例えば箱体の上面を例にとると、上内フラップ7、7の折線12、12を上外フラップ6、6の折線11、11より段ボール板の厚さ程度低くした箱体とする。これに加え、圧縮荷重がかかったとき、箱体の上面の内側に折り込まれる上内フラップ7、7とにその上に折り重ねられる上外フラップ6、6とをそれぞれ介して端パネル2、2と側パネル1、1とに同時に圧縮荷重を受けるように、上外フラップ6、6の折線11、11より下側に他の部分より折り曲げ強度を弱くした弱抗折部13、13を形成した。
【0008】
より具体的に説明すると、本発明が適用される包装用箱は、対向する一対の側面を構成する側パネル1、1と、箱の対向する一対の端面を構成する端パネル2、2とが折線を介して交互に連なり、最も端の側パネル1と端パネル2の側辺が互いに接合され、側パネル1、1の上辺の折線11、11から上外フラップ6、6が延設され、端パネル2、2の上辺の折線12、12から上内フラップ7、7が延設され、上内フラップ7、7を箱の内側に折り曲げた後、その外側に上外フラップ6、6を折り曲げて重ねて箱の上面を閉じる形式のものである。
【0009】
本発明では、このような包装用箱において、例えば箱体の上面側では、前記上外フラップ6、6の折線11、11より上内フラップ7、7の折線12、12を低く形成し、さらに、上外フラップ6、6の折線11、11より下側に、他の部分より折り曲げ強度を弱くした弱抗折部13、13を形成したものである。
【0010】
また、箱体の底面側では、前記底外フラップ4、4の折線8、8より底内フラップ5、5の折線9、9を高く形成し、さらに、底外フラップ4、4の折線8、8より上側に、他の部分より折り曲げ強度を弱くした弱抗折部10、10を形成したものである。
【0011】
このような包装用箱では、例えば箱体の上面を例にとると、箱体の高さ方向に圧縮荷重がかかったとき、他の部分より折り曲げ強度を弱くした弱抗折部13、13が先に折れる。このため、弱抗折部13、13の部分が端パネル2、2より先に変形し、上外フラップ6、6が上内フラップ7、7の上に重なるため、上外フラップ6、6に加わる荷重が箱体の上面の内側に折り込まれた上内フラップ7、7にも加わる。従って、側パネル1、1と端パネル2、2とで同時に圧縮荷重を受けることになる。このため、耐圧縮荷重性の高い包装用箱が得られる。
これは箱体の底面側でも同様である。すなわち、箱体の高さ方向に圧縮荷重がかかったとき、弱抗折部10、10の部分が端パネル2、2より先に変形し、底外フラップ4、4が底内フラップ5、5の下に重なるため、底外フラップ4、4に加わる荷重が箱体の底面の内側に折り込まれた底内フラップ5、5にも加わる。従って、やはり側パネル1、1と端パネル2、2とで同時に圧縮荷重を受けることになり、高い耐圧縮荷重性が得られる。
【0012】
折線8、8、11、11に沿って段ボール板であるブランクの中芯が溝状に潰され、弱抗折部10、10、13、13は、この折線8、8、11、11の部分より浅く中芯を潰すことにより形成される。こうすることにより、弱抗折部10、10、13、13は、折線8、8、11、11の部分よりは折れにくいが、折線8、8、11、11以外の部分よりは折り曲げ強度が弱く、折れやすくなる。これにより、弱抗折部10、10、13、13は、箱体に圧縮荷重がかかったときのみに撓むことになり、その所期の作用を奏することが出来る。
【0013】
箱体が圧縮荷重がかかったとき、端パネル2、2と側パネル1、1とに同時に圧縮荷重を受けるのを確実にするためには、弱抗折部13、13の高さDは、上外フラップ6、6の折線11、11と上内フラップ7、7の折線12、12とのずれo以上とするのがよい。これは箱体の底面側でも同様で、弱抗折部10、10の高さDは、底外フラップ4、4の折線8、8と底内フラップ5、5の折線9、9とのずれo以上とするのがよい。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について、具体的且つ詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態による一般的な包装用箱の本体のブランクの展開図である。この包装用箱のブランクは紙製の波状のシートからなる中芯をライナーでラミネートした段ボール板を使用する。段ボール板を図1に実線で示すように打ち抜くと共に、破線で示すように折れ線を入れることにより、組み立て前のブランクが出来上がる。
【0015】
図1に示す包装用箱のブランクでは、矩形の側パネル1、1と端パネル2、2とが折れ線を介して交互に連なっている。2つの側パネル1、1と端パネル2、2の幅(図1において左右の寸法、以下同じ)はそれぞれ等しく、側パネル1、1と端パネル2、2とでは幅は異なっている。側パネル1、1と端パネル2、2の高さ(図1において上下の寸法、以下同じ)と幅は、その用途や収納物の大きさ等に応じて異なることは言うまでもない。
【0016】
端にある側パネル1の側辺からは、折れ線を介して接合フラップ3が延設されており、端にある端パネル2には、そのような接合フラップは延設されていない。
側パネル1、1の下辺の折線8、8からは、底外フラップ4、4が延設されている。この底外フラップ4、4の幅は、側パネル1、1の幅より若干狭い。また、端パネル2、2の下辺の折れ線9、9からは底内フラップ5、5が延設されている。この底内フラップ5、5の幅は、端パネル2、2の幅より若干狭い。これらの隣接する底内フラップ5、5と前記底外フラップ4、4との間は、スリット状の切り込みとなっている。
【0017】
側パネル1、1の上辺の折線11、11からは、上外フラップ6、6が延設されている。この上外フラップ6、6の幅は、側パネル1、1の幅より若干狭い。また、端パネル2、2の上辺の折線12、12からは、上内フラップ7、7が延設されている。この上内フラップ7、7の幅は、端パネル2、2の幅より若干狭い。この上内フラップ7、7と前記上外フラップ6、6との間は、スリット状の切り込みとなっている。
【0018】
側パネル1、1の高さは、その下辺の底外フラップ4、4との折線8、8とその上辺の上外フラップ6、6との折線11、11との間の寸法である。また、端パネル2、2の高さは、その下辺の底内フラップ5、5との折線12、12とその上辺の上内フラップ7、7との折線9、9との間の寸法である。
【0019】
ここで、前記側パネル1、1の高さは、端パネル2、2の高さより若干高く設定されている。具体的には、側パネル1、1の底外フラップ4、4側の折線8、8は、端パネル2、2の底内フラップ5、5側の折線9、9より寸法oだけ下方(図1において下方向)にずれている。また、側パネル1、1の上外フラップ6、6側の折線11、11は、端パネル2、2の上内フラップ7、7側の折線12、12より寸法oだけ上方(図1において上方向)にずれている。このずれ寸法oは、通常3mmとられる。
【0020】
さらに、側パネル1、1の前記底外フラップ4、4との折線8、8の上側には、図1においてハッチングで示すように、帯状に他の部分より折り曲げ強度を弱くした弱抗折部10、10を形成している。同様にして側パネル1、1の前記上外フラップ6、6との折線11、11の下側にも、図1においてハッチングで示すように、帯状に他の部分より折り曲げ強度を弱くした弱抗折部13、13を形成している。
【0021】
図2(a)、(b)は、それぞれ側パネル1と端パネル2の上側の折線11、12付近を、それら折線11、12と直交する方向に断面した図である。図において上側が箱体の内側となる。
折線11、12の部分には、箱体の内側に段ボール板の中芯が潰されることによって、凹状の溝が入れられ、折れやすくしているのが通常である。側パネル1と端パネル2の上側の折線11、12のずれ寸法はoで示してあり、この寸法oは前述した通り、3mmが一般的である。
【0022】
側パネル1、1の上側の折線11、すなわち上外フラップ6との折線11の下側に他の部分より折り曲げ強度を弱くした弱抗折部13を形成しているが、この図2(a)では、この弱抗折部13としてブランクを構成する段ボール板の中芯を若干潰して形成している。弱抗折部13としてはその他に、段ボール板のその部分の、いわゆるコシを弱くするような油脂類を含浸させる等の手段をあげることが出来るが、前述のようにして段ボール板の中芯を若干潰すのが最も簡便で容易である。
【0023】
弱抗折部13の幅Dは、前記側パネル1と端パネル2の上側の折線11、12のずれ寸法o以上、すなわちD≧oとする。例えばo=3mmの場合、D=3〜10mmとし、特に最適な寸法は、D=4〜6mmである。
図3(a)は、折線11の溝を入れるのと同時に、折線11の下側の段ボールの中芯を潰して弱抗折部13を形成する工程の例を示す。折線の部分の中芯を潰して溝を入れる罫線型刃16と、段ボールの中芯を幅Dにわたって押し潰す押圧型刃17とを有する型刃15により、段ボール板の内面を押圧し、折線11と弱抗折部13の部分の中芯を同時に潰す。押圧型刃17の押圧面18は罫線型刃16の下端より若干高く、従って弱抗折部13では、折線11の溝より浅く段ボール板の中芯が潰される。また、この図3(a)では、押圧型刃17の押圧面18が罫線型刃16側からそれと反対側の面にいくに従って高くなるような勾配が形成され、弱抗折部13はこの勾配にほぼ倣って折線11から離れるに従って浅く潰される。
【0024】
図2(a’)は、側パネル1の上側の折線11と、その下側に形成される弱抗折部13の他の形状を示す図であり、図2(a)と同じ部分を断面して示している。また、図3(a’)は、図2(a’)に示す折線11の溝と弱抗折部13を形成する工程の例を示す。
【0025】
この例では、図3(a)により前述したような押圧型刃17の押圧面18の勾配は形成されておらず、弱抗折部13の押圧面18はその全幅にわたって段ボール板の中芯が概ね均等に潰される。押圧型刃17が罫線型刃16より若干後退しており、弱抗折部13において折線11の溝より浅く段ボール板の中芯が潰されるのは前述の例と同様である。
【0026】
側パネル1、1の下側の折線8、8、すなわち側パネル1、1の底外フラップ4、4との折線8、8側の弱抗折部10、10は、前述した上側の折線11、11側の弱抗折部13、13と上下対称になるだけで、その他の構成は全く同様である。すなわち、図2(a)、(b)において上下が逆になるだけであるので、説明は省略する。
【0027】
このようなブランクから包装用箱は次のようにして組み立てられる。
まず、側パネル1、1、端パネル2、2及び接合フラップ3の間にある折線を何れも90゜の角度で同じ方向に折り曲げる。さらに、接合フラップ3の外側面に糊を塗布し、この接合フラップ3の外側面を端パネル2の端縁部の内面に貼り付ける。これにより、側パネル1、1と端パネル2、2とで四角筒状の胴部が形成される。
【0028】
次に、このようにして側パネル1、1と端パネル2、2とで四角筒状の胴部が形成された後、箱の底面を閉じる。箱体の底面を上向きにした状態、つまり箱体の上下を逆にした状態で、底内フラップ5、5を箱の底面側に約90゜の角度で折り曲げる。次に、底外フラップ4、4を箱の底面側に約90゜の角度で折り曲げ、その両側部分を底内フラップ5、5の上に重ねる。その後、それらの底内フラップ5、5、底外フラップ4、4をステープル、接着剤、粘着テープ等で固定する。
【0029】
次に箱を反転してその上面側を上に向ける。この状態で、開いた箱の上面から収納物を収納する。次に、箱の上面を閉じる。
まず図4に示すようにして、上内フラップ7、7を箱の上面側に約90゜の角度で折り曲げる。次に、図5に示すように、上外フラップ6、6を箱の上面側に約90゜の角度で折り曲げ、その両側部分を上内フラップ7、7の上に重ねる。その後、それらの上内フラップ7、7、上外フラップ6、6をステープル、接着剤、粘着テープ等で固定し、封緘する。
【0030】
このような状態では、例えば箱体の上面側において、上外フラップ6、6が上内フラップ7、7の折線12、12より寸法oだけ高い位置にある折線11、11で折られているため、これら上内フラップ7、7と上外フラップ6、6を前述のようにして順次折り曲げて箱体の上面を閉じたとき、上外フラップ6、6が上内フラップ7、7によって押し上げられない。このため、箱体として組み立てたときに体裁が良く、封緘したときの気密性に優れる。
【0031】
他方、上側に重ねられる上外フラップ6、6の折線11、11より下の部分に、幅Dにわたってブランクの他の部分より折り曲げ強度を弱くした弱抗折部13、13が設けられている。このため、箱体の高さ方向に圧縮荷重がかかったとき、この弱抗折部13、13が端パネル2、2より先に変形し、上外フラップ6、6と上内フラップ7、7とが完全に重なり合う。従って、圧縮荷重は、端パネル2、2のみならず、側パネル1、1と端パネル2、2の双方が同時に圧縮荷重を受ける。このため、耐圧縮荷重性の高い包装用箱が得られる。本件発明者らの試作した前述のような包装用箱では、内フラップの折線と外フラップの折線の高さが同じ一般的な包装用箱と同等の耐圧縮荷重性を得ることが出来た。
なお、箱体の底面側では、圧縮荷重に抗する方向が箱体の上面側と上下逆になるだけで、その作用は全く同じである。
【0032】
なお、、前述の説明では、「側パネル」や「端パネル」のように、6面体の箱の側面と端面を使い分ける用語を使用したが、箱の側面と端面とは相対的な位置関係を示す用語で、対向する或る一対の縦の面を側面とすれば、それらの面と直交する対向する他の一対の縦の面が端面となるのに過ぎない。平面が正方形の箱体の場合を考えると明らかなように、立法体形の箱における側面と端面とは、対抗した一対ずつの縦の面を区別するのに意味があるのに過ぎない。
【0033】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明による包装用箱では、箱体の底面や上面で内側に折り込まれる内フラップの折線と外側に折り重ねられる外フラップの折線の高さを違わせた包装用箱として、箱体として組み立てたときに体裁が良く、封緘したときの気密性に優れる包装用箱が得られる。しかも、この種の包装用箱の欠点である圧縮荷重に弱いという欠点が克服され、多くの段数を積み重ねることが出来る等、搬送効率、保管効率に優れた包装用箱が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による包装用箱の一実施形態を示すもので、包装用箱を組み立てるため段ボール等を裁断し、折れ線を入れた状態のブランクの展開図である。
【図2】図1のA−A線断面図とB−B線断面図、及び変形を加えたA−A線断面図を示す要部拡大断面図である。
【図3】図1のA−A線断面図と変形を加えたA−A線断面図の部分において、罫線型刃で段ボール板の中芯を示す工程を示す要部拡大断面図である。
【図4】前記包装容器の実施形態において、箱の上面を閉じるため、双方の上内フラップを箱の上面側に倒した状態の上面側から見た斜視図である。
【図5】同包装容器の実施形態において、図4の状態からさらに一方の上外フラップを箱の上面側に倒した状態の上面側から見た斜視図である。
【符号の説明】
1 側パネル
2 端パネル
4 底外フラップ
5 底内フラップ
6 上外フラップ
7 上内フラップ
8 底外フラップの折線
9 底内フラップの折線
10 底側の弱抗折部
11 上外フラップの折線
12 上内フラップの折線
13 上側の弱抗折部
D 弱抗折部の高
o 上外フラップと上内フラップの折線のずれ

Claims (4)

  1. 内部に収納物を収納する箱であって、その対向する一対の側面を構成する側パネル(1)、(1)と、箱の対向する一対の端面を構成する端パネル(2)、(2)とが折線を介して交互に連なり、最も端の側パネル(1)と端パネル(2)の側辺が互いに接合され、側パネル(1)、(1)の上辺の折線(11)、(11)から上外フラップ(6)、(6)が延設され、端パネル(2)、(2)の上辺の折線(12)、(12)から上内フラップ(7)、(7)が延設され、上内フラップ(7)、(7)を箱の内側に折り曲げた後、その外側に上外フラップ(6)、(6)を折り曲げて重ねて箱の上面を閉じる包装用箱において、前記上外フラップ(6)、(6)の折線(11)、(11)より上内フラップ(7)、(7)の折線(12)、(12)を低く形成し、他の部分より折り曲げ強度を弱くした弱抗折部(13)、(13)を前記上外フラップ(6)、(6)の折線(11)、(11)より下側に形成したことを特徴とする包装用箱。
  2. 内部に収納物を収納する箱であって、その対向する一対の側面を構成する側パネル(1)、(1)と、箱の対向する一対の端面を構成する端パネル(2)、(2)とが折線を介して交互に連なり、最も端の側パネル(1)と端パネル(2)の側辺が互いに接合され、側パネル(1)、(1)の下辺の折線(8)、(8)から底外フラップ(4)、(4)が延設され、端パネル(2)、(2)の下辺の折線(9)、(9)から底内フラップ(5)、(5)が延設され、底内フラップ(5)、(5)を箱の内側に折り曲げた後、その外側に底外フラップ(4)、(4)を折り曲げて重ねて箱の底面を閉じる包装用箱において、前記底外フラップ(4)、(4)の折線(8)、(8)より底内フラップ(5)、(5)の折線(9)、(9)を高く形成し、他の部分より折り曲げ強度を弱くした弱抗折部(10)、(10)を前記底外フラップ(4)、(4)の折線(8)、(8)より上側に形成したことを特徴とする包装用箱。
  3. 折線(8)、(8)、(11)、(11)に沿って段ボール板であるブランクの中芯が溝状に潰され、弱抗折部(10)、(10)、(13)、(13)は、この折線(8)、(8)、(11)、(11)の部分より浅く中芯を潰すことにより形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の包装用箱。
  4. 弱抗折部(10)、(10)、(13)、(13)の高さ(D)を、上外フラップ(6)、(6)の折線(11)、(11)と上内フラップ(7)、(7)の折線(12)、(12)とのずれ(o)以上とし、或いは底外フラップ(4)、(4)の折線(8)、(8)と底内フラップ(5)、(5)の折線(9)、(9)とのずれ(o)以上としたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の包装用箱。
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