JP3150657U - 中空の筒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】筒体の一端の開口と他端の開口とを結ぶ線である接合線に沿って一対の縁部が接合される板状部材により形成され、高い強度を有する中空の筒体を提供する。【解決手段】当該筒体の一端の開口と他端の開口とを結ぶ線である接合線に沿って一対の縁部が接合される板状部材により形成される中空の筒体であって、一対の縁部のうち一方の縁部に沿った折返し線に沿って板状部材が内部方向に折り返されることで、筒体の内部方向に突出するように形成される一方の折返し部分と、一対の縁部のうち他方の縁部に沿った折返し線に沿って板状部材が内部方向に折り返されることで、筒体の内部方向に突出するように形成される他方の折返し部分と、を備えてなり、板状部材が有する両主表面のうち筒体の外面に連続する面が互いに面するよう両方の折返し部分が互いに固定されるものである、中空の筒体である。【選択図】図3

Description

本考案は、中空の筒体に関し、より詳細には、該筒体の一端の開口と他端の開口とを結ぶ線である接合線に沿って一対の縁部が接合される板状部材により形成される中空の筒体に関する。
筒体の一端の開口と他端の開口とを結ぶ線である接合線に沿って一対の縁部が接合される板状部材により形成される中空の筒体は、種々の分野に用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、「コスト低減、強度向上および廃棄処理の容易化を可能とした紙製容器を提供する」(要約の目的)ためになされた「紙シート(8)を筒状に成形してなる筒本体(12)と、この筒本体(12)の一方開口部(12a)に固定される紙製の底蓋(16)と、該筒本体(12)の他方開口部(12b)に着脱自在に嵌合される紙製の上蓋(13)とからなる容器であって、前記底蓋(16)は、前記筒本体(12)の一方開口部(12a) に内嵌し得る外部輪郭に設定した所要厚みの底板(18)と、この底板(18)より大きな外部輪郭を有して該底板(18)の外面に貼合わされる外板(17) とからなり、前記上蓋(13)は、前記筒本体(12)の他方開口部(12b)に内嵌し得る外部輪郭に設定した所要厚みの蓋板(15)と、この蓋板(15) より大きな外部輪郭を有して該蓋板(15)の外面に貼合わされる外板(14)とからなり、前記底蓋(16)は底板(18)を前記筒本体(12)の一方開口部(12a)に内嵌して接着すると共に、前記上蓋(13)は蓋板(15)を前記筒本体(12)の他方開口部(12b)に着脱可能に内嵌するよう構成したことを特徴とする紙製容器」(特許文献1、請求項1)が開示されている。このような特許文献1に記載の紙製容器は、「容器の本体,上蓋および底蓋を全て紙を材質として構成したことにより、使用後における廃棄処理の容易化が可能となる。そして上蓋および底蓋は、所要厚みの紙シートから打抜き加工や押抜き加工により製造する成形品とし得るので、加工コストの低減および強度の向上をはかることができる。更に、上蓋および底蓋を様々な形状に成形し得るので、各種形状の紙製容器を大量生産し得る等の有益な利点を有する。」(特許文献1、段落番号0016)という効果を奏する。
特開平8−217052号公報(例えば、要約、請求項1、段落番号0006〜0012、0016、第1図〜第3図等)
特許文献1に記載の紙製容器は、「紙シート8の両端部を接着剤や両面テープ等で貼合わせることにより、略円筒形の筒本体12」(特許文献1、段落番号0008)が形成され、筒本体12は一方には開口部12a及び他方には開口部12bを有している(特許文献1、段落番号0008〜0012、第1図〜第3図等参照)。即ち、特許文献1の筒本体12は、当該筒体(筒本体12)の一端の開口(開口部12a)と他端の開口(開口部12b)とを結ぶ線である接合線に沿って一対の縁部が接合される板状部材(紙シート8)により形成される中空の筒体である。
このような筒体(筒本体12)は、筒体(筒本体12)の外面を形成するように板状部材(紙シート8)を湾曲させてなるが、このような筒体(筒本体12)を形成する湾曲した板状部材(紙シート8)は強度が高くないことから、そのままでは用途が制限されたり、強度向上のために別個の補強部材を要するといった問題があった。
そこで、本考案では、筒体の一端の開口と他端の開口とを結ぶ線である接合線に沿って一対の縁部が接合される板状部材により形成され、高い強度を有する中空の筒体を提供することを目的とする。
本考案の中空の筒体(以下、「本筒体」という。)は、当該筒体の一端の開口と他端の開口とを結ぶ線である接合線に沿って一対の縁部が接合される板状部材により形成される中空の筒体であって、一対の縁部のうち一方の縁部に沿った折返し線に沿って板状部材が内部方向に折り返されることで、筒体の内部方向に突出するように形成される一方の折返し部分と、一対の縁部のうち他方の縁部に沿った折返し線に沿って板状部材が内部方向に折り返されることで、筒体の内部方向に突出するように形成される他方の折返し部分と、を備えてなり、板状部材が有する両主表面のうち筒体の外面に連続する面が互いに面するよう両方の折返し部分が互いに固定されるものである、中空の筒体である。
本筒体は、特許文献1の筒本体12と同様、当該筒体の一端の開口と他端の開口とを結ぶ線である接合線に沿って一対の縁部が接合される板状部材により形成される中空の筒体である。なお、ここに中空の筒体とは、一端の開口と他端の開口とを内部空間によって連通させるものであり、円筒、楕円筒、半円筒、半楕円筒、角筒(三角筒、四角筒、五角筒、六角筒・・・・のようなn角筒(但しnは3以上の整数))等を例示することができる。
本筒体は、一方の折返し部分と他方の折返し部分とを備えている。一方の折返し部分は、一対の縁部(板状部材が接合される一対の縁部)のうち一方の縁部に沿った折返し線に沿って板状部材が内部方向(筒体の内部空間方向)に折り返されることで、筒体の内部方向に突出するように形成される。同様に、他方の折返し部分は、一対の縁部(板状部材が接合される一対の縁部)のうち他方の縁部に沿った折返し線に沿って板状部材が内部方向(筒体の内部空間方向)に折り返されることで、筒体の内部方向に突出するように形成される。
そして、本筒体は、一方の折返し部分と他方の折返し部分とが互いに固定されるが、一方の折返し部分が有する両表面のうち筒体の外面に連続する面(一方の折返し部分に連続する板状部材が有する両主表面(筒体の外面を形成する主表面と筒体の内面を形成する主表面)のうち、筒体の外面を形成する主表面に連続する面)と、他方の折返し部分が有する両表面のうち筒体の外面に連続する面(他方の折返し部分に連続する板状部材が有する両主表面(筒体の外面を形成する主表面と筒体の内面を形成する主表面)のうち、筒体の外面を形成する主表面に連続する面)と、が互いに面するよう両方の折返し部分が互いに固定される。
このように板状部材が有する両主表面のうち筒体の外面に連続する面が互いに面するよう両方の折返し部分が互いに固定されることで、互いに固定された両方の折返し部分が、筒体の一端の開口と他端の開口とを結ぶ線である接合線に沿った筒体の内部方向に突出する補強リブとして機能するので、高い強度を有する中空の筒体とすることができる。
前記板状部材が複数の板材を含んでなり、該複数の板材同士間のいずれもが前記一対の縁部によって接合されるものであってもよい。
こうすることで本筒体を形成する板状部材が複数の板材を含み、該複数の板材同士間のいずれもが前記一対の縁部によって接合されるので、筒体の内部方向に突出し補強リブとして機能する互いに固定される両方の折返し部分(前記一対の縁部に沿って形成される)が、該複数の板材同士間のいずれにも形成され、本筒体をさらに高い強度を有するものとすることができる。
前記筒体の外面が回転面を略なし、該回転面の軸を含む平面に沿って前記一対の縁部が接合されるもの(以下、「回転面本筒体」という。)であってもよい。
こうすることで筒体の外面が形成する回転面の軸を含む平面に沿って、補強リブとして機能する互いに固定される両方の折返し部分(前記一対の縁部に沿って形成される)が形成されるので、該軸方向に沿った力(例えば、本筒体を該軸方向に向かって圧縮する力)や筒体の外面を内側に向かって押す力等に対し強度の高い中空の筒体とすることができる。
回転面本筒体の場合、前記一対の縁部を複数有し、該複数の一対の縁部のうち少なくとも2が前記軸に対して線対称に略存するものであってもよい。
こうすることで補強リブとして機能する互いに固定される両方の折返し部分(前記一対の縁部に沿って形成される)のうち少なくとも2が回転面の軸に対して線対称に略形成されるので、筒体の外面が形成する回転面の軸に対してバランス良く高い強度を有する中空の筒体とすることができる。
本筒体においては、前記一対の縁部を複数有し、該複数の一対の縁部のうち少なくとも2の接合線が互いに平行な線分に略沿っており、該平行な線分を含む平面が前記筒体の重心を略通過するものであってもよい。
こうすることで補強リブとして機能する互いに固定される両方の折返し部分(前記一対の縁部に沿って形成される)のうち少なくとも2の接合線が互いに平行な線分に略沿っており、該平行な線分を含む平面が前記筒体の重心を略通過するので、筒体の重心を略通過する平面において該重心の両側に該両方の折返し部分が形成され、バランス良く高い強度を有する中空の筒体とすることができる。
本筒体においては、接合された前記一対の縁部の近傍に設けられた前記筒体を支持する支持部を、さらに備えるもの(以下、「支持部保有本筒体」という。)であってもよい。
こうすることで本筒体を支持することで支持部に加わる力を、補強リブとして機能する互いに固定される両方の折返し部分(前記一対の縁部に沿って形成される)が支えることができるので、支持部に加わる力によって板状部材が変形や破損等することを防止又は減少させることができる。なお、支持部を前記一対の縁部の近傍に設けることは、支持部によって支持した本筒体に加える力を増加させた際に、支持部が近傍に設けられた前記一対の縁部に沿って形成された両方の折返し部分の少なくとも一部が破損するようにすればよい。
支持部保有本筒体の場合、前記支持部が前記一対の縁部に沿って複数設けられるものであってもよい。
補強リブとして機能する互いに固定される両方の折返し部分は、前記一対の縁部に沿って形成されるので、本筒体を支持する支持部を前記一対の縁部に沿って複数設けることで、十分な強度で本筒体を支持することができる。
本筒体においては、前記筒体の内面及び/又は外面を巡るように取り付けられ前記筒体の形状を保持する補強部材を、さらに備えるもの(以下、「補強部材保有本筒体」という。)であってもよい。
中空の筒体は、筒体の外面が内側に向かって押しつぶされることがあり、筒体の内面及び/又は外面を巡るように取り付けられ筒体の形状を保持する補強部材を備えるようにすれば、このように筒体がつぶれることを防止又は減少させることができる。
補強部材保有本筒体の場合、前記補強部材が、筒体の両開口の少なくともいずれかを巡るように取り付けられるものであってもよい。
中空の筒体においては、筒体の開口を規定する板状部材の端部が弱いことから、この端部に補強部材を取り付けることで、筒体がつぶれることを防止又は減少させることに加え、筒体の開口を規定する板状部材の端部を保護することができる。
本筒体においては、前記筒体の両開口の少なくともいずれかを塞ぐように取り付けられた蓋部材を、さらに備えるものであってもよい。
こうすることで蓋部材が本筒体の両開口の少なくともいずれかを塞ぐように取り付けられるので、本筒体の内部空間と外部空間とを仕切ることで、本筒体を様々な用途に用いることができる。
本筒体においては、前記板状部材が紙によって形成されるものであってもよい。紙はリサイクル使用が容易であり軽量でもあることから、中空の筒体を形成する板状部材として使用されることがあるが(例えば、特許文献1)、強度が不足するとして用途が制限されることもあった。本筒体においては、このような紙の利点を生かしつつ強度を向上させることができるので、紙により形成された中空の筒体をより幅広い目的に用いることができる。
本筒体は、筒体の外面に広告及び/又は宣伝が表示される広告宣伝表示体であってもよい。
外面に広告及び/又は宣伝が表示される広告宣伝表示体としては、気体を封入する袋体の表面に広告表示部を形成した宣伝用袋体(例えば、実用新案登録第3083632号)が知られているが、このような宣伝用袋体は気体が抜けることでしぼむ問題があり、定期的に気体を注入することを要していた。これに対し本筒体の外面に広告及び/又は宣伝を表示した広告宣伝表示体は、十分な強度を有すると共に、時間経過に伴って特別な作業(例えば、気体の注入等)を要することもなく、便利に使用できる。
一例の本考案の中空の筒体(本筒体)を示す正面図である。 本筒体の平面図である。 図1のA−A断面図である。 図3の円B中の拡大図である。 図3の円C中の拡大図である。 図1のD−D断面図である。 図6の円E中の拡大図である。 第1板材及び第2板材を示す図である。
本考案の実施の形態を図面を参照して詳述するが、本考案はこれに限定されるものではない。
図1は、一例の本考案の中空の筒体(本筒体)11を示す正面図であり、図2は本筒体11の平面図(図1中、矢印F方向から見たところを示す。)であり、図3は図1のA−A断面図であり、図4は図3の円B中の拡大図であり、図5は図3の円C中の拡大図であり、図6は図1のD−D断面図であり、図7は図6の円E中の拡大図であり、そして図8は後述する第1板材21及び第2板材31を示す図である(第1板材21と第2板材31とは同じ形状及び寸法の同一物である。なお、図8においては、図1乃至図7に示されるように折り曲げや湾曲させられる前の第1板材21と第2板材31とを示している。)。図1乃至図8を参照して、本筒体11について説明する。
本筒体11は、大まかには、第1板材21と、第2板材31と、第1板材21及び第2板材31により形成された直円柱の側面に略沿った筒体の両開口13a、13bを塞ぐ第1キャップ51及び第2キャップ61と、を含んでなる。
第1板材21と第2板材31とは同一物であるので、図8を参照しつつ詳しく説明する。なお、図8においては、第1板材21についての参照番号の後に、第2板材31の参照番号をかっこ内に記載している。また、図8は、後述の一主表面23、33に対して垂直方向から見たところを示しており、図1乃至図7に示されるように本筒体11を構成する際に折り曲げや湾曲させられる前の状態(一主表面23、33が一平面に属する状態)を示している。
図8に示すように、第1板材21及び第2板材31は、長方形(縦寸法G1、横寸法G2)をした厚紙の四隅から小さな長方形(いずれも縦寸法F1、横寸法F2の同じ長方形)を切り欠いた主表面23、33を有する厚紙により形成されている。第1板材21及び第2板材31は、本体部25、35(縦寸法G1、横寸法(G2−2×F2)の長方形)と、本体部25、35に連なる一方の折返し部分27、37(縦寸法(G1−2×F1)、横寸法F2の長方形)と、本体部25、35に連なる他方の折返し部分29、39(縦寸法(G1−2×F1)、横寸法F2の長方形)と、を有してなる。本体部25、35と一方の折返し部分27、37との間は折返し線26、36(点線部分)が型押しにより形成されると共に、本体部25、35と他方の折返し部分29、39との間は折返し線28、38(点線部分)が型押しにより形成されている。折返し線28、38から(本体部25、35から離れる方向に)突出するよう一対の舌部24a、24b、34a、34bが切り抜かれており、さらに舌部24a、34aの中心部分には円形の穴24ah、34ahが穿設されると共に舌部24b、34bの中心部分には円形の穴24bh、34bhが穿設されている。なお、主表面23、33いずれも、主表面23、33上に存する仮想上の直線Mに対して線対称に略形成されている。
このような第1板材21の本体部25が直円柱の側面(該直円柱の軸を含む平面で側面を2の部分に切断した一方の部分。なお、該平面に折返し線26、28が略存する。)に沿った形状になるように湾曲させ、一方の折返し部分27を本体部25に対して折返し線26に沿って折返すと共に、他方の折返し部分29を本体部25に対して折返し線28に沿って折返す(両折返し部分27、29はいずれも該直円柱の内部方向に折り返す。)。
同様に、第2板材31の本体部35が該直円柱の側面(該直円柱の軸を含む該平面で側面を2の部分に切断した他方の部分。なお、該平面に折返し線36、38が略存する。)に沿った形状になるように湾曲させ、一方の折返し部分37を本体部35に対して折返し線36に沿って折返すと共に、他方の折返し部分39を本体部35に対して折返し線38に沿って折返す(両折返し部分37、39はいずれも該直円柱の内部方向に折り返す。)。
そして、本体部25と本体部35とで該直円柱の側面に沿った筒体が形成されると共に、舌部24aと舌部34bとが重なり、そして舌部24bと舌部34aとが重なるように第1板材21と第2板材31とを固定する。第1板材21と第2板材31との固定は、一方の折返し部分27と一方の折返し部分37との間を接着剤71にて接着すると共に、他方の折返し部分29と他方の折返し部分39との間を接着剤71にて接着することにより行う(特に、図4及び図5参照)。なお、ここでは接着剤71を用いて互いの折返し部分を固定したが、これに限定されるものでないことは言うに及ばず、例えば、粘着テープ(両面テープを含む)を用いてもよい。
このようにして本体部25と本体部35とで形成された直円柱の側面に沿った筒体の両開口13a、13bには、それを塞ぐ第1キャップ51及び第2キャップ61が取り付けられている。第1キャップ51及び第2キャップ61のいずれも同じものを用いており、いずれも合成樹脂により一体に形成されている。
第1キャップ51及び第2キャップ61は、主表面が円形を略したキャップ本体部53、63と、本体部25、35の内周面を巡るようにキャップ本体部53、63の外周縁に連なる内側フランジ部55、65と、本体部25、35の外周面を巡る外側フランジ部57、67と、内側フランジ部55、65と外側フランジ部57、67とを連結する連結部59、69と、を有してなり、前述のようにいずれも合成樹脂により一体にほぼ回転体形状になるように形成されている(特に、図6及び図7参照)。
このような第1キャップ51及び第2キャップ61を、本体部25と本体部35とで形成される筒体の両開口13a、13bに嵌着することで、本筒体11が完成される。
このように本筒体11は、第1板材21と第2板材31と第1キャップ51と第2キャップ61とを含んでなり、第1板材21の折返し線28と第2板材31の折返し線38とが直線Jに沿ってほぼ平行に隣接するよう他方の折返し部分29と他方の折返し部分39との間が接着剤71により接着されると共に、第1板材21の折返し線26と第2板材31の折返し線36とが直線Kに沿ってほぼ平行に隣接するよう一方の折返し部分27と一方の折返し部分37との間が接着剤71により接着されている。このように互いに固定された第1板材21と第2板材31との本体部25及び本体部35によって直円柱の側面に沿った形状を有する中空の筒体が形成されており、その筒体の両開口13a、13bにはそれを塞ぐ第1キャップ51及び第2キャップ61が取り付けられている。そして、互いに重なった舌部24a及び舌部34bは、それらが有し連通する穴24ah、34bhに紐等のような線材を係合させ、本筒体11を支持するために用いることができる。同様に、互いに重なった舌部24b及び舌部34aは、それらが有し連通する穴24bh、34ahに紐等のような線材を係合させ、本筒体11を支持するために用いることができる。
また、接合線(直線J、直線K)を含み、筒体11の外面に接する平面P(図4及び図5を参照)に対し、互いに固定された両方の折返し部分(29、39)、(27、37)がなす角度Q(0〜90度)は、90度に近い方が補強リブとして有効に機能するので、好ましくは30〜90度であり、より好ましくは45〜90度であり、最も好ましくは60〜90度である。
そして、ここでは本筒体11の外面には広告に関する文言や画像(図示せず)が表示され、本筒体11は広告宣伝表示体として機能する。
以上説明したように本筒体11は、当該筒体11の一端の開口13aと他端の開口13bとを結ぶ線である接合線(直線J)に沿って一対の縁部(第1板材21の折返し線28により形成される縁部と、第2板材31の折返し線38により形成される縁部)が接合される板状部材(ここでは第1板材21と第2板材31とを含む)により形成される中空の筒体であって、一対の縁部(折返し線28により形成される縁部、折返し線38により形成される縁部)のうち一方の縁部(折返し線28により形成される縁部)に沿った折返し線28に沿って板状部材(ここでは第1板材21)が内部方向に折り返されることで、筒体11の内部方向に突出するように形成される一方の折返し部分29と、一対の縁部(折返し線28により形成される縁部、折返し線38により形成される縁部)のうち他方の縁部(折返し線38により形成される縁部)に沿った折返し線38に沿って板状部材(ここでは第2板材31)が内部方向に折り返されることで、筒体11の内部方向に突出するように形成される他方の折返し部分39と、を備えてなり、板状部材(第1板材21と第2板材31)が有する両主表面のうち筒体11の外面に連続する面23、33が互いに面するよう両方の折返し部分29、39が互いに固定されるものである、中空の筒体である。
また、本筒体11は、当該筒体11の一端の開口13aと他端の開口13bとを結ぶ線である接合線(直線K)に沿って一対の縁部(第1板材21の折返し線26により形成される縁部と、第2板材31の折返し線36により形成される縁部)が接合される板状部材(ここでは第1板材21と第2板材31とを含む)により形成される中空の筒体であって、一対の縁部(折返し線26により形成される縁部、折返し線36により形成される縁部)のうち一方の縁部(折返し線26により形成される縁部)に沿った折返し線26に沿って板状部材(ここでは第1板材21)が内部方向に折り返されることで、筒体11の内部方向に突出するように形成される一方の折返し部分27と、一対の縁部(折返し線26により形成される縁部、折返し線36により形成される縁部)のうち他方の縁部(折返し線36により形成される縁部)に沿った折返し線36に沿って板状部材(ここでは第2板材31)が内部方向に折り返されることで、筒体11の内部方向に突出するように形成される他方の折返し部分37と、を備えてなり、板状部材(第1板材21と第2板材31)が有する両主表面のうち筒体11の外面に連続する面23、33が互いに面するよう両方の折返し部分27、37が互いに固定されるものである、中空の筒体である。
本筒体11においては、前記板状部材が複数の板材(第1板材21と第2板材31とを含む)を含んでなり、該複数の板材(第1板材21と第2板材31)同士間のいずれもが前記一対の縁部(折返し線28により形成される縁部と折返し線38により形成される縁部、折返し線26により形成される縁部と折返し線36により形成される縁部)によって接合されるものである。
本筒体11においては、前記筒体11の外面が回転面(ここでは本体部25及び本体部35によって形成される直円柱の側面)を略なし、該回転面(本体部25及び本体部35による直円柱の側面)の軸を含む平面(直線J及び直線Kのいずれも該平面に略属する)に沿って前記一対の縁部が接合されるものである。
本筒体11においては、前記一対の縁部を複数有し(折返し線28により形成される縁部と折返し線38により形成される縁部とによる前記一対の縁部と、折返し線26により形成される縁部と折返し線36により形成される縁部とによる前記一対の縁部と、の2つを有する。)、該複数の一対の縁部のうち少なくとも2(ここでは折返し線28により形成される縁部と折返し線38により形成される縁部とによる前記一対の縁部と、折返し線26により形成される縁部と折返し線36により形成される縁部とによる前記一対の縁部と、の2つ)が前記軸(該回転面(本体部25及び本体部35による直円柱の側面)の軸)に対して線対称に略存するものである。
本筒体11においては、前記一対の縁部を複数有し(折返し線28により形成される縁部と折返し線38により形成される縁部とによる前記一対の縁部と、折返し線26により形成される縁部と折返し線36により形成される縁部とによる前記一対の縁部と、の2つを有する。)、該複数の一対の縁部のうち少なくとも2(ここでは折返し線28により形成される縁部と折返し線38により形成される縁部とによる前記一対の縁部と、折返し線26により形成される縁部と折返し線36により形成される縁部とによる前記一対の縁部と、の2つ)の接合線(直線J及び直線K)が互いに平行な線分に略沿っており、該平行な線分を含む平面が前記筒体11の重心を略通過するものである。
本筒体11においては、接合された前記一対の縁部(ここでは第1板材21の折返し線28により形成される縁部と、第2板材31の折返し線38により形成される縁部)の近傍に設けられた前記筒体11を支持する支持部(ここでは舌部24a、24b、34a、34bが該当する)を、さらに備えるものである。
そして前記支持部たる舌部24a、24b、34a、34bが前記一対の縁部(第1板材21の折返し線28により形成される縁部、第2板材31の折返し線38により形成される縁部)に沿って複数設けられるものである。
本筒体11においては、前記筒体11の内面及び/又は外面を巡るように取り付けられ前記筒体11の形状を保持する補強部材(第1キャップ51及び第2キャップ61)を、さらに備えるものである(なお、キャップ51、61の内側フランジ部55、65は本筒体11の内面を巡るように取り付けられ、外側フランジ部57、67は本筒体11の外面を巡るように取り付けられるので、キャップ51、61はいずれも本筒体11の内面及び外面を巡るように取り付けられ本筒体11の形状を保持する。)。
そして、本筒体11においては、前記補強部材(第1キャップ51及び第2キャップ61)が、筒体11の両開口13a、13bの少なくともいずれか(ここでは両開口13a、13bの両方)を巡るように取り付けられるものである。
本筒体11においては、前記筒体11の両開口13a、13bの少なくともいずれか(ここでは両開口13a、13bの両方)を塞ぐように取り付けられた蓋部材(第1キャップ51及び第2キャップ61)を、さらに備えるものである。
本筒体11においては、前記板状部材(第1板材21と第2板材31とのいずれも厚紙により形成されている。)が紙によって形成されるものである。
本筒体11は、筒体11の外面に広告及び/又は宣伝(ここでは図示を省略している。)が表示される広告宣伝表示体である。
11 本筒体
13a、13b 開口
21 第1板材
23 主表面
24a、24b 舌部
24ah、24bh 穴
25 本体部
26、28 折返し線
27、29 折返し部分
31 第2板材
33 主表面
34a、34b 舌部
34ah、34bh 穴
35 本体部
36、38 折返し線
37、39 折返し部分
51 第1キャップ
53 キャップ本体部
55 内側フランジ部
57 外側フランジ部
59 連結部
61 第2キャップ
63 キャップ本体部
65 内側フランジ部
67 外側フランジ部
69 連結部
71 接着剤

Claims (12)

  1. 当該筒体の一端の開口と他端の開口とを結ぶ線である接合線に沿って一対の縁部が接合される板状部材により形成される中空の筒体であって、
    一対の縁部のうち一方の縁部に沿った折返し線に沿って板状部材が内部方向に折り返されることで、筒体の内部方向に突出するように形成される一方の折返し部分と、
    一対の縁部のうち他方の縁部に沿った折返し線に沿って板状部材が内部方向に折り返されることで、筒体の内部方向に突出するように形成される他方の折返し部分と、
    を備えてなり、
    板状部材が有する両主表面のうち筒体の外面に連続する面が互いに面するよう両方の折返し部分が互いに固定されるものである、中空の筒体。
  2. 前記板状部材が複数の板材を含んでなり、
    該複数の板材同士間のいずれもが前記一対の縁部によって接合されるものである、請求項1に記載の中空の筒体。
  3. 前記筒体の外面が回転面を略なし、該回転面の軸を含む平面に沿って前記一対の縁部が接合されるものである、請求項1又は2に記載の中空の筒体。
  4. 前記一対の縁部を複数有し、
    該複数の一対の縁部のうち少なくとも2が前記軸に対して線対称に略存するものである、請求項3に記載の中空の筒体。
  5. 前記一対の縁部を複数有し、
    該複数の一対の縁部のうち少なくとも2の接合線が互いに平行な線分に略沿っており、該平行な線分を含む平面が前記筒体の重心を略通過するものである、請求項1乃至4のいずれか1に記載の中空の筒体。
  6. 接合された前記一対の縁部の近傍に設けられた前記筒体を支持する支持部を、さらに備えるものである、請求項1乃至5のいずれか1に記載の中空の筒体。
  7. 前記支持部が前記一対の縁部に沿って複数設けられるものである、請求項6に記載の中空の筒体。
  8. 前記筒体の内面及び/又は外面を巡るように取り付けられ前記筒体の形状を保持する補強部材を、さらに備えるものである、請求項1乃至7のいずれか1に記載の中空の筒体。
  9. 前記補強部材が、筒体の両開口の少なくともいずれかを巡るように取り付けられるものである、請求項8に記載の中空の筒体。
  10. 前記筒体の両開口の少なくともいずれかを塞ぐように取り付けられた蓋部材を、さらに備えるものである、請求項1乃至9のいずれか1に記載の中空の筒体。
  11. 前記板状部材が紙によって形成されるものである、請求項1乃至10のいずれか1に記載の中空の筒体。
  12. 筒体の外面に広告及び/又は宣伝が表示される広告宣伝表示体である、請求項1乃至11のいずれか1に記載の中空の筒体。
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