JP2009067210A - 車両用回転椅子 - Google Patents

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Naoyuki Okuda
直之 奥田
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Abstract

【課題】前後の背凭れを、必ずしも両者同時に起立状態にしなくとも、転向操作時に干渉することなく円滑に転向しうるようにした車両用回転椅子を提供する。
【解決手段】脚台2上に、回転装置3を介して回転可能に取り付けた座体4の背後に、起立状態からリクライニング状態に傾倒回動可能に枢支された背凭れ5,6を有する。座体4における背凭れ5,6の左右方向の外側端縁5aと内側端縁6aとの少なくとも一方の上半部分を、座体4の回転中心軸Oに向けて内方に傾斜する非干渉傾斜部7,8とし、座体4の転向操作に際し、転向側座体4の背凭れ5,6が、前後に隣り合う座体4の背凭れ5,6と干渉しないようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば鉄道車両等の客室内に、車両の進行方向あるいはその逆向きのそれぞれの使用位置に自在に転向可能に設置される車両用回転椅子に関する。
従来の車両用回転椅子としては、例えば車幅方向の左右に1人用の座部を連設した2人掛けの座体を、脚台上に回転装置を介して回転可能に取り付けるとともに、座体の背後に、背凭れを、起立状態からリクライニング状態に傾倒回動可能に枢支して、座体を、車両の進行方向と、車両の進行方向とは逆向きのそれぞれの使用位置において固定する回転止め装置を解除して、背凭れの起立状態において、座体の転向操作を可能にしたものが公知である(特許文献1参照)。
しかし、前記回転椅子は、椅子の設置数を増やすために、椅子の転向操作時に、前後の背凭れが、共に起立状態を維持していることが必要であり、背凭れが起立状態でなければ、座体の回転ができないようになっている。
特開平6−32159号公報
本発明は、前記の現状に鑑み、前後の背凭れを、必ずしも両者同時に起立状態にしなくとも、転向操作時に干渉することなく円滑に転向しうるようにした車両用回転椅子を提供することを目的とする。
上記課題は「特許請求の範囲」の欄における各請求項に記載するように、次のような構成からなる発明によって解決される。
(1) 車両の客室内に、進行方向に複数列配置されるとともに、脚台上に回転装置を介して回転可能に取り付けられた座体と、この座体の背後に、起立状態からリクライニング状態に傾倒回動可能に枢支された背凭れと、前記座体を、車両の進行方向と、車両の進行方向とは逆向きのそれぞれの使用位置において固定する回転止め装置とを有し、この回転止め装置を解除して前記座体の転向操作を可能とした車両用回転椅子において、座体における背凭れの左右方向の外側端縁と内側端縁との少なくとも一方の上半部分を、座体の回転中心軸に向けて内方に傾斜する非干渉傾斜部とし、座体の転向操作に際し、転向側の座体の背凭れが、前後に隣り合う座体の背凭れと干渉しないようにする。
(2) 上記(1)項において、座体を、1人用の座部を左右方向に複数連設して形成するとともに、各座部に背凭れを設け、これら左右方向に連設された複数の各背凭れにおける外側または内側の端縁のうち、最も外側または内側に位置する端縁の少なくとも一方の上半部分を、非干渉傾斜部とする。
(3) 上記(1)項または(2)項において、非干渉傾斜部を、座体の回転中心軸に向けて内方に漸次傾斜する弧状に形成する。
(4) 上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、転向側の座体の背凭れを起立状態とし、前後に隣り合う座体の背凭れをフルリクライニング状態に維持させて座体の転向操作を行った場合に、転向側の座体の背凭れが、前後に隣り合う座体の背凭れと干渉しないようにする。
本発明によると、次のような効果が奏せられる。
請求項1記載の発明によると、座体における背凭れの左右方向の外側端縁と内側端縁との少なくとも一方の上半部分を、座体の回転中心軸に向けて内方に傾斜する非干渉傾斜部とし、座体の転向操作に際し、転向側の座体の背凭れが、前後に隣り合う座体の背凭れと干渉しないようにしてあるため、前後の背凭れを、必ずしも両者同時に起立状態にしなくとも、転向操作時に干渉することなく円滑に転向することができる。
また、前記非干渉傾斜部を設けることにより、前後の椅子の間隔を小さくして、可及的に設置する椅子の個数を多くすることができる。
請求項2記載の発明によると、1人用の座部を左右方向に連設して形成するとともに、各座部に背凭れを設け、これら左右方向に連設された複数の各背凭れにおける外側または内側の端縁のうち、最も外側または内側に位置する端縁の少なくとも一方の上半部分を、非干渉傾斜部としてあるため、複数の座部を左右方向に連設してなる座体であっても、前記請求項1と同様の効果を奏する。
請求項3記載の発明によると、非干渉傾斜部を、座体の回転中心軸に向けて内方に漸次傾斜する弧状に形成してあるため、座体の転向操作時に干渉を生じないとともに、意匠的効果を高めることができる。
請求項4記載の発明によると、転向側の座体の背凭れを起立状態とし、前後に隣り合う座体の背凭れをフルリクライニング状態に維持させて座体の転向操作を行った場合に、転向側の座体の背凭れが、前後に隣り合う座体の背凭れと干渉しないようにしているため、前後に隣り合う座体を使用している客の邪魔にならないように、転向操作を行うことができる。
以下、本発明を添附図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態における車両用回転椅子を備えた客室内の正面視要部縦断面図、図2は、図1のII−II線矢視方向から見た、前方の回転椅子の背凭れがフルリクライニング状態で、後方の回転椅子の背凭れが起立状態の側面図、図3は、同じく、平面図、図4は、後方の回転椅子の転向途上における平面図、図5は、同じく、側面図、図6は、後方の回転椅子の転向状態を示す側面図である。
図1から図3に示すように、本発明の車両用回転椅子1は、客室A内に、中央通路Bを挟んで車幅方向の左右に並設されるとともに、車両の進行方向に沿う前後方向に所望の間隔をもって複数列配置されている。
回転椅子1は、客室A内の床面L上に設置した脚台2と、この脚台2上に回転止め装置(図示せず)が内蔵された回転装置3を介して、回転可能に取り付けられ、かつ1人用の座部4a,4bを左右方向に連設して形成した座体4と、この座体4の左右方向に連設された各座部4a,4bの背後に、起立状態からリクライニング状態に傾倒回動可能にそれぞれ枢支された背凭5,6とをもって構成されている。
図1に示すように、座体4における左右に隣り合う背凭れ5,6のうち、中央通路Bから離れた最も外側における背凭れ5の外側端縁5aと、中央通路B側の最も内側における背凭れ6の内側端縁6aとは、正面視において左右対称をなすように、背凭れ5,6の上端側に向けて、少なくとも上半部分が座体4の回転中心軸Oに向けて内方に漸次傾斜する弧状に形成した非干渉傾斜部7,8となっている。
なお、本明細書における上半部とは、背凭れ5,6の上下方向の外側端縁5aまたは内側端縁6aの上下方向の長さのうち、転向操作の際に、前後に隣り合う座体4の背凭れ5,6との干渉を回避するに必要な外側端縁5aまたは内側端縁6aの上端近傍を指称し、必ずしも上下方向の2分の1に亘る上半部分のすべてを意味するものではない。
座体4は、回転装置3に内蔵された回転止め装置(図示せず)によって、車両の進行方向と、車両の進行方向とは逆向きのそれぞれの使用位置において、それぞれ固定されるとともに、背凭れ5,6の起立状態において、脚台2の中央通路B側の側面に設けたフットペダル9の踏み込みによって、回転止め装置を解除して、前方または後方に向けて回転させることにより、転向操作を可能にしている。
次に、図2および図3に示すように、互いに車両の進行方向の前方を向いて前後に隣り合う回転椅子1,1において、前方の回転椅子1の背凭れ5,6が、図2に想像線で示す起立状態から、実線で示すフルリクライニング状態に傾倒された状況下での後方の回転椅子1の転向操作を説明する。
まず、後方の回転椅子1の背凭れ5,6を起立状態にした後、後方の回転椅子1側のフットペダル7を踏み込んで、回転装置3に内蔵された回転止め装置(図示せず)による後方の回転椅子1のロック状態を解除する。
次いで、後方の回転椅子1を、例えば時計回りに回転させると、図4および図5に示すように、後方の回転椅子1における内側背凭れ6の内側端縁6aに形成した非干渉傾斜部8が、フルリクライニング状態にある前方の回転椅子1の背凭れ5,6の上端部を回避しうるように通り抜けて通過する。
これにより、前方の回転椅子1の背凭れ5,6がフルリクライニング状態であっても、後方の回転椅子1の転向操作において、後方の回転椅子1の背凭れ5,6が、前方の回転椅子1の背凭れ5,6に突き当たって干渉することがないため、図6に示すように、後方の回転椅子1を後方に向けて円滑に転向させることができる。
また、背凭れ5,6に非干渉傾斜部7,8を設けることにより、前後の椅子1、1の間隔を小さくして、可及的に設置する椅子の個数を多くすることができる。
本発明の一実施形態における車両用回転椅子を備えた客室内の正面視要部縦断面図である。 図1のII−II線矢視方向から見た、前方の回転椅子の背凭れがフルリクライニング状態で、後方の回転椅子の背凭れが起立状態の側面図である。 同じく、平面図である。 後方の回転椅子の転向途上における平面図である。 同じく、側面図である。 後方の回転椅子の転向状態を示す側面図である。
符号の説明
1 車両用回転椅子
2 脚台
3 回転装置
4 座体
4a 座部
4b 座部
5 背凭れ
5a 外側端縁
6 背凭れ
6a 内側端縁
7 非干渉傾斜部
8 非干渉傾斜部
9 フットペダル
A 客室
B 中央通路
L 床面
O 回転中心軸

Claims (4)

  1. 車両の客室内に、進行方向に複数列配置されるとともに、脚台上に回転装置を介して回転可能に取り付けられた座体と、この座体の背後に、起立状態からリクライニング状態に傾倒回動可能に枢支された背凭れと、前記座体を、車両の進行方向と、車両の進行方向とは逆向きのそれぞれの使用位置において固定する回転止め装置とを有し、この回転止め装置を解除して前記座体の転向操作を可能とした車両用回転椅子において、
    座体における背凭れの左右方向の外側端縁と内側端縁との少なくとも一方の上半部分を、座体の回転中心軸に向けて内方に傾斜する非干渉傾斜部とし、座体の転向操作に際し、転向側の座体の背凭れが、前後に隣り合う座体の背凭れと干渉しないようにしたことを特徴とする車両用回転椅子。
  2. 座体を、1人用の座部を左右方向に複数連設して形成するとともに、各座部に背凭れを設け、これら左右方向に連設された複数の各背凭れにおける外側または内側の端縁のうち、最も外側または内側に位置する端縁の少なくとも一方の上半部分を、非干渉傾斜部とした請求項1記載の車両用回転椅子。
  3. 非干渉傾斜部を、座体の回転中心軸に向けて内方に漸次傾斜する弧状に形成した請求項1または2記載の車両用回転椅子。
  4. 転向側の座体の背凭れを起立状態とし、前後に隣り合う座体の背凭れをフルリクライニング状態に維持させて座体の転向操作を行った場合に、転向側の座体の背凭れが、前後に隣り合う座体の背凭れと干渉しないようにした請求項1〜3のいずれかに記載の車両用回転椅子。
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