JP2018095062A - 座席 - Google Patents
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Abstract
【課題】座面部を立座り姿勢に対応した状態と座込み姿勢に対応した状態とに適切に切り換えられるようにすること。
【解決手段】着座者Pの腰掛けとなる座面部3を床面Fに対して回転により前側に倒し込んだり後側に跳ね上げたりすることのできる切換機構10を有する座席1である。切換機構10により、座面部3が、前側に倒し込まれてその上側に向けられる第1の支持面3Aを着座者Pが腰を落として座り込むことのできる低位置の状態にすると共にその前側に向けられる第2の支持面3Bを後下がり状に引いた引き込み面を形成する状態にする前倒し姿勢3Dと、前倒し姿勢3Dから後側に跳ね上げられて第2の支持面3Bを前倒し姿勢3Dにおける第1の支持面3Aよりも高い位置に引き上げると共に引き込み面により前下がり状に傾斜した上面を成して着座者Pが立ち姿勢で腰掛けることのできる高位置の状態にする跳ね上げ姿勢3Uとに切り換えられる。
【選択図】図5
【解決手段】着座者Pの腰掛けとなる座面部3を床面Fに対して回転により前側に倒し込んだり後側に跳ね上げたりすることのできる切換機構10を有する座席1である。切換機構10により、座面部3が、前側に倒し込まれてその上側に向けられる第1の支持面3Aを着座者Pが腰を落として座り込むことのできる低位置の状態にすると共にその前側に向けられる第2の支持面3Bを後下がり状に引いた引き込み面を形成する状態にする前倒し姿勢3Dと、前倒し姿勢3Dから後側に跳ね上げられて第2の支持面3Bを前倒し姿勢3Dにおける第1の支持面3Aよりも高い位置に引き上げると共に引き込み面により前下がり状に傾斜した上面を成して着座者Pが立ち姿勢で腰掛けることのできる高位置の状態にする跳ね上げ姿勢3Uとに切り換えられる。
【選択図】図5
Description
本発明は、座席に関する。詳しくは、着座者の腰掛けとなる座面部を有する座席に関する。
従来、産業車両等の乗物用に供されるシートとして、着座者を立ち姿勢で座らせることのできる立席型のものが知られている(特許文献1)。上記シートは、その着座者の臀部を支える座面部が、前下がり状に傾斜した形をした構成とされている。上記構成により、着座者が骨盤の角度を立ち姿勢時の角度に近付けた状態で座面部上に座ることができ、疲労感の少ない立座り姿勢を取ることができるようになっている。
上記従来技術では、座面部を着座者が腰を落として座り込めるように切り換えることができず、立座り姿勢でしか使用することができない。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、座面部を立座り姿勢に対応した状態と座込み姿勢に対応した状態とに適切に切り換えられるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の座席は次の手段をとる。
第1の発明は、着座者の腰掛けとなる座面部を有する座席であって、座面部を床面に対して回転により前側に倒し込んだり後側に跳ね上げたりすることのできる切換機構を有する。この切換機構により、座面部が、前側に倒し込まれてその上側に向けられる第1の支持面を着座者が腰を落として座り込むことのできる低位置の状態にすると共にその前側に向けられる第2の支持面を後下がり状に引いた引き込み面を形成する状態にする前倒し姿勢と、前倒し姿勢から後側に跳ね上げられて第2の支持面を前倒し姿勢における第1の支持面よりも高い位置に引き上げると共に引き込み面により前下がり状に傾斜した上面を成して着座者が立ち姿勢で腰掛けることのできる高位置の状態にする跳ね上げ姿勢と、に切り換えられる。
この第1の発明によれば、切換機構による座面部の姿勢切り換えにより、座面部を立座り姿勢に対応した状態と座込み姿勢に対応した状態とに適切に切り換えることができる。詳しくは、座面部が前倒し姿勢とされた時の後下がり状の前面を成す第2の支持面により、座面部が前倒し姿勢で使用される際の着座者の下腿部の後側への引き込みを可能にするスペースを形成することができると共に、座面部が跳ね上げ姿勢で使用される際の着座者の立座り姿勢での臀部の支持に適した前下がり状の傾斜した座面を合理的に形成することができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、次の構成とされているものである。切換機構が、座面部の跳ね上げ姿勢における前側への倒れ込みを規制可能なストッパを有する。ストッパが、座面部を跳ね上げ姿勢となる回転位置から下側へと落とし込む移動により座面部の前側への移動を前後方向の当接により係止させる引込み式の係止構造とされている。
この第2の発明によれば、座面部の前倒し姿勢時における前後長を長くしても、座面部を跳ね上げた時の前倒れ規制を行うストッパにより、第2の支持面の高さ位置が上がり過ぎないように合理的に下げることができる。
第3の発明は、上述した第2の発明において、次の構成とされているものである。切換機構が、座面部を床面上のベースに対して回転可能にピン連結するピン連結部と、ピン連結部とは別の位置で座面部とベースとを互いにピン連結部まわりの回転に伴って円弧状にスライドさせられるようにガイドした状態に連結するスライドピンと長孔との組み合わせから成るスライド連結部と、を有する。ストッパが、座面部をピン連結部まわりの回転によって跳ね上げ姿勢となる回転位置まで跳ね上げることによりピン連結部とスライド連結部との各々のピンをそれぞれ下側へと延びる引込み孔内に引き込んで座面部の前側への倒れ込みを規制する構成とされている。
この第3の発明によれば、座面部の移動ガイドをするピン連結部とスライド連結部との各々のピンを跳ね上げ姿勢となる回転位置でそれぞれ引込み孔内に引き込む簡素な構成により、ストッパを持つ切換機構を具現化することができる。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
《座席1の概略構成について》
始めに、実施例1の座席1の構成について、図1〜図5を用いて説明する。なお、以下の説明において、前後上下左右等の各方向を示す場合には、各図中に示されたそれぞれの方向を指すものとする。本実施例の座席1は、図1に示すように、自動車のシートとして構成されており、着座者Pの背凭れとなる背凭れ面部2と、着座面となる座面部3と、を備えた構成とされている。
始めに、実施例1の座席1の構成について、図1〜図5を用いて説明する。なお、以下の説明において、前後上下左右等の各方向を示す場合には、各図中に示されたそれぞれの方向を指すものとする。本実施例の座席1は、図1に示すように、自動車のシートとして構成されており、着座者Pの背凭れとなる背凭れ面部2と、着座面となる座面部3と、を備えた構成とされている。
上述した背凭れ面部2は、その左右両サイドの下端部が、車両の床面F上に設置された左右一対のベース4に対して、それぞれ位置固定された状態に設けられている。上記背凭れ面部2は、その背凭れ面となる前面が、垂直よりも僅かに後傾した傾斜面を成す状態に設けられている。また、座面部3は、その左右両サイドの側面部が、上述した左右一対のベース4に対して、それぞれ前後方向に起倒回転することのできる状態に連結された状態とされている。具体的には、上述した座面部3は、その左右両サイドの側面部と各側のベース4との間に設けられた左右一対の構成を持つ切換機構10により、図1及び図3に示す前倒し姿勢3Dと、図2及び図4に示す跳ね上げ姿勢3Uと、の間で姿勢が切り換えられる構成とされている。
上述した座面部3は、上述した図1及び図3に示す前倒し姿勢3Dへと切り換えられることにより、着座者Pが腰を落とした座込み姿勢S1で座り込むことのできる低位置の状態となって保持されるようになっている。また、座面部3は、上述した図2及び図4に示す跳ね上げ姿勢3Uへと切り換えられることにより、着座者Pが立ち姿勢で腰掛ける立座り姿勢S2で腰掛けることのできる高位置の状態となって保持されるようになっている。上記立座り姿勢S2により、着座者Pが、骨盤の角度を立ち姿勢時の角度に近付けた疲労感の少ない姿勢を取ることができるようになっている。
詳しくは、上述した座面部3は、図1及び図3に示すように、側面視が横向きの略V字型となる1枚の折れ曲がり形状の板材によって形成されている。上記座面部3は、その前倒し姿勢3Dに切り換えられた状態では、その上側に面を向ける第1の支持面3Aが、着座者Pが腰を落として座り込むことのできる低い位置に略水平状の着座面を形成する状態とされるようになっている。また、上記座面部3は、その前側に面を向ける第2の支持面3Bが、後下がり状に引いた引き込み面を形成する状態とされるようになっている。上記引き込み状の面を成す第2の支持面3Bにより、着座者Pが座面部3上に座った際に、その下腿部を後側へと引き込むことのできるスペースが形成されるようになっている。
上述した座面部3は、上述した前倒し姿勢3Dから図2及び図4に示す跳ね上げ姿勢3Uへと切り換えられることにより、上述した第1の支持面3Aが、前倒し姿勢3Dの位置から90度以上後側に跳ね上げられて、上述した背凭れ面部2の前面に対向する位置まで近付けられるようになっている。そして、上記座面部3は、上述した引き込み状の面を成していた第2の支持面3Bが、上述した前倒し姿勢3Dにおける第1の支持面3Aよりも高い位置へと引き上げられて、前下がり状に傾斜した上面を成す状態へと切り換えられるようになっている。上記の切り換えにより、上述した高位置に跳ね上げられた前下がり状の第2の支持面3Bによって、着座者Pが立座り姿勢S2で腰掛けることのできる着座面が形成されるようになっている。
上記立座り姿勢S2時の着座面を成す第2の支持面3Bが前下がり状の面を成していることにより、同第2の支持面3Bが立座り姿勢S2をとる着座者Pの臀部に対して広く面を向けた状態となり、その前側の縁部が着座者Pの臀部に食い込むような張り出し形状を形成しにくくなる。したがって、上記座面部3に腰掛けた着座者Pが、異物感の少ない良好な座り心地で、骨盤の角度を立ち姿勢時の角度に近付けた疲労感の少ない立座り姿勢S2をとることができる。
上述した座面部3を図1及び図3に示す前倒し姿勢3Dと図2及び図4に示す跳ね上げ姿勢3Uとに切り換えられるようにする切換機構10は、具体的には次のような構成となっている。すなわち、上述した切換機構10は、図1及び図3に示すように、上述した座面部3の左右両サイドの側面部を各側のベース4に対して回転可能にピン連結するピン連結部11と、これらピン連結部11から前側に離れた位置で座面部3の左右両サイド部を各側のベース4に対して上述した各ピン連結部11まわりの回転をスライドにより逃がすことのできる状態に連結するスライド連結部12と、によって構成されている。また、上述した切換機構10は、上述した座面部3が跳ね上げ姿勢3Uに切り換えられた際の座面部3の前側への倒れ込みを規制することのできるストッパ10Aを有した構成とされている。
上述した各ピン連結部11は、上述した座面部3の両側面部からシート幅方向の外側に突出する丸棒状の連結ピン11Aと、各側のベース4に貫通形成された前下方向に斜めに真っ直ぐ延びる引込み孔11Bと、で構成されている。上述した各連結ピン11Aは、上述した各引込み孔11B内にシート幅方向の内側からそれぞれ差し込まれて、各引込み孔11B内でのみその延びる方向にスライドしたり軸回転したりすることができる構成とされている。
各スライド連結部12は、上述した座面部3の両側面部からシート幅方向の外側に突出する丸棒状のスライドピン12Aと、各側のベース4に貫通形成された略円弧状に湾曲した形で延びる長孔12Bと、で構成されている。上述した各スライドピン12Aは、上述した各長孔12B内にシート幅方向の内側からそれぞれ差し込まれて、各長孔12B内でのみその延びる方向にスライドしたり軸回転したりすることができる構成とされている。上述した各長孔12Bは、図3に示すように、上述した各連結ピン11Aが各引込み孔11B内の後上側の端部に位置する時の各連結ピン11Aを中心に描かれる円弧形状に湾曲したガイド孔12B1と、各ガイド孔12B1の後上側の端部から前下方向に真っ直ぐ引き込まれる形となって延びる引込み孔12B2と、を有した形状とされている。
上述した切換機構10は、上述した座面部3が前倒し姿勢3Dとされる状態時に、上述した各ピン連結部11の連結ピン11Aが各引込み孔11B内の後上側の端部に位置し、各スライド連結部12のスライドピン12Aが各長孔12B内のガイド孔12B1の前下側の端部に位置するように構成されている。このような構成とされていることにより、切換機構10は、上述した各ピン連結部11の連結ピン11Aが各引込み孔11B内の後上側の端部に当たる力と、各スライド連結部12のスライドピン12Aが各長孔12B内のガイド孔12B1の前下側の端部に当たる力と、によって、座面部3をその重力作用に抗して定位置に保持することができるようになっている。また、上述した座面部3は、その前倒し姿勢3Dの時には、各ベース4から前側に向かってアーム状に延び出す下支え部4Aによっても、各スライドピン12Aよりも前側の領域部が下側から支えられるようになっている。
上述した切換機構10は、上述した座面部3が前倒し姿勢3Dとなっている状態から、座面部3が使用者によって後側に持ち上げられるように操作されることにより、各スライド連結部12のスライドピン12Aが、各ピン連結部11の引込み孔11B内の後上側の端部に位置する各連結ピン11Aを中心に、各ガイド孔12B1の孔形状に沿って後上側へと移動する。その際、各ピン連結部11の回転中心を担う各連結ピン11Aは、座面部3が後側に持ち上げられるように操作される力の作用によって、各引込み孔11B内の後上側の端部に押し付けられた定位置の状態のまま保持されるようになっている。
そして、上記のように座面部3が後側に持ち上げられることにより、図4の仮想線で示す状態のように、各スライド連結部12のスライドピン12Aが各ガイド孔12B1内の後上側の端部に達して係止される。この状態では、座面部3を元の前倒し方向に戻すように操作することにより、座面部3が再び各ピン連結部11の連結ピン11Aを中心に前倒し方向に戻されてしまう。しかし、上記座面部3を後側に持ち上げた係止状態から、座面部3をそのまま重力方向に落とし込むように操作することにより、図4の実線で示す状態のように、各ピン連結部11の連結ピン11Aが各引込み孔11Bの孔形状に沿って前下方向に引き込まれると共に、各スライド連結部12のスライドピン12Aが各引込み孔12B2の孔形状に沿って前下方向に引き込まれる。
上記落とし込みにより、各ピン連結部11の連結ピン11Aが各引込み孔11Bの前下側の端部に達すると共に、各スライド連結部12のスライドピン12Aが各引込み孔12B2の前下側の端部に達する。これにより、上述した座面部3の重力方向への落とし込みが係止された状態となる。なお、上記座面部3の重力方向への落とし込みは、上述した連結ピン11A又はスライドピン12Aのいずれかが引込み孔11B又は引込み孔12B2の端部に達すれば係止されるため、このどちらかが行われるものであってもよい。上記落とし込みにより、各スライド連結部12のスライドピン12Aが、各ピン連結部11の連結ピン11Aを中心に前倒し方向に移動することが規制される状態となり、座面部3が上記跳ね上げられた姿勢位置に保持された状態となる。
詳しくは、上記座面部3は、上記後側に跳ね上げられた位置で重力方向に落とし込まれる際、各スライド連結部12の引込み孔12B2よりも各ピン連結部11の引込み孔11Bの方が前側に傾斜した形状とされていることから、僅かに後傾しながら第1の支持面3Aを背凭れ面部2の前面に略重ねる状態に沈み込まされるようになっている。上記構成により、座面部3を後側に係止される位置まで持ち上げる際に、座面部3が背凭れ面部2と干渉するおそれがなく、座面部3を上記後側に係止される位置から重力方向に落とし込む操作や落とし込んだ位置から引き上げる操作を、上記背凭れ面部2との干渉によって阻害されることなく円滑に行うことができるようになっている。
なお、上述した座面部3を上述した後側に持ち上げて重力方向に落とし込んだ跳ね上げ姿勢3Uから図3に示す元の前倒し姿勢3Dへと戻す操作は、上記とは逆の手順で座面部3を操作すればよい。このような簡便な操作により、座面部3を着座者Pが腰を落として座り込むことのできる低位置の前倒し姿勢3Dと、着座者Pが立ち姿勢で腰掛けることのできる高位置の跳ね上げ姿勢3Uと、に切り換えることができる(図5参照)。したがって、上記のように座面部3の姿勢を適度に切り換えて使用することで、着座者Pが一定姿勢で座り続けることによる血の巡りの悪化を適切に防止することができる。また、前下がり状に傾斜した着座面で立座り姿勢S2をとることができることにより、座り心地の良い立座り姿勢S2でふくらはぎの血行促進を良好に図ることができる。
《まとめ》
以上をまとめると、本実施例の座席1は次のような構成となっている。すなわち、着座者(着座者P)の腰掛けとなる座面部(座面部3)を有する座席(座席1)であって、座面部(座面部3)を床面(床面F)に対して回転により前側に倒し込んだり後側に跳ね上げたりすることのできる切換機構(切換機構10)を有する。この切換機構(切換機構10)により、座面部(座面部3)が、前側に倒し込まれてその上側に向けられる第1の支持面(第1の支持面3A)を着座者(着座者P)が腰を落として座り込む(座込み姿勢S1をとる)ことのできる低位置の状態にすると共にその前側に向けられる第2の支持面(第2の支持面3B)を後下がり状に引いた引き込み面を形成する状態にする前倒し姿勢(前倒し姿勢3D)と、前倒し姿勢(前倒し姿勢3D)から後側に跳ね上げられて第2の支持面(第2の支持面3B)を前倒し姿勢(前倒し姿勢3D)における第1の支持面(第1の支持面3A)よりも高い位置に引き上げると共に引き込み面により前下がり状に傾斜した上面を成して着座者(着座者P)が立ち姿勢で腰掛ける(立座り姿勢S2をとる)ことのできる高位置の状態にする跳ね上げ姿勢(跳ね上げ姿勢3U)と、に切り換えられる。
以上をまとめると、本実施例の座席1は次のような構成となっている。すなわち、着座者(着座者P)の腰掛けとなる座面部(座面部3)を有する座席(座席1)であって、座面部(座面部3)を床面(床面F)に対して回転により前側に倒し込んだり後側に跳ね上げたりすることのできる切換機構(切換機構10)を有する。この切換機構(切換機構10)により、座面部(座面部3)が、前側に倒し込まれてその上側に向けられる第1の支持面(第1の支持面3A)を着座者(着座者P)が腰を落として座り込む(座込み姿勢S1をとる)ことのできる低位置の状態にすると共にその前側に向けられる第2の支持面(第2の支持面3B)を後下がり状に引いた引き込み面を形成する状態にする前倒し姿勢(前倒し姿勢3D)と、前倒し姿勢(前倒し姿勢3D)から後側に跳ね上げられて第2の支持面(第2の支持面3B)を前倒し姿勢(前倒し姿勢3D)における第1の支持面(第1の支持面3A)よりも高い位置に引き上げると共に引き込み面により前下がり状に傾斜した上面を成して着座者(着座者P)が立ち姿勢で腰掛ける(立座り姿勢S2をとる)ことのできる高位置の状態にする跳ね上げ姿勢(跳ね上げ姿勢3U)と、に切り換えられる。
このように、切換機構(切換機構10)による座面部(座面部3)の姿勢切り換えにより、座面部(座面部3)を立座り姿勢(立座り姿勢S2)に対応した状態(跳ね上げ姿勢3U)と座込み姿勢(座込み姿勢S1)に対応した状態(前倒し姿勢3D)とに適切に切り換えることができる。詳しくは、座面部(座面部3)が前倒し姿勢(前倒し姿勢3D)とされた時の後下がり状の前面を成す第2の支持面(第2の支持面3B)により、座面部(座面部3)が前倒し姿勢(前倒し姿勢3D)で使用される際の着座者(着座者P)の下腿部の後側への引き込みを可能にするスペースを形成することができると共に、座面部(座面部3)が跳ね上げ姿勢(跳ね上げ姿勢3U)で使用される際の着座者(着座者P)の立座り姿勢(立座り姿勢S2)での臀部の支持に適した前下がり状の傾斜した座面を合理的に形成することができる。
また、切換機構(切換機構10)が、座面部(座面部3)の跳ね上げ姿勢(跳ね上げ姿勢3U)における前側への倒れ込みを規制可能なストッパ(ストッパ10A)を有する。ストッパ(ストッパ10A)が、座面部(座面部3)を跳ね上げ姿勢(跳ね上げ姿勢3U)となる回転位置から下側へと落とし込む移動により座面部(座面部3)の前側への移動を前後方向の当接により係止させる引込み式の係止構造とされている。
このような構成とされていることにより、座面部(座面部3)の前倒し姿勢(前倒し姿勢3D)時における前後長を長くしても、座面部(座面部3)を跳ね上げた時の前倒れ規制を行うストッパ(ストッパ10A)により、第2の支持面(第2の支持面3B)の高さ位置が上がり過ぎないように合理的に下げることができる。
また、切換機構(切換機構10)が、座面部(座面部3)を床面(床面F)上のベース(ベース4)に対して回転可能にピン連結するピン連結部(ピン連結部11)と、ピン連結部(ピン連結部11)とは別の位置で座面部(座面部3)とベース(ベース4)とを互いにピン連結部(ピン連結部11)まわりの回転に伴って円弧状にスライドさせられるようにガイドした状態に連結するスライドピン(スライドピン12A)と長孔(長孔12B)との組み合わせから成るスライド連結部(スライド連結部12)と、を有する。ストッパ(ストッパ10A)が、座面部(座面部3)をピン連結部(ピン連結部11)まわりの回転によって跳ね上げ姿勢(跳ね上げ姿勢3U)となる回転位置まで跳ね上げることによりピン連結部(ピン連結部11)とスライド連結部(スライド連結部12)との各々のピン(連結ピン11A及びスライドピン12A)をそれぞれ下側へと延びる引込み孔(引込み孔11B及び引込み孔12B2)内に引き込んで座面部(座面部3)の前側への倒れ込みを規制する構成とされている。
このような構成とされていることにより、座面部(座面部3)の移動ガイドをするピン連結部(ピン連結部11)とスライド連結部(スライド連結部12)との各々のピン(連結ピン11A及びスライドピン12A)を跳ね上げ姿勢(跳ね上げ姿勢3U)となる回転位置でそれぞれ引込み孔(引込み孔11B及び引込み孔12B2)内に引き込む簡素な構成により、ストッパ(ストッパ10A)を持つ切換機構(切換機構10)を具現化することができる。
《その他の実施例について》
以上、本発明の実施形態を1つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明の座席は、自動車や鉄道等の車両に搭載される座席の他、航空機、船舶等を含む様々な乗物用に供される座席にも広く適用することができるものである。また、家具等の非乗物用に供される座席にも広く適用することができるものである。
以上、本発明の実施形態を1つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明の座席は、自動車や鉄道等の車両に搭載される座席の他、航空機、船舶等を含む様々な乗物用に供される座席にも広く適用することができるものである。また、家具等の非乗物用に供される座席にも広く適用することができるものである。
また、座面部の跳ね上げ姿勢時に前下がり状の着座面を形成する第2の支持面は、平坦な前下がり状の傾斜面を形成するものの他、前下がり状に湾曲した湾曲面を形成するものであってもよい。また、座面部の跳ね上げ姿勢における前側への倒れ込みを規制するストッパは、上記実施例で示したような重力方向への引込み式の係止構造の他、シート幅方向への引込みによって係止するものや、別途設けられるロック機構によって前倒れを規制するものであってもよい。
1 座席
2 背凭れ面部
3 座面部
3A 第1の支持面
3B 第2の支持面
3D 前倒し姿勢
3U 跳ね上げ姿勢
4 ベース
4A 下支え部
10 切換機構
10A ストッパ
11 ピン連結部
11A 連結ピン
11B 引込み孔
12 スライド連結部
12A スライドピン
12B 長孔
12B1 ガイド孔
12B2 引込み孔
F 床面
P 着座者
S1 座込み姿勢
S2 立座り姿勢
2 背凭れ面部
3 座面部
3A 第1の支持面
3B 第2の支持面
3D 前倒し姿勢
3U 跳ね上げ姿勢
4 ベース
4A 下支え部
10 切換機構
10A ストッパ
11 ピン連結部
11A 連結ピン
11B 引込み孔
12 スライド連結部
12A スライドピン
12B 長孔
12B1 ガイド孔
12B2 引込み孔
F 床面
P 着座者
S1 座込み姿勢
S2 立座り姿勢
Claims (3)
- 着座者の腰掛けとなる座面部を有する座席であって、
前記座面部を床面に対して回転により前側に倒し込んだり後側に跳ね上げたりすることのできる切換機構を有し、
該切換機構により、前記座面部が、前側に倒し込まれてその上側に向けられる第1の支持面を着座者が腰を落として座り込むことのできる低位置の状態にすると共にその前側に向けられる第2の支持面を後下がり状に引いた引き込み面を形成する状態にする前倒し姿勢と、該前倒し姿勢から後側に跳ね上げられて前記第2の支持面を前記前倒し姿勢における前記第1の支持面よりも高い位置に引き上げると共に前記引き込み面により前下がり状に傾斜した上面を成して着座者が立ち姿勢で腰掛けることのできる高位置の状態にする跳ね上げ姿勢と、に切り換えられる座席。 - 請求項1に記載の座席であって、
前記切換機構が、前記座面部の前記跳ね上げ姿勢における前側への倒れ込みを規制可能なストッパを有し、
該ストッパが、前記座面部を前記跳ね上げ姿勢となる回転位置から下側へと落とし込む移動により前記座面部の前側への移動を前後方向の当接により係止させる引込み式の係止構造とされている座席。 - 請求項2に記載の座席であって、
前記切換機構が、前記座面部を前記床面上のベースに対して回転可能にピン連結するピン連結部と、該ピン連結部とは別の位置で前記座面部と前記ベースとを互いに前記ピン連結部まわりの回転に伴って円弧状にスライドさせられるようにガイドした状態に連結するスライドピンと長孔との組み合わせから成るスライド連結部と、を有し、
前記ストッパが、前記座面部を前記ピン連結部まわりの回転によって前記跳ね上げ姿勢となる回転位置まで跳ね上げることにより前記ピン連結部と前記スライド連結部との各々のピンをそれぞれ下側へと延びる引込み孔内に引き込んで前記座面部の前側への倒れ込みを規制する構成とされている座席。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016241018A JP2018095062A (ja) | 2016-12-13 | 2016-12-13 | 座席 |
US15/835,982 US10155454B2 (en) | 2016-12-13 | 2017-12-08 | Reconfigurable seat |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016241018A JP2018095062A (ja) | 2016-12-13 | 2016-12-13 | 座席 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018095062A true JP2018095062A (ja) | 2018-06-21 |
Family
ID=62488184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016241018A Withdrawn JP2018095062A (ja) | 2016-12-13 | 2016-12-13 | 座席 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10155454B2 (ja) |
JP (1) | JP2018095062A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10849432B2 (en) * | 2018-11-14 | 2020-12-01 | Gary Michael Pritchard | Methods and apparatus for variable user position seating |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US160641A (en) * | 1875-03-09 | Improvement in opera-chairs | ||
US299875A (en) * | 1884-06-03 | Folding seat for school-furniture | ||
JP5625811B2 (ja) | 2010-11-29 | 2014-11-19 | 日産自動車株式会社 | 立席型のシート装置 |
US20150282623A1 (en) * | 2014-04-02 | 2015-10-08 | Haworth, Inc. | Multi-posture chair |
-
2016
- 2016-12-13 JP JP2016241018A patent/JP2018095062A/ja not_active Withdrawn
-
2017
- 2017-12-08 US US15/835,982 patent/US10155454B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20180162236A1 (en) | 2018-06-14 |
US10155454B2 (en) | 2018-12-18 |
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