JP3203268U - 乗物用椅子 - Google Patents
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Abstract
【課題】乗物内の空間を有効的に利用しながら、必要に応じて迅速かつ個別に着席可能状態にすることが可能な乗物用椅子を提供する。【解決手段】表面にライニングを施した背もたれ３１と、固定台座に固定するために背面に設けた係合部とを有する固定部３と、表面にライニングを施した座面２１と、該座面２１の裏側に位置して表面にライニングを施した座面受け２２と、前記座面２１および前記座面受け２２の両側部を支承する枠部２３とを有して、かつ、前記固定部３の下方に設けた回転軸４を中心に略垂直姿勢と略水平姿勢との間を搖動可能である可動部２とを備え、該可動部２は、前記座面２１が略水平姿勢の状態においてその位置を保持するロック手段と、ロックを解除する解除手段と、ロックを解除した状態において該可動部が折り畳まれる方向に付勢される付勢手段とを備えるようにした。【選択図】図１
Description
本考案は、車両等に搭載される乗物用椅子に関し、特に公共交通機関で使用されることを想定した乗物用椅子に関する。
従来、鉄道やバス、船舶等の公共交通機関で使用される乗物に設置される椅子の座席は、乗物内の床上または壁面に設置された固定台座に固定される構造としており、このような座席には、座面が固定台座に固定される構造のものと、背面が固定台座に固定される構造のものとがある。
本考案は、乗物内の空間を有効的に利用しながら、必要に応じて迅速かつ個別に着席可能状態にすることが可能な乗物用椅子を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本考案の乗物用椅子では、表面にライニングを施した背もたれと、固定台座に固定するために背面に設けた係合部とを有する固定部と、表面にライニングを施した座面と、該座面の裏側に位置して表面にライニングを施した座面受けと、前記座面および前記座面受けの両側部を支承する枠部とを有して、かつ、前記固定部の下方に設けた回転軸を中心に略垂直姿勢と略水平姿勢との間を搖動可能である可動部とを備え、該可動部は、前記座面が略水平姿勢の状態においてその位置を保持するロック手段と、ロックを解除する解除手段と、ロックを解除した状態において該可動部が折り畳まれる方向に付勢される付勢手段とを備えるようにしている。
本考案は、座面を略水平状態にした際には着席可能であり、座面を略垂直状態にした際には乗物内の空間を有効に利用することができるものであって、これらの切り替えはロック手段および解除手段により容易に行うことが可能である。
以下、本考案の実施例を図を参照して説明する。
図１乃至図６Ａは、着席可能状態である乗物用椅子１を示したものであり、図７は、折り畳んだ状態の乗物用椅子１を示したものである。
図１乃至図６Ａは、着席可能状態である乗物用椅子１を示したものであり、図７は、折り畳んだ状態の乗物用椅子１を示したものである。
乗物用椅子１は、主に、使用者が腰を下ろす部分である座面２１を有する可動部２と、背中をもたれ掛らせる背もたれ３１を有する固定部３とからなり、可動部２が固定部３に対して回転軸４を中心に搖動可能に取り付けられるものである。
固定部３は図示せぬ乗物等の床上または壁面に固定される固定台座に固定されるものであって、その背面には、図示せぬ固定台座に固定するための係合部３２、３２が設けられている。また、固定部３は、その下部において正面側に緩やかに突出してなる凸部３３を形成している。この凸部３３は、使用者の前彎する腰椎の形状に沿うため、使用者の着席中の疲労を抑制する効果を奏する。さらに、凸部３３の左右端部を中央部よりも突出させて形成することによって、使用者の腰部を保持する効果を持たせることも可能である。
可動部２は、座面２１と、座面２１の裏側に位置する座面受け２２と、座面２１および座面受け２２の両側部を支承する枠部２３、２３とを備える。枠部２３、２３は座面２１および座面受け２２の後端よりさらに後方に延設されて腕部２４、２４を有し、腕部２４、２４に設けた回転軸４上の軸部２５、２５と、固定部３の回転軸４上の軸部３４、３４との係合により、可動部２が固定部３に対して搖動可能に支承される。
背もたれ３１と、座面２１と、座面受け２２との表面にはライニングを施しており、通常の移動時には着席のために可動部３を下ろした状態（図１等）で使用し、混雑時等の乗物内の空間を広く確保する必要がある際には、可動部２を折り畳み、座面受け２２に寄りかかって休むことが可能であるようにしている。
さらに、可動部２は、着席可能状態においてその位置を保持するロック手段と、ロックを解除する解除手段と、ロックを解除した状態において折り畳まれる方向に付勢される付勢手段とを備えており、着席可能状態と、折り畳んだ状態との切り替えが容易であるようにしている。
１ 乗物用椅子
２ 可動部
２１ 座面
２２ 座面受け
２３ 枠部
２４ 腕部
２５ 軸部
３ 固定部
３１ 背もたれ
３２ 係合部
３３ 凸部
３４ 軸部
４ 回転軸
２ 可動部
２１ 座面
２２ 座面受け
２３ 枠部
２４ 腕部
２５ 軸部
３ 固定部
３１ 背もたれ
３２ 係合部
３３ 凸部
３４ 軸部
４ 回転軸
Claims (1)
- 固定台座に背面が固定される折り畳み式の乗物用椅子において、
表面にライニングが施された背もたれと、固定台座に固定するために背面に設けられた係合部とを有する固定部と、
表面にライニングが施された座面と、該座面の裏側に位置して表面にライニングが施された座面受けと、前記座面および前記座面受けの両側部を支承する枠部とを有して、かつ、前記固定部の下方に設けた回転軸を中心に略垂直姿勢と略水平姿勢との間を搖動可能である可動部とを備え、
該可動部は、前記座面が略水平姿勢の状態においてその位置を保持するロック手段と、ロックを解除する解除手段と、ロックを解除した状態において該可動部が折り畳まれる方向に付勢される付勢手段とを備えることを特徴とする乗物用椅子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015006159U JP3203268U (ja) | 2015-12-04 | 2015-12-04 | 乗物用椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015006159U JP3203268U (ja) | 2015-12-04 | 2015-12-04 | 乗物用椅子 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2014019314 Continuation | 2014-09-02 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3203268U true JP3203268U (ja) | 2016-03-24 |
Family
ID=55539761
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2015006159U Expired - Fee Related JP3203268U (ja) | 2015-12-04 | 2015-12-04 | 乗物用椅子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3203268U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109760558A (zh) * | 2018-12-28 | 2019-05-17 | 付艺佳 | 一种多功能新能源公交汽车调节座椅 |
-
2015
- 2015-12-04 JP JP2015006159U patent/JP3203268U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109760558A (zh) * | 2018-12-28 | 2019-05-17 | 付艺佳 | 一种多功能新能源公交汽车调节座椅 |
| CN109760558B (zh) * | 2018-12-28 | 2020-08-25 | 南京溧水高新创业投资管理有限公司 | 一种多功能新能源公交汽车调节座椅 |
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