JP2009059451A - 不揮発性半導体記憶装置およびその駆動方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびその駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】微細化してセル間近接効果が大きくなっても、書込み速度が速く、かつ、データの誤検出が少ない不揮発性半導体記憶装置およびその駆動方法を提供する。
【解決手段】不揮発性半導体記憶装置は、第1の方向に延伸する複数のワード線WLと、第1の方向と交差する第2の方向に延伸する複数のビット線BLと、ワード線とビット線とによって構成される格子形状の交点に対応して設けられ、電気的にデータを記憶する複数のメモリセルからなるメモリセルアレイと、複数のビット線に対応して設けられ、メモリセルに格納されたデータを読み出し、あるいは、メモリセルへデータを書き込む複数のセンスアンプとを備え、センスアンプは、データ書込みまたはデータ読出し時に、第1のメモリセルに対して第1の方向および第2の方向に隣接するメモリセルMC*のデータを固定した状態で、第1のメモリセルに対して格子形状の対角方向に隣接するメモリセルMCにアクセスする。
【選択図】図4

Description

本発明は、不揮発性半導体記憶装置およびその駆動方法に関する。
近年、NAND型フラッシュメモリ等の不揮発性メモリがますます微細化されている。装置の微細化に伴い、隣接するメモリセル間の間隔が狭くなると、メモリセル間の近接効果が顕著となる。近接効果は、隣接する複数のメモリセル間の容量結合等によって、メモリセルが隣接するメモリセルから受ける干渉である。例えば、メモリセルに格納されたデータがそのメモリセルに隣接するメモリセルに蓄積された電荷によって影響を受ける。隣接するメモリセル間の間隔が狭くなるほど、隣接メモリセルの電荷による影響は大きくなる。
メモリセルに格納されたデータを正しく読み出すためには、メモリセルの閾値電圧が所定の範囲内にある必要がある。通常、データ書込み直後には或るメモリセルの閾値電圧は所定の範囲内に収まっている。しかし、その後に隣接メモリセルにデータが書き込まれると、近接効果によって当該メモリセルの閾値電圧が変動する。これは、データの誤読出しの原因となる。
一方、近接効果の対策として、書込み時のメモリセル閾値電圧の分布幅を狭くした場合、それに伴い書込み電圧のステップ幅を小さくしなければならない。書込み電圧のステップ幅が小さいと、書込み速度が低下するという問題が生じる。
特開2006−228394号公報
微細化して近接効果が大きくなっても書込み速度が速く、かつ、データの誤検出が少ない不揮発性半導体記憶装置およびその駆動方法を提供する。
本発明に係る実施形態に従った不揮発性半導体記憶装置は、第1の方向に延伸する複数のワード線と、前記第1の方向と交差する第2の方向に延伸する複数のビット線と、前記ワード線と前記ビット線とによって構成される格子形状の交点近傍に対応して設けられた複数のメモリセルからなる複数のメモリセルアレイと、前記複数のビット線に対応して設けられ、前記メモリセルに格納されたデータを読み出すセンスアンプと、前記メモリセルへデータを書き込む際に動作するビット線駆動回路とを備え、前記ビット線駆動回路は、データ書込み時に、第1のメモリセルに対して前記第1の方向および前記第2の方向に隣接するメモリセルのデータを変更せずに、前記第1のメモリセルに対して前記格子形状の対角方向に隣接するメモリセルに書込みアクセスすることを特徴とする。
本発明に係る実施形態に従った不揮発性半導体記憶装置は、第1の方向に延伸する複数のワード線と、前記第1の方向と交差する第2の方向に延伸する複数のビット線と、前記ワード線と前記ビット線とによって構成される格子形状の交点近傍に対応して設けられた複数のメモリセルからなる複数のメモリセルアレイと、前記複数のビット線に対応して設けられ、前記メモリセルに格納されたデータを読み出すセンスアンプと、前記メモリセルへデータを書き込む際に動作するビット線駆動回路とを備え、前記センスアンプまたはビット線駆動回路は、前記ワード線に対して1つ置きに設けられた間欠メモリセルにアクセスし、隣接するワード線を選択するごとに1ピッチずれるように前記間欠メモリセルを選択することを特徴とする。
本発明に係る実施形態に従った不揮発性半導体記憶装置の駆動方法は、第1の方向に延伸する複数のワード線と、前記第1の方向と交差する第2の方向に延伸する複数のビット線と、前記ワード線と前記ビット線とによって構成される格子形状の交点近傍に対応して設けられた複数のメモリセルからなる複数のメモリセルアレイと、
前記複数のビット線に対応して設けられ、前記メモリセルに格納されたデータを読み出すセンスアンプと、前記メモリセルへデータを書き込む際に動作するビット線駆動回路とを備えた不揮発性半導体記憶装置の駆動方法であって、
データ書込みまたはデータ読出し時において、第1のワード線を選択した状態で、前記センスアンプまたはビット線駆動回路は、前記複数のビット線のうち1つ置きに設けられた第1の間欠ビット線と電気的に接続され、、
前記第1のワード線に隣接する第2のワード線を選択した状態で、前記センスアンプはまたはビット線駆動回路は、前記複数のビット線のうち前記第1の間欠ビット線に隣接しかつ1つ置きに設けられた第2の間欠ビット線に電気的に接続されることを特徴とする。
本発明による不揮発性半導体記憶装置およびその駆動方法は、微細化して近接効果が大きくなった状況においても書込み速度が速く、かつ、データの誤検出が少ない。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。
上述のように、微細化が進むと、近接効果が顕著になる。例えば、最小線幅が40nmほどになると、隣接する複数のメモリセル間の容量結合による近接効果が問題となる。さらに最小線幅が30nm以下になると、寄生ゲート効果および寄生抵抗効果による近接効果が顕著となる。寄生ゲート効果は、隣接メモリセルのフローティングゲートおよびコントロールゲート(ワード線)が注目メモリセルのチャネルに与える影響である。寄生抵抗効果は、選択されたフローティングゲートおよびコントロールゲートの電位によってメモリセルのソース/ドレインの抵抗値が変調することである。
これらの近接効果は、ビット線またはワード線の延伸方向(カラム方向またはロウ方向)に隣接するメモリセル同士よりも、カラム方向またはロウ方向に対して傾斜する方向に隣接するメモリセル同士において小さい。そこで、本実施形態では、データ書込みまたはデータ読出し時に、センスアンプは、メモリセルアレイのカラム方向およびロウ方向に隣接するメモリセルのデータを固定した状態で、ワード線とビット線とで構成される格子形状の対角方向に隣接するメモリセルにアクセスする。これにより、近接効果を抑制することができるので、高速読出しおよび高速書込みが可能となる。
また、本実施形態においてセンスアンプは、或るワード線に対して間欠的にビット線にアクセスする。これにより、非アクセスビット線によるシールド効果がデータの誤検出を抑制する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係る第1の実施形態に従ったNAND型フラッシュメモリ10(以下、単にメモリ10という)の構成の一例を示すブロック図である。メモリ10は、メモリセルアレイ100、ロウデコーダ20、カラムデコーダ30、センスアンプ群40( ここにはビット線駆動回路も含む) 、入出力バッファ50、アドレスバッファ60、電圧生成回路70、パワーオンリセット回路80、制御回路90、ラッチ回路200、外部I/Oパッド210、NANDコントローラ220を備えている。さらに、ステートマシン、コマンドインタフェース等を備えているが、図1では省略されている。
NANDコントローラ220がデータおよび制御信号(コマンド)を出力する。尚、NANDコントローラ220は、メモリ10とともにカード内に組み込まれている場合がある。データおよび制御信号は、外部I/Oパッドを介して入出力バッファ50に入力される。入出力バッファ50は、データおよび制御信号をコマンドインタフェースおよびカラムデコーダ30へ送る。ステートマシンは、データおよび制御信号に基づいて、カラムデコーダ30およびロウデコーダ20を制御する。ロウデコーダ20は、制御信号をデコードし、アドレス信号に基づいて或るワード線を選択する。カラムデコーダ30は、センスアンプ群40とデータバスとの間に設けられている。カラムデコーダ30は、センスアンプを選択し、選択センスアンプにラッチされた読出しデータをデータバスへ転送し、あるいは、外部から受け取ったデータを選択センスアンプへ転送する。
データ書込み時には、センスアンプは、データを一旦ラッチし、このデータを当該カラムのビット線を介して選択ワード線に接続されたメモリセルへ書き込む。データ読出し時には、センスアンプは、選択ワード線に接続されたメモリセル内のデータを検出する。センスアンプは、読み出されたデータを入出力バッファ50、外部I/Oパッド210を介してメモリ10の外部へ出力する。センスアンプは、例えば、8ビットデータまたは16ビットデータからなるページ単位でデータを書き込み、あるいは、読み出す。
アドレスバッファ60は、外部から受け取ったアドレス情報をエンコードしてロウデコーダ20およびカラムデコーダ30へ送る。
電圧生成回路70は、制御回路90からのモード信号、電圧生成タイミング制御信号および電圧レベル設定信号を受けて、外部から供給された電源電圧VCCを用いて参照用の基準電圧Vref、あるいは、プログラム電圧Vpgm等の内部電圧を生成する。電圧生成回路70は、内部電圧をロウデコーダ20、カラムデコーダ30、センスアンプ群40等へ供給する。
パワーオンリセット回路80は、電源が投入されたことを検知して、制御回路90のレジスタをリセットして初期化動作を行うための信号を出力する。パワーオンリセット回路80は、電源投入後、電源電圧が所定の電圧レベルに達するまでの間ロウ(low)レベルであり、電源電圧が所定の電圧レベルに達するとハイレベルとなるパワーオンリセット信号を出力する。
制御回路90は、外部から受け取ったコマンドに従って、データ読出し動作、データ書込み動作、データ消去動作等を示すモード信号を生成する。制御回路90は、また、各モードで必要な電圧を生成するタイミングを示すタイミング制御信号、レジスタに格納されている設定電圧を示す電圧設定信号、アドレス制御信号、メモリセルへのアクセス制御信号を出力する。初期化制御回路91は、パワーオンリセット信号を受けて、アドレスバッファ60、ロウデコーダ20、カラムデコーダ30、センスアンプ群40、ラッチ回路200および電圧生成回路70を初期化する制御信号を出力する。また、ROMリード制御回路92は、パワーオンリセット信号を受けて、ROMリード動作を開始するための制御信号を出力する。
ROM120は、タイマ調整、各種電圧調整のためのトリミングデータ、電源投入後に読み出す必要のある各種データ(ヒューズデータ)、メモリセルアレイ100に存在する不良セルを他の冗長セルに置換するための置換アドレスデータ(リダンダンシデータ)などを格納する。ROM120に格納されているヒューズデータおよびリダンダンシデータは、センスアンプ群40およびカラムデコーダ30を介してラッチ回路200に送られ、保持される。これは、ROMリード動作と呼ばれている。
センスアンプ群40は、各ビット線BLに対応して設けられた複数のセンスアンプを含む。各センスアンプは、ビット線BLを介してメモリセルMCに格納されたデータを読み出し、あるいは、メモリセルMCへデータを書き込む。各センスアンプは、ラッチ機能を有し、読み出したデータまたは書き込むべきデータを一時的に保持することができるように構成されている。
図2は、メモリセルアレイ100の構成の一例を示す図である。メモリセルアレイ100は、メモリセルブロック(以下、ブロックともいう)BLOCK0〜BLOCKmに分割されている。この例では、ブロックBLOCK0〜BLOCKmは、それぞれデータ消去の最小単位である。その他、任意のメモリセル数でブロックを構成する事ができる。各ブロックBLOCK0〜BLOCKmは、複数のページで構成される。ページは、データ読出し/データ書込みの単位である。各ページは、ワード線に対応しており、或るロウアドレスで特定される複数のメモリセルのデータによって構成される。
図3は、ブロックBLOCK0〜BLOCKmのそれぞれの構成の一例を示す図である。或るブロックBLOCKi(i=0〜m)は、各カラムのビット線BLに対応して設けられた複数のNANDストリングNSを含む。NANDストリングNSは、直列に接続された複数のメモリセルMCと、これらのメモリセルMCの両端に接続された選択ゲートトランジスタSTとで形成されている。NANDストリングNSの一端は、対応するビット線BLに接続され、その他端は共通ソース線SLに接続されている。例えば、NANDストリングSNi(i=0〜5)は、それぞれビット線BLi(i=0〜5)に接続されている。
メモリセルMCのコントロールゲートは、そのメモリセルMCが属するページのワード線WLに接続されている。例えば、ページi(i=0〜4)に属するメモリセルMCのコントロールゲートは、ワード線WLi(i=0〜4)に接続されている。選択トランジスタSTのゲートは、選択ゲート線SGL1またはSGL2に接続されている。
複数のワード線WLは、第1の方向としてのロウ方向に延伸しており、複数のビット線BLは、ロウ方向にほぼ直交するように交差する第2の方向としてのカラム方向に延伸している。ロウ方向およびカラム方向は便宜的に呼称されるものであるので、第1の方向をカラム方向としかつ第2の方向をロウ方向としても差し支えない。
図3に示すように、メモリセルMCは、ワード線WLとビット線BLとによって構成される格子形状の交点に対応して設けられている。例えば、ワード線WL0〜WL4とビット線BL0〜BL5とによって構成される格子形状の交点は、5×6のマトリクス状に位置する。メモリセルMCは、これらの交点に対応するように5×6のマトリクス状に二次元配置されている。尚、本実施形態のブロックは、5×6(30個)のメモリセルMCから成るが、1ブロック内のメモリセルMCの個数は、これに限定されない。即ち、ワード線の本数およびビット線の本数は、それぞれ5および6に限定されない。
メモリセルMCは、フローティングゲートおよびコントロールゲートを有するn型FEF(Field-Effect Transistor)で構成されている。ワード線によってコントロールゲートに電位を与え、フローティングゲートに電荷(電子)を蓄積し、あるいは、フローティングゲートから電荷(電子)を放出する。これにより、メモリセルMCにデータを書き込み、あるいは、メモリセルMCのデータを消去する。フローティングゲートに蓄積された電荷(電子)の数により、メモリセルMCは、バイナリデータまたは多値データを電気的に記憶することができる。
ここまでは、主にフラッシュメモリに本技術を適用する方法を述べた。一方本技術は、抵抗変化型メモリにも適用できる。抵抗変化型メモリの場合、温度の変化でメモリ素子の状態を変化させ、状態による電気的な抵抗値の差を情報として記憶している。状態変化させる際にメモリセル自身は高温に曝される。その熱は近傍のセルにも少なからず影響を与える。これは微細化が進むとより顕著となる。即ち抵抗変化型メモリにおいても、微細化によりセル間近接効果問題が存在する。この問題解決にも対角アクセスは有効である。なぜなら、ワード線方向やビット線方向に隣接するセル間よりも、対角方向に隣接するセル間の方が距離が大きいからである。つまり対角方向に存在するセルどうしは近接効果を受ける量が小さい。このため対角アクセスを採用すると、セル間干渉が抑えられるため、高速な抵抗値の状態変化を実行することが可能である。一方全セルアクセスを行うと、大容量のデータを保持できる。以上、抵抗変化型メモリにおいても、今まで述べてきたようなフラッシュメモリにおける利点を享受することができるため、本技術は抵抗変化型メモリに適用しても有効である。
更に、本方式は、記憶素子が格子状に配列されたメモリ素子全般に渡り有効な方法である。一般に、メモリデバイスは、大容量化への要求に応えるため、メモリ素子の微細化とメモリ素子間隔を狭めていく微細化を進めていく。その際に隣接間メモリセルの近接効果による悪影響は必ず問題になる。その場合に、対角方向の距離は十字方向の距離より大きいことを用いて、近接効果を見かけ上小さくして、近接効果の悪影響を排除する方策は多くの場合に非常に有効である。即ち、本方式は上記に述べたフラッシュメモリや抵抗変化型メモリに限らず、図4に示されるように格子状に配列されるメモリデバイス全般に有効に適用できる方式である。もちろん不揮発性メモリに限らず、DRAM等の揮発性メモリにも適用できる。
図4は、第1の実施形態によるメモリ10の駆動方法の一例を示す概略図である。図4では、メモリセルMCは簡略化されて円で表示されている。また、図4は、メモリセルアレイ100の一部として4×10のマトリクス状のメモリセルMCを表示している。
本実施形態においてセンスアンプは、データ書込みまたはデータ読出し時に、図4に示すメモリセルMCにはアクセスするが、メモリセルMC*にはアクセスしない。アクセスされるメモリセルMCはチェッカーフラッグ状に配置され、アクセスされないメモリセルMC*はメモリセルMCの間を埋めるようにやはりチェッカーフラッグ状に配置される。
この例では、MCとMC*は構造的には同一のものである。
或るメモリセルMCに注目した場合、センスアンプは、注目のメモリセルMCに対してロウ方向およびカラム方向に隣接するメモリセルMC*のデータを固定した状態で、ワード線WLとビット線BLとによって構成される格子形状の対角方向に隣接するメモリセルMCにアクセスする。換言すると、センスアンプは、注目のメモリセルMCに対して斜め方向(対角方向)に配列されたメモリセルMCにアクセスして、データ読出しおよびデータ書込み実行する。一方、センスアンプは、注目のメモリセルMCに対してワード線WLおよびビット線BLの延伸方向に隣接するメモリセルMC*にはアクセスしない。
さらに換言すると、センスアンプは、選択された第1のワード線に対してビット線を1つ置きに(間欠的に)選択し、このとき選択された第1の間欠ビット線に接続された第1の間欠メモリセルMCに対してアクセスする。しかし、センスアンプは、第1のワード線に接続されたメモリセルのうち、隣り合う第1の間欠ビット線間にあるメモリセルMC*にはアクセスしない。一方、第1のワード線に隣接する第2のワード線を選択した場合、センスアンプは、第1の間欠ビット線間にある第2の間欠ビット線を選択し、第2の間欠ビット線に接続された第2の間欠メモリセルMCに対してアクセスする。このとき、第2の間欠ビット線も、1つ置きに(間欠的に)選択される。しかし、センスアンプは、第2のワード線に接続されたメモリセルのうち、第1の間欠ビット線に接続されたメモリセルMC*にはアクセスしない。このように、センスアンプは、1つ置きに(間欠的に)メモリセルにアクセスし、尚且つ、隣接するワード線を選択するごとに1ピッチずれるようにメモリセルにアクセスする。これにより、図4に示すように、ワード線WLおよびビット線BLで構成される格子形状の対角方向に配列されたメモリセルMCのみにデータが格納される。メモリセルMC*は、全て消去状態を維持しており、書き込み動作は行われていない。
以下、センスアンプが上記格子形状の対角方向に配列されたメモリセルMCのみにアクセスする動作を“対角アクセス”と呼ぶ。対角アクセスによってアクセスされるメモリセルアレイを“対角アクセスアレイ”と呼ぶ。並びに、対角アクセスによってアクセスされるメモリセルブロックを“対角アクセスブロック”と呼ぶ。これに対し、従来のように、センスアンプが上記格子形状の各クロスポイントに配置された全メモリセルにアクセスする動作を“全アクセス”と呼ぶ。全アクセスによってアクセスされるメモリセルアレイを“全アクセスアレイ”と呼ぶ。並びに、全アクセスによってアクセスされるメモリセルブロックを“全アクセスブロック”と呼ぶ。
本実施形態によるメモリ10の書込み動作の一例を説明する。例えば、図4に示すワード線WLnを選択した場合、ビット線BLn−3、BLn−1、BLn+1、BLn+3、BLn+5(以下、奇数(odd)ビット線ともいう)に接続されたメモリセルMCにデータが書き込まれる。
電子をフローティングゲートに注入する場合(“0”書きの場合)、奇数ビット線に0Vを印加し、電子をフローティングゲートに注入しない場合(“1”書きの場合)、奇数ビット線に電源電位VDDを印加する。書込み時において、図3に示す選択ゲート線SGL1はハイレベル(VDD)であり、選択ゲート線SGL2はロウレベル(VSS)である。即ち、このとき、ビット線側の選択トランジスタSTはオン状態であり、ソース線側の選択トランジスタSTはオフ状態である。
次に、選択ワード線WLnに書込み電圧Vpgmとして約20Vが印加され、その他の非選択ワード線WLn−1、WLn+1、WLn+2に中間電圧Vpassとして約10Vが印加される。このとき、0Vが印加された奇数ビット線では、ビット線側の選択トランジスタSTがオン状態を維持する。これにより、0Vが、選択ワード線WLnに接続されたメモリセルMCのチャネルに印加され、このメモリセルMCのコントロールゲート−チャネル間に約20Vの電位差が生じる。その結果、電子がNFトンネリングによってフローティングゲートに蓄積され、データ“0”の書込みが完了する。
一方、VDDが印加された奇数ビット線では、VDDからビット線側の選択トランジスタの閾値電圧分(Vth_ST)だけ低下した電圧(VDD−Vth_ST)がメモリセルMCのチャネルに印加される。選択ワード線WLnの電圧によりチャネル電位がVDD−Vth_STよりも高くなると、ビット線側の選択トランジスタSTがオフ状態なる。これにより、メモリセルMCのチャネルの電位は、選択ワード線WLnとチャネルとの容量比によって決定される電位まで昇圧される。その結果、電子は、フローティングゲートに蓄積されず、データ“1”を維持する。
ワード線WLnが選択されている場合、ビット線BLn−4、BLn−2、BLn、BLn+2、BLn+4(以下、偶数(even)ビット線ともいう)はVDDに固定されている。このため、偶数ビット線に対応するメモリセルでは書き込み動作が行われず、全て消去状態を維持している。
次に、ワード線WLn+1が選択された場合、奇数ビット線に接続されたメモリセルMC*にはアクセスせず、偶数ビット線に接続されたメモリセルMCのみにデータを書き込む。このときの書込み動作は、上述の書込み動作から容易に類推可能であるので、その説明を省略する。尚、このとき、ワード線WLn+1が選択されている場合、書き込み動作時に、奇数ビット線の電位はVDDに固定されている。このように、本実施形態によるメモリ10は、ワード線WLをアドレス順に選択しつつ、対角アクセスを用いてメモリセルMCへデータを書き込む。
本実施形態によるメモリ10のデータ読出し動作の一例を説明する。例えば、図4に示すワード線WLnに接続されたメモリセルMCのデータを読み出す。この場合、選択ワード線WLnに0Vを印加し、非選択ワード線WLn−1、WLn+1、WLn+2に約4.5Vを印加する。これにより、非選択ワード線に接続されたメモリセルMCのデータを破壊することなく、選択ワード線WLnに接続されたメモリセルMCのデータを読み出すことができる。尚、このとき、ビット線側の選択トランジスタSTおよびソース線側の選択トランジスタSTはともにオン状態である。
データ読出し時の一つの方法は、従来と全く同様に行う方法がある。即ち、全センスアンプを活性化させ、選択ワード線に対応する全ビット線のデータを読み出す。その後、対角アクセスに応じたセンスアンプデータのみ活用する。その他のデータは次段に伝達せずに破棄する。
もう一つの読出し方法は、データ読出し時においても、センスアンプは、メモリセルMC*にアクセスしない方法がある。この場合、ワード線WLnが選択された時、奇数ビット線に接続されたメモリセルMCのデータのみが読み出され、偶数ビット線に接続されたメモリセルMC*のデータは読み出されない。このとき、偶数ビット線に接続されたセンスアンプは、消費電力を低下させるために不活性状態であってよい。ワード線WLn+1が選択された場合、偶数ビット線に接続されたメモリセルMCのデータのみが読み出され、奇数ビット線に接続されたメモリセルMC*のデータは読み出されない。このとき、奇数ビット線に接続されたセンスアンプは、消費電力を低下させるために不活性状態であってよい。このように読出し動作で半分のビット線はデータを読み出さないため固定電位とすることができる。それらの固定電位のビット線はデータを読み出すビット線へのシールドとして機能するため、データを読み出すビット線を安定して動作させる働きをもつ。
データ消去動作は、従来と同様にブロックごとに実行されるので、その説明を省略する。
本実施形態によるメモリセルMCは、上述のようにバイナリデータを記憶してもよいが、バイナリデータに代えて多値データを記憶してもよい。以下、メモリセルMCに4値データ(2ビットデータ)を書き込む動作の一例(LM(Lower Middle)方式)を説明する。
図5は、4値データを格納するメモリセルMCの閾値電圧を示すグラフである。メモリセルMCは、4値データ(11、10、01、00)のいずれかを記憶する。4値データのうち下位ビットは、Lower Pageデータとして、上位ビットは、Upper Pageデータとして各メモリセルMCに格納される。図6では、Lower Pageデータは丸で示され、Upper Pageデータは四角で示されている。尚、縦軸は、メモリセルMCの個数を示す。よって、図6に示す各状態のグラフの幅Wは、閾値電圧のばらつきを示す。従って、各状態のグラフの幅Wは小さい方が好ましい。
E状態(11)は、Erase状態(消去状態)であり、Lower PageデータおよびUpper Pageデータとしてデータ“0”が書き込まれていない状態である。データの書込み前には、全メモリセルMCはE状態にある。E状態では、メモリセルMCの閾値電圧は負である。他のA状態〜C状態は、メモリセルMCの書き込み状態における閾値電圧であり、0〜5Vの間の正電圧に割り当てられる。
4値データの書込みは、Lower Page書込みおよびUpper Page書込みの2回の動作で実行される。Lower Page書込みは、Lower Pageデータを決定する。これにより、メモリセルMCのデータ状態は、E状態およびB状態、あるいは、A状態およびC状態のいずれかに振り分けられる。Upper Page書込みは、Upper Pageデータを決定する。これにより、メモリセルMCのデータ状態は、E状態、B状態、A状態およびC状態のいずれかに振り分けられる。
Lower Page書込みにおいて、Lower Pageデータを1のままとする場合、ビット線をハイレベルにすることによって選択ワード線に接続されたメモリセルMCのフローティングゲートに電子が蓄積されないようにする。これにより、メモリセルMCは、E状態(消去状態)を維持する。一方、Lower Pageデータに0を書き込む場合、ビット線をロウレベルにすることによって選択ワード線に接続されたメモリセルMCのフローティングゲートに電子を蓄積する。これにより、Lower Pageデータに0が書き込まれ、A状態となる。
Upper Page書込みにおいて、Upper Pageデータを1のままとする場合、ビット線をハイレベルにすることによって選択ワード線に接続されたメモリセルMCのフローティングゲートに電子が蓄積されないようにする。これにより、E状態のメモリセルMCは、E状態(消去状態)を維持し、A状態のメモリセルMCは、A状態を維持する。一方、Upper Pageデータに0を書き込む場合、ビット線をロウレベルにすることによって選択ワード線に接続されたメモリセルMCのフローティングゲートに電子を蓄積する。E状態のメモリセルMCのUpper Pageに0を書き込むと、B状態のメモリセルMCになる。A状態のメモリセルMCのUpper Pageに0を書き込むと、C状態のメモリセルMCになる。このとき、選択ワード線の電圧を、Lower Page書込みにおける選択ワード線の電圧よりも高くする。あるいは、ビット線の電位を、Lower Page書込みにおけるビット線の電圧よりも低くする。これにより、Upper Pageの0書込みにおいてフローティングゲートに蓄積される電子量は、Lower Pageの0書込におけるそれよりも多くなる。よって、B状態のメモリセルMCの閾値電圧は、A状態のメモリセルMCの閾値電圧よりも高くなり、A状態(10)とB状態(01)とを区別することができる。このように、メモリセルMCは、閾値電圧によって状態E、A、B、Cの4つの状態になり得る。
Vcgr10は、読出し時にデータ(10)と(11)を区別する際にコントロールゲートに印加される電圧である。Vcgr01は、読出し時にデータ(01)と(10)を区別する際にコントロールゲートに印加される電圧である。Vcgr00は、読出し時にデータ(00)と(01)を区別する際にコントロールゲートに印加される電圧である。例えば、閾値電圧がVcgr10(0V)よりも小さい場合に、メモリセルMCはE状態(11)である。E状態と判断されたセルを除いたセルのうち、閾値電圧がVcgr01(1V)よりも小さい場合に、メモリセルMCはA状態(10)であり、閾値電圧がVcgr00(2V)よりも小さい場合に、メモリセルMCはB状態(10)である。それ以外のセルはC状態と判断される。
また、図5に示すVcgv10は、データ(10)のベリファイリード時にコントロールゲートに印加される電圧であり、Vcgrに対して一定のマージン(例えば、0.4V)を考慮して設定される。Vcgv10は、例えば、0.4Vである。Vcgv01は、データ(01)のベリファイリードに用いられるリード電圧であり、例えば、1.4Vである。Vcgv00は、データ(00)のベリファイリードに用いられるリード電圧であり、例えば、2.4Vである。Vreadは、データ読出し時に非選択メモリセルのコントロールゲートに印加される電圧である。
本実施形態では、多値データは、対角アクセスによってメモリセルアレイに書き込まれる。従って、図4に示すメモリセルMCが多値データを格納し、一方、メモリセルMC*は多値データを格納しない(消去状態を維持する)。
4値データの読出しは、3回の読出しステップにより実現できる。例えば、第1のステップにおいてVcgr10(0V)をコントロールゲートに印加する。これにより、E状態のメモリセルMCを検出することができる。第2のステップにおいてVcgr00(2V)をコントロールゲートに印加する。これにより、C状態のメモリセルMCを検出することができる。さらに、第3のステップにおいてVcgr01(1V)をコントロールゲートに印加する。これにより、A状態およびB状態のメモリセルMCを検出することができる。
本実施形態では、多値データは、対角アクセスによってメモリセルアレイから読み出される。従って、多値データの読出しにおいて、センスアンプは、図4に示すメモリセルMCにはアクセスするが、メモリセルMC*にはアクセスしない。( 他方、全セルにアクセスする全アクセス方式もある。)
本実施形態によるメモリ10は、対角アクセスにより、図4に示すようにメモリセルアレイのうちワード線とビット線とで構成される格子形状の対角方向に配列されるメモリセルMCのみにデータを格納する。センスアンプは、その他のメモリセルMC*には、アクセスしない。このように対角アクセスを採用することにより、メモリセルMCは、ワード線方向およびビット線方向に隣接するメモリセルMC*から近接効果を受けない。上述のとおり、ワード線方向およびビット線方向に隣接するメモリセルによる近接効果は大きく、上記格子形状の対角方向に隣接するメモリセルによる近接効果は小さい。よって、メモリの微細化による近接効果を抑制し、高速読出しおよび高速書込みが可能となる。
対角アクセスの間、非アクセスビット線の電位は固定されている。従って、非アクセスビット線によるシールド効果によって、アクセスビット線の電位(データ)が安定する。これにより、センスアンプは、安定したデータ検出を実行することができるので、データの誤検出が抑制される。
図6は、書込み動作の時間を示す説明図である。図6には、QWR(Quick Pass Write)を一例として示している。横軸は、図5と同様に閾値電圧である。メモリセルMCの閾値電圧は、データの書込みによってターゲット分布Vtgtの範囲内に収まる必要がある。実際に割り当てられている(現実にターゲットとされる)閾値電圧は、破線で示すように割り当て幅の範囲である。しかし、近接効果および読出し時のノイズ等を含めたノイズ成分Vnを考慮すると、ターゲット分布はVtgtで示す範囲に広がってしまう。
通常、1回の書き込み(1回の電圧印加)では全てのメモリセルMCの閾値電圧をターゲット分布内にシフトさせることはできない。1回の電圧印加では、閾値電圧は1回書きの分布D1のように広い範囲に分布する。1回書きの分布D1の幅をVp1とする。次に、閾値電圧が割当て範囲を超えないように、書込みステップを繰り返す。このとき、書込みステップごとに選択ワード線の電位をステップアップさせる。これにより、閾値電圧がステップ電圧幅ΔVPGMずつ上昇するようにデータがメモリセルMCへ書き込まれる。ステップ電圧幅ΔVPGMは、閾値電圧の割り当て幅Waの2倍である。各書込みステップでは、VLから割当て範囲までの閾値電圧を有するメモリセルMCに対しては、(1/2)ΔVPGMだけ閾値電圧をシフトさせるように弱い書込みを実行する。これにより、VLから割当て範囲までにある閾値電圧は割当て範囲Waを超えない。この書込みステップを繰り返すことによって、1回書きの分布幅Vp1に分布していた閾値電圧は、割り当て幅Waの範囲内へシフトされる。尚、上述のようにノイズ成分Vnを考慮すると、各メモリセルMCの閾値電圧は、実際には、ターゲット分布Vtgtの範囲内に収まる。
1回書きの後の書込みステップの回数は、(Vp1−ΔVPGM)/ΔVPGM+1である。従って、書込みステップの回数を減少させるためには、ステップ幅ΔVPGMを大きくする必要がある。ここで、図6からわかるように、もし、近接効果を小さくすることができれば、同一ターゲット分布に対して閾値電圧の割当て幅Waを大きくすることができる。ステップ幅ΔVPGMは割当て幅Waの2倍であるので、割当て幅Waを大きくすれば、ステップ幅ΔVPGMが大きくなる。
本実施形態は、対角アクセスによって近接効果を小さくすることができるので、閾値電圧の割当て幅Waとともにステップ幅ΔVPGMを大きくすることができる。これにより、書込みステップの回数を減少させることができる。即ち、データの書込み速度が速くなる。
また、近接効果が大きい場合、近接効果を補正する読出し方式を用いる場合がある。例えば最近の不揮発性メモリで通常用いられる全アクセスアレイ方式において、選択ワード線WLnに接続されたメモリセルMCからデータを読み出す場合、隣接するワード線WLn+1のデータに基づいて、近接効果をキャンセルするために選択ワード線WLnのデータに補正を施していた(DLA(Direct Look Ahead)方式)。しかし、本実施形態では、近接効果が小さいので、このようなデータの補正が不要となる。その結果、データの読出し速度も速くなる。
さらに、NANDストリングNS内の半分のメモリセルMC*が消去状態に維持されているので、非選択メモリセルのデータによるバックパターンノイズが半分以下に抑制される。メモリセルMC*の閾値電圧は低く維持されているので、NANDストリングNSを流れるセル電流が増大する。これにより、データ読出し速度がさらに速くなり、かつ、読出しデータのマージン(データによる信号差)を増大させることができる。さらに、S−factor(サブスレッショルド特性)が改善するため、安定した高速読出し動作が可能である。
(第2の実施形態)
図7は、本発明に係る第2の実施形態に従ったメモリ10の構成を示す概略図である。メモリ10の全体構成は、図1〜図3に示したものと同様でよい。第2の実施形態によるメモリ10は、上述した対角アクセスブロックおよび全アクセスブロックの両方を備えており、2つの対角アクセスブロックのデータをまとめて1つの全アクセスブロックへ圧縮コピーする(以下、臨機圧縮ともいう)。対角アクセスブロックへのアクセス速度は、全アクセスブロックへのアクセス速度よりも速い。一方、全アクセスブロックの記憶容量は、対角アクセスブロックの記憶容量よりも大きい。よって、データ書込み時には、対角アクセスブロックへ対角アクセスでデータを書き込み、書込み後、2つの対角アクセスブロックに格納されたデータを1つの全アクセスブロックへ臨機圧縮する。臨機圧縮は、従来のブロックコピー動作を用いればよい。図8に臨機圧縮の概念が示されている。これにより、第2の実施形態は、高速なデータ書込みと大容量データの記憶とを両立させることができる。例えば、データ書込み動作が断続的に実行される場合、センスアンプは、或る書込み動作と次の書込み動作との間の待機時間(空き時間またはバックグラウンド)に上記臨機圧縮を実行すればよい。これにより、ユーザは臨機圧縮を意識すること無くメモリセル10を使用することができる。臨機圧縮の実行後、開放された対角アクセスブロックは、高速アクセス可能な対角アクセスブロックとして再度利用することができる。尚、臨機圧縮を行うべきデータは、NANDコントローラ220等で実行されるECC(Error Correcting Code)機能を用いて補正した後に圧縮コピーされることが好ましい。
第2の実施形態ではブロック単位でアクセス方式を設定していた。しかし、アクセス方式は、アレイ単位あるいはワード線単位(ページ単位)に設定してもよい。よって、臨機圧縮はメモリセルアレイ単位で実行してもよく、メモリセルブロック単位で実行してもよい。さらに、臨機圧縮はワード線単位で実行することも可能である。
臨機圧縮の開始のタイミングは、図1に示すNANDコントローラ220あるいは外部ホストが決定する。または、NANDチップ本体が決定しても良い。例えば、データ書込み動作の終了後、アクセスが一定時間無い場合に、NANDコントローラ220あるいは外部ホストが臨機圧縮の開始を示す制御信号を出力する。また、NANDコントローラあるいは外部ホストは、臨機圧縮の開始を示す制御信号をデータ書込み動作の終了直後に出力してもよい。データ書込み動作の終了直後に臨機圧縮を開始する場合、制御信号は、従来、書込み動作終了時にNANDコントローラ220から出力されるコマンドであってもよい。例えば、圧縮動作中、NANDコントローラ220は外部ホストに対してバックグランドレディ状態またはビジー状態であることを示す。
臨機圧縮は、メモリ10に書き込まれたデータ量に基づいて開始されてもよい。例えば、書込みデータ量が所定の閾値を超えた場合に、メモリ10は臨機圧縮を強制的に開始する。これにより、書込みデータ量が対角アクセス領域の記憶容量を超える前に、メモリ10は、臨機圧縮を開始することができる。その結果、メモリ10は、高速アクセス性を確保したまま、大容量のデータを記憶することができる。書込みデータ量に基づいて臨機圧縮を開始する方式は、大量のデータを一括でメモリ10へ書き込む場合に有利である。書込みデータ量の閾値は、例えば、対角アクセス領域の記憶容量の50%〜100%の間のいずれかの値でよい。この値は、後述するようにユーザが指定できることが好ましい。
臨機圧縮は、書込み可能な対角アクセスブロックの残数に基づいて開始されてもよい。この方式であっても、書込みデータ量が対角アクセス領域の記憶容量を超える前に、メモリ10は、臨機圧縮を開始することができる。この方式もまた、大量のデータを一括でメモリ10へ書き込む場合に有利である。
更に、臨機圧縮開始時期は、時間のみで判断されても良い。例えば、一定時間アクセスがなかった場合、その対角アクセスブロックは圧縮対象とする方法がある。
対角アクセスアレイ(対角アクセスブロック)と全アクセスアレイ(全アクセスブロック)とは、各アレイまたは各ブロックにフラグ(1ビットデータ)を設けることによって区別することができる。フラグは、図1に示すROM120に格納すればよい。また、ワード線単位に臨機圧縮を実行する場合には、ワード線ごとに設けられた既存のフラグを利用してもよい。フラグの情報によって活性化されるセンスアンプが決定される。
フラグはデータ読出し時にも利用される。例えば、読出し対象のメモリセルが含まれるブロックが全アクセスブロックである場合、センスアンプは、従来と同様にABL(All Bit Line)方式でデータを読み出す。この場合、選択ワード線に接続された全カラムのデータがセンスアンプへ読み出される。センスアンプに読み出されたデータのうち一部のデータあるいは全データがセンスアンプからメモリ10の外部へ読み出される。読出し対象のメモリセルが含まれるブロックが対角アクセスブロックである場合、選択ワード線のアドレスに応じて、奇数ビット線に接続されたセンスアンプまたは偶数ビット線に接続されたセンスアンプのいずれかにデータを読み出す。センスアンプに読み出されたデータのうち一部のデータあるいは全データがセンスアンプからメモリ10の外部へ読み出される。
圧縮対象となる対角アクセスブロックは、NANDコントローラ220または外部ホストからのアドレスによって指定されてよい。あるいは、圧縮対象となる対角アクセスブロックはアドレス順に指定されてよい。さらに、圧縮対象となる対角アクセスブロックはランダムにアドレス指定されてもよい。アドレス順あるいはランダムに指定することによって、メモリセルの劣化状態を各ブロックにおいて平均化することができる。
圧縮対象となる対角アクセスブロックは、LRU(Least Recent Used)方式で指定してもよい。LRU方式は、最近のアクセスから最も時間の経過した対角アクセスブロックを指定する方式である。このような古い対角アクセスブロックに格納された古いデータは、読出し/書込みアクセスの確率が小さいと推測される。このようなアクセス確率の小さいデータ(古いデータ)は、高速アクセスの必要性に乏しいと推測され得る。このような古いデータを優先的に全アクセスブロックへ圧縮コピーすることによって、対角アクセスブロックおよび全アクセスブロックを効率的に使用することができる。
LRUの実現方法にはいろいろな方法があるが、例えば簡便な方法として以下の方法がある。対角アクセスブロックが古いデータを格納するか否かは、対角アクセスブロックごとに設けられたフラグを用いる。アクセスがあった場合に、該ブロックのフラグを立てる。臨機圧縮の開始直前にフラグの立っていない対角アクセスブロックが最近アクセスのなかったブ対角アクセスロックと判断される。このような最近アクセスのなかった対角アクセスブロックのデータを優先的に圧縮コピーする。各ブロックのフラグは、臨機圧縮の実行ごとに、あるいは、定期的にリセットする。これにより、全ブロックのフラグが立ってしまうことを防止する。
読出し対象のメモリセルが含まれるブロックが対角アクセスブロックである場合、選択ワード線のアドレスに応じて、奇数ビット線に接続されたセンスアンプまたは偶数ビット線に接続されたセンスアンプのいずれかにデータを読み出す。センスアンプに読み出されたデータのうち一部のデータあるいは全データがセンスアンプからメモリ10の外部へ読み出される。尚、データ書込みおよびデータ読出しの具体例は、第1の実施形態で説明したとおりである。
(具体例1)
フラグの変更によって、各メモリセルブロックは、対角アクセスブロックおよび全アクセスブロックのいずれかに変更することができる。例えば、図2に示すメモリセルアレイ100内の全ブロックBLOCK0〜BLOCKmは、当初、対角アクセスブロックとして用いる。これにより、全ブロックに対して高速アクセスが可能となる。全ブロックBLOCK0〜BLOCKmにデータが書き込まれた場合、或るブロックを対角アクセスブロックから全アクセスブロックへ変更する。これにより、2つの対角アクセスブロックのデータを1つの全アクセスブロックへ臨機圧縮する。臨機圧縮によって開放された対角アクセスブロックには、新たなデータを高速に書き込むことができる。書込みデータが多い場合には、ブロックBLOCK0〜BLOCKmの全てを全アクセスブロックに変更することによって、メモリ10は、大容量のデータを格納することができる。これにより、書込みデータが少ない場合には、ブロックBLOCK0〜BLOCKmを対角アクセスブロックとして利用し高速アクセスを実現し、書込みデータが多くなってきた場合には、ブロックBLOCK0〜BLOCKmを全アクセスブロックとして利用し大容量データを記憶することができる。
(具体例2)
各メモリセルブロックは、対角アクセスブロックおよび全アクセスブロックのいずれかに予め固定されていてもよい。例えば、図2に示すブロックBLOCK0〜BLOCKmのうち半数のブロックを対角アクセスブロックと設定し、残りの半数のブロックを全アクセスブロックと設定してもよい。具体例1では、全ブロックが全アクセスブロックである場合、センスアンプは、メモリセルへの高速アクセスをすることができない。しかし、具体例2では、半数のブロックが対角アクセスブロックとして確保されるため、高速アクセスが常に保持される。しかし、ブロックの全部を全アクセスブロックとすることはできないので、この具体例2の最大記憶容量は、具体例1の最大記憶容量よりも小さい。この場合、図4のメモリセルMCは、MC*よりも大きい領域をもつ構成が好ましい場合がある。一般にセルの面積が小さくなると、データ保持特性や書込み特性などのセルの電気的特性が悪化していく傾向がある。高速にアクセスする対角アクセスセルで使用するメモリセルMCは大きく、使用しないメモリセルMC*が小さくすることで、対角アクセスセルの高速動作の更なる安定動作と、全メモリ領域の最小化即ち安価なメモリの提供が実現できる。
(具体例3)
ブロックBLOCK0〜BLOCKmのうち2つのブロックを対角アクセスブロックに設定し、その他のブロックを全アクセスブロックに設定してもよい。この場合、データが2つの対角アクセスブロックに記憶されるごとに、そのデータを1つの全アクセスブロックへ圧縮コピーする。2つのブロック以外のブロックは、全アクセスブロックであるので、具体例3の最大記憶容量は、具体例2の最大記憶容量よりも大きく、具体例1の最大記憶容量に近い。さらに、2つの対角アクセスブロックが確保されているので、高速アクセスも保持される。しかし、1度に書き込むデータ量が対角アクセスブロックの記憶容量よりも多い場合、書込み速度が遅くなるおそれがある。
(具体例4)
ブロックBLOCK0〜BLOCKmのうちn個のブロックを対角アクセスブロックに設定し、その他のブロックを全アクセスブロックに設定してもよい。対角アクセスブロックの個数は、任意でよい。例えば、対角アクセスブロックの個数は、ユーザが選択することができるようにしてもよい。より詳細には、メモリを搭載したカードやスティック等に物理スイッチを設け、ユーザが物理スイッチを操作することによってnを段階的に変更できるようにする。ユーザが高速アクセスよりも記憶容量の大きさを必要とする場合には、nが小さくなるようにユーザが物理スイッチを切り換える。ユーザが記憶容量の大きさよりも高速アクセスを必要とする場合には、nが大きくなるようにユーザが物理スイッチを切り換える。このように、ユーザの使用状況に応じて、メモリのモードを切り換えることによって、ユーザの多様な要求に応えることができる。
対角アクセスブロックの個数nは、外部のNANDコントローラ220(図1)のプログラムを変更することによりソフトウェア上の仮想スイッチで切り換えてもよい。この場合も、ユーザの使用目的に応じてnを設定すればよい。
(具体例5)
具体例1〜3のいずれかを選択することができるように、物理スイッチまたは仮想スイッチを設けてもよい。例えば、使用当初、具体例1に設定しておき、ユーザが記憶容量または高速アクセスを重視する場合に、ユーザが具体例2または3を選択してもよい。
第2の実施形態によれば、所定の設定によって、あるいは、ユーザの設定によって、メモリ10の記憶容量の大容量性およびメモリ10への高速アクセスを両立させることができる。あるいは、所定の設定によって、あるいは、ユーザの設定によって、メモリ10の記憶容量の大容量性またはメモリ10への高速アクセスのいずれかを優先させることができる。
具体例1〜5は、ブロック単位でアクセス方式を設定していた。しかし、アクセス方式は、上述のようにアレイ単位あるいはワード線単位(ページ単位)に設定してもよい。
(第3の実施形態)
図9は、本発明に係る第3の実施形態に従ったメモリ10の構成の一例を示す概略図である。第3の実施形態は、センスアンプが格子形状の対角方向に配列されるメモリセルにアクセスする対角アクセス領域と、センスアンプが全メモリセルにアクセス可能な全アクセス領域とを1つのメモリセルアレイ100内に含む。一部のワード線WLn−1〜WLn+2に接続されたメモリ領域は対角アクセス領域である。その他のワード線WLm−1〜WLm+2に接続されたメモリ領域は全アクセス領域である。第3の実施形態の一例では、1つのNANDストリング内に対角アクセス部分および全アクセス部分の両方を含む。一方で、一つのプレーン(センスアンプとロウデコーダーで囲まれた領域) 内に対角アクセス部分と全アクセス部分を含み、ブロック毎に対角アクセスまたは全アクセスとアサインされる形が好ましい。即ち、両者の場合とも、対角アクセス領域と全アクセス領域とがセンスアンプを共有している。
或るワード線が対角アクセス領域に含まれるか、あるいは、全アクセス領域に含まれるかを識別するために、各ワード線に設定されたフラグが使用される。フラグは1ビットデータでよく、ROM120に格納されている。あるいは、ワード線毎に存在している各種の設定用ビットに保持していても良い。
選択ワード線が全アクセス領域に含まれる場合、従来と同様にABL(All Bit Line)方式で読み出す。この場合、選択ワード線に接続された全カラムのデータがセンスアンプへ読み出される。つまり、全カラムに対応するセンスアンプが動作する。センスアンプに読み出されたデータのうち一部のデータあるいは全データがセンスアンプからメモリ10の外部へ読み出される。
選択ワード線が対角アクセス領域に含まれる場合、選択ワード線のアドレスに応じて、奇数ビット線に接続されたセンスアンプまたは偶数ビット線に接続されたセンスアンプのいずれかにデータを読み出す。センスアンプに読み出されたデータのうち一部のデータあるいは全データがセンスアンプからメモリ10の外部へ読み出される。この場合、奇数ビット線(奇数カラム)に対応するセンスアンプまたは偶数ビット線(偶数カラム)に対応するセンスアンプのいずれか一方のみが動作する。つまり、全カラムのセンスアンプのうち半数のセンスアンプのみが動作し、残りの半数のセンスアンプは停止状態とする。このとき停止状態のセンスアンプには電流を流す必要が無い。従って、停止状態のセンスアンプからメモリセルへの電流経路を遮断する。このように停止状態のセンスアンプからメモリセルへ電流を流さないことによって、消費電力が低下するだけでなく、データ読出し時にセルソースに流れ込む電流を半分にすることができる。セルソースは、図3に示す共通ソース線SLを意味する。セルソースに流れ込む電流が多いと、ソース電位VSLが上昇するため、センスアンプがデータを誤って検出するおそれがある。従って、セルソースに流れ込む電流を半減させることによって、データの誤検出を防止することができる。
さらに、偶数ビット線または奇数ビット線のいずれかの電位が固定されるので、データを伝播するビット線間の容量結合を抑制するシールド効果がある。シールド効果により、活性化されるビット線が受けるノイズが小さくなるので、センスアンプは、安定したデータ読出し動作を実行することができる。このように、対角アクセス方式は、従来のABL等のアクセスに比べてノイズの少ない環境を提供することができる。その結果、対角アクセス方式は、上述の通り従来よりもデータ書込み速度およびデータ読出し速度を速くすることができる。
対角アクセス方式の対象となるワード線と全アクセス方式の対象となるワード線とは、図9に示すように分離されていてもよい。しかし、対角アクセス方式の対象となるワード線と全アクセス方式の対象となるワード線とは混在してもよい。例えば、対角アクセス方式の対象となるワード線と全アクセス方式の対象となるワード線とはロウごとに交互に設定されてもよい。
(第4の実施形態)
対角アクセスブロックでは、図4に示すアクセスされないメモリセルMC*は、データの書込みがなされず、繰り返し消去を受ける。従って、メモリセルMC*は過消去状態になる可能性がある。これに対処するために、データ消去動作前に書込み動作を行いメモリセルMC*のフローティングゲートに電子を注入しておく。このデータ消去前にデータを書き込む動作をpre-programと呼ぶ。また、データ消去動作後にセンスアンプがメモリセルMC*のフローティングゲートに電子を注入する。このデータ消去後にデータを書き込む動作をsoft-programと呼ぶ。データ消去動作ごとに、pre-programおよび/またはsoft-programをメモリセルMC*に実行することによって、メモリセルMC*が過消去状態になることを抑制することができる。pre-programおよび/またはsoft-programは、データ消去動作ごとにメモリセルMC*に対して実行されてもよく、k回(kは自然数)のデータ消去動作ごとにメモリセルMC*に対して実行されてもよい。
(第5の実施形態)
対角アクセスブロックでは、図4に示すメモリセルMCにアクセスが繰り返されるので、メモリセルMCは劣化する。一方、アクセスされないメモリセルMC*は使用されないので、メモリセルMC*の劣化の程度は非常に小さい。そこで、メモリ10の寿命を延ばすために、メモリセルMCへのアクセスが所定回数以上になった場合に、メモリセルMCとメモリセルMC*とのアクセス設定を入替える。つまり、メモリセルMCへのアクセスが所定回数以上になった場合に、それまでアクセス可能であったメモリセルMCを非アクセスメモリセルMC*に設定変更し、かつ、それまでアクセスされていなかったメモリセルMC*をアクセス可能なメモリセルMCに設定変更する。これにより、ブロック内の全てのメモリセルを無駄なく用いることができ、メモリ10の寿命を延ばすことができる。
尚、メモリセルへのアクセス設定を入替えた場合、ROM120に格納されフラグのデータを変更する必要がある。或る選択ワード線に対して活性化させるセンスアンプの偶奇が逆転するからである。
(第6の実施形態)
さらにメモリ10の微細化が進むと、上記実施形態による対角アクセス方式を採用しても、近接効果の影響が現れる可能性がある。例えば、最小線幅が20nm以下の世代になると、近接効果の影響が対角アクセスブロックに対して無視できないと考えられる。この場合、第1の実施形態で説明したDLA方式を利用することが考えられる。DLA方式は、選択ワード線WLnに接続されたメモリセルMCからデータを読み出す場合、隣接するワード線WLn+1のデータに基づいて、ノイズ成分をキャンセルするために選択ワード線WLnのデータに補正を施す方式である。また、メモリセルMCに第1の実施形態で説明したLM方式による多値データを格納することが考えられる。これにより、近接効果を緩和できる。
(第7の実施形態)
本発明に係る第7の実施形態に従ったメモリ10は、対角アクセスアレイ(対角アクセスブロック)にはバイナリデータを格納し、全アクセスアレイ(全アクセスブロック)には多値データを格納する。バイナリデータは、多値データと比べて高速に読み出し、あるいは、書き込むことができる。一方、多値データは、バイナリデータに比べて大容量のデータである。第7の実施形態は、このようなバイナリデータおよび多値データの特性を利用する。対角アクセスアレイ(対角アクセスブロック)にバイナリデータを格納することによって、対角アクセスアレイ(対角アクセスブロック)への高速アクセスを保持する。全アクセスアレイ(全アクセスブロック)に多値データを格納することによって、全アクセスアレイ(全アクセスブロック)をさらに大容量化することができる。
即ち、全アクセスアレイ(全アクセスブロック)の各メモリセルに格納するデータ量(ビット数/セル)を対角アクセスアレイ(対角アクセスブロック)の各メモリセルに格納するデータ量(ビット数/セル)よりも大きくすることによって、メモリ10はより大容量のデータを記憶することができる。
ただし、NANDコントローラ220の設計の簡略化の観点からは、対角アクセスアレイ(対角アクセスブロック)および全アクセスアレイ(全アクセスブロック)の各メモリセルに記憶されるビット数は等しいことが好ましい場合がある。従って、対角アクセスアレイ(対角アクセスブロック)および全アクセスアレイ(全アクセスブロック)の各メモリセルに格納されるビット数は、高速アクセス、記憶容量、設計上の観点等から決定すればよい。対角アクセスセルも全アクセスセルも、バイナリデータも多値データも扱えるセルである。
(対角アクセスブロックへのアクセスについて)
図10は、対角アクセスブロックのワード線へのアクセス順の一例を示すフロー図である。この例の場合、対角アクセスブロックのワード線へアクセスする際には、センスアンプ群40は、まず、偶数アドレス(偶数ページ)のワード線のみに連続的にアクセスし(S10)、次に、奇数アドレス(奇数ページ)のワード線のみに連続的にアクセスする(S30)。その逆に、センスアンプ群40は、奇数アドレス(奇数ページ)のワード線のみに連続的にアクセスし、次に、偶数アドレス(偶数ページ)のワード線のみに連続的にアクセスしてもよい。即ち、偶数のワード線WL(2i)および奇数のワード線WL(2i+1)は、それぞれ別々に選択される。
対角アクセスブロックでは、図4に示すように互いに隣接する2つのワード線において、アクセス可能なメモリセルは1ピッチずれて配置されている。従って、偶数のワード線WL(2i)が連続して選択されている間、センスアンプは、偶数ビット線または奇数ビット線のいずれか一方にアクセスすれば足りる。つまり、偶数のワード線WL(2i)が連続して選択されている間、偶数カラムまたは奇数カラムのいずれか一方に対応するセンスアンプを活性化すれば足り、他方のセンスアンプは停止状態のままでよい(S12)。
一方、奇数のワード線WL(2i+1)が連続して選択されている間、センスアンプは、偶数ビット線または奇数ビット線の他方にアクセスすれば足りる。つまり、奇数のワード線WL(2i+1)が連続して選択されている間、偶数カラムまたは奇数カラムの他方に対応するセンスアンプを活性化すれば足り、上記一方のセンスアンプは停止状態のままでよい(S32)。
選択ワード線が偶数のワード線WL(2i)から奇数のワード線WL(2i+1)へ、あるいは、奇数のワード線WL(2i+1)から偶数のワード線WL(2i)へ変更されるときにのみ活性化されるセンスアンプが切り換えられる(S20)。
このように偶数アドレスのワード線と奇数アドレスのワード線とをそれぞれ別々にアクセスすることによって、活性化させるセンスアンプの切換回数を最小限に抑えることができる。他方で、従来と同様にワード線を順番にアクセスする方法も適用できる。その際には、毎回活性化するセンスアンプを切り替える必要がる。
これらの対角アクセスブロックへのアクセス方法は、第1〜第7の実施形態のいずれにも適用することができる。
本発明によるNAND型フラッシュメモリは、コンパクトフラッシュ(登録商標)、SDカード、メモリスティックなどのメモリカード、USBメモリ等に用いることができる。
本発明に係る第1の実施形態に従ったメモリ10の構成の一例を示すブロック図。 メモリセルアレイ100の構成の一例を示す図。 ブロックBLOCK0〜BLOCKmのそれぞれの構成の一例を示す図。 第1の実施形態によるメモリ10の駆動方法の一例を示す概略図。 4値データを格納するメモリセルMCの閾値電圧を示すグラフ。 書込み動作の時間を示す説明図。 本発明に係る第2の実施形態に従ったメモリ10の構成を示す概略図。 臨機圧縮を示す概念図。 本発明に係る第3の実施形態に従ったメモリ10の構成の一例を示す概略図。 対角アクセスブロックのワード線へのアクセス順を示すフロー図。
符号の説明
10…NAND型フラッシュメモリ
100メモリセルアレイ
20…ロウデコーダ
30…カラムデコーダ
40…センスアンプ群
50…入出力バッファ
210…外部I/Oパッド
220…NANDコントローラ
WL…ワード線
BL…ビット線
SL…ソース線
MC…メモリセル

Claims (5)

  1. 第1の方向に延伸する複数のワード線と、前記第1の方向と交差する第2の方向に延伸する複数のビット線と、前記ワード線と前記ビット線とによって構成される格子形状の交点近傍に対応して設けられた複数のメモリセルからなる複数のメモリセルアレイと、
    前記複数のビット線に対応して設けられ、前記メモリセルに格納されたデータを読み出すセンスアンプと、前記メモリセルへデータを書き込む際に動作するビット線駆動回路とを備え、
    前記ビット線駆動回路は、データ書込み時に、第1のメモリセルに対して前記第1の方向および前記第2の方向に隣接するメモリセルのデータを変更せずに、前記第1のメモリセルに対して前記格子形状の対角方向に隣接するメモリセルに書込みアクセスすることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 複数のメモリセルで構成されるメモリブロックがあり、
    前記複数のメモリブロックに、前記格子形状のメモリセルの対角方向にデータが書き込まれた後、
    前記複数のメモリセルブロックのデータをまとめて1つのメモリセルブロックへ圧縮コピーすることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記メモリセルアレイは、前記センスアンプが全メモリセルにアクセス可能な全アクセス領域と、前記センスアンプが前記格子形状の対角方向に配列される前記メモリセルにアクセスする対角アクセス領域とを含み、
    前記全アクセス領域および前記対角アクセス領域は、前記ワード線ごとまたは前記ブロックごとに設定されていることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 第1の方向に延伸する複数のワード線と、前記第1の方向と交差する第2の方向に延伸する複数のビット線と、前記ワード線と前記ビット線とによって構成される格子形状の交点近傍に対応して設けられた複数のメモリセルからなる複数のメモリセルアレイと
    前記複数のビット線に対応して設けられ、前記メモリセルに格納されたデータを読み出すセンスアンプと、前記メモリセルへデータを書き込む際に動作するビット線駆動回路とを備え、
    前記センスアンプまたはビット線駆動回路は、前記ワード線に対して1つ置きに設けられた間欠メモリセルにアクセスし、隣接するワード線を選択するごとに1ピッチずれるように前記間欠メモリセルを選択することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  5. 第1の方向に延伸する複数のワード線と、前記第1の方向と交差する第2の方向に延伸する複数のビット線と、前記ワード線と前記ビット線とによって構成される格子形状の交点近傍に対応して設けられた複数のメモリセルからなる複数のメモリセルアレイと、
    前記複数のビット線に対応して設けられ、前記メモリセルに格納されたデータを読み出すセンスアンプと、前記メモリセルへデータを書き込む際に動作するビット線駆動回路とを備えた不揮発性半導体記憶装置の駆動方法であって、
    データ書込みまたはデータ読出し時において、第1のワード線を選択した状態で、前記センスアンプまたはビット線駆動回路は、前記複数のビット線のうち1つ置きに設けられた第1の間欠ビット線と電気的に接続され、、
    前記第1のワード線に隣接する第2のワード線を選択した状態で、前記センスアンプはまたはビット線駆動回路は、前記複数のビット線のうち前記第1の間欠ビット線に隣接しかつ1つ置きに設けられた第2の間欠ビット線に電気的に接続されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の駆動方法。
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