JP2009058085A - シフト制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シフト機構の機械的変位の位置情報に基づいてシフト位置を判断するシフト制御装置において、外部磁力などにより非接触式センサの出力値に異常が生じてもシフト位置を正確に判定することができるシフト制御装置を提供する。
【解決手段】非接触式ポジションセンサ74が検出した位置情報に異常が含まれることを判定する異常判定手段90と、非接触式ポジションセンサ74が検出した位置情報に異常が含まれると判定された場合に、非接触式ポジションセンサ74に代えてロータリエンコーダ72に基づく検出に切り換える切換手段92を備えるため、例えば、非接触式ポジションセンサ74に異常が発生した場合、異常判定手段90がその異常を判定し、非接触式ポジションセンサ74からロータリエンコーダ72に切り換えて制御を実行するため、常に運転者のシフト意思に基づいた正確なシフト位置に切り換えることができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、シフト制御装置に係り、特に、シフト機構の機械的変位の位置情報に基づいてシフト位置を判断するシフト制御装置の改良に関するものである。
運転者のシフト意図を電気的に検出するシフト意思検出手段と、その運転者のシフト意思に基づいて電気的に制御されるシフト駆動手段により、複数のシフト位置へ機械的に変位させられるシフト機構と、そのシフト機構の機械的変位の位置情報を検出する位置情報検出手段と、その位置情報に基づいて前記シフト位置を判断するシフト位置判断手段とを、備える所謂シフトバイワイヤ方式のシフト制御装置が知られている。特許文献1に記載の車両用のシフト制御装置はその一例で、規制手段によりシフト駆動手段の移動端(例えばパーキング位置)を機械的に規制し、その移動端を基準位置として学習することにより、位置情報検出手段によって相対的位置情報(ロータリエンコーダのパルス数など)を検出する場合でも、その相対的位置情報に基づいてシフト位置を判断できるようになっている。
特開2004−308847号公報
ところで、特許文献1のシフト制御装置において、シフトレンジの切換は駐車レンジであるPレンジおよび非Pレンジの2ポジションのシフト位置に設定されている。しかしながら、例えばP(パーキング)、R(リバース)、N(ニュートラル)、D(ドライブ)の4ポジションのシフト位置が設定されている場合、相対的位置情報を検出するロータリエンコーダから検出される計数値ではガタなどの存在により精度が不足する可能性があった。
これ対し、絶対位置的情報を検出する非接触式センサが知られている。非接触式センサは、磁石と磁気素子を用いて角度検出を可能としている。非接触式センサの作動原理について簡潔に説明すると、磁石が移動すると、素子を通過する磁力・磁束などが変化するために素子の抵抗値などが変化し、その結果、素子を通過する電圧値が変化する。ここで、磁石の移動量と電圧値との変化は一意的に決まるため、この出力電圧値を検出することで回転角度を検出することができる。ところが、外部からの強い磁力などがこの非接触式センサに与えられると、素子を通過する磁力・磁束などが乱れ、電圧値が変化することから、正しい回転角度を算出することが出来なくなる可能性があった。このためにモータ制御の精度が劣化する可能性があった。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、シフト機構の機械的変位の位置情報に基づいてシフト位置を判断するシフト制御装置において、例えば外部からの磁力などにより非接触式センサの出力値に異常が生じてもシフト位置を正確に判定することができるシフト制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するための、請求項1にかかる発明の要旨とするところは、(a)運転者のシフト意思を電気的に検出するシフト意思検出手段と、その運転者のシフト意思に基づいて電気的に制御されるシフト駆動手段により、複数のシフト位置のいずれかへ機械的に変位させられるシフト機構と、そのシフト機構の機械的変位の位置情報を検出する非接触式の第1位置情報検出手段と、その位置情報に基づいて前記シフト位置を判断するシフト位置判断手段とを、備えるシフト制御装置において、(b)前記第1位置情報検出手段とは異なる方法で前記シフト機構の機械的変位の位置情報を検出する第2位置情報検出手段と、(c)前記第1位置情報検出手段が検出した位置情報に異常が含まれることを判定する異常判定手段と、(d)前記第1位置情報検出手段が検出した位置情報に異常が含まれると判定された場合に、前記第1位置情報検出手段に代えて前記第2位置情報検出手段に基づく制御に切り換える切換手段を備えることを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明の要旨とするところは、請求項1のシフト制御装置において、前記異常判定手段は、前記第1位置情報検出手段による位置情報と前記第2位置情報検出手段による位置情報との検出結果の差が所定基準より大きい状態が所定時間より長く継続した場合に異常が含まれると判定することを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明の要旨とするところは、請求項1または2のシフト制御装置において、前記位置情報は回転角度であり、前記第1位置情報検出手段は、磁石の回転角度を連続的に検出する非接触式回転角センサであり、前記第2位置情報検出手段は、前記シフト機構のシャフトの回転変位量に応じてパルスを出力するロータリエンコーダであることを特徴とする。
また、請求項4にかかる発明の要旨とするところは、請求項1乃至3のいずれか1つのシフト制御装置において、前記シフト駆動手段は、前記第1情報検出手段から出力されるポジション電圧に基づいてフィードバック制御されることを特徴とする。
また、請求項5にかかる発明の要旨とするところは、請求項1乃至4のいずれか1つのシフト制御装置において、シフト切換中以外に前記異常判定手段によって前記第1位置情報検出手段の異常が検出されると、それ以降のシフト切換を実行しないことを特徴とする。
請求項1にかかる発明のシフト制御装置によれば、前記第1位置情報検出手段とは異なる方法で前記シフト機構の機械的変位の位置情報を検出する第2位置情報検出手段と、前記第1位置情報検出手段が検出した位置情報に異常が含まれることを判定する異常判定手段と、前記第1位置情報検出手段が検出した位置情報に異常が含まれると判定された場合に、前記第1位置情報検出手段に代えて前記第2位置情報検出手段に基づく検出に切り換える切換手段を備えるため、例えば、第1位置情報検出手段に異常が発生した場合、異常判定手段がその異常を判定し、第1位置情報検出手段から第2位置情報検出手段に切り換えて制御を実行するため、常に運転者のシフト意思に基づいた正確なシフト位置に切り換えることができる。
また、請求項2にかかる発明のシフト制御装置によれば、前記異常判定手段は、前記第1位置情報検出手段による位置情報と前記第2位置情報検出手段による位置情報との検出結果の差が所定基準より大きい状態が所定時間より長く継続した場合に異常が含まれると判定するため、その持続的な位置情報の差に基づいて高い精度でその異常を判定することができる。
また、請求項3にかかる発明のシフト制御装置によれば、前記第1位置情報検出手段は、磁石の回転角度を検出する非接触式回転角センサであり、前記第2位置情報検出手段は、回転変位量に応じてパルスを出力するロータリエンコーダであるので、非接触式回転角センサから検出される位置情報に異常が生じても、ロータリエンコーダによる相対的な位置情報に基づいてシフト位置を正確に判定することができる。
また、請求項4にかかる発明のシフト制御装置によれば、前記シフト駆動手段は、前記第1情報検出手段から出力されるポジション電圧に基づいてフィードバック制御されるため、第1情報検出手段が正常なときは、正確なシフト切換が可能となる。
また、請求項5にかかる発明のシフト制御装置によれば、シフト切換中以外に前記異常判定手段によって前記第1位置情報検出手段の異常が検出されると、それ以降のシフト切換を実行しないため、シフト切換時の誤作動の可能性を確実に回避することができる。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)車両などの横置き型の車両用駆動装置8の骨子図であり、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関によって構成されているエンジン10の出力は、トルクコンバータ12、自動変速機14を経て、図示しない差動歯車装置から駆動輪(前輪)へ伝達されるようになっている。上記エンジン10は車両走行用の動力源(原動機)で、トルクコンバータ12は流体継手である。
自動変速機14は、シングルピニオン型の第1遊星歯車装置20を主体として構成されている第1変速部22と、シングルピニオン型の第2遊星歯車装置26およびダブルピニオン型の第3遊星歯車装置28を主体として構成されている第2変速部30とを同軸線上に有し、入力軸32の回転を変速して出力歯車34から出力する。入力軸32は入力部材に相当するもので、本実施例ではトルクコンバータ12のタービン軸であり、出力歯車34は出力部材に相当するもので、差動歯車装置を介して左右の駆動輪を回転駆動する。なお、自動変速機14は中心線に対して略対称的に構成されており、図1では中心線の下半分が省略されている。
上記第1変速部22を構成している第1遊星歯車装置20は、サンギヤS1、キャリアCA1、およびリングギヤR1の3つの回転要素を備えており、サンギヤS1が入力軸32に連結されて回転駆動されるとともに、リングギヤR1が第3ブレーキB3を介して回転不能にケース36に固定されることにより、キャリアCA1が中間出力部材として入力軸32に対して減速回転させられて出力する。また、第2変速部30を構成している第2遊星歯車装置26および第3遊星歯車装置28は、一部が互いに連結されることによって4つの回転要素RM1〜RM4が構成されており、具体的には、第3遊星歯車装置28のサンギヤS3によって第1回転要素RM1が構成され、第2遊星歯車装置26のリングギヤR2および第3遊星歯車装置28のリングギヤR3が互いに連結されて第2回転要素RM2が構成され、第2遊星歯車装置26のキャリアCA2および第3遊星歯車装置28のキャリアCA3が互いに連結されて第3回転要素RM3が構成され、第2遊星歯車装置26のサンギヤS2によって第4回転要素RM4が構成されている。上記第2遊星歯車装置26および第3遊星歯車装置28は、キャリアCA2およびCA3が共通の部材にて構成されているとともに、リングギヤR2およびR3が共通の部材にて構成されており、且つ第2遊星歯車装置26のピニオンギヤが第3遊星歯車装置28の第2ピニオンギヤを兼ねているラビニヨ型の遊星歯車列とされている。
上記第1回転要素RM1(サンギヤS3)は第1ブレーキB1によって選択的にケース36に連結されて回転停止させられ、第2回転要素RM2(リングギヤR2、R3)は第2ブレーキB2によって選択的にケース36に連結されて回転停止させられ、第4回転要素RM4(サンギヤS2)は第1クラッチC1を介して選択的に前記入力軸32に連結され、第2回転要素RM2(リングギヤR2、R3)は第2クラッチC2を介して選択的に入力軸32に連結され、第1回転要素RM1(サンギヤS3)は中間出力部材である前記第1遊星歯車装置20のキャリアCA1に一体的に連結され、第3回転要素RM3(キャリアCA2、CA3)は前記出力歯車34に一体的に連結されて回転を出力するようになっている。
上記クラッチC1、C2およびブレーキB1、B2、B3(以下、特に区別しない場合は単にクラッチC、ブレーキBという)は、多板式のクラッチやブレーキなど油圧アクチュエータによって係合制御される油圧式摩擦係合装置であり、図3に示す油圧制御回路40によってそれぞれ係合解放制御されることにより、シフト操作装置50(図4参照)のシフト操作位置PSHに応じて図2に示すように前進6段、後進1段の各ギヤ段が成立させられる。図2の「1st」〜「6th」は前進の第1速ギヤ段〜第6速ギヤ段を意味しており、「Rev」は後進ギヤ段であり、それ等の変速比(=入力軸回転速度NIN/出力軸回転速度NOUT )は、前記第1遊星歯車装置20、第2遊星歯車装置26、および第3遊星歯車装置28の各ギヤ比ρ1、ρ2、ρ3によって適宜定められる。図2の「○」は係合、空欄は解放を意味している。
図3において、油圧制御回路40は、エンジン10によって回転駆動される機械式のオイルポンプ42、プライマリレギュレータバルブ44、マニュアルバルブ46、リニアソレノイドバルブSL1〜SL4、およびB2コントロールバルブ48等を備えており、オイルポンプ42によって汲み上げられた作動油は、図示しないリニアソレノイドバルブSLTから信号圧が供給されるプライマリレギュレータバルブ44により、アクセル操作量(運転者の出力要求量)等に応じて所定のライン圧PLに調圧される。そして、第3ブレーキB3は、ライン圧PLがそのまま供給されるリニアソレノイドバルブSL4によって係合油圧が制御され、係合解放制御される。
マニュアルバルブ46は、シフト操作装置50の操作に応じて油路を切り換えることにより、前記クラッチC1、C2、第1ブレーキB1に対応して配設されたリニアソレノイドバルブSL1〜SL3、およびB2コントロールバルブ48に前進用油圧PD を供給したり、B2コントロールバルブ48に後進用油圧PR を供給したり、それ等のバルブに対する油圧供給を停止したりする。シフト操作装置50は、運転者のシフト意思に応じて操作されるもので、図4に示すように後進走行用の「R(リバース)」、動力伝達を遮断する「N(ニュートラル)」、前進走行用の「D(ドライブ)」、およびエンジンブレーキ用の「B(ブレーキ)」の4位置へ移動操作されるシフトレバー52と、駐車する際に押圧操作される押釦式のPスイッチ54とを備えている。シフトレバー52は、常には図に示す中立位置に自動的に復帰させられるモーメンタリータイプで、上記各操作位置「R」、「N」、「D」、「B」へ操作されたことを検出するシフト操作検出装置60(本発明のシフト意思検出手段に対応)を備えており、Pスイッチ54のON操作(操作位置「P」)を含めて、それ等のシフト操作位置PSH、すなわち運転者のシフト意思が電気的に検出される。そして、そのシフト操作位置PSHに応じて電子制御装置(ECU)62によりSBW(シフトバイワイヤ)アクチュエータ64が制御され、切換シャフト66が軸心まわりに回転させられることにより、レバー68を介してマニュアルバルブ46のスプール(弁体)47が機械的に一直線方向へ移動させられ、4箇所のシフト位置「P」、「R」、「N」、「D」に位置決めされて油路を切り換えるようになっている。なお、シフト操作位置PSHが「B」の場合は、「D」による前進走行を前提としており、マニュアルバルブ46はシフト位置「D」のままで、電気的に変速制御が実行されることによりエンジンブレーキが増大させられる。
上記マニュアルバルブ46のシフト位置「D」は、前進走行するための前進駆動位置で、図3から明らかなように、マニュアルバルブ46はライン圧PLが供給される供給油路56と前進用油路57とを連通する状態となり、その前進用油路57にライン圧PLと等しい前進用油圧PD を出力する。前進用油路57は、リニアソレノイドバルブSL1〜SL3、およびB2コントロールバルブ48に接続されており、前進用油圧PD がそれ等によって調圧制御されることにより、クラッチC1、C2、ブレーキB1、B2がそれぞれ係合解放制御され、前記第3ブレーキB3の係合解放制御と合わせて、前記第1速ギヤ段「1st」〜第6速ギヤ段「6th」の何れかの前進ギヤ段が成立させられる。B2コントロールバルブ48には、図示しないソレノイドバルブSLUおよびSLから信号油圧が供給されるようになっており、ソレノイドバルブSLUの信号油圧に基づいて第2ブレーキB2の係合油圧が制御される。
マニュアルバルブ46のシフト位置「R」は、後進走行するための後進駆動位置で、マニュアルバルブ46はライン圧PLが供給される供給油路56と後進用油路58とを連通する状態となり、その後進用油路58にライン圧PLと等しい後進用油圧PR を出力する。後進用油路58は、B2コントロールバルブ48に接続されており、後進用油圧PD がそのB2コントロールバルブ48を経て第2ブレーキB2に供給されることにより、その第2ブレーキB2が係合させられ、前記第3ブレーキB3が係合させられることにより、前記後進ギヤ段「Rev」が成立させられる。
マニュアルバルブ46のシフト位置「P」は、駆動力源からの動力伝達を遮断するとともに図示しないパーキングロック装置により機械的に駆動輪の回転を阻止するパーキング位置で、マニュアルバルブ46はライン圧PLが供給される供給油路56と前進用油路57、後進用油路58との連通を何れも遮断するとともに、それ等の前進用油路57、後進用油路58をEXポートに連通し、作動油をドレーンする。また、シフト位置「N」は、駆動力源からの動力伝達を遮断する遮断位置であり、マニュアルバルブ46はライン圧PLが供給される供給油路56と前進用油路57、後進用油路58との連通を何れも遮断するとともに、後進用油路58をEXポートに連通して作動油をドレーンする。図3のマニュアルバルブ46は、このシフト位置「N」の状態である。マニュアルバルブ46は駆動切換バルブに相当し、スプール47は弁体に相当する。
本実施例では、マニュアルバルブ46および前記切換シャフト66を含んで車両の駆動状態、すなわち複数のシフト位置のいずれかへ機械的に切り換えるシフト機構70が構成されており、SBWアクチュエータ64は運転者のシフト意思に基づいて電気的に制御されるシフト駆動手段に相当する。このSBWアクチュエータ64は、本実施例ではSRモータ(Switched Reluctance Motor )にて構成されており、前記切換シャフト66に減速機等を介して連結されて回転駆動するとともに、一体的に設けられたロータリエンコーダ72から出力されるパルス信号SPが電子制御装置62に供給されるようになっている。ロータリエンコーダ72は、一対の発光素子および受光素子を有する非接触式の光学式回転センサで、SBWアクチュエータ64の所定回転毎にパルス信号SPを出力するものであり、シフト機構70の機械的変位、ここでは切換シャフト66の回転変位の相対的位置情報を連続的に検出する第2位置情報検出手段としても機能している。パルス信号SPは相対的位置情報に相当する。
上記切換シャフト66にはまた、非接触式ポジションセンサ74が配設されている。この非接触式ポジションセンサ74は、シフト機構70の機械的変位、ここでは切換シャフト66の回転変位(機械的変位)の絶対的位置情報を検出する非接触式回転角センサで、第1位置情報検出手段として機能するものであり、図5に示すように、切換シャフト66の周囲であって軸心Oに対して対称位置に配設された一対の磁石76と、切換シャフト66に一体的に配設されて一体的に軸心Oまわりに回転させられるホール素子78とを備えている。ホール素子78は、磁力の強さに応じて変化するポジション電圧PVを出力するもので、切換シャフト66の回転に伴ってホール素子78に作用する磁力が変化することにより、その回転角度に応じてポジション電圧PVは連続的に変化する。したがって、このポジション電圧PVの大きさに基づいて切換シャフト66の回転角度、更にはマニュアルバルブ46のシフト位置「P」、「R」、「N」、「D」を検出することができる。ポジション電圧PVは絶対的位置情報に相当する。
前記電子制御装置62は、CPU、RAM、ROM等を有するマイクロコンピュータを備えて構成されており、予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行なうことにより、各種の機能を実行するようになっている。図6は、前記シフト操作装置50のシフト操作SHに応じてマニュアルバルブ46を切り換えるために前記SBWアクチュエータ64を制御する際に、この電子制御装置62によって実行されるシフト制御手段80の機能を説明するブロック線図で、シフト意思判定手段81、基準値記憶手段82、シフト位置判断手段84、駆動制御手段86、およびモータデータ記憶手段88を備えている。
シフト意思判定手段81は、シフト操作検出装置60(シフト意思検出手段)によって検出されるシフト操作位置PSHに応じて、Pスイッチ54のON操作を含めてシフト位置が切り換えられているか否かを判定する。
基準値記憶手段82は、前記非接触式ポジションセンサ74から出力されるポジション電圧PVと、前記マニュアルバルブ46の4つのシフト位置「P」、「R」、「N」、「D」、すなわち切換シャフト66の軸心Oまわりの回転角度とに関して、予め工場出荷時等に求められた相関関係を記憶しているものである。図7の実線は、この相関関係の基準値の一例で、切換シャフト66の回転角度に対してポジション電圧PVが略直線的に変化するように、非接触式ポジションセンサ74は構成されている。また、非接触式ポジションセンサ74の検出精度のばらつき(個体差)や温度変化等の一時的な外乱によるポジション電圧PVの変化等を考慮して、破線で示すように基準値の上下に所定の上側許容範囲および下側許容範囲が定められている。上側許容範囲および下側許容範囲は、例えば基準値に対して同じ値ずつ上下に離間して設定されるが、これ等を別々に設定することも可能である。なお、図7に示すようなグラフは必ずしも必要でなく、シフト位置「P」、「R」、「N」、「D」毎にポジション電圧PVの許容範囲や基準値を相関関係として設定しても良い。
シフト位置判断手段84は、位置情報に相当するポジション電圧PVに基づいて、具体的には、上記基準値記憶手段82に記憶された上側許容範囲、下側許容範囲に基づいて、現在のシフト位置が「P」、「R」、「N」、「D」の何れかを判断する。すなわち、ポジション電圧PVがPVP1〜PVP2の範囲内であればマニュアルバルブ46のシフト位置を「P」と判断し、ポジション電圧PVがPVR1〜PVR2の範囲内であればマニュアルバルブ46のシフト位置を「R」と判断し、ポジション電圧PVがPVN1〜PVN2の範囲内であればマニュアルバルブ46のシフト位置を「N」と判断し、ポジション電圧PVがPVD1〜PVD2の範囲内であればマニュアルバルブ46のシフト位置を「D」と判断する。
そして、駆動制御手段86は、上記シフト位置判断手段84によって判断されたマニュアルバルブ46のシフト位置と、シフト操作検出装置60によって検出されるシフト操作位置PSHとを比較し、マニュアルバルブ46のシフト位置がシフト操作位置PSHと一致するように、SBWアクチュエータ64をフィードバック制御する。すなわち、ポジション電圧PVが、シフト操作位置PSHに対応するシフト位置となる電圧値となるようにフィードバック制御を実行する。具体的には、シフト操作位置PSHに対応するシフト位置が「P」ポジションであれば、ポジション電圧PVが基準値であるPVPとなるようにフィードバック制御を実行し、シフト操作位置PSHに対応するシフト位置が「R」ポジションであれば、ポジション電圧PVがPVRとなるようにフィードバック制御を実行し、シフト操作位置PSHに対応するシフト位置が「N」ポジションであれば、ポジション電圧PVがPVNとなるようにフィードバック制御を実行し、シフト操作位置PSHに対応するシフト位置が「D」ポジションであれば、ポジション電圧PVがPVDとなるようにフィードバック制御を実行する。
ここで、上記のように非接触式ポジションセンサ74から出力されるポジション電圧PVに基づいてSBWアクチュエータ64のフィードバック制御を実行する場合、車両に搭載される各種の電機部品等による外乱磁気や環境温度の変化、或いは経時変化などでホール素子78のポジション電圧PVの値に異常が発生すると、SBWアクチュエータ64による制御の精度が劣化し、目標シフト位置への切換が行えない可能性がある。特に、シフト位置切換中に異常が発生した場合には、目標シフト位置と異なるシフト位置への切換が実施されてしまう可能性がある。
これに対し、本実施例のシフト制御手段80(シフト制御装置)は、さらに異常判定手段90および切換手段92を備えており、上記ホール素子78のポジション電圧PVに異常が生じてもシフト位置の切換が正常に行えるようになっている。
異常判定手段90は、第1位置情報検出手段として機能する非接触式ポジションセンサ74による切換シャフト66の回転角度の絶対的位置情報と、第1位置情報検出手段とは異なる方法である第2位置情報検出手段として機能するロータリエンコーダ72による切換シャフト66の回転角度の相対的位置情報とを比較し、非接触式ポジションセンサ74が検出した位置情報に異常が含まれるか否かを判定する。
ここで、非接触式ポジションセンサ74による切換シャフト66の回転角度(位置情報)は、前述したように図7に示す切換シャフト66の回転角度に対するポジション電圧PVの関係に基づいて算出される。また、ロータリエンコーダ72による切換シャフト66の回転角度(位置情報)は、モータデータ記憶手段88に記憶されているモータデータに基づいて算出される。モータデータ記憶手段88に記憶されているモータデータは、前記ロータリエンコーダ72から出力されるパルス信号SPのカウント数CPと、切換シャフト66の軸心O回りの回転角度とに関して、例えばイグニッションスイッチがON操作された時のシフト位置である「P」ポジションを基準位置(基準角度)として予め工場出荷時等に求められた相関関係で、図8はその一例である。したがって、ロータリエンコーダ72によってパルスカウント数CPを検出し、そのパルスカウント数CPに基づいて切換シャフト66の回転角度が算出されると共に、パルスカウント数CPに基づいて一義的に設定されている4つのシフト位置「P」、「R」、「N」、「D」が判定される。
異常判定手段90は、非接触式ポジションセンサ74およびロータリエンコーダ72から算出されるそれぞれの切換シャフト66の回転角度(位置情報)を比較し、その回転角度差が所定基準よりも大きい状態が所定時間t1より長く継続した場合に非接触式ポジションセンサ74のポジション電圧PVに異常が含まれるものと判定する。なお、所定基準および所定時間t1は予め実験的に求められ、ポジション電圧PVの異常が正確に判定されるような好適な値に設定されている。
切換手段92は、異常判定手段90によって非接触式ポジションセンサ74のポジション電圧PVに異常が含まれるものと判定される場合に、非接触式ポジションセンサ74に基づくシフト制御に代えてロータリエンコーダ72に基づく制御に切り換える。このとき、駆動制御手段86は、ロータリエンコーダ72から出力されるパルスカウント数CPに基づいてSBWアクチュエータ64を制御する。具体的には、駆動制御手段86は、シフト操作検出装置60によって検出されるシフト操作位置PSHと、ロータリエンコーダ72から出力されるパルス信号SPのパルスカウント数CPに基づいて判断されたシフト位置とを比較し、マニュアルバルブ46のシフト位置がシフト操作位置PSHと一致するように、モータデータ記憶手段88に記憶されているモータデータに基づいてSBWアクチュエータ64を制御する。したがって、現在のシフト位置からシフト操作位置PSHに対応するシフト位置までのパルスカウント数CPを求め、そのパルスカウント数CPだけパルス信号SPが供給されるようにSBWアクチュエータ64を正逆両方向へ回転駆動すれば良い。例えば、現在のシフト位置が「P」である場合に、シフト操作位置PSHが「P」から「D」まで変化した時には、図8のパルス信号SPがパルスカウント数CPDだけ供給されるようにSBWアクチュエータ64を回転駆動すれば良い。逆に、現在のシフト位置が「D」である場合に、シフト操作位置PSHが「D」から「N」或いは「R」まで変化した時には、パルス信号SPがパルスカウント数(CPD−CPN)、或いは(CPD−CPR)だけ供給されるように、SBWアクチュエータ64を逆方向へ回転駆動すれば良い。
図9は、電子制御装置62の要部すなわち非接触式ポジションセンサ74が検出するポジション電圧PVに異常が生じたときにロータリエンコーダ72から出力されるパルスカウント数CPに基づいてSBWアクチュエータ64の制御を実行するフローチャートである。
先ず、シフト意思判定手段81に対応するステップSA1(以下、ステップを省略)において、シフト操作位置PSHに基づいてシフト位置の切換が実行されているか否かを判定する。なお、シフト位置の切換は、非接触式ポジションセンサ74から出力されるポジション電圧PVが変化している状態か否かを判定し、ポジション電圧PVの変化量が所定値以上であれば、シフト位置切換中と判定することもできる。さらに、ロータリエンコーダ72のパルスカウント数CPを検出し、そのカウント数CPの変化に基づいて判定することもできる。
SA1が否定されると、本ルーチンは終了させられる。一方、SA1が肯定されると、異常判定手段90に対応するSA2において、非接触式ポジションセンサ74が検出したポジション電圧PVに異常が含まれるか否かを判定する。具体的には、非接触式ポジションセンサ74が検出するポジション電圧PVに基づいて算出される切換シャフト66の回転角度と、ロータリエンコーダ72から出力されるパルスカウント数CPに基づいて算出される切換シャフト66の回転角度とを比較し、互いの回転角度の差が所定基準より大きいか否かを判定する。前記回転角度の差が所定基準より小さければ、本ルーチンは終了させられる。
一方、前記回転角度の差が所定基準よりも大きければ、さらに異常判定手段90に対応するSA3において、回転角度の差が所定基準よりも大きくなった時点を基準として、その状態の継続時間Tの加算を開始する。そして、さらに異常判定手段90に対応するSA4において、前記継続時間Tが所定時間t1を越えたか否かを判定する。SA4が否定されると、SA2以下のステップが繰り返し実行される。そして、継続時間Tが所定時間t1を越えると、SA4が肯定され、切換手段92および駆動制御手段86に対応するSA5において、SBWアクチュエータ64の制御方法を、非接触ポジションセンサ74から検出されるポジション電圧PVによるフィードバック制御からロータリエンコーダ72から出力されるパルスカウント数CPに基づく制御に切り換えて実行する。これにより、非接触式ポジションセンサ74に異常が生じてもロータリエンコーダ72に基づく制御方法に切り換えることで正確なシフト位置の切換が可能となる。
なお、シフト切換中以外においても異常判定手段90を作動させ、そのときに非接触式ポジションセンサ74の異常が判定されると、それ以降のシフト切換を実行させない制御指令をシフト制御手段80に出力することもできる。
上述のように、本実施例によれば、非接触式ポジションセンサ74(第1位置情報検出手段)とは異なる方法でシフト機構70の機械的変位の位置情報を検出するロータリエンコーダ72(第2位置情報検出手段)と、非接触式ポジションセンサ74が検出した位置情報に異常が含まれることを判定する異常判定手段90と、非接触式ポジションセンサ74が検出した位置情報に異常が含まれると判定された場合に、非接触式ポジションセンサ74に代えてロータリエンコーダ72に基づく検出に切り換える切換手段92を備えるため、例えば、非接触式ポジションセンサ74に異常が発生した場合、異常判定手段90がその異常を判定し、非接触式ポジションセンサ74からロータリエンコーダ72に切り換えて制御を実行するため、常に運転者のシフト意思に基づいた正確なシフト位置に切り換えることができる。
また、本実施例によれば、異常判定手段90は、非接触式ポジションセンサ74による位置情報とロータリエンコーダ72による位置情報との検出結果の差が所定基準より大きい状態が所定時間t1より長く継続した場合に異常が含まれると判定するため、その持続的な位置情報の差に基づいて高い精度でその異常を判定することができる。
また、本実施例にによれば、非接触式ポジションセンサ74は、磁石の回転角度を検出する非接触式回転角センサであり、ロータリエンコーダ72は、回転変位量に応じてパルスを出力するので、非接触式ポジションセンサ74から検出される位置情報に異常が生じても、ロータリエンコーダ72による相対的な位置情報に基づいてシフト位置を正確に判定することができる。
また、本実施例によれば、SBWアクチュエータは、非接触ポジションセンサ74から出力されるポジション電圧PVに基づいてフィードバック制御されるため、非接触式ポジションセンサ74が正常なときは、正確なシフト切換が可能となる。
また、本実施例によれば、シフト切換中以外に異常判定手段90によって非接触式ポジションセンサ74の異常が検出されると、それ以降のシフト切換を実行しないため、シフト切換時の誤作動の可能性を確実に回避することができる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
例えば、前述の実施例のシフト意思検出手段は、運転者のシフト意思を電気的信号に変換するものであればよく、例えばシフトレバーの操作位置を検出するレバーポジションセンサや押釦式スイッチ、中立位置等の原位置へ自動復帰する操作レバーの操作位置を検出して記憶するモーメンタリータイプの検出装置など、様々な態様が可能である。
また、前述の実施例の第1位置情報検出手段は、例えば回転角度に応じて変化する磁力を検出するホール素子や磁気抵抗素子等を有する非接触式回転角センサにて構成されているが、例えば直線移動させられる部材の複数のシフト位置を非接触で検出するギャップセンサなど、様々な態様が可能である。第2位置情報検出手段は、例えば回転角度に応じてパルスを出力するマグネスケールなど、接触式か非接触式を問わず様々な態様が可能である。
また、前述の実施例では、燃料の燃焼によって動力を発生させるエンジン駆動車両であったが、電動モータによって駆動する電気自動車、或いは複数の動力源を備えているハイブリッド車両など、種々の車両用のシフト制御装置に好適に適用される。また、前後進を切り換える前後進切換装置や、変速比が異なる複数のギヤ段を有する有段の自動変速機、或いは変速比を連続的に変化させる無段変速機などを有し、シフト機構により駆動状態を変更することができる種々の車両に好適に適用される。
また、前述の実施例では、自動変速機として有段式の自動変速機14が用いられていたが、自動変速機の構造は前述の実施例のものに限定されず、遊星歯車装置の数や変速段数、およびクラッチC、ブレーキBの数が遊星歯車装置のどの要素と選択的に連結されているかなど特に限定はない。
なお、上述したのはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
本発明が好適に適用される車両用駆動装置の骨子図である。 図1の自動変速機の複数のギヤ段と摩擦係合装置の係合解放状態との関係を説明する作動表を示す図である。 図1の車両用駆動装置が備えている油圧制御回路のうちマニュアルバルブおよびクラッチC1、C2、ブレーキB1〜B3に関連する部分を示す回路図である。 図1の車両用駆動装置において、シフト操作装置の操作に応じてマニュアルバルブのシフト位置を電気的に切り換えるための制御系統を説明するブロック線図である。 図4の非接触式ポジションセンサを説明する概略構成図である。 図4の電子制御装置がシフト制御に関して備えている機能を説明するブロック線図である。 図6の基準値記憶手段が記憶しているポジション電圧PVとシフト位置との相関関係を説明する図である。 図6のモータデータ記憶手段が記憶しているパルスカウント数CPとシフト位置との相関関係を説明する図である。 電子制御装置の要部、すなわち非接触式ポジションセンサに異常が生じたときのシフト位置の切換制御を説明するフローチャートである。
符号の説明
60:シフト操作検出装置(シフト意思検出手段) 64:SBWアクチュエータ64(シフト駆動手段) 70:シフト機構 72:ロータリエンコーダ(第2位置情報検出手段) 74:非接触式ポジションセンサ(第1位置情報検出手段、非接触式回転角センサ) 90:異常判定手段 92:切換手段

Claims (5)

  1. 運転者のシフト意思を電気的に検出するシフト意思検出手段と、該運転者のシフト意思に基づいて電気的に制御されるシフト駆動手段により、複数のシフト位置のいずれかへ機械的に変位させられるシフト機構と、該シフト機構の機械的変位の位置情報を検出する非接触式の第1位置情報検出手段と、該位置情報に基づいて前記シフト位置を判断するシフト位置判断手段とを、備えるシフト制御装置であって、
    前記第1位置情報検出手段とは異なる方法で前記シフト機構の機械的変位の位置情報を検出する第2位置情報検出手段と、
    前記第1位置情報検出手段が検出した位置情報に異常が含まれることを判定する異常判定手段と、
    前記第1位置情報検出手段が検出した位置情報に異常が含まれると判定された場合に、前記第1位置情報検出手段に代えて前記第2位置情報検出手段に基づく制御に切り換える切換手段を備えることを特徴とするシフト制御装置。
  2. 前記異常判定手段は、前記第1位置情報検出手段による位置情報と前記第2位置情報検出手段による位置情報との検出結果の差が所定基準より大きい状態が所定時間より長く継続した場合に異常が含まれると判定することを特徴とする請求項1のシフト制御装置。
  3. 前記位置情報は回転角度であり、前記第1位置情報検出手段は、磁石の回転角度を連続的に検出する非接触式回転角センサであり、
    前記第2位置情報検出手段は、前記シフト機構のシャフトの回転変位量に応じてパルスを出力するロータリエンコーダであることを特徴とする請求項1または2のシフト制御装置。
  4. 前記シフト駆動手段は、前記第1情報検出手段から出力されるポジション電圧に基づいてフィードバック制御されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つのシフト制御装置。
  5. シフト切換中以外に前記異常判定手段によって前記第1位置情報検出手段の異常が検出されると、それ以降のシフト切換を実行しないことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つのシフト制御装置。
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