JP2010156451A - シフトバイワイヤ装置およびこれを搭載する変速機装置 - Google Patents

シフトバイワイヤ装置およびこれを搭載する変速機装置 Download PDF

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悦申 伊藤
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Abstract

【課題】マニュアルバルブのバルブ位置を検出するためのシャフトポジションセンサの故障により適切に対処する。
【解決手段】シャフトポジションセンサ108をマニュアルシャフトの回転角が大きくなるほど0Vから5Vまでリニアに変化する信号POS1とマニュアルシャフトの回転角が大きくなるほど5Vから0Vまでリニアに変化する信号POS2とからなる二重系のセンサとして構成してシャフトポジションセンサ108の故障を判定し、故障を判定したときにマニュアルシャフトを駆動するブラシレスモータとしての電気モータ110の制御用として取り付けられたモータ角度センサ114からのモータ回転角θmから得られるモータ回転回数Nmを用いて二つの信号POS1,POS2のうち異常が生じている信号を特定すると共に異常が生じていない正常な信号を用いてマニュアルバルブのバルブポジションVPを設定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、シフトバイワイヤ装置およびこれを搭載する変速機装置に関し、詳しくは、車両に搭載され、マニュアルシャフトの駆動を伴って作動対象を作動させるシフトバイワイヤ装置および自動変速機とシフトバイワイヤ装置とを搭載する変速機装置に関する。
従来、この種のシフトバイワイヤ装置としては、レンジを切り換えるスプールの位置を検出する位置センサを備え、セレクタスイッチ(シフトスイッチ)によりP(パーキング)レンジ,R(リバース)レンジ,N(ニュートラル)レンジ,D(ドライブ)レンジのうちのいずれかが選択されたとき、位置センサからの信号に基づいてスプールが選択されたレンジに対応する位置となるようモータを制御するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、レンジ切り換えの両端をそれぞれDレンジとPレンジとに対応させると共にモータの回転をレンジ切り換えの両端で規制する規制部(ストッパ)を設け、位置センサに異常が生じたときには、セレクタスイッチがDレンジのときにはDレンジ方向に移動が規制されるまでモータを駆動し、セレクタスイッチがDレンジでないときにはPレンジ方向(Dレンジ方向とは逆回転方向)に移動が規制されるまでモータを駆動することにより、位置センサの異常に対処している。
特開2007−139102号公報
このようにシフトバイワイヤシステムでは、シフトスイッチとスプールとが機械的に連結しておらず、スプールをモータにより駆動させることから、位置センサの異常に対して適切に対処することは、退避走行できるようにしたり運転者の予期しない動力が出力されないようにする上で極めて重要な課題の一つとして考えられている。
本発明のシフトバイワイヤ装置および変速機装置は、マニュアルシャフトの回転角度を検出するポジションセンサの故障に対してより適切に対処することを主目的とする。
本発明の発名称は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のシフトバイワイヤ装置は、
車両に搭載され、マニュアルシャフトの駆動を伴って作動対象を作動させるシフトバイワイヤ装置であって、
回転軸を有し、該回転軸を回転駆動することにより前記マニュアルシャフトを駆動する電動機と、
前記電動機を制御するために前記回転軸の回転位置を検出する回転ポジションセンサと、
電気的に出力された少なくとも二つの信号から前記マニュアルシャフトの回転角度を検出するシャフトポジションセンサと、
前記少なくとも二つの信号により前記シャフトポジションセンサに故障が生じているか否かを判定し、前記シャフトポジションセンサに故障が生じていないときには前記検出されたシャフトの回転角度と要求されたシャフトの回転角度とに基づいて前記電動機を制御する通常時制御を実行し、前記シャフトポジションセンサに故障が生じているときには前記回転ポジションセンサからの信号に基づいて該シャフトポジションセンサからの少なくとも二つの信号のうちいずれかの信号に異常が生じているかを判定すると共に該異常が生じていない正常な信号によるシャフトの回転角度と要求されたシャフトの回転角度とに基づいて前記電動機を制御する故障時制御を実行する制御手段と
を備えることを要旨とする。
この本発明のシフトバイワイヤ装置では、マニュアルシャフトの回転角度を検出するシャフトポジションセンサからの少なくとも二つの信号によりこのセンサに故障が生じているか否かを判定し、シャフトポジションセンサに故障が生じていないときには検出されたシャフトの回転角度と要求されたシャフトの回転角度とに基づいてマニュアルシャフトを駆動する電動機を制御する通常時制御を実行し、シャフトポジションセンサに故障が生じているときには電動機を制御するための回転ポジションセンサからの信号に基づいてシャフトポジションセンサからの少なくとも二つの信号のうちいずれかの信号に異常が生じているかを判定すると共に異常が生じていない正常な信号によるシャフトの回転角度と要求されたシャフトの回転角度とに基づいて電動機を制御する故障時制御を実行する。これにより、二重系のシャフトポジションセンサからの少なくとも二つの信号のうちのいずれかに異常が生じてもマニュアルシャフトを適切に駆動することができる。この結果、シャフトポジションセンサの故障に対してより適切に対処することができる。
こうした本発明のシフトバイワイヤ装置において、前記制御手段は、前記故障時制御として、前記シャフトポジションセンサからの少なくとも二つの信号のうちいずれにも異常が生じているときには、前記回転ポジションセンサからの信号に基づいて前記シャフトの回転角度を推定すると共に該推定したシャフトの回転角度と要求されたシャフトの回転角度とに基づいて前記電動機を制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、シャフトポジションセンサからの少なくとも二つの信号のうちのいずれにも異常が生じてもこれに適切に対処することができる。この態様の本発明のシフトバイワイヤ装置において、前記制御手段は、前記故障時制御として、前記回転ポジションセンサからの信号に基づいて前記回転軸の回転移動量を演算すると共に該演算した回転移動量に基づいて前記シャフトの回転角度を推定して前記電動機を制御する手段であるものとすることもできる。さらにこの態様の本発明のシフトバイワイヤ装置において、前記制御手段は、前記通常時制御が行なわれている最中に、前記回転ポジションセンサからの信号に基づいて前記回転軸の回転移動量を演算すると共に該演算した回転移動量と前記シャフトポジションセンサからのシャフトの回転角度とに基づいて該シャフトの回転角度と前記回転軸の回転移動量との関係を学習する手段であるものとすることもできる。こうすれば、回転ポジションセンサからの信号に基づいてより正確にシャフトの回転角度を推定することができる。
また、本発明のシフトバイワイヤ装置において、前記作動対象は、前記マニュアルシャフトの駆動に伴って作動するパーキングロック機構であるものとすることもできる。
本発明の変速機装置は、
マニュアルシャフトに連動するマニュアルバルブを介して供給される流体圧を用いて作動するクラッチにより動力の伝達が可能な自動変速機と、
前記作動対象として前記マニュアルバルブを駆動する上述した各態様のいずれかの本発明のシフトバイワイヤ装置、即ち、基本的には、車両に搭載され、マニュアルシャフトの駆動を伴って作動対象を作動させるシフトバイワイヤ装置であって、回転軸を有し該回転軸を回転駆動することにより前記マニュアルシャフトを駆動する電動機と、前記電動機を制御するために前記回転軸の回転位置を検出する回転ポジションセンサと、故障の判定が可能な二重系のセンサとして構成され前記マニュアルシャフトの回転角度を検出するシャフトポジションセンサと、前記シャフトポジションセンサからの少なくとも二つの信号により該センサに故障が生じているか否かを判定し前記シャフトポジションセンサに故障が生じていないときには前記検出されたシャフトの回転角度と要求されたシャフトの回転角度とに基づいて前記電動機を制御する通常時制御を実行し、前記シャフトポジションセンサに故障が生じているときには前記回転ポジションセンサからの信号に基づいて該シャフトポジションセンサからの少なくとも二つの信号のうちいずれかの信号に異常が生じているかを判定すると共に該異常が生じていない正常な信号によるシャフトの回転角度と要求されたシャフトの回転角度とに基づいて前記電動機を制御する故障時制御を実行する制御手段とを備えるシフトバイワイヤ装置と
を搭載することを要旨とする。
この本発明の変速機装置によれば、上述した本発明のシフトバイワイヤ装置を搭載するから、本発明のシフトバイワイヤ装置が奏する効果、例えば、二重系のシャフトポジションセンサからの少なくとも二つの信号のうちのいずれかに異常が生じてもマニュアルシャフトを適切に駆動することができる効果やシャフトポジションセンサからの少なくとも二つの信号のうちのいずれにも異常が生じてもこれに適切に対処することができる効果などと同様の効果を奏することができる。
本発明の一実施例としての変速機装置を搭載する自動車10の構成の概略を示す構成図である。 オートマチックトランスミッション20の作動表の一例を示す説明図である。 オートマチックトランスミッション20の油圧回路50の構成の概略を示す構成図である。 マニュアルバルブ58を駆動する駆動系の構成の概略を示す構成図である。 SBWECU100の構成の概略を示す構成図である。 SBWECU100により実行されるバルブ駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 SBWECU100により実行されるポジションセンサ故障判定処理の一例を示すフローチャートである。 シャフトポジションPOS1,POS2とモータ回転回数NmとバルブポジションVPとの関係の一例を示す説明図である。 SBWECU100により実行される学習処理の一例を示すフローチャートである。 パーキングロック機構180の駆動系の構成の概略を示す構成図である。
次に、本発明の実施の形態を実施例を用いて説明する。
図1は本発明の一実施例としての変速機装置を搭載する自動車10の構成の概略を示す構成図であり、図2はオートマチックトランスミッション20の作動表を示し、図3はオートマチックトランスミッション20の油圧回路50の構成の概略を示す構成図であり、図4はオートマチックトランスミッション20のマニュアルバルブ58を中心とした構成の概略を示す構成図である。実施例の自動車10は、図1に示すように、ガソリンや軽油などの炭化水素系の燃料の爆発燃焼により動力を出力する内燃機関としてのエンジン12と、エンジン12を運転制御するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)16と、エンジン12のクランクシャフト14に取り付けられたロックアップクラッチ付きのトルクコンバータ24と、このトルクコンバータ24の出力側に入力軸21が接続されると共にギヤ機構26およびデファレンシャルギヤ28を介して駆動輪18a,18bに出力軸22が接続され入力軸21に入力された動力を変速して出力軸22に伝達する有段のオートマチックトランスミッション20と、オートマチックトランスミッション20を制御するオートマチックトランスミッション用電子制御ユニット(以下、ATECUという)29およびシフトバイワイヤシステム用電子制御ユニット(以下、SBWECUという)100と、車両全体をコントロールするメイン電子制御ユニット(以下、メインECUという)90とを備える。
エンジンECU16は、詳細に図示しないが、CPUを中心としたマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に処理プログラムを記憶するROMと、データを一時的に記憶するRAMと、入出力ポートと、通信ポートとを備える。このエンジンECU16には、クランクシャフト14に取り付けられた回転数センサなどのエンジン12を運転制御するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されており、エンジンECU16からは、スロットル開度を調節するスロットルモータへの駆動信号や燃料噴射弁への制御信号,点火プラグへの点火信号などが出力ポートを介して出力されている。エンジンECU16は、メインECU90と通信しており、メインECU90からの制御信号によってエンジン12を制御したり、必要に応じてエンジン12の運転状態に関するデータをメインECU90に出力する。
オートマチックトランスミッション20は、図1に示すように、6段変速の有段変速機として構成されており、シングルピニオン式の遊星歯車機構30とラビニヨ式の遊星歯車機構40と三つのクラッチC1,C2,C3と二つのブレーキB1,B2とワンウェイクラッチF1とを備える。シングルピニオン式の遊星歯車機構30は、外歯歯車としてのサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車としてのリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31はケースに固定されており、リングギヤ32は入力軸21に接続されている。ラビニヨ式の遊星歯車機構40は、外歯歯車の二つのサンギヤ41a,41bと、内歯歯車のリングギヤ42と、サンギヤ41aに噛合する複数のショートピニオンギヤ43aと、サンギヤ41bおよび複数のショートピニオンギヤ43aに噛合すると共にリングギヤ42に噛合する複数のロングピニオンギヤ43bと、複数のショートピニオンギヤ43aおよび複数のロングピニオンギヤ43bとを連結して自転かつ公転自在に保持するキャリア44とを備え、サンギヤ41aはクラッチC1を介してシングルピニオン式の遊星歯車機構30のキャリア34に接続され、サンギヤ41bはクラッチC3を介してキャリア34に接続されると共にブレーキB1を介してケースに接続され、リングギヤ42は出力軸22に接続され、キャリア44はクラッチC2を介して入力軸21に接続されている。また、キャリア44はブレーキB2を介してケースに接続されると共にワンウェイクラッチF1を介してケースに接続されている。
こうして構成されたオートマチックトランスミッション20では、図2の作動表に示すように、クラッチC1〜C3のオンオフ(オンが係合でオフが係合解除とも呼ぶ、以下同じ)とブレーキB1,B2のオンオフとの組み合わせにより前進1速〜6速と後進とニュートラルとを切り換えることができるようになっている。図2に示すように、前進1速の状態は、クラッチC1をオンとすると共にクラッチC2,C3とブレーキB1,B2とをオフとする(エンジンブレーキ時にはブレーキB2をオンする)ことにより形成することができ、前進2速の状態は、クラッチC1とブレーキB1とをオンとすると共にクラッチC2,C3とブレーキB2とをオフとすることにより形成することができ、前進3速の状態は、クラッチC1,C3をオンとすると共にクラッチC2とブレーキB1,B2とをオフとすることにより形成することができ、前進4速の状態は、クラッチC1,C2をオンとすると共にクラッチC3とブレーキB1,B2とをオフとすることにより形成することができ、前進5速の状態は、クラッチC2,C3をオンとすると共にクラッチC1とブレーキB1,B2とをオフとすることにより形成することができ、前進6速の状態は、クラッチC2とブレーキB1とをオンとすると共にクラッチC1,C3とブレーキB2とをオフとすることにより形成することができる。また、後進の状態は、クラッチC3とブレーキB2とをオンとすると共にクラッチC1,C2とブレーキB1とをオフとすることにより形成することができる。ニュートラルの状態は、すべてのクラッチC1〜C3とブレーキB1,B2とをオフとすることにより形成することができる。
オートマチックトランスミッション20のクラッチC1〜C3やブレーキB1,B2は、油圧回路50により駆動される。この油圧回路50は、図3に示すように、エンジン12からの動力を用いてストレーナ51から作動油を吸引して圧送する機械式オイルポンプ52と、機械式オイルポンプ52により圧送された作動油の圧力(ライン圧PL)を調節するレギュレータバルブ54と、ライン圧PLから図示しないモジュレータバルブを介して入力されたモジュレータ圧PMODを用いてレギュレータバルブ54を駆動するリニアソレノイド56と、ライン圧PLを入力する入力ポート58aとDポジション用出力ポート58bとRポジション用出力ポート58cとを有するマニュアルバルブ58と、マニュアルバルブ58のDポジション用出力ポート58bからのドライブ圧PDを入力すると共に調圧してクラッチC1に出力するノーマルクローズ型のリニアソレノイドSLC1と、マニュアルバルブ58のDポジション用出力ポート58bからのドライブ圧PDを入力すると共に調圧して出力するノーマルクローズ型のリニアソレノイドSLC2と、ライン圧PLを入力すると共に調圧して出力するノーマルオープン型のリニアソレノイドSLC3と、マニュアルバルブ58のDポジション用出力ポート58bからのドライブ圧PDを入力すると共に調圧してブレーキB1に出力するノーマルクローズ型のリニアソレノイドSLB1と、リニアソレノイドSLC3からの出力圧であるSLC3圧を入力すると共にクラッチC3か他方の油路69かに選択的に出力するC3リレーバルブ60と、C3リレーバルブ60からの出力圧を他方の油路69を介して入力しクラッチC2か他方の油路79かに選択的に出力すると共にリニアソレノイドSLC2からの出力圧であるSLC2圧を入力してC3リレーバルブ60の出力圧をクラッチC2に出力するときにはSLC2圧を油路79に出力しC3リレーバルブ60の出力圧を油路79に出力するときにはSLC2圧を遮断するC2リレーバルブ70と、油路79に出力されたC2リレーバルブ70からの出力圧とマニュアルバルブ58のRポジション用出力ポート58cから出力されたリバース圧PRとを選択的に入力してブレーキB2に出力するB2リレーバルブ80と、ライン圧PLからモジュレータバルブを介して入力されたモジュレータ圧PMODを用いてC2リレーバルブ70に駆動用の信号圧を出力するためのノーマルオープン型のオンオフソレノイドS1と、ライン圧PLからモジュレータバルブを介して入力されたモジュレータ圧PMODを用いてC3リレーバルブ60とB2リレーバルブ80とに駆動用の信号圧を出力するためのノーマルクローズ型のオンオフソレノイドS2などにより構成されている。なお、マニュアルバルブ58のRポジション用出力ポート58cとB2リレーバルブ80の入力ポート82dとの間の油路には、B2リレーバルブ80側の方向に逆止弁59aが設けられると共に逆止弁59aに並列してオリフィス59bが設けられている。
C3リレーバルブ60は、オンオフソレノイドS2からの信号圧を入力する信号圧用入力ポート62aとリニアソレノイドSLC3からの出力圧(SLC3圧)を入力する入力ポート62bとクラッチC3に油圧を出力する出力ポート62cと油路69に油圧を出力する出力ポート62dとドレンポート62eとが形成されたスリーブ62と、スリーブ62内を軸方向に摺動するスプール64と、スプール64を軸方向に付勢するスプリング66とにより構成されている。このC3リレーバルブ60は、オンオフソレノイドS2から信号圧用入力ポート62aに信号圧が入力されていないときにはスプリング66の付勢力によりスプール64が図中左半分の領域に示す位置に移動して入力ポート62bと出力ポート62c(クラッチC3側)とを連通すると共に入力ポート62bと出力ポート62d(C2リレーバルブ70側)との連通を遮断し、オンオフソレノイドS2から信号圧用入力ポート62aに信号圧が入力されているときにはこの信号圧がスプリング66の付勢力に打ち勝ってスプール64が図中右半分の領域に示す位置に移動して入力ポート62bと出力ポート62c(クラッチC3側)との連通を遮断すると共に入力ポート62bと出力ポート62d(C2リレーバルブ70側)とを連通する。なお、入力ポート62bと出力ポート62c(クラッチC3側)との連通が遮断されると、これに伴って出力ポート62cとドレンポート62eとが連通してクラッチC3側の作動油がドレンされるようになっている。
C2リレーバルブ70は、オンオフソレノイドS1からの信号圧を入力する信号圧用入力ポート72aとC3リレーバルブ60から油路69に出力された出力圧を入力する入力ポート72bとリニアソレノイドSLC2からの出力圧(SLC2圧)を入力する入力ポート72cと油圧をクラッチC2に出力する出力ポート72dと油圧を油路79に出力する出力ポート72eとドレンポート72fとが形成されたスリーブ72と、スリーブ72内を軸方向に摺動するスプール74と、スプール74を軸方向に付勢するスプリング76とにより構成されている。このC2リレーバルブ70は、オンオフソレノイドS1から信号圧用入力ポート72aに信号圧が入力されていないときにはスプリング76の付勢力によりスプール74が図中左半分の領域に示す位置に移動して入力ポート72b(C3リレーバルブ60側)と出力ポート72e(B2リレーバルブ80側)とを連通すると共に入力ポート72c(リニアソレノイドSLC2側)と出力ポート72d(クラッチC2側)とを連通し、オンオフソレノイドS1から信号圧用入力ポート72aに信号圧が入力されているときにはこの信号圧がスプリング76の付勢力に打ち勝ってスプール76が図中右半分の領域に示す位置に移動して入力ポート72b(C2リレーバルブ60側)を遮断し入力ポート72c(リニアソレノイドSLC2側)と出力ポート72e(B2リレーバルブ80側)とを連通すると共に入力ポート72cと出力ポート72d(クラッチC2側)との連通を遮断する。なお、入力ポート72cと出力ポート72d(クラッチC2側)との連通が遮断されると、これに伴って出力ポート72dとドレンポート72fとが連通してクラッチC2側の作動油がドレンされるようになっている。
B2リレーバルブ80は、オンオフソレノイドS2からの信号圧を入力する信号圧用入力ポート82aとオンオフソレノイドS1からの信号圧をこのB2リレーバルブ80を介してC2リレーバルブ70の信号圧用入力ポート72aに信号圧を出力するための信号圧用入力ポート82bおよび信号圧用出力ポート82cとマニュアルバルブ58のRポジション用出力ポート58cからのリバース圧PRを入力する入力ポート82dとC2リレーバルブ70の出力ポート72eからの出力圧を入力する入力ポート82eと油圧をブレーキB2に出力する出力ポート82fとが形成されたスリーブ82と、スリーブ82内を軸方向に摺動するスプール84と、スプール84を軸方向に付勢するスプリング86とにより構成されている。このB2リレーバルブ80は、オンオフソレノイドS2から信号圧用入力ポート82aに信号圧が入力されていないときにはスプリング86の付勢力によりスプール84が図中左半分の領域に示す位置に移動して信号圧用入力ポート82bを遮断してC2リレーバルブ70の信号圧用入力ポート72aへの信号圧をオフし入力ポート82d(マニュアルバルブ58のRポジション用出力ポート58側)と出力ポート82f(ブレーキB2側)とを連通すると共に入力ポート82e(C2リレーバルブ70側)を遮断し、オンオフソレノイドS2から信号圧用入力ポート82aに信号圧が入力されているときにはこの信号圧がスプリング86の付勢力に打ち勝ってスプール86が図中右半分の領域に示す位置に移動しS1信号圧用入力ポート82bとS1信号圧用出力ポート82cとを連通してオンオフソレノイドS1からの信号圧を信号圧用入力ポート82bおよび信号圧用出力ポート82cを介してC2リレーバルブ70の信号圧用入力ポート72aに出力可能な状態とし入力ポート82d(マニュアルバルブ58のRポジション用出力ポート58側)を遮断すると共に入力ポート82e(C2リレーバルブ70側)と出力ポート82f(クラッチC3側)とを連通する。
マニュアルバルブ58は、図4に示すように、マニュアルシャフト120に取り付けられたマニュアルプレート122と、このマニュアルプレート122におけるマニュアルシャフト120の回転軸に対して偏心した位置(端部)に形成された長孔122aに引っ掛けられたL字状のフック124aが先端に形成されたスプール124と、スプール124に形成されたランド126と、を備え、マニュアルシャフト120に減速ギヤ111を介して回転軸110aが接続された電気モータ110を駆動してマニュアルシャフト120の回転運動をスプール124の直線運動に変換することにより、スプールのストローク量に応じて、入力ポート58aと両出力ポート58b、58cとの連通を遮断する状態と、入力ポート58aとDポジション用出力ポート58bとを連通すると共に入力ポート58aとRポジション用出力ポート58cとの連通を遮断する状態と、入力ポート58aとDポジション用出力ポート58bとの連通を遮断すると共に入力ポート58aとRポジション用出力ポート58cとを連通する状態とを切り換える。なお、マニュアルプレート122には、基端がボルトによりオートマチックトランスミッション20のケースに固定された板状のディテントスプリング134と、ディテントスプリング134の先端に回転自在に取り付けられマニュアルプレート122の端部に山部および谷部が交互に形成されたカム面132に圧接されたローラ136とからなるディテント機構130が設けられている。
ATECU29は、詳細に図示しないが、CPUを中心としたマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に処理プログラムを記憶するROMと、データを一時的に記憶するRAMと、入出力ポートと、通信ポートとを備える。ATECU29には、入力軸21に取り付けられた回転数センサからの入力軸回転数Ninや出力軸22に取り付けられた回転数センサからの出力軸回転数Noutなどが入力ポートを介して入力されており、ATECU29からは、リニアソレノイド56,SLC1〜SLC3,SLB1への駆動信号,オンオフソレノイドS1,S2への駆動信号などが出力ポートを介して出力されている。ATECU29は、メインECU90と通信しており、メインECU90からの制御信号によってオートマチックトランスミッション20(油圧回路50)を制御したり、必要に応じてオートマチックトランスミッション20の状態に関するデータをメインECU90に出力する。
SBWECU100は、図5に示すように、中央演算処理回路としてのCPU102を中心として構成されており、CPU102の他に、各部に給電するための5V電源回路104と、メインECU90とCAN通信を行なうためのCAN回路106と、マニュアルバルブ58のマニュアルシャフト120の回転角を検出するシャフトポジションセンサ108と、回転軸110aの回転駆動に伴ってマニュアルシャフト120を駆動するブラシレスモータとしての電気モータ110と、電気モータ110を駆動するための駆動回路112と、電気モータ110の回転角を検出するブラシレスモータ制御用のモータ角度センサ114と、を備える。シャフトポジションセンサ108は、二重系のセンサとして構成されている。このシャフトポジションセンサ108により得られる二つの信号は、図5の吹き出し部分に示すように、マニュアルシャフト120の回転角が大きくなるほど0Vから5Vまでリニアに変化する信号POS1と、マニュアルシャフト120の回転角が大きくなるほど5Vから0Vまでリニアに変化する信号POS2とからなっており、いずれの信号にも異常が生じていないときには両信号POS1,POS2の和は5Vとなり、いずれか或いは両方の信号に異常が生じているときには両信号POS1,POS2との和は5Vとはならない。したがって、シャフトポジションセンサ108からの二つの信号POS1,POS2の和を調べることによりシャフトポジションセンサ108の故障の有無を検出することができる。
メインECU90は、詳細には図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に処理プログラムを記憶するROMと、データを一時的に記憶するRAMと、入出力ポートと、通信ポートとを備える。メインECU90には、シフトレバー91の操作位置を検出するシフトポジションセンサ92からのシフトポジションSP,アクセルペダル93の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ94からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル95の踏み込みを検出するブレーキスイッチ96からのブレーキスイッチ信号BSW,車速センサ98からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されており、メインECU90からは、警告灯99への点灯信号などが出力ポートを介して出力されている。メインECU90は、前述したように、エンジンECU16やATECU29とSBWECU100と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU16やATECU29とSBWECU100と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例の自動車10は、通常時では、シフトレバー91がパーキング(P)ポジションにシフト操作されたときには、メインECU90がPポジション用のシフト指令信号をSBWECU100とATECU29とに送信することにより、シフト指令信号(シフトポジションSP)を受信したSBWECU100はシャフトポジションセンサ108からのシャフトポジションPOS1,POS2に基づくバルブポジションVPがPポジション用のバルブポジションに一致するよう駆動回路112により電気モータ110を駆動制御し、シフト指令信号を受信したATECU29はリニアソレノイドSLC3とオンオフソレノイドS1とをオンしリニアソレノイドSLC1,SLC2,SLB1とオンオフソレノイドS2とをオフする。また、シフトレバー91がリバース(R)ポジションにシフト操作されたときには、メインECU90がSBWECU100にRポジション用のシフト指令信号をSBWECU100とATECU29とに送信することにより、シフト指令信号を受信したSBWECU100はシャフトポジションセンサ108からのシャフトポジションPOS1,POS2に基づくバルブポジションVPがRポジション用のバルブポジションに一致するよう駆動回路112により電気モータ110を駆動制御し、シフト指令信号を受信したATECU29はオンオフソレノイドS1をオンしリニアソレノイドSLC1〜SLC3,SLB1とオンオフソレノイドS2とをオフする。さらに、シフトレバー91がNポジションにシフト操作されたときには、メインECU90がSBWECU100にニュートラル(N)ポジション用のシフト指令信号をSBWECU100とATECU29とに送信することにより、シフト指令信号を受信したSBWECU100はシャフトポジションセンサ108からのシャフトポジションPOS1,POS2に基づくバルブポジションVPがNポジション用のバルブポジションに一致するよう駆動回路112により電気モータ110を駆動制御し、シフト指令信号を受信したATECU29はオンオフソレノイドS1,S2とリニアソレノイドSLC3とをオンしリニアソレノイドSLC1,SLC2,SLB1をオフする。また、シフトレバー91がドライブ(D)ポジションにシフト操作されたときには、メインECU90がDポジション用のシフト指令信号をSBWECU100とATECU29とに送信すると共にアクセルペダルポジションセンサ94からのアクセル開度Accと車速センサ98からの車速VとをATECU29に送信することにより、シフト指令信号を受信したSBWECU100はシャフトポジションセンサ108からのシャフトポジションPOS1,POS2に基づくバルブポジションVPがDポジション用のバブルポジションに一致するよう駆動回路112により電気モータ110を駆動制御し、アクセル開度Accと車速Vとを受信したATECU29がアクセル開度Accと車速Vとに基づいて変速マップを用いて前進1速〜前進6速のいずれかを設定すると共にクラッチC1〜C3とブレーキB1,B2のうち設定した変速段に応じて必要なクラッチやブレーキがオンされるようリニアソレノイド56,SLC1〜SLC3,SLB1やオンオフソレノイドS1,S2を駆動制御する。
次に、こうして構成された自動車10が備える実施例の変速機装置の動作、特に、シャフトポジションセンサ108の故障時のSBWECU100の動作について説明する。ここで、実施例の変速機装置としては、オートマチックトランスミッション20と、メインECU90と、ATECU29と、SBWECU100とが該当し、実施例のシフトバイワイヤ装置としては、SBWECU100が該当する。図6は、SBWECU100により実行されるバルブ駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば数十msec毎)に繰り返し実行される。
バルブ駆動制御ルーチンが実行されると、SBWECU100のCPUは、まず、シフト指令信号としてのシフトポジションSPやシャフトポジションセンサ108からのシャフトポジションPOS1,POS2、モータ角度センサ114からのモータ回転角θmなどの制御に必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、シフトポジションSPは、実施例では、メインECU90からシフト指令信号として通信により送信されたものを受信して入力するものとした。
続いて、シャフトポジションセンサ108の故障を判定する図7のポジションセンサ故障判定処理を実行する(ステップS110)。ここで、バルブ駆動制御ルーチンの説明を中断して、図7のポジションセンサ故障判定処理について説明する。ポジションセンサ故障判定処理では、まず、入力したシャフトポジションPOS1,POS2(電圧値)の和により故障判定用値Sを計算し(ステップS300)、計算した故障判定用値Sが5Vとみなせるか否か(例えば、4.5V〜5.5Vの範囲内にあるか否か)を判定する(ステップS310)。故障判定用値Sが5Vとみなせるときにはシャフトポジションセンサ108の故障は生じておらず、正常と判定して(ステップS320)、本処理を終了する。
一方、故障判定用値Sが5Vでないときには、シャフトポジションセンサ108に故障が生じていると判断し、入力したモータ回転角θmに基づいて次式(1)によりモータ回転回数Nmを演算する(ステップS330)。ここで、モータ回転回数Nmは、電気モータ110の回転回数の累積値として演算されるものであり、式(1)中の「前回Nm」は前回このルーチンで演算されたモータ回転回数Nmを示し、「前回θm」は前回このルーチンで用いられたモータ回転角θmを示す。
Nm=前回Nm+(θm-前回θm)/360° (1)
そして、演算したモータ回転回数Nmに基づいてマニュアルバルブ58のバルブポジションVPの推定値としての推定バルブポジションVPestを設定し(ステップS340)、入力したシャフトポジションPOS1に基づいて仮バルブポジションVPtmp1を設定し(ステップS350)、入力したシャフトポジションPOS2に基づいて仮バルブポジションVPtmp2を設定する(ステップS360)。ここで、推定バルブポジションVPestや仮バルブポジションVPtmp1,VPtmp2は、実施例では、それぞれモータ回転回数NmやシャフトポジションPOS1,POS2と対応する推定バルブポジションVPestや仮バルブポジションVPtmp1,VPtmp2との関係を予め求めてマップとしてROMに記憶しておき、モータ回転回数NmやシャフトポジションPOS1,POS2が与えられると、マップから対応する推定バルブポジションVPestや仮バルブポジションVPtmp1,VPtmp2を導出することにより設定するものとした。このマップの一例を図8に示す。なお、シャフトポジションPOS2は、シャフトポジションPOS1との和が5Vとなるよう調整されているから、図8では、シャフトポジションPOS1と値を合わせるため値(5−POS2)との関係で示した。図8中、バルブポジションVPの値0,値VP1,値VP2,値VP3は、それぞれ、シャフトポジションPOS1,(5−POS2)の値MP1,値MP2,値MP3に対応し、モータ回転回数Nmの値Nm1,値Nm2,値Nm3に対応する。
こうして推定バルブポジションVPestと仮バルブポジションVPtmp1,VPtmp2とを設定すると、推定バルブポジションVPestと仮バルブポジションVPtmp1とを比較すると共に(ステップS370)、推定バルブポジションVPestと仮バルブポジションVPtmp2とを比較し(ステップS380)、推定バルブポジションVPestと仮バルブポジションVPtmp1とが一致するときにはシャフトポジションPOS2に異常が生じていると判定し(ステップS390)、推定バルブポジションVPestと仮バルブポジションVPtmp2とが一致するときにはシャフトポジションPOS1に異常が生じていると判定し(ステップS400)、推定バルブポジションVPestと仮バルブポジションVPtmp1とが一致せず且つ推定バルブポジションVPestと仮バルブポジションVPtmp2とも一致しないときにはシャフトポジションPOS1,POS2の両方に異常が生じていると判定して(ステップS410)、本処理を終了する。以上、ポジションセンサ故障判定処理について説明した。
図6のバルブ駆動制御ルーチンに戻って、こうしてポジションセンサ故障判定処理が実行された結果、シャフトポジションセンサ108に故障が生じていると判定されると(ステップS120)、メインECU90に通信によりシャフトポジションセンサ108に故障が生じている旨の通知を行なう(ステップS130)。なお、この通知を受信したメインECU90は、警告灯99を点灯させて運転者に注意を喚起する。そして、シャフトポジションセンサ108の状態が正常であるかシャフトポジションPOS2側の異常であるときには(ステップS140)、仮バルブポジションVPtmp1を設定すると共に(ステップS150)、設定した仮バルブポジションVPtmp1をバルブポジションVPに設定し(ステップS160)、シャフトポジションPOS1側の異常であるときには(ステップS140)、仮バルブポジションVPtmp2を設定すると共に(ステップS170)、設定した仮バルブポジションVPtmp2をバルブポジションVPに設定し(ステップS180)、シャフトポジションPOS1側とシャフトポジションPOS2側の両方の異常であるときには(ステップS140)、推定バルブポジションVPestを設定すると共に(ステップS190)、設定した推定バルブポジションVPestをバルブポジションVPに設定する(ステップS200)。なお、仮バルブポジションVPtmp1,VPtmp2や推定バルブポジションVPestの設定については前述した。
バルブポジションVPを設定すると、モータ角度センサ114からのモータ回転角θmを入力し(ステップS210)、シフトポジションSPとバルブポジションVPとモータ回転角θmとに基づいて電気モータ110を駆動するためのPWM(パルス幅変調)信号を生成し(ステップS220)、生成したPWM信号を駆動回路112に出力することにより電気モータ110を駆動制御し(ステップS230)、ステップS140に戻ってステップS140〜S230の処理を繰り返し、マニュアルバルブ58の駆動が完了、すなわちバルブポジションVPがシフトポジションSPに対応するポジションとなったときに(ステップS240)、現在のバルブポジションVP(実シフトポジション)をメインECU90に送信して(ステップS250)、本ルーチンを終了する。
実施例では、図6のバルブ駆動制御ルーチンのステップS190や図7のポジションセンサ故障判定処理のステップS340における推定バルブポジションVPestの設定に用いる図8に例示するマップを学習により更新している。この学習処理の一例を図9に示す。学習処理では、SBWECU100のCPU102は、まず、故障判定処理によりシャフトポジションセンサ108に故障が生じているかを判定し(ステップS500)、故障が生じていないときには、モータ回転角θmに基づいてモータ回転回数Nmを演算すると共に(ステップS510)、バルブポジションVP(シャフトポジションセンサ108に故障が生じていないときには仮バルブポジションVPtmp1となる)に基づいて図8のマップを用いてモータ回転回数Nmを設定し(ステップS520)、演算したモータ回転回数Nmと設定したモータ回転回数Nmとを比較し(ステップS530)、両者が一致しないときには、設定したモータ回転回数Nmが演算したモータ回転回数Nmに一致する方向にモータ回転回数NmとバルブポジションVPとの関係(図8のマップ)を更新して(ステップS540)、本処理を終了する。なお、シャフトポジションセンサ108に故障が生じていないときには学習に適さないと判断し、モータ回転回数Nmと推定回転回数Nmestとが一致するときには学習の必要はないから、何もせずに本処理を終了する。
以上説明した実施例の変速機装置によれば、シャフトポジションセンサ108をマニュアルシャフト120の回転角が大きくなるほど0Vから5Vまでリニアに変化する信号POS1とマニュアルシャフト120の回転角が大きくなるほど5Vから0Vまでリニアに変化する信号POS2とからなる二重系のセンサとして構成して両信号POS1,POS2の和に基づいてシャフトポジションセンサ108の故障を判定し、故障が生じていると判定したときにマニュアルシャフト120を駆動するブラシレスモータとしての電気モータ110の制御用として取り付けられたモータ角度センサ114からのモータ回転角θmから得られるモータ回転回数Nmを用いて二つの信号POS1,POS2のうち異常が生じている信号を特定すると共に異常が生じていない正常な信号を用いてマニュアルバルブ58のバルブポジションVPを設定するから、二重系のシャフトポジションセンサ108の一方に異常が生じたときであってもその異常に適切に対処することができる。しかも、シャフトポジションセンサ108の二つの信号POS1,POS2の両方に異常が生じているときにはモータ回転回数Nmを用いてマニュアルバルブ58のバルブポジションVPを推定するから、両方の異常に対しても対応することができる。さらに、シャフトポジションセンサ108に故障が生じていないときにモータ回転回数NmとバルブポジションVPとの関係(図8のマップ)を学習するから、モータ回転回数Nmに基づいてバルブポジションVPを推定する際の精度をより良好なものとすることができる。
実施例の変速機装置では、シャフトポジションセンサ108を2重系のセンサとして構成するものとしたが、3重系のセンサや4重系のセンサなど多重系のセンサとして構成するものとしてもよい。
実施例の変速機装置では、モータ回転回数NmとバルブポジションVPとの関係(図8のマップ)を学習するものとしたが、こうした学習を行なわないものとしてもよい。
実施例の変速機装置では、シャフトポジションセンサ108の二つの信号POS1,POS2の両方に異常が生じているときにはモータ回転回数Nmを用いてマニュアルバルブ58のバルブポジションVPを推定するものとしたが、こうした推定を行なわないものとしてもよい。この場合、メインECU90やSBWECU100は、現在のバルブポジションVPを把握することができないから、オートマチックトランスミッション20のクラッチC1〜C3,ブレーキB1,B2のすべてをオフとして入力軸21と出力軸22とを切り離すなどの異常時処理を行なうことが望ましい。
実施例の変速機装置では、シャフトポジションセンサ108が正常のときには仮バルブポジションVPtmp1をバルブポジションVPに設定するものとしたが、仮バルブポジションVPtmp2をバルブポジションVPに設定するものとしてもよいし、両者の平均をとったものをバルブポジションVPに設定するものとしてもよい。
実施例の変速機装置では、シフト操作に伴って電気モータ110によりマニュアルバルブ58を作動させるものとしたが、これに限られず、図10に例示するように、シフト操作に伴って電気モータ166によりパーキングロック機構180を作動させるものとしてもよい。パーキングロック機構180は、オートマチックトランスミッション20のギヤ機構26に取り付けられたパーキングギヤ182と、パーキングギヤ182と噛み合ってその回転を停止した状態でロックするパーキングポール184と、パーキングロッド186と、パーキングロッド186の先端に設けられパーキングロッド186がスライドすることによりパーキングポール184をパーキングギヤ182側に押し付けたり押し付けを解除したりするパーキングカム188とにより構成されている。パーキングロッド186の基端はL字状のフック186aが形成されており、マニュアルプレート162におけるマニュアルシャフト160の回転軸に対して偏心した位置に形成された孔にフック186aが引っ掛けられている。したがって、電気モータ166によりマニュアルシャフト160を正転させることによりパーキングギヤ182をロックし(図10(a)参照)、マニュアルシャフト160を逆転させることによりパーキングギヤ182のロックを解除することができる(図10(b)参照)。なお、マニュアルプレート162には、実施例と同様に、ディテントスプリング174と、マニュアルプレート162の端部に形成されたカム面172に圧接されたローラ176とからなるディテント機構170が設けられている。
いま、エンジンと、第1のモータと、エンジンのクランクシャフトとモータMG1の回転軸と車軸に連結された駆動軸とがそれぞれ接続された3つの回転要素を有する遊星歯車機構と、駆動軸に接続された第2のモータと、が搭載されたハイブリッド自動車を考えると、油圧回路を備えることなく、エンジンからの動力を自由に変速して駆動軸に出力して走行することができるから、上述したように、シフトレバーがP(パーキング)ポジションに操作されたときにパーキングロック機構180を作動しPポジション以外のポジション(例えば、D(ドライブ)ポジションやニュートラル(N)ポジション)に操作されたときにパーキングロック機構180の作動を解除するシフトバイワイヤシステムを考えることができる。このシフトバイワイヤシステムでは、マニュアルプレート162のポジションを2ポジション間で切り替えるだけでよいから、ディテント機構170のカム面172の移動端に壁を設けローラ176が壁に押し当てられるよう電気モータ166を駆動するものとすれば、マニュアルシャフト160にシャフトポジションセンサを取り付ける必要はないが、ポジションの変更に機械的衝撃を伴うことから、耐久性を考えると、強度を上げるためにマニュアルプレート162を厚くするなど大型化する必要があり、スペースの確保が厳しい車両では搭載上不利となる。また、SBWECU100のCPU102に故障が生じると、マニュアルシャフト160のポジションが不明となるから、ATECU29としてはすべてのクラッチをオフとしてニュートラル(N)ポジションを形成せざるを得なくなり、退避走行ができなくなる。変形例では、こうした不都合を回避するためにマニュアルシャフト160にシャフトポジションセンサ108を取り付けるものとした。したがって、シャフトポジションセンサ108に故障が生じたときには、実施例と同様の処理を適用することができる。
実施例の変速機装置では、オートマチックトランスミッション20を前進1速〜前進6速の6段変速の有段変速機により構成するものとしたが、これに限定されるものではなく、2〜5段変速の有段変速機により構成するものとしてもよいし、7段以上の有段変速機により構成するものとしてもよい。
実施例の変速機装置では、メインECU90とATECU29を二つの電子制御ユニットにより構成するものとしたが、三つ以上の電子制御ユニットにより構成するものとしてもよいし、単一の電子制御ユニットにより構成するものとしても構わない。
実施例の変速機装置では、内燃機関としてのエンジン12を搭載する自動車10に適用するものとしたが、内燃機関と電動機とを備えるハイブリッド車に適用するものとしてもよい。また、走行用の電動機だけを搭載する電気自動車に適用するものとしてもよい。
実施例では、本発明を変速機装置に適用して説明したが、シフトバイワイヤ装置の形態とするものとしてもよい。
ここで、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、ブラシレスモータとしての電気モータ110が「電動機」に相当し、電気モータ110の回転軸110aの回転角を検出するモータ回転角センサ114が「回転ポジションセンサ」に相当し、シャフトポジションセンサ108が「シャフトポジションセンサ」に相当し、SBWECU100が「制御手段」に相当する。ここで、「電動機」としては、ブラスレスモータに限定されるものではなく、DCブラシレスモータやSRモータ(スイッチトリラクタンスモータ)などの同期電動機など、回転軸の回転位置を検出すると共に検出した回転位置を用いて制御するタイプの電動機であれば如何なるものであっても構わない。なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための最良の形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、自動車産業に利用可能である。
10 自動車、12 エンジン、14 クランクシャフト、16 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、18a,18b 駆動輪、20 オートマチックトランスミッション、21 入力軸、22 出力軸、24 トルクコンバータ、26 ギヤ機構、28 デファレンシャルギヤ、29 オートマチックトランスミッション用電子制御ユニット(ATECU)、30 シングルピニオン式の遊星歯車機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、40 ラビニヨ式の遊星歯車機構、41a,41b サンギヤ、42 リングギヤ、43a ショートピニオンギヤ、43b ロングピニオンギヤ、44 キャリア、50 油圧回路、51 ストレーナ、52 機械式オイルポンプ、54 レギュレータバルブ、56 リニアソレノイド、58 マニュアルバルブ、58a 入力ポート、58b Dポジション用出力ポート、58c Rポジション用出力ポート、59a 逆止弁、59b オリフィス、60 C3リレーバルブ、62 スリーブ、62a 信号圧用入力ポート、62b 入力ポート、62c,62d 出力ポート、62e ドレンポート、64 スプール、66スプリング、69,79 油路 70 C2リレーバルブ、72 スリーブ、72a 信号圧用入力ポート、72b,72c 入力ポート、72d,72e 出力ポート、72f ドレンポート、74 スプール、76 スプリング、80 B2リレーバルブ、82a,82b 信号圧用入力ポート、82c 信号圧用出力ポート、82d,82e 入力ポート、82f 出力ポート、84 スプール、86 スプリング、90 メイン電子制御ユニット(メインECU)、91 シフトレバー、92 シフトポジションセンサ、93 アクセルペダル、94 アクセルペダルポジションセンサ、95 ブレーキペダル、96 ブレーキスイッチ、98 車速センサ、99 警告灯、100 シフトバイワイヤ用電子制御ユニット(SBWECU)、102 CPU、104 5V電源回路、106 CAN回路、108 シャフトポジションセンサ、110,166 電気モータ、110a,166a 回転軸、111,168 減速ギヤ、112 駆動回路、114 モータ角度センサ、120,160 マニュアルシャフト、122,162 マニュアルプレート、122a 長孔、124 スプール、124a フック、126 ランド、130,170 ディテント機構、132,172 カム面、134,174 ディテントスプリング、136,176 ローラ、180 パーキングロック機構、182 パーキングギヤ、184 パーキングポール、186 パーキングロッド、186a フック、188 パーキングカム。

Claims (6)

  1. 車両に搭載され、マニュアルシャフトの駆動を伴って作動対象を作動させるシフトバイワイヤ装置であって、
    回転軸を有し、該回転軸を回転駆動することにより前記マニュアルシャフトを駆動する電動機と、
    前記電動機を制御するために前記回転軸の回転位置を検出する回転ポジションセンサと、
    電気的に出力された少なくとも二つの信号から前記マニュアルシャフトの回転角度を検出するシャフトポジションセンサと、
    前記少なくとも二つの信号により前記シャフトポジションセンサに故障が生じているか否かを判定し、前記シャフトポジションセンサに故障が生じていないときには前記検出されたシャフトの回転角度と要求されたシャフトの回転角度とに基づいて前記電動機を制御する通常時制御を実行し、前記シャフトポジションセンサに故障が生じているときには前記回転ポジションセンサからの信号に基づいて該シャフトポジションセンサからの少なくとも二つの信号のうちいずれかの信号に異常が生じているかを判定すると共に該異常が生じていない正常な信号によるシャフトの回転角度と要求されたシャフトの回転角度とに基づいて前記電動機を制御する故障時制御を実行する制御手段と
    を備えるシフトバイワイヤ装置。
  2. 前記制御手段は、前記故障時制御として、前記シャフトポジションセンサからの少なくとも二つの信号のうちいずれにも異常が生じているときには、前記回転ポジションセンサからの信号に基づいて前記シャフトの回転角度を推定すると共に該推定したシャフトの回転角度と要求されたシャフトの回転角度とに基づいて前記電動機を制御する手段である請求項1記載のシフトバイワイヤ装置。
  3. 前記制御手段は、前記故障時制御として、前記回転ポジションセンサからの信号に基づいて前記回転軸の回転移動量を演算すると共に該演算した回転移動量に基づいて前記シャフトの回転角度を推定して前記電動機を制御する手段である請求項2記載のシフトバイワイヤ装置。
  4. 前記制御手段は、前記通常時制御が行なわれている最中に、前記回転ポジションセンサからの信号に基づいて前記回転軸の回転移動量を演算すると共に該演算した回転移動量と前記シャフトポジションセンサからのシャフトの回転角度とに基づいて該シャフトの回転角度と前記回転軸の回転移動量との関係を学習する手段である請求項3記載のシフトバイワイヤ装置。
  5. 前記作動対象は、前記マニュアルシャフトの駆動に伴って作動するパーキングロック機構である請求項1ないし4いずれか1項に記載のシフトバイワイヤ装置。
  6. マニュアルシャフトに連動するマニュアルバルブを介して供給される流体圧を用いて作動するクラッチにより動力の伝達が可能な自動変速機と、
    前記作動対象としてマニュアルバルブを駆動する請求項1ないし4いずれか1項に記載のシフトバイワイヤ装置と、
    を搭載する変速機装置。
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