JP2009057843A - 内燃機関のegr制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、内燃機関の吸気系にEGRガスを導入する場合において、内燃機関の吸気のCO濃度をより好適に制御することを目的とする。
【解決手段】内燃機関の排気系におけるEGR通路との接続部よりも排気の流れに沿って上流側に設けられ排気中に還元剤を添加する還元剤添加弁8と、内燃機関の排気系における還元剤添加弁から添加された還元剤が供給される部分よりも排気の流れに沿って上流側に設けられ排気のCO濃度を検出するCOセンサ14と、を備え、内燃機関の吸気系に導入されるEGRガスの流量をCOセンサ14の出力値に基づいて制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の吸気系に導入されるEGRガスの流量を制御する内燃機関のEGR制御システムに関する。
内燃機関におけるNOxの生成量を低減するために、内燃機関の排気系を流れる排気の一部をEGRガスとして内燃機関の吸気系に導入する技術が知られている。
例えば、特許文献1には、内燃機関の排気管に一端が接続され内燃機関の吸気管に他端が接続されたEGR通路および該EGR通路に介装され空気および燃料に混合するEGRガスの量を調整する調整弁を備えたEGR制御装置が開示されている。この特許文献1では、吸気管のEGR通路との接続箇所よりも下流に、空気および燃料にEGRガスを混合した混合ガス中におけるCO濃度を検出するCOセンサが設けられている。そして、このCOセンサによって検出されるCO濃度が目標濃度となるように調整弁の開度が調整される。
特開2001−3775号公報 特開平8−254160号公報 特開昭47−39923号公報
内燃機関の吸気系にEGRガスを導入する場合、EGRガスの導入量が過剰に多いために内燃機関の吸気のCO濃度が過剰に高いと内燃機関におけるスモークの生成量の増加を招く虞がある。一方、EGRガスの導入量が不足しているために内燃機関の吸気のCO濃度が過剰に低いと、内燃機関におけるNOxの生成量を十分に低減することが困難となる。そこで、内燃機関の排気系を流れる排気のCO濃度をCOセンサによって検出し、その出力値に基づいてEGRガスの流量を制御する場合がある。
一方、内燃機関の排気系には、排気浄化触媒に還元剤を供給することを目的として、排気中に還元剤を添加する還元剤添加弁が設けられる場合がある。内燃機関の排気系に、COセンサに加えて、このような還元剤添加弁が設けられている場合、該還元剤添加弁から添加された還元剤がCOセンサに付着すると、COセンサによって排気のCO濃度を精度よく検出することが困難となる。
そのため、還元剤が付着したCOセンサの出力値に基づいて内燃機関の吸気系に導入されるEGRガスの流量を制御した場合、内燃機関の吸気のCO濃度を好適に制御することが困難となり、以って、内燃機関におけるNOxまたはスモークの生成量の増加を招く虞がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、内燃機関の吸気系にEGRガスを導入する場合において、内燃機関の吸気のCO濃度をより好適に制御することが可能な技術を提供することを目的とする。
第一の発明に係る内燃機関のEGR制御システムは、
内燃機関の排気系に一端が接続され前記内燃機関の吸気系に他端が接続されたEGR通路と、
該EGR通路を介して前記内燃機関の吸気系に導入されるEGRガスの流量を制御するEGRガス流量制御手段と、
前記内燃機関の排気系における前記EGR通路との接続部よりも排気の流れに沿って上流側に設けられ排気中に還元剤を添加する還元剤添加弁と、
前記内燃機関の排気系における前記還元剤添加弁から添加された還元剤が供給される部分よりも排気の流れに沿って上流側に設けられ排気のCO濃度を検出するCOセンサと、を備え、
前記EGRガス流量制御手段は、前記内燃機関の吸気系に導入されるEGRガスの流量を前記COセンサの出力値に基づいて制御することを特徴とする。
これによれば、還元剤添加弁から添加された還元剤がCOセンサに付着することを抑制することが出来る。そのため、COセンサによって、排気のCO濃度、即ち、内燃機関の吸気系に導入されるEGRガスのCO濃度をより精度よく検出することが出来る。
従って、本発明によれば、内燃機関の吸気系に導入されるEGRガスの流量をCOセンサの出力値に基づいて制御することにより、内燃機関の吸気のCO濃度をより好適に制御することが出来る。
上記のように、内燃機関の排気系における還元剤添加弁よりも排気の流れに沿って上流側にCOセンサが設けられている場合であっても、還元剤添加弁から還元剤が添加されると、排気系における排気の脈動によって還元剤がCOセンサに付着する場合がある。
そこで、本発明においては、還元剤添加弁による還元剤の添加が実行されていないときにCOセンサによって排気のCO濃度を検出してもよい。
これによれば、還元剤が付着したCOセンサの出力値に基づいて内燃機関の吸気系に導入されるEGRガスの流量が制御されることをより高い確率で抑制することが出来る。
本発明において、還元剤添加弁が、内燃機関のいずれかの気筒に接続された排気ポートに設けられている場合、COセンサは、内燃機関のエキゾーストマニホールドにおける還元剤添加弁が設けられた排気ポートが接続されている部分よりも排気の流れに沿って上流側に設けられてもよい。また、この場合、EGR通路の一端は、エキゾーストマニホールドにおける還元剤添加弁が設けられた排気ポートが接続されている部分よりも排気の流れに沿って下流側に接続されてもよい。
第二の発明に係る内燃機関のEGR制御システムは、
内燃機関の排気系に一端が接続され前記内燃機関の吸気系に他端が接続されたEGR通路と、
該EGR通路を介して前記内燃機関の吸気系に導入されるEGRガスの流量を制御するEGRガス流量制御手段と、
前記内燃機関の排気系における前記EGR通路との接続部よりも排気の流れに沿って上流側に設けられ排気中に還元剤を添加する還元剤添加弁と、
前記EGR通路に設けられた酸化機能を有する触媒と、
前記EGR通路における前記触媒よりもEGRガスの流れに沿って下流側に設けられEGRガスのCO濃度を検出するCOセンサと、を備え、
前記EGRガス流量制御手段は、前記内燃機関の吸気系に導入されるEGRガスの流量を前記COセンサの出力値に基づいて制御することを特徴とする。
本発明では、EGR通路を流れるEGRガス、即ち、内燃機関の吸気系に導入されるE
GRガスのCO濃度がCOセンサによって直接検出される。
また、還元剤添加弁から添加された還元剤がEGR通路に流入した場合、該還元剤がEGR通路に設けられた触媒において酸化される。そのため、COセンサに還元剤が付着することを抑制することが出来る。さらに、触媒における還元剤の酸化によって生じたCOを含んだEGRガスのCO濃度をCOセンサによって検出することが出来る。
従って、本発明によれば、内燃機関の吸気系に導入されるEGRガスの流量をCOセンサの出力値に基づいて制御することにより、内燃機関の吸気のCO濃度をより好適に制御することが出来る。
本発明によれば、内燃機関の吸気系に導入されるEGRガスの流量をより好適に制御することが出来る。そのため、NOxおよびスモークの生成量を可及的に抑制することが出来る。
以下、本発明に係る内燃機関のEGR制御システムの具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。
<実施例1>
<内燃機関およびその吸排気系の概略構成>
図1は、本実施例に係る内燃機関およびその吸排気系の概略構成を示す図である。内燃機関1は車両駆動用のディーゼルエンジンである。内燃機関1は4つのシリンダ(以下、気筒と称する)2を有している。図1においては、右側から順に1番気筒から4番気筒が並んでいる。各気筒2の燃焼室には吸気ポート(図示略)および排気ポート3が接続されている。
各吸気ポートはインテークマニホールド4に接続されている。インテークマニホールド4には吸気通路6が接続されている。吸気通路6にはスロットル弁15が設けられている。各排気ポート3はエキゾーストマニホールド5に接続されている。エキゾーストマニホールド5における4番気筒側には排気通路7が接続されている。そのため、エキゾーストマニホールド5において排気は1番気筒側から4番気筒側へ向って流れる。
排気通路7には、ターボチャージャのタービンハウジング18が設けられている。タービンハウジング18より下流側の排気通路7には、吸蔵還元型NOx触媒(以下、単にNOx触媒と称する)12およびパティキュレートフィルタ(以下、単にフィルタと称する)13が設けられている。
エキゾーストマニホールド5における4番気筒側にはEGR通路9の一端が接続されている。該EGR通路9の他端はインテークマニホールド4に接続されている。これにより、EGR通路9を介してエキゾーストマニホールド5からインテークマニホールド4に排気の一部がEGRガスとして導入される。EGR通路9には、EGRクーラ11およびEGR弁10が設けられている。EGR弁10は、EGR通路9を流れるEGRガスの流量、即ち、インテークマニホールド4に導入されるEGRガスの流量を制御する。本実施例においては、EGR弁10が第一および第二の発明に係るEGRガス流量制御手段に相当する。
また、本実施例においては、4番気筒に接続された排気ポート3に、排気中に還元剤として燃料を添加する燃料添加弁8が設けられている。本実施例においては、燃料添加弁8
が第一および第二の発明に係る還元剤添加弁に相当する。また、エキゾーストマニホールド5における、2番気筒に接続された排気ポート3が接続されている部分の近傍に、排気のCO濃度を検出するCOセンサ14が設けられている。
内燃機関1には電子制御ユニット(ECU)20が併設されている。該ECU20にはCOセンサ14が電気的に接続されている。COセンサ14の出力信号がECU20に入力される。
また、ECU20には、スロットル弁15、EGR弁10および燃料添加弁8が電気的に接続されている。これらがECU20によって制御される。
本実施例においては、NOx触媒12に吸蔵されたNOxを還元するNOx還元制御、NOx触媒12に吸蔵されたSOxを還元するSOx被毒回復制御、および、フィルタ13に捕集されたPMを除去するフィルタ再生制御の実行時に、燃料添加弁8から燃料が添加される。各制御の実行条件は制御毎に予め定められており、それぞれの実行条件が成立すると燃料添加弁8による燃料添加が実行される。
<EGR制御>
また、本実施例においては、ECU20によってEGR弁10の開度を制御することで、インテークマニホールド4に導入されるEGRガスの流量が制御される。ここで、内燃機関1から排出される排気のCO濃度は内燃機関1の運転状態等に応じて変化する。これに伴い、インテークマニホールド4に導入されるEGRガスのCO濃度も必然的に変化する。
インテークマニホールド4に導入されるEGRガスの流量が同一であっても、EGRガスのCO濃度が変化すると内燃機関1の流入する吸気のCO濃度が変化する。その結果、内燃機関1におけるNOxおよびスモークの生成量が変化する。
そこで、本実施例においては、内燃機関1におけるNOxおよびスモークの生成量を可及的に少なくすることが出来る吸気のCO濃度である目標CO濃度が内燃機関1の運転状態に応じて設定される。そして、吸気のCO濃度を目標CO濃度に制御すべく、インテークマニホールド4に導入されるEGRガスの流量がEGR弁10によって制御される。このとき、EGR弁10の開度がCOセンサ14の出力値に基づいて制御される。
ここで、本実施例においては、上述したように、燃料添加弁8から燃料が添加される場合がある。燃料添加弁8から添加された燃料がCOセンサ14に付着すると該COセンサ14によって排気のCO濃度を精度よく検出することが困難となる。しかしながら、本実施例において、燃料添加弁8は4番気筒に接続された排気ポート3に設けられており、COセンサ14はエキゾーストマニホールド5における2番気筒に接続された排気ポート3が接続されている部分の近傍に設けられている。そして、エキゾーストマニホールド5において排気は1番気筒側から4番気筒側に流れる。即ち、COセンサ14は、エキゾーストマニホールド5において、燃料添加弁8から添加された燃料が供給される部分よりも排気の流れに沿って上流側に設けられている。
COセンサ14がこのような位置に設けられることにより、燃料添加弁8から燃料が添加された場合であっても該燃料がCOセンサ14に付着することを抑制することが出来る。そのため、COセンサ14によって、排気のCO濃度、即ち、インテークマニホールド4に導入されるEGRガスのCO濃度をより精度よく検出することが出来る。
従って、本実施例によれば、インテークマニホールド4に導入されるEGRガスの流量をCOセンサ14の出力値に基づいて制御することにより、内燃機関1の吸気のCO濃度をより高い精度で目標CO濃度に制御することが出来る。その結果、内燃機関1におけるNOxおよびスモークの生成量を可及的に少なくすることが出来る。
次に、本実施例に係るEGR制御のルーチンについて図2に示すフローチャートに基づいて説明する。本ルーチンは、ECU20に予め記憶されており、内燃機関1の運転中、所定の間隔で繰り返し実行される。
本ルーチンでは、ECU20は、先ずS101において、内燃機関1の運転状態に基づいて吸気の目標CO濃度Cintを設定する。内燃機関1の運転状態と吸気の目標CO濃度Cintとの関係は実験等によって予め求められており、ECU20に記憶されている。
次に、ECU20は、S102に進み、COセンサ14によって検出された排気のCO濃度Cexを読み込む。
次に、ECU20は、S103に進み、S101において設定された吸気の目標CO濃度CintおよびS102において読み込まれた排気のCO濃度Cexに基づいてEGR弁10の開度の目標値である目標開度Rvtを導出する。ここで、目標開度Rvtは、EGR弁10の開度が目標開度Rvtとなると、内燃機関1の吸気のCO濃度が目標CO濃度Cintとなる程度の量のEGRガスがインテークマニホールド4に導入される値である。吸気の目標CO濃度Cint、排気のCO濃度CexおよびEGR弁10の目標開度Rvtの関係は実験等に基づいて予め求められており、マップとしてECU20に記憶されている。
次に、ECU20は、S104に進み、EGR弁10の開度を目標開度Rvtに制御する。その後、ECU20は本ルーチンの実行を一旦終了する。
以上説明したルーチンによれば、インテークマニホールド4に導入されるEGRガスの流量がCOセンサ14の出力値に基づいて制御される。
尚、本実施例のような構成であっても、燃料添加弁8による燃料添加が実行されると、エキゾーストマニホールド5内における排気の脈動により、燃料がCOセンサ14に付着する虞がある。
そこで、燃料添加弁8による燃料添加が実行されていないときに、COセンサ14によって排気のCO濃度を検出してもよい。そして、その出力値に基づいてEGR弁10の開度を制御し、それによってインテークマニホールド4に導入されるEGRガスの流量を制御してもよい。
これによれば、燃料が付着したCOセンサ14によって検出された排気のCO濃度に基づいてインテークマニホールド4に導入されるEGRガスの流量が制御されることをより高い確率で抑制することが出来る。
本実施例においては、燃料添加弁8を4番気筒に接続された排気ポートに設けた場合について説明したが、燃料添加弁8はエキゾーストマニホールド5に設けられてもよい。この場合においても、COセンサ14は、エキゾーストマニホールド5における排気の流れに沿って燃料添加弁8よりも上流側に設置される。
<実施例2>
図3は、本実施例に係る内燃機関およびその吸排気系の概略構成を示す図である。本実施例においては、実施例1に係るCOセンサ14に代えて、EGR通路9におけるEGRガスの流れに沿ってEGRクーラ11よりも下流側にEGRガスのCO濃度を検出するCOセンサ16が設けられている。このCOセンサ16はECU20に電気的に接続されており、その出力信号がECU20に入力される。
また、COセンサ16よりもEGRガスの流れに沿って上流側のEGR通路9には酸化触媒17が設けられている。酸化触媒17は、酸化機能を有する触媒であればよく、例えば、NOx触媒であってもよい。本実施例においては、酸化触媒17が第二の発明に係る酸化機能を有する触媒に相当する。これらの以外の構成は実施例1と同様であるため、同様の構成要素には同様の参照番号を付しその説明を省略する。
本実施例においても、実施例1と同様、NOx還元制御、SOx被毒回復制御、および、フィルタ再生制御の実行時に、燃料添加弁8から燃料が添加される。
<EGR制御>
本実施例においても、実施例1と同様、内燃機関1におけるNOxおよびスモークの生成量を可及的に少なくすることが出来る吸気のCO濃度である目標CO濃度が内燃機関1の運転状態に応じて設定される。そして、吸気のCO濃度を目標CO濃度に制御すべく、インテークマニホールド4に導入されるEGRガスの流量がEGR弁10によって制御される。このとき、本実施例では、EGR弁10の開度がCOセンサ16の出力値に基づいて制御される。
本実施例に係るCOセンサ16は、EGR通路9を流れるEGRガス、即ち、インテークマニホールド4に導入されるEGRガスのCO濃度を直接検出する。
また、本実施例においては、EGR通路9におけるEGRガスの流れに沿ってCOセンサ16より上流側には酸化触媒17が設けられている。このような構成によれば、燃料添加弁8から添加された燃料がEGR通路9に流入した場合、流入した燃料が酸化触媒17において酸化される。そのため、燃料添加弁8から添加された燃料がEGR通路9に流入した場合であっても、COセンサ16に燃料が付着することを抑制することが出来る。さらに、酸化触媒17において燃料が酸化されると、COが新たに生じるが、該COを含んだEGRガスのCO濃度がCOセンサ16によって検出される。
従って、本実施例によれば、COセンサ16によって、インテークマニホールド4に導入されるEGRガスのCO濃度をより精度よく検出することが出来る。そのため、インテークマニホールド4に導入されるEGRガスの流量をCOセンサ16の出力値に基づいて制御することにより、内燃機関1の吸気のCO濃度をより高い精度で目標CO濃度に制御することが出来る。その結果、内燃機関1におけるNOxおよびスモークの生成量を可及的に少なくすることが出来る。
次に、本実施例に係るEGR制御のルーチンについて図4に示すフローチャートに基づいて説明する。本ルーチンは、ECU20に予め記憶されており、内燃機関1の運転中、所定の間隔で繰り返し実行される。尚、図4に示すフローチャートは、図2に示すフローチャートのS102およびS103をS202およびS203に置き換えたものである。そのため、S202およびS203についてのみ説明しその他のステップの説明は省略する。
本ルーチンでは、ECU20は、S101の次にS202に進む。S202において、
ECU20は、COセンサ16によって検出されたEGRガスのCO濃度Cegrを読み込む。
次に、ECU20は、S203に進み、S101において設定された吸気の目標CO濃度CintおよびS202において読み込まれたEGRのCO濃度Cegrに基づいてEGR弁10の開度の目標値である目標開度Rvtを導出する。ここで、目標開度Rvtは、EGR弁10の開度が目標開度Rvtとなると、内燃機関1の吸気のCO濃度が目標CO濃度Cintとなる程度の量のEGRガスがインテークマニホールド4に導入される値である。吸気の目標CO濃度Cint、EGRガスのCO濃度CegrおよびEGR弁10の目標開度Rvtの関係は実験等に基づいて予め求められており、マップとしてECU20に記憶されている。その後、ECU20はS104に進む。
以上説明したルーチンによれば、インテークマニホールド4に導入されるEGRガスの流量がCOセンサ16の出力値に基づいて制御される。
尚、本実施例においても、実施例1と同様、燃料添加弁8はエキゾーストマニホールド5に設けられてもよい。
上記実施例1および2においては、EGR弁10の開度を制御することでインテークマニホールド4に導入されるEGRガスの流量を制御したが、その他の制御によってインテークマニホールド4に導入されるEGRガスの流量を制御してもよい。その他の制御としては、スロットル弁15の開度制御、排気絞り弁が設けられている場合は排気絞り弁の開度制御、ノズルベーン付のターボチャージャが設けられている場合はノズルベーンの開度制御、または、これらの制御の組み合わせ等を例示することが出来る。
また、上記実施例1または2においては、COセンサ14または16に加えて、NOx触媒12またはフィルタ13の前後にCOセンサを設けてもよい。この場合、NOx触媒12またはフィルタ13の前後に設けられた各COセンサ出力値の差に基づいて、NOx触媒12またはフィルタ13の劣化度合いを算出してもよい。
また、上記実施例1または2においては、NOx触媒12に代えて酸化触媒を設けてよい。この場合、フィルタ再生制御の実行時に燃料添加弁8から添加された燃料が酸化触媒において酸化される。
さらに、フィルタ13より下流側の排気通路7に、尿素を還元剤とする選択還元型NOx触媒を設けてもよい。この場合、フィルタ13と選択還元型NOx触媒との間の排気通路7に尿素添加弁を設け、選択還元型NOx触媒よりも下流側の排気通路7に尿素酸化用の酸化触媒を設けるのが好ましい。
実施例1に係る内燃機関およびその吸排気系の概略構成を示す図。 実施例1に係るEGR制御のルーチンを示すフローチャート。 実施例2に係る内燃機関およびその吸排気系の概略構成を示す図。 実施例2に係るEGR制御のルーチンを示すフローチャート。
符号の説明
1・・・内燃機関
2・・・シリンダ(気筒)
3・・・排気ポート
4・・・インテークマニホールド
5・・・エキゾーストマニホールド
6・・・吸気通路
7・・・排気通路
8・・・燃料添加弁
9・・・EGR通路
10・・EGR弁
11・・EGRクーラ
12・・吸蔵還元型NOx触媒
13・・パティキュレートフィルタ
14・・COセンサ
15・・スロットル弁
16・・COセンサ
17・・酸化触媒
18・・タービンハウジング
20・・ECU

Claims (4)

  1. 内燃機関の排気系に一端が接続され前記内燃機関の吸気系に他端が接続されたEGR通路と、
    該EGR通路を介して前記内燃機関の吸気系に導入されるEGRガスの流量を制御するEGRガス流量制御手段と、
    前記内燃機関の排気系における前記EGR通路との接続部よりも排気の流れに沿って上流側に設けられ排気中に還元剤を添加する還元剤添加弁と、
    前記内燃機関の排気系における前記還元剤添加弁から添加された還元剤が供給される部分よりも排気の流れに沿って上流側に設けられ排気のCO濃度を検出するCOセンサと、を備え、
    前記EGRガス流量制御手段は、前記内燃機関の吸気系に導入されるEGRガスの流量を前記COセンサの出力値に基づいて制御することを特徴とする内燃機関のEGR制御システム。
  2. 前記還元剤添加弁による還元剤の添加が実行されていないときに前記COセンサによって排気のCO濃度を検出することを特徴とする請求項1記載の内燃機関のEGR制御システム。
  3. 前記還元剤添加弁が、前記内燃機関のいずれかの気筒に接続された排気ポートに設けられており、
    前記COセンサが、前記内燃機関のエキゾーストマニホールドにおける前記還元剤添加弁が設けられた排気ポートが接続されている部分よりも排気の流れに沿って上流側に設けられており、
    前記EGR通路の一端が、前記エキゾーストマニホールドにおける前記還元剤添加弁が設けられた排気ポートが接続されている部分よりも排気の流れに沿って下流側に接続されていることを特徴とする請求項1または2記載の内燃機関のEGR制御システム。
  4. 内燃機関の排気系に一端が接続され前記内燃機関の吸気系に他端が接続されたEGR通路と、
    該EGR通路を介して前記内燃機関の吸気系に導入されるEGRガスの流量を制御するEGRガス流量制御手段と、
    前記内燃機関の排気系における前記EGR通路との接続部よりも排気の流れに沿って上流側に設けられ排気中に還元剤を添加する還元剤添加弁と、
    前記EGR通路に設けられた酸化機能を有する触媒と、
    前記EGR通路における前記触媒よりもEGRガスの流れに沿って下流側に設けられEGRガスのCO濃度を検出するCOセンサと、を備え、
    前記EGRガス流量制御手段は、前記内燃機関の吸気系に導入されるEGRガスの流量を前記COセンサの出力値に基づいて制御することを特徴とする内燃機関のEGR制御システム。
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KR20180035532A (ko) * 2016-09-29 2018-04-06 연세대학교 산학협력단 전자식 2단 과급 시스템과 듀얼 루프 egr 시스템을 구비하는 엔진에서의 흡기 제어 장치

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