JP2006322363A - エンジンの内部egr率推定方法 - Google Patents

エンジンの内部egr率推定方法 Download PDF

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宏 高木
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Abstract

【課題】エンジンの内部EGRを容易且つ高精度に推定する。
【解決手段】所定のエンジン運転状態A1であって且つ吸排気バルブ16、17のオーバーラップ非実行時において、外部EGRを行うと共に外部EGR率αに対するNOx排出量Xを求める第1ステップと、吸排気バルブ16、17のオーバーラップ実行時で且つ外部EGR非実行時において、所定のエンジン運転状態A1における吸排気バルブ16、17のオーバーラップ量β1に対するNOx排出量X1を求める第2ステップと、第1及び第2ステップの結果からNOx排出量を指標として吸排気バルブ16、17のオーバーラップ量β1と外部EGR率αとの関係を求め且つその外部EGR率αを内部EGR率γとみなすことによって所定のエンジン運転状態A1における吸排気バルブ16、17のオーバーラップ量β1に対する内部EGR率γ1を推定する第3ステップとを含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジンの内部EGR率推定方法に関するものである。
従来より、エンジンの運転状態に応じて燃費を向上させると共にNOx排出量を低減させるために、吸気バルブ及び排気バルブの開閉タイミングをそれぞれ可変に制御して、内部EGR率を最適に制御するものがある(特許文献1参照)。
特開平05−118232号公報
しかしながら、エンジンの運転状態に応じて内部EGR率を最適化すべくエンジンの運転状態毎に吸排気バルブの開閉タイミングを制御しても、エンジンの運転状態及びバルブの開閉タイミングに対する内部EGR率を正確に把握していなければ、エンジンの運転状態に応じた最適な内部EGR率を実現することはできない。さらに、内部EGRを行うエンジンにおいては、内部EGR率に応じて空燃比や点火時期を制御するが、内部EGR率を正確に把握していなければ、空燃比制御や点火時期制御の精度も悪化する。
この内部EGRは気筒内に既燃ガスを残留させることによって行われるが、気筒内の残留する既燃ガスを直接測定することは困難である。そのため、内部EGR率を精度良く推定する必要がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、エンジンの内部EGRを容易且つ高精度に推定することにある。
本発明は、外部EGR率については容易且つ精度良く測定できることに着目して、外部EGR率及び吸排気バルブのオーバーラップ量をそれぞれ変化させたときのエンジンの所定のアウトプットを基準にして内部EGR率を推定するようにしたものである。
第1の発明は、吸気バルブ及び排気バルブのうち少なくとも一方の開閉時期を制御することによって吸排気バルブをオーバーラップさせて内部EGRを行うエンジンにおいて内部EGR率を推定する推定方法が対象である。
そして、このエンジンの内部EGR率推定方法は、所定のエンジン運転状態であって且つ上記吸排気バルブのオーバーラップ非実行時において、上記エンジンの排気の一部を還流させて外部EGRを行うと共に、外部EGR率を変化させたときの外部EGR率に対するエンジンから排出されるNOx排出量を求める第1ステップと、上記吸排気バルブのオーバーラップ実行時で且つ上記外部EGR非実行時において、上記所定のエンジン運転状態における上記吸排気バルブのオーバーラップ量に対するエンジンから排出されるNOx排出量を求める第2ステップと、上記第1及び第2ステップの結果から、上記NOx排出量を指標として上記吸排気バルブのオーバーラップ量と上記外部EGR率との関係を求めると共に、求められた関係における外部EGR率を内部EGR率とみなすことによって、上記所定のエンジン運転状態における上記吸排気バルブのオーバーラップ量に対する内部EGR率を推定する第3ステップと、を含むものとする。
ここで、内部EGR率とは、新気流量又は全吸気流量(新気流量と気筒内の既燃ガス流量(EGRガス流量)とを合わせたもの)に対する排気されずに気筒内に残留する既燃ガス流量(EGRガス流量)の割合を意味し、外部EGR率とは、新気流量又は全吸気流量(新気流量と気筒内の既燃ガス流量(EGRガス流量)とを合わせたもの)に対する排気系から気筒の外部を介して吸気系へ還流された既燃ガス流量(EGRガス流量)の割合を意味する。
上記の構成の場合、第1ステップにおいては、上記吸排気バルブのオーバーラップを実行しないことによって、内部EGRを停止させる。つまり、外部EGRだけが行われ、エンジンの気筒内に存在するEGRガスは外部EGRにより還流されたもののみとなる。よって、第1ステップにおいては、内部EGRを行うことなく外部EGRのみを行ったときの外部EGR率に対するNOx排出量が求められる。ここで、外部EGR率は、例えば、吸気マニホールドからサンプリングしたCO2濃度と排気管内のCO2濃度との比から吸気管内のEGRガスの割合を求める等の公知の方法によって容易且つ精度良く測定することができる。
次に、第2ステップにおいては、外部EGRを実行せずに上記吸排気バルブのオーバーラップを実行させることによって、外部EGRを停止させて内部EGRのみを行う。そのため、エンジンの気筒内に存在するEGRガスは内部EGRにより残留したもののみとなる。この気筒内の内部EGR率を直接測定することは困難であるため、第2ステップでは、内部EGR率に直接影響を与える吸排気バルブのオーバーラップ量に対するNOx排出量を求める。
そして、第3ステップでは、第1ステップで求めた外部EGR率に対するNOx排出量の関係と第2ステップで求めた吸排気バルブのオーバーラップ量に対するNOx排出量の関係とからNOx排出量を指標とすることによって、所定のエンジン運転状態において吸排気バルブが所定のオーバーラップ量であるときの内部EGR率が、外部EGR率で表せばいくらに相当するのかが求められる。ここで、外部EGRと内部EGRとは、EGRガスを気筒内に還流又は残留させる方法が異なるだけであって、気筒内の全吸気中にEGRガスが含まれる点は同じであり、外部EGR率も内部EGR率も新気流量又は全吸気流量に対するEGRガス流量の割合である点は同じである。すなわち、第1ステップにおいて求めたNOx排出量は、外部EGRに限られるものではなく、外部か内部かを問わないEGR率に対するNOx排出量を示すものであるといえる。つまり、上記のNOx排出量を指標として求められた、上記所定のオーバーラップ量に相当する外部EGR率は、該所定のオーバーラップ量に対応する内部EGR率であると推定することができる。
このように、外部EGR率は容易且つ精度良く測定できる点、吸排気バルブのオーバーラップ量は容易且つ精度良く測定できると共に内部EGR率に直接影響を与える点、およびNOx排出量は外部EGR率であるか内部EGR率であるかに拘わらずEGR率に対して一定の特性を有する点に着目して、上記第1〜3ステップによって、内部EGR率を容易且つ精度良く推定することができる。
また、第1の発明は、上記第2ステップで、吸排気バルブのオーバーラップ量に対するNOx排出量を、ある1つのオーバーラップ量に対してのみ求めるのではなく、オーバーラップ量を変化させながら、異なるオーバーラップ量毎にNOx排出量を求めるようにしてもよい。それと共に、上記第3ステップで、異なるオーバーラップ量毎にNOx排出量を指標として内部EGR率を求めるようにしてもよい。こうすることによって、ある1つのオーバーラップ量に対する内部EGR率を推定するだけでなく、異なる複数のオーバーラップ量に対する内部EGR率を推定することができる。
さらに、所定のエンジン運転状態を変化させながら、上述の異なる複数のオーバーラップ量に対する内部EGR率を推定することによって、エンジンの運転状態と吸排気バルブのオーバーラップ量とに応じた内部EGR率を推定することができる。
第2の発明は、吸気バルブ及び排気バルブのうち少なくとも一方の開閉時期を制御することによって吸排気バルブをオーバーラップさせて内部EGRを行うエンジンにおいて内部EGR率を推定する推定方法が対象である。
そして、このエンジンの内部EGR率推定方法は、所定のエンジン運転状態であって且つ上記吸排気バルブのオーバーラップ非実行時において、上記エンジンの排気の一部を還流させて外部EGRを行うと共に、外部EGR率を変化させたときの外部EGR率に対するMBTとなる点火進角量を求める第1ステップと、上記吸排気バルブのオーバーラップ実行時で且つ上記外部EGR非実行時において、上記所定のエンジン運転状態における上記吸排気バルブのオーバーラップ量に対するMBTとなる点火進角量を求める第2ステップと、上記第1及び第2ステップの結果から、上記MBTとなる点火進角量を指標として上記吸排気バルブのオーバーラップ量と上記外部EGR率との関係を求めると共に、求められた関係における外部EGR率を内部EGR率とみなすことによって、上記所定のエンジン運転状態における上記吸排気バルブのオーバーラップ量に対する内部EGR率を推定する第3ステップと、を含むものとする。
ここで、「MBTとなる点火進角量」とは、ある運転条件下で最大の軸トルクを発生するのに必要な最小点火進角量をいう。
上記の構成は、上記第1の発明と同様に、容易且つ精度良く測定することができる外部EGR率から内部EGR率を推定する。この第2の発明は、内部EGR率を推定する際に指標とする対象がエンジンからのNOx排出量ではなく、MBTとなる点火進角量である点で第1の発明と異なる。
詳しく説明すると、まず第1ステップでは、上記吸排気バルブのオーバーラップを実行しないことによって、内部EGRを停止させる。つまり、外部EGRだけが行われ、エンジンの気筒内に存在するEGRガスは外部EGRにより還流されたもののみとなる。よって、第1ステップにおいては、内部EGRを行うことなく外部EGRのみを行ったときの外部EGR率に対するMBTとなる点火進角量が求められる。
次に、第2ステップにおいては、外部EGRを実行せずに上記吸排気バルブのオーバーラップを実行させることによって、外部EGRを停止させて内部EGRのみを行う。そのため、エンジンの気筒内に存在するEGRガスは内部EGRにより残留したもののみとなる。この気筒内の内部EGR率を直接測定することは困難であるため、第2ステップでは、内部EGR率に直接影響を与える吸排気バルブのオーバーラップ量に対するMBTとなる点火進角量を求める。
そして、第3ステップにおいて、第1ステップで求めた外部EGR率に対するMBTとなる点火進角量の関係と第2ステップで求めた吸排気バルブのオーバーラップ量に対するMBTとなる点火進角量の関係とからMBTとなる点火進角量を指標とすることによって、所定のエンジン運転状態において吸排気バルブが所定のオーバーラップ量であるときの内部EGR率が、外部EGR率で表せばいくらに相当するのかが求められる。ここで、第1ステップにおいて求めたMBTとなる点火進角量は、外部EGRに限られるものではなく、外部か内部かを問わないEGR率に対するMBTとなる点火進角量を示すものであるといえる。つまり、上記のMBTとなる点火進角量を指標として求められた、上記所定のオーバーラップ量に相当する外部EGR率は、該所定のオーバーラップ量に対応する内部EGR率であると推定することができる。
このように、外部EGR率は容易且つ精度良く測定できる点、吸排気バルブのオーバーラップ量は内部EGR率に直接影響を与えると共に容易且つ精度良く測定できる点、およびMBTとなる点火進角量は外部EGR率であるか内部EGR率であるかに拘わらずEGR率に対して一定の特性を有する点に着目して、上記第1〜3ステップによって、内部EGR率を容易且つ精度良く推定することができる。
本発明によれば、外部EGR率は内部EGR率とは異なり、容易且つ精度良く測定することができる点、吸排気バルブのオーバーラップ量は内部EGR率に直接影響を与えると共に容易且つ精度良く測定できる点、エンジンのアウトプットとしてのNOx排出量(又はMBTとなる点火進角量)は外部EGR率であるか内部EGR率であるかに拘わらずEGR率に対して一定の特性を有する点に着目して、外部EGR率に対するNOx排出量(又はMBTとなる点火進角量)と吸排気バルブのオーバーラップ量に対するNOx排出量(又はMBTとなる点火進角量)とから、NOx排出量(又はMBTとなる点火進角量)を指標としてオーバーラップ量に相当する外部EGR率を求めることによって、容易且つ精度良く内部EGR率を推定することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
《発明の実施形態1》
以下では、工場等で行われるベンチ試験においてエンジンの内部EGR率を推定する実施形態について説明する。
図1は、本発明の内部EGR率推定方法を行うための各装置のブロック図である。エンジン1は多気筒エンジンであり、その気筒11にはピストン12が装填されてその上方に燃焼室13が形成されている。燃焼室13には吸気ポート14と排気ポート15が形成され、各々吸気バルブ16、排気バルブ17により開閉される。吸気バルブ16及び排気バルブ17は各々の頂部に設けられたカム18,19の回転によって駆動され、吸気バルブ16側には、吸気バルブ16と排気バルブ17とのオーバーラップ量を変化させることができるようにカムの位相を変化させる弁開閉時期可変機構(以下、吸気VVTという。)20が設けられている。
燃焼室13の上部には、先端スパーク部が燃焼室13に臨むように点火プラグ21が配設されている。また、シリンダヘッドには燃料噴射弁22が配設され、この燃料噴射弁22から吸気ポート14に燃料が噴射される。
吸気ポート14には、吸気通路23が接続され、該吸気通路23には吸入空気量を調節する吸気調節手段としてのスロットルバルブ24が設けられている。
排気ポート15には、排気通路(排気マニホールドを含む)25が接続され、その排気通路25と吸気通路23との間には、排気の一部を吸気系に還流するEGR通路26が接続されている。このEGR通路26は、ステッピングモータによって駆動される排気還流量調節弁(以下、EGRバルブという)27により開度調節可能になっている。EGR通路26は、その上流端が排気通路25に開口する一方、その下流端が吸気通路23におけるスロットルバルブ24の下流に開口している。
ECU3は、CPU、ROM、RAM、I/Oインターフェース回路等を備えており、少なくとも、エンジン回転速度センサ41、吸気流量(新気流量)を検出するエアフローセンサ42、吸気温を検出する吸気温センサ43から出力される検出信号等が入力される。そして、ECU3は、それらの信号に基づいてエンジン1の運転状態を判定し、その判定結果に応じてエンジン1の点火時期、燃料噴射量、EGR量等の制御を実行する。
そして、このエンジン1を搭載した車両には、推定装置5やエンジン負荷装置54等が設置されており、エンジン1に対する負荷を制御しながら、エンジン1の内部EGR率が推定される。
推定装置5は、CPU、ROM、RAM、I/Oインターフェース回路等を備えており、少なくとも、エンジン1から排出されるNOx排出量を測定するNOx分析計51と、吸気通路23内のCO2濃度を測定する吸気側CO2センサ52と、排気通路25内のCO2濃度を測定する排気側CO2センサ53とから出力される検出信号等が入力されると共に、上記エンジン1のECU3及びエンジン負荷装置54とに制御信号を出力する。
エンジン負荷装置54は、試験走行ローラ(図示省略)を有しており、エンジン1を搭載した車両が試験走行ローラの上を走行するように設置されている。そして、エンジン負荷装置54は、試験走行ローラの負荷を調節することによってエンジン1に対する負荷を所望の値に設定することができる。
NOx分析計51は、排気通路25に設けられ、排気中に含まれるNOx排出量を測定する。
吸気側CO2センサ52は、吸気通路23におけるEGR通路26の開口よりも下流に設けられ、スロットルバルブ24を介して吸気通路23に導入される新気とEGR通路26を介して吸気通路23に導入されるEGRガスとを合わせた全吸気中のCO2濃度を測定する。
排気側CO2センサ53は、排気通路25に設けられ、排気(既燃ガス)中のCO2濃度を測定する。
そうして、推定装置5は、エンジン負荷装置54を制御してエンジン1に対する負荷を調節しつつ、ECU3を介してVVT20、燃料噴射弁22、スロットルバルブ24等を制御して所望のエンジン運転状態を実現しながら、NOx分析計51、吸気側CO2センサ52及び排気側CO2センサ53の検出信号を受けてエンジン1の内部EGR率を推定する。
次に、上記推定装置5によるエンジンの内部EGR率の推定方法について説明する。
まず、第1ステップでは、推定装置5は、エンジン負荷装置54及びECU3を制御してエンジン1の運転状態Aを所定のエンジン運転状態A1(所定のエンジン回転速度ne1、所定の吸気充填効率ce1)に制御する。このとき、推定装置5はECU3を介して、吸気バルブ16と排気バルブ17とがオーバーラップしないようにVVT20を制御することによって内部EGRを停止させると共に、EGRバルブ27を制御することによって外部EGRを行う。そして、推定装置5は、このときの外部EGR率αとNOx排出量Xとを測定する。
外部EGR率αは、本実施形態1では、吸気通路中のCO2濃度を基準として以下の式によって求めている。
Figure 2006322363
ここで、吸気通路のCO2濃度は上記吸気側CO2センサ52によって検出される。この吸気側CO2センサ52によって吸気通路内においてスロットルバルブ24から導入された新気とEGR通路26から還流されたEGRガスとの混合気中のCO2濃度が検出される。排気通路のCO2濃度は上記排気側CO2センサによって検出される。大気中のCO2濃度は別途設けられたCO2センサによって検出された値又は一般的な大気中のCO2濃度を用いる。
NOx排出量Xは、上記NOx分析計51によって測定される。
こうして、所定のエンジン運転状態A1における、所定の外部EGR率αに対するNOx排出量Xが求められる。
そして、推定装置5は、ECU3を介してEGRバルブ27を制御することにより外部EGR率αを変化させて、変化させた外部EGR率α毎にNOx排出量Xを測定していく(図2中のA1のグラフ)。
さらに、推定装置5は、エンジン1の運転状態Aを所定のエンジン運転状態A1から変化させて、変化させたエンジン運転状態A毎に上述の如く外部EGR率αに対するNOx排出量Xを測定していく(例えば、図2中のA2のグラフ)。
その結果、図2に示すような、エンジン運転状態A毎の外部EGR率αに対するNOx排出量Xを表すマップが求められる。図2のマップに示すように、所定のエンジン運転状態A1(エンジン回転速度がne1、吸気充填効率がce1)においては、外部EGR率αが高くなるほど燃焼温度が低下するためNOx排出量Xは少なくなる。また、外部EGR率αが同じであっても、エンジン回転速度neが速くなるほど(ne1→ne2)又は吸気充填効率ceが高くなるほど(ce1→ce2)燃焼温度が高くなるためNOx排出量Xは多くなる。
次に、第2ステップでは、推定装置5は、エンジン負荷装置54及びECU3を制御してエンジン1の運転状態Aを所定のエンジン運転状態A1(エンジン回転速度ne1、吸気充填効率ce1)に制御する。このとき、推定装置5はECU3を介して、EGRバルブ27を全閉に制御することによって外部EGRを停止すると共に、吸気バルブ16と排気バルブ17とがオーバーラップするようにVVT20を制御することによって内部EGRを行う。そして、推定装置5は、吸排気バルブ16、17のオーバーラップが所定のオーバーラップ量β1のときのNOx排出量X1を測定する。NOx排出量は、上記NOx分析計51によって測定される。
続いて、第3ステップでは、第1ステップで求めたエンジン運転状態A毎の外部EGR率αに対するNOx排出量Xの関係を表すマップと第2ステップで求めた吸排気バルブ16、17のオーバーラップ量β1に対するNOx排出量X1との関係とから、NOx排出量を指標として、吸排気バルブ16、17のオーバーラップが所定のオーバーラップ量β1であるときの内部EGR率γ1が外部EGR率αで表せばいくらに相当するかを求める。詳しくは、図2において矢印で示すように、所定のエンジン運転状態A1においてNOx排出量がX1のときの外部EGR率αがいくらになるかを求める。図2においてはNOx排出量X1に対応する外部EGR率はα1となる。ここで、外部EGRと内部EGRとは、EGRガスを気筒11内に還流又は残留させる方法が異なるだけであって、気筒11内の全吸気中にEGRガスが含まれる点では同じであり、外部EGR率も内部EGR率も新気流量又は全吸気流量に対するEGRガス流量の割合である点は同じである。つまり、第1ステップで求めたエンジン運転状態A毎の外部EGR率αに対するNOx排出量Xの関係を表すマップは、外部EGRであるか内部EGRであるかに拘わらず、EGR率に対するNOx排出量Xを表すものであって、マップの横軸はEGR率又は内部EGR率γとみなすことができる。したがって、図2のマップから求められたNOx排出量X1に対応する外部EGR率α1は、吸排気バルブ16、17のオーバーラップ量がβ1のときの内部EGR率γ1に相当するとして、内部EGR率γ1を推定することができる。
さらに、推定装置5は、吸排気バルブ16、17のオーバーラップ量βを変化させると共にエンジン1の運転状態Aを変化させながら第2及び第3ステップを繰り返して、種々のオーバーラップ量β及びエンジン運転状態Aに対する内部EGR率γを推定することによって、図3に示すようなエンジンの運転状態A毎の吸排気バルブ16、17のオーバーラップ量βに対する内部EGR率γの関係を表すマップを求めることができる。図3のマップに示すように、所定のエンジン運転状態A1(エンジン回転速度がne1、吸気充填効率がce1)においては、オーバーラップ量βが大きくなるほど気筒11内に残留する既燃ガスが多くなるため内部EGR率γは大きくなる。また、オーバーラップ量βが同じであっても、エンジン回転速度neが速くなるほど(ne1→ne2)又は吸気充填効率ceが高くなるほど(ce1→ce2)新気流量が多くなるため内部EGR率γは低下する。逆に、オーバーラップ量βが同じであっても、エンジン回転速度neが遅くなるほど(ne1→ne3)又は吸気充填効率ceが低くなるほど(ce1→ce3)新気流量が少なくなるため内部EGR率γは高くなる。
このように、本実施形態1においては、外部EGR率αは内部EGR率γとは異なり、吸気通路のCO2濃度、排気通路のCO2濃度、大気中のCO2濃度から容易且つ精度良く測定することができる点、吸排気バルブ16、17のオーバーラップ量βは内部EGR率γに直接影響を与えると共に容易且つ精度良く測定できる点、エンジン1のアウトプットとしてのNOx排出量Xは外部EGR率αであるか内部EGR率γであるかに拘わらずEGR率に対して一定の特性を有する点に着目して、外部EGR率αに対するNOx排出量Xと、吸排気バルブ16、17のオーバーラップ量βに対するNOx排出量Xとから、NOx排出量Xを指標とすると共に外部EGR率αを内部EGR率γとみなして、エンジン運転状態A毎の、オーバーラップ量βに対する内部EGR率γを容易且つ精度良く推定することができる。
《発明の実施形態2》
続いて、本発明の実施形態2について説明する。上記実施形態1がNOx排出量Xを指標として外部EGR率αと吸排気バルブ16、17のオーバーラップ量βとの関係を算出しているのに対して、本実施形態2は、MBTとなる点火進角量Yを指標としている点で異なる。
図4に、本実施形態2に係るエンジンの内部EGR率推定方法を実施するための各装置のブロック図を示す。上記実施形態1と同じ構成については同一の符号を付して、それ以上の説明を省略する。実施形態1と異なる点は、上記NOx分析計51が削除されて、軸トルクセンサ55が追加された点である。この軸トルクセンサ55は、推定装置5に接続されていて、軸トルクを検出して検出信号を推定装置5へ出力する。
推定装置5は、エンジン負荷装置54を制御してエンジン1に対する負荷を調節しつつ、ECU3を介してVVT20、燃料噴射弁22、スロットルバルブ24等を制御して所望のエンジン運転状態を実現しながら、軸トルクセンサ55、吸気側CO2センサ52及び排気側CO2センサ53の検出信号を受けてエンジン1の内部EGR率を推定する。
以下に、本実施形態2における推定装置5による内部EGR率の推定方法について説明する。
まず、第1ステップでは、推定装置5は、エンジン負荷装置54及びECU3を制御してエンジン1の運転状態Aを所定のエンジン運転状態A1(所定のエンジン回転速度ne1、所定の吸気充填効率ce1)に制御する。このとき、推定装置5はECU3を介して、吸気バルブ16と排気バルブ17とがオーバーラップしないようにVVT20を制御することによって内部EGRを停止させると共に、EGRバルブ27を制御することによって外部EGRを行う。そして、推定装置5は、このときの外部EGR率αとMBTとなる点火進角量Yとを測定する。
外部EGR率αは、上記実施形態1と同様の式によって求められる。
MBTとなる点火進角量Yは、あるエンジン運転状態下で最大の軸トルクを発生するのに必要な最小点火進角量であって、点火プラグ21の点火時期を変化させながら軸トルクを測定することによって求めることができる。
こうして、所定のエンジン運転状態A1における、所定の外部EGR率αに対するMBTとなる点火進角量Yが求められる。
そして、推定装置5は、ECU3を介してEGRバルブ27を制御することにより外部EGR率αを変化させて、変化させた外部EGR率α毎にMBTとなる点火進角量Yを測定していく(図5中のA1のグラフ)。
さらに、推定装置5は、エンジン1の運転状態Aを所定のエンジン運転状態A1から変化させて、変化させたエンジン運転状態A毎に上述の如く外部EGR率αに対するMBTとなる点火進角量Yを測定していく(例えば、図5中のA2のグラフ)。
その結果、図5に示すような、エンジン運転状態A毎の外部EGR率αに対するMBTとなる点火進角量Yを表すマップが求められる。図5のマップに示すように、所定のエンジン運転状態A1(エンジン回転速度がne1、吸気充填効率がce1)においては、外部EGR率αが高くなるほど燃焼室13内のEGRガスが多くなって燃焼速度が遅くなるためMBTとなる点火進角量は進角側に移行する。また、外部EGR率αが同じであっても、エンジン回転速度neが速くなるほど(ne1→ne2)又は吸気充填効率ceが高くなるほど(ce1→ce2)新気流量が多くなって燃焼速度が速くなるためMBTとなる点火進角量は遅角側に移行する。
次に、第2ステップでは、推定装置5は、エンジン負荷装置54及びECU3を制御してエンジン1の運転状態Aを所定のエンジン運転状態A1(エンジン回転速度ne1、吸気充填効率ce1)に制御する。このとき、推定装置5はECU3を介して、EGRバルブ27を全閉に制御することによって外部EGRを停止すると共に、吸気バルブ16と排気バルブ17とがオーバーラップするようにVVT20を制御することによって内部EGRだ行う。そして、推定装置5は、吸排気バルブ16、17のオーバーラップが所定のオーバーラップ量β1のときのMBTとなる点火進角量Y1を測定する。MBTとなる点火進角量Y1は上述のとおり軸トルクセンサ55からの出力を用いて測定する。
続いて、第3ステップでは、第1ステップで求めたエンジン運転状態A毎の外部EGR率αに対するMBTとなる点火進角量Yの関係を表すマップと第2ステップで求めた吸排気バルブ16、17のオーバーラップ量β1に対するMBTとなる点火進角量Y1との関係とから、MBTとなる点火進角量を指標として、吸排気バルブ16、17のオーバーラップが所定のオーバーラップ量β1であるときの内部EGR率γ1が外部EGR率αで表せばいくらに相当するかを求める。詳しくは、図5において矢印で示すように、所定のエンジン運転状態A1においてMBTとなる点火進角量がY1のときの外部EGR率αがいくらになるかを求める。図5においてはMBTとなる点火進角量Y1に対応する外部EGR率はα1となる。ここで、外部EGRと内部EGRとは、EGRガスを気筒11内に還流又は残留させる方法が異なるだけであって、気筒11内の全吸気中にEGRガスが含まれる点では同じであり、外部EGR率も内部EGR率も新気流量又は全吸気流量に対するEGRガス流量の割合である点は同じである。つまり、第1ステップで求めたエンジン運転状態A毎の外部EGR率αに対するMBTとなる点火進角量Yの関係を表すマップは、外部EGRであるか内部EGRであるかに拘わらず、EGR率に対するMBTとなる点火進角量Yを表すものであって、マップの横軸はEGR率又は内部EGR率γとみなすことができる。したがって、図5のマップから求められたMBTとなる点火進角量Y1に対応する外部EGR率α1は、吸排気バルブ16、17のオーバーラップ量がβ1のときの内部EGR率γ1に相当するとして、内部EGR率γ1を推定することができる。
さらに、推定装置5は、吸排気バルブ16、17のオーバーラップ量βを変化させると共にエンジン1の運転状態Aを変化させながら第2及び第3ステップを繰り返して、種々のオーバーラップ量β及びエンジン運転状態Aに対する内部EGR率γを推定することによって、図3に示すようなエンジンの運転状態A毎の吸排気バルブ16、17のオーバーラップ量βに対する内部EGR率γの関係を表すマップを求めることができる。
このように、本実施形態2においては、外部EGR率αは内部EGR率γとは異なり、吸気通路のCO2濃度、排気通路のCO2濃度、大気中のCO2濃度から容易且つ精度良く測定することができる点、吸排気バルブ16、17のオーバーラップ量βは内部EGR率γに直接影響を与えると共に容易且つ精度良く測定できる点、エンジン1のアウトプットとしてのMBTとなる点火進角量Yは外部EGR率αであるか内部EGR率γであるかに拘わらずEGR率に対して一定の特性を有する点に着目して、外部EGR率αに対するMBTとなる点火進角量Yと、吸排気バルブ16、17のオーバーラップ量βに対するMBTとなる点火進角量Yとから、MBTとなる点火進角量Yを指標とすると共に外部EGR率αを内部EGR率γとみなして、エンジン運転状態A毎の、オーバーラップ量βに対する内部EGR率γを容易且つ精度良く推定することができる。
《その他の実施形態》
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記実施形態1及び2では、エンジン1は内部EGRと外部EGRとの両方を行うものを採用しているが、これに限られるものではない。つまり、少なくとも内部EGRを行うエンジンであればよく、外部EGRを行うものである必要はない。かかるエンジンの内部EGR率を推定する場合には、推定時にEGR通路及びEGRバルブをエンジンに別途取り付けて、推定時のみ外部EGRを行うように構成すればよい。
また、エンジン負荷装置54は、上述のように試験走行ローラを有するものである必要はなく、エンジン1に対する負荷を可変に制御できるものであればよい。
さらに、上記実施形態1及び2では、エンジン1を車両に搭載した上で、エンジンの内部EGR率を推定しているが、車両に搭載したエンジンではなく、エンジン単体で内部EGR率を推定するようにしてもよい。かかる場合には、上記実施形態1及び2ではECU3に接続されているVVT20、点火プラグ21、燃料噴射弁22、スロットルバルブ24、EGRバルブ27、エンジン回転速度センサ41、エアフローセンサ42、吸気温センサ43を推定装置5に接続して、VVT20等が推定装置5によって制御され、又推定装置5に検出信号を入力するように構成すればよい。このとき、エンジン負荷装置54は、エンジンのクランクシャフトに負荷が作用するように設置するとよい。このように構成することで、推定装置5によって、エンジン運転状態を制御するすると共に、外部EGR率や吸排気バルブのオーバーラップ量を調整しながら、エンジンの内部EGR率を推定することができる。
さらにまた、上記実施形態1及び2では、VVT20を吸気バルブ16側に設けているが、排気バルブ17側に設けてもよく、又は吸気バルブ16側及び排気バルブ17側の両方に設けてもよい。つまり、吸排気バルブ16、17のオーバーラップ量を可変に制御できる構成であればよく、必ずしも吸気バルブ16の弁開閉時期を可変に構成する必要はない。
また、上記実施形態1及び2では、EGR率として、式(1)により定義されるものを採用しているがこれに限られるものではない。つまり、全吸気流量又は新気流量に対するEGRガス流量の割合であればよく、以下の式等であってもよい。
Figure 2006322363
Figure 2006322363
さらに、上記実施形態1及び2では、最終的に、図3に示すようなエンジンの運転状態A毎の吸排気バルブ16、17のオーバーラップ量βに対する内部EGR率γの関係を表すマップを作成しているが、必ずしもマップを作成する必要はない。本発明は、エンジンの内部EGR率を推定する方法であって、例えば、所定のエンジン運転状態A1であって且つ吸排気バルブ16、17が所定のオーバーラップ量β1である、1つの状態における内部EGR率を1点だけ測定する場合であっても適用することができる。かかる場合には、上記第2及び第3ステップを各1回だけ行えばよい。
尚、上記実施形態1及び2において、第1ステップと第2ステップとは、必ずしもこの順番である必要はなく、先に第2ステップで吸排気バルブ16、17のオーバーラップ量に対するNOx排出量又はMBTとなる点火進角量を求めてから、その後第1ステップで外部EGR率に対するNOx排出量又はMBTとなる点火進角量を求め、これらの結果を用いて、第3ステップで内部EGR率を推定するようにしてもよい。
本発明の実施形態1に係るエンジンの内部EGR率推定方法における各装置のブロック図である。 外部EGR率に対するNOx排出量を表すマップの一例である。 エンジン運転状態毎の、バルブのオーバーラップ量に対する内部EGR率を表すマップの一例である。 本発明の実施形態2に係るエンジンの内部EGR率推定方法における各装置のブロック図である。 外部EGR率に対するMBTとなる点火進角量を表すマップの一例である。
符号の説明
1 エンジン
16 吸気バルブ
17 排気バルブ

Claims (2)

  1. 吸気バルブ及び排気バルブのうち少なくとも一方の開閉時期を制御することによって吸排気バルブをオーバーラップさせて内部EGRを行うエンジンにおいて内部EGR率を推定する推定方法であって、
    所定のエンジン運転状態であって且つ上記吸排気バルブのオーバーラップ非実行時において、上記エンジンの排気の一部を還流させて外部EGRを行うと共に、外部EGR率を変化させたときの外部EGR率に対するエンジンから排出されるNOx排出量を求める第1ステップと、
    上記吸排気バルブのオーバーラップ実行時で且つ上記外部EGR非実行時において、上記所定のエンジン運転状態における上記吸排気バルブのオーバーラップ量に対するエンジンから排出されるNOx排出量を求める第2ステップと、
    上記第1及び第2ステップの結果から、上記NOx排出量を指標として上記吸排気バルブのオーバーラップ量と上記外部EGR率との関係を求めると共に、求められた関係における外部EGR率を内部EGR率とみなすことによって、上記所定のエンジン運転状態における上記吸排気バルブのオーバーラップ量に対する内部EGR率を推定する第3ステップと、を含むことを特徴とするエンジンの内部EGR率推定方法。
  2. 吸気バルブ及び排気バルブのうち少なくとも一方の開閉時期を制御することによって吸排気バルブをオーバーラップさせて内部EGRを行うエンジンにおいて内部EGR率を推定する推定方法であって、
    所定のエンジン運転状態であって且つ上記吸排気バルブのオーバーラップ非実行時において、上記エンジンの排気の一部を還流させて外部EGRを行うと共に、外部EGR率を変化させたときの外部EGR率に対するMBTとなる点火進角量を求める第1ステップと、
    上記吸排気バルブのオーバーラップ実行時で且つ上記外部EGR非実行時において、上記所定のエンジン運転状態における上記吸排気バルブのオーバーラップ量に対するMBTとなる点火進角量を求める第2ステップと、
    上記第1及び第2ステップの結果から、上記MBTとなる点火進角量を指標として上記吸排気バルブのオーバーラップ量と上記外部EGR率との関係を求めると共に、求められた関係における外部EGR率を内部EGR率とみなすことによって、上記所定のエンジン運転状態における上記吸排気バルブのオーバーラップ量に対する内部EGR率を推定する第3ステップと、を含むことを特徴とするエンジンの内部EGR率推定方法。
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