JP2008215119A - 内燃機関の排気浄化システム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、内燃機関の排気通路に酸化機能を有する前段触媒および吸蔵還元型NOx触媒、酸化機能を有する触媒を担持したパティキュレートフィルタが上流側から順に配置されている場合において、より好適にパティキュレートフィルタに還元剤を供給することを目的とする。
【解決手段】排気通路2における前段触媒4と吸蔵還元型NOx触媒5との間の部分と吸蔵還元型NOx触媒5とパティキュレートフィルタ6との間の部分とを連通するバイパス通路8と、該バイパス通路8の上流側端部を遮断または開通させる開閉弁9と、排気通路2における前段触媒4よりも上流側を流れる排気中に還元剤を供給する還元剤供給手段7と、を備えている。開閉弁9は、閉弁するとバイパス通路8の上流側端部を遮断し、開弁するとバイパス通路8の上流側端部を開通させると共に排気通路2内に突出して該排気通路2を流れる排気をバイパス通路8に誘導する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の排気通路に直列に並んで配置された酸化機能を有する触媒および吸蔵還元型NOx触媒、酸化機能を有する触媒を担持したパティキュレートフィルタを備えた排気浄化システムに関する。
内燃機関の排気浄化システムとして、酸化機能を有する触媒および吸蔵還元型NOx触媒(以下、単にNOx触媒と称する)、排気中の粒子状物質(Particulate Matter:以
下、PMと称する)を捕集するパティキュレートフィルタ(以下、単にフィルタと称する)等が内燃機関の排気通路に直列に並べて配置される場合がある。
例えば、特許文献1には、内燃機関の排気通路にNOx触媒およびフィルタを上流側から順に配置する技術が記載されている。この特許文献1には、排気通路におけるNOx触媒よりも上流側の部分とNOx触媒よりも下流側且つフィルタよりも上流側の部分とを連通し排気がNOx触媒をバイパスして流れるバイパス通路が設けられている。さらに、排気通路におけるNOx触媒よりも上流側のバイパス通路との接続部とNOx触媒との間に炭化水素系液体を噴射可能な液体噴射ノズルが設けられている。
また、内燃機関の排気通路に酸化機能を有する触媒およびNOx触媒、酸化機能を有する触媒を担持したフィルタを上流側から順に配置し、最上流に設けられた酸化機能を有する触媒(以下、前段触媒と称する)よりも上流側に排気中に還元剤を供給する還元剤供給手段を設ける場合がある。そして、このような場合においては、さらに、排気通路における還元剤供給手段より下流側且つ前段触媒より上流側の部分とNOx触媒より下流側且つフィルタより上流側の部分とを連通するバイパス通路、および、該バイパス通路を遮断または開通させる開閉弁を設ける場合がある。
このような構成の場合、開閉弁によってバイパス通路を開通させつつ還元剤供給手段から排気中に還元剤を供給することで、還元剤供給手段から供給された還元剤の一部を前段触媒およびNOx触媒を介さずにフィルタに供給することが出来る。
しかしながら、この場合、還元剤供給手段から供給された還元剤はバイパス通路よりも排気通路の下流側の方へ流れ易いため、該還元剤の多くは前段触媒およびNOx触媒に供給される。前段触媒およびNOx触媒に供給された還元剤はこれらの触媒において酸化される。また、バイパス通路が長くなるほど該バイパス通路の内壁面に付着する還元剤が多くなる。
そのため、例えば、フィルタに捕集されたPMを除去すべくバイパス通路を通してフィルタに還元剤を供給しようとした場合、フィルタに充分な量の還元剤を供給することが困難な場合がある。また、前段触媒およびNOx触媒に不要に還元剤が供給され該還元剤が酸化されると、そのときに生じる酸化熱によってNOx触媒の劣化を促進させる虞がある。
特開2002−349236号公報 特開2003−293731号公報
本発明は、内燃機関の排気通路に酸化機能を有する前段触媒およびNOx触媒、酸化機
能を有する触媒を担持したフィルタが上流側から順に配置されている場合において、より好適にフィルタに還元剤を供給することが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明は、排気通路における前段触媒とNOx触媒との間の部分とNOx触媒とフィルタとの間の部分とを連通するバイパス通路と、該バイパス通路の上流側端部を遮断または開通させる開閉弁と、排気通路における前段触媒よりも上流側を流れる排気中に還元剤を供給する還元剤供給手段と、を備えている。開閉弁は、閉弁するとバイパス通路の上流側端部を遮断し、開弁するとバイパス通路の上流側端部を開通させると共に排気通路内に突出して該排気通路を流れる排気をバイパス通路に誘導するように構成されている。
より詳しくは、本発明に係る内燃機関の排気浄化システムは、
内燃機関の排気通路に設けられた酸化機能を有する前段触媒と、
該前段触媒よりも下流側の前記排気通路に設けられた吸蔵還元型NOx触媒と、
該吸蔵還元型NOx触媒よりも下流側の前記排気通路に設けられ酸化機能を有する触媒を担持したパティキュレートフィルタと、
前記前段触媒よりも上流側の前記排気通路を流れる排気中に還元剤を供給する還元剤供給手段と、
前記前段触媒と前記吸蔵還元型NOx触媒との間の前記排気通路に一端が接続され、前記吸蔵還元型NOx触媒と前記パティキュレートフィルタとの間の前記排気通路に他端が接続され、前記吸蔵還元型NOx触媒をバイパスして排気が流れるバイパス通路と、
閉弁すると前記バイパス通路の一端部を遮断し、開弁すると前記バイパス通路の一端部を開通させると共に前記排気通路内に突出して前記排気通路を流れる排気を前記バイパス通路に誘導する開閉弁と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、開閉弁を開弁した状態で還元剤供給手段から還元剤を供給することで、前段触媒を通過することで改質された還元剤をNOx触媒をバイパスさせてフィルタに供給することが出来る。改質された還元剤はフィルタに担持された触媒において化学反応し易い状態となるため、還元剤供給手段から供給する還元剤の量を少なくすることが出来る。
また、開閉弁が開弁した状態となると、該開閉弁によって排気通路を流れる排気がバイパス通路に誘導される。これに伴い、排気中の還元剤もバイパス通路に誘導されるため、より多くの還元剤をフィルタに供給することが可能となる。また、開閉弁が開弁した状態となると、該開閉弁によってNOx触媒への排気の流入が妨げられることにもなる。その結果、NOx触媒に不要に供給される還元剤の量が減少するため、該NOx触媒の劣化を抑制することが出来る。
また、本発明によれば、前段触媒とNOx触媒との両方をバイパスして排気が流れるようにバイパス通路を設けた場合に比べて、バイパス通路の長さを短くすることが出来る。これにより、バイパス通路の内壁面に付着する還元剤の量を減少させることが出来る。その結果、バイパス通路に流入した還元剤のより多くをフィルタに供給することが可能となる。
本発明においては、前記バイパス通路を第一バイパス通路とすると共に前記開閉弁を第一開閉弁とし、これらに加えて、第二バイパス通路および第二開閉弁を設けてもよい。この場合、第二バイパス通路は、還元剤供給手段より下流側且つ前段触媒より上流側の排気通路に一端が接続され、NOx触媒より下流側且つフィルタより上流側の前記排気通路に他端が接続され、前段触媒およびNOx触媒をバイパスして排気が流れる通路である。また、第二開閉弁は第二バイパス通路を遮断または開通させる弁である。
そして、上記構成の場合、フィルタに還元剤を供給するときに前段触媒よりも上流側の排気通路を流れる排気の温度が所定温度以上のときは、第二開閉弁を開弁することで第二バイパス通路を開通させた状態で還元剤供給手段から還元剤を供給してもよい。
ここで、所定温度とは、該所定温度以上の温度の排気中に還元剤が供給された場合、該還元剤が前段触媒を通過しなくてもフィルタに担持された触媒において充分に化学反応し易い状態となると判断できる温度である。
所定温度以上の温度の排気中に供給されることで該排気中において充分に化学反応し易い状態となった還元剤が前段触媒に流入すると、前段触媒における還元剤の不要な酸化が促進される。そのため、前段触媒の劣化が促進されると共に、前段触媒を通過する還元剤が減少することによりフィルタに充分な量の還元剤を供給し難くなる虞がある。上記によれば、充分に化学反応し易い状態となった還元剤を、前段触媒を通過させずにフィルタに供給することが出来る。これにより、前段触媒の劣化を抑制することが出来ると共にフィルタに供給される還元剤の量が不足することを抑制することが出来る。
本発明によれば、内燃機関の排気通路に酸化機能を有する前段触媒およびNOx触媒、酸化機能を有する触媒を担持したフィルタが上流側から順に配置されている場合であっても、より好適にフィルタに還元剤を供給することが出来る。
以下、本発明に係る内燃機関の排気浄化システムの具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。
<実施例1>
<内燃機関の排気系の概略構成>
ここでは、本発明を車両駆動用のディーゼルエンジンに適用した場合を例に挙げて説明する。図1は、本実施例に係る内燃機関の排気系の概略構成を示す図である。
内燃機関1は車両駆動用のディーゼルエンジンである。この内燃機関1には排気通路2が接続されている。排気通路2には、コンプレッサーハウジング17aおよびタービンハウジング17bを有するターボチャージャ17のタービンハウジング17bが設けられている。
排気通路2におけるタービンハウジング17bより下流側には、酸化触媒4が設けられており、さらに該酸化触媒4の直下流にはNOx触媒5が設けられている。また、排気通路2におけるNOx触媒5よりも下流側にはフィルタ6が設けられている。該フィルタ6には酸化触媒11が担持されている。尚、本実施例においては、酸化触媒4が本発明に係る前段触媒に相当する。酸化触媒4および酸化触媒11は酸化触媒に限られるものではなく酸化機能を有する触媒であればよい。
排気通路2におけるタービンハウジング17bより下流側且つ酸化触媒4より上流側には排気中に還元剤として燃料を添加する燃料添加弁7が設けられている。尚、本実施例においては、燃料添加弁7が本発明に係る還元剤供給手段に相当する。
本実施例においては、排気通路2に、NOx触媒5をバイパスして排気が流れるバイパス通路8が接続されている。該バイパス通路8の一端は排気通路2における酸化触媒4より下流側且つNOx触媒5より上流側に接続されており、その他端は排気通路2における
NOx触媒5よりも下流側且つフィルタ6よりも上流側に接続されている。
排気通路2とバイパス通路8の一端との接続部分には開閉弁9が設けられている。該開閉弁9は、排気通路2とバイパス通路8の一端との接続部分におけるNOx触媒5側の壁面の一部を支点として開閉駆動する弁である。図1において、破線は開閉弁9が閉弁した状態を表しており、実線は開閉弁9が開弁した状態を表している。この図1に示すように、開閉弁9は、閉弁するとバイパス通路8の一端を遮断する。また、図1に示すように、開閉弁9は、開弁するとバイパス通路8の一端を開通させると共にNOx触媒5側に倒れて排気通路2内に突出する。
以上述べたように構成された内燃機関1には、この内燃機関1を制御するための電子制御ユニット(ECU)10が併設されている。ECU10には燃料添加弁7および開閉弁9が電気的に接続されている。ECU10によってこれらが制御される。
<フィルタ再生制御>
本実施例においては、フィルタ6に捕集されたPMを除去すべくフィルタ再生制御が行われる。フィルタ6に捕集されたPMを除去するためには、該フィルタ6に燃料を供給する必要がある。フィルタ6に供給された燃料が酸化触媒11において酸化され、そのときに生じる酸化熱によってフィルタ6が昇温する。これによりPMが酸化されフィルタ6から除去される。
本実施例において、フィルタ再生制御を実行する場合(即ち、フィルタ6に燃料を供給する場合)、燃料添加弁7から燃料を添加する。そして、このときに開閉弁9を開弁した状態とする。
開閉弁9を開弁した状態で燃料添加弁7から燃料を添加すると、酸化触媒4を通過した燃料の一部が排気と共にバイパス通路8に流入する。これにより、酸化触媒4により改質された燃料を、NOx触媒5をバイパスさせてフィルタ6に供給することが出来る。
酸化触媒4を通過することで改質された燃料は、フィルタ6に担持された酸化触媒11において酸化され易い状態となっている。そのため、バイパス通路8を通ってフィルタ6に供給される燃料がより少ない量であっても該フィルタ6を充分に昇温させることが出来る。従って、本実施例によれば、フィルタ再生制御時に燃料添加弁7から添加する燃料の量を少なくすることが可能となる。これにより、フィルタ再生制御の実行に伴う燃費の悪化を抑制することが出来る。
また、開閉弁9が開弁すると、該開閉弁9はNOx触媒5側に倒れて排気通路2内に突出する。これにより、排気通路2を流れる排気がバイパス通路8に誘導されると共に該排気のNOx触媒5への流入が妨げられる。そのため、酸化触媒4を通過した燃料のより多くを、バイパス通路8を通してフィルタ6に供給することが可能となる。また、NOx触媒5に不要に供給される燃料の量を減少させることが出来る。その結果、NOx触媒5において燃料が酸化することに起因する該NOx触媒5の不要な昇温が抑制されるため、NOx触媒5の劣化を抑制することが可能となる。
また、本実施例のような構成とした場合、酸化触媒4とNOx触媒5との両方をバイパスして排気が流れるようにバイパス通路を設けた場合に比べて、バイパス通路8の長さを短くすることが出来る。これにより、バイパス通路8の内壁面に付着する燃料の量を減少させることが出来る。その結果、バイパス通路8に流入した燃料のより多くをフィルタ6に供給することが可能となる。
以上のように、本実施例によれば、フィルタ再生制御の実行時においてフィルタ6により好適に燃料を供給することが出来る。
尚、本実施例においては、排気通路2とバイパス通路8との接続部に開閉弁9を備えた開閉弁ASSYを設置することで、図1に示すような構成を実現してもよい。また、本実施例に係る開閉弁9の構成は、閉弁したときにバイパス通路8の一端部を遮断し、開弁したときに、排気通路2を流れる排気をバイパス通路8に誘導すると共に該排気のNOx触媒5への流入を妨げるように排気通路2内に突出する構成であればどのようなものでもよい。
<実施例2>
図2は、本実施例に係る内燃機関の排気系の概略構成を示す図である。本実施例においては、実施例1におけるバイパス通路8および開閉弁9をそれぞれ第一バイパス通路8および第一開閉弁9とする。
そして、本実施例においては、排気通路2における燃料添加弁7より下流側且つ酸化触媒4より上流側に一端が接続され、第一バイパス通路8の途中に他端が接続された第二バイパス通路12が設けられている。また、第二バイパス通路12には該第二バイパス通路12を遮断または開通させる第二開閉弁13が設けられている。第二開閉弁13は、ECU10に電気的に接続されており、ECU10によって制御される。尚、本実施例においては、第二バイパス通路12と、第一バイパス通路8における第二バイパス通路12との接続部分よりも下流側の部分とが、本発明に係る第二バイパス通路に相当する。
また、排気通路2におけるタービンハウジング17bより下流側且つ酸化触媒4より上流側には排気の温度を検出する温度センサ14が設けられている。該温度センサ14は、ECU10に電気的に接続されており、その出力信号がECU10に入力される。尚、本実施例においては、温度センサ14が本発明に係る温度検出手段に相当する。
上記以外の構成要素は実施例1と同様であるため、同様の構成要素には同様の参照番号を付し、その説明を省略する。
<フィルタ再生制御実行時の第二開閉弁制御>
ここで、本実施例に係るフィルタ再生制御実行時の第二開閉弁13の制御について、図3に基づいて説明する。図3は、本実施例に係るフィルタ再生制御のルーチンを示すフローチャートである。本ルーチンは、ECU10に予め記憶されており、内燃機関1の運転中、所定の間隔で実行される。
本ルーチンでは、ECU10は、先ずS101において、フィルタ再生制御の実行条件が成立したか否かについて判別する。フィルタ再生制御の実行条件は、内燃機関1における燃料噴射量の積算値や内燃機関1を搭載した車両の走行距離等に基づいて予め定められている。S101において、肯定判定された場合、ECU10はS102に進み、否定判定された場合、ECU10は本ルーチンを一旦終了する。
S102において、ECU10は、実施例1におけるフィルタ再生制御の実行時と同様、第一開閉弁9を開弁する。
次に、ECU10は、S103に進み、温度センサ14によって検出される排気の温度Tgが所定温度T0以上であるか否かを判別する。ここで、所定温度T0とは、該所定温度T0以上の温度の排気中に燃料添加弁7から燃料が添加された場合、該燃料は酸化触媒4を通過することで改質されなくてもフィルタ6に担持された酸化触媒11において充分
に酸化され易い状態となると判断できる温度の下限値である。この所定温度T0は実験等によって予め定められている。S103において、肯定判定された場合、ECU10はS104に進み、否定判定された場合、ECU10はS106に進む。
S104に進んだECU10は、第二開閉弁13を開弁し、第二バイパス通路12を開通させる。これにより、排気通路2を流れる排気の一部が、第一バイパス通路8のみならず第二バイパス通路12にも流入する。
次に、ECU10は、S105に進み、燃料添加弁7からの燃料添加を実行する。その後、ECU10は本ルーチンの実行を一旦終了する。
一方、S106に進んだECU10は、第二開閉弁13を閉弁し、第二バイパス通路12を遮断させる。この場合、排気の流路は実施例1におけるフィルタ再生制御の実行時と同様の状態となる。その後、ECU10はS105に進む。
所定温度T0以上の温度の排気中に添加されることで充分に酸化され易い状態となった燃料が酸化触媒4に流入すると、該酸化触媒4における燃料の不要な酸化が促進される。この場合、酸化触媒4の劣化が促進されると共に、酸化触媒4を通過する燃料が減少することによりフィルタ6に充分な量の燃料を供給することが困難となる虞がある。
以上説明したルーチンによれば、フィルタ再生制御を実行するときに、燃料添加弁7から燃料が添加される排気の温度Tgが所定温度T0以上のときは、第二バイパス通路12が開通された状態で燃料添加弁7からの燃料添加が実行される。これにより、燃料添加弁7から添加された燃料の一部がNOx触媒5のみならず酸化触媒4をもバイパスしてフィルタ6に供給される。つまり、酸化触媒11において充分に酸化し易い状態となった燃料が、酸化触媒4を通過せずにフィルタ6に供給される。これにより、酸化触媒4の劣化を抑制することが出来ると共にフィルタ6に供給される燃料の量が不足することを抑制することが出来る。
尚、上記実施例1および2においては、燃料添加弁7による燃料添加に代えて、内燃機関1において主燃料噴射よりも後のタイミングで副燃料噴射を実行することで、酸化触媒4よりも上流側の排気通路2を流れる排気中に燃料を供給してもよい。
また、フィルタ6に担持される触媒をNOx触媒とした場合、該NOx触媒に吸蔵されたNOxまたはSOxを還元すべくフィルタ6に燃料を供給するときにおいても、上記実施例1および2に係るフィルタ再生制御の実行時と同様に燃料添加弁7および開閉弁9、13を制御してもよい。
実施例1に係る内燃機関の排気系の概略構成を示す図。 実施例2に係る内燃機関の排気系の概略構成を示す図。 実施例2に係るフィルタ再生制御のルーチンを示すフローチャート。
符号の説明
1・・・内燃機関
2・・・排気通路
4・・・酸化触媒
5・・・吸蔵還元型NOx触媒
6・・・パティキュレートフィルタ
7・・・燃料添加弁
8・・・バイパス通路(第一バイパス通路)
9・・・開閉弁(第一開閉弁)
10・・ECU
11・・酸化触媒
12・・第二バイパス通路
13・・第二開閉弁
14・・温度センサ

Claims (2)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられた酸化機能を有する前段触媒と、
    該前段触媒よりも下流側の前記排気通路に設けられた吸蔵還元型NOx触媒と、
    該吸蔵還元型NOx触媒よりも下流側の前記排気通路に設けられ酸化機能を有する触媒を担持したパティキュレートフィルタと、
    前記前段触媒よりも上流側の前記排気通路を流れる排気中に還元剤を供給する還元剤供給手段と、
    前記前段触媒と前記吸蔵還元型NOx触媒との間の前記排気通路に一端が接続され、前記吸蔵還元型NOx触媒と前記パティキュレートフィルタとの間の前記排気通路に他端が接続され、前記吸蔵還元型NOx触媒をバイパスして排気が流れるバイパス通路と、
    閉弁すると前記バイパス通路の一端部を遮断し、開弁すると前記バイパス通路の一端部を開通させると共に前記排気通路内に突出して前記排気通路を流れる排気を前記バイパス通路に誘導する開閉弁と、を備えることを特徴とする内燃機関の排気浄化システム。
  2. 前記バイパス通路を第一バイパス通路とすると共に前記開閉弁を第一開閉弁とし、
    前記還元剤供給手段より下流側且つ前記前段触媒より上流側の前記排気通路に一端が接続され、前記吸蔵還元型NOx触媒より下流側且つ前記パティキュレートフィルタより上流側の前記排気通路に他端が接続され、前記前段触媒および前記吸蔵還元型NOx触媒をバイパスして排気が流れる第二バイパス通路と、
    前記第二バイパス通路を遮断または開通させる第二開閉弁と、
    前記パティキュレートフィルタに還元剤を供給するときに前記前段触媒よりも上流側の前記排気通路を流れる排気の温度が所定温度以上のときは、前記第二開閉弁を開弁することで前記第二バイパス通路を開通させた状態で前記還元剤供給手段から還元剤を供給することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の排気浄化システム。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011247195A (ja) * 2010-05-27 2011-12-08 Toyota Motor Corp 内燃機関の排気浄化装置
WO2012132233A1 (ja) * 2011-03-31 2012-10-04 コベルコ建機株式会社 排気浄化装置

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