JP2008157069A - 内燃機関の排気浄化システム - Google Patents

内燃機関の排気浄化システム Download PDF

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Abstract

【課題】内燃機関の排気通路に設けられる排気浄化装置を該排気浄化装置に要求される目標温度まで迅速に昇温することのできる技術を提供する。
【解決手段】排気浄化装置を該排気浄化装置に要求される目標温度まで昇温させるときに、前段触媒を通過する流量を減少させ且つ還元剤供給手段に還元剤を前段触媒に供給させることによって前段触媒を後段昇温可能温度まで昇温させる(S105〜S107)。その後、前段触媒を通過する流量を増加させることにより、排気を介して前段触媒から排気浄化装置に熱量を供給させる(S109)。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関の排気浄化システムに関する。
内燃機関から排出される排気を浄化する技術として、排気中に含まれる窒素酸化物(NOx)を浄化するNOx触媒(例えば、吸蔵還元型NOx触媒、選択還元型NOx触媒等)や、排気中に含まれる微粒子物質を捕集するフィルタなどの排気浄化装置を備えた排気浄化システムが知られている。
ところで、上記の排気浄化装置を備える排気浄化システムに対し、該排気浄化装置の温度を迅速に所定の要求温度まで上昇させる昇温要求が出される場合がある。例えば、NOx触媒の温度が活性温度よりも低いときには迅速に活性温度まで上昇させる必要がある。また、NOx触媒に対するSOx被毒回復制御が実施される場合にはNOx触媒を高温(例えば、600℃乃至650℃)に維持する必要がある。また、フィルタに捕集されたPMを酸化除去するPM再生制御を実施する場合には該フィルタの温度をPMが酸化(燃焼)可能な温度(例えば、500℃乃至700℃)まで上昇させる必要がある。
また、内燃機関から排出される排気にNOx触媒を迂回させることの可能なバイパス通路を備え、運転状態に基づいて該バイパス通路を通過する排気の流量を調節可能な排気浄化システムも提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開平6−10656号公報 特開2006−153000号公報
しかしながら、上記従来技術には排気浄化装置を迅速に昇温させるための技術は開示されていない。また、排気浄化装置に対して昇温制御を実施する際に、排気浄化装置を通過する排気による熱の持ち去りや、排気浄化装置の熱容量が大きいことに起因して、排気浄化装置の温度を所定の要求温度まで迅速に上昇させることが困難となる場合があった。
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、内燃機関の排気通路に設けられる排気浄化装置を該排気浄化装置に要求される目標温度まで迅速に昇温することのできる技術を提供することである。
上記目的を達成するための本発明は、排気浄化装置を該排気浄化装置に要求される目標温度まで昇温させるときに、前段触媒を通過する流量を減少させ且つ還元剤供給手段に還元剤を前段触媒に供給させることによって前段触媒を昇温した後、前段触媒を通過する流量を増加させることによって排気を介して前段触媒から排気浄化装置に熱量を供給させることを最大の特徴とする。
より詳しくは、一端が内燃機関に接続されて該内燃機関からの排気が通過する排気通路と、
前記排気通路に設けられると共に酸化機能を有する前段触媒と、
前記排気通路における前記前段触媒よりも下流側に設けられるとともに排気を浄化する排気浄化装置と、
前記前段触媒よりも上流側に設けられると共に、前記前段触媒及び前記排気浄化装置に
還元剤を供給する還元剤供給手段と、
前記排気通路における前記還元剤供給手段よりも上流側の部分と前記前段触媒の下流側の部分とを連通し、前記排気通路を通過する排気に前記前段触媒を迂回させるバイパス通路と、
前記排気が前記バイパス通路を通過する流量であるバイパス側流量を増加させると共に該排気が前記前段触媒を通過する流量である触媒側流量を減少させる触媒側減量制御と、前記バイパス側流量を減少させると共に前記触媒側流量を増加させる触媒側増量制御とを実行可能な排気流量変更手段と、
を備え、
前記排気浄化装置を該排気浄化装置に要求される目標温度まで昇温させるときに、前記排気流量変更手段に前記触媒側減量制御を実行させ且つ前記還元剤供給手段に前記還元剤を供給させることによって前記前段触媒を所定の後段昇温可能温度まで昇温させた後、前記排気流量変更手段に前記触媒側増量制御を実行させることを特徴とする。
上記構成の排気浄化システムでは、還元剤供給手段によって供給される還元剤が前段触媒において酸化されるときの反応熱により前段触媒が昇温される。そして、内燃機関から排出された排気は前段触媒において昇温され、高温となった排気が下流側の排気浄化装置に流入することにより、排気浄化装置が該排気浄化装置に要求される目標温度まで昇温される。
ところで、排気浄化装置を迅速に目標温度まで昇温するためには、前段触媒に対してより多くの熱量を与える必要がある。そうすれば、前段触媒の温度がより高温まで上昇し、下流側の排気浄化装置をより効率的に昇温させることができる。しかしながら、還元剤供給手段によって還元剤が供給されるときに前段触媒を通過する排気の流量である触媒側流量が多いと、排気による熱の持ち去り量が増加し、迅速に前段触媒を昇温させることができない場合がある。
これに対し、本発明では、排気流量変更手段に上記の触媒側減量制御及び触媒側増量制御を実行させることによって触媒側流量を増減させることができる。そして、本発明では、排気浄化装置を該排気浄化装置に要求される目標温度まで昇温させるときに、排気流量変更手段に前記触媒側減量制御を実行させる。これにより、バイパス通路を通過する排気の流量であるバイパス側流量を増加させて触媒側流量を減少させることができる。
そして、排気流量変更手段に上記触媒側減量制御を実行させつつ還元剤供給手段に還元剤を前段触媒に供給させることによって、排気による熱の持ち去りを抑制しつつ迅速に前段触媒を後段昇温可能温度まで昇温させることができる。ここで、後段昇温可能温度とは、前段触媒を通過するときに昇温する排気を排気浄化装置に流入させ、該排気浄化装置を目標温度まで昇温させるために必要な前段触媒に要求される温度を意味する。
本発明では、上記のように、前段触媒が後段昇温可能温度まで昇温した後は、排気流量変更手段に触媒側増量制御を実行させる。つまり、バイパス側流量を減少させると共に触媒側流量を増加させる。これにより、前段触媒及び該前段触媒の下流側の排気浄化装置を通過する排気の流量が増加する。その結果、前段触媒を通過して高温となった排気を介して前段触媒から排気浄化装置に熱量を好適に伝えることができる。従って、排気浄化装置を急速に目標温度まで昇温させることができる。
また、本発明では、前段触媒が後段昇温可能温度まで昇温した後であって排気浄化装置を目標温度まで触媒側増量制御によって昇温する場合に、還元剤供給手段に還元剤の供給を停止させても良い。その場合には、触媒側増量制御が行われるときに還元剤が供給されなくても排気浄化装置が目標温度まで昇温するように前段触媒を昇温すれば良い。これに
より、還元剤供給手段による還元剤の供給量を節約することができる。つまり、排気浄化装置を目標温度まで昇温させる消費される還元剤の量を可及的に低減することができる。また、触媒側増量制御が実行されるときにおいて還元剤供給手段に還元剤の供給を継続させる場合には、排気浄化装置を目標温度までより迅速に昇温させることが可能となる。
また、本発明においては、前記排気流量変更手段は、前記触媒側減量制御において前記前段触媒が前記後段昇温可能温度まで昇温するまでは前記触媒側流量を略零にさせるとより好適である。これにより、前段触媒を通過する排気によって前段触媒から持ち去られる熱量を可及的に減少させることができ、前段触媒を迅速に後段昇温可能温度まで昇温させることができる。
また、前記触媒側増量制御において前記前段触媒が前記後段昇温可能温度まで昇温した後は前記バイパス側流量を略零にさせるとより好適である。これにより、高温となったより多くの排気を排気浄化装置に流入させることができる。つまり、可及的速やかに排気浄化装置を目標温度まで昇温させることが可能となる。
尚、本発明において排気浄化装置の目標温度とは、必要に応じて様々な異なる温度に設定されても良い。例えば、排気浄化装置が排気中のNOxを還元可能なNOx触媒(例えば、吸蔵還元型NOx触媒、選択還元型NOx触媒等)を有する場合には、上記目標温度をNOx触媒の活性温度としても良い。即ち、NOx触媒の温度が活性温度よりも低い場合には、本発明により迅速にNOx触媒を活性させても良い。触媒が活性していない場合にはNOx触媒におけるNOxの浄化率が著しく低下して、エミッションが悪化するからである。
また、上記構成の場合に、排気中のSOxによって被毒されたNOx触媒を回復させるSOx被毒回復制御を実施するときには、NOx触媒を高温(例えば、600℃乃至650℃)に維持する必要がある。その場合には、上記目標温度をNOx触媒からSOxを還元可能な温度としても良い。
また、排気浄化装置が排気中の微粒子物質(以下、単に「PM」ともいう。)を捕集可能なフィルタを有する場合には、上記目標温度をPMが酸化(燃焼)可能な温度(例えば、500℃乃至700℃)としても良い。
また、本発明におけるバイパス通路は、上述のように排気通路における還元剤供給手段よりも上流側の部分と前段触媒の下流側の部分とを連通し、排気に前段酸化触媒を迂回させる。ここで、バイパス通路の一端と連通する「前段触媒の下流側の部分」とは、排気通路における排気浄化装置よりも上流側の部分でも良いし、排気浄化装置よりも下流側の部分でも良い。
ところで、内燃機関の運転状態は随時変更されるため、運転状態(例えば、機関負荷、機関回転数等)に応じて内燃機関から排出される排気の温度や排気の流量が変化する。そして、排気浄化装置を目標温度まで昇温させる制御が実施されている間において内燃機関の運転状態が変更されると、前段触媒に流入する排気の温度や前段触媒に流入する排気の流量が変化し、更に排気浄化装置の温度も変化する場合がある。
その結果、排気浄化装置の昇温制御が実施される際に設定された温度(後段昇温可能温度)まで前段触媒を昇温しても、その後において排気浄化装置を目標温度まで確実に昇温させることができない虞がある。例えば、排気浄化装置の昇温制御が実施されてから内燃機関の運転状態がアイドル状態、或いは低負荷等に変更され、内燃機関から流出する排気の温度が過度に低下する場合が例示できる。
そこで、より確実に排気浄化装置を目標温度まで昇温させるための本発明は、
前記前段触媒が前記後段昇温可能温度まで昇温した後、前記排気流量変更手段に前記触媒側増量制御を実行させることによって前記前段触媒から前記排気浄化装置に供給される熱量である供給熱量が前記排気浄化装置を前記目標温度まで昇温させるために必要な熱量である必要熱量よりも少ないか否かを判定する判定手段を更に備えていても良い。
ここで、判定手段は前段触媒に流入する排気の温度と前段触媒に流入する排気の流量と前段触媒の温度(後段昇温可能温度)とに基づいて後段昇温可能温度の前段触媒から排気を介して排気浄化装置に供給可能な熱量(供給熱量)を算出するようにしても良い。また、排気浄化装置の温度と該排気浄化装置の目標温度と排気浄化装置に流入する排気の流量とに基づいて、排気浄化装置を目標温度まで昇温させるために必要な熱量(必要熱量)を算出するようにしても良い。
そして、前記判定手段によって前記供給熱量が前記必要熱量よりも少ないと判定されるときに、前記排気流量変更手段に前記触媒側増量制御を実行させ且つ前記還元剤供給手段に前記還元剤を前記前段触媒及び排気浄化装置に供給させることにより前記排気浄化装置を前記目標温度まで昇温させるようにしても良い。
これにより、排気によって熱を持ち去られる前段触媒が過度に低温となることが抑制され前段触媒を高温に維持することができる。つまり、上記の供給熱量が必要熱量に対して不足し得る場合に供給熱量を補充することができる。従って、排気浄化装置を確実に目標温度まで昇温させることができる。
また、本発明においては、前記排気浄化装置は排気中の微粒子物質(PM)を捕集可能なフィルタを有し、前記還元剤供給手段に前記還元剤を前記フィルタに供給させることによって該フィルタに捕集された前記微粒子物質(PM)を酸化除去するPM再生制御を実行するPM再生制御実行手段を、更に備えていても良い。
このように上記構成の排気浄化システムによれば、フィルタの温度を迅速にPMが酸化(燃焼)可能な温度まで上昇させ、好適にPM再生制御を実行することができる。
また、通常、PM再生制御は比較的長い期間(例えば、数分間)に亘り継続される場合が多い。その場合には、フィルタの温度を一旦目標温度まで上昇させてもPM再生制御の実行中においてフィルタの温度が目標温度よりも過度に低下し、フィルタに捕集されているPMを好適に酸化除去することができなくなる場合がある。
そこで本発明においては、前記PM再生制御実行手段に前記PM再生制御を実行させるときに、前記排気流量変更手段に前記触媒側増量制御を実行させるようにしても良い。つまり、バイパス側流量を減少させると共に触媒側流量を増加させ、且つ還元剤供給手段によって還元剤をフィルタに供給させても良い。
これにより、PM再生制御の実行中においてフィルタの温度を目標温度(PMが酸化可能な温度)に維持することができる。つまり、PM再生制御が実行される期間に亘り好適にPMを酸化除去することができる。
また、PM再生制御が実行されるときには触媒側流量が増加されるので、排気中に含まれる酸素を常にフィルタに供給することができる。これにより、より好適にフィルタに捕集されているPMを酸化除去することが可能となる。
また、本発明においては、前記排気浄化装置は排気中のNOxを還元可能なNOx触媒を有し、前記還元剤供給手段に前記還元剤を前記NOx触媒に供給させることによって該NOx触媒において前記NOxを還元させるNOx還元制御及び/又は該NOx触媒のSOx被毒を回復させるSOx被毒回復制御を実行する性能再生制御実行手段を、更に備えても良い。
ここで、本発明における性能再生制御実行手段がNOx還元制御、或いはSOx被毒回復制御を実行するときにおいて、NOx触媒の種類によって排気流量変更手段の制御を異なるようにしても良い。
例えば、本発明におけるNOx触媒が吸蔵還元型NOx触媒である場合には、性能再生制御実行手段により性能再生制御(NOx還元制御、SOx被毒回復制御等)が実行される期間に亘り排気浄化装置を通過する排気の流量を減少させるとNOx触媒に対する性能再生制御の効率が向上するため、より好適である。
そこで、排気浄化装置が吸蔵還元型NOx触媒を有する場合の本発明は、前記バイパス通路は前記排気通路における前記還元剤添加手段よりも上流側の部分と前記排気浄化装置の下流側の部分とを連通し、前記排気通路を通過する排気に前記前段酸化触媒及び前記排気浄化装置を迂回させるようにしても良い。
そして、前記性能再生制御実行手段に前記NOx還元制御及び/又は前記SOx被毒回復制御を実行させるときに、前記排気流量変更手段に前記触媒側減量制御を実行させるようにしても良い。つまり、バイパス側流量を増加させると共に触媒側流量を減少させた状態で、還元剤供給手段によって還元剤を吸蔵還元型NOx触媒に供給させても良い。
これにより、バイパス通路を通過する排気は前段触媒及び排気浄化装置を迂回するため、バイパス側流量を増加することにより排気浄化装置を通過する排気の流量を減少させることができる。その結果、吸蔵還元型NOx触媒に供給された還元剤がNOx触媒に残留し、該NOx触媒の下流側にすり抜けてしまうことを抑制することができる。
つまり、本発明によれば、NOx還元制御が実行されるときの吸蔵還元型NOx触媒におけるNOxの還元効率、SOx被毒回復制御が実行されるときの吸蔵還元型NOx触媒におけるSOxの還元効率を向上させることが可能となり、以ってNOx触媒に供給する還元剤の量を節約することができる。
また、本発明では、還元剤供給手段から供給された還元剤は排気浄化装置に流入する前に先ず前段触媒を通過する。これにより、還元剤が低分子化されることにより分散効果が向上し、いわゆる還元剤の改質効果を得ることができる。その結果、上述したNOxの還元効率、SOxの還元効率を更に向上させることが可能となり、還元剤供給手段によって供給される還元剤の量をより好適に節約することができる。
また、例えば本発明におけるNOx触媒が選択還元型NOx触媒である場合には、該選択還元型NOx触媒においてNOxを還元させる際に排気浄化装置を通過する排気の流量を増加させても良い。つまり、選択還元型NOx触媒は該選択還元型NOx触媒に流入したNOxを還元雰囲気下において還元させるため、排気浄化装置を通過する排気の流量を増加させた方がNOx還元制御の効率が向上するからである。
尚、上記のNOx触媒に対してNOx還元制御を実行させるときとSOx被毒回復制御を実行させるときとでは排気浄化装置(NOx触媒)を昇温させるときの目標温度を異なる温度に設定しても良いことは当然である。
例えば、性能再生制御実行手段にNOx還元制御を実行させるときにおける排気浄化装置(NOx触媒)の目標温度は、NOx触媒の活性温度としても良い。NOx触媒が活性していない場合には還元剤供給手段によって還元剤を供給してもNOx触媒におけるNOxの浄化率が著しく低下するからである。
また、性能再生制御実行手段にSOx被毒回復制御を実行させるときにおける排気浄化装置(NOx触媒)の目標温度は、NOx触媒からSOxを還元可能な温度(例えば、600℃乃至650℃)としても良い。
また、本発明におけるNOx触媒が吸蔵還元型NOx触媒である場合には還元剤としての燃料等を還元剤供給手段によって供給させても良い。また、NOx触媒が選択還元型NOx触媒であるときは、還元剤としての尿素水、或いはアンモニア水を還元剤供給手段によって供給させても良い。
また、本発明においては、前記前段触媒活性手段を更に備えていても良い。そして、前段触媒の温度が該前段触媒の活性温度よりも低い場合には、該前段触媒活性手段によって前記前段触媒を活性温度まで昇温しても良い。
上記の前段触媒活性手段は、例えばグロープラグを有していても良いし、電気ヒータを有していても良い。そして、グロープラグ、電気ヒータ等によって前段触媒を昇温させても良い。また、該電気ヒータは排気通路における前段触媒よりも上流側に設けられても良いし、前段触媒と一体となる構成であっても良い。また、前段触媒が電気加熱式触媒である場合には、電気加熱式触媒に通電することにより前段触媒を昇温させるようにしても良い。
また、例えば上記のグロープラグや電気ヒータ等の様に特別な加熱装置を用いなくても、前段触媒活性手段は、内燃機関の燃料噴射量を増加させて該内燃機関から排出される排気の温度を上昇させることにより前段触媒を活性温度まで昇温しても良い。
本発明にあっては、内燃機関の排気通路に設けられる排気浄化装置を該排気浄化装置に要求される目標温度まで迅速に昇温することができる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。尚、本実施の形態に記載されている構成要素の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は本実施例における内燃機関1と、その吸排気系及び制御系の概略構成を示す図である。図1において、内燃機関1には、該内燃機関1に流入する吸気が流通する吸気管2が接続されており、該吸気管2には該吸気管2内を流通する吸気の流量を調節するスロットルバルブ3が設けられている。また、スロットルバルブ3より上流の吸気管2には、吸気管2内を流通する吸気量に対応した電気信号を出力するエアフローメータ4が取り付けられている。
また、内燃機関1には、該内燃機関1からの排気が流通する排気管5が接続され、この排気管5は下流にて図示しないマフラーに接続されている。また、排気管5の途中には、
排気を浄化する排気浄化装置10が配置されている。この排気浄化装置10内には排気中の微粒子物質(以下、単に「PM」という。)を捕集するフィルタ10a、排気中のNOxを浄化する吸蔵還元型NOx触媒(以下、単に「NOx触媒」ともいう。)10bが配置されている。以下、排気管5において、排気浄化装置10の上流を第1排気管5a、下流を第2排気管5bという。ここで、本実施例においては第1排気管5a、第2排気管5bが本発明における排気通路に相当する。
また、第1排気管5aには、第1排気管5aに比して径の小さな(断面積の小さな)酸化触媒11が設けられており、該酸化触媒11の上流側には排気中に還元剤としての燃料を添加する燃料添加弁12が設けられている。この燃料添加弁12は酸化触媒11の直上流に近接して設けられている。そして、燃料添加弁12から添加される燃料は酸化触媒12を通過する排気の流量に関わらず、燃料添加弁12の燃圧によって酸化触媒11に供給される。ここで、本実施例においては燃料添加弁12が本発明における還元剤供給手段に相当する。また、本実施例においては酸化触媒11が本発明における前段触媒に相当する。
また、第1排気管5aにおける燃料添加弁12よりも上流側の部分と第2排気管5bとはバイパス管5cによって連通されている。つまり、本実施例においては排気に該バイパス管5cを通過させることにより、排気に酸化触媒11及び排気浄化装置10を迂回させることできる。ここで、本実施例においてはバイパス管5cが本発明におけるバイパス通路に相当する。
また、第1排気管5aにおけるバイパス管5cとの連通部には、排気に酸化触媒11側とバイパス管5c側との何れを通過させるかを切り換えることの可能な排気切換弁20が備えられている。ここで、排気に酸化触媒11側を通過させるときの排気切換弁20の停止位置を「触媒側位置」、バイパス管5c側を通過させるときの排気切換弁20の停止位置を「バイパス側位置」と称す。
また、第1排気管5aにおける酸化触媒11の直上流には、通電により発熱するグロープラグ13が設けられている。また、第1排気管5aにおける酸化触媒11よりも上流側には酸化触媒11に流入する排気の温度を検出する第1温度センサ14が設けられている。更に、第1排気管5aにおける酸化触媒11と排気浄化装置10との間の部分には酸化触媒11の温度を検出する第2温度センサ15が、第2排気管5bには排気浄化装置10の温度を検出する第3温度センサ16が設けられている。
以上述べたように構成された内燃機関1には、該内燃機関1及び吸排気系を制御するための電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)30が併設されている。こ
のECU30は、内燃機関1の運転条件や運転者の要求に応じて内燃機関1の運転状態等を制御するほか、内燃機関1の燃料添加弁12や排気切換弁20等に係る制御を行うユニットである。
ECU30には、内燃機関1の回転数を検出するクランクポジションセンサ7や、アクセル開度を検出するアクセルポジションセンサ8、エアフローメータ4などの内燃機関1の運転状態の制御に係るセンサ類のほか、第1温度センサ14〜第3温度センサ16が電気配線を介して接続され、それらの出力信号がECU30に入力されるようになっている。一方、ECU30には、内燃機関1内の燃料噴射弁(図示省略)、燃料添加弁12、グロープラグ13、排気切換弁20が電気配線を介して接続されており、ECU30によって制御されるようになっている。
また、ECU30には、CPU、ROM、RAM等が備えられており、ROMには、内
燃機関1の種々の制御を行うためのプログラムや、データを格納したマップが記憶されている。
<昇温制御>
次に、本実施例の排気浄化システムにおいて、排気浄化装置10の温度を該排気浄化装置10に要求される目標温度まで上昇させるための制御について説明する。ここでは、フィルタ10aの温度TFをフィルタ目標温度TFtまで上昇させる昇温制御を例として説明する。フィルタ目標温度TFtとはフィルタ10aに要求される目標温度であり、本発明における排気浄化装置に要求される目標温度に相当する。本実施例では、先ず排気切換弁20の停止位置をバイパス側位置にした状態で燃料添加弁12から燃料を添加させ、酸化触媒11を酸化触媒目標温度TOtまで昇温することとした。酸化触媒11の上流側には排気中に還元剤としての燃料を添加する燃料添加弁12が設けられている。この排気添加弁12は酸化触媒11の直上流に近接して設けられている。従って、排気添加弁12から添加される燃料は効率的に酸化触媒11を通過する。
ここで、酸化触媒目標温度TOtとは酸化触媒11を通過して高温となる排気をフィルタ10aに流入させることによりフィルタ10aをフィルタ目標温度TFtまで昇温させるために必要な酸化触媒の目標温度である。この酸化触媒目標温度TOtは予め実験的に求めておく温度であって、フィルタ目標温度TFtよりも高い温度としても良い。また、本実施例においては酸化触媒目標温度TOtが本発明における後段昇温可能温度に相当する。
また、上述したように酸化触媒11の径は第1排気管5aに比して小さいため、第1排気管5aの径と同程度とした場合に比べて酸化触媒11の熱容量を小さくすることができる。更に、酸化触媒11の径が小さい場合には、大きい場合に比して酸化触媒11に流入した排気の流路抵抗が大きいため、酸化触媒11において燃料の酸化反応を促進させることができる。これにより、酸化触媒11の温度TOを酸化触媒目標温度TOtまでより迅速に上昇できる。
そして、酸化触媒11が酸化触媒目標温度TOtまで昇温した後は、燃料添加弁12による燃料の添加を停止させ、排気切換弁20の停止位置を触媒側位置に変更する。そうすると、酸化触媒11及びフィルタ10aを通過する排気の流量が急激に増加する。ここで、本実施例における酸化触媒11は上述のように熱容量が小さいため効率よく排気に熱量を供給することができる。そして、酸化触媒11を通過する際に昇温し、高温となった排気が下流側のフィルタ10aに流入することによってフィルタ10aが昇温する。これにより、フィルタ10aをフィルタ目標温度TFtまで迅速に昇温させることができる。ここで、本実施例においては排気切換弁20の停止位置を変更するECU30が本発明における排気流量変更手段に相当する。
ここで、図2は本実施例における昇温制御ルーチンを示すフローチャートである。本ルーチンはECU30内のROMに記憶されたプログラムであり、フィルタ10aに対する昇温要求がある毎に実行される。また、本ルーチンが実行されるときには、排気切換弁20の停止位置が触媒側位置であることを前提に説明する。
まず、ステップS101では、ECU30によって、酸化触媒11の温度TOが推定され、酸化触媒11の温度TOが活性温度TOa(例えば、200℃乃至250℃)以上であるか否かが判定される。つまり、本ステップでは、燃料添加弁12から添加される燃料を酸化触媒11において酸化させることが可能か否か判定される。また、酸化触媒11の温度TOは、第2温度センサ15の検出値から推定される。
そして、酸化触媒11の温度TOが活性温度TOaよりも低いと判定された場合には、ステップS102に進む。一方、酸化触媒11の温度TOが活性温度TOa以上であると判定された場合には、ステップS105に進む。
ステップS102では、ECU30からの指令により、グロープラグ13が通電される。これにより、グロープラグ13が発熱し、酸化触媒11に流入する排気の温度が上昇する。なお、本ステップにおいては排気切換弁20の停止位置が触媒側位置であるため、グロープラグ13で発生する熱を酸化触媒11に好適に伝えることができる。そして、ステップS102の処理が終わるとステップS103に進む。
ステップS103では、酸化触媒11の温度TOが推定され、酸化触媒11の温度TOが活性温度TOa以上であるか否か判定される。そして、酸化触媒11の温度TOが活性温度TOa以上であると判定された場合には、ステップS104に進む。一方、酸化触媒11の温度TOが活性温度TOaよりも低いと判定された場合には、ステップS102に戻る。つまり、グロープラグ13に対する通電が継続される。
次に、ステップ104では、ECU30からの指令により、グロープラグ13に対する通電が停止される。そして、ステップS104の処理が終わるとステップS105に進む。
ステップS105では、ECU30からの指令により排気切換弁20の停止位置がバイパス側位置に変更される。そうすると、内燃機関1から排出される排気の略全てにバイパス管5cを通過させ、酸化触媒11を通過する排気の流量が略零になる。ここで、本実施例においては、ECU30が排気切換弁20の停止位置をバイパス側位置に変更する制御が本発明における触媒側減量制御に相当する。
そして、続くステップS106では、燃料添加弁12による燃料の添加が開始される。そうすると、酸化触媒11の直上流に設けられた燃料添加弁12から酸化触媒11に直接燃料が添加されることにより、酸化触媒11が昇温される。ここで、酸化触媒11を通過する排気の流量を略零とすることにより、排気による熱、燃料等の持ち去りを抑制し、より好適に酸化触媒11の温度TOを上昇させることができる。そして、ステップS106の処理が終わるとステップS107に進む。
ステップS107では、第2温度センサ15の検出値によって酸化触媒11の温度TOが推定され、酸化触媒11の温度TOが酸化触媒目標温度TOt以上であるか否かが判定される。そして、酸化触媒11の温度TOが酸化触媒目標温度TOt以上であると判定された場合には、ステップS108に進む。一方、酸化触媒11の温度TOが酸化触媒目標温度TOtよりも低いと判定された場合には、ステップS106に戻る。つまり、燃料添加弁12による燃料の添加が継続され、酸化触媒11の昇温制御が継続される。
ステップS108では、ECU30からの指令により燃料添加弁12による燃料の添加が停止される。続くステップS109では、ECU30により排気切換弁20の停止位置が触媒側位置に変更される。その結果、内燃機関1から排出される排気の略全てに酸化触媒11及びフィルタ10aを通過させ、バイパス管5cを通過する排気の流量が略零になる。ここで、本実施例においては、ECU30が排気切換弁20の停止位置を触媒側位置に変更する制御が本発明における触媒側増量制御に相当する。そして、ステップS108の処理が終わるとステップS109に進む。
そして、続くステップS110では、ECU30によって第1温度センサ14の検出値から酸化触媒11に流入する排気の温度(以下、単に「入りガス温度」という。)TEが
、エアフローメータ4の検出値から酸化触媒11に流入する排気の流量(以下、単に「入りガス量」という。)VEが推定される。そして、ステップS110の処理が終わるとステップS111に進む。
ステップS111では、ECU30によって酸化触媒11からフィルタ10aに供給される熱量である供給熱量QSがフィルタ10aをフィルタ目標温度TFtまで昇温させるために必要な熱量である必要熱量QNよりも少ないか否か判定される。つまり、本ステップでは、燃料添加弁12に燃料の添加を再開させなくてもフィルタ10aの温度TFをフィルタ目標温度TFtまで上昇させることが困難かどうか判定される。ここで、本実施例においては、供給熱量QSが必要熱量QNよりも少ないか否かを判定するECU30が本発明における判定手段に相当する。
具体的には、供給熱量QSは入りガス温度TEと入りガス量VEと酸化触媒目標温度TOtとに基づいて演算される。例えば、上記パラメータと供給熱量QSとの関係が格納されたマップから供給熱量QSを読み出すことにより導出しても良い。
また、必要熱量QNは、フィルタ10aの温度TFとフィルタ目標温度TFtと入りガス量VEとに基づいて演算される。例えば、上記パラメータと必要熱量QNとの関係が格納されたマップから必要熱量QNを読み出すことにより導出しても良い。尚、フィルタ10aの温度TFは第3温度センサ16の検出値から推定される。
そして、ECU30によって供給熱量QSが必要熱量QNよりも少ないと判定された場合には、ステップS112に進む。一方、供給熱量QSが必要熱量QN以上であると判定された場合には、フィルタ10aの温度TFをフィルタ目標温度TFtまで上昇させることができると判断され、本ルーチンを一旦終了する。
ステップS112では、ECU30からの指令により燃料添加弁12による燃料の添加が再開される。これにより、酸化触媒11において燃料が反応し、その反応熱をフィルタ10aに供給することができる。そして、ステップS112の処理が終わるとステップS113に進む。
ステップS113では、ECU30によって、第3温度センサ16の検出値からフィルタ10aの温度TFが推定され、該フィルタ10aの温度TFがフィルタ目標温度TFt以上であるか否かが判定される。つまり、本ステップでは、フィルタ10aに対する昇温制御を終了しても良いか否かが判定される。そして、フィルタ10aの温度TFがフィルタ目標温度TFtよりも低いと判定された場合には、ステップS112に戻る。つまり、燃料添加弁12による燃料の添加が継続される。これにより、フィルタ10aの温度TFが上昇する。一方、フィルタ10aの温度TFがフィルタ目標温度TFt以上であると判定された場合には、ステップS114に進む。
ステップS114では、ECU30からの指令により燃料添加弁12による燃料の添加が停止される。そして、ステップS114の処理が終わると本ルーチンを一旦終了する。
以上のように、本ルーチンによれば、フィルタ10aをフィルタ目標温度TFtまで迅速に昇温することができる。また、ステップS111において供給熱量QSが必要熱量QN以上であると判定されれば、燃料添加弁12による燃料の添加を再開させる必要が無いため、燃料の添加量を節約することができる。
また、本実施例に係る昇温制御によれば、供給熱量QSと必要熱量QNとに基づいて燃料の添加を補充的に実施するかどうかを好適に判断することができる。従って、例えば本
ルーチンの実行中において内燃機関1の運転状態が変更され、入りガス温度TEが過度に低下したとしても、確実にフィルタ10aをフィルタ目標温度TFtまで迅速に昇温することができる。
<PM再生制御>
また、フィルタ10aに捕集されているPMを酸化除去するPM再生制御に上記の昇温制御ルーチンを適用する場合には、フィルタ目標温度TFtをPMが酸化可能な温度(例えば、500℃乃至700℃)に設定すれば良い。そうすれば、好適にフィルタ10aに捕集されているPMを酸化除去することができる。
また、PM再生制御は比較的長い期間(例えば、数分間)に亘り継続される場合が多いため、フィルタ10aをPMが酸化可能な温度まで昇温しても、その後においてフィルタ10aの温度TFが低下してしまうとPMの酸化効率が低下する虞がある。そこで、本実施例におけるPM再生制御では、フィルタ10aの温度TFをフィルタ目標温度TFtまで上昇させた後、継続して燃料添加弁12に燃料を添加させるようにしても良い。
また、本実施例におけるPM再生制御は、排気切換弁20の停止位置が触媒側位置に停止した状態で実行されるため、フィルタ10aに捕集されたPMを酸化させるために必要な酸素を該フィルタ10aに好適に流入させることができる。
<NOx還元制御>
次に、本実施例におけるNOx触媒10bに対するNOx還元制御について説明する。ここで、図3は本実施例におけるNOx還元制御ルーチンを示すフローチャートである。本ルーチンはECU30内のROMに記憶されたプログラムであり内燃機関1の稼動中は所定期間毎に実行される。
本ルーチンが実行されると、まずステップS201においては、NOx触媒10bに対してNOx還元要求が出されているかどうかが判定される。ここで、NOx還元要求は、例えば前回のNOx還元制御が終了してからの吸入空気量の積算値に基づいて出されるようにしてもよい。また、第2排気管5bにNOxセンサ(図示省略)を設け、該NOxセンサの出力に基づいて出されるようにしても良い。
ここで、NOx還元要求が出されていないと判定された場合にはそのまま本ルーチンを一旦終了する。一方、NOx還元要求が出されていると判定された場合にはステップS202に進む。ステップS202では、第3温度センサ16の検出値に基づいてNOx触媒10bの温度TNが推定され、NOx触媒10bの温度TNが活性温度TNa(例えば、200℃乃至250℃)よりも低いか否かが判定される。
そして、NOx触媒10bの温度TNが活性温度TNaよりも低いと判定された場合にはNOx触媒10bを昇温させる必要があると判断され、ステップS203に進む。一方、NOx触媒10bの温度TNが活性温度TNa以上であると判定された場合には、ステップS204に進む。
ステップS203では、NOx触媒10bを活性温度TNaまで昇温させるNOx触媒昇温制御が実行される。具体的には、上述した昇温制御ルーチン(ステップS101〜S113)が実行される。ここで、昇温制御ルーチンで用いた用語を以下の様に読み替えるものとする。即ち、フィルタ10a、フィルタ10aの温度TF、フィルタ目標温度TFtを、それぞれNOx触媒10b、NOx触媒10bの温度TN、NOx触媒目標温度TNtと読み替える。そして、上記ルーチンを実行するときのNOx触媒目標温度TNtをNOx触媒10bの活性温度TNaとすれば良い。これにより、NOx触媒10bの温度
TNが活性温度TNaよりも低い場合に、迅速に活性温度TNaまで上昇させることができる。
尚、本ルーチンにおいてはNOx触媒目標温度TNtが本発明における排気浄化装置に要求される目標温度に相当する。そして、ステップS203の処理が終わるとステップS204に進む。
ステップS204では、ECU30からの指令により排気切換弁20の停止位置が再びバイパス側位置に変更される。そして、続くステップS205では、ECU30からの指令によりNOx触媒10bに吸蔵されているNOxを還元させるための燃料が燃料添加弁12によって添加される。これにより、NOx触媒10bに吸蔵されているNOxが還元される。そして、続くステップS206では、ECU30からの指令により排気切換弁20の停止位置が再び触媒側位置に変更され、本ルーチンを一旦終了する。
以上のように、本ルーチンに係るNOx還元制御によれば、NOx触媒10bが活性していないときにおいても迅速に活性させた後、効率よくNOx還元制御を実施することができる。また、NOx触媒10bにおいてNOxの還元を行うときには、NOx触媒10bを通過する排気の流量が略零とすることにより、燃料添加弁12から添加された燃料が該NOx触媒10bよりも下流側にすり抜けてしまうことを抑制することができる。つまり、燃料の添加量を節約するとともに、NOxの還元効率を向上させることができる。
<NOx還元制御の変形例>
次に、NOx触媒10bに吸蔵されているNOxの還元効率をより向上させるための制御について説明する。NOx還元制御ルーチンのステップS203の処理が終わってステップS204の処理を実行する前に、以下の制御を行うようにしても良い。即ち、酸化触媒11の温度TOがNOx還元時目標温度TOt2以上であるか否か判定される。
そして、酸化触媒11の温度TOがNOx還元時目標温度TOt2以上であると判定された場合には、ステップS204以降の処理が実行される。一方、酸化触媒11の温度TOがNOx還元時目標温度TOt2よりも低いと判定された場合には、酸化触媒11の温度TOが第2酸化触媒目標温度TOt2以上になるまで酸化触媒11が昇温される。これにより、酸化触媒11の温度TOが低いときに比べて高い方が燃料添加弁12から添加される燃料が改質され、NOxの還元効率が向上する。
尚、第2酸化触媒目標温度TOt2とはNOx触媒10bにおいてNOxを還元させるときの酸化触媒11に要求される目標温度であって、予め実験的に求めておいても良い。また、酸化触媒11を昇温するときには、排気切換弁20をバイパス側位置に停止させた状態で燃料添加弁12から燃料が添加させるとより好適である。これにより、NOx触媒10bの下流側への燃料のすり抜けや、熱の持ち去りを可及的に低減することが可能となり、酸化触媒11をより迅速に第2酸化触媒目標温度TOt2まで昇温することができる。
また、本実施例においては、吸蔵還元型NOx触媒に対するNOx還元制御について本発明を適用する場合を例示的に説明したが、選択還元型NOx触媒を備えた排気浄化システムに対しても本発明を適用することができる。その場合には、燃料添加弁12の代わりに還元剤としての尿素水を添加する尿素水添加弁を設けるようにしても良い。また、尿素水の代わりにアンモニア水を添加するようにしても良い。
また、上記の選択還元型NOx触媒は吸蔵したNOxを該NOxの還元雰囲気下において還元させるNOx触媒ではなく、排気が選択還元型NOx触媒を通過する際に該排気中
のNOxを還元させるNOx触媒である。従って、選択還元型NOx触媒におけるNOx還元反応を促進させるためには、該選択還元型NOx触媒を通過する排気の流量を多くした方がNOxの還元効率を向上させることができる。
そこで、選択還元型NOx触媒においてNOxを還元させる際には、NOx還元制御ルーチンのステップS204において、排気切換弁20の停止位置をバイパス側位置に変更しないようにしても良い。つまり、選択還元型NOx触媒を通過する排気の流量を確保した状態で、該選択還元型NOx触媒をNOxの還元雰囲気にすることによって、より好適にNOxを還元させることができる。
次に、本発明に係る内燃機関1の排気浄化システムの実施例1とは異なる実施例について説明する。図4は、本実施例における内燃機関1と、その吸排気系及び制御系の概略構成を示す図である。ここで、実施例1の排気浄化システムと同一又は同等の構成部分については同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
本実施例と実施例1に係る排気浄化システムでは以下の点で相違する。即ち、本実施例における酸化触媒11は通電によって発熱する電熱ヒータ11aが設けられた電気加熱式酸化触媒である。また、本実施例においてはグロープラグ13が備えられていない。
また、本実施例においては、排気切換弁の代わりに、排気の流量を変更可能な第1流量変更弁21及び第2流量変更弁22が備えられている。ここで、第1流量変更弁21は排気バイパス管5cの途中の部分に設けられており、第2流量変更弁22は第2排気管5bにおけるバイパス管5cとの接続部よりも上流側の部分に設けられている。
ここで、電気ヒータ11a、第1流量変更弁21、第2流量変更弁22はECU30に電気配線を介して接続されており、ECU30によって制御されるようになっている。つまり、ECU30が電気ヒータ11aに通電することによって酸化触媒11の温度を上昇させることができる。
また、ECU30が第1流量変更弁21の開度DFを変更することにより、バイパス管5cを通過する排気の流量を変更することができる。また、第2流量変更弁22の開度DSを変更することにより、排気浄化装置10を通過する排気の流量を変更することができる。
<SOx被毒回復制御>
次に、上記構成の排気浄化システムにおいて、排気中のSOxに被毒されたNOx触媒10bを回復させるSOx被毒回復制御について、図5のフローチャートを参照して説明する。
ここで、図5は本実施例におけるSOx被毒回復制御ルーチンを示すフローチャートである。本ルーチンはECU30内のROMに記憶されたプログラムであり内燃機関1の稼動中は所定期間毎に実行される。また、第1流量変更弁21の開度(以下、単に「第1開度」という。)DFは全閉であって、第2流量変更弁22の開度(以下、単に「第2開度」という。)DSは全開となっていることを前提に本ルーチンを説明する。つまり、内燃機関1から排出される排気の略全てが排気浄化装置10(NOx触媒10b)を通過していることを前提に説明する。
本ルーチンが実行されると、まずステップS301においては、NOx触媒10bに対してSOx被毒回復要求が出されているかどうかが判定される。ここで、SOx被毒回復
要求は、例えば、前回のSOx被毒回復制御が実行されてからの車両の走行距離の積算値に基づいて出されるようにしてもよい。
ここで、SOx被毒回復要求が出されていないと判定された場合にはそのまま本ルーチンを一旦終了する。一方、SOx再生処理要求が出されていると判定された場合にはS302に進む。
ステップS302では、第3温度センサ16の検出値に基づいてNOx触媒10bの温度TNが推定され、NOx触媒10bの温度TNが再生時NOx触媒目標温度TNs(例えば、600℃乃至650℃)よりも低いか否かが判定される。ここで、再生時NOx触媒目標温度TNsとはNOx触媒10bに還元剤が供給された場合にNOx触媒10bに吸蔵されているSOxを還元することの可能な温度(例えば、600℃乃至650℃)であって、予め実験的に求められる温度である。
そして、NOx触媒10bの温度TNが再生時NOx触媒目標温度TNsよりも低いと判定された場合には、NOx触媒10bを昇温させる必要があると判断され、ステップS303に進む。一方、NOx触媒10bの温度TNが再生時NOx触媒目標温度TNs以上であると判定された場合には、ステップS313に進む。
ステップS303では、ECU30からの指令により第1開度DFが全開に、第2開度DSが全閉に変更される。つまり、内燃機関1から排出される排気の略全てが排気浄化装置10を迂回する。そして、続くステップS304では、ECU30によって、酸化触媒11の温度TOが推定され、酸化触媒11の温度TOが活性温度TOa以上であるか否かが判定される。そして、酸化触媒11の温度TOが活性温度TOa以上であると判定された場合には、ステップS308に進む。一方、酸化触媒11の温度TOが活性温度TOaよりも低いと判定された場合には、ステップS305に進む。
ステップS305では、ECU30からの指令により電気ヒータ11aが通電される。これにより、酸化触媒11が発熱するため、該酸化触媒11の温度TOが上昇する。また、ステップS302において第2開度DSが全閉に変更されているため、効率的に酸化触媒11を昇温させることができる。そして、ステップS305の処理が終わるとステップS306に進む。
ステップS306では、再び酸化触媒11の温度TOが推定され、酸化触媒11の温度TOが活性温度TOa以上であるか否か判定される。そして、酸化触媒11の温度TOが活性温度TOa以上であると判定された場合には、ステップS307に進む。一方、酸化触媒11の温度TOが活性温度TOaよりも低いと判定された場合には、ステップS305に戻る。つまり、電気ヒータ11aに対する通電が継続される。
次に、ステップ307では、ECU30からの指令により、電気ヒータ11aに対する通電が停止される。そして、続くステップS308では、酸化触媒11の温度TOを再生時酸化触媒目標温度TOsまで上昇させるべく、ECU30が燃料添加弁12に燃料を添加させる。ここで、再生時酸化触媒目標温度TOsとは、酸化触媒11を通過して高温となる排気をNOx触媒10bに流入させることによりNOx触媒10bを再生時NOx触媒目標温度TNsまで昇温させるために必要な酸化触媒の目標温度を意味する。再生時酸化触媒目標温度TOsは予め実験的に求めておく温度であって、再生時NOx触媒目標温度TNsよりも高い温度としても良い。また、本ルーチンにおいては再生時酸化触媒目標温度TOsが本発明における後段昇温可能温度に相当する。
そして、続くステップS309では、酸化触媒11の温度TOが推定され、酸化触媒1
1の温度TOが再生時酸化触媒目標温度TOs以上であるか否か判定される。そして、酸化触媒11の温度TOが再生時酸化触媒目標温度TOs以上であると判定された場合には、ステップS310に進む。一方、酸化触媒11の温度TOが再生時酸化触媒目標温度TOsよりも低いと判定された場合には、ステップS308に戻る。つまり、燃料添加弁12によって継続して燃料が添加される。
ステップS310では、ECU30からの指令により燃料添加弁12による燃料の添加が停止される。そして、続くステップS311では、ECU30からの指令により第1開度DFが全閉に、第2開度DSが全開に変更される。その結果、NOx触媒10bを通過する排気の流量が急増する。つまり、高温の排気を介して酸化触媒11からNOx触媒10bに対して熱エネルギが供給され、NOx触媒10bの温度TNを急激に上昇させることができる。
続くステップS312では、ECU30によって、NOx触媒10bの温度TNが推定され、該NOx触媒10bの温度TNが再生時NOx触媒目標温度TNs以上であるか否かが判定される。そして、NOx触媒10bの温度TNが再生時NOx触媒目標温度TNsよりも低いと判定された場合には、ステップS311に戻る。つまり、NOx触媒10bの温度TNが再生時NOx触媒目標温度TNs以上になるまで、高温の排気を介して酸化触媒11からNOx触媒10bに熱エネルギが供給される。一方、NOx触媒10bの温度TNが再生時NOx触媒目標温度TNs以上であると判定された場合には、ステップS313に進む。
ステップS313では、ECU30からの指令により第1開度DFが全開に、第2開度DSが全閉に変更される。その結果、NOx触媒10bを通過する排気の流量が略零になる。そして、続くステップS314では、NOx触媒10bに吸蔵されているSOxを還元させるべく、燃料添加弁12に燃料を添加させる。ここで、上述したようにNOx触媒10bの温度TNが再生時NOx触媒目標温度TNs以上であって、且つ還元剤としての燃料がNOx触媒10bに供給されることによって好適に該NOx触媒10bに吸蔵されているSOxが還元される。
また、NOx触媒10bを通過する排気の流量を略零とした状態でNOx触媒10bにおけるSOxの還元反応が行われるため、NOx触媒10bからの燃料のすり抜けや、熱の持ち去りが抑制され、SOxの還元効率を向上させることができる。そして、続くステップS315では、ECU30からの指令により第1開度DFが全閉に、第2開度DSが全開に変更され、本ルーチンを一旦終了する。
以上のように、本ルーチンによればNOx触媒10bの温度TNをSOx被毒回復制御を実行する際に必要な再生時NOx触媒目標温度TNsまで迅速に昇温させることが可能となり、より好適にSOx被毒回復制御を実行することができる。
また、上記ルーチンにおいて、第1開度DF及び第2開度DSを全開または全閉の何れかに変更させる制御について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、「全開」の代わりに「開き側の所定開度」としても良いし、「全閉」の代わりに「閉じ側の所定開度」としても良い。
また、上述した実施形態では、酸化触媒11が活性していないときには、グロープラグ13(実施例1)、電気ヒータ11b(実施例2)に通電させることにより酸化触媒11の温度TOを活性温度TOaまで上昇させる制御について例示したが、これに限定される趣旨ではない。例えば、内燃機関1の燃料噴射量を増大させ、該内燃機関1から排出される排気の温度を高くすることにより酸化触媒11を活性温度TOaまで昇温させるように
しても良い。
実施例1における内燃機関と、その吸排気系及び制御系の概略構成を示す図である。 実施例1における昇温制御ルーチンを示すフローチャートである。 実施例1におけるNOx還元制御ルーチンを示すフローチャートである。 実施例2における内燃機関と、その吸排気系及び制御系の概略構成を示す図である。 実施例2におけるSOx被毒回復制御ルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
1・・・内燃機関
2・・・吸気管
3・・・スロットルバルブ
4・・・エアフローメータ
5・・・排気管
5a・・第1排気管
5b・・第2排気管
5c・・バイパス管
7・・・クランクポジションセンサ
8・・・アクセルポジションセンサ
10・・排気浄化装置
10a・フィルタ
10b・吸蔵還元型NOx触媒
11・・酸化触媒
11a・電気ヒータ
12・・燃料添加弁
13・・グロープラグ
14・・第1温度センサ
15・・第2温度センサ
16・・第3温度センサ
20・・排気切換弁
21・・第1流量変更弁
22・・第2流量変更弁
30・・ECU

Claims (3)

  1. 一端が内燃機関に接続されて該内燃機関からの排気が通過する排気通路と、
    前記排気通路に設けられると共に酸化機能を有する前段触媒と、
    前記排気通路における前記前段触媒よりも下流側に設けられるとともに排気を浄化する排気浄化装置と、
    前記前段触媒よりも上流側に設けられると共に、前記前段触媒及び前記排気浄化装置に還元剤を供給する還元剤供給手段と、
    前記排気通路における前記還元剤供給手段よりも上流側の部分と前記前段触媒の下流側の部分とを連通し、前記排気通路を通過する排気に前記前段触媒を迂回させるバイパス通路と、
    前記排気が前記バイパス通路を通過する流量であるバイパス側流量を増加させると共に該排気が前記前段触媒を通過する流量である触媒側流量を減少させる触媒側減量制御と、前記バイパス側流量を減少させると共に前記触媒側流量を増加させる触媒側増量制御とを実行可能な排気流量変更手段と、
    を備え、
    前記排気浄化装置を該排気浄化装置に要求される目標温度まで昇温させるときに、前記排気流量変更手段に前記触媒側減量制御を実行させ且つ前記還元剤供給手段に前記還元剤を供給させることによって前記前段触媒を所定の後段昇温可能温度まで昇温させた後、前記排気流量変更手段に前記触媒側増量制御を実行させることを特徴とする内燃機関の排気浄化システム。
  2. 前記排気流量変更手段は、前記触媒側減量制御において前記前段触媒が前記後段昇温可能温度まで昇温するまでは前記触媒側流量を略零にさせ、且つ前記触媒側増量制御において前記前段触媒が前記後段昇温可能温度まで昇温した後は前記バイパス側流量を略零にさせることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化システム。
  3. 前記前段触媒が前記後段昇温可能温度まで昇温した後、前記排気流量変更手段に前記触媒側増量制御を実行させることによって前記前段触媒から前記排気浄化装置に供給される熱量である供給熱量が前記排気浄化装置を前記目標温度まで昇温させるために必要な熱量である必要熱量よりも少ないか否かを判定する判定手段を更に備え、
    前記判定手段によって前記供給熱量が前記必要熱量よりも少ないと判定されるときに、前記排気流量変更手段に前記触媒側増量制御を実行させ且つ前記還元剤供給手段に前記還元剤を前記前段触媒及び排気浄化装置に供給させることにより前記排気浄化装置を前記目標温度まで昇温させることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の排気浄化システム。
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