JP2006233894A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】内燃機関の排気浄化装置において、より少ない還元剤でNOxを浄化することができる技術を提供する。
【解決手段】吸蔵還元型NOx触媒3と、吸蔵還元型NOx触媒3よりも上流の排気中へ還元剤を供給する還元剤供給手段7と、吸蔵還元型NOx触媒3を通過する排気の量を調整する調整手段5と、還元剤供給手段7により供給された還元剤が吸蔵還元型NOx触媒3に到達したか判定する判定手段8と、を備え、判定手段8により吸蔵還元型NOx触媒3に還元剤が到達したと判定されたときに、吸蔵還元型NOx触媒3を通過する排気の流速を低下させる。これにより、NOx還元効率を向上させることができる。
【選択図】図1
【解決手段】吸蔵還元型NOx触媒3と、吸蔵還元型NOx触媒3よりも上流の排気中へ還元剤を供給する還元剤供給手段7と、吸蔵還元型NOx触媒3を通過する排気の量を調整する調整手段5と、還元剤供給手段7により供給された還元剤が吸蔵還元型NOx触媒3に到達したか判定する判定手段8と、を備え、判定手段8により吸蔵還元型NOx触媒3に還元剤が到達したと判定されたときに、吸蔵還元型NOx触媒3を通過する排気の流速を低下させる。これにより、NOx還元効率を向上させることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、内燃機関の排気浄化装置に関する。
NOxを吸蔵還元する吸蔵還元型のNOx触媒(以下、単にNOx触媒という。)を排気通路に備え、排気中のNOxを還元し浄化する、内燃機関の排気浄化装置が知られている。かかる排気浄化装置においては、適時NOx触媒に還元剤を供給して、NOx触媒に吸蔵されたNOxを還元して浄化することで、NOx触媒のNOx浄化能力を回復させることができる。
そして、内燃機関の排気通路に設けられた還元剤添加ノズルからNOx触媒へ還元剤を添加することにより、該NOx触媒に吸蔵されているNOxを還元し浄化する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−240428号公報
特開平6−200740号公報
特開2000−345831号公報
特開昭62−106826号公報
しかし、NOx触媒へ添加する還元剤の量が多すぎると、還元剤の一部がNOx触媒で反応しないまま下流へ流出するおそれがある。また、排気の流速が速いと、NOx触媒において還元剤が十分に反応する前にNOx触媒を通過するおそれもある。これらの場合、NOx触媒のNOx浄化能力を回復させるために、より多くの還元剤を必要とする。
本発明は、上記したような問題点に鑑みてなされたものであり、内燃機関の排気浄化装置において、より少ない還元剤でNOxを浄化することができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を達成するために本発明による内燃機関の排気浄化装置は、以下の手段を採用した。すなわち、
排気中の酸素濃度が高いときにNOxを吸蔵し、酸素濃度が低く且つ還元剤が存在するときに吸蔵していたNOxを還元する吸蔵還元型NOx触媒と、
前記吸蔵還元型NOx触媒よりも上流の排気中へ還元剤を供給する還元剤供給手段と、
前記吸蔵還元型NOx触媒を通過する排気の量を調整する調整手段と、
前記還元剤供給手段により供給された還元剤が前記吸蔵還元型NOx触媒に到達したか否か判定する判定手段と、
を備え、
前記判定手段により前記吸蔵還元型NOx触媒に還元剤が到達したと判定されたときに、前記吸蔵還元型NOx触媒を通過する排気の流速を低下させることを特徴とする。
排気中の酸素濃度が高いときにNOxを吸蔵し、酸素濃度が低く且つ還元剤が存在するときに吸蔵していたNOxを還元する吸蔵還元型NOx触媒と、
前記吸蔵還元型NOx触媒よりも上流の排気中へ還元剤を供給する還元剤供給手段と、
前記吸蔵還元型NOx触媒を通過する排気の量を調整する調整手段と、
前記還元剤供給手段により供給された還元剤が前記吸蔵還元型NOx触媒に到達したか否か判定する判定手段と、
を備え、
前記判定手段により前記吸蔵還元型NOx触媒に還元剤が到達したと判定されたときに、前記吸蔵還元型NOx触媒を通過する排気の流速を低下させることを特徴とする。
本発明の最大の特徴は、吸蔵還元型NOx触媒に還元剤が到達したときに、該吸蔵還元型NOx触媒を通過する排気の量を減少させることにより、還元剤を吸蔵還元型NOx触媒に長時間滞留させて、NOx還元効率を向上させることにある。ここで、NOx還元効率とは、供給した還元剤量に対する還元されるNOx量の比である。
ここで、還元剤が吸蔵還元型NOx触媒に到達しても、該吸蔵還元型NOx触媒を通過する排気の流速が速いと還元剤が十分反応しないまま該吸蔵還元型NOx触媒を通過してしまうので、吸蔵還元型NOx触媒に吸蔵されているNOxを浄化するために、より多くの還元剤を必要とする。
一方、還元剤が吸蔵還元型NOx触媒に到達したときに該吸蔵還元型NOx触媒を通過する排気の流速を遅くし、排気の流量を低下させると、還元剤が吸蔵還元型NOx触媒を通過するまでに長い時間がかかり、還元剤が吸蔵還元型NOx触媒に接触している時間が長くなるので、より多くのNOxを還元することが可能となる。
なお、「還元剤が吸蔵還元型NOx触媒に到達した」とは、「還元剤を含んだ排気が吸蔵還元型NOx触媒の前端面に到達した」としてもよい。また、還元剤供給手段により還元剤が供給されるのは、吸蔵還元型NOx触媒に吸蔵されているNOxを還元するとき、若しくは硫黄被毒回復を行うときを例示することができる。
さらに、調整手段は、後述のようにバイパス通路を備えていてもよく、また吸蔵還元型NOx触媒よりも上流にて排気を一時的に貯留する空間を備えていても良い。
本発明においては、前記判定手段は、前記還元剤供給手段により還元剤が供給される箇所から前記吸蔵還元型NOx触媒までの排気通路の長さおよび排気の流速から還元剤が前記吸蔵還元型NOx触媒に到達したか否かを判定することができる。
例えば、内燃機関の運転状態から排気の量を推定し、さらに排気通路の通路断面積、通路長から排気の流速を推定し、還元剤が添加されてから吸蔵還元型NOx触媒に到達するまでの時間を推定する。還元剤供給手段により還元剤が供給されてから、この推定された時間が経過したか否かに基づいて、判定手段は還元剤が吸蔵還元型NOx触媒に到達したか否か判定することができる。
本発明においては、前記調整手段は、前記吸蔵還元型NOx触媒をバイパスするバイパス通路を備え、該バイパス通路へ流すNOx量を閾値以下とすることができる。
ここで、還元剤が吸蔵還元型NOx触媒に到達したときに、排気をバイパス通路へ流すことにより、吸蔵還元型NOx触媒に流れる排気の量が減少するので、吸蔵還元型NOx触媒を通過する排気の流速を低下させることができる。このときに、吸蔵還元型NOx触媒では、NOxが還元され浄化されるが、バイパス通路を流れる排気に含まれているNOxは、吸蔵還元型NOx触媒を通過しないため、該吸蔵還元型NOx触媒にて浄化されることはない。そのため、バイパス通路を流れる排気の量が多くなると、吸蔵還元型NOx触媒にてNOxの浄化率が上昇したとしても、吸蔵還元型NOx触媒よりも下流を流れる排気中に含まれるNOx量が増加しかねない。その点、バイパス通路を流れる排気の流量に閾値を設定し、この閾値よりも多くの排気がバイパス通路を流れないようにすれば、吸蔵還元型NOx触媒よりも下流の排気中に含まれるNOxの量が多くなることを抑制できる。すなわち、閾値は、吸蔵還元型NOx触媒よりも下流の排気中に含まれるNOxの量が、予め定められた範囲内となるように設定される。また、排気をバイパス通路に流さない場合よりも、吸蔵還元型NOx触媒より下流のNOxの量が多くならない範囲で閾値を設定してもよい。
なお、「バイパス通路へ流すNOx量」は、「バイパス通路へ流す排気の量」としてもよい。
本発明においては、前記吸蔵還元型NOx触媒よりも下流で排気中に含まれるNOx量を
検出するNOxセンサをさらに備え、前記バイパス通路を流れるNOx量を初期値から徐々に増加させたときに、バイパス通路を流れるNOx量が初期値のときの前記NOxセンサにより検出されるNOx量と比較して、小さい値となっているときの前記バイパス通路へ流しているNOx量を閾値として記憶することができる。
検出するNOxセンサをさらに備え、前記バイパス通路を流れるNOx量を初期値から徐々に増加させたときに、バイパス通路を流れるNOx量が初期値のときの前記NOxセンサにより検出されるNOx量と比較して、小さい値となっているときの前記バイパス通路へ流しているNOx量を閾値として記憶することができる。
すなわち、還元剤が吸蔵還元型NOx触媒に到達したときに、バイパス通路に流すNOx量が、ゼロの状態から増加するにしたがって、吸蔵還元型NOx触媒でのNOx還元効率が上昇するため、該吸蔵還元型NOx触媒よりも下流を流れる排気中のNOx量が減少する。しかし、バイパス通路を流れるNOx量をさらに多くすると、吸蔵還元型NOx触媒よりも下流を流れる排気中のNOx量が増加し始める。すなわち、NOxの量が増加し始める直前において、吸蔵還元型NOx触媒よりも下流を流れる排気中のNOx量が最小となっている。このときに、バイパス通路を流れたNOx量を記憶しておき、次回の還元剤供給時おいて還元剤が吸蔵還元型NOx触媒へ到達したときに、バイパス通路へ流すNOx量を記憶されている閾値とすることにより、NOxの流出量を最小限に抑えることができる。
なお、NOxセンサにより検出されるNOx量が最小でない場合であっても、バイパス通路を流れるNOx量がゼロの状態よりもNOx量が小さければ、そのときにバイパス通路を流れたNOx量を閾値として設定することにより、吸蔵還元型NOx触媒よりも下流のNOx量を低減することができる。
本発明においては、前記吸蔵還元型NOx触媒よりも下流で排気中に含まれるNOx量を検出するNOxセンサをさらに備え、前記調整手段により流量を変化させているときに前記NOxセンサから得られるNOx量が所定量変化しない場合には、前記調整手段に異常が起きていると判定することができる。
すなわち、吸蔵還元型NOx触媒へ流れるNOx量を調整手段により変化させると、吸蔵還元型NOx触媒よりも下流の排気中に含まれるNOx量が変化する。しかし、調整手段によりNOx量を変化させても、排気中のNOx量が変化しない場合には、調整手段による調整が行われていないか、行われていたとしても不完全の場合であると考えられる。このような場合には、調整手段に異常があると判定することができる。
本発明においては、前記バイパス通路に吸蔵還元型NOx触媒をさらに備えることができる。
すなわち、吸蔵還元型NOx触媒を並列に備えることができる。このように、吸蔵還元型NOx触媒を並列に備えると、一方の吸蔵還元型NOx触媒に吸蔵されているNOxを還元しようとして、還元剤を供給し、該一方の吸蔵還元型NOx触媒に還元剤が到達したときに排気の流速を低下させるために、バイパス通路に排気を流しても、該バイパス通路には他方の吸蔵還元型NOx触媒が備えられているため、該バイパス通路にてNOxの吸蔵が可能になる。バイパス通路に備えられた他方の吸蔵還元型NOx触媒に吸蔵されているNOxを浄化するときには、該他方の吸蔵還元型NOx触媒へ還元剤を供給する。そして、他方の吸蔵還元型NOx触媒に還元剤が到達したときに、一方の吸蔵還元型NOx触媒を備えた排気通路へ排気を流すことにより、バイパス通路に備えられた他方の吸蔵還元型NOx触媒を流れる排気の流速を低下させることができ、該他方の吸蔵還元型NOx触媒でのNOx還元効率を上昇させることができる。
なお、本発明においては、前記吸蔵還元型NOx触媒は、該吸蔵還元型NOx触媒を通過する排気の流れ方向を逆転可能な機構を備えていても良い。そして、還元剤が含まれた排気が吸蔵還元型NOx触媒を通過したときに、排気の流れを逆転させて還元剤が含まれた排気を再度吸蔵還元型NOx触媒へ流すようにしてもよい。
本発明に係る内燃機関の排気浄化装置では、より少ない還元剤でNOxを浄化することができる。
以下、本発明に係る内燃機関の排気浄化装置の具体的な実施態様について図面に基づいて説明する。
図1は、本実施例に係る内燃機関の排気浄化装置を適用する内燃機関1とその排気系の概略構成を示す図である。
内燃機関1には、該内燃機関1の燃焼室へ通じる排気通路2が接続されている。この排気通路2は、下流にて大気へと通じている。
前記排気通路2の途中には、内燃機関1側から順に吸蔵還元型NOx触媒3(以下、NOx触媒3という。)、パティキュレートフィルタ4(以下、フィルタ4という。)が備えられている。フィルタ4は、吸蔵還元型NOx触媒(以下、NOx触媒という。)を担持している。
吸蔵還元型NOx触媒は、流入する排気の酸素濃度が高いときは排気中のNOxを吸蔵し、流入する排気の酸素濃度が低下し且つ還元剤が存在するときは吸蔵していたNOxを還元する機能を有する。
また、内燃機関1よりも下流で且つNOx触媒3よりも上流の排気通路と、NOx触媒3よりも下流でかつフィルタ4よりも上流の排気通路と、を接続するバイパス通路5が備えられている。そして、NOx触媒3よりも上流の排気通路2の途中であって、バイパス通路5が接続されている箇所には、内燃機関1からの排気をNOx触媒3およびバイパス通路5に振り分ける切替弁6が備えられている。この切替弁6は、バイパス通路5に備えられ、該バイパス通路5を流れる排気の量を調整する弁としてもよい。
ところで、内燃機関1が希薄燃焼運転されている場合は、NOx触媒3に吸蔵されたNOxが飽和する前に該NOx触媒3に吸蔵されたNOxを還元させる必要がある。
そこで、本実施例では、切替弁6よりも上流の排気通路2に、該排気通路2内に還元剤たる燃料(軽油)を噴射する燃料添加弁7を備えている。ここで、燃料添加弁7は、後述するECU8からの信号により開弁して還元剤を噴射する。燃料添加弁7から排気通路2内へ噴射された燃料は、排気通路2の上流から流れてきた排気の空燃比をリッチにする。そして、NOx還元時には、NOx触媒3に流入する排気の空燃比を比較的に短い周期でスパイク的(短時間)にリッチとする、所謂リッチスパイク制御を実行する。
一方、NOx触媒3には燃料に含まれる硫黄分が燃焼して生成される硫黄酸化物(SOx)もNOxと同じメカニズムで吸蔵される。このように吸蔵されたSOxはNOxよりも放出されにくく、NOx触媒3内に蓄積される。そして、SOxが吸蔵されている分、NOxを吸蔵できる量が減少し、NOx触媒3のNOx吸蔵力が低下する。これを硫黄被毒(SOx被毒)といい、適宜の時期に硫黄被毒から回復させる被毒回復処理を施す必要がある。この被毒回復処理は、NOx触媒3を高温(例えば600乃至650℃程度)にしつつ燃料添加弁7からの燃料添加により酸素濃度を低下させた排気をNOx触媒3に流通させて行われている。
この被毒回復処理も前記リッチスパイク制御によりなされるが、被毒回復処理に行われるリッチスパイクの1回あたりの燃料添加弁7の開弁時間は、NOxの還元時よりも長い。すなわち、被毒回復処理時のリッチスパイク1回あたりの還元剤の添加量はNOx還元時よりも多い。
以上述べたように構成された内燃機関1には、該内燃機関1を制御するための電子制御ユニットであるECU8が併設されている。このECU8は、内燃機関1の運転条件や運転者の要求に応じて内燃機関1の運転状態を制御するユニットである。
ECU8には、切替弁6および燃料添加弁7が電気配線を介して接続され、これらはECU8により制御される。
そして、本実施例においては、NOx触媒3に吸蔵されているNOxを還元するためにリッチスパイク制御を行うが、リッチ空燃比の排気がNOx触媒3に到達してから通過するまでの間バイパス通路5にも排気を流して、該NOx触媒3を通過する排気の流速を低下させる。
次に、本実施例によるNOx還元制御のフローについて説明する。
図2は、本実施例によるNOx還元制御のフローを示したフローチャートである。本ルーチンは、所定の時間毎に繰り返し実行される。
ステップS101では、NOx触媒3に吸蔵されているNOxの還元を行うNOx還元制御が実行中であるか否か判定される。すなわち、リッチスパイク制御が行われているか否か判定される。
ステップS101で肯定判定がなされた場合にはステップS102へ進み、一方、否定判定がなされた場合には本ルーチンを一旦終了させる。
ステップS102では、リッチ空燃比の排気がNOx触媒3に到達したか否か判定される。
内燃機関1の運転状態(回転数および負荷)と排気通路2の通路断面積とから排気の流速を算出し、燃料添加弁7からNOx触媒3までの距離を排気が移動するのにかかる時間を算出する。そして、ECU8は、燃料添加弁7から燃料が添加されてから、前記算出した時間が経過したときにリッチ空燃比の排気がNOx触媒3に到達したと判定する。
ステップS102で肯定判定がなされた場合にはステップS103へ進み、一方、否定判定がなされた場合には本ルーチンを一旦終了させる。
ステップS103では、切替弁6が操作され、バイパス通路5にも排気が流される。バイパス通路5に流れるNOx量が予め定められた閾値となるように切替弁6が操作される。
ここで、バイパス通路5へ排気を流すと、NOx触媒3においてはNOxの還元効率が上昇するが、バイパス通路5へNOxが流れてしまう。そこで、NOx触媒3よりも下流の排気中に含まれるNOx量が最も少なくなくなるときの値を閾値として設定する。この閾値は、「バイパス通路5を通過するために増加するNOx量」から「NOx触媒3によるNOx還元効率上昇により低減するNOx量」を減じた値が最も小さくなる値として設定される
。
。
図3は、リッチ空燃比の排気がNOx触媒3に到達したときからの、バイパス通路を通過するNOx量(横軸)と、NOx触媒3よりも下流におけるNOx量(縦軸)との関係を表した図である。NOx触媒3よりも下流におけるNOx量とは、NOx触媒3よりも下流で且つバイパス通路5の接続箇所よりも下流の排気中に含まれるNOx量を指している。
バイパス通路通過NOx量が0のときに検出されるNOx触媒下流におけるNOx量は、排気が全てNOx触媒3を通過したときに検出されるNOx量である。このときには、NOx触媒3を通過する排気の流速は低下していない。そして、切替弁6を操作して排気がバイパス通路5を流れるようにすると、NOx触媒3を通過する排気の量が減少し、該NOx触媒3内の排気の流速が遅くなるので、NOx触媒3内で還元剤とNOxとが接触する機会が多くなりNOxがより還元されやすくなる。そのため、NOx触媒下流におけるNOx量は低下する。しかし、バイパス通路通過NOx量がAで示される量よりも多くなると、今度は、バイパス通路5内を流れるNOx量が多くなりすぎて、NOx触媒下流におけるNOx量は増加し始める。そして、バイパス通路通過NOx量がBで示される量よりも多くなると、バイパス通路5に排気を流していないときよりも、NOx触媒下流におけるNOx量が多くなる。
したがって、NOx触媒下流におけるNOx量が最小となるように、すなわち、バイパス通路5を通過するNOx量がAで示される量となるように、切替弁6が調整される。このAで示されるNOx量が閾値として設定されている。
ここで、図2で示されるバイパス通路通過NOx量とNOx触媒下流におけるNOx量との関係は、内燃機関1から排出されるNOx量、NOx触媒3でのNOx還元効率に左右される。そのため、内燃機関1の運転状態、NOx触媒3の温度、排気の速度、排気の空燃比の影響を受ける。これらと、バイパス通路5を通過するNOx量がAで示される量となるような切替弁6の開度との関係を予め実験等により求めておき、マップ化しておいてもよい。
ステップS104では、リッチ空燃比の排気がNOx触媒3を通過したか否か判定される。
ここでは、内燃機関1の運転状態(回転数および負荷)とNOx触媒3の通路断面積とから排気の流速を算出し、NOx触媒3を排気が通過するのにかかる時間を算出する。そして、ECU8は、NOx触媒3にリッチ空燃比の排気が到達してから、前記算出した時間が経過したときにリッチ空燃比の排気がNOx触媒3を通過したと判定する。
ステップS104で肯定判定がなされた場合にはステップS106へ進み、一方、否定判定がなされた場合にはステップS105へ進む。
ステップS105では、バイパス通路5を通過するNOxの量が閾値を超えたか否か判定する。リッチ空燃比の排気がNOx触媒3を通過する前にバイパス通路5を通過するNOx量が何らかの理由により閾値に達したときには、NOx触媒3よりも下流のNOx量が多くなるおそれがあるため、バイパス通路5へ排気を流すことが中止される。
ステップS105で肯定判定がなされた場合にはステップS106へ進み、一方、否定判定がなされた場合にはステップS103へ戻る。
ステップS106では、切替弁6が閉じられる。
このようにして、リッチ空燃比の排気がNOx触媒3を通過するときに排気の流速を遅くして、該リッチ空燃比の排気がNOx触媒に接触する時間を長くすることができ、NOx還元効率を向上させることができる。
また、バイパス通路5へ流すNOx量は、NOx触媒3よりも下流のNOx量が最小となるように定められるので、NOx還元時にNOx触媒3よりも下流に放出されるNOx量を最小限に抑えることができる。
本実施例においては、NOx還元時にバイパス通路5へ流すNOx量の最適値の学習し、この最適値を閾値として設定する。
ここで、本実施例においては、フィルタ4よりも下流の排気通路2に、該排気通路2を流れる排気中のNOx濃度に応じた信号を出力するNOxセンサ9を備えている。内燃機関1の運転状態から得られる排気の量とNOxセンサ9より得られるNOx濃度とからフィルタ4よりも下流に単位時間当たりに流れるNOx量を得ることができる。
実施例1で説明したように、切替弁6の開度を大きくしていき、ある開度になると、NOx触媒3よりも下流におけるNOx量が減少から増加に転じる。そして、このNOx量が増加に転じる直前の切替弁6の開度のときにNOx触媒3よりも下流におけるNOx量が最小となる。このNOx触媒3よりも下流におけるNOx量が最小となるときは、NOxセンサ9の出力信号により判定することができる。
すなわち、リッチ空燃比の排気がNOx触媒3を複数回通過するときに、切替弁6の開度をその都度変更し、NOxセンサ9より得られるNOx量の最小値を求める。この最小値が得られたときにバイパス通路5を流れていたNOx量が最適値であり、閾値としてECU8に記憶させる。
この閾値を記憶した後、リッチ空燃比の排気がNOx触媒3に到達したときには、バイパス通路5を通過するNOx量が閾値となるように、速やかに切替弁6が操作される。
次に、本実施例によるバイパス通路通過NOx量の最適値学習フローについて説明する。
図4は、本実施例によるバイパス通路通過NOx量の最適値学習フローを示したフローチャートである。本フローは、所定の時間毎に繰り返し実行される。
ステップS201では、バイパス通路5を通過するNOx量の最適値を学習する要求があるか否か判定される。この要求は、例えば、車両が所定の距離を走行する毎になされる。
ステップS201で肯定判定がなされた場合にはステップS202へ進み、一方、否定判定がなされた場合には本ルーチンを一旦終了させる。
ステップS202では、内燃機関1の運転状態が一定であるか否か判定される。機関回転数および機関負荷の変化量が所定の範囲内であれば内燃機関1の運転状態が一定であると判定される。内燃機関1の運転状態が一定でないと排気中のNOx量が変動し、最適値の算出に影響を及ぼすため最適値の学習は行われない。
ステップS202で肯定判定がなされた場合にはステップS203へ進み、一方、否定判定がなされた場合には本ルーチンを一旦終了させる。
ステップS203では、NOx触媒3に吸蔵されているNOxの還元を行うNOx還元制御が実行中であるか否か判定される。すなわち、リッチスパイク制御が行われているか否か判定される。
ステップS203で肯定判定がなされた場合にはステップS204へ進み、一方、否定判定がなされた場合には本ルーチンを一旦終了させる。
ステップS204では、バイパス通路5へ流すNOx量を所定量増加させる。すなわち、切替弁6を操作して、バイパス通路5へ流す排気の量を増加させる。初回はバイパス通路5に排気を流さない状態に設定される。そして、バイパス通路5へ流すNOx量を所定量増加させることを繰り返し行い、バイパス通路5へ流すNOx量を徐々に増加させる。
ステップS205では、NOxセンサ9で検出されるNOx量が前回よりも増加しているか否か判定される。NOx量が増加した場合には、NOx還元効率の向上によるNOx量の減少よりも、バイパス通路5を流れるNOx量の増加が上回っており、バイパス通路5を流れるNOx量が最適値を超えていることを示している。
ステップS205で肯定判定がなされた場合にはステップS207へ進み、一方、否定判定がなされた場合にはステップS206へ進む。
ステップS206では、バイパス通路5を通過するNOx量が限界値に達しているか否か判定される。
バイパス通路5を流れるNOx量の限界値を予め定めておき、この限界値を超えた場合には、何らかの異常が起きているとして本ルーチンを一旦終了させる。
ステップS206で肯定判定がなされた場合には本ルーチンを一旦終了させ、一方、否定判定がなされた場合にはステップS204へ戻る。
ステップS207では、前回にバイパス通路5を通過したNOx量が最適値とされ、閾値として記憶される。
このようにして、バイパス通路5を通過するNOx量の最適値を求めることができ、次回以降のリッチスパイク制御ではこの最適値を目標として切替弁6を操作することにより、NOx触媒3よりも下流に流出するNOx量を最小限に抑えることができる。
本実施例においては、切替弁6の異常検出を行う。
実施例2では、NOxセンサ9を用いてNOx触媒3よりも下流におけるNOx量を検出していたが、本実施例においては、切替弁6の開度を変更する指示をECU8が出しているにもかかわらず、NOxセンサ9により検出されるNOx量がその前後で変化しない場合には、切替弁6に異常があると判定する。
次に、本実施例による切替弁6の異常検出のフローについて説明する。
図5は、本実施例による切替弁6の異常検出のフローを示したフローチャートである。
本ルーチンは、所定の時間毎に繰り返し実行される。
本ルーチンは、所定の時間毎に繰り返し実行される。
ステップS301では、切替弁6の異常検出をする要求があるか否か判定される。この要求は、例えば、車両が所定の距離を走行する毎になされる。
ステップS301で肯定判定がなされた場合にはステップS302へ進み、一方、否定判定がなされた場合には本ルーチンを一旦終了させる。
ステップS302では、切替弁6以外の部材が正常であるか否か判定される。例えば、内燃機関1の吸入空気量を検出するエアフローメータ、燃料添加弁7、NOx触媒3の機能に異常がないか否か判定される。これらの部材の機能に異常があると、排気中のNOx量が変わるため切替弁6の異常検出において誤判定するおそれがあるため、予めこれらの部材の機能が正常であるか否か判定される。例えばエアフローメータでは、該エアフローメータへ接続されている電線に断線がないか判定される。また、NOx触媒3は、熱劣化が著しくなる例えば700℃を超えた時間の積算値が所定値以上となっている場合に異常があると判定される。
ステップS302で肯定判定がなされた場合にはステップS303へ進み、一方、否定判定がなされた場合には本ルーチンを一旦終了させる。
ステップS303では、NOx触媒3に吸蔵されているNOxの還元を行うNOx還元制御が実行中であるか否か判定される。すなわち、リッチスパイク制御が行われているか否か判定される。
ステップS303で肯定判定がなされた場合にはステップS304へ進み、一方、否定判定がなされた場合には本ルーチンを一旦終了させる。
ステップS304では、切替弁6が初期位置に操作される。初期位置とは、排気を全てNOx触媒3へ流し、バイパス通路5には排気を流さない位置である。
ステップS305では、バイパス通路5へ流すNOx量を所定量増加させる。すなわち、切替弁6に信号を送り、バイパス通路5へ流す排気の量を増加させる。バイパス通路5へ流すNOx量を所定量増加させることを繰り返し行い、バイパス通路5へ流すNOx量を徐々に増加させる。
ステップS306では、バイパス通路5を通過するNOx量が限界値に達しているか否か判定される。
バイパス通路5を流れるNOx量の限界値を予め定めておき、この限界値を超えた場合には、切替弁6に異常があると判定される。
ステップS306で肯定判定がなされた場合にはステップS309へ進み、一方、否定判定がなされた場合にはステップS307へ進む。
ステップS307では、NOxセンサ9により検出されるNOx量が初期の値から所定値以上変化したか否か判定される。この所定値は、切替弁6が正常に作動したときにNOxセンサ9に検出されるNOxの変化量であり、予め実験等により得ておく。NOxセンサ9により検出されるNOx量の変化量が所定値以上の場合には、切替弁6に異常はないと判定される。
ステップS307で肯定判定がなされた場合にはステップS308へ進み、一方、否定判定がなされた場合にはステップS305に戻る。
ステップS308では、切替弁異常フラグをOFFとする。切替弁異常フラグとは、切替弁6に異常があると判定されたときにONとなり、異常がないと判定された場合にはOFFとなるフラグである。
ステップS309では、切替弁異常フラグをONとする。
このようにして、切替弁6の異常判定を行うことができる。これにより、例えば差圧センサを用いないで切替弁6の異常判定を行うことができる。
なお、切替弁6の異常判定は、前記実施例と並行して行うことができる。
本実施例においては、バイパス通路5にもNOx触媒を備えている。
図6は、本実施例に係る内燃機関の排気浄化装置を適用する内燃機関1とその排気系の概略構成を示す図である。
前記実施例と比較して、バイパス通路5にもNOx触媒31を備えている点で異なる。
このようにバイパス通路5にもNOx触媒31を備えることにより、NOx触媒3へリッチ空燃比の排気を流し且つNOx触媒3において排気の流速を低減させるためにバイパス通路5に排気を流したときに、該バイパス通路5を流れる排気中に含まれるNOxをNOx触媒31に吸蔵させることができる。これにより、NOx触媒3およびNOx触媒31よりも下流に流出するNOxの量を低減することができる。
また、NOx触媒31に吸蔵されているNOxを還元するときには、該NOx触媒31にリッチ空燃比の排気を流し且つNOx触媒31における排気の流速を低下させ、NOx触媒3にも排気を流す。
このように、NOx触媒3およびNOx触媒31に吸蔵されているNOxの還元を交互に繰り返し行うことにより、下流に流出するNOxの量を低減させることができる。
このように構成された内燃機関の排気浄化装置でも、前記実施例を適用することができる。
1 内燃機関
2 排気通路
3 吸蔵還元型NOx触媒
4 パティキュレートフィルタ
5 バイパス通路
6 切替弁
7 燃料添加弁
8 ECU
9 NOxセンサ
31 吸蔵還元型NOx触媒
2 排気通路
3 吸蔵還元型NOx触媒
4 パティキュレートフィルタ
5 バイパス通路
6 切替弁
7 燃料添加弁
8 ECU
9 NOxセンサ
31 吸蔵還元型NOx触媒
Claims (6)
- 排気中の酸素濃度が高いときにNOxを吸蔵し、酸素濃度が低く且つ還元剤が存在するときに吸蔵していたNOxを還元する吸蔵還元型NOx触媒と、
前記吸蔵還元型NOx触媒よりも上流の排気中へ還元剤を供給する還元剤供給手段と、
前記吸蔵還元型NOx触媒を通過する排気の量を調整する調整手段と、
前記還元剤供給手段により供給された還元剤が前記吸蔵還元型NOx触媒に到達したか否か判定する判定手段と、
を備え、
前記判定手段により前記吸蔵還元型NOx触媒に還元剤が到達したと判定されたときに、前記吸蔵還元型NOx触媒を通過する排気の流速を低下させることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。 - 前記判定手段は、前記還元剤供給手段により還元剤が供給される箇所から前記吸蔵還元型NOx触媒までの排気通路の長さおよび排気の流速から還元剤が前記吸蔵還元型NOx触媒に到達したか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 前記調整手段は、前記吸蔵還元型NOx触媒をバイパスするバイパス通路を備え、該バイパス通路へ流すNOx量を閾値以下とすることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 前記吸蔵還元型NOx触媒よりも下流で排気中に含まれるNOx量を検出するNOxセンサをさらに備え、前記バイパス通路を流れるNOx量を初期値から徐々に増加させたときに、バイパス通路を流れるNOx量が初期値のときの前記NOxセンサにより検出されるNOx量と比較して、小さい値となっているときの前記バイパス通路へ流しているNOx量を閾値として記憶することを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 前記吸蔵還元型NOx触媒よりも下流で排気中に含まれるNOx量を検出するNOxセンサをさらに備え、前記調整手段により流量を変化させているときに前記NOxセンサから得られるNOx量が所定量変化しない場合には、前記調整手段に異常が起きていると判定することを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 前記バイパス通路に吸蔵還元型NOx触媒をさらに備えることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の内燃機関の排気浄化装置。
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- 2005-02-25 JP JP2005050904A patent/JP2006233894A/ja not_active Withdrawn
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