JP4654880B2 - 内燃機関の排気浄化システム - Google Patents

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Description

本発明は、排気通路に設けられた吸蔵還元型NOx触媒を備えた内燃機関の排気浄化システムに関する。
内燃機関の排気浄化システムにおいては、排気通路に設けられた吸蔵還元型NOx触媒(以下、単にNOx触媒と称する)を備えたものがある。NOx触媒は周囲雰囲気が酸化雰囲気のときに排気中のNOxを吸蔵し周囲雰囲気が還元雰囲気のときに吸蔵していたNOxを還元する触媒である。
特許文献1には、内燃機関から排出される排気の空燃比(以下、機関排気空燃比と称する)がリーン空燃比から理論空燃比またはリッチ空燃比に切り換わるときに、膨張行程または排気行程において燃料噴射弁から燃料を噴射することでNOx触媒に還元剤を供給する技術が開示されている。また、この特許文献1には、排気中に燃料を噴射することでNOx触媒に還元剤を供給する技術も開示されている。
特許第3424672号公報 特開2001−227325号公報
排気通路に設けられたNOx触媒を備えた内燃機関の排気浄化システムにおいては、NOx触媒に吸蔵されたNOxを還元させるときに、該NOx触媒の周囲雰囲気を還元雰囲気とすべく、機関排気空燃比を低下させつつNOx触媒に還元剤を間欠的に供給する場合がある。
この場合、NOx触媒に還元剤が供給されているときにNOxが還元されることになる。つまり、機関排気空燃比を低下させているのみであってNOx触媒に還元剤が供給されていないときは、NOxは還元されず吸蔵されることになる。
しかしながら、機関排気空燃比を低下させた場合、排気の温度が上昇するため、これに伴ってNOx触媒の温度も上昇することになる。そして、NOx触媒はその温度が上昇するとNOx吸蔵能力が低下する場合がある。そのため、NOx触媒に還元剤が供給されず機関排気空燃比が低下しているのみの期間が長くなることでNOx触媒の温度が過剰に上昇すると、NOx触媒でのNOx浄化率が過剰に低下する虞がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、排気通路に設けられたNOx触媒を備えた内燃機関の排気浄化システムにおいて、排気中のNOxをより好適に浄化することが可能な技術を提供することを課題とする。
本発明は、内燃機関の排気通路に設けられたNOx触媒を備えた内燃機関の排気浄化システムにおいて、NOx触媒に吸蔵されたNOxを還元すべくNOx還元制御を実行するときに、機関排気空燃比を低下させる期間をNOx触媒の過剰な温度上昇を抑制することが出来る期間とするものである。
より詳しくは、本発明に係る内燃機関の排気浄化システムは、
内燃機関の排気通路に設けられた吸蔵還元型NOx触媒と、
前記内燃機関から排出される排気の空燃比である機関排気空燃比を制御する空燃比制御手段と、
前記吸蔵還元型NOx触媒に還元剤を供給する還元剤供給手段と、
前記空燃比制御手段によって機関排気空燃比を低下させつつ前記還元剤供給手段によって前記吸蔵還元型NOx触媒に還元剤を供給することで、前記吸蔵還元型NOx触媒に吸蔵されたNOxを還元するNOx還元制御を実行するNOx還元制御実行手段と、を備え、
前記NOx還元制御実行手段は、前記NOx還元制御を実行する場合、機関排気空燃比を低下させる期間を、前記NOx触媒の温度が所定温度に達する期間よりも短い所定期間とする。
本発明では、NOx還元制御実行時に機関排気空燃比を低下させる。このとき、排気の温度が上昇するため、これに伴ってNOx触媒の温度も徐々に上昇する。そこで、本発明では、機関排気空燃比を低下させる期間を所定期間よりも短くする。
ここで、所定期間は、機関排気空燃比を低下させることでNOx触媒の温度が徐々に上昇して所定温度にまで達する期間よりも短い期間である。また、ここでの所定温度は、NOx触媒のNOx吸蔵能力が過剰に低下すると判断出来る温度の下限値以下の温度である。
本発明では、NOx還元制御実行時において、NOx触媒の温度が所定温度に達する前に機関排気空燃比を低下させる制御が停止される。これにより、NOx触媒の温度が所定温度以上となることが抑制される。
そして、本発明においても、機関排気空燃比を低下させている間にNOx触媒に還元剤が供給される。NOx触媒に吸蔵されたNOxが還元されるのは、機関排気空燃比が低下することでNOx触媒に流入する排気の空燃比が低下しており且つNOx触媒に還元剤が供給されているときである。つまり、還元剤を供給するときにのみNO触媒に流入する排気の空燃比が低下していれば、NOx触媒に吸蔵されたNOxを還元することが出来る。
従って、本発明によれば、NOx触媒のNOx吸蔵能力の低下を抑制しつつ、NOx触媒に吸蔵されたNOxを還元することが出来る。即ち、排気中のNOxをより好適に浄化することが可能となる。
尚、NOx還元制御実行時において、機関排気空燃比を低下させるときは、還元剤を供給することによってNOx触媒に吸蔵されたNOxを還元することが可能となる空燃比にまで低下させれば良い。
また、内燃機関の運転状態が低負荷である場合は、排気流量が比較的少ないため、機関排気空燃比を低下させずにNOx触媒に還元剤を供給するのみでNOxを還元することが可能な場合がある。しかしながら、内燃機関の運転状態が高負荷となると、排気流量が増加するため、NOx触媒の周囲雰囲気を還元雰囲気とするためには機関排気空燃比を低下させる必要がある。また、内燃機関の運転状態が高負荷となると排気温度が高くなる。
そこで、本発明では、NOx還元制御実行手段は、NOx還元制御の実行時に内燃機関の機関負荷が所定負荷以下のときは、機関排気空燃比を低下させることなく還元剤供給手段によってNOx触媒に還元剤を供給することで該NOx還元制御を実行しても良い。ここで、所定負荷は、機関排気空燃比を低下させずにNOx触媒に還元剤を供給することでNOx触媒の周囲雰囲気を還元雰囲気とすることが可能な機関負荷の上限値以下の値であって、予め定められた値である。
そして、上記の場合、NOx還元制御の実行時に内燃機関の機関負荷が所定負荷より高いときは、空燃比制御手段によって機関排気空燃比を低下させつつ還元剤供給手段によってNOx触媒に還元剤を供給することで前記NOx還元制御を実行する。このときに、機関排気空燃比を低下させる期間を所定期間とする。
本発明によれば、排気通路に設けられたNOx触媒を備えた内燃機関の排気浄化システムにおいて、排気中のNOxをより好適に浄化することが出来る。
以下、本発明に係る内燃機関の排気浄化システムの具体的な実施の形態について図面に基づいて説明する。
<内燃機関の吸排気系の概略構成>
ここでは、本発明を車両駆動用のディーゼル機関に適用した場合を例に挙げて説明する。図1は、本実施例に係る内燃機関の吸排気系の概略構成を示す図である。
内燃機関1は車両駆動用のディーゼル機関である。この内燃機関1には、吸気通路3および排気通路2が接続されている。吸気通路3には、エアフローメータ7およびスロットル弁8が設けられている。
一方、排気通路2には、NOx触媒5が設けられている。このNOx触媒5は、周囲雰囲気が酸化雰囲気のときに排気中のNOxを吸蔵し周囲雰囲気が還元雰囲気のときに吸蔵していたNOxを還元する触媒である。さらに、NOx触媒5より上流側の排気通路2には排気中に還元剤として燃料を添加する燃料添加弁6が設けられている。
また、排気通路2における燃料添加弁6より下流側且つNOx触媒5より上流側には排気の空燃比を検出する空燃比センサ11が設けられている。排気通路2におけるNOx触媒5より下流側には排気の温度の温度を検出する温度センサ12が設けられている。
以上述べたように構成された内燃機関1には、この内燃機関1を制御するための電子制御ユニット(ECU)10が併設されている。ECU10には、エアフローメータ7および空燃比センサ11、温度センサ12、さらに、内燃機関1を搭載した車両のアクセル開度を検出するアクセル開度センサ13が電気的に接続されている。そして、これらの出力信号がECU10に入力される。
ECU10は、アクセル開度センサ13の検出値に基づいて内燃機関1の負荷を算出する。また、ECU10は、温度センサ12の検出値に基づいてNOx触媒5の温度を推定する。
また、ECU10には、スロットル弁8および燃料添加弁6が電気的に接続されている。ECU10によってこれらが制御される。
<NOx還元制御>
本実施例においては、NOx触媒5に吸蔵されたNOxを還元すべくNOx還元制御が実行される。NOx還元制御においてはNOx触媒5の周囲雰囲気を還元雰囲気とする必要がある。
内燃機関1の運転状態が低負荷であるときは排気流量が比較的少ないため、NOx還元制御を実行する場合、燃料添加弁6から燃料を添加するのみでNOx触媒5に流入する排気の空燃比(以下、単に流入排気空燃比と称する)を十分に低下させることが出来る。つまり、燃料添加弁6から燃料を添加するのみで、NOx触媒5の周囲雰囲気を還元雰囲気とすることが出来る。
しかしながら、内燃機関1の運転状態が高負荷となると排気流量が比較的多くなる。そのため、燃料添加弁6から燃料を添加するのみで流入排気空燃比を十分に低下させることが困難となる。そこで、内燃機関1の運転状態が高負荷であるときにNOx還元制御を実行する場合、機関排気空燃比を第一所定空燃比にまで低下させつつ燃料添加弁6から燃料を添加することでNOx触媒5の周囲雰囲気を還元雰囲気とする。ここで、第一所定空燃比とは、内燃機関1の運転状態が高負荷であっても、機関排気空燃比を該所定空燃比にまで低下させれば、燃料添加弁6から燃料を添加することで、流入排気空燃比を十分に低下させることが可能となる、即ち、NOx触媒5の周囲雰囲気を還元雰囲気とすることが可能となると判断出来る値である。
尚、本実施例において、内燃機関1の運転状態が低負荷であるときとは、該内燃機関1の機関負荷が所定負荷以下のときのことであり、内燃機関1の運転状態が高負荷であるときとは、該内燃機関1の機関負荷が所定負荷より高いときのことである。また、ここでの所定負荷は、機関排気空燃比を低下させずにNOx触媒5に燃料を供給することで該NOx触媒5の周囲雰囲気を還元雰囲気とすることが可能な機関負荷の上限値である。
本実施例においては、スロットル弁8を閉弁方向に制御することで吸入空気量を減少させ、それによって、機関排気空燃比を第一所定空燃比にまで低下させる。尚、本実施例において、可変容量型ターボチャージャが設けられている場合、該ターボチャージャによる過給圧を低下させることで吸入空気量を減少させ、それによって、機関排気空燃比を第一所定空燃比にまで低下させても良い。また、本実施例において、排気の一部を吸気通路3に導入するEGR装置が設けられている場合、吸気通路3に導入される排気の流量を増加させることで吸入空気量を減少させ、それによって、機関排気空燃比を第一所定空燃比にまで低下させても良い。
<高負荷時における排気空燃比制御>
ここで、内燃機関1の運転状態が高負荷にあるときにNOx還元制御を実行する場合の流入排気空燃比の制御について図2に基づいて説明する。図2は、内燃機関1の運転状態が高負荷にあるときのNOx還元制御における流入排気空燃比とNOx触媒5の温度との関係を示す図である。図2の(a)における縦軸は流入排気空燃比を表し、図2(b)における縦軸はNOx触媒5の温度を表している。図2の(a)および(b)の横軸は時間を表している。
上述したように、本実施例では、内燃機関1の運転状態が高負荷であるときにNOx還元制御を行なう場合、機関排気空燃比を第一所定空燃比R1にまで低下させる。そして、図2に示すように、機関排気空燃比を第一所定空燃比R1にまで低下させることで流入排気空燃比が第一所定空燃比R1となっているときに、燃料添加弁6によって燃料を添加することで流入排気空燃比をさらに第二所定空燃比R2にまで低下させる。ここで、第二所定空燃比R2は、NOx触媒5の周囲雰囲気が還元雰囲気となる値である。
この場合、燃料添加弁6から燃料が添加されることで流入排気空燃比が第二所定空燃比R2にまで低下しているときにNOxが還元されることになる。換言すれば、燃料添加弁6から燃料が添加されておらず、流入排気空燃比が第一所定空燃比R1であるときは、NOxは還元されず吸蔵されることになる。
しかしながら、機関排気空燃比を低下させた場合、排気の温度は上昇するため、これに伴ってNOx触媒5の温度も図2に示すように上昇することになる。そして、NOx触媒5はその温度が上昇するとNOx吸蔵能力が低下する場合がある。
そこで、本実施例では、図2に示すように、機関排気空燃比を低下させる期間を所定期間Δtd0とする。ここで、所定期間Δtd0は、機関排気空燃比を低下させることでNOx触媒5の温度が徐々に上昇して所定温度T0にまで達する期間よりも短い期間である。また、ここでの所定温度T0は、NOx触媒5のNOx吸蔵能力が過剰に低下すると判断出来る温度の下限値以下の温度である。
所定期間Δtd0は、機関排気空燃比を低下させるときの内燃機関1の運転状態に応じて決められても良い。また、温度センサ12の検出値に基づいて該所定期間Δtd0を補正しても良い。
そして、所定期間Δtd0の間に燃料添加弁6による燃料添加を実行し、これにより流入排気空燃比を第二所定空燃比R2にまで低下させる。
以上のように流入排気空燃比を制御することで、内燃機関1の運転状態が高負荷にあるときであっても、NOx触媒5の温度が所定温度T0以上となることを抑制しつつ、流入排気空燃比を第二所定空燃比R2まで低下させることが出来る。
従って、本実施例によれば、NOx触媒5のNOx吸蔵能力の低下を抑制しつつ、NOx触媒5に吸蔵されたNOxを還元することが出来る。即ち、排気中のNOxをより好適に浄化することが可能となる。
<NOx還元制御の制御ルーチン>
次に、本実施例に係るNOx還元制御の制御ルーチンについて図3に示すフローチャートに基づいて説明する。本ルーチンはECU20に予め記憶されており、内燃機関1の運転中、所定間隔毎に実行されるルーチンである。
本ルーチンでは、先ずS101において、ECU10は、NOx還元制御の実行条件が成立したか否かを判別する。ここで、NOx還元制御の実行条件としては、内燃機関1における燃料噴射量の積算値が予め定められた所定噴射量以上となった場合等が例示できる。S101において、肯定判定された場合、ECU10はS102に進み、否定判定された場合、ECU10は本ルーチンの実行を一旦終了する。
S102において、ECU10は、内燃機関1の負荷Qeが所定負荷Qe0以上であるか否かを判別する。ここで、所定負荷Qe0は、機関排気空燃比を低下させずに燃料添加弁6による燃料添加のみで流入排気空燃比を第二所定空燃比R2にまで低下させることは困難と判断出来る閾値となる負荷である。S102において、肯定判定された場合、ECU10は内燃機関1の運転状態が高負荷であると判断しS103に進み、否定判定された場合、ECU10は内燃機関1の運転状態が低負荷であると判断しS108に進む。
S108に進んだECU10は、燃料添加弁6による燃料添加を実行することで、流入排気空燃比Rinを第二所定空燃比R2にまで低下させる。これにより、NOx触媒5の周囲雰囲気を還元雰囲気とし該NOx触媒5に吸蔵されたNOxを還元する。その後、ECU10は、本ルーチンの実行を終了する。
一方、S103に進んだECU10は、スロットル弁8を閉弁方向に制御することで、
機関排気空燃比を第一所定空燃比R1にまで低下させる。尚、このときのスロットル弁8の閉弁量は、エアフローメータ7によって検出される吸入空気量や、内燃機関1の運転状態に応じて決定される。
次に、ECU10は、S104に進み、空燃比センサ11によって検出される流入排気空燃比Rinが第一所定空燃比R1にまで低下したか否かを判別する。S103において、スロットル弁8を閉弁方向に制御することで機関排気空燃比を第一所定空燃比R1にまで低下させた後、流入排気空燃比Rinが第一所定空燃比R1となるまでにはある程度時間がかかる。そこで、本実施例では、空燃比センサ11によって検出される流入排気空燃比Rinが第一所定空燃比R1となってから、後述する燃料添加弁6による燃料添加を実行する。S104において、肯定判定された場合、ECU10はS105に進み、否定判定された場合、ECU10はS103に戻る。
S105において、ECU10は、燃料添加弁6による燃料添加を実行することで、流入排気空燃比Rinを第二所定空燃比R2にまで低下させる。これにより、NOx触媒5の周囲雰囲気を還元雰囲気とし該NOx触媒5に吸蔵されたNOxを還元する。
次に、ECU10は、S106に進み、S103においてスロットル弁8を閉弁方向に制御してから、即ち、機関排気空燃比を低下させてからの経過時間Δtdが上述した所定期間Δtd0に達したか否かを判別する。このS106において、肯定判定された場合、ECU10はS107に進み、否定判定された場合、ECU10はS106を繰り返す。
S107に進んだECU10は、スロットル弁8を開弁方向に制御する。即ち、機関排気空燃比を第一所定空燃比R1にまで低下させる制御を停止する。その後、ECU10は、本ルーチンの実行を終了する。
以上説明した制御ルーチンによれば、内燃機関1の運転状態が高負荷であるときにNOx還元制御を実行する場合であっても、機関排気空燃比を低下させる期間は所定期間Δtd0に抑えられる。これにより、NOx触媒5の温度が所定温度T0以上となることを抑制することが出来る。
尚、上記制御ルーチンにおいては、空燃比センサ11によって検出される流入排気空燃比Rinが第一所定空燃比R1となってから燃料添加弁6による燃料添加を実行するが、機関排気空燃比を第一所定空燃比R1にまで低下させるべくスロットル弁8を閉弁方向に制御した後、所定経過時間が経過したときに燃料添加弁6による燃料添加を実行しても良い。
ここで、所定経過時間は、流入排気空燃比Rinが第一所定空燃比R1にまで低下したと判断出来る時間である。この場合、該所定経過時間は、排気通路2の容量や内燃機関1の運転状態に基づいて決定されても良い。
また、機関排気空燃比を第一所定空燃比R1にまで低下させるべくスロットル弁8を閉弁方向に制御した後、所定の燃焼サイクル数が経過したときに燃料添加弁6による燃料添加を実行しても良い。
スロットル弁8が閉弁方向に制御されることで機関排気空燃比が第一所定空燃比R1にまで低下された後、一燃焼サイクル毎に第一所定空燃比R1の排気がNOx触媒5に近づくことになる。上記の場合、所定の燃焼サイクル数は、流入排気空燃比Rinが第一所定空燃比R1にまで低下したと判断出来る燃焼サイクル数である。
本実施例において、内燃機関1の運転状態が高負荷であるときにNOx還元制御を実行する場合、燃料添加弁6から燃料を添加するときにのみ流入排気空燃比が第一所定空燃比R1になっていれば、NOx触媒5に吸蔵されたNOxを還元することが出来る。そこで、所定期間Δtd0を、燃料添加弁6によって燃料を添加することで流入排気空燃比を第二所定空燃比R2にまで低下させることが出来る範囲で可及的に短い期間としても良い。
本発明の実施例に係る内燃機関の吸排気系の概略構成を示す図。 内燃機関1の運転状態が高負荷にあるときのNOx還元制御における流入排気空燃比とNOx触媒の温度との関係を示す図。 本発明の実施例に係るNOx還元制御の制御ルーチンを示すフローチャート。
符号の説明
1・・・内燃機関
2・・・排気通路
3・・・吸気通路
5・・・吸蔵還元型NOx触媒
6・・・燃料添加弁
8・・・スロットル弁
10・・ECU
11・・空燃比センサ
12・・温度センサ

Claims (2)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられた吸蔵還元型NOx触媒と、
    前記内燃機関から排出される排気の空燃比である機関排気空燃比を制御する空燃比制御手段と、
    前記吸蔵還元型NOx触媒に還元剤を供給する還元剤供給手段と、
    前記空燃比制御手段によって機関排気空燃比を低下させつつ前記還元剤供給手段によって前記吸蔵還元型NOx触媒に還元剤を供給することで、前記吸蔵還元型NOx触媒に吸蔵されたNOxを還元するNOx還元制御を実行するNOx還元制御実行手段と、を備え、
    前記NOx還元制御実行手段は、前記NOx還元制御を実行する場合、機関排気空燃比を低下させる期間を、前記NOx触媒の温度が所定温度に達する期間よりも短い所定期間とすることを特徴とする内燃機関の排気浄化システム。
  2. 前記NOx還元制御実行手段は、前記NOx還元制御の実行時に前記内燃機関の機関負荷が所定負荷以下のときは、機関排気空燃比を低下させることなく前記還元剤供給手段によって前記吸蔵還元型NOx触媒に還元剤を供給することで該NOx還元制御を実行し、前記NOx還元制御の実行時に前記内燃機関の機関負荷が前記所定負荷より高いときは、前記空燃比制御手段によって機関排気空燃比を低下させつつ前記還元剤供給手段によって前記吸蔵還元型NOx触媒に還元剤を供給することで前記NOx還元制御を実行することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の排気浄化システム。
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