JP2009056474A - レーザ加工装置及び加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 加工される穴の加工品質のばらつきを抑制することができるレーザ加工装置を提供する。
【解決手段】 エネルギ調整器が、入射するパルスレーザビームのパルスエネルギを低下させて、加工用経路に出射させる。加工用経路に出射されたパルスレーザビームが入射する位置に加工対象物が保持される。加工用経路に沿って伝搬するパルスレーザビームの入射位置が加工対象物の表面上で移動するように、ビーム走査器がパルスレーザビームを走査する。制御装置が、加工対象物の表面上の複数の被加工点の位置情報及び加工の順番を記憶する。さらに、被加工点間の距離と、エネルギ調整器によるパルスエネルギの低下量を規定する物理量との対応関係を記憶する。ある被加工点から、次に加工する被加工点までの距離を算出し、パルスエネルギの低下量を規定する物理量を算出する。算出された低下量になるようにエネルギ調整器を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レーザ加工装置及び加工方法に関し、特に、加工対象物上の複数の被加工点に、順番にパルスレーザビームを入射させて加工を行うレーザ加工装置及び加工方法に関する。
下記の特許文献1に、樹脂基板上に銅箔が密着した加工対象物に穴を形成するレーザ加工方法が開示されている。特許文献1に開示された方法では、レーザ発振器から出射されたレーザビームのスポットサイズが銅箔の表面で最小になる条件で、銅箔にレーザパルスを入射させ、銅箔を貫通する穴を形成する。その後、パルスエネルギを低下させると共に、スポットサイズを大きくして、同一箇所にレーザパルスを入射させる。これにより、樹脂基板に穴が形成される。樹脂基板に穴を形成するためのレーザパルスのパルスエネルギは、銅箔に穴を形成するために必要なパルスエネルギよりも低いため、このレーザパルスの入射では銅箔は除去されない。このため、1回目のレーザパルスの入射で銅箔に穴が形成され樹脂が露出した部分にのみ、2回目のレーザパルスの入射によって穴が形成される。
表面に銅箔が設けられておらず全面に樹脂が露出した基板の被加工点にレーザビームを入射させて、樹脂膜に穴を形成することも可能である。この加工方法は、「ダイレクト工法」と呼ばれる。
特開2003−290959号公報
炭酸ガスレーザ発振器から出射されるパルスレーザビームの各レーザパルスのパルスエネルギは、パルスの繰り返し周波数に依存する。例えば、繰り返し周波数を高くするに従って、パルスエネルギが低下する。
ガルバノスキャナ等のビーム走査器でビームを走査しながら、レーザパルスを被加工点に入射させることにより、被加工点に穴を形成する。ビーム入射位置が、ある被加工点から次の被加工点に移動する時間は、2つの被加工点間の距離に依存する。このため、複数の被加工点に順番にレーザパルスを入射させる際に、レーザパルスの繰返し周波数が一定にならない。レーザパルスの繰り返し周波数が変化すると、パルスエネルギが変動してしまうため、加工品質にばらつきが生じる。特に、ダイレクト工法で穴開けを行う場合に、加工品質のばらつきが大きくなる。
本発明の目的は、加工される穴の加工品質のばらつきを抑制することができるレーザ加工装置及び加工方法を提供することである。
本発明の一観点によると、
パルスレーザビームを出射するレーザ光源と、
前記レーザ光源から出射したパルスレーザビームが入射する位置に配置され、外部からの制御を受けて、入射するパルスレーザビームのパルスエネルギを低下させて、加工用経路に出射させるエネルギ調整器と、
前記エネルギ調整器から加工用経路に出射されたパルスレーザビームが入射する位置に加工対象物を保持するステージと、
前記加工用経路に沿って伝搬するパルスレーザビームの入射位置が、前記ステージに保持された加工対象物の表面上で移動するように、該パルスレーザビームを走査するビーム走査器と、
前記レーザ光源、エネルギ調整器、及びビーム走査器を制御する制御装置とを
を有し、
前記制御装置は、
前記ステージに保持された加工対象物の表面上の複数の被加工点の位置情報及び加工の順番を記憶し、
被加工点間の距離と、前記エネルギ調整器によるパルスエネルギの低下量を規定する物理量との対応関係を記憶し、
ある被加工点から、次に加工する被加工点までの距離を算出し、該距離に、前記対応関係を適用して、パルスエネルギの低下量を規定する物理量を算出し、該被加工点にパルスレーザビームを入射させるときに、算出された低下量になるように前記エネルギ調整器を制御する制御装置と
を有するレーザ加工装置が提供される。
本発明の他の観点によると、
(a)表面に複数の被加工点が画定された加工対象物をステージに保持する工程と、
(b)レーザ光源から出射されたパルスレーザビームのレーザパルスが、前記加工対象物の被加工点に順番に入射するように、該パルスレーザビームを走査してレーザ加工を行う工程と
を有し、
前記工程(b)において、前記パルスレーザビームを走査して、パルスレーザビームの入射位置が、直前に加工された被加工点から次に加工すべき被加工点に移動するまでの時間に基づいて、レーザ光源から出射されたパルスレーザビームのパルスエネルギの低下量を規定する物理量を算出し、算出された物理量に基づいて、前記レーザ光源から出射されたパルスレーザビームのパルスエネルギを低下させて、次に加工すべき被加工点にパルスレーザビームを入射させるレーザ加工方法が提供される。
レーザ光源から出射するパルスレーザビームのパルスの繰り返し周波数の変動に起因するパルスエネルギのばらつきを補償し、加工対象物に入射するパルスエネルギのばらつきを抑制することができる。
図1に、実施例によるレーザ加工装置の概略図を示す。レーザ光源1が、パルスレーザビームL1を出射する。レーザ光源1として、例えば炭酸ガスレーザ発振器を用いることができる。レーザ光源1は、制御装置20からトリガ信号trgを受信している期間、レーザパルスを出射する。トリガ信号trgを送出する周期を変化させることにより、レーザ光源1から出射されるパルスレーザビームのパルスの繰り返し周波数を変化させることができる。
図7に、パルスの繰り返し周波数と、出射されるパルスレーザビームのパルスエネルギとの関係を示す。横軸は、パルスの繰り返し周波数を単位「kHz」で表し、縦軸は、パルスエネルギを単位「mJ」で表す。繰り返し周波数が高くなるに従って、パルスエネルギが低下することがわかる。このように、レーザ光源1は、パルスの繰り返し周波数が高くなるに従って、パルスエネルギが低下する周波数特性を有する。
レーザ光源1から出射されたレーザビームL1が、ビームエキスパンダ2により、ビーム径が拡大された平行ビームになる。ビーム径の拡大された平行ビームのビーム断面が、マスク3により整形される。
マスク3を透過したレーザビームが、エネルギ調整器5に入射する。エネルギ調整器5は、音響光学偏向素子(AOD)5Aと、ドライバ5Bとを含む。ドライバ5Bは、AOD5Aに、RF信号を印加する。AOD5Aは、RF信号が印加されると、入射するレーザビームを回折させる。RF信号の周波数によって回折角が決まり、RF信号の電圧によって回折効率が決まる。
AOD5AにRF信号が入力されていない期間は、AOD5Aに入射したレーザビームが直進し、ビームダンパ6に入射する。RF信号が入力されている期間は、その電圧に応じた回折効率で、レーザビームを、加工用経路に向けて回折させる。回折したレーザビームL2は、加工用経路に沿って伝搬し、折り返しミラー7、ビーム走査器9、fθレンズ10を経由して、加工対象物50に入射する。加工対象物50は、XYステージ11上に保持される。
ドライバ5Bに、回折効率指令信号vconと、切替指令信号sconとが、制御装置20から入力される。ドライバ5Bは、切替指令信号sconが入力されている期間、AOD5AにRF信号を印加する。また、回折効率指令信号vconで指令された回折効率になるように、AOD5Aに印加するRF信号の電圧を制御する。このように、エネルギ調整器5は、入射するパルスレーザビームの光強度及びパルス幅の両方、または一方を変化させて、加工用経路に出射させることができる。
制御装置20は、切替指令信号sconをエネルギ調整器5に送信することにより、所望の期間だけ、レーザビームL2を加工用経路に沿って伝搬させることができる。すなわち、加工用経路に沿って伝搬するレーザビームL2のパルス幅を制御することができる。さらに、回折効率指令信号vconで回折効率を制御することにより、加工用経路に沿って伝搬するレーザビームL2の光強度を所望の低下量だけ低下させることができる。
ビーム走査器9は、制御装置20から制御信号gconを受けて、入射したレーザビームを2次元方向に走査する。ビーム走査器9として、例えばX用揺動ミラーとY用揺動ミラーを含むガルバノスキャナを用いることができる。揺動ミラーを揺動させ、レーザビームの入射位置が指令された位置に整定されると、ビーム走査器9から制御装置20に、整定完了信号gresが送信される。
fθレンズ10は、マスク3の位置の物点を、加工対象物50の表面に結像させる。なお、結像位置で加工を行う方法に代えて、fθレンズ10の後側焦点位置で加工を行う焦点加工法を採用することも可能である。ビーム走査器9でレーザビームを走査することにより、レーザビームの入射位置を、加工対象物50の表面上で移動させることができる。レーザビームの入射目標位置は、制御信号gconにより指令される。
ビーム走査器9は、レーザビームの入射位置を、ある被加工点から次に加工すべき被加工点に移動させるとき、2つの被加工点間の距離が長くなるに従って、レーザビームの入射位置が、次に加工すべき被加工点に整定するまでの時間も長くなる特性を有する。
図2Aに、加工対象物50の平面図を示す。加工対象物50の被加工面に、正方格子で区分された複数の単位加工領域51が画定されている。単位加工領域51の大きさは、図1に示したビーム走査器9によってレーザビームを走査することにより、レーザビームの入射位置を移動させることができる範囲に対応する。このため、XYステージ11を静止させた状態で、ビーム走査器9を制御することにより、1つの単位加工領域51内の加工を行うことができる。単位加工領域51は、例えば一辺の長さが5cmの正方形である。1つの単位加工領域51内の加工が完了すると、XYステージ11を駆動して、他の単位加工領域51を、レーザビームの走査可能範囲内に移動させ、その単位加工領域51内の加工を行う。
単位加工領域51内に、複数の被加工点Pが画定されている。これらの被加工点Pの加工の順番が決められている。第i番目に加工する被加工点を「P(i)」と表記することとする。
図2Bに、加工対象物50の、被加工点P(i)を通過する断面図を示す。コア基板55の表面上に、内層銅パターン56が形成されている。内層銅パターン56を覆うように、コア基板55の上に、樹脂層57が配置されている。被加工点P(i)にパルスレーザビームを入射させることにより、樹脂層57を貫通し、内層銅パターン56の上面まで達するビアホール58を形成することができる。例えば4〜5ショットのレーザパルスを入射させることにより、1つのビアホール58が形成される。
複数の被加工点を加工する方法として、「サイクルモード加工」と「バーストモード加工」とが知られている。
サイクルモード加工では、各被加工点Pにレーザパルスを1ショットずつ入射させながら、レーザビームの入射位置を移動させ、1つの単位加工領域51内の全ての被加工点Pにレーザパルスを入射させる。この処理を1サイクルとして、4〜5サイクル繰り返す。これにより、1つの被加工点Pに、4〜5ショットのレーザパルスが入射することになる。
バーストモード加工では、1つの被加工点Pに、4〜5ショットのレーザパルスを続けて入射させる。1つの被加工点P(i)にビアホール58が形成されると、次に加工すべき被加工点P(i+1)に、4〜5ショットのレーザパルスを続けて入射させ、ビアホール58を形成する。
図3Aに示す被加工点Pの位置情報が、制御装置20に記憶されている。例えば、被加工点P(i)の座標は、(x、y)である。なお、xy座標系は、単位加工領域51に対して定義される。加工対象物50上に形成されたアライメントマーク等の位置を検出することにより、単位加工領域51に対して定義されたxy座標を、ビーム走査器9に対して定義される座標に換算することができる。
制御装置20には、既に加工の順番が決められた被加工点Pの座標を入力するようにしてもよいし、入力された被加工点Pの座標に基づいて、制御装置20が加工の順番を決定するようにしてもよい。
図3Bに、被加工点間の距離、パルスの繰り返し周波数、パルスレーザビームL1のパルスエネルギの相対値、目標回折効率、及び目標パルス幅の対応関係を示す。被加工点P(i−1)とP(i)との間の距離によって、レーザビームの入射位置が被加工点P(i)に整定するまでの時間が変動する。整定後に、パルスレーザビームを出射するため、整定するまでの時間が長くなると、レーザパルスの出射間隔を長くしなければならない。すなわち、パルスの繰り返し周波数を低くしなければならない。被加工点間の距離が決定すると、レーザビームの入射位置の移動に必要な時間が決定される。この時間から、パルスの繰り返し周波数を決定することができる。例えば、被加工点間の距離が、0.5mm以上1.0mm未満であれば、レーザビームの入射位置が整定するまでの時間は、0.5msよりもやや短い。このため、パルスレーザビームのレーザパルスの周期を0.5msとすればよい。このとき、パルスの繰り返し周波数は、2.0kHzとなる。
パルスの繰り返し周波数が低くなると、レーザ光源1から出射されるパルスレーザビームL1のパルスエネルギが大きくなる。図3Bでは、パルスの繰り返し周波数が0.5kHzのときのパルスエネルギを100%としたときの相対値で、各パルスエネルギを示している。
加工用経路に向かうパルスレーザビームL2のパルスエネルギの変動を小さくするためには、パルスレーザビームL1のパルスエネルギが大きくなるに従って、エネルギ調整器5の目標回折効率を低くすればよい。AOD5Aの最大回折効率が80%である場合、繰り返し周波数が2.2kHzのときの目標回折効率を最大の80%とする。繰り返し周波数が変化したときに、図3Bに示した目標回折効率とすることにより、パルスレーザビームL2のパルスエネルギをほぼ一定にすることができる。
図3Bに示した被加工点間距離と目標回折効率との関係が、制御装置20に記憶されている。制御装置20は、図3Aに示した被加工点P(i−1)からP(i)までの距離を算出し、図3Bに示した関係を適用して目標回折効率を求める。さらに、求められた目標回折効率になるように、エネルギ調整器5を制御する。
また、回折効率を80%に固定し、目標パルス幅を図3Bに示したように調整することによっても、パルスレーザビームL2のパルスエネルギをほぼ一定にすることができる。
図4に、サイクルモード加工を行う場合の各種信号のタイミングチャートを示す。制御装置20は、被加工点P(i−1)へ入射するレーザパルスが立ち下がった後、時刻t1において、ビーム走査器9に、次に加工すべき被加工点P(i)の位置を指令するための制御信号gconを送出する。その直後の時刻t2に、エネルギ調整器5に、回折効率指令信号vconを送出する。回折効率指令信号vconにより、被加工点P(i−1)からP(i)までの距離に対応付けられた目標回折効率が指令される。
ビーム走査器9は、制御信号gconを受信すると、レーザビームの入射位置が制御信号gconで指令された位置に移動するように、動作する。レーザビームの入射位置が被加工点P(i)の位置に整定すると、時刻t3において、ビーム走査器9から制御装置20に整定完了信号gresを送出する。具体的には、整定完了信号gresを立ち下げることにより、整定完了を通知する。
制御装置20は、整定完了が通知されると、時刻t4からt7の期間、レーザ光源1にトリガパルスtrgを送出する。レーザ光源1は、トリガパルスtrgが立ち上がるとレーザビームL1の出射を開始し、立ち下がると出射を停止する。なお、パルスレーザビームL1のレーザパルスは、立ち上がり開始から定常状態に達するまで、及び立ち下がり開始から完全に出射が停止するまでに、遅延が生ずる。
制御装置20は、パルスレーザビームL1の光強度が定常状態に達した後、時刻t5において、切替指令信号sconの送出を開始する。トリガパルスtrgを立ち下げるよりも前の時刻t6において、切替指令信号sconの送出を停止する。時刻t5〜t6の期間、回折効率指令信号vconは、エネルギ調整器5に送出されたままである。
エネルギ調整器5は、切替指令信号sconを受信している時刻t5からt6までの期間、入射するパルスレーザビームを回折させて、加工用経路に振り向ける。それ以外の期間は、パルスレーザビームはAOD5Aを直進して、ビームダンパ6に入射する。従って、時刻t5からt6までの期間、加工用経路にパルスレーザビームL2が現れる。
パルスレーザビームL2の光強度は、回折効率指令信号vconで指令されている回折効率に依存する。例えば、回折効率が80%であるとき、パルスレーザビームL2の光強度I2は、エネルギ調整器5に入射するパルスレーザビームL1の光強度I1の80%になる。
制御装置20は、トリガパルスtrgが立ち下がった後、時刻t11において、次に加工すべき被加工点P(i+1)の位置を指令するための制御信号gconを、ビーム走査器9に送出する。なお、切替指令信号sconが立ち下がった時刻t6以降は、ビーム走査器9にパルスレーザビームが入射しないため、時刻t6からt7までの間に、制御装置20からビーム走査器9に制御信号gconの送出を開始してもよい。
また、制御装置20は、切替指令信号sconが立ち下がった時刻t6以降に、回折効率指令信号vconの送出を停止する。
パルスレーザビームL2のパルス幅Pwを一定、例えば20μsにし、回折効率を調整することにより、パルスレーザビームL2のパルスエネルギを、全ての被加工点についてほぼ一定にすることができる。
また、回折効率を一定、例えば80%にし、切替指令信号sconを送出する時間t5〜t6を調整して、パルスレーザビームL2のパルス幅Pwを制御してもよい。図3Bに示した被加工点間距離とパルス幅との対応関係に基づいてパルス幅を設定することにより、パルスレーザビームL2のパルスエネルギを、全ての被加工点についてほぼ一定にすることができる。
図5に、サイクルモード加工により、被加工点P(i−2)からP(i+2)までの5個の被加工点に1ショットずつレーザパルスを入射させる場合のタイミングチャートを示す。例えば、被加工点P(i−2)〜P(i+2)にレーザパルスを入射させるときのパルスレーザビームL1のパルスエネルギが、それぞれ100%、80%、100%、86%、及び90%であるとする。これらの被加工点を加工するときの回折効率は、図3Bの対応関係から、それぞれ64%、80%、64%、74.4%、及び71.1%と求まる。求められた回折効率が、回折効率指令信号vconにより、エネルギ調整器5に指令される。切替指令信号sconが送信されている期間、パルスレーザビームL2が、被加工点Pに入射する。
パルスレーザビームL1のパルスエネルギは、被加工点ごとにばらついているが、実際に入射するパルスレーザビームL2のパルスエネルギは、被加工点に依らずほぼ一定である。
図6に、バーストモード加工を行う場合の各種信号のタイミングチャートを示す。1つの被加工点Pに、5ショットのレーザパルスを入射させるとする。1つの被加工点Pに入射している期間のパルスの繰り返し周波数は、2kHzとする。
1つの被加工点に入射する最初のレーザパルスを出射するときの出射間隔は、直前に加工を行った被加工点から、次に加工すべき被加工点までの距離に依存した繰り返し周波数に相当する周期まで長くなる。例えば、被加工点P(i−1)及びP(i)に入射する最初のレーザパルスの、エネルギ調整前のパルスエネルギが、それぞれ95%及び100%であったとする。各被加工点に入射する2番目から5番目のレーザパルスのエネルギ調整前のパルスエネルギは、繰り返し周波数が2kHzであるため、いずれも83%である。
被加工点P(i−1)及びP(i)に入射する最初のレーザパルスの回折効率を、それぞれ67.4%及び64%とし、2番目から5番目に入射するレーザパルスの回折効率を77.1%とすることにより、パルスレーザビームL2のパルスエネルギを一定にすることができる。
なお、2番目から5番目のレーザパルスの回折効率を、AOD5Aの最大回折効率、例えば80%に設定してもよい。この場合、被加工点P(i−1)及びP(i)に入射する最初のレーザパルスの回折効率を、それぞれ69.9%及び66.4%とすることにより、パルスレーザビームL2のパルスエネルギを一定にすることができる。
上記実施例において、エネルギ調整器5の回折効率またはパルス幅は、エネルギ調整前のパルスレーザビームL1のパルスエネルギの低下量を規定する物理量に相当する。このように、直前に加工された被加工点から、次に加工すべき被加工点までの距離に基づいて、パルスエネルギの低下量を規定する物理量を算出し、算出された物理量に基づいてパルスエネルギを低下させることにより、加工対象物に入射するパルスレーザビームのパルスエネルギを一定に近づけることができる。
なお、加工用経路に沿って伝搬するパルスレーザビームL2のパルスエネルギを厳密に一定にする必要はない。パルスレーザビームL1のパルスエネルギのばらつきが、エネルギ調整器5に入射する前のパルスレーザビームL1のパルスエネルギのばらつきよりも小さくなるようにエネルギ調整器5を制御することにより、回折効率やパルス幅の制御を行わない場合にくらべて、ビアホールの加工品質のばらつきを小さくすることができる。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
実施例によるレーザ加工装置の概略図である。 (2A)及び(2B)は、それぞれ加工対象物の平面図及び断面図である。 (3A)は、被加工点の位置情報を示す図表であり、(3B)は、被加工点間距離、パルスの繰り返し周波数、パルスレーザビームL1のパルスエネルギ、目標回折効率、及び目標パルス幅の対応関係を示す図表である。 実施例による加工方法における各種信号のタイミングチャートである。 サイクルモード加工を行うときのタイミングチャートである。 バーストモード加工を行うときのタイミングチャートである。 レーザ光源のパルスの繰り返し周波数と、パルスエネルギとの関係を示すグラフである。
符号の説明
1 レーザ光源
2 ビームエキスパンダ
3 マスク
5 エネルギ調整器
6 ビームダンパ
7 折り返しミラー
9 ビーム走査器
10 fθレンズ
11 XYステージ
20 制御装置
50 加工対象物
51 単位加工領域
55 コア基板
56 内層銅パターン
57 樹脂層
58 ビアホール

Claims (4)

  1. パルスレーザビームを出射するレーザ光源と、
    前記レーザ光源から出射したパルスレーザビームが入射する位置に配置され、外部からの制御を受けて、入射するパルスレーザビームのパルスエネルギを低下させて、加工用経路に出射させるエネルギ調整器と、
    前記エネルギ調整器から加工用経路に出射されたパルスレーザビームが入射する位置に加工対象物を保持するステージと、
    前記加工用経路に沿って伝搬するパルスレーザビームの入射位置が、前記ステージに保持された加工対象物の表面上で移動するように、該パルスレーザビームを走査するビーム走査器と、
    前記レーザ光源、エネルギ調整器、及びビーム走査器を制御する制御装置とを
    を有し、
    前記制御装置は、
    前記ステージに保持された加工対象物の表面上の複数の被加工点の位置情報及び加工の順番を記憶し、
    被加工点間の距離と、前記エネルギ調整器によるパルスエネルギの低下量を規定する物理量との対応関係を記憶し、
    ある被加工点から、次に加工する被加工点までの距離を算出し、該距離に、前記対応関係を適用して、パルスエネルギの低下量を規定する物理量を算出し、該被加工点にパルスレーザビームを入射させるときに、算出された低下量になるように前記エネルギ調整器を制御する制御装置と
    を有するレーザ加工装置。
  2. 前記エネルギ調整器は、音響光学素子を含み、前記物理量は、該音響光学素子の回折効率、または前記加工用経路に出射させるパルスレーザビームのパルス幅である請求項1に記載のレーザ加工装置。
  3. 前記レーザ光源は、出射するパルスレーザビームのパルスの繰り返し周波数が高くなるに従ってパルスエネルギが低下する周波数特性を有し、
    前記ビーム走査器は、直前に加工した被加工点から、次に加工すべき被加工点までの距離が長くなるに従って、レーザビームの入射位置が、直前に加工した被加工点から次に加工すべき被加工点まで移動する時間が長くなる特性を有し、
    直前に加工した被加工点から次に加工すべき被加工点までの、レーザビームの入射位置の移動時間のばらつきに起因して、前記レーザ光源から出射されたパルスレーザビームのパルスエネルギがばらつき、
    前記制御装置は、前記加工用経路に沿って伝搬するパルスレーザビームのパルスエネルギのばらつきが、前記エネルギ調整器に入射する前のパルスレーザビームのパルスエネルギのばらつきよりも小さくなるように、前記エネルギ調整器を制御する請求項1または2に記載のレーザ加工装置。
  4. (a)表面に複数の被加工点が画定された加工対象物をステージに保持する工程と、
    (b)レーザ光源から出射されたパルスレーザビームのレーザパルスが、前記加工対象物の被加工点に順番に入射するように、該パルスレーザビームを走査してレーザ加工を行う工程と
    を有し、
    前記工程(b)において、前記パルスレーザビームを走査して、パルスレーザビームの入射位置が、直前に加工された被加工点から次に加工すべき被加工点に移動するまでの時間に基づいて、レーザ光源から出射されたパルスレーザビームのパルスエネルギの低下量を規定する物理量を算出し、算出された物理量に基づいて、前記レーザ光源から出射されたパルスレーザビームのパルスエネルギを低下させて、次に加工すべき被加工点にパルスレーザビームを入射させるレーザ加工方法。
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