JP2008105054A - レーザ加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 穴あけ加工時間を短縮することが可能なレーザ加工装置を提供する。
【解決手段】 スキャナが、レーザ光源から出射されたパルスレーザビームが被照射物の表面上を移動するように、パルスレーザビームの進行方向を変化させる。トリガコントローラが、記憶されている照射条件に基づいて、レーザ光源にトリガ信号を送出する。スキャナコントローラが、移動指令が通知されると、記憶されている目標位置にパルスレーザビームが入射するようにスキャナを制御する。制御装置が、トリガコントローラに照射条件を設定し、スキャナコントローラに目標位置を設定するとともに、移動指令を通知する。スキャナコントローラは、パルスレーザビームの入射位置が目標位置に整定されると、トリガコントローラに整定完了を通知する。トリガコントローラは、整定完了が通知されるとレーザ光源にトリガ信号を送出し、照射が完了すると制御装置に照射完了を通知する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レーザ加工装置に関し、特にレーザ光源から出射されたパルスレーザビームをスキャナで走査して、プリント基板等の被照射物の表面の所望の位置にレーザビームを入射させるレーザ加工装置に関する。
図4Aに、下記の特許文献1に開示されたレーザ加工装置のブロック図を示す。トリガコントローラ2が、制御装置1から照射指令を受けると、所定の照射条件でパルスレーザビームが出射されるように、レーザ光源3にトリガ信号を送出する。レーザ光源3は、トリガコントローラ2からトリガ信号を受信すると、パルスレーザビームを出射する。
レーザ光源1から出射されたパルスレーザビームは、折り返しミラー4で反射され、部分反射鏡5を透過してXYスキャナ6に入射する。XYスキャナ6は、パルスレーザビームを2次元方向に走査する。走査されたパルスレーザビームが、fθレンズ7により収束されて、被照射物20に入射する。被照射物20は、XYステージ8に保持されている。
XYスキャナ6は、スキャナコントローラ9により制御される。スキャナコントローラ9は、目標位置を記憶する2つのバッファを有している。これらの目標位置バッファに、制御装置1により目標位置が設定される。2つの目標位置バッファが準備されているため、スキャナコントローラ9は、次に加工すべき位置と、その次に加工すべき位置とを記憶することができる。スキャナコントローラ9は、制御装置1から移動指令を受けると、パルスレーザビームが被照射物20の目標位置に入射するように、XYスキャナを制御する。
部分反射鏡5で反射されたパルスレーザビームがフォトディテクタ10に入射する。フォトディテクタ10は、入射するパルスレーザビームの光強度を測定し、測定結果をパルス判定装置11に送出する。トリガコントローラ2がパルス判定装置11に動作タイミング信号を送出する。パルス判定装置11は、動作タイミング信号を受信すると、その時点の光強度が基準値以上か否かを判定し、判定結果をトリガコントローラ2に返信する。
図4Bに、レーザ加工時におけるコマンド(信号)送受の経過を示す。まず、制御装置1がトリガコントローラ2に照射条件を設定する。照射条件は、例えばパルスの繰り返し周波数、パルス幅、ショット数等を含む。次に、制御装置1が、スキャナコントローラ9の一方の目標位置バッファに、最初に加工すべき目標位置を設定し、移動指令を送出する。スキャナコントローラ9は、目標位置が設定されると、その目標位置までの軌跡を計算する。さらに、移動指令を受けると、パルスレーザビームが目標位置に入射するように、XYスキャナ6を制御する。
制御装置1は、スキャナコントローラ9に移動指令を送出した後、もう一方の目標位置バッファに次の目標位置を設定する。なお、移動指令の送出と、次の目標位置の設定との時間的前後関係を逆にしてもよい。次の目標位置が設定されると、スキャナコントローラ9は、現時点の目標位置から次の目標位置までの移動軌跡を計算する。制御装置1は、次の目標位置の設定を行った後、整定完了待状態になる。
XYスキャナ6の整定が完了すると、スキャナコントローラ9は制御装置1に整定完了を通知する。
制御装置1は、整定完了の通知を受けると、トリガコントローラ2に照射指令を送出し、照射完了待ち状態になる。トリガコントローラ2は、予め記憶されている照射条件に基づいて、レーザ光源3にトリガ信号を送出する。このとき、トリガコントローラ2は、パルス判定装置11から受信した判定結果に基づいて、必要であれば自立的に追加のレーザパルスを出射するためのトリガ信号を送出する。照射が完了すると、トリガコントローラ2から制御装置1に照射完了が通知される。
制御装置1は、照射完了が通知されると、スキャナコントローラ9に移動指令を送出するとともに、既に照射が完了した目標位置が設定されている目標位置バッファに、次の目標位置を設定し、整定完了待状態になる。スキャナコントローラ9は、次の目標位置までの移動軌跡を既に計算しているため、計算結果に基づいてXYスキャナ6を制御する。さらに、その次の目標位置までの移動軌跡を計算する。
上記処手順を繰り返すことにより、複数の目標位置のレーザ加工が行われる。
特開2004−34121号公報
図4A及び図4Bに示したレーザ加工装置では、制御装置1の加工制御プログラム1Aが一連の加工動作の制御を行っている。制御装置1が整定完了待ち状態のときに整定完了の通知を受けると、加工制御プログラムが動作することによって、照射指令を送出する。また、照射完了待ち状態のときに照射完了が通知されると、加工制御プログラムが動作し、移動指令信号を送出する。
加工制御プラグラムの動作は、ハードウェアによる論理回路の動作に比べて遅い。1回の処理時間は短いとしても、加工すべき穴が多くなると、例えば1万個程度以上になると、1枚の加工対象物を加工するのに必要な時間のうち、加工制御プログラムの動作時間が無視できない程度になる。近年、1枚のプリント基板に形成すべき穴の数が多くなってきており、穴あけ加工時間の短縮化が求められている。
本発明の目的は、穴あけ加工時間を短縮することが可能なレーザ加工装置を提供することである。
本発明の一観点によると、
トリガ信号が入力されると、パルスレーザビームを出射するレーザ光源と、
被照射物を保持するステージと、
駆動信号に基づいて、前記レーザ光源から出射されたパルスレーザビームが、前記ステージに保持された被照射物の表面上を移動するように、該パルスレーザビームの進行方向を変化させるスキャナと、
照射条件を記憶し、記憶されている照射条件に基づいて、前記レーザ光源に前記トリガ信号を送出するトリガコントローラと、
目標位置を記憶しており、移動指令が通知されると、記憶されている目標位置にパルスレーザビームが入射するように、前記スキャナを制御するスキャナコントローラと、
前記トリガコントローラに照射条件を設定し、前記スキャナコントローラに、パルスレーザビームを入射させるべき目標位置を設定するとともに、前記移動指令を通知する制御装置と
を有し、
前記スキャナコントローラは、パルスレーザビームの入射位置が目標位置に整定されると、前記トリガコントローラに整定完了を通知し、前記トリガコントローラは、前記整定完了が通知されると、記憶されている照射条件に基づいて前記レーザ光源にトリガ信号を送出し、照射が完了すると、前記制御装置に照射完了を通知するレーザ加工装置が提供される。
本発明の他の観点によると、
トリガ信号が入力されると、パルスレーザビームを出射するレーザ光源と、
被照射物を保持するステージと、
駆動信号に基づいて、前記レーザ光源から出射されたパルスレーザビームが、前記ステージに保持された被照射物の表面上を移動するように、該パルスレーザビームの進行方向を変化させるスキャナと、
照射条件を記憶し、記憶されている照射条件に基づいて、前記レーザ光源に前記トリガ信号を送出するトリガコントローラと、
目標位置を記憶しており、移動指令が通知されると、記憶されている目標位置にパルスレーザビームが入射するように、前記スキャナを制御するスキャナコントローラと、
前記トリガコントローラに照射条件を設定し、前記スキャナコントローラに、パルスレーザビームを入射させるべき目標位置を設定するとともに、前記移動指令を通知する制御装置と
を有し、
前記トリガコントローラは、パルスレーザビームの照射が完了すると、前記制御装置に照射完了を通知し、前記制御装置は、照射完了が通知されると、ゲートアレイ回路を介して、前記スキャナコントローラに移動指令を通知するレーザ加工装置が提供される。
スキャナコントローラからトリガコントローラに、制御装置を介することなく整定完了が通知される。トリガコントローラは、整定完了の通知を受けると、レーザ光源にトリガ信号を送出する。このため、スキャナコントローラから、制御装置を介してトリガコントローラに整定完了が通知される場合に比べて、整定完了からレーザ照射開始までの遅延時間を短くすることができる。
制御装置が、照射完了の通知を受けると、ゲートアレイ回路を介して、スキャナコントローラに移動指令を通知することにより、プログラムを起動して移動指令を通知する場合に比べて、移動指令通知までの遅延時間を短くすることができる。
図1Aに、実施例によるレーザ加工装置のブロック図を示す。レーザ光源3から出射されたパルスレーザビームが、折り返しミラー4で反射され、部分反射鏡5を透過して、XYスキャナ6に入射する。レーザ光源3は、トリガコントローラ2からトリガ信号が入力されると、入力されたトリガ信号のパルス幅に応じたパルス幅のパルスレーザビームを出射する。レーザ光源3として、例えば炭酸ガスレーザ発振器が用いられる。
XYスキャナ6は、スキャナコントローラ9からの制御を受けて、入射したレーザビームを2次元方向に走査する。XYスキャナ6で走査されたレーザビームが、fθレンズ7により収束されて、加工対象物20に入射する。加工対象物20は、例えばプリント配線基板であり、XYステージ8に保持されている。加工対象物20の表面に、穴を形成すべき複数の位置が画定されている。XYスキャナ6は、一対のガルバノミラーを含む。XYスキャナ6を制御することにより、加工対象物20の表面上の所望の位置にレーザビームを入射させることができる。トリガコントローラ2及びスキャナコントローラ9は、制御装置1からの制御を受ける。
部分反射鏡5で反射されたパルスレーザビームがフォトディテクタ10に入射する。フォトディテクタ10は、入射するパルスレーザビームの光強度を測定し、測定結果をパルス判定装置11に送出する。トリガコントローラ2がパルス判定装置11に動作タイミング信号を送出する。パルス判定装置11は、動作タイミング信号を受信すると、その時点の光強度が基準値以上か否かを判定し、判定結果をトリガコントローラ2に返信する。
図1Bに、制御装置1、トリガコントローラ2、及びスキャナコントローラ9のより詳細なブロック図を示す。制御装置1、トリガコントローラ2、及びスキャナコントローラ9は、バスにより接続されている。制御装置1に加工制御プログラム1Aが格納されている。トリガコントローラ2に、照射条件設定エリア2Aが準備されている。制御装置1が、トリガコントローラ2の照射条件設定エリア2Aに照射条件を設定する。照射条件は、照射するパルスレーザビームの繰り返し周波数、パルス幅、及び出射するショット数等を含む。
スキャナコントローラ9に、コマンド設定エリア9C、第1の目標位置設定エリア9A、及び第2の目標位置設定エリア9Bが準備されている。制御装置1が、スキャナコントローラ9の第1の目標位置設定エリア9A及び第2の目標位置設定エリア9Bに、レーザビームを入射すべき目標位置を設定する。制御装置1からスキャナコントローラ9に移動指令が通知されると、スキャナコントローラ9は、第1の目標位置設定エリア9A及び第2の目標位置設定エリア9Bから一方を選択し、選択された目標位置設定エリアに設定されている目標位置にレーザビームが入射するように、XYスキャナ6を制御する。移動指令の通知は、具体的には、コマンド設定エリア9Cに移動指令コマンドを設定することにより行われる。第1の目標位置設定エリア9A及び第2の目標位置設定エリア9Bは、移動指令を受ける度に交互に選択される。
スキャナコントローラ9は、2つの目標位置設定エリア9A及び9Bを有するため、次に照射すべき位置と、その次に照射すべき位置とを記憶することができる。このため、次に照射すべき位置にレーザビームが入射するように、XYスキャナ6が動作している期間に、その次にレーザビームを照射すべき位置までの軌跡を計算しておくことができる。
レーザビームの入射する位置が目標位置に整定されると、スキャナコントローラ9は、トリガコントローラ2に整定完了を通知する。
トリガコントローラ2は、整定完了の通知を受けると、照射条件に基づいて、所定のパルス幅のパルスレーザビームを、所定の繰り返し周波数で、所定のショット数だけ出射するように、レーザ光源3にトリガ信号を送出する。パルスレーザビームの出射が完了すると、制御装置1に照射完了を通知する。このとき、トリガコントローラ2は、パルス判定装置11から通知された判定結果に基づいて、必要であれば追加のレーサパルスを出射するように、レーザ光源3を制御する。
制御装置1が照射完了の通知を受けると、照射完了時に対応する加工制御プログラム1Aのプロセスが起動される。加工制御プログラム1Aは、スキャナコントローラ9の目標位置設定エリア9A及び9Bから一方を選択し、選択された目標位置設定エリアに次の目標位置を設定する。
さらに、制御装置1は、照射完了の通知を受けると、加工制御プログラム1Aの起動とは独立して、ゲートアレイ1Bを経由することによって、スキャナコントローラ9に移動指令を通知する。加工制御プログラム1Aを起動することによってスキャナコントローラ9に移動指令を通知する場合に比べて、照射完了の受信から、移動指令の送出までの遅延時間が短くなる。
次に、図2及び図3を参照して、実施例によるレーザ加工装置の動作について説明する。図2は、制御装置1の加工制御プログラム1Aの状態遷移図を示し、図3は、制御装置1、トリガコントローラ2、スキャナコントローラ9、及びXYスキャナ6の間の信号の送受信の経過を示す。
図2に示すように、加工制御プログラム1Aが、休止状態A1において加工開始指令を受信する。加工開始指令は、例えば外部のパーソナルコンピュータ等から制御装置1に送出される。なお、このとき、穴を形成すべき複数の位置、及び照射条件も、パーソナルコンピュータから制御装置1に与えられる。
制御装置1は、加工開始指令を受信すると、トリガコントローラ2に照射条件を設定する。さらに、制御装置1は、スキャナコントローラ9の第1の目標位置設定エリア9Aに、最初に加工すべき穴の位置#1(具体的には、X座標とY座標)を設定する。さらに、制御装置1は、スキャナコントローラ9に移動指令を通知する。
スキャナコントローラ9に目標位置#1が設定されたら、スキャナコントローラ9は、現在のレーザビーム入射位置から目標位置#1までの軌跡を計算する。さらに、移動指令の通知を受けると、XYスキャナ6を制御して、レーザビームの入射位置を目標位置#1に移動させる。
制御装置1は、移動指令を通知した後、次に加工すべき穴の位置#2を、スキャナコントローラ9の第2の目標位置設定エリア9Bに設定する。目標位置#2の設定を行った後、加工制御プログラム1Aの状態は、照射完了待ち状態A2に遷移する。XYスキャナ6が動作している期間、スキャナコントローラ9は、目標位置#1から次の目標位置#2までの軌跡を計算する。
XYスキャナ6は、レーザビームの入射位置が目標位置#1へ移動し、その位置が整定されと、スキャナコントローラ9に整定完了を通知する。スキャナコントローラ9は、トリガコントローラ2に整定完了を通知する。
トリガコントローラ2は、整定完了の通知を受けると、照射条件設定エリア2Aに設定されている照射条件でレーザビームが照射されるように、レーザ光源3にトリガ信号を送出する。レーザビームの照射が完了すると、トリガコントローラ2は、制御装置1に照射完了を通知する。
図1Bに示したように、照射完了の通知は、加工制御プログラム1Aに引き渡されると共に、ゲートアレイ回路1Bを経由して、移動指令としてスキャナコントローラ9に送出される。スキャナコントローラ9は、この移動指令の通知を受けると、レーザビームの入射位置が目標位置#2に移動するように、XYスキャナ6を制御する。これによりレーザビームの入射位置が目標位置#2に整定される。
加工制御プログラム1Aは、照射完了の通知を受けると、ステップS1において、未加工の穴があるか否かを判定する。未加工の穴がない場合、すなわち加工すべき穴の加工がすべて完了した場合には、休止状態A1に戻る。未加工の穴がある場合には、ステップS2において、目標位置を設定していない穴があるか否かを判定する。目標位置未設定の穴がある場合には、次に加工すべき穴の位置#3を、第1の目標位置設定エリア9Aに設定し、照射完了待ち状態A2に戻る。目標位置未設定の穴がない場合には、新たな目標位置の設定を行うことなく、照射完了待ち状態A2に戻る。
第1の目標位置設定エリア9Aに次の目標位置#3が設定されると、スキャナコントローラ9は、目標位置#2から#3までの軌跡を計算する。
XYスキャナ6が動作することにより、レーザビームの入射位置が目標位置#2に整定された後は、目標位置#1に整定された後の手順と同様の手順が繰り返される。
上記実施例においては、XYスキャナ6によりレーザビームの入射位置が整定されると、スキャナコントローラ9は、制御装置1を介することなく、トリガコントローラ2に整定完了を直接通知する。トリガコントローラ2は、整定完了の通知を受けると、直ちにレーザビームの照射を開始する。従来は、図4Bに示したように、整定完了の通知が加工制御プログラム1Aに引き渡され、整定完了待状態から照射完了待ち状態に遷移するタスクが起動されていた。このタスクにより、トリガコントローラ2に照射指令が通知される。
実施例によるレーザ加工装置においては、XYスキャナ6の整定完了からレーザビームの照射まで、制御装置1が介在しない。このため、整定完了から照射開始までの遅延時間を短くすることができる。
また、実施例においては、トリガコントローラ2から制御装置1に通知された照射完了通知が、ゲートアレイ回路を経由して、スキャナコントローラ9に移動指令通知として転送される。このため、加工制御プログラム1Aを起動して移動指令通知を送出する場合に比べて、照射完了からXYスキャナ6の制御開始までの遅延時間を短くすることができる。
上記実施例では、スキャナコントローラ9に、2つの目標位置設定エリア9A及び9Bを準備し、これらを交互に使用したが、3個以上の目標位置設定エリアを準備し、これらを順番に使用してもよい。
上記実施例では、トリガコントローラ2から、制御装置1のゲートアレイ1Bを介してスキャナコントローラ9に照射完了(移動指令)を通知したが、トリガコントローラ2からスキャナコントローラ9に、移動指令を直接通知してもよい。なお、この場合でも、制御装置1からスキャナコントローラ9に、次の目標位置を設定する必要があるため、トリガコントローラ2から制御装置1への照射完了通知は行う必要がある。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
(1A)は、実施例によるレーザ加工装置のブロック図であり、(1B)は、制御装置、トリガコントローラ、及びスキャナコントローラのより詳細なブロック図である。 実施例によるレーザ加工装置の制御装置に格納されている加工制御プログラムの状態遷移図である。 実施例によるレーザ加工装置の制御装置、トリガコントローラ、スキャナコントローラ、及びXYスキャナの間の信号の送受信の経過を示す線図である。 (4A)は、従来のレーザ加工装置のブロック図であり、(4B)は、従来のレーザ加工装置の制御装置、トリガコントローラ、スキャナコントローラ、及びXYスキャナの間の信号の送受信の経過を示す線図である。
符号の説明
1 制御装置
1A 加工制御プログラム
1B ゲートアレイ回路
2 トリガコントローラ
2A 照射条件設定エリア
3 レーザ光源
4 折り返しミラー
5 部分反射鏡
6 XYスキャナ
7 fθレンズ
8 XYステージ
9 スキャナコントローラ
9A 第1の目標位置設定エリア
9B 第2の目標位置設定エリア
9C コマンド設定エリア
10 フォトディテクタ
11 パルス判定装置
20 加工対象物

Claims (5)

  1. トリガ信号が入力されると、パルスレーザビームを出射するレーザ光源と、
    被照射物を保持するステージと、
    駆動信号に基づいて、前記レーザ光源から出射されたパルスレーザビームが、前記ステージに保持された被照射物の表面上を移動するように、該パルスレーザビームの進行方向を変化させるスキャナと、
    照射条件を記憶し、記憶されている照射条件に基づいて、前記レーザ光源に前記トリガ信号を送出するトリガコントローラと、
    目標位置を記憶しており、移動指令が通知されると、記憶されている目標位置にパルスレーザビームが入射するように、前記スキャナを制御するスキャナコントローラと、
    前記トリガコントローラに照射条件を設定し、前記スキャナコントローラに、パルスレーザビームを入射させるべき目標位置を設定するとともに、前記移動指令を通知する制御装置と
    を有し、
    前記スキャナコントローラは、パルスレーザビームの入射位置が目標位置に整定されると、前記トリガコントローラに整定完了を通知し、前記トリガコントローラは、前記整定完了が通知されると、記憶されている照射条件に基づいて前記レーザ光源にトリガ信号を送出し、照射が完了すると、前記制御装置に照射完了を通知するレーザ加工装置。
  2. 前記制御装置は、前記トリガコントローラから照射完了が通知されると、前記スキャナコントローラに移動指令を通知する請求項1に記載のレーザ加工装置。
  3. 前記制御装置は、前記照射完了が通知されると、前記スキャナコントローラに、次の目標位置を設定する請求項1または2に記載のレーザ加工装置。
  4. 前記制御装置は、前記照射完了が通知されると、ゲートアレイ回路を介して、前記スキャナコントローラに移動指令を通知する請求項1乃至3のいずれか1項に記載のレーザ加工装置。
  5. トリガ信号が入力されると、パルスレーザビームを出射するレーザ光源と、
    被照射物を保持するステージと、
    駆動信号に基づいて、前記レーザ光源から出射されたパルスレーザビームが、前記ステージに保持された被照射物の表面上を移動するように、該パルスレーザビームの進行方向を変化させるスキャナと、
    照射条件を記憶し、記憶されている照射条件に基づいて、前記レーザ光源に前記トリガ信号を送出するトリガコントローラと、
    目標位置を記憶しており、移動指令が通知されると、記憶されている目標位置にパルスレーザビームが入射するように、前記スキャナを制御するスキャナコントローラと、
    前記トリガコントローラに照射条件を設定し、前記スキャナコントローラに、パルスレーザビームを入射させるべき目標位置を設定するとともに、前記移動指令を通知する制御装置と
    を有し、
    前記トリガコントローラは、パルスレーザビームの照射が完了すると、前記制御装置に照射完了を通知し、前記制御装置は、照射完了が通知されると、ゲートアレイ回路を介して、前記スキャナコントローラに移動指令を通知するレーザ加工装置。
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