JP2017024065A - レーザ加工方法及びレーザ加工装置 - Google Patents
レーザ加工方法及びレーザ加工装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017024065A JP2017024065A JP2015148343A JP2015148343A JP2017024065A JP 2017024065 A JP2017024065 A JP 2017024065A JP 2015148343 A JP2015148343 A JP 2015148343A JP 2015148343 A JP2015148343 A JP 2015148343A JP 2017024065 A JP2017024065 A JP 2017024065A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laser
- control information
- acousto
- optic modulator
- aom
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Laser Beam Processing (AREA)
Abstract
本発明は、レーザ加工において、ガルバノミラーの走査エリア内でレーザエネルギーがばらつくのを抑え、結果的に高品質な穴明け加工を行えるようにすることを目的とする。
【解決手段】
ガルバノミラーの走査によって形成される領域を複数のブロックに論理的に分割して当該ブロック毎に前記音響光学変調器の出力を制御するための制御情報を記憶させておき、前記走査を行う場合に当該走査の位置に対応したブロックの前記制御情報を読み出し、当該制御情報に基づいて前記音響光学変調器の出力を制御することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
この方式においては、被加工物への加工は、被加工物を載置したテーブルの移動により、ガルバノミラーによる走査エリア毎に行われるようになっている。高品質加工のためには、レーザ発振系や光学系の高精度化が必要であるが、例えば、ガルバノミラーやfθレンズの精度が悪いと、走査エリア内でレーザエネルギーが一様でなくなり、結果的に穴径等が不均一となって、高品質な穴明けが行えない問題がある。
図4は本発明の一実施例となるレーザ加工装置のブロック図である。このレーザ加工装置では、被加工物である基板1はテーブル2上に載置されている。3はレーザパルスL1を発振するレーザ発振器、4はレーザ発振器3から出力されたレーザパルスL1を加工方向と非加工方向の二通りに分岐させる音響光学変調器(以下AOMと略す)、5はAOM4において加工方向へ分岐されたレーザパルスL2をfθレンズ6を経由して基板1の穴明け位置に照射するガルバノミラーである。このガルバノミラー5は回転することによりレーザパルスL2を走査し、ガルバノミラー5の一つの走査エリア分を単位にテーブル2を移動させ、基板1の異なる位置の加工を順次行うようになっている。7はAOM3において非加工方向へ分岐されたレーザパルスL3を吸収するダンパである。8はテーブル2に載置された基板1の近くの所定位置に載置されたアクリルからなるチェック用基板、9はチェック用基板8に明けられたチェック用の穴を上から光学的に読取るためのCCDカメラである。
全体制御部11に含まれる以上の機能要素のうちの一部は全体制御部11とは別個に設けられていても良く、また全体制御部11はここで説明する以外の制御機能も有し、図示されていない要素にも接続されている。
ガルバノ動作制御信号Gは、オフの時間帯でガルバノミラー5を静止させ、オンの時間帯でガルバノミラー5を回転させる。ガルバノミラー5が静止した状態で一つの穴位置にレーザが照射され、それが終了するとガルバノミラー5が回転することによってレーザパルスL2を次の穴位置に照射させるようになる。
AOM分波率制御信号Mは、AOM駆動信号Dと同期して出力される。
先ず、図5に示すように、ガルバノミラー5による走査エリア20は論理的にm行、n列、すなわちm×n個のブロック21に分割される。そのうえで、チェック用基板8を加工できる位置にテーブル2を相対移動させ、チェック用基板8にチェック用の穴を明ける。この場合、チェック用穴を明けるのは一つの走査エリア分だけであり、かつ図6に示すように各ブロック21毎に4個のチェック用穴22を明ければ良い。チェック用穴22の位置は、各ブロック21で見ると互いに等しくなっている。
本来の加工においては、先ずfθレンズ6からレーザ照射して加工ができる位置に基板1が来るようにテーブル2を移動させ、次にガルバノミラー5の一つの走査エリア分を単位にテーブル2を移動させ、基板1の異なる位置の加工を順次行うようになっている。この際、AOM分波率制御部18は、ガルバノミラー5が図6に示す走査エリア20内の各ブロック21内を走査する場合に、平均直径記憶部16からそのブロック21の平均直径を読み出し、さらに制御情報記憶部17からその平均直径に対応する制御情報を読み出し、それに応じたAOM分波率制御信号MをAOM4に与える。例えば、ブロックBx内を走査している期間は制御情報をαxとし、AOM分波率制御部18は制御情報αxに基づきAOM分波率制御信号MをAOM4に与え、その時の分波率を制御する。
本来の加工においては、上記チェック結果に基づき、ブロック21を単位にAOM4の分波率を適正分波率にするので、走査エリア内でのレーザエネルギーのばらつきを抑えることができ、高品質な穴明け加工を行えるようになる。
また制御情報記憶部17に記憶させる制御情報は、予め実験等により求めたAOM4の適正分波率に基づいたものとしたが、直径から自動的に求めることができるなら、その方法を利用しても良い。
この場合、図3における制御情報記憶部17に記憶させる制御情報は、基準に合った直径の穴が加工されるよう、AOM駆動信号Dの適正パルス幅を予め実験等によりブロック毎に求めておき、AOM駆動部13から出力されるAOM駆動信号Dが適正パルス幅になるようにAOM駆動部13を制御できるようにするための情報になる。
そしてAOM駆動部13は、ガルバノミラー5が図6に示す走査エリア20内の各ブロック21内を走査する場合に、平均直径記憶部16からそのブロック21の平均直径を読み出し、さらに制御情報記憶部17からその平均直径に対応する制御情報を読み出し、適正パルス幅のAOM駆動信号Dを出力する。
6:fθレンズ、7:ダンパ、8:チェック用基板、11:全体制御部、
12:レーザ発振制御部、13:AOM駆動制御部、14:ガルバノ制御部、
15:画像処理演算部、16:平均直径記憶部、17:制御情報記憶部17、
18:AOM分波率制御部、20:走査エリア、21:ブロック、22:チェック用穴
、L1〜L3:レーザパルス、S:レーザ発振指令信号、G:ガルバノ動作制御信号、
D:AOM駆動信号、M:AOM分波率制御信号
Claims (6)
- レーザ発振器で発振させたレーザパルスを加工方向と非加工方向の二通りに分岐させる音響光学変調器に入力し、当該音響光学変調器で加工方向に分岐させたレーザパルスを当該レーザパルスを走査するためのガルバノミラーに入力するレーザ加工方法において、前記ガルバノミラーの走査によって形成される領域を複数のブロックに論理的に分割して当該ブロック毎に前記音響光学変調器の出力を制御するための制御情報を記憶させておき、前記走査を行う場合に当該走査の位置に対応したブロックの前記制御情報を読み出し、当該制御情報に基づいて前記音響光学変調器の出力を制御することを特徴とするレーザ加工方法。
- 請求項1に記載のレーザ加工方法において、前記制御情報は前記音響光学変調器の分波率を制御するための情報であることを特徴とするレーザ加工方法。
- 請求項1に記載のレーザ加工方法において、前記制御情報は前記音響光学変調器が出力するレーザパルスのパルス幅を制御するための情報であることを特徴とするレーザ加工方法。
- レーザパルスを発振させるレーザ発振器と、当該レーザ発振器からのレーザパルスを加工方向と非加工方向の二通りに分岐させる音響光学変調器と、当該音響光学変調器で加工方向に分岐させたレーザパルスを走査するためのガルバノミラーとを有するレーザ加工装置において、前記ガルバノミラーの走査によって形成される領域を複数のブロックに論理的に分割して当該ブロック毎に前記音響光学変調器の出力を制御するための制御情報を記憶する制御情報記憶部と、前記走査を行う場合に当該走査の位置に対応したブロックの前記制御情報を前記制御情報記憶部から読み出し当該制御情報に基づき前記音響光学変調器の出力を制御する制御部とを備えることを特徴とするレーザ加工装置。
- 請求項4に記載のレーザ加工装置において、前記制御情報は前記音響光学変調器の分波率を制御するための情報であることを特徴とするレーザ加工装置。
- 請求項4に記載のレーザ加工装置において、前記制御情報は前記音響光学変調器が出力するレーザパルスのパルス幅を制御するための情報であることを特徴とするレーザ加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015148343A JP2017024065A (ja) | 2015-07-28 | 2015-07-28 | レーザ加工方法及びレーザ加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015148343A JP2017024065A (ja) | 2015-07-28 | 2015-07-28 | レーザ加工方法及びレーザ加工装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017024065A true JP2017024065A (ja) | 2017-02-02 |
JP2017024065A5 JP2017024065A5 (ja) | 2018-04-26 |
Family
ID=57949101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015148343A Pending JP2017024065A (ja) | 2015-07-28 | 2015-07-28 | レーザ加工方法及びレーザ加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017024065A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102018001571B4 (de) * | 2017-03-07 | 2021-03-25 | Fanuc Corporation | Laserverarbeitungsgerät und Vorrichtung zum maschinellen Lernen |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004358507A (ja) * | 2003-06-04 | 2004-12-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | レーザ加工装置とレーザ加工方法 |
JP2008238261A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-09 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | ビーム照射装置、及び、ビーム照射方法 |
JP2009056474A (ja) * | 2007-08-30 | 2009-03-19 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | レーザ加工装置及び加工方法 |
-
2015
- 2015-07-28 JP JP2015148343A patent/JP2017024065A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004358507A (ja) * | 2003-06-04 | 2004-12-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | レーザ加工装置とレーザ加工方法 |
JP2008238261A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-09 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | ビーム照射装置、及び、ビーム照射方法 |
JP2009056474A (ja) * | 2007-08-30 | 2009-03-19 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | レーザ加工装置及び加工方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102018001571B4 (de) * | 2017-03-07 | 2021-03-25 | Fanuc Corporation | Laserverarbeitungsgerät und Vorrichtung zum maschinellen Lernen |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4765378B2 (ja) | レーザ加工装置 | |
JP6325646B1 (ja) | ロボットを用いてレーザ加工を行うレーザ加工ロボットシステム及びレーザ加工ロボットの制御方法 | |
JP4847435B2 (ja) | レーザ加工装置、及び、レーザ加工方法 | |
CA2917563C (en) | Laser machining systems and methods | |
JP6773822B2 (ja) | Aodラウト加工用レーザシステム及び方法 | |
JP4614844B2 (ja) | レーザ加工方法及びレーザ加工装置 | |
JP2018167327A (ja) | レーザ加工装置及びレーザ加工方法 | |
JP2013544193A (ja) | レーザスクライブのテーパを減らす方法と装置 | |
JP6449094B2 (ja) | レーザ加工装置及びレーザ加工方法 | |
JP2017024065A (ja) | レーザ加工方法及びレーザ加工装置 | |
KR101897337B1 (ko) | 레이저 광선이 다중으로 편향되는 기판을 레이저 가공하기 위한 방법 및 장치 | |
JP6783165B2 (ja) | レーザ加工装置及びレーザ加工方法 | |
JP5901265B2 (ja) | パルスレーザ加工装置およびパルスレーザ加工方法 | |
JP6808552B2 (ja) | レーザ加工装置 | |
KR101451972B1 (ko) | 인필드 온더 플라이 기능을 이용한 레이저 다이렉트 패터닝 시스템 및 그 제어 방법 | |
JP2008006468A5 (ja) | ||
JP7348109B2 (ja) | レーザ加工装置の制御装置、レーザ加工装置、及びレーザ加工方法 | |
JP7386073B2 (ja) | レーザ加工装置及びレーザ加工方法 | |
JP2012196689A (ja) | レーザ加工方法及びそのプログラム | |
JP7051653B2 (ja) | レーザ加工装置、レーザ加工方法、その方法のためのプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 | |
JP7125254B2 (ja) | レーザ加工装置及びレーザ加工方法 | |
JP2019025505A (ja) | レーザ加工装置及びレーザ加工方法 | |
JP2018164915A (ja) | レーザ加工装置およびレーザ加工方法 | |
JP2018158359A (ja) | レーザ加工装置 | |
KR100817824B1 (ko) | 광위치결정유닛의 제어방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180316 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180403 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181130 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190108 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190221 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20190806 |