JP6150713B2 - レーザ照射方法および装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザ照射方法および装置に関し、さらに詳しくは、強度不足の部分や強度過剰の部分を生じることなく線状のレーザスポットを用いてレーザ照射することが出来るレーザ照射方法および装置に関する。
従来、材料層が積層された担体に正方形状のレーザスポットを照射して局所加熱し、材料層を担体から剥離するレーザリフトオフ装置が知られている。このレーザリフトオフ装置では、正方形状のレーザスポットを用いている。そのレーザスポットは、中央部ではレーザ強度が平坦であり、エッジ部ではレーザ強度が次第に弱くなるプロファイルを有している。そして、エッジ部が重複するように隣接する照射位置を決め、各照射位置でパルス的にレーザスポットを照射している(例えば、特許文献1参照。)。
他方、線状のレーザスポットを基板に照射するレーザ照射装置が知られている。線状のレーザスポットの長軸(=レーザスポットの長さ方向の軸で、幅方向の中心を通る。)上ではレーザ強度を平坦とみなせる平坦部とレーザ強度が次第に弱くなるエッジ部とからなるプロファイルを有し、短軸(=レーザスポットの幅方向の軸で、長さ方向の中心を通る。)上では略ガウス分布となるプロファイルを有している(例えば、特許文献2参照。)。
特開2012−28740号公報(図2) 特開2010−258171号公報(図3,図4)
上記従来のレーザリフトオフ装置では、正方形状のレーザスポットを用いているが、正方形状のレーザスポットでは照射面積が大きいため、所望のエネルギー密度を得るためには高出力の高価なレーザ発振器が必要になり、コスト高になる問題点がある。
他方、線状のレーザスポットでは照射面積が小さいため、低出力の安価なレーザ発振器でも所望のエネルギー密度を得ることが出来る。
ところが、上記従来のレーザリフトオフ装置のようにエッジ部が重複するように隣接する照射位置を決め、各照射位置でパルス的にレーザスポットを照射した場合、長軸方向の照射強度に過不足を生じてしまう問題点がある。
すなわち、図2に示すように、線状のレーザスポットWの長さ方向をy方向に向け、走査ラインL1に沿って+x方向にレーザスポットWを移動し(実際には加工対象物Bを−x方向に移動する。)、次に走査ラインL1から走査ライン間隔Pyだけ離れた走査ラインL2に沿って−x方向にレーザスポットWを移動し、次に走査ラインL2から走査ライン間隔Pyだけ離れた走査ラインL3に沿って+x方向にレーザスポットWを移動し、次に走査ラインL3から走査ライン間隔Pyだけ離れた走査ラインL4に沿って−x方向にレーザスポットWを移動し、次に走査ラインL4から走査ライン間隔Pyだけ離れた走査ラインL5に沿って+x方向にレーザスポットWを移動して、加工対象物Bの全面を走査するものとする。
図3に、レーザスポットWを例示する。
図3の(a)に示すように、レーザスポットWの長さをWyとし、幅をWxとする。Wyは例えば8mmであり、Wxは例えば0.06mmである。なお、図示の都合上、図3では幅方向を誇張して描いている。
レーザスポットWの長軸をCyとし、短軸をCxとする。また、長軸Cyからx方向にWx/4だけ離れたy方向の軸を中間軸Myとする。
図3の(b)に示すように、レーザスポットWの長軸Cy上では、レーザ強度を平坦とみなせる平坦部Fycとレーザ強度が次第に弱くなるエッジ部SycとからなるプロファイルIycを有する。
図3の(c)に示すように、レーザスポットWの短軸Cx上では、略ガウス分布となるプロファイルIxcを有する。
図3の(d)に示すように、レーザスポットWの中間軸My上では、レーザ強度を平坦とみなせる平坦部Fymとレーザ強度が次第に弱くなるエッジ部SymとからなるプロファイルIymを有する。
長軸Cy上のプロファイルIycに比べて、中間軸My上のプロファイルIymは、レーザ強度が半分になり、y方向の長さが短くなっている。
なお、図3は説明の便宜のために設定した形状であり、実際の形状は図9に示すように図3の形状を崩したような形状になっていることが多い。このような実際の形状でも、図3に示す形状と類似した性質を持つので、図3の形状を用いて説明をすすめる。
図11の(a)に示すように、レーザスポットWをラインL1に沿って+x方向に移動し、幅方向ピッチΛ=Wx/2ごとの照射位置でパルス的にレーザスポットWを照射し、次に走査ライン間隔Pyだけy方向に移動し、走査ラインL2に沿って−x方向に移動し、幅方向ピッチΛ=Wx/2ごとの照射位置でパルス的にレーザスポットを照射する。
このとき、上記従来のレーザリフトオフ装置と同様に、ラインL1上の照射位置でのレーザスポットWの長軸Cy(L1)とラインL2上の照射位置でのレーザスポットWの長軸Cy(L2)とを一致させるものとする。
また、図11の(b)に示すように、ラインL1上の照射位置での長軸Cy(L1)上のプロファイルIyc(L1)のエッジ部Syc(L1)とラインL2上の照射位置での長軸Cy(L2)上のプロファイルIyc(L2)のエッジ部Syc(L2)とが半分重複するように、走査ライン間隔Py=Wy−Syc/2とする。
すると、図11の(c)に示すように、長軸Cy(L1)およびCy(L2)上での合成されたプロファイルIyc(L1)+Iyc(L2)は、ほぼ平坦になる。
ところが、図11の(d)に示すように、ラインL1上の照射位置での中間軸My(L1)上のプロファイルIym(L1)のエッジ部Sym(L1)とラインL2上の照射位置での中間軸My(L2)上のプロファイルIym(L2)のエッジ部Sym(L2)とはほとんど重複しない。なお、中間軸My上では、x方向に隣接する2つの照射位置のレーザ強度が合成されるため、実際のレーザ強度は2倍になり、2・Iym(L1)と2・Iym(L2)になる。
このため、図11の(e)に示すように、中間軸My(L1)およびMy(L2)上での合成されたプロファイル2・Iym(L1)+2・Iym(L2)は、平坦にならず、強度不足の部分を生じてしまう問題点がある。
図12は、図11と同様であるが、図12の(d)に示すように、ラインL1上の照射位置での中間軸My(L1)上のプロファイルIym(L1)のエッジ部Sym(L1)とラインL2上の照射位置での中間軸My(L2)上のプロファイルIym(L2)のエッジ部Sym(L2)とが半分重複するように、走査ライン間隔Py=Wy−Sycとしたものである。
すると、図12の(e)に示すように、中間軸My(L1)およびMy(L2)上での合成されたプロファイル2・Iym(L1)+2・Iym(L2)は、ほぼ平坦になる。
ところが、図12の(b)に示すように、ラインL1上の照射位置での長軸Cy(L1)上のプロファイルIyc(L1)のエッジ部Syc(L1)とラインL2上の照射位置での長軸Cy(L2)上のプロファイルIyc(L2)のエッジ部Syc(L2)とはほとんど全部重複してしまう。
このため、図12の(c)に示すように、長軸Cy(L1)およびCy(L2)上での合成されたプロファイルIyc(L1)+Iyc(L2)は、平坦にならず、強度過剰の部分を生じてしまう問題点がある。
そこで、本発明の目的は、強度不足の部分や強度過剰の部分を生じることなく線状のレーザスポットを用いてレーザ照射することが出来るレーザ照射方法および装置を提供することにある。
第1の観点では、本発明は、加工対象物(B)のレーザ被照射領域に対応させてy方向に走査ライン間隔Pyで並ぶ平行な複数のx方向の走査ライン(L1,L2,L3,……)を設定し、長さWy,幅Wxの線状のレーザスポット(W)の長さ方向をy方向に向け、各走査ラインに沿って前記レーザスポット(W)を加工対象物(B)に対して相対移動しながら、幅方向ピッチΛの照射位置毎にレーザ照射するレーザ照射方法において、
隣接する走査ライン上での照射位置をx方向に位置ずれ量Δxだけ位置ずれさせると共に、照射されたレーザ強度の累積値が略均等になるように、走査ライン間隔Pyおよび幅方向ピッチΛおよび位置ずれ量Δx(ただし、0<Δx<Λ)を決めることを特徴とするレーザ照射方法を提供する。
図11および図12に示したレーザ照射方法では、隣接する走査ラインL1,L2上でのx方向の照射位置が一致していたため、長軸Cy(L1),Cy(L2)上でのプロファイルIyc(L1),Iyc(L2)の重複量と中間軸My上でのプロファイルIym(L1),Iym(L2)の重複量の差が大きくなり、一方の重複量を適正にすると他方の重複量が不適正になってしまう問題点があった。
これに対して、上記第1の観点によるレーザ照射方法では、隣接する走査ラインL1,L2上でのx方向の照射位置を位置ずれ量Δx(ただし、0<Δx<Λ)だけ位置ずれさせるので、レーザスポット(W)のプロファイルに合わせて位置ずれ量Δxを調整することで重複量に差が出ないようにすることが出来る。従って、照射されたレーザ強度の累積値が略均等になるように、走査ライン間隔Pyおよび幅方向ピッチΛも調整すれば、強度不足の部分や強度過剰の部分を生じることなく線状のレーザスポットを用いてレーザ照射することが出来る。
第2の観点では、本発明は、上記第1の観点によるレーザ照射方法において、線状のレーザスポット(W)の長さ方向とy方向とが成す角度θを無視できないときは、角度θ=0とみなせる場合に決められている位置ずれ量Δxを、前記走査ライン間隔Pyおよび前記幅方向ピッチΛと、角度θとに応じて、照射されたレーザ強度の累積値が略均等になるように、位置ずれ量Δxにレーザスポットの長さ×sinθを加算して補正したものにすることを特徴とするレーザ照射方法を提供する。
上記第2の観点によるレーザ照射方法では、線状のレーザスポット(W)の長さ方向がy方向と完全に一致しない場合でも、重複量に差が出ないような位置ずれ量Δxとすることが出来る。
第3の観点では、本発明は、上記第1または第2の観点によるレーザ照射方法において、走査ラインに沿っての相対移動方向が隣接する走査ラインで逆向きであり且つレーザ発振指示信号を与えてから実際にレーザ光の出射が開始されるまでの遅れ時間τを無視できないときは、遅れ時間τ=0とみなせる場合に決められている位置ずれ量Δxを、前記走査ライン間隔Pyおよび前記幅方向ピッチΛと、遅れ時間τとに応じて、照射されたレーザ強度の累積値が略均等になるように、レーザスポットに対する加工対象物の相対移動速度の大きさをVとして、位置ずれ量Δxに2・V・τを加算して補正したものにすることを特徴とするレーザ照射方法を提供する。
上記第3の観点によるレーザ照射方法では、遅れ時間τが無視できない場合でも、重複量に差が出ないような位置ずれ量Δxとすることが出来る。
第4の観点では、本発明は、長さWy,幅Wxの線状に整形したレーザスポット(W)をパルス状に出射するレーザ照射手段、加工対象物(B)を載せてx方向およびy方向に移動させうる加工対象物移動手段、及び、前記加工対象物(B)のレーザ被照射領域に対応させてy方向に走査ライン間隔Pyで並ぶ平行な複数のx方向の走査ライン(L1,L2,L3,……)を設定し、前記レーザスポット(W)の長さ方向をy方向に向け、各走査ラインにおける幅方向ピッチΛの照射位置毎にレーザ照射されるように前記加工対象物(B)をx方向に移動させ、且つ、隣接する走査ライン上での照射位置をx方向に位置ずれ量Δxだけ位置ずれさせる制御手段を具備し、照射されたレーザ強度の累積値が略均等になるように前記走査ライン間隔Pyおよび幅方向ピッチΛおよび位置ずれ量Δx(ただし、0<Δx<Λ)が決められていることを特徴とするレーザ照射装置を提供する。
上記第4の観点によるレーザ照射装置では、上記第1の観点によるレーザ照射方法を好適に実施できる。
第5の観点では、本発明は、上記第4の観点によるレーザ照射装置において、線状のレーザスポット(W)の長さ方向とy方向とが成す角度θを無視できないときは、前記制御手段は、角度θ=0とみなせる場合に決められている位置ずれ量Δxを、前記走査ライン間隔Pyおよび前記幅方向ピッチΛと、角度θとに応じて、照射されたレーザ強度の累積値が略均等になるように、位置ずれ量Δxにレーザスポットの長さ×sinθを加算して補正したものにすることを特徴とするレーザ照射装置を提供する。
上記第5の観点によるレーザ照射装置では、上記第2の観点によるレーザ照射方法を好適に実施できる。
第6の観点では、本発明は、上記第4または第5の観点によるレーザ照射装置において、走査ラインに沿っての相対移動方向が隣接する走査ラインで逆向きであり且つレーザ発振指示信号を与えてから実際にレーザ光の出射が開始されるまでの遅れ時間τを無視できないときは、前記制御手段は、遅れ時間τ=0とみなせる場合に決められている位置ずれ量Δxを、前記走査ライン間隔Pyおよび前記幅方向ピッチΛと、遅れ時間τとに応じて、照射されたレーザ強度の累積値が略均等になるように、レーザスポットに対する加工対象物の相対移動速度の大きさをVとして位置ずれ量Δxに、2・V・τを加算して補正したものにすることを特徴とするレーザ照射装置を提供する。
上記第6の観点によるレーザ照射装置では、上記第3の観点によるレーザ照射方法を好適に実施できる。
本発明のレーザ照射方法および装置によれば、強度不足の部分や強度過剰の部分を生じることなく線状のレーザスポットを用いてレーザ照射することが出来る。
実施例1に係るレーザ剥離装置を示す構成説明図である。 走査ラインの説明図である。 線状のレーザスポットとそのプロファイルの説明図である。 実施例1に係るレーザ照射方法を示す説明図である。 線状のレーザスポットの長さ方向とy方向とが成す角度θの説明図である。 線状のレーザスポットの長さ方向とy方向とが成す角度θに応じた補正方法を示す説明図である。 照射トリガ信号から照射実行までの遅れ時間τの説明図である。 照射トリガ信号から照射実行までの遅れ時間τに応じた補正方法を示す説明図である。 実際のレーザスポットの形状を示す説明図である。 走査ライン間隔Pyおよび幅方向ピッチΛおよび位置ずれ量Δxを決める処理を示すフロー図である。 比較例1に係るレーザ照射方法を示す説明図である。 比較例2に係るレーザ照射方法を示す説明図である。
以下、図に示す実施の形態により本発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
−実施例1−
図1は、実施例1に係るレーザ剥離装置100を示す構成説明図である。
このレーザ剥離装置100は、紫外線波長のレーザ光をパルス状に出射するレーザ発振器1と、アテネータ2と、ミラー3と、線状のレーザスポットWに整形するためのビーム整形器4と、レンズ系5と、加工対象物Bを載置しx方向およびy方向に移動するためのステージ6と、x方向移動モータ7と、y方向移動モータ8と、x方向移動ドライバ9と、y方向移動ドライバ10と、レーザ発振器1の制御やx方向移動モータ7の制御やy方向移動モータ8の制御などを行うシステムコントローラ11とを具備している。
加工対象物Bは、例えば厚さ500μm〜1000μmのガラス製担体の表面に厚さ数10μmのプラスチック基板(例えばポリイミド・フィルム基板)が積層されたものである。プラスチック基板には、例えば有機EL素子と端子とが製作されている。
加工対象物Bは、ガラス製担体をレーザ照射側にしてステージ6上に載置される。
ガラス製担体を通してレーザ照射し局所加熱することで、プラスチック基板をガラス製担体から剥離させる。
レーザ発振器1は、例えばレーザ媒質をNd:YAGとするLD励起レーザである。
レーザ発振器1の出力は例えば50Wであるが、加工対象物Bに例えば10Wで照射されるようにアテネータ2を調節する。
レーザ光の波長は、例えば1064nmを波長変換した355nmである。
レーザ光をパルス状に出射する周期T1は、例えば1/6000秒である。
図2に示すように、線状のレーザスポットWの長さ方向をy方向に向け、ステージ6により加工対象物Bを−x方向に速度Vで移動し、走査ラインL1に沿って+x方向に加工対象物Bを走査する。速度Vは、例えば180mm/秒である。
次にステージ6により加工対象物Bを−y方向に走査ライン間隔Pyだけ移動する。
次に、ステージ6により加工対象物Bを+x方向に速度Vで移動し、走査ラインL2に沿って−x方向にレーザスポットWで加工対象物Bを走査する。
次にステージ6により加工対象物Bを−y方向に走査ライン間隔Pyだけ移動する。
次に、ステージ6により加工対象物Bを−x方向に速度Vで移動し、走査ラインL3に沿って−x方向にレーザスポットWで加工対象物Bを走査する。
次にステージ6により加工対象物Bを−y方向に走査ライン間隔Pyだけ移動する。
次に、ステージ6により加工対象物Bを−x方向に速度Vで移動し、走査ラインL4に沿って+x方向にレーザスポットWで加工対象物Bを走査する。
次にステージ6により加工対象物Bを−y方向に走査ライン間隔Pyだけ移動する。
次に、ステージ6により加工対象物Bを+x方向に速度Vで移動し、走査ラインL5に沿って+x方向にレーザスポットWで加工対象物Bを走査する。
走査ラインL3に沿ってレーザスポットWで加工対象物Bを走査する時、レーザスポットWでパルス状に加工対象物Bへのレーザ照射を繰り返す。
また、加工対象物Bへのレーザ照射を行う時以外でも、レーザ発振器1でレーザ光をパルス状に出射することを繰り返し、レーザ光強度を一定に維持する。
図3の(a)に示すように、レーザスポットWの長さをWyとし、幅をWxとする。Wyは例えば8mmであり、Wxは例えば0.06mmである。なお、図示の都合上、図3では幅方向を誇張して描いている。
レーザスポットWの長軸をCyとし、短軸をCxとする。また、長軸Cyからx方向にWx/4だけ離れたy方向の軸を中間軸Myとする。
図3の(b)に示すように、レーザスポットWの長軸Cy上では、レーザ強度を平坦とみなせる平坦部Fycとレーザ強度が次第に弱くなるエッジ部SycとからなるプロファイルIycを有する。
図3の(c)に示すように、レーザスポットWの短軸Cx上では、略ガウス分布となるプロファイルIxcを有する。
図3の(d)に示すように、レーザスポットWの中間軸My上では、レーザ強度を平坦とみなせる平坦部Fymとレーザ強度が次第に弱くなるエッジ部SymとからなるプロファイルIymを有する。
長軸Cy上のプロファイルIycに比べて、中間軸My上のプロファイルIymは、レーザ強度が半分になり、y方向の長さが短くなっている。
図4の(a)に示すように、走査ラインL1に沿ってレーザスポットWで+x方向に加工対象物Bを走査するとき、幅方向ピッチΛ=Wx/2ごとの照射位置でパルス的にレーザスポットWを照射する。Wx=0.06mmならΛ=0.03mmである。Λ=V×T1でもある。すなわち、V=180mm/秒,T1=1/6000秒なら、Λ=180mm/6000=0.03mmである。システムコントローラ11は、走査ラインL1上でレーザスポットWを照射した照射位置を記憶しておく。
次に、走査ラインL2に沿ってレーザスポットWで−x方向に加工対象物Bを走査するときも、幅方向ピッチΛ=Wx/2ごとの照射位置でパルス的にレーザスポットWを照射する。ただし、システムコントローラ11は、記憶していた走査ラインL1上での照射位置をx方向に位置ずれ量Δx=Wx/4だけ位置ずれさせた位置を走査ラインL2上での照射位置とする。
すなわち、走査ラインL1上での照射位置における長軸Cy(L1)と走査ラインL2上での照射位置における長軸Cy(L2)とをΔx=Wx/4だけ位置ずれさせる。これにより、ラインL1上の照射位置での長軸Cy(L1)とラインL2上の照射位置での中間軸My(L2)とが一致する。また、ラインL1上の照射位置での中間軸My(L1)とラインL2上の照射位置での長軸Cy(L2)とが一致する。
奇数番目の走査ライン(L3,L5)に沿ってレーザスポットWで+x方向に加工対象物Bを走査するときは、走査ラインL1に沿ってレーザスポットWで+x方向に加工対象物Bを走査するときと同じである。
偶数番目の走査ライン(L4)に沿ってレーザスポットWで+x方向に加工対象物Bを走査するときは、走査ラインL2に沿ってレーザスポットWで+x方向に加工対象物Bを走査するときと同じである。
なお、レーザ発振器1は周期T1でレーザ光をパルス状に出射することを繰り返しているので、システムコントローラ11は、レーザ光の出射タイミングを基にステージ6の移動タイミングを制御することにより、照射位置を制御する。
図4の(b)に示すように、走査ラインL1上の照射位置での長軸Cy(L1)上のプロファイルIyc(L1)のエッジ部Syc(L1)と走査ラインL2上の照射位置での中間軸My(L2)上のプロファイルIym(L2)のエッジ部Sym(L2)とが半分重複するように、走査ライン間隔Pyを調整する。例えばPy=Wy−(Syc+Sym)/2を基準として微調整すればよい。なお、中間軸My上では、x方向に隣接する2つの照射位置のレーザ強度が合成されるため、実際のレーザ強度は2倍になり、2・Iym(L2)になる。
すると、図4の(c)に示すように、長軸Cy(L1)および中間軸My(L2)上での合成されたプロファイルIyc(L1)+2・Iym(L2)は、ほぼ平坦になる。
次に、図4の(b)に示すように走査ライン間隔Pyを調整すると、図4の(d)に示すように、走査ラインL1上の照射位置での中間軸My(L1)上のプロファイルIym(L1)のエッジ部Sym(L1)と走査ラインL2上の照射位置での長軸Cy(L2)上のプロファイルIyc(L2)のエッジ部Syc(L2)とが半分重複するようになる。なお、中間軸My上では、x方向に隣接する2つの照射位置のレーザ強度が合成されるため、実際のレーザ強度は2倍になり、2・Iym(L1)になる。
すると、図4の(e)に示すように、中間軸My(L1)および長軸Cy(L2)上での合成されたプロファイル2・Iym(L1)+Iyc(L2)も、ほぼ平坦になる。
奇数番目の走査ライン上の照射位置と偶数番目の走査ライン上の照射位置の位置関係は、1番目の走査ラインL1上の照射位置と2番目の走査ラインL2上の照射位置の位置関係と同じになる。
実施例1のレーザ剥離装置100によれば、照射されたレーザ強度の累積値が略均等になるように、走査ライン間隔Pyおよび幅方向ピッチΛおよび位置ずれ量Δxを決めているため、強度不足の部分や強度過剰の部分を生じることなく線状のレーザスポットWを用いてレーザ照射し、加工対象物Bを居所加熱することが出来る。従って、プラスチック基板やそれに取り付けられた部品に損傷を与えることなく、ガラス製担体からプラスチック基板を好適に剥離することは出来る。
−実施例2−
図5に示すように、レーザスポットWの長さ方向とy方向とが角度θを成しており、この角度θを無視できないとする。
図6に示すように、システムコントローラ11は、角度θに応じて位置ずれ量Δxを補正する。角度θ=0とみなせるときの位置ずれ量をΔxとし、補正量をD1とすると、隣接する走査ラインにおける補正した位置ずれ量Δx’=Δx+D1となる。
角度θ=0とみなせないこと以外は実施例1と同じ条件の場合、Δx=Wx/4,D1=Wy・sinθである。
なお、角度θは、ミラー3とビーム整形器4の調整に依存しており、それらを調整した後は一定になる。
実施例2のレーザ剥離装置によれば、角度θを無視できない場合でも、奇数番目の走査ライン上の照射位置での長軸Cyと偶数番目の走査ライン上の照射位置での中間軸Myとが一致し、奇数番目の走査ライン上の照射位置での中間軸Myと偶数番目の走査ライン上の照射位置での長軸Cyとが一致するようになる。
−実施例3−
図7に示すように、システムコントローラ11がレーザ発振器1にレーザ発振指示信号を与えてから実際にレーザ光の出射が開始されるまでに遅れ時間τがあり、この遅れ時間τを無視できないとする。
図8に示すように、システムコントローラ11は、遅れ時間τに応じて位置ずれ量Δxを補正する。遅れ時間τ=0とみなせるときの位置ずれ量をΔxとし、補正量をD2とすると、隣接する走査ラインにおける補正した位置ずれ量Δx’=Δx+D2となる。
遅れ時間τ=0とみなせないこと以外は実施例1と同じ条件の場合、Δx=Wx/4,D2=2・V・τである。
実施例3のレーザ剥離装置によれば、遅れ時間τを無視できない場合でも、奇数番目の走査ライン上の照射位置での長軸Cyと偶数番目の走査ライン上の照射位置での中間軸Myとが一致し、奇数番目の走査ライン上の照射位置での中間軸Myと偶数番目の走査ライン上の照射位置での長軸Cyとが一致するようになる。
−実施例4−
角度θおよび遅れ時間τの両方を無視できない場合、システムコントローラ11は、角度θおよび遅れ時間τに応じて位置ずれ量Δxを補正する。角度θ=0且つ遅れ時間τ=0とみなせるときの位置ずれ量をΔxとし、角度θに応じた補正量をD1とし、遅れ時間τに応じた補正量をD2とすると、隣接する走査ラインにおける補正した位置ずれ量Δx’=Δx+D1D2となる。
角度θ=0且つ遅れ時間τ=0とみなせないこと以外は実施例1と同じ条件の場合、Δx=Wx/4,D1=Wy・sinθ,D2=2・V・τである。
実施例4のレーザ剥離装置によれば、角度θおよび遅れ時間τの両方を無視できない場合でも、奇数番目の走査ライン上の照射位置での長軸Cyと偶数番目の走査ライン上の照射位置での中間軸Myとが一致し、奇数番目の走査ライン上の照射位置での中間軸Myと偶数番目の走査ライン上の照射位置での長軸Cyとが一致するようになる。
−実施例5−
図9に示すように、実際のレーザスポットWの形状は、図3に示す形状から崩れた形状になっていることが多い。そこで、実際には、個々のレーザ剥離装置についてカットアンドトライで走査ライン間隔Pyおよび幅方向ピッチΛおよび位置ずれ量Δxを決める。
図10は、走査ライン間隔Py,幅方向ピッチΛおよび位置ずれ量Δxの設定処理を示すフロー図である。
ステップS1では、レーザ剥離装置に加工対象物Bをセットし、ある幅方向ピッチΛで一つの走査ラインに沿って照射することを幅方向ピッチΛを変えて繰り返し、x方向について最も均等に照射できる幅方向ピッチΛを探索し、設定する
ステップS2では、ある走査ライン間隔Pyおよび位置ずれ量Δxで隣接する二つの走査ラインに沿って照射することを走査ライン間隔Pyおよび位置ずれ量Δxを変えて繰り返し、y方向について最も均等に照射できる走査ライン間隔Pyおよび位置ずれ量Δxを探索し、設定する。
そして、処理を終了する。
実施例5によれば、個々のレーザ剥離装置について最適の走査ライン間隔Py,幅方向ピッチΛおよび位置ずれ量Δxを設定することが出来る。
本発明のレーザ照射方法および装置は、例えばガラス製担体上に形成したプラスチック基板を剥離するための処理に利用できる。
1 レーザ発振器
2 アテネータ
3 ミラー
4 ビーム整形器
5 レンズ系
6 ステージ
7 x方向移動モータ
8 y方向移動モータ
9 x方向移動ドライバ
10 y方向移動ドライバ
11 システムコントローラ
100 レーザ剥離装置
B 加工対象物
W レーザスポット

Claims (6)

  1. 加工対象物(B)のレーザ被照射領域に対応させてy方向に走査ライン間隔Pyで並ぶ平行な複数のx方向の走査ライン(L1,L2,L3,……)を設定し、長さWy,幅Wxの線状のレーザスポット(W)の長さ方向をy方向に向け、各走査ラインに沿って前記レーザスポット(W)を加工対象物(B)に対して相対移動しながら、幅方向ピッチΛの照射位置毎にレーザ照射するレーザ照射方法において、
    隣接する走査ライン上での照射位置をx方向に位置ずれ量Δxだけ位置ずれさせると共に、照射されたレーザ強度の累積値が略均等になるように、走査ライン間隔Pyおよび幅方向ピッチΛおよび位置ずれ量Δx(ただし、0<Δx<Λ)を決めることを特徴とするレーザ照射方法。
  2. 請求項1に記載のレーザ照射方法において、線状のレーザスポット(W)の長さ方向とy方向とが成す角度θを無視できないときは、角度θ=0とみなせる場合に決められている位置ずれ量Δxを、前記走査ライン間隔Pyおよび前記幅方向ピッチΛと、角度θとに応じて、照射されたレーザ強度の累積値が略均等になるように、位置ずれ量Δxにレーザスポットの長さ×sinθを加算して補正したものにすることを特徴とするレーザ照射方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載のレーザ照射方法において、走査ラインに沿っての相対移動方向が隣接する走査ラインで逆向きであり且つレーザ発振指示信号を与えてから実際にレーザ光の出射が開始されるまでの遅れ時間τを無視できないときは、遅れ時間τ=0とみなせる場合に決められている位置ずれ量Δxを、前記走査ライン間隔Pyおよび前記幅方向ピッチΛと、遅れ時間τとに応じて、照射されたレーザ強度の累積値が略均等になるように、レーザスポットに対する加工対象物の相対移動速度の大きさをVとして、位置ずれ量Δxに2・V・τを加算して補正したものにすることを特徴とするレーザ照射方法。
  4. 長さWy,幅Wxの線状に整形したレーザスポット(W)をパルス状に出射するレーザ照射手段、
    加工対象物(B)を載せてx方向およびy方向に移動させうる加工対象物移動手段、
    及び、
    前記加工対象物(B)のレーザ被照射領域に対応させてy方向に走査ライン間隔Pyで並ぶ平行な複数のx方向の走査ライン(L1,L2,L3,……)を設定し、前記レーザスポット(W)の長さ方向をy方向に向け、各走査ラインにおける幅方向ピッチΛの照射位置毎にレーザ照射されるように前記加工対象物(B)をx方向に移動させ、且つ、隣接する走査ライン上での照射位置をx方向に位置ずれ量Δxだけ位置ずれさせる制御手段を具備し、
    照射されたレーザ強度の累積値が略均等になるように前記走査ライン間隔Pyおよび幅方向ピッチΛおよび位置ずれ量Δx(ただし、0<Δx<Λ)が決められていることを特徴とするレーザ照射装置。
  5. 請求項4に記載のレーザ照射装置において、線状のレーザスポット(W)の長さ方向とy方向とが成す角度θを無視できないときは、前記制御手段は、角度θ=0とみなせる場合に決められている位置ずれ量Δxを、前記走査ライン間隔Pyおよび前記幅方向ピッチΛと、角度θとに応じて、照射されたレーザ強度の累積値が略均等になるように、位置ずれ量Δxにレーザスポットの長さ×sinθを加算して補正したものにすることを特徴とするレーザ照射装置。
  6. 請求項4または請求項5に記載のレーザ照射装置において、走査ラインに沿っての相対移動方向が隣接する走査ラインで逆向きであり且つレーザ発振指示信号を与えてから実際にレーザ光の出射が開始されるまでの遅れ時間τを無視できないときは、前記制御手段は、遅れ時間τ=0とみなせる場合に決められている位置ずれ量Δxを、前記走査ライン間隔Pyおよび前記幅方向ピッチΛと、遅れ時間τとに応じて、照射されたレーザ強度の累積値が略均等になるように、レーザスポットに対する加工対象物の相対移動速度の大きさをVとして位置ずれ量Δxに、2・V・τを加算して補正したものにすることを特徴とするレーザ照射装置。
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