JP3872462B2 - レーザ加工装置、及びレーザ加工方法 - Google Patents

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本発明は、レーザ加工装置及びレーザ加工方法に関し、特に1本のレーザ光を時間的に複数の光路に振り分けて加工を行えるレーザ加工装置及びレーザ加工方法に関する。
プリント基板上に形成すべきビアホールの数は増大する傾向にある。そのため、効率的にビアホールを形成する技術が望まれる。特許文献1には、一つの光源から放射されたパルスレーザ光を、半波長板、電気光学素子及び偏光板を用いて、2つの導光光学系に交互に入射させるようにしたレーザ加工装置が開示されている。即ち、この装置では、2つの導光光学系を交互に用いてレーザ加工を行う。一方の導光光学系を用いてビアホールを形成する間に、他方の導光光学系ではガルバノスキャナを作動させる。従って、ガルバノスキャナが作動している期間に光源から放射されたパルスレーザ光も有効に利用できる。その結果、ビアホールを効率的に形成できる。
特開2002−11584号公報
ビアホールの加工品質を向上させることが望まれている。また、より構成の簡素なレーザ加工装置が望まれている。
本発明の目的は、ビアホールを形成する加工等のレーザ加工を効率的に行えると共に、その加工品質を向上させることのできる技術を提供することにある。本発明の他の目的は、ビアホールを形成する加工等のレーザ加工を効率的に行えるレーザ加工装置を簡素に実現することにある。
本発明の一観点によれば、パルスレーザ光を放射する光源と、それぞれ自己に入射したパルスレーザ光を加工対象物上へ導く複数の導光光学系と、前記光源から放射されたパルスレーザ光が入射する位置に配置され、入射したパルスレーザ光を偏向する機能と、該パルスレーザ光の1パルスあたりのエネルギを変更する機能とを有する光学手段と、前記光源から放射されたパルスレーザ光が前記光学手段によって偏向されることにより前記複数の導光光学系に時間的に振り分けられるように入射され、かつ時間的に振り分けられて一つの前記導光光学系にパルスレーザ光が入射されている期間に、前記光学手段を通過したパルスレーザ光の1パルスあたりのエネルギが変更されるよう前記光学手段を制御する制御手段とを備えたレーザ加工装置が提供される。
本発明の他の観点によれば、(a)光源から放射されたパルスレーザ光の入射先を、光学偏向器を用いて第1の導光光学系に設定する工程と、(b)前記第1の導光光学系に入射させるパルスレーザ光の1パルスあたりのエネルギを、前記光学偏向器を用いて第1の値に設定して、該第1の導光光学系によってパルスレーザ光が導かれる加工対象物上の位置に穴を途中段階まで形成する工程と、(c)前記第1の導光光学系に入射させるパルスレーザ光の1パルスあたりのエネルギを、前記光学偏向器を用いて前記第1の値とは異なる第2の値に設定して、前記工程(b)において途中段階まで形成された穴の底面を掘る工程と、(d)前記光源から放射されたパルスレーザ光の入射先を、前記光学偏向器を用いて前記第1の導光光学系から第2の導光光学系に変更する工程と、(e)前記第2の導光光学系に入射させるパルスレーザ光の1パルスあたりのエネルギを、前記光学偏向器を用いて第1の値に設定して、該第2の導光光学系によってパルスレーザ光が導かれる加工対象物上の位置に穴を途中段階まで形成する工程と、(f)前記第2の導光光学系に入射させるパルスレーザ光の1パルスあたりのエネルギを、前記光学偏向器を用いて前記第1の値とは異なる第2の値に設定して、前記工程(e)において途中段階まで形成された穴の底面を掘る工程とを有するレーザ加工方法が提供される。
本発明のさらに他の観点によれば、(a)一つの光源から放射されたパルスレーザ光を、光学偏向器を用いて、各々が自己に入射したパルスレーザ光を加工対象物上へ導く複数の導光光学系に、時間的に振り分けるように入射させる工程と、(b)前記工程(a)で時間的に振り分けられて一つの導光光学系にパルスレーザ光が入射している期間に、該導光光学系によってパルスレーザ光が導かれる前記加工対象物上の位置に穴を形成する工程であって、(1)該導光光学系に入射させるパルスレーザ光の1パルスあたりのエネルギを、前記光学偏向器を用いて第1の値に設定して、前記加工対象物に前記穴を途中段階まで形成し、(2)該導光光学系に入射させるパルスレーザ光の1パルスあたりのエネルギを、前記光学偏向器を用いて前記第1の値とは異なる第2の値に設定して、前記途中段階まで形成された穴の底面を掘る工程とを有するレーザ加工方法が提供される。
本発明によれば、光源から放射されたパルスレーザ光を有効に利用できるから、レーザ加工を効率的に行える。光源から放射されたパルスレーザ光の1パルスあたりのエネルギを調節することにより、レーザ加工の加工品質を向上できる。光源から放射されたパルスレーザ光を、複数の導光光学系に時間的に振り分けるように入射させる光学手段として、例えば一つの光学偏向器を用いることにより、レーザ加工装置の構成を簡素化できる。
図1は、実施例によるレーザ加工装置を示す。光源1がパルスレーザ光Lを放射する。光源1は、固体レーザ発振器と高調波発生器とを含む。固体レーザ発振器には、Nd:YAGレーザ発振器を用いる。高調波発生器には、非線形光学結晶を用いる。具体的には、光源1から放射されるパルスレーザ光Lは、Nd:YAGレーザの第3高調波である。
光源1から放射されたパルスレーザ光Lが、光軸Sに沿って進む。光軸S上には、音響媒体中で生じた回折格子でのブラッグ回折現象を利用した音響光学偏向器(AOD;Acoust Optic Deflector)2と、ダンパ4とがこの順に配置されている。AOD2は、パルスレーザ光を透過させる音響媒体に、その音響媒体内に伝搬させる超音波を発生する圧電振動子(トランスジューサ)が張り付けられて構成されている。圧電振動子は、外部から与えられるRF信号3に基づいて作動する。なお、音響媒体の材料としては、モリブデン酸鉛や二酸化テルル等が用いられる。
AOD2は、外部から圧電振動子にRF信号3が与えられていないときは、パルスレーザ光Lを回折させずに透過させる。回折されずにAOD2を透過したパルスレーザ光(0次回折光)Lは、そのまま光軸Sに沿って進み、ダンパ4に入射する。
一方、AOD2は、外部から圧電振動子にRF信号3が与えられているときは、自己に入射したパルスレーザ光Lを所定の角度だけ回折させる。これにより、AOD2から1次回折光が出射する。1次回折光の回折角をθとしたとき、sinθが音響媒体内を伝搬する超音波の周波数に比例する。音響媒体内を伝搬する超音波の周波数は、圧電振動子に与えられるRF信号3の周波数に等しい。即ち、RF信号3の周波数をfとしたとき、sinθ∝fなる関係が成り立つ。
従って、AOD2に与えるRF信号3の周波数fに基づいて、AOD2から出射される1次回折光の当該出射方向として、例えば光軸Sに対して角度θだけ傾斜した第1の光軸Sに沿う方向、又は光軸Sに対して角度θ(>θ)だけ傾斜した第2の光軸Sに沿う方向のうちのいずれか一方を選択できる。なお、θは例えば15度であり、θは例えば20度である。
第1の光軸Sに沿って進むパルスレーザ光(1次回折光)Lは第1の導光光学系Mに入射する。第2の光軸Sに沿って進むパルスレーザ光(1次回折光)Lは第2の導光光学系Mに入射する。第1の導光光学系M及び第2の導光光学系Mは、それぞれ自己に入射したパルスレーザ光を被加工基板W及びW上へ導く。
パルスレーザ光L及びLのパワーは、共にAOD2の回折効率によって決まる。回折効率とは、RF信号3がAOD2を構成する圧電振動子に入力されていないときの0次回折光のパワーに対する1次回折光のパワーの比をいう。AOD2の回折効率は、RF信号3の振幅に依存する。詳細には、AOD2の回折効率は、RF信号3の振幅を大きくすると大きくなり、RF信号3の振幅を小さくすると小さくなる。
従って、AOD2を構成する圧電振動子に与えるRF信号3の振幅Aに基づいて、パルスレーザ光L又はLのそれぞれのパワーを、例えばPとP(>P)の2段階に変化させることができる。なお、パルスレーザ光L又はLのパワーを変化させることにより、当該各パルスレーザ光L又はLの1パルスあたりのエネルギも変化することになる。
なお、RF信号3をAOD2に入力してパルスレーザ光Lを回折させているときであっても、パルスレーザ光Lのパワーは完全にはゼロにならない。パルスレーザ光Lは、レーザ加工には用いないので、ダンパ4に吸収させる。
コントローラ5が、AOD2を構成する圧電振動子にRF信号3を与える。またコントローラ5は、RF信号3の周波数f及び振幅Aをそれぞれ変化させる制御を行う。
図2は、第iの導光光学系Mの構成を示す概略図である。ここでは、iは1又は2である。即ち、第2の導光光学系Mの構成は、第1の導光光学系Mの構成と同様である。第iの光軸Sに沿って進むパルスレーザ光Lが第iの導光光学系Mに入射する。第iの導光光学系Mにおいて、パルスレーザ光Lが入射する位置にはミラー8が配置されている。ミラー8で反射されたパルスレーザ光Lの光路上には、コリーメータ9、マスク10、及びビームスプリッタ11がこの順に配置されている。コリメータ9は、パルスレーザ光Lをコリメートする。マスク10は、コリメートされたパルスレーザ光Lのビーム径を制限する。
ビームスプリッタ11は、ビーム径の制限されたパルスレーザ光Lを、互いに等しいパワーをもつ2本のパルスレーザ光Li1及びLi2に分岐する。分岐された一方のパルスレーザ光Li1は、ガルバノスキャナ12に入射する。他方のパルスレーザ光Li2は、ミラー13で反射されて、他のガルバノスキャナ14に入射する。ガルバノスキャナ12及び14は、それぞれコントローラ5から与えられる駆動信号sigi1及びsigi2に従って作動する。
ガルバノスキャナ12を通過したパルスレーザ光Li1及びガルバノスキャナ14を通過したパルスレーザ光Li2は、それぞれfθレンズ15及び16によって被加工基板W上の異なる位置へ集光される。被加工基板Wは、XYステージ20に保持されている。被加工基板W上の、パルスレーザLi1及びLi2が集光された位置にそれぞれビアホールが形成される。
なお、ガルバノスキャナ12及びfθレンズ15を含んで第1のスキャン系50が構成されている。また、ミラー13、ガルバノスキャナ14、及びfθレンズ16を含んで第2のスキャン系60が構成されている。第2のスキャン系60は、X軸方向移動機構90により、X軸方向(被加工基板Wの表面に平行な方向、即ち図2の左右方向)に移動できる。なお、第1のスキャン系50は、X軸方向には固定されている。
図3(a)は、被加工基板Wの断面図である。コア層31の上に銅層32が積層されている。銅層32の上には樹脂層33が積層されている。さらに樹脂層33の上には銅層34が積層されている。被加工基板Wの表面にパルスレーザ光を複数ショット(例えば、50〜60ショット)照射する。すると、図3(c)に示すように、外側の銅層34と樹脂層33とを貫通し、内側の銅層32の表面に達するビアホール36が形成される。
樹脂をアブレーションさせるのに要するパルスレーザ光の1パルスあたりのエネルギ密度の閾値は、銅をアブレーションさせるのに要するパルスレーザ光の1パルスあたりのエネルギ密度の閾値よりも小さい。樹脂層33を掘るときのパルスレーザ光の照射面における1パルスあたりのエネルギ密度を、銅層34を掘るときと同じ値にすると、樹脂層33の下層の銅層32がパルスレーザ光を過剰に吸収して熱膨張する。そして、その熱膨張に起因して、樹脂層33と銅層32との間に剥離が生じてしまうことが考えられる。
そこで、一つのビアホールの形成工程を、前工程と後工程とに分ける。まず前工程では、照射面における1パルスあたりのエネルギ密度が、銅をアブレーションさせるのに要する閾値以上になる条件で、パルスレーザ光を銅層34に照射する。これにより、図3(b)に示すように銅層34のみを貫通する窓穴35を形成する。次に、後工程では、照射面における1パルスあたりのエネルギ密度が、銅をアブレーションさせるのに要する閾値よりも小さく、かつ樹脂をアブレーションさせるのに要する閾値以上になる条件で、パルスレーザ光を窓穴35を介して樹脂層33に照射する。これにより、樹脂層33を掘ってビアホール36を完成させる。
このように、樹脂層33を掘るときのパルスレーザ光の1パルスあたりのエネルギ密度を、銅層34を掘るときのパルスレーザ光の1パルスあたりのエネルギ密度よりも低下させることにより、銅層32と樹脂層33との間に剥離が生じてしまうこと等を防止できる。また、パルスレーザ光の1パルスあたりのエネルギ密度を、異なる層ごとにその層を掘るのに適した値へ変更することにより、ビアホールの加工品質を向上できる。即ち、側壁の切り立ったビアホール36を形成できる。
図4は、コントローラ5が行う制御を表すタイミングチャートである。上欄から順に、RF信号3の周波数変動、RF信号3の振幅変動、パルスレーザ光Lの波形、パルスレーザ光Lの波形、駆動信号sig11及びsig12の出力期間、並びに駆動信号sig21及びsig22の出力期間を示す。
RF信号3の周波数がfに保たれる第1の期間Tf1と、f(>f)に保たれる第2の期間Tf2とが交互に繰り返される。
まず、第1の期間Tf1では、RF信号3の周波数がfに保たれる。このとき、AOD2から出射する1次回折光の入射先として、第1の導光光学系Mが選択される。即ち、光源1から放射されたパルスレーザ光Lが、AOD2において角度θだけ回折されることにより、第1の導光光学系Mにパルスレーザ光Lが入射する。そして、第1の導光光学系Mから被加工基板Wに向けてパルスレーザ光L11及びL12が同時に出射する。これにより、被加工基板W上におけるパルスレーザ光L11及びL12の照射位置にそれぞれビアホール36が形成される。この間、第2の導光光学系Mには、パルスレーザ光Lは入射しない。
第1の期間Tf1中に、コントローラ5が、第2の導光光学系Mのガルバノスキャナ12及び14へそれぞれ駆動信号sig21及びsig22を送出する。つまり、第1の導光光学系Mを用いてビアホール36を形成する間に、第2の導光光学系Mでは、ガルバノスキャナ12及び14を前もって駆動しておく。第2の導光光学系Mのガルバノスキャナ12及び14は、この第1の期間Tf1の次の第2の期間Tf2においてビアホールを形成することとなる被加工基板W上の未加工領域へパルスレーザ光L21及びL22を照射させる姿勢となるように制御される。
第1の期間Tf1はさらに、RF信号3の振幅がAに保たれる期間TA2と、A(<A)に保たれる期間TA1とに分けられる。
はじめの期間TA2では、パルスレーザ光LのパワーがAOD2においてPに設定される。この期間が前工程である。このとき、パルスレーザ光Lを第1の導光光学系Mのビームスプリッタ11にて2分岐して得られるパルスレーザ光L11及びL12の照射面における1パルスあたりのエネルギ密度が、銅をアブレーションさせるのに要する閾値以上となる。これにより、被加工基板Wの銅層34におけるパルスレーザ光L11及びL12の照射位置がアブレーションされ、窓穴35が形成される。
残りの期間TA1では、パルスレーザ光LのパワーがPよりも小さなPに保たれる。この期間が、後工程である。このとき、パルスレーザ光Lを第1の導光光学系Mのビームスプリッタ11にて2分岐して得られるパルスレーザ光L11及びL12の照射面における1パルスあたりのエネルギ密度が、銅をアブレーションさせるのに要する閾値未満、樹脂をアブレーションさせるのに要する閾値以上となる。これにより、被加工基板Wの樹脂層33におけるパルスレーザ光L11及びL12の照射位置がそれぞれ掘られてビアホール36が完成する。
次に、第2の期間Tf2では、RF信号3の周波数がfに保たれる。このとき、AOD2から出射する1次回折光の入射先として、第2の導光光学系Mが選択される。即ち、光源1から放射されたパルスレーザ光Lが、AOD2において角度θだけ回折されることにより、第2の導光光学系Mにパルスレーザ光Lが入射する。そして、第2の導光光学系Mから被加工基板Wに向けてパルスレーザ光L21及びL22が同時に出射する。これにより、被加工基板W上におけるパルスレーザ光L21及びL22の照射位置にそれぞれビアホール36が形成される。この間、第1の導光光学系Mにはパルスレーザ光Lは入射しない。
第2の期間Tf2中に、コントローラ5が、第1の導光光学系Mのガルバノスキャナ12及び14へそれぞれ駆動信号sig11及びsig12を送出する。つまり、第2の導光光学系Mを用いてビアホール36を形成する間に、第1の導光光学系Mでは、ガルバノスキャナ12及び14を前もって駆動しておく。第1の導光光学系Mのガルバノスキャナ12及び14は、この第2の期間Tf1の次の第1の期間Tf2においてビアホールを形成することとなる被加工基板W上の未加工領域へパルスレーザ光L11及びL12を集光させる姿勢となるように制御される。
第2の期間Tf2はさらに、RF信号3の振幅がAに保たれる期間TA2と、A(<A)に保たれる期間TA1とに分けられる。
はじめの期間TA2では、パルスレーザ光LのパワーがAOD2においてPに設定される。この期間が前工程である。このとき、パルスレーザ光Lを第2の導光光学系Mのビームスプリッタ11にて2分岐して得られるパルスレーザ光L21及びL22の照射面における1パルスあたりのエネルギ密度が、銅をアブレーションさせるのに要する閾値以上となる。これにより、被加工基板Wの銅層34におけるパルスレーザ光L21及びL22の照射位置がアブレーションされ、窓穴35が形成される。
残りの期間TA1では、パルスレーザ光LのパワーがPよりも小さなPに保たれる。この期間が、後工程である。このとき、パルスレーザ光Lを第2の導光光学系Mのビームスプリッタ11にて2分岐して得られるパルスレーザ光L21及びL22の照射面における1パルスあたりのエネルギ密度が、銅をアブレーションさせるのに要する閾値未満、樹脂をアブレーションさせるのに要する閾値以上となる。これにより、被加工基板Wの樹脂層33におけるパルスレーザ光L21及びL22の照射位置がそれぞれ掘られてビアホール36が完成する。
以上のように、コントローラ5は、第1の期間Tf1と第2の期間Tf2とが交互に繰り返されるように、RF信号3の周波数を変化させる。即ち、コントローラ5は、光源1から放射されたパルスレーザ光が、1つのビアホール36を形成するのに必要なショット数(例えば50〜60ショット)ずつ、第1の導光光学系Mと第2の導光光学系Mとに交互に入射するようAOD2を制御する。
なお、光源1から放射されたパルスレーザ光を、所定ショット数ずつ第1の導光光学系Mと第2の導光光学系Mとに交互に入射させる光学手段として一つの光学素子であるAOD2を用いるから、半波長板、電気光学素子、及び偏光板の3つの光学素子を用いる従来技術に比べると、レーザ加工装置の構成を簡素化できる。
さらに、コントローラ5は、第1の期間Tf1及び第2の期間Tf2のそれぞれが、はじめの期間TA2と、残りの期間TA1とに分けられるように、RF信号3の振幅を変化させる。即ち、コントローラ5は、一つのビアホール36を形成するのに必要なショット数のうち、はじめの所定ショット分のパルスレーザ光の、照射面における1パルスあたりのエネルギ密度が、残りの所定ショット数分のパルスレーザ光の、照射面における1パルスあたりのエネルギ密度よりも大きくなるようにAOD2を制御する。
このようにして、被加工基板W及びWの双方にビアホール36を形成してゆく。但し、被加工基板W及びW上の全加工領域にビアホール36を形成するには、XYステージ20の駆動も必要となる。以下、XYステージ20の動作について説明する。
図5は、被加工基板Wの表面に予めレイアウトされる加工領域を模式的に示す斜視図である。被加工基板WとWとは同様の構成であるため、被加工基板Wのみを例示する。図5(a)に示すように、被加工基板W上には、例えば4行4列のマトリクス状に16個の加工領域が予めレイアウトされる。なお、一つの加工領域のサイズは例えば50mm×50mm程度である。
第1の導光光学系Mにおいて、第1のスキャン系50が加工領域R11から加工をはじめるとき、それと同時に第2のスキャン系60は、そこからX方向(図6中、右方向)に距離Dだけ隔てた加工領域R31から加工をはじめる。Dは、fθレンズ15とfθレンズ16との光軸中心間の距離を表す。第1のスキャン系50及び第2のスキャン系60は、それぞれガルバノスキャナ12及び14の駆動に基づいて、パルスレーザ光L11及びL12の照射位置を二次元方向に走査することができる。従って、XYテーブル20が被加工基板Wの保持位置を固定したままの状態で、加工領域R11及びR31内にそれぞれ所望数のビアホールを形成できる。なお、ガルバノスキャナ12及び14の駆動は、図5には示されていない第2の導光光学系M(図1参照)を用いてビアホールを形成する間に行うのは前述の通りである。
加工領域R11及びR31の双方に、所望数のビアホールを同時に形成した後に、次の加工領域R12及びR32がそれぞれ第1のスキャン系50及び第2のスキャン系60の直下にくるように、XYステージ20が被加工基板WをY方向(図5中、手前方向)に移動させる。このようにして、第1のスキャン系50及び第2のスキャン系60のそれぞれによって、Y方向に並ぶ1列分の加工領域R11〜R14及びR31〜R34の加工を終えたら、次の1列分の加工領域R21〜R24及びR41〜R44を加工するために、XYステージ20が被加工基板WをX方向(図5中、右方向)に移動させる。また、XYステージ20は、加工領域R21及びR41がそれぞれ第1のスキャン系50及び第2のスキャン系60の直下にくるように、被加工基板WをY方向(図5中、奥行き方向)に移動させる。このようにして、図5(a)中、二点鎖線で示す順序に従って加工を進めてゆく。
図5(b)に示すように、例えば被加工基板Wが図5(a)に示されているものより大きい場合には、第2のスキャン系60を第1のスキャン系50から遠ざけることができる。なお、第2のスキャン系60の移動は、図5には示されていないX軸方向移動機構90(図2参照)により行われる。これにより、図5(a)に示された例と同様に、被加工基板W上の半分の領域を第1のスキャン系50で加工するのと同時に、残り半分の領域を第2のスキャン系60で加工できる。このように、第2のスキャン系60をX軸方向に移動可能としたことにより、さまざまなサイズの被加工基板を効率的に加工できる。
以上、実施例について説明したが、本発明はこれに限られない。実施例では、光源1から放射されたレーザ光Lを分岐させずにAOD2に入射させたが、AOD2に入射させるレーザ光は、予め複数本に分岐されたレーザ光のうちの一本であってもよい。即ち、光源から放射された1本のレーザ光を、予めビームスプリッタやハーフミラー等の光分岐手段を用いて複数本のレーザ光に分岐し、分岐されたレーザ光の各々を、複数の導光光学系に時間的に振り分けるように入射させてもよい。この場合において、光源から放射された1本のレーザ光を、互いに等しいパワーをもつ複数本のレーザ光に分岐してもよいし、互いに異なるパワーをもつ複数本のレーザ光に分岐してもよい。
実施例では、RF信号3の振幅をAとAとの2段階に切り替えることにより、パルスレーザ光L又はLのそれぞれのパワーを、PとPとの2段階に変化させることとしたが、RF信号3の振幅を3段階以上に切り替えることにより、パルスレーザ光L又はLのそれぞれのパワーを、3段階以上に変化させることもできる。これにより、例えば3種類以上の層からなる積層構造に穴をあける場合にも、パルスレーザ光の照射面における1パルスあたりのエネルギ密度を、異なる層ごとにその層を掘るのに適した値へ変更できるから、穴あけ加工の加工品質を向上できる。さらに、RF信号の振幅を段階的に変化させるのではなく、連続的に変化させることにより、AODから出射する1次回折光のパワーを連続的に変化させることとしてもよい。
実施例では、RF信号3の周波数をfとfとの2段階に切り替えることにより、パルスレーザ光Lを2つの導光光学系M及びMに時間的に振り分けるように入射させることとしたが、RF信号3の周波数を3段階以上に切り替えることとすれば、一つの光源から放射されたレーザ光を3つ以上の導光光学系に時間的に振り分けるように入射させることもできる。
実施例では、第1の導光光学系Mと第2の導光光学系Mとによって、それぞれ異なる被加工基板W及びWが加工されるようにしたが、両者によって一つの被加工基板を加工するようにしてもよい。また、実施例では、一つのXYテーブル20が2つの被加工基板W及びWを保持するようにしたが、互いに独立して駆動する2つのXYテーブルがそれぞれ被加工基板W及びWを保持するようにしてもよい。この場合は、一方の被加工基板Wを加工している期間に、他方の被加工基板Wを保持しているXYテーブルを作動させておくこともできる。
実施例では、Nd:YAGレーザの第3高調波を用いたが、これに限らず固体レーザの2次以上の高調波を用いることができる。また光源1は、COレーザ発振器等の気体レーザ発振器を用いて構成してもよい。この他、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
実施例によるレーザ加工装置の構成を示す概略図である。 導光光学系の構成を示す概略図である。 実施例によるレーザ加工方法の対象となる被加工基板の要部を示す断面図である。 実施例によるレーザ加工装置で用いられる信号及びパルスレーザ光のタイミングチャートである。 被加工基板の表面に予めレイアウトされる加工領域を模式的に示す斜視図である。
符号の説明
1 光源
2 AOD(光学手段)
5 コントローラ(制御手段)
第1の導光光学系
第2の導光光学系
被加工基板(加工対象物)
被加工基板(加工対象物)

Claims (13)

  1. パルスレーザ光を放射する光源と、
    それぞれ自己に入射したパルスレーザ光を加工対象物上へ導く複数の導光光学系と、
    前記光源から放射されたパルスレーザ光が入射する位置に配置され、入射したパルスレーザ光を偏向する機能と、該パルスレーザ光の1パルスあたりのエネルギを変更する機能とを有する光学手段と、
    前記光源から放射されたパルスレーザ光が前記光学手段によって偏向されることにより前記複数の導光光学系に時間的に振り分けられるように入射され、かつ時間的に振り分けられて一つの前記導光光学系にパルスレーザ光が入射されている期間に、前記光学手段を通過したパルスレーザ光の1パルスあたりのエネルギが変更されるよう前記光学手段を制御する制御手段と
    を備えたレーザ加工装置。
  2. 前記制御手段が、前記パルスレーザ光が時間的に振り分けられて一つの前記導光光学系に入射されている期間に、該パルスレーザ光の前記加工対象物上における1パルスあたりのエネルギ密度が、銅をアブレーションさせることのできる第1の値から、該第1の値よりも低くかつ樹脂をアブレーションさせることのできる第2の値へ変更されるよう前記光学手段を制御する請求項1に記載のレーザ加工装置。
  3. 前記複数の導光光学系の各々が、自己に入射したパルスレーザ光の照射位置を前記加工対象物上で移動させる走査光学系を含み、
    前記制御手段が、前記光学手段によって前記パルスレーザ光が時間的に振り分けられて一つの前記導光光学系に入射されている期間に、前記複数の導光光学系のうち当該一つの導光光学系以外の少なくとも一つの導光光学系の前記走査光学系を駆動してパルスレーザ光の照射位置を移動させておく請求項1又は2に記載のレーザ加工装置。
  4. 前記光学手段が、一つの光学偏向器からなる請求項1〜3のいずれかに記載のレーザ加工装置。
  5. 前記光学手段が、前記パルスレーザ光を透過させる音響媒体と、該音響媒体内に伝搬させる超音波を発生する超音波発生手段とを備えた音響光学偏向器からなり、
    前記制御手段が、前記超音波発生手段によって発生される超音波の周波数を変化させることに基づいて、前記音響媒体を透過するパルスレーザ光の回折方向を変化させることにより、該パルスレーザ光を前記複数の導光光学系に時間的に振り分けるように入射させるとともに、前記超音波発生手段によって発生される超音波の振幅を変化させることに基づいて、前記音響媒体を透過するパルスレーザ光の回折効率を変化させることにより、該パルスレーザ光の1パルスあたりのエネルギを変更させる請求項1〜4のいずれかに記載のレーザ加工装置。
  6. (a)光源から放射されたパルスレーザ光の入射先を、光学偏向器を用いて第1の導光光学系に設定する工程と、
    (b)前記第1の導光光学系に入射させるパルスレーザ光の1パルスあたりのエネルギを、前記光学偏向器を用いて第1の値に設定して、該第1の導光光学系によってパルスレーザ光が導かれる加工対象物上の位置に穴を途中段階まで形成する工程と、
    (c)前記第1の導光光学系に入射させるパルスレーザ光の1パルスあたりのエネルギを、前記光学偏向器を用いて前記第1の値とは異なる第2の値に設定して、前記工程(b)において途中段階まで形成された穴の底面を掘る工程と、
    (d)前記光源から放射されたパルスレーザ光の入射先を、前記光学偏向器を用いて前記第1の導光光学系から第2の導光光学系に変更する工程と、
    (e)前記第2の導光光学系に入射させるパルスレーザ光の1パルスあたりのエネルギを、前記光学偏向器を用いて第1の値に設定して、該第2の導光光学系によってパルスレーザ光が導かれる加工対象物上の位置に穴を途中段階まで形成する工程と、
    (f)前記第2の導光光学系に入射させるパルスレーザ光の1パルスあたりのエネルギを、前記光学偏向器を用いて前記第1の値とは異なる第2の値に設定して、前記工程(e)において途中段階まで形成された穴の底面を掘る工程と
    を有するレーザ加工方法。
  7. 前記加工対象物が、樹脂層の上に銅層が積層された構造を有する多層基板であり、
    前記工程(b)及び(e)では、前記パルスレーザ光の照射面における1パルスあたりのエネルギ密度が銅をアブレーションさせることのできる値となるように、該パルスレーザ光の1パルスあたりのエネルギを前記光学偏向器を用いて第1の値に設定して前記銅層を貫通する穴を形成し、
    前記工程(c)及び(f)では、前記パルスレーザ光の照射面における1パルスあたりのエネルギ密度が、銅をアブレーションさせることのできる値よりも低く、かつ樹脂をアブレーションさせることのできる値となるように、該パルスレーザ光の1パルスあたりのエネルギを前記光学偏向器を用いて第2の値に設定して前記樹脂層を貫通する穴を形成する請求項6に記載のレーザ加工方法。
  8. 前記第1の導光光学系及び前記第2の導光光学系の各々が、自己に入射したパルスレーザ光の照射位置を前記加工対象物上で移動させる走査光学系を含み、
    前記光源から放射されたパルスレーザ光を前記第1の導光光学系に入射させている期間に、前記第2の導光光学系の前記走査光学系を駆動してパルスレーザ光の照射位置を移動させておく工程と、
    前記光源から放射されたパルスレーザ光を前記第2の導光光学系に入射させている期間に、前記第1の導光光学系の前記走査光学系を駆動してパルスレーザ光の照射位置を移動させておく工程と
    をさらに有する請求項6又は7に記載のレーザ加工方法。
  9. 前記光学偏向器が、前記パルスレーザ光を透過させる音響媒体と、該音響媒体内に伝搬させる超音波を発生する超音波発生手段とを備えた音響光学偏向器からなり、
    前記工程(a)及び(d)では、前記超音波発生手段によって発生される超音波の周波数に基づいて、前記音響媒体を透過するパルスレーザ光の回折方向を設定することにより、該パルスレーザ光の入射先をそれぞれ前記第1の導光光学系及び第2の導光光学系に設定し、
    前記工程(b)、(c)、(e)、及び(f)では、前記超音波発生手段によって発生される超音波の振幅に基づいて、前記音響媒体を透過するパルスレーザ光の回折効率を設定することにより、該パルスレーザ光の1パルスあたりのエネルギを設定する請求項6〜8のいずれかに記載のレーザ加工方法。
  10. (a)一つの光源から放射されたパルスレーザ光を、光学偏向器を用いて、各々が自己に入射したパルスレーザ光を加工対象物上へ導く複数の導光光学系に、時間的に振り分けるように入射させる工程と、
    (b)前記工程(a)で時間的に振り分けられて一つの導光光学系にパルスレーザ光が入射している期間に、該導光光学系によってパルスレーザ光が導かれる前記加工対象物上の位置に穴を形成する工程であって、(1)該導光光学系に入射させるパルスレーザ光の1パルスあたりのエネルギを、前記光学偏向器を用いて第1の値に設定して、前記加工対象物に前記穴を途中段階まで形成し、(2)該導光光学系に入射させるパルスレーザ光の1パルスあたりのエネルギを、前記光学偏向器を用いて前記第1の値とは異なる第2の値に設定して、前記途中段階まで形成された穴の底面を掘る工程と
    を有するレーザ加工方法。
  11. 前記加工対象物が、樹脂層の上に銅層が積層された構造を有する多層基板であり、
    前記工程(1)では、前記パルスレーザ光の照射面における1パルスあたりのエネルギ密度が銅をアブレーションさせることのできる値となるように、該パルスレーザ光の1パルスあたりのエネルギを前記光学偏向器を用いて第1の値に設定して前記銅層を貫通する穴を形成し、
    前記工程(2)では、前記パルスレーザ光の照射面における1パルスあたりのエネルギ密度が、銅をアブレーションさせることのできる値よりも低く、かつ樹脂をアブレーションさせることのできる値となるように、該パルスレーザ光の1パルスあたりのエネルギを前記光学偏向器を用いて第2の値に設定して前記樹脂層を貫通する穴を形成する請求項10に記載のレーザ加工方法。
  12. 前記複数の導光光学系の各々が、自己に入射したパルスレーザ光の照射位置を前記加工対象物上で移動させる走査光学系を含み、
    前記工程(a)で時間的に振り分けられて一つの導光光学系にパルスレーザ光が入射している期間に、前記複数の導光光学系のうち当該一つの導光光学系以外の少なくとも一つの導光光学系の前記走査光学系を駆動してパルスレーザ光の照射位置を移動させておく工程をさらに有する請求項10又は11に記載のレーザ加工方法。
  13. 前記光学偏向器が、前記パルスレーザ光を透過させる音響媒体と、該音響媒体内に伝搬させる超音波を発生する超音波発生手段とを備えた音響光学偏向器からなり、
    前記工程(a)では、前記超音波発生手段によって発生される超音波の周波数を変化させることに基づいて、前記音響媒体を透過するパルスレーザ光の回折方向を変化させることにより、該パルスレーザ光を前記複数の導光光学系に時間的に振り分けるように入射させ、
    前記工程(1)及び(2)では、前記超音波発生手段によって発生される超音波の振幅に基づいて、前記音響媒体を透過するパルスレーザ光の回折効率を設定することにより、該パルスレーザ光の1パルスあたりのエネルギをそれぞれ前記第1の値及び第2の値に設定する請求項10〜12のいずれかに記載のレーザ加工方法。
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