JP7339879B2 - レーザ加工機の制御装置及びレーザ加工方法 - Google Patents
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Description
電源からパルスレーザ発振器の放電電極に高周波電力を供給し、前記パルスレーザ発振器から出力されたパルスレーザビームが加工対象物の複数の被加工点に順番に入射するようにビーム走査器でパルスレーザビームを走査し、レーザ加工を行うレーザ加工機の制御装置であって、
次にレーザ加工する加工対象物の被加工点の分布が、直前にレーザ加工を行った加工対象物の被加工点の分布と異なるとき、次に加工する加工対象物のレーザ加工を行う前に、前記放電電極に供給する高周波電力の電圧が電圧目標値になるように前記電源を制御するレーザ加工機の制御装置が提供される。
パルスレーザ発振器の放電電極に高周波電力を供給してパルスレーザビームを出力させ、ビーム走査器を動作させることによって加工対象物の表面上でパルスレーザビームの入射位置を移動させ、複数の被加工点にパルスレーザビームを入射させるレーザ加工方法であって、
直前に加工された加工対象物の複数の被加工点の分布と、次に加工すべき加工対象物の複数の被加工点の分布とが異なるときに、前記放電電極に供給する高周波電力の電圧を変えて、次に加工すべき加工対象物を加工するレーザ加工方法が提供される。
それぞれ2枚の基板90の表面においてパルスレーザビームの入射位置を移動させる。集光レンズ68A、68Bとして、例えばfθレンズが用いられる。
まず、加工対象物である基板90を可動ステージ80(図1)に支持させる(ステップSA1)。具体的には、未加工の複数の基板90がストックされたカートからローダ(図示せず)が基板90を搬出し、可動ステージ80の上まで搬送し、可動ステージ80の支持面に載せる。その後、可動ステージ80が基板90を吸着する。吸着後、基板90のアライメントマーク91(図4A)を検出し、可動ステージ80を基準とした基板90の位置を求める。
本実施例と異なる方法として、一定のパルスの繰り返し周波数でパルスレーザビームを出力させておき、ビーム走査器67A、67Bによる位置決めが完了していない期間のレーザパルスはビームダンパ71に入力させる方法(以下、比較例による方法という。)が知られている。この方法では、ビーム走査器67A、67Bによる位置決め完了と、次のレーザパルスの立ち上がりとが同期していないため、位置決め完了からレーザパルスの立ち上がりまでに無駄な時間が発生する。
上記実施例では、ステップSA2(図7)で求める被加工点93の位置に依存する情報として、パルスレーザビームの周波数の平均値を採用した。その他に、パルスレーザビームの周波数の平均値以外の統計量を、被加工点93の位置に依存する情報として採用してもよい。例えば、中央値、最頻値等を採用してもよい。
11 放電電極
12 導電部材
13 セラミック部材
14 放電空間
15 端子
16 チャンバ内電流路
17 熱交換器
18 送風機
19 レーザチャンバ
20 チャンバ外電流路
30 電源
31 高周波電源
32 直流電源
35A、35B ブリッジアーム
35C 変圧器
40 制御装置
41 レーザ制御装置
42 加工機制御装置
45 入力装置
61 部分反射鏡
62 光検出器
63 導光光学系
64 アパーチャ
65 音響光学素子(AOD)
66 折り返しミラー
67A、67B ビーム走査器
68A、68B 集光レンズ
70A 第1経路
70B 第2経路
71 ビームダンパ
80 可動ステージ
90 基板
91 アライメントマーク
92 スキャンエリア
93 被加工点
Claims (9)
- 電源からパルスレーザ発振器の放電電極に高周波電力を供給し、前記パルスレーザ発振器から出力されたパルスレーザビームが加工対象物の複数の被加工点に順番に入射するようにビーム走査器でパルスレーザビームを走査し、レーザ加工を行うレーザ加工機の制御装置であって、
次にレーザ加工する加工対象物の被加工点の分布が、直前にレーザ加工を行った加工対象物の被加工点の分布と異なるとき、次に加工する加工対象物のレーザ加工を行う前に、前記放電電極に供給する高周波電力の電圧が電圧目標値になるように前記電源を制御するレーザ加工機の制御装置。 - 前記ビーム走査器を動作させて、パルスレーザビームの入射位置を次の被加工点まで移動させる制御と、
パルスレーザビームの入射位置の位置決めが完了した後に、前記パルスレーザ発振器からレーザパルスを出力させる制御と
を繰り返す機能を、さらに備えた請求項1記載のレーザ加工機の制御装置。 - 加工対象物に定義されている複数の被加工点の位置に依存する情報に基づいて、前記電圧目標値を決定する請求項1または2に記載のレーザ加工機の制御装置。
- 前記複数の被加工点の位置に依存する情報は、パルスレーザビームが加工対象物に到達しない状態で、パルスレーザビームの入射位置が加工対象物の複数の被加工点を順番に辿るように前記ビーム走査器を動作させ、入射位置の位置決め完了後に仮想的にレーザパルスを入射させる場合の、仮想的な複数のレーザパルスの繰り返し周波数の統計量を含む請求項3に記載のレーザ加工機の制御装置。
- 加工対象物のレーザ加工中におけるパルスレーザビームのパルスの繰り返し周波数の統計量に基づいて、前記電圧目標値を修正する機能を、さらに備えた請求項1乃至4のいずれか1項に記載のレーザ加工機の制御装置。
- 前記複数の被加工点の位置に依存する情報は、複数の被加工点の各々から次に加工する被加工点までの距離に関する情報を含み、
前記複数の被加工点の各々から次に加工する被加工点までの距離の統計量、及びパルスレーザビームの入射位置の移動速度に基づいて前記電圧目標値を決定する機能を、さらに備えた請求項1乃至5のいずれか1項に記載のレーザ加工機の制御装置。 - パルスレーザ発振器の放電電極に高周波電力を供給してパルスレーザビームを出力させ、ビーム走査器を動作させることによって加工対象物の表面上でパルスレーザビームの入射位置を移動させ、複数の被加工点にパルスレーザビームを入射させるレーザ加工方法であって、
直前に加工された加工対象物の複数の被加工点の分布と、次に加工すべき加工対象物の複数の被加工点の分布とが異なるときに、前記放電電極に供給する高周波電力の電圧を変えて、次に加工すべき加工対象物を加工するレーザ加工方法。 - 次に加工すべき加工対象物の加工を行う前に、パルスレーザビームの入射位置が次に加工すべき加工対象物の複数の被加工点を順番に辿るように前記ビーム走査器を動作させ、入射位置の位置決め完了後に仮想的にレーザパルスを入射させる場合の仮想的な複数のレーザパルスの繰り返し周波数の統計量を求め、求められた統計量に基づいて、前記放電電極に供給する高周波電力の電圧を決定する請求項7に記載のレーザ加工方法。
- 加工対象物の加工中におけるパルスレーザビームのパルスの繰り返し周波数の統計量を求め、次に加工すべき加工対象物の複数の被加工点の分布が、直前に加工した加工対象物の複数の被加工点の分布と同一である場合、直前に加工した加工対象物の加工によって求められたパルスの繰り返し周波数の統計量に基づいて、前記放電電極に供給する高周波電力の電圧を修正する請求項7または8に記載のレーザ加工方法。
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WO2014125597A1 (ja) | 2013-02-14 | 2014-08-21 | 三菱電機株式会社 | レーザ加工装置、加工制御装置およびパルス周波数制御方法 |
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JP2019076919A (ja) | 2017-10-24 | 2019-05-23 | 住友重機械工業株式会社 | レーザ加工機の制御装置、レーザ加工方法、及びレーザ加工機 |
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