JP2022155687A - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2022155687A
JP2022155687A JP2021059040A JP2021059040A JP2022155687A JP 2022155687 A JP2022155687 A JP 2022155687A JP 2021059040 A JP2021059040 A JP 2021059040A JP 2021059040 A JP2021059040 A JP 2021059040A JP 2022155687 A JP2022155687 A JP 2022155687A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
power
heater
thermal sensor
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021059040A
Other languages
English (en)
Inventor
賢司 鈴木
Kenji Suzuki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Via Mechanics Ltd
Original Assignee
Via Mechanics Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Via Mechanics Ltd filed Critical Via Mechanics Ltd
Priority to JP2021059040A priority Critical patent/JP2022155687A/ja
Publication of JP2022155687A publication Critical patent/JP2022155687A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

【課題】レーザパワー測定に必要な時間を短縮し、加工工程全体の生産性を向上させる。【解決手段】レーザ発振器(5)から出射されたレーザビームにより被加工物(1)を加工するレーザ加工装置であって、レーザパワーを測定するためのサーマルセンサ(2)と、サーマルセンサ(2)の受光部(21)を加熱するヒータ(31)を備える。レーザパワー非測定時に、ヒータ(31)によってサーマルセンサ(2)をレーザの目標値近傍に対応する温度で加熱する。【選択図】図1

Description

本発明は、例えばプリント基板にレーザを使用して穴あけを行うためのレーザ加工装置に関する。
レーザ加工装置では、例えば特許文献1、特許文献2及び特許文献3などに記載されているように、レーザ発振器から射出されるレーザビームのパワーが目標値にあるか否かを確認し、これを調整する等の目的で、パワーを測定する必要がある。ここでパワーとは、レーザビームの単位時間あたりの平均エネルギーを意味する。パワーの測定は、パワーセンサにレーザ光を照射することで行う。測定に使用するパワーセンサとしては、熱電型のパワーセンサ(サーマルセンサ)が用いられることが多い。
熱電型のパワーセンサは、センサの受光部にレーザを照射し、受光部の温度変化に基づいてパワーを測定する。より詳しくは、レーザ光を受光部において熱に変換し、その温度上昇を電圧に変換してパワーを測定する。
特開2020-006438号公報 特開2003-124552号公報 特開2019-038000号公報
ここで、熱電型のパワーセンサは、測定対象のレーザを照射しても、センサの出力が安定するまでに時間がかかることが知られている。これは、パワーセンサの受光部が熱的に平衡状態になるまで時間を要するためである。そのため、正確な測定値を得るためには、出力が安定するまで数十秒程度の待ち時間を要していた。
近年プリント基板の高機能化により加工精度のさらなる高度化、安定化の要求が高まっており、パワーを頻繁に測定する必要がある。一回あたりの測定待ち時間はさほど多くはないが、測定回数が増加すると加工工程全体としての待ち時間が多くなり、生産効率の観点から問題があった。
そこで、本発明は、レーザパワーの測定時間を短縮することにより、生産効率を向上させることを目的とする。
本願において開示される発明のうち、代表的なレーザ加工装置は以下の通りである。レーザ発振器から出射されたレーザビームを被加工物に入射し加工するレーザ加工装置であって、レーザ発振器から出射されたレーザビームのパワーを測定する熱電型パワーセンサと、前記熱電型パワーセンサの受光部を加熱する加熱部とを備え、前記加熱部が、前記熱電型パワーセンサが前記レーザビームのパワーを測定していないときに、前記熱電型パワーセンサの受光部を加熱する、ことを特徴とする。
本発明によれば、一回あたりのレーザ測定時間を短縮することができ、レーザ加工工程全体としての生産効率を上げることができる。
本発明の実施例となるレーザ加工装置のブロック図である。 本発明の実施例となるレーザ加工装置の加熱ユニットを説明する図であり、ヒータがレーザパワー非測定時の位置にある図である。 本発明の実施例となるレーザ加工装置の加熱ユニットを説明する図であり、ヒータがレーザパワー測定時の位置にある図である。 本発明の実施例における加熱タイミングを示す図である。
本発明の代表的な実施形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施例となるレーザ加工装置のブロック図である。
図1において、1は被加工物であるプリント基板、2はレーザパワーを測定するサーマルセンサである。サーマルセンサ2の上部には、入射する測定対象のレーザを受光して熱に変換する受光部として機能する吸光部材21が配置されている。サーマルセンサ2は、吸光部材21でレーザパワーを熱に変換し、その温度上昇を電圧に変換することでパワーを測定し、測定値に応じた信号を出力する。
31はサーマルセンサを加熱するためのヒータ、32はその下面にヒータ31を保持するヒータ保持体、33はヒータ31及びヒータ保持体32を駆動支持するヒータ駆動装置である。3はヒータ31、ヒータ保持体32、ヒータ駆動装置33を含む加熱ユニット、4はプリント基板1、サーマルセンサ2及び加熱ユニット3を載置するテーブルである。
5はレーザパルスL1を発振するレーザ発振器、6はレーザパルスL1を加工方向と非加工方向の二通りに分岐させるとともに、レーザパルスL1を加工に必要なビームパワーとなるように変調するするAOMである。7はAOM6において非加工方向へ分岐されたレーザパルスL3を吸収するダンパ、8はAOM6において加工方向へ分岐されたレーザパルスL2を走査させ順次プリント基板1の穴明け位置に照射するガルバノスキャナである。このガルバノスキャナ8は回転することによりレーザパルスL2を走査させるようになっている。9はガルバノスキャナ8からのレーザパルスL4をプリント基板1の穴あけ位置に照射する集光レンズである。10はAOM6、ダンパ7、ガルバノスキャナ8及び集光レンズ9が実装されたレーザ照射ユニットである。
11は装置全体の動作を制御する全体制御部で、例えばプログラム制御の処理装置によって実現されるものである。全体制御部11は、レーザ発振器5でのレーザパルスL1の発振を指示するレーザ発振指令信号Sを出力するレーザ発振制御部12、AOM6の分岐動作及び変調動作を制御するAOM駆動信号Dを出力するAOM制御部13、ガルバノスキャナ8の動作を指示するガルバノ動作制御信号Gを出力するガルバノ制御部14、加熱ユニット3の動作を指示する加熱ユニット制御信号Hを出力する制御部15を含む。なお、全体制御部11に含まれるこれらの機能要素のうちの一部は全体制御部11とは別個に設けても良い。レーザ穴明け装置としては、ここで説明するもの以外に種々の要素と接続線を有するが、ここでは省略してある。なお、全体制御部11には、サーマルセンサ2からの測定値が入力され、レーザパワーの目標値に対して差があれば、目標値に合うようにAOM6にてパワーを調整する。
ガルバノ動作制御信号Gは、オフの時間帯でガルバノスキャナ8を静止させ、オンの時間帯でガルバノスキャナ8を回転させる。ガルバノスキャナ8が静止した状態で一つの穴が明けられ、ガルバノスキャナ8が回転することによってレーザパルスL2を次の穴位置に照射させるようになる。レーザ発振指令信号Sは、オンになることによりレーザ発振器5に発振を起こさせ、オフになることによりその発振を停止させる。レーザ発振指令信号Sはガルバノ動作制御信号Gのオフに同期してオンとなり、またガルバノ動作制御信号Gはレーザ発振指令信号Sのオンとは一定の遅れをもってオンとなり、次の穴位置までガルバノスキャナを回転させる。AOM駆動信号Dは、それがオンの時間帯でのみAOM6に入力されたレーザパルスL1を加工方向に分岐させてレーザパルスL2とし、それ以外のオフの時間帯では非加工方向のレーザパルスL3としてダンパ7の方向に分岐させる。
図示を省略するテーブル駆動部によりテーブル4を図の紙面に対して左右方向(以下、X方向とする)と垂直方向(以下、Y方向とする)に移動させることによりプリント基板1とレーザ照射ユニット10との相対移動を行い、さらにガルバノスキャナ8においてX方向とY方向にレーザパルスを偏向させることにより、プリント基板1の必要な穴あけ位置に照射できるようになっている。また、同様に相対移動を行い、レーザパルスをサーマルセンサ2へ照射できるようになっている。テーブル駆動部及びガルバノスキャナ8の各々には、X方向への移動(偏向)を行う系とY方向への移動(偏向)を行う系の両方が設けられている。
次に、加熱ユニット3についてより詳しく説明する。図2は、加熱ユニット3を説明する図である。図2に示すように、ヒータ駆動装置33は、内部にシリンダ34を備えている。シリンダ34は、図面左右方向へ伸縮するロッド35を備え、ロッド35の先端にヒータ保持体32及びヒータ31が取り付けられている。ヒータ保持体32及びヒータ31は、シリンダ34の伸縮動作に応じて図面左右方向へ移動する。ヒータ31は、加熱ユニット制御部15により制御され、任意の温度で発熱する。
レーザパワー非測定時には、図2に示すように、ロッド35が伸長し、ヒータ31が吸光部材21の全面を覆うようにして吸光部材21を加熱する。本実施例においては、目標値のパワーのレーザを照射したときの吸光部材21の温度(以下、対応温度という)でヒータ31を発熱させて、吸光部材21が対応温度の近傍になるように加熱する。なお、レーザパワーと対応温度の関係については、加工条件ごとに予め測定したものをテーブル化し、加熱ユニット制御部15内のメモリに記憶させてあり、加工条件に応じた温度で加熱することができる。ここで、「加工条件ごと」とは、主にレーザ加工条件のことを指し、レーザの周波数、パルス幅などを意味する。レーザパワー測定時には、図3に示すようにロッド35を収縮し、ヒータ31及びヒータ保持体32が吸光部材21の上方を覆わない状態にし、吸光部材21にレーザを照射する。
このようにすることで、吸光部材21は、レーザパワー測定時には対応温度の近傍の温度となり、レーザ入射後に吸光部材21が平衡状態になるまでの時間が短縮される。つまり、正確な測定値を得るまでの時間を短縮することができる。なお、レーザパワーの測定は、加工開始前や加工を開始してから一定の時間が経過した後、または、被加工物を一定数加工した後、などの任意のタイミングで行う。
本実施例においては、レーザパワー非測定時に、吸光部材21を加熱するものとしたが、レーザパワーを測定するタイミングで吸光部材21が対応温度近傍に加熱されていればよく、非測定時に常に加熱している必要はない。したがって、例えば図4に示すように、所定のタイミングt1、t2、t3にレーザパワーを測定する場合であって、加熱を開始してから対応温度に到達するまでにtpかかる場合には、t1-tpからt1まで、t2-tpからt2まで、t3-tpからt3までの間だけ加熱し、それ以外の時間は加熱しないようにしてもよい。このようにすれば、必要以上の加熱を省略することができる。
なお、本実施例においては、パワー測定時に受光部上方を遮らないようにするために、ヒータを伸縮移動させたが、ヒータを固定しサーマルセンサを移動させる構成としてもよい。
また、本実施例においては、加工点近傍の一か所でレーザパワーを測定する場合を例に説明した。しかしこれに限らず、レーザ発振器のレーザ出射口から被加工物へ照射されるまでの間の任意の複数箇所で測定するものとしてもよい。
1:プリント基板
2:サーマルセンサ 21:吸引部材
3:加熱ユニット 31:ヒータ 32:ヒータ保持体 33:ヒータ駆動装置 34:シリンダ 35:ロッド
4:テーブル
5:レーザ発振器
6:AOM
7:ダンパ
8:ガルバノスキャナ
9:集光レンズ
10:レーザ照射ユニット
11:全体制御部
12:レーザ発振制御部
13:AOM制御部
14:ガルバノ制御部
15:加熱ユニット制御部


Claims (2)

  1. レーザ発振器から出射されたレーザビームを被加工物に入射し加工するレーザ加工装置であって、
    レーザ発振器から出射されたレーザビームのパワーを測定する熱電型パワーセンサと、
    前記熱電型パワーセンサのレーザ受光部を加熱する加熱部と、を備え、
    前記加熱部が、前記熱電型パワーセンサが前記レーザビームのパワーを測定していないときに、前記熱電型パワーセンサのレーザ受光部を加熱する、
    ことを特徴とするレーザ加工装置。
  2. 前記加熱部が、レーザパワーの目標値に対応する温度で前記レーザ受光部を加熱する、
    ことを特徴とする請求項1記載のレーザ加工装置。

JP2021059040A 2021-03-31 2021-03-31 レーザ加工装置 Pending JP2022155687A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021059040A JP2022155687A (ja) 2021-03-31 2021-03-31 レーザ加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021059040A JP2022155687A (ja) 2021-03-31 2021-03-31 レーザ加工装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022155687A true JP2022155687A (ja) 2022-10-14

Family

ID=83558576

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021059040A Pending JP2022155687A (ja) 2021-03-31 2021-03-31 レーザ加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022155687A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6234296B2 (ja) レーザ加工装置及びレーザ加工方法
JPWO2008053915A1 (ja) スキャナ光学システム、レーザ加工装置、及び、スキャナ光学装置
WO2019176753A1 (ja) レーザパワー制御装置、レーザ加工装置及びレーザパワー制御方法
JP6484272B2 (ja) レーザ加工装置およびレーザ加工方法
JP6239421B2 (ja) レーザ加工装置
JP2022155687A (ja) レーザ加工装置
JP2010274267A (ja) レーザー加工機
JP4664718B2 (ja) レーザ加工装置及びその出力制御方法
KR101120835B1 (ko) 틸팅 및 자동포커싱 기능을 가지는 레이저 가공기
JP6957113B2 (ja) レーザ制御装置
JP2007054853A (ja) レーザ加工装置及び加工方法
CN111433892A (zh) 卡盘板、退火装置及退火方法
KR101392982B1 (ko) 스캐너 제어 장치 및 방법
JP7348109B2 (ja) レーザ加工装置の制御装置、レーザ加工装置、及びレーザ加工方法
JP7051203B2 (ja) アニール方法及びアニール装置
JP6199224B2 (ja) レーザ加工装置及びレーザ加工方法
JP6370517B1 (ja) レーザ加工装置
JP2000343256A (ja) レーザ同期パルスのディレイ装置と制御方法
CN106992131B (zh) 高通量组合材料热处理系统及其热处理及检测方法
JP7339879B2 (ja) レーザ加工機の制御装置及びレーザ加工方法
JP6843657B2 (ja) レーザ加工装置
WO2022230045A1 (ja) レーザ装置およびレーザ加工装置
JP2018126781A (ja) レーザ接合装置
JP5731868B2 (ja) レーザ加工方法及び加工装置
KR101392986B1 (ko) 스캐너 제어 장치 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20231004

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240617