JP2009046681A - 遷移金属錯体触媒存在下におけるニトリルゴムのメタセシス - Google Patents
遷移金属錯体触媒存在下におけるニトリルゴムのメタセシス Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009046681A JP2009046681A JP2008212060A JP2008212060A JP2009046681A JP 2009046681 A JP2009046681 A JP 2009046681A JP 2008212060 A JP2008212060 A JP 2008212060A JP 2008212060 A JP2008212060 A JP 2008212060A JP 2009046681 A JP2009046681 A JP 2009046681A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alkyl
- aryl
- alkoxy
- group
- catalyst
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 0 *C1=C(*)N(*)CN1* Chemical compound *C1=C(*)N(*)CN1* 0.000 description 2
- BBKUZGLUVZZPJQ-UHFFFAOYSA-N [CH+]=Cc1ccccc1 Chemical compound [CH+]=Cc1ccccc1 BBKUZGLUVZZPJQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08C—TREATMENT OR CHEMICAL MODIFICATION OF RUBBERS
- C08C19/00—Chemical modification of rubber
- C08C19/02—Hydrogenation
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08C—TREATMENT OR CHEMICAL MODIFICATION OF RUBBERS
- C08C19/00—Chemical modification of rubber
- C08C19/08—Depolymerisation
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J2531/00—Additional information regarding catalytic systems classified in B01J31/00
- B01J2531/80—Complexes comprising metals of Group VIII as the central metal
- B01J2531/82—Metals of the platinum group
- B01J2531/821—Ruthenium
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J31/00—Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds
- B01J31/16—Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds containing coordination complexes
- B01J31/18—Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds containing coordination complexes containing nitrogen, phosphorus, arsenic or antimony as complexing atoms, e.g. in pyridine ligands, or in resonance therewith, e.g. in isocyanide ligands C=N-R or as complexed central atoms
- B01J31/1805—Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds containing coordination complexes containing nitrogen, phosphorus, arsenic or antimony as complexing atoms, e.g. in pyridine ligands, or in resonance therewith, e.g. in isocyanide ligands C=N-R or as complexed central atoms the ligands containing nitrogen
- B01J31/181—Cyclic ligands, including e.g. non-condensed polycyclic ligands, comprising at least one complexing nitrogen atom as ring member, e.g. pyridine
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J31/00—Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds
- B01J31/16—Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds containing coordination complexes
- B01J31/22—Organic complexes
- B01J31/2265—Carbenes or carbynes, i.e.(image)
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08C—TREATMENT OR CHEMICAL MODIFICATION OF RUBBERS
- C08C19/00—Chemical modification of rubber
- C08C2019/09—Metathese
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Catalysts (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
【解決手段】活性が高められた特定の遷移金属錯体触媒を使用するニトリルゴムのメタセシス分解によって、ニトリルゴムの分子量を低下させ、加工性を高めることができる。
【選択図】なし
Description
Mはオスミウムまたはルテニウムであり、RおよびR1は広範な構造的多様性を有する有機基であり、XおよびX1はアニオン性配位子であり、LおよびL1は非荷電電子供与体である)
を有する。「アニオン性配位子」という慣用語は、このようなメタセシス触媒に関する文献において、金属中心から切り離して考えたときに閉じた電子殻を有して常に負に帯電する配位子を記述するために使用されている。
Mは、ルテニウムまたはオスミウムであり、
X1およびX2は、同一であっても異なっていてもよい配位子であり、好ましくはアニオン性配位子であり、
Z1およびZ2は、同一であっても異なっていてもよく、中性の電子供与性配位子であり、
R3およびR4は、同一であっても異なっていてもよく、水素、または、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、カルボキシレート、アルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アリールオキシ、アルコキシカルボニル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルチオ、アリールチオ、アルキルスルホニル、およびアルキルスルフィニル基からなる群から選択される置換基を表し(そのそれぞれは、好ましくはアルキル、ハロゲン、アルコキシ、アリール、またはヘテロアリール基である1個以上の置換基によって場合により置換されていてもよい)、
Lは、配位子である〕
の触媒の存在下におけるニトリルゴムのメタセシス反応を含む、ニトリルゴムの分子量を低下させる方法を提供する。
本発明の方法では一般式(I)、(II)、および(III)の触媒が使用され、式中、Z1およびZ2は、同一であっても異なっていてもよい配位子であり、中性の電子供与性配位子である。このような配位子は、一般に弱く配位する。典型的には、これらは、場合により置換されていてもよい複素環式基を表し、それらは複素環式脂肪族構造、複素環式不飽和構造、または複素環式芳香族構造を有していてもよい。これらは、1〜4個、好ましくは1〜3個、およびより好ましくは1または2個のヘテロ原子を有する五または六員環単環式基、またはこのような五または六員環単環式基2、3、4または5個から構成される二環式または多環式構造を表していてもよい(前述の全ての基は、場合により1個以上の置換基によって置換されていてもよい)。好ましくは、前述の単環、二環、または多環基は、芳香族構造を有する。前述の単環式、二環、または多環基の置換基としては、好ましくはC1〜C20−アルキルである直鎖または分枝鎖アルキル、C1〜C20ヘテロアルキル、好ましくはC3〜C8−シクロアルキルであるシクロアルキル、好ましくはC1〜C10−アルコキシであるアルコキシ、好ましくはフッ素、塩素、および臭素であるハロゲン、好ましくはC6〜C24−アリール、より好ましくはフェニル、ビフェニル、ナフチル、フェナントレニル、およびアントラセニルであるアリール、好ましくはC5〜C23−ヘテロアリールであるヘテロアリール、ホルミル、ニトロ、好ましくはピリジン、ピペリジン、およびピラジンである窒素含有複素環、カルボキシ、好ましくはC1〜C20−アルキルカルボニルであるアルキルカルボニル、ハロカルボニル、カルバモイル、チオカルバモイル(thiocarbomoyl)、カルバミド、チオホルミル、アミノ、トリアルキルシリル、およびトリアルコキシシリルが挙げられる(これらの置換基はいずれも、化学的に合理的かつ妥当でさえあれば、特にフッ素、塩素または臭素であるハロゲン、C1〜C5−アルキル、C1〜C5−アルコキシ、およびフェニルからなる群から好ましく選択される1個以上の基によってさらに置換されていてもよい)。
一般式(I)、(II)、および(III)の触媒において、Lは配位子であり、通常、電子供与性機能を有する配位子である。
R5、R6、R7、R8は、同一であっても異なっていてもよく、それぞれ水素、好ましくはC1〜C20−アルキルである直鎖または分枝鎖C1〜C30−アルキル、好ましくはC3〜C10−シクロアルキルであるC3〜C20−シクロアルキル、好ましくはC2〜C10−アルケニルであるC2〜C20−アルケニル、好ましくはC2〜C10−アルキニルであるC2〜C20−アルキニル、好ましくはC6〜C14−アリールであるC6〜C24−アリール、好ましくはC1〜C10−カルボキシレートであるC1〜C20−カルボキシレート、好ましくはC1〜C10−アルコキシであるC1〜C20−アルコキシ、好ましくはC2〜C10−アルケニルオキシであるC2〜C20−アルケニルオキシ、好ましくはC2〜C10−アルキニルオキシであるC2〜C20−アルキニルオキシ、好ましくはC6〜C14−アリールオキシであるC6〜C20−アリールオキシ、好ましくはC2〜C10−アルコキシカルボニルであるC2〜C20−アルコキシカルボニル、好ましくはC1〜C10−アルキルチオであるC1〜C20−アルキルチオ、好ましくはC6〜C14−アリールチオであるC6〜C20−アリールチオ、好ましくはC1〜C10−アルキルスルホニルであるC1〜C20−アルキルスルホニル、好ましくはC1〜C10−アルキルスルホネートであるC1〜C20−アルキルスルホネート、好ましくはC6〜C14−アリールスルホネートであるC6〜C20−アリールスルホネート、または好ましくはC1〜C10−アルキルスルフィニルであるC1〜C20−アルキルスルフィニルである)
の構造を有する。
本発明の方法では、一般式(I)、(II)、および(III)の触媒を使用し、式中、R3およびR4は、同一であっても異なっていてもよく、水素であるか、または、好ましくはC1〜C30−アルキル、より好ましくはC1〜C20−アルキルであるアルキル、好ましくはC3〜C20−シクロアルキル、より好ましくはC3〜C8−シクロアルキルであるシクロアルキル、好ましくはC2〜C20−アルケニル、より好ましくはC2〜C16−アルケニルであるアルケニル、好ましくはC2〜C20−アルキニル、より好ましくはC2〜C16−アルキニルであるアルキニル、好ましくはC6〜C24−アリール、より好ましくはフェニル、ビフェニル、ナフチル、フェナントレニル、およびアントラセニルであるアリール、好ましくはC1〜C20−カルボキシレートであるカルボキシレート、好ましくはC1〜C20−アルコキシ、より好ましくはC1〜C10−アルコキシであるアルコキシ、好ましくはC2〜C20−アルケニルオキシであるアルケニルオキシ、好ましくはC2〜C20−アルキニルオキシであるアルキニルオキシ、好ましくはC6〜C24−アリールオキシであるアリールオキシ、好ましくはC2〜C20−アルコキシカルボニル、より好ましくはC2〜C16−アルコキシカルボニルであるアルコキシカルボニル、好ましくはC1〜C20−アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、好ましくはジ(C1〜C20−アルキル)アミノであるアルキルアミノ、好ましくはC1〜C30−アルキルチオ、より好ましくはC1〜C20−アルキルチオであるアルキルチオ、好ましくはC6〜C24−アリールチオであるアリールチオ、好ましくはC1〜C20−アルキルスルホニルであるアルキルスルホニル、および好ましくはC1〜C20−アルキルスルフィニルであるアルキルスルフィニルからなる群から選択される置換基である(そのそれぞれは、これらに限定されないが、アルキル、好ましくは塩素または臭素であるハロゲン、アルコキシ、アリール、またはヘテロアリール基を含む1個以上の置換基によって場合により置換されていてもよい)。
本発明の方法では一般式(I)、(II)、および(III)の触媒を使用し、式中、X1およびX2は、同一であっても異なっていてもよい配位子であり、好ましくはアニオン性配位子である。文献中で「アニオン性配位子」という慣用語は、このようなメタセシス触媒の文脈で常に配位子を指し、これらの配位子は、これらを金属中心と別個に考えた際に、閉じた電子殻について負に帯電している。
〔式中、
Mは、ルテニウムであり、
X1およびX2は、いずれもハロゲンであり、特にいずれも塩素であり、
Z1およびZ2は、同一であっても異なっていてもよく、好ましくは1〜4個、好ましくは1〜3個、最も好ましくは1または2個のヘテロ原子を有する芳香族基である五または六員環の単環であり、あるいは、このような五または六員環単環式基2、3、4または5個から構成される好ましくは芳香族構造である二環または多環を表し(前述の基はいずれも、好ましくはC1〜C10−アルキルであるアルキル、好ましくはC3〜C8−シクロアルキルであるシクロアルキル、好ましくはC1〜C10−アルコキシであるアルコキシ、好ましくは塩素または臭素であるハロゲン、好ましくはC6〜C24−アリールであるアリール、または好ましくはC5〜C23ヘテロアリール基であるヘテロアリールの1個以上によって場合により置換されていてもよい)、あるいは、Z1およびZ2は、一緒になって二座の配位子を表し、それにより好ましくは芳香族構造である環を形成し、
R3およびR4は、同一であっても異なっていてもよく、それぞれ、水素、または、C1〜C30−アルキル、C3〜C20−シクロアルキル、C2〜C20−アルケニル、C2〜C20−アルキニル、C6〜C24−アリール、C1〜C20−カルボキシレート、C1〜C20−アルコキシ、C2〜C20−アルケニルオキシ、C2〜C20−アルキニルオキシ、C6〜C24−アリールオキシ、C2〜C20−アルコキシカルボニル、C1〜C20−アルキルアミノ、ジ(C1〜C20−アルキル)アミノ、C1〜C30−アルキルチオ、C6〜C24−アリールチオ、C1〜C20−アルキルスルホニル、およびC1〜C20−アルキルスルフィニルからなる群から選択される置換基であり(そのそれぞれは、好ましくはアルキル、ハロゲン、アルコキシ、アリール、またはヘテロアリール基である1個以上の置換基によって場合によりさらに置換されていてもよい)、
Lは一般式(IVa)または(IVb):
R5、R6、R7、R8は、同一であっても異なっていてもよく、それぞれ、水素、直鎖または分枝鎖C1〜C30−アルキル、C3〜C20−シクロアルキル、C2〜C20−アルケニル、C2〜C20−アルキニル、C6〜C24−アリール、C1〜C20−カルボキシレート、C1〜C20−アルコキシ、C2〜C20−アルケニルオキシ、C2〜C20−アルキニルオキシ、C6〜C20−アリールオキシ、C2〜C20−アルコキシカルボニル、C1〜C20−アルキルチオ、C6〜C20−アリールチオ、C1〜C20−アルキルスルホニル、C1〜C20−アルキルスルホネート、C6〜C20−アリールスルホネート、またはC1〜C20−アルキルスルフィニルである)
の構造を有する〕
の触媒を使用する。
R9およびR10は、同一であっても異なっていてもよく、ハロゲン、直鎖または分枝鎖C1〜C20アルキル、C1〜C20ヘテロアルキル、C1〜C10ハロアルキル、C1〜C10アルコキシ、好ましくはフェニルであるC6〜C24アリール、ホルミル、ニトロ、好ましくはピリジン、ピペリジン、およびピラジンである窒素含有複素環、カルボキシ、アルキルカルボニル、ハロカルボニル、カルバモイル、チオカルバモイル、カルバミド、チオホルミル、アミノ、トリアルキルシリル、およびトリアルコキシシリルを表す)
の触媒である。
Kn+Az− (XVII)
(式中、
Kはカチオンであり、
Aはアニオンであり、
nは1、2または3であり、
zは1、2または3である)
の1種以上の塩を添加することが適切である場合がある。
(R1 mB)lMXn
(式中、
Mは、ルテニウムまたはロジウムであり;基R1は、同一であっても異なっていてもよく、それぞれ、C1〜C8−アルキル基、C4〜C8−シクロアルキル基、C6〜C15−アリール基、またはC7〜C15−アラルキル基であり;Bは、リン、ヒ素、硫黄、またはスルホキシド基S=Oであり;Xは、水素またはアニオン、好ましくはハロゲン、特に好ましくは塩素または臭素であり;lは、2、3、または4であり;mは、2または3であり;nは1、2、または3、好ましくは1または3である)
で示される触媒を使用することができる。好ましい触媒は、トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)クロリド、トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(III)クロリド、およびトリス(ジメチルスルホキシド)ロジウム(III)クロリド、ならびに、式((C6H5)3P)4RhHで示されるテトラキス(トリフェニルホスフィン)ロジウムヒドリド、およびトリフェニルホスフィンがトリシクロヘキシルホスフィンによって完全にまたは部分的に置き換えられた対応する化合物である。触媒は少量で利用できる。ポリマーの重量を基準にして、0.01〜1重量%の範囲、好ましくは0.03〜0.5重量%の範囲、特に好ましくは0.1〜0.3重量%の範囲の量が好適である。
[「グラブスIII触媒」(本発明に従った触媒)]:
アクリロニトリル含量::35重量%
ムーニー粘度(100℃におけるML 1+4):34ムーニー単位
残留水分含量:1.8重量%
Mw:240000g/mol
Mn:100000g/mol
PDI(Mw/Mn):2.4
以下の本文中では、このニトリルゴムを略してNBRと称する。
各場合において、使用前に蒸留し、室温でそれにアルゴンを通すことによって不活性化した、293.3gのクロロベンゼン(アルドリッチ(Aldrich)製:以下、「MCB」と称する)を用いて、メタセシス分解を行った。40gのNBRを、この中に、10時間かけて室温で溶解させた。各場合において、0.8g(2phr)の1−ヘキセンをNBR含有溶液に添加し、混合物を30分間撹拌して均一化した。
Mw[kg/mol]:重量平均モル質量
Mn[kg/mol]:数平均モル質量
PDI:モル質量分布の幅(Mw/Mn)
2phrの1−ヘキセンの存在下における「グラブスIII触媒」と「グラブスII触媒」との活性比較
23ppmのルテニウムおよび2.0phrの1−ヘキセンを使用した「グラブスII触媒」
Claims (22)
- 一般式(I)〜(III):
Mは、ルテニウムまたはオスミウムであり、
X1およびX2は、同一であっても異なっていてもよい配位子、好ましくはアニオン性配位子であり、
Z1およびZ2は、同一であっても異なっていてもよく、中性の電子供与性配位子であり、
R3およびR4は、同一であっても異なっていてもよく、水素、または、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、カルボキシレート、アルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アリールオキシ、アルコキシカルボニル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルチオ、アリールチオ、アルキルスルホニル、およびアルキルスルフィニル基からなる群から選択される置換基であり(そのそれぞれは、場合により、1個以上の置換基、好ましくはアルキル、ハロゲン、アルコキシ、アリール、またはヘテロアリール基によって置換されていてもよい)、
Lは、配位子である〕
の触媒の存在下におけるニトリルゴムのメタセシス反応を含む、ニトリルゴムの分子量を低下させる方法。 - 前記一般式(I)〜(III)[式中、Z1およびZ2は、同一であっても異なっていてもよく、場合により置換されていてもよい複素環式基(1〜4個、より好ましくは1〜3個、最も好ましくは1または2個のヘテロ原子を有する、好ましくは五または六員環の単環式の好ましくは芳香族基)、または、前記五または六員環の単環式基2、3、4または5個からなる二環式または多環式の好ましくは芳香族構造の基である〔この場合において、上述の基はいずれも、好ましくはC1〜C20−アルキルである直鎖または分枝鎖アルキル、C1〜C20ヘテロアルキル、好ましくはC3〜C8−シクロアルキルであるシクロアルキル、好ましくはC1〜C10−アルコキシであるアルコキシ、好ましくは塩素または臭素であるハロゲン、好ましくはC6〜C24−アリール、より好ましくはフェニル、ビフェニル、ナフチル、フェナントレニル、およびアントラセニルであるアリール、好ましくはC5〜C23−ヘテロアリールであるヘテロアリール、ホルミル、ニトロ、好ましくはピリジン、ピペリジン、およびピラジンである窒素含有複素環、カルボキシ、好ましくはC1〜C20−アルキルカルボニルであるアルキルカルボニル、ハロカルボニル、カルバモイル、チオカルバモイル、カルバミド、チオホルミル、アミノ、トリアルキルシリル、およびトリアルコキシシリルの1個以上によって置換されていてもよい(これらの置換基はいずれも、好ましくは、特にフッ素、塩素または臭素であるハロゲン、C1〜C5−アルキル、C1〜C5−アルコキシ、およびフェニルからなる群から選択される1個以上の基によってさらに置換されていてもよい)〕]の触媒を用いる、請求項1に記載の方法。
- 前記一般式(I)〜(III)〔式中、Z1およびZ2は、同一であっても異なっていてもよく、窒素を含有し、場合により置換されていてもよい複素環、好ましくはピリジン、ピコリン(α−、β−、およびγ−ピコリン)、ルチジン(2,3−、2,4−、2,5−、2,6−、3,4−、および3,5−ルチジン)、コリジン(2,4,6−トリメチルピリジン)、トリフルオロメチルピリジン、フェニルピリジン、クロロピリジン(2−、3−、および4−クロロピリジン)、ブロモピリジン(2−、3−、および4−ブロモピリジン)、ピリダジン、ビピリジン、ピリミジン、ピラジン、ピラゾリジン、ピロリジン、ピペラジン、インダゾール、キノリン、プリン、アクリジン、ビスイミダゾール、ピコリルイミン、イミダゾリジン、ピロール、イミダゾール、およびフェニルイミダゾールを表し、あるいは、Z1およびZ2は一緒になって環形成する二座の配位子、好ましくは芳香族構造を表す〕の触媒を用いる、請求項1に記載の方法。
- 前記一般式(I)〜(III)〔式中、前記配位子Lは、ホスフィン、スルホン化ホスフィン、ホスフェート、ホスフィナイト、ホスホナイト、アルシン、スチビン、エーテル、アミン、アミド、スルホキシド、カルボキシル、ニトロシル、ピリジン、チオエーテル、またはイミダゾリジン(「Im」)配位子である〕の触媒を用いる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
- 前記一般式(I)〜(III)〔式中、前記配位子Lは、C6〜C24−アリールホスフィン、C1〜C6−アルキルホスフィンまたはC3〜C10−シクロアルキルホスフィン配位子、スルホン化C6〜C24−アリールホスフィンまたはスルホン化C1〜C10−アルキルホスフィン配位子、C6〜C24−アリールホスフィナイトまたはC1〜C10−アルキルホスフィナイト配位子、C6〜C24−アリールホスホナイトまたはC1〜C10−アルキルホスホナイト配位子、C6〜C24−アリールホスファイトまたはC1〜C10−アルキルホスファイト配位子、C6〜C24−アリールアルシンまたはC1〜C10−アルキルアルシン配位子、C6〜C24−アリールアミンまたはC1〜C10−アルキルアミン配位子、ピリジン配位子、C6〜C24−アリールスルホキシドまたはC1〜C10−アルキルスルホキシド配位子、C6〜C24−アリールエーテルまたはC1〜C10−アルキルエーテル配位子、またはC6〜C24−アリールアミドまたはC1〜C10−アルキルアミド配位子である(そのそれぞれはフェニル基によって置換されていてもよく、このフェニル基はさらに、ハロゲン、C1〜C5アルキル基、またはC1〜C5−アルコキシ基によって置換されていてもよい)〕の触媒を用いる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
- 前記一般式(I)〜(III)〔式中、Lは、PPh3、P(p−Tol)3、P(o−Tol)3、PPh(CH3)2、P(CF3)3、P(p−FC6H4)3、P(p−CF3C6H4)3、P(C6H4−SO3Na)3、P(CH2C6H4−SO3Na)3、P(iso−Pr)3、P(CHCH3(CH2CH3))3、P(シクロペンチル)3、P(シクロヘキシル)3、P(ネオペンチル)3、およびP(ネオフェニル)3からなる群から選択される〕の触媒を用いる、請求項5に記載の方法。
- 前記イミダゾリジン基(Im)が、一般式(IVa)または(IVb):
R5、R6、R7、R8は、同一であっても異なっていてもよく、それぞれ、水素、好ましくはC1〜C20−アルキルである直鎖または分枝鎖C1〜C30−アルキル、好ましくはC3〜C10−シクロアルキルであるC3〜C20−シクロアルキル、好ましくはC2〜C10−アルケニルであるC2〜C20−アルケニル、好ましくはC2〜C10−アルキニルであるC2〜C20−アルキニル、好ましくはC6〜C14−アリールであるC6〜C24−アリール、好ましくはC1〜C10−カルボキシレートであるC1〜C20−カルボキシレート、好ましくはC1〜C10−アルコキシであるC1〜C20−アルコキシ、好ましくはC2〜C10−アルケニルオキシであるC2〜C20−アルケニルオキシ、好ましくはC2〜C10−アルキニルオキシであるC2〜C20−アルキニルオキシ、好ましくはC6〜C14−アリールオキシであるC6〜C20−アリールオキシ、好ましくはC2〜C10−アルコキシカルボニルであるC2〜C20−アルコキシカルボニル、好ましくはC1〜C10−アルキルチオであるC1〜C20−アルキルチオ、好ましくはC6〜C14−アリールチオであるC6〜C20−アリールチオ、好ましくはC1〜C10−アルキル−スルホニルであるC1〜C20−アルキルスルホニル、好ましくはC1〜C10−アルキルスルホネートであるC1〜C20−アルキルスルホネート、好ましくはC6〜C14−アリールスルホネートであるC6〜C20−アリールスルホネート、または好ましくはC1〜C10−アルキルスルフィニルであるC1〜C20−アルキルスルフィニルである(上述の置換基は、好ましくは直鎖または分枝鎖C1〜C10−アルキル、C3〜C8−シクロアルキル、C1〜C10−アルコキシまたはC6〜C24−アリールである1個以上の置換基によって場合により置換されていてもよく、これらの置換基はさらに、好ましくは、特に塩素または臭素であるハロゲン、C1〜C5−アルキル、C1〜C5−アルコキシ、およびフェニルからなる群から選択される、1個以上の基によって場合により置換されていてもよい)〕
の構造を有する、請求項4に記載の方法。 - 前記一般式(I)〜(III)〔式中、R3およびR4は、同一であっても異なっていてもよく、それぞれ、好ましくはC1〜C30−アルキル、より好ましくはC1〜C20−アルキルであるアルキル、好ましくはC3〜C20−シクロアルキル、より好ましくはC3〜C8−シクロアルキルであるシクロアルキル、好ましくはC2〜C20−アルケニル、より好ましくはC2〜C16−アルケニルであるアルケニル、好ましくはC2〜C20−アルキニル、より好ましくはC2〜C16−アルキニルであるアルキニル、好ましくはC6〜C24−アリールであるアリール、好ましくはC1〜C20−カルボキシレートであるカルボキシレート、好ましくはC1〜C20−アルコキシであるアルコキシ、好ましくはC2〜C20−アルケニルオキシであるアルケニルオキシ、好ましくはC2〜C20−アルキニルオキシであるアルキニルオキシ、好ましくはC6〜C24−アリールオキシであるアリールオキシ、好ましくはC2〜C20−アルコキシカルボニルであるアルコキシカルボニル、好ましくは(C1〜C20−アルキル)アミノであるアルキルアミノ、好ましくはジ(C1〜C20−アルキル)アミノであるジアルキルアミノ、好ましくはC1〜C30−アルキルチオであるアルキルチオ、好ましくはC6〜C24−アリールチオであるアリールチオ、好ましくはC1〜C20−アルキルスルホニルであるアルキルスルホニル、または好ましくはC1〜C20−アルキルスルフィニルであるアルキルスルフィニル基である(そのそれぞれが、好ましくはアルキル、ハロゲン、アルコキシ、アリール、またはヘテロアリール基である1個以上の置換基によって場合により置換されていてもよい)〕の触媒を用いる、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
- 前記一般式(I)〜(III)(式中、X1およびX2は、同一であっても異なっていてもよく、水素、ハロゲン、擬ハロゲン、直鎖または分枝鎖C1〜C30−アルキル、C6〜C24−アリール、C1〜C20−アルコキシ、C6〜C24−アリールオキシ、C3〜C20−アルキルジケトナート、C6〜C24−アリールジケトナート、C1〜C20−カルボキシレート、C1〜C20−アルキルスルホネート、C6〜C24−アリールスルホネート、C1〜C20−アルキルチオール、C6〜C24−アリールチオール、C1〜C20−アルキルスルホニル、またはC1〜C20−アルキルスルフィニルを表す)の触媒を用いる、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
- 前記一般式(I)〜(III)(式中、X1およびX2は、同一であっても異なっていてもよく、それぞれ、特にフッ素、塩素、臭素またはヨウ素であるハロゲン、ベンゾエート、C1〜C5−カルボキシレート、C1〜C5−アルキル、フェノキシ、C1〜C5−アルコキシ、C1〜C5−アルキルチオール、C6〜C24−アリールチオール、C6〜C24−アリール、またはC1〜C5−アルキルスルホネートである)の触媒を用いる、請求項10に記載の方法。
- 前記一般式(I)〜(III)(式中、X1およびX2は、それぞれ、特に塩素であるハロゲン、CF3COO、CH3COO、CFH2COO、(CH3)3CO、(CF3)2(CH3)CO、(CF3)(CH3)2CO、PhO(フェノキシ)、MeO(メトキシ)、EtO(エトキシ)、トシレート(p−CH3−C6H4−SO3)、メシレート(2,4,6−トリメチルフェニル)またはCF3SO3(トリフルオロメタンスルホネート)である)の触媒を用いる、請求項10に記載の方法。
- 前記一般式(I)〜(III)
[式中、
Mは、ルテニウムであり、
X1およびX2は、いずれもハロゲンであり、特にいずれも塩素であり、
Z1およびZ2は、同一であっても異なっていてもよく、1〜4個、好ましくは1〜3個、最も好ましくは1または2個のヘテロ原子を有する五または六員環の単環式基、または、このような五または六員環の単環式基2、3、4または5個からなる二環式または多環式構造の基を表し(この場合において、前述の基はいずれも、好ましくはC1〜C10−アルキルであるアルキル、好ましくはC3〜C8−シクロアルキルであるシクロアルキル、好ましくはC1〜C10−アルコキシであるアルコキシ、好ましくは塩素または臭素であるハロゲン、好ましくはC6〜C24−アリールであるアリール、または好ましくはC5〜C23ヘテロアリールであるヘテロアリール基の1個以上によって場合により置換されていてもよい)、あるいは、Z1およびZ2は、一緒になって二座の配位子を表し、それにより環式構造を形成し、
R3およびR4は、同一であっても異なっていてもよく、それぞれ、C1〜C30−アルキル、C3〜C20−シクロアルキル、C2〜C20−アルケニル、C2〜C20−アルキニル、C6〜C24−アリール、C1〜C20−カルボキシレート、C1〜C20−アルコキシ、C2〜C20−アルケニルオキシ、C2〜C20−アルキニルオキシ、C6〜C24−アリールオキシ、C2〜C20−アルコキシカルボニル、C1〜C30−アルキルアミノ、C1〜C30−アルキルチオ、C6〜C24−アリールチオ、C1〜C20−アルキルスルホニル、C1〜C20−アルキルスルフィニルであり(そのそれぞれは、好ましくはアルキル、ハロゲン、アルコキシ、アリール、またはヘテロアリール基である1個以上の置換基によって場合により置換されていてもよい)、
Lは一般式(IVa)または(IVb):
R5、R6、R7、R8は、同一であっても異なっていてもよく、それぞれ、水素、直鎖または分枝鎖C1〜C30−アルキル、C3〜C20−シクロアルキル、C2〜C20−アルケニル、C2〜C20−アルキニル、C6〜C24−アリール、C1〜C20−カルボキシレート、C1〜C20−アルコキシ、C2〜C20−アルケニルオキシ、C2〜C20−アルキニルオキシ、C6〜C20−アリールオキシ、C2〜C20−アルコキシカルボニル、C1〜C20−アルキルチオ、C6〜C20−アリールチオ、C1〜C20−アルキルスルホニル、C1〜C20−アルキルスルホネート、C6〜C20−アリールスルホネート、またはC1〜C20−アルキルスルフィニルである(そのそれぞれは、好ましくはアルキル、ハロゲン、アルコキシ、アリール、またはヘテロアリール基である1個以上の置換基によって場合により置換されていてもよい)〕
の構造を有する]
の触媒を用いる、請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。 - 用いる触媒の量が、使用するニトリルゴムを基準にして、貴金属5〜1000ppm、好ましくは5〜500ppm、特に5〜250ppmである、請求項1〜15のいずれか一項に記載の方法。
- コオレフィン(好ましくは直鎖または分枝鎖C2〜C16−オレフィン、より好ましくはエチレン、プロピレン、イゾブテン、スチレン、1−ヘキセン、および1−オクテン)の存在下で実施する、請求項1〜16のいずれか一項に記載の方法。
- 反応混合物中のニトリルゴムの濃度が、反応混合物の総量を基準にして、1〜20重量%の範囲、好ましくは5〜15重量%の範囲である、請求項1〜17のいずれか一項に記載の方法。
- 10℃〜150℃の範囲、好ましくは20℃〜100℃の範囲の温度で実施する、請求項1〜18のいずれか一項に記載の方法。
- 分子量を低下させる反応を受けるニトリルゴムが、少なくとも1つの共役ジエンの反復単位、少なくとも1つのα,β−不飽和ニトリルの反復単位、および、場合により、メタセシス反応において共重合可能なさらなるモノマーの1個以上の反復単位を含む、コポリマーまたはターポリマーである、請求項1〜19のいずれか一項に記載の方法。
- 1種以上のさらなる共重合可能なモノマー〔好ましくはα,β−不飽和モノカルボン酸またはジカルボン酸、それらのエステルまたはアミド、より好ましくはフマル酸、マレイン酸、アクリル酸、メタクリル酸、メチルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、オクチルアクリレート、メトキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)アクリレート、およびメトキシエチル(メタ)アクリレート〕を使用する、請求項1〜20のいずれか一項に記載の方法。
- 前記ニトリルゴムのメタセシス反応の後に、ニトリルゴム中の不飽和C=C二重結合の水素化反応が続く、請求項1〜21のいずれか一項に記載の方法。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP07114656A EP2028194B1 (en) | 2007-08-21 | 2007-08-21 | Metathesis of nitrile rubbers in the presence of transition metal complex catalysts |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009046681A true JP2009046681A (ja) | 2009-03-05 |
JP2009046681A5 JP2009046681A5 (ja) | 2011-08-04 |
Family
ID=39111430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008212060A Pending JP2009046681A (ja) | 2007-08-21 | 2008-08-20 | 遷移金属錯体触媒存在下におけるニトリルゴムのメタセシス |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8362154B2 (ja) |
EP (2) | EP2028194B1 (ja) |
JP (1) | JP2009046681A (ja) |
CN (1) | CN101372518B (ja) |
AT (1) | ATE467644T1 (ja) |
BR (1) | BRPI0804882A2 (ja) |
DE (1) | DE602007006480D1 (ja) |
MX (1) | MX2008010686A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013503223A (ja) * | 2009-08-31 | 2013-01-31 | ランクセス・ドイチュランド・ゲーエムベーハー | 遷移金属触媒の存在下におけるニトリルゴムのメタセシス |
JP2013503228A (ja) * | 2009-08-31 | 2013-01-31 | ランクセス・ドイチュランド・ゲーエムベーハー | 水素化ニトリルゴムの製造方法 |
JP2013503226A (ja) * | 2009-08-31 | 2013-01-31 | ランクセス・ドイチュランド・ゲーエムベーハー | 場合により水素化された低分子量ニトリルゴムを含有する加硫性ポリマー組成物 |
KR101478474B1 (ko) * | 2010-08-09 | 2014-12-31 | 란세스 도이치란트 게엠베하 | 부분 수소화 니트릴 고무 |
US9346908B1 (en) | 2014-12-25 | 2016-05-24 | Industrial Technology Research Institute | Olefin-metathesis catalysts and method for preparing low-molecular-weight nitrile butadiene rubber |
US11549084B2 (en) | 2017-10-31 | 2023-01-10 | Lg Chem, Ltd. | Cleaning liquid composition and method for cleaning polymerization apparatus using same |
Families Citing this family (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8895667B2 (en) * | 2009-07-17 | 2014-11-25 | Tyco Electronics Corporation | Methods of making reversible crosslinked polymers and related methods |
EP2484700B1 (de) | 2011-02-04 | 2013-10-09 | LANXESS Deutschland GmbH | Funktionalisierte Nitrilkautschuke und ihre Herstellung |
WO2013056400A1 (en) | 2011-10-21 | 2013-04-25 | Lanxess Deutschland Gmbh | Catalyst compositions and their use for hydrogenation of nitrile rubber |
WO2013056461A1 (en) | 2011-10-21 | 2013-04-25 | Lanxess Deutschland Gmbh | Catalyst compositions and their use for hydrogenation of nitrile rubber |
WO2013056463A1 (en) | 2011-10-21 | 2013-04-25 | Lanxess Deutschland Gmbh | Catalyst compositions and their use for hydrogenation of nitrile rubber |
WO2013056459A1 (en) | 2011-10-21 | 2013-04-25 | Lanxess Deutschland Gmbh | Catalyst compositions and their use for hydrogenation of nitrile rubber |
CN104271607B (zh) * | 2012-04-28 | 2017-05-24 | 阿朗新科德国有限责任公司 | 丁腈橡胶的氢化 |
CN103030716B (zh) * | 2012-12-28 | 2015-06-17 | 苏州大学 | 一种改性二烯基聚合物的制备方法 |
US10799613B2 (en) | 2013-10-30 | 2020-10-13 | California Institute Of Technology | Direct photopatterning of robust and diverse materials |
CN106349409B (zh) * | 2015-07-20 | 2018-02-13 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种降低聚合物分子量的方法 |
JP7248677B2 (ja) * | 2017-12-08 | 2023-03-29 | アランセオ・ドイチュランド・ゲーエムベーハー | ルテニウム錯体触媒を使用してニトリルゴムを製造するためのプロセス |
WO2019207096A1 (en) | 2018-04-27 | 2019-10-31 | Arlanxeo Deutschland Gmbh | Use of ruthenium and osmium catalysts for the metathesis of nitrile rubber |
KR20210035780A (ko) | 2018-07-23 | 2021-04-01 | 아란세오 도이치란드 게엠베하 | 니트릴 고무의 복분해를 위한 촉매의 용도 |
CN113713858B (zh) * | 2019-04-22 | 2023-06-23 | 郑州大学 | 腈的α烷基化反应催化剂及其制备方法 |
KR102536751B1 (ko) * | 2020-04-07 | 2023-05-24 | 주식회사 엘지화학 | 촉매 조성물, 이를 포함하는 세척액 조성물 및 이를 이용한 중합장치의 세척방법 |
BR102021025716B1 (pt) * | 2021-12-20 | 2022-12-06 | Bernardo Barreto Alvarez | Processo para reciclagem de elastômeros, elastômeros reciclados, e, uso dos elastômeros reciclados |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003176294A (ja) * | 2001-08-24 | 2003-06-24 | California Inst Of Technol | 6配位ルテニウムまたはオスミウム金属カルベンメタセシス触媒 |
JP2004300444A (ja) * | 2001-06-12 | 2004-10-28 | Bayer Inc | 水素化ニトリルゴムの製造方法 |
WO2006127483A1 (en) * | 2005-05-20 | 2006-11-30 | Bridgestone Corporation | Method for preparing low molecular weight polymers |
JP2007500766A (ja) * | 2003-07-28 | 2007-01-18 | ファイヤーストーン ポリマーズ エルエルシー | エラストマー製造に用いた重合装置からゲル化不飽和エラストマーの除去 |
JP2007077394A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-29 | Lanxess Deutschland Gmbh | ニトリルゴムをメタセシスにより分解するための触媒の使用 |
Family Cites Families (31)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3700637A (en) | 1970-05-08 | 1972-10-24 | Shell Oil Co | Diene-nitrile rubbers |
DE2539132A1 (de) | 1975-09-03 | 1977-03-17 | Bayer Ag | Hydrierung von polymeren |
CA1203047A (en) | 1982-12-08 | 1986-04-08 | Hormoz Azizian | Polymer hydrogenation process |
CA1220300A (en) | 1982-12-08 | 1987-04-07 | Polysar Limited | Polymer hydrogenation process |
DE3329974A1 (de) | 1983-08-19 | 1985-02-28 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Herstellung von hydrierten nitrilkautschuken |
DE3433392A1 (de) | 1984-09-12 | 1986-03-20 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Hydrierung nitrilgruppenhaltiger ungesaettigter polymerer |
DE3529252A1 (de) | 1985-08-16 | 1987-02-19 | Bayer Ag | Verfahren zur selektiven hydrierung ungesaettigter verbindungen |
DE3540918A1 (de) | 1985-11-19 | 1987-05-21 | Bayer Ag | Verfahren zur selektiven hydrierung ungesaettigter verbindungen |
DE3541689A1 (de) | 1985-11-26 | 1987-05-27 | Bayer Ag | Verfahren zur selektiven hydrierung nitrilgruppenhaltiger ungesaettigter polymerer |
US4812528A (en) | 1987-07-06 | 1989-03-14 | University Of Waterloo | Polymer hydrogenation process |
US4816525A (en) | 1987-07-06 | 1989-03-28 | University Of Waterloo | Polymer hydrogenation process |
DE3932019C1 (ja) | 1989-09-26 | 1991-05-08 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen, De | |
DE4025781A1 (de) | 1990-08-15 | 1992-02-20 | Bayer Ag | Hydrierte butadien/isopren/(meth-)acrylnitril- copolymerisate |
CA2196061C (en) | 1992-04-03 | 2000-06-13 | Robert H. Grubbs | High activity ruthenium or osmium metal carbene complexes for olefin metathesis reactions and synthesis thereof |
US5831108A (en) | 1995-08-03 | 1998-11-03 | California Institute Of Technology | High metathesis activity ruthenium and osmium metal carbene complexes |
KR100823365B1 (ko) | 1999-05-24 | 2008-04-17 | 캘리포니아 인스티튜트 오브 테크놀로지 | 이미다졸리딘계 금속 카르벤 복분해 촉매 |
US7329758B1 (en) | 1999-05-24 | 2008-02-12 | California Institute Of Technology | Imidazolidine-based metal carbene metathesis catalysts |
WO2002020535A1 (en) | 2000-09-05 | 2002-03-14 | California Institute Of Technology | Highly active metathesis catalysts generated in situ from inexpensive and air stable precursors |
CA2329844A1 (en) | 2000-12-28 | 2002-06-28 | Bayer Inc. | Esbo enhanced hydrogenation |
TW593386B (en) | 2001-06-12 | 2004-06-21 | Bayer Inc | Process for the preparation of low molecular weight hydrogenated nitrile rubber |
US6841623B2 (en) | 2001-06-29 | 2005-01-11 | Bayer Inc. | Low molecular weight nitrile rubber |
US6818586B2 (en) * | 2001-08-01 | 2004-11-16 | Cymetech, Llp | Hexacoordinated ruthenium or osmium metal carbene metathesis catalysts |
EP1423195B1 (en) | 2001-08-01 | 2016-03-02 | California Institute Of Technology | Hexacoordinated ruthenium or osmium metal carbene metathesis catalysts |
WO2003087167A2 (en) * | 2002-04-05 | 2003-10-23 | California Institute Of Technology | Cross-metathesis of olefins directly substituted with an electron-withdrawing group using transition metal carbene catalysts |
CA2409429A1 (en) | 2002-10-17 | 2004-04-17 | Bayer Inc. | Hydrogenated nitrile rubber composites with improved proccesability |
CA2409434A1 (en) | 2002-10-17 | 2004-04-17 | Bayer Inc. | Polymer blends comprising low molecular weight nitrile rubber |
CA2409436A1 (en) | 2002-10-17 | 2004-04-17 | Bayer Inc. | Polymer composites comprising low molecular weight nitrile rubber |
CA2413607A1 (en) | 2002-12-05 | 2004-06-05 | Bayer Inc. | Process for the preparation of low molecular weight hydrogenated nitrile rubber |
CA2462011A1 (en) * | 2004-02-23 | 2005-08-23 | Bayer Inc. | Process for the preparation of low molecular weight nitrile rubber |
EP1757623A1 (en) | 2005-07-14 | 2007-02-28 | Lanxess Inc. | Process for the preparation of low mooney nitrile terpolymers |
ATE395377T1 (de) | 2005-07-14 | 2008-05-15 | Lanxess Deutschland Gmbh | Besser verarbeitbarethermoplastische elastomere auf basis nitrilkautschuk niedriger mooney viskosität |
-
2007
- 2007-08-21 DE DE602007006480T patent/DE602007006480D1/de active Active
- 2007-08-21 EP EP07114656A patent/EP2028194B1/en active Active
- 2007-08-21 AT AT07114656T patent/ATE467644T1/de not_active IP Right Cessation
-
2008
- 2008-08-08 EP EP08162052A patent/EP2028195A1/en not_active Withdrawn
- 2008-08-13 US US12/190,840 patent/US8362154B2/en active Active
- 2008-08-19 BR BRPI0804882-7A patent/BRPI0804882A2/pt not_active IP Right Cessation
- 2008-08-20 CN CN200810210863.6A patent/CN101372518B/zh active Active
- 2008-08-20 JP JP2008212060A patent/JP2009046681A/ja active Pending
- 2008-08-20 MX MX2008010686A patent/MX2008010686A/es active IP Right Grant
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004300444A (ja) * | 2001-06-12 | 2004-10-28 | Bayer Inc | 水素化ニトリルゴムの製造方法 |
JP2003176294A (ja) * | 2001-08-24 | 2003-06-24 | California Inst Of Technol | 6配位ルテニウムまたはオスミウム金属カルベンメタセシス触媒 |
JP2007500766A (ja) * | 2003-07-28 | 2007-01-18 | ファイヤーストーン ポリマーズ エルエルシー | エラストマー製造に用いた重合装置からゲル化不飽和エラストマーの除去 |
WO2006127483A1 (en) * | 2005-05-20 | 2006-11-30 | Bridgestone Corporation | Method for preparing low molecular weight polymers |
JP2007077394A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-29 | Lanxess Deutschland Gmbh | ニトリルゴムをメタセシスにより分解するための触媒の使用 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013503223A (ja) * | 2009-08-31 | 2013-01-31 | ランクセス・ドイチュランド・ゲーエムベーハー | 遷移金属触媒の存在下におけるニトリルゴムのメタセシス |
JP2013503228A (ja) * | 2009-08-31 | 2013-01-31 | ランクセス・ドイチュランド・ゲーエムベーハー | 水素化ニトリルゴムの製造方法 |
JP2013503226A (ja) * | 2009-08-31 | 2013-01-31 | ランクセス・ドイチュランド・ゲーエムベーハー | 場合により水素化された低分子量ニトリルゴムを含有する加硫性ポリマー組成物 |
KR101405744B1 (ko) * | 2009-08-31 | 2014-06-10 | 란세스 도이치란트 게엠베하 | 저분자량의 임의로 수소화된 니트릴 고무를 포함하는 가황성 중합체 조성물 |
KR101411751B1 (ko) * | 2009-08-31 | 2014-06-25 | 란세스 도이치란트 게엠베하 | 수소화 니트릴 고무의 제조 방법 |
KR101478474B1 (ko) * | 2010-08-09 | 2014-12-31 | 란세스 도이치란트 게엠베하 | 부분 수소화 니트릴 고무 |
US9346908B1 (en) | 2014-12-25 | 2016-05-24 | Industrial Technology Research Institute | Olefin-metathesis catalysts and method for preparing low-molecular-weight nitrile butadiene rubber |
US11549084B2 (en) | 2017-10-31 | 2023-01-10 | Lg Chem, Ltd. | Cleaning liquid composition and method for cleaning polymerization apparatus using same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US8362154B2 (en) | 2013-01-29 |
US20090054597A1 (en) | 2009-02-26 |
BRPI0804882A2 (pt) | 2010-06-15 |
DE602007006480D1 (de) | 2010-06-24 |
EP2028194A1 (en) | 2009-02-25 |
EP2028195A1 (en) | 2009-02-25 |
MX2008010686A (es) | 2009-03-05 |
EP2028194B1 (en) | 2010-05-12 |
CN101372518B (zh) | 2013-03-20 |
ATE467644T1 (de) | 2010-05-15 |
CN101372518A (zh) | 2009-02-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009046681A (ja) | 遷移金属錯体触媒存在下におけるニトリルゴムのメタセシス | |
JP5618454B2 (ja) | 新規な触媒系およびメタセシス反応のためのその使用 | |
JP5235561B2 (ja) | 触媒系およびメタセシス反応のためのその使用 | |
JP5393009B2 (ja) | ニトリルゴムをメタセシス分解する方法 | |
JP5393079B2 (ja) | メタセシス反応のための触媒 | |
JP5455337B2 (ja) | ニトリルゴムをメタセシス分解するための方法 | |
KR101318520B1 (ko) | 복분해에 의한 니트릴 고무 분해를 위한 촉매의 용도 | |
JP5564208B2 (ja) | 触媒系およびメタセシス反応のためのその使用 | |
TWI490040B (zh) | 製備低分子量氫化腈橡膠之方法 | |
TWI511786B (zh) | 製備氫化腈橡膠之方法 | |
JP2007224303A (ja) | ニトリルゴムのメタセシスのための増大された活性を有する触媒の使用 | |
EP2145680A1 (de) | Katalysator-Systeme und deren Verwendung für Metathese-Reaktionen | |
JP6352900B2 (ja) | ニトリルゴムの水素化 | |
EP2768867B1 (en) | Catalyst compositions and their use for hydrogenation of nitrile rubber | |
JP5990592B2 (ja) | 触媒組成物およびニトリルゴムの水素化のためのそれらの使用 | |
WO2013056463A1 (en) | Catalyst compositions and their use for hydrogenation of nitrile rubber | |
DE102005040939A1 (de) | Neuer Katalysator für den Metatheseabbau von Nitrilkautschuk | |
WO2019201730A1 (en) | Hydrogenation catalyst compositions and their use for hydrogenation of nitrile rubber |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110622 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110622 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130703 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130709 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20131009 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20131015 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131108 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20131203 |